カナエール報告書 2015 <東京・横浜> 10月 カナエール実行委員会 認定NPO法人ブリッジフォースマイル カナエール2015 を終えて カナエールは児童養護施設を退所した後、大学や専門学校へ進学する子どもたちを支援する奨学金 プログラムです。親を頼れない退所者たちは、経済的な厳しさから大学等へ進学を自由に選択するこ とができません。そのため、「どうせ自分なんて・・・。」「どうせ努力したって無駄。」と希望を失い、目標 を持てない子どもたちが少なくありません。カナエールは、大学等への進学の道を拓き、「希望格差」を 解消することをめざしています。 児童養護施設を退所する若者たちの専門学校や大学への進学率は20%。全国の平均75%の約4 分の1です。進学後の中退率は30%(全国平均10%)に上ります。 施設からの進学率が低い理由のひとつに、児童養護施設の職員が自信を持って子どもの背中を押 せる環境にない。ということがあります。最長4年間にもなる学費と生活費。親を頼れない子ども達は、 それらをアルバイトで稼がなくてなりません。もし中退したら、奨学金は借金として残り、就職も難しい。 せっかく進学しても、中退してしまう子をみている職員は、たくさんの心配を抱えています。安定を考え れば、就職させて送り出したい。ときに夢を諦めさせなければならない。「好きなことを、やったらいいよ。 」そういえたらどれだけいいでしょうか。葛藤の連続だと思います。 18歳で諦める事を受け入れなければならない。夢にむかい、挑戦しようとすることさえ叶わない。私 達はこの現実を知り、それはおかしいと思いました。解決策がないならばつくるしかない。そうして5 年前、カナエールというプロジェクトが立ち上がりしました。進学の道を拓き、児童養護施設の若者たち のこの「希望格差」の解消を目指し、カナエールは5年間走ってきました。 頼れる親のいない児童養護施設の若者に「やってみなよ。」と、背中を押したい。夢をかなえるために 、挑戦し続けるという選択を手にして欲しい。必要なのは、「応援してくれる人の存在」です。本気で120 日間向き合ってくれるエンパワメンバー、夢スピーチという決意表明を、顔がみえる距離で受け止めて くださるコンテスト来場者。協賛・協力企業。そして、卒業までの奨学金を提供する継続サポーター。ひ とつひとつの欠かすことのできない存在が揃って,はじめて、カナエールは応援をつなぐことができます。 皆様のお陰で、5年間で75名がスピーチの舞台に立ち、合計4500万円の奨学金を給付してまいりま した。12名の卒業生を送り出すことができました。 夢をかなえイキイキと活躍する卒業生の姿は、施設にいる子どもたちにとって希望のロールモデルと なります。昨年のコンテストの観客席にいた子が、今年はカナエルンジャーとして舞台に立つという嬉し い出来事もおこっています。 カナエールは、これからも児童養護施設の子ども達の「希望格差」をなくし、応援のバトンをつないで いきます。そして、そのためには、子ども達の可能性を信じて応援して下さる皆さまの存在が不可欠な のです。 5年前の2011年、東京1カ所でスタートしてスピーチコンテストは、2014年から東京・横浜・福岡の3カ 所での開催が可能となりました。まだまだ至らない事も多いですが、全国展開を目標に、これからも一 歩づつ前進してまいります。これからも、カナエールとカナエルンジャーをどうぞよろしくお願いいたし ます。 カナエール東京・横浜2014 実行委員長 認定NPO法人ブリッジフォースマイル 植村 百合香 1 カナエールとは? カナエルンジャー 支援対象者 児童養護施設退所後、 進学し、夢をかなえたい若者 スピーチコンテスト 奨学金 夢を発信し、応援者を募る 場夢や自分と向き合うため のプログラムを用意 コンテスト出場を条件に給付 一時金30万円 卒業まで月々3万円 意欲 資金 エンパワチーム SNS 奨学金継続サポーター サポートボランティア コンテストまで、原稿作成や 紹介VTRづくりを行う 支援者との交流サイト 一般非公開 1口2000円の継続寄付 15口で一人を支える PC、通信機器 スペシャルアンバサダー チャリティイベント 講師 物品提供 コンテスト上位者への副賞 来場者へのお土産 ボランティア研修、 スピーチ研修を行う アドバイザー エンパワチームの相談役 ITに触れる機会の提供 授与:ノートPC 貸与:Pocket-‐Wi-‐Fi、 iPhone カナエールに賛同している著名人 寄付先として参加 PRの機会 審査員 コンテストの審査員 実行委員会 当日ボランティア コンテスト来場者 寄付者 協賛企業 プロジェクトの企画、 運営を行う コンテストの運営ボランティア コンテスト来場者 夢チケットは奨学金に充 てられる 一般寄付 チャリティイベン ト等での寄付 カナエールへの 資金提供 2 カナエール2015実施概要 カナエール2015は、昨年に続き、東京、横浜、福岡の3か所開催となった。 横浜では、横浜市との共催で実現。「横浜市社会福祉基金」を奨学金の原資とし、運営は引き続きブリッジフォースマ イルが担うこととなった。 福岡は昨年に引き続き、現地のNPO法人スマイリーフラワーズの運営による開催が実現した。 ●主催 カナエール2015実行委員会 ●運営 認定NPO法人ブリッジフォースマイル ○横浜共催 横浜市こども青少年局 ○福岡運営協力 NPO法人スマイリーフラワーズ ●後援 厚生労働省 ●カナエール2015 実施スケジュール 東京 横浜 11/11~1/7 11/1~12/31 12/14 12/15 1/11,15,18,20,24,27,31 11/25,12/7 奨学生募集開始~締め切り 児童、施設職員向け募集説明会 サポーター募集説明会 奨学生面接審査 1/31,2/1 2/1 2/15,2/22 3/7,17,4/4,19,5/28,6/6 3/22 2/28 3/8 3/28-‐29 3/28,29 5/10 4/26,5/17 奨学生オリエンテーション 合宿 サポーター相談会 事前発表会 5/17 5/24 5/30,6/7,13 スピーチトレーニング 夢スピーチコンテスト 1/18,1/25 2/15 サポーター研修 サポーター(クリエーター)研修 福岡 6/20 5/17 6/28 7/5 7/26 7/12 解散式 6/7 ●カナエール2015 カナエール参加者 東京 横浜 福岡 395 365 563 カナエルンジャー(奨学生) 10 6 6 エンパワチーム(サポーター) 30 18 18 審査員 4 5 5 コンテスト運営スタッフ 41 31 36 実行委員 25 28 29 合計 505 453 657 コンテスト来場者 ※なお、当報告書はカナエール東京・横浜に関してまとめたものです。カナエール福岡の報告書は別途ご参照ください。 3 支援対象者『カナエルンジャー』 カナエールの支援対象者は奨学生であると同時にコンテスト出場者でもある。本プログラムにおいて、奨学生はカナエ ルンジャーと呼ばれる。東京会場では企業協賛枠の東北エリアでの募集も2013年に続き今年も行い、横浜市より委託 を受け、東京、東北10名、横浜6名の合計16名のカナエルンジャーたちが内定を得ることができた。横浜市は資格、就労 につながる進学であること、またコンテスト後、卒業まで月に1回、よこはまPort Forでの面談を行うことを条件とした。 1、募集 【期間】 2014年11月11日~2015年1月7日 【対象者】 施設で生活する高校2、3年生、もしくは進学中の施設退所者 【方法】 東京都、千葉県、神奈川県、横浜市、埼玉県内にある児童養護 施設及び、自立援助ホーム(横浜市は、母子生活支援施設、児童自立支 援施設、里親家庭も含む)に、出場者募集案内を送付。 2、選考 応募書類 ・設問4つ「今まで努力してきたこと」等 ・課題2つ 「自分について、友人へインタビュー」 「あなたの夢」(以上すべてWord) ・資金計画表(Excel) ・施設職員からの推薦状 【期間】 2015年2月上旬 【選考方法】 選考基準に従い選考委員による書類選考と面接の総合判 断。 選考基準 【選考委員】 1、意欲 2、共感力 3、継続力 4、内省力 5、他者への感謝、思いやり 中山 正雄 …白梅女子短期大学教授 島田 妙子 …株式会社イージェット 代表取締役 草間 吉夫 …前高萩市長 鶴飼 一晴 …児童養護施設 唐池学園施設長 白石 康次朗 …海洋冒険家 黒岩 禅 …実行委員/株式会社佐藤商会執行役員/(施設退所者) 木幡 美子 …フジテレビCSR推進プロジェクト室 細野 博嗣 …横浜市こども青少年局こども福祉保健部長 谷口 千尋 …横浜市こども青少年局こども福祉保健部こども家庭課長 中山 努 …横浜市こども青少年局こども福祉保健部こども家庭課 羽塚 順子 …カナエール副実行委員長/MotherNess 代表 荻野 淳也 …カナエール副実行委員長 【応募者数】 ・東京/東北14名(男性7名、女性7名)・横浜6名(男性3名、女性3名) 【選考決定者内訳】 ※応募時 ・東京/東北 :高校2年7名、高3校年7名/男性7名、女性7名 ・横浜 :高校3年5名、専門1年1名/男性3名、女性3名 【選考決定者出身施設】 ・東京/東北 東京3名、埼玉2名、千葉4名、福島1名 ・横浜 横浜市3名(うち児童養護施設2名、里親1名) 川崎市1名、湯河原町1名、横須賀市1名 夢の多様性 ◎例年、保育士や教員、福祉の仕事に 就きたいという応募者が大多数だった のに対して、今年の応募者の夢は様々 なジャンルにわたっていた。 ウェディングプランナー、声優、ジャー ナリスト、ドッグトレーナー、料理人、ス ポーツトレーナー、検察事務官、臨床 心理士、保育士、テレビカメラマン、看 護師、などである。「地に足の着いた職 業を」といった固定観念にとらわれるこ となくいろいろな職業への夢が広がり、 その実現に向けて着実に歩みだしてい ると実感した。 3、通知 【期間】 2014年2月中旬 【通知方法】 電話で内定の連絡後、合格書類一式を郵送。 振り返って 今年は横浜が募集定員10名程度に対して、応募が6名と定員割れとなった。進学児童のいる施設に何が応募の障壁に なっているのかと尋ねると、『大勢の前でスピーチすることやスピーチ原稿作成に際して自身の過去と向き合うことが厳 しい児童もいる』といった声があがった。カナエールでは常に付きまとう課題ではあるが、来年度はより詳しく説明を重ね、 応募に向けての不安や疑問を解消できるようにしたい。 4 サポートボランティア 『エンパワメンバー』 カナエールで重要な役割を担うのが、サポートボランティアである「エンパワメンバー」。大勢の前で夢を語るという課題 を乗り越えるため、カナエルンジャー1名につき、エンパワチーム3名で支える体制をとっている。今年は48名のエンパワ が東京会場、横浜会場のカナエルンジャーたちを支えた。スピーチコンテストまでの120日間、関係性を築きながら、一 緒に準備を行った。 1、募集 募集を難しくする必要条件 【期間】 2014年12月~2015年2月 【方法】 インターネット(HP、facebookなどのソーシャルメディア)、 外部団体に要請・人づてでの紹介 【募集人数】 メンター16名、クリエーター16名、マネージャー16名 合計48名 【活動内容】 120日間集中して行われる活動、児童養護施 設の若者への支援というボランティア内容の ハードルの高さから、エンパワチーム募集は 簡単でない。 加えて、1、メンターとカナエルンジャーを同 姓にする 2、チームを同じ姓だけにしない 3、それぞれ離れすぎない居住地 という条件も重ねるため、カナエルンジャー のプロフィールとも調整しなければならない。 ・メンター:スピーチ原稿作成、メンタルサポート ・マネージャー:チームメンバーの日程調整、事務局との連絡、進捗報告 ・クリエイター:コンテストで上映する紹介VTRの作成、デジタルビデオを 使っての撮影、編集ソフトを使っての編集、学生を可能とした。 2、チーム編成 住所や性別、年齢などを判断材料に16チームの組み合わせを行った。 3、研修 参加費 エンパワの方々には活動についての参加費を いただいている。今年は12000円となった。 参加費の内訳は、各活動の飲食費、会議室 使用料、合宿費、Tシャツ代である。 参加のハードルは高くなると考えるが、運営に おける必要経費となるためエンパワの方々に 負担をお願いしている。 【エンパワ研修】 児童養護施設についての知識、リスク管理、コミュニケーション クリエイター研修 日時:2015年2月15日(日)13:00-‐18:00 会場: パソナグループ東京本社 クリエイターは、チーム中に撮影したものを 家に帰ってから行う作業がほとんどであるた め、苦労が見えづらく、制作時間も膨大とな る。フォローを手厚くするため、6回にわたり、 定期的に相談会を開催した。結果、クリエイ ター同士のつながりが生まれ、モチベーショ ンの継続につながった。 参加者: エンパワメンバー40名、実行委員16名 【クリエイター研修】 映像制作が初めての方が殆どであるため、研修を6回行い 継続的に手厚くサポートを行った。 編集ソフトを貸与くださっているアドビシステムズ様による研修も開催。 4、サポート体制 【専門的なアドバイス】 昨年同様、映像のプロがチームリーダーとなりアドバイス、スピーチや紹介VTRの チェックを行った。トレーニングチーム、クリエーターチームともにリーダーのほかSVを設けサポートしてもらった。 【情報共有】 B4SSNSに集約。カナエルンジャーとのやりとりはLINE。実行委員とはFB、など、SNSを駆使して 連絡や情報共有を行った。 【その他】 エンパワ相談会実施のほか、クリエイターだけの相談会も設け、エンパワチームの不安や疑問をス タッフとともに共有し、解決した。 振り返って 今年もエンパワ集めに苦戦した。通常、隔月で行っているボランティア登録会をエンパワ募集のため、臨時登録会を7回 行い、実行委員も参加し、登録会に来てくださった方々への声かけを積極的に行った。また、カナエルンジャーの応募と 時期が重なったため、よりエンパワ募集への力を入れるべく、来年度は時期をずらして応募を開始することとした。 5 オリエンテーション カナエルンジャーがはじめて集合し、エンパワと初対面する場である。チーム発表を行い、120日間をともにする仲間 も明らかになる。オリエンテーションの主な目的は、①チームで打ち解ける ②カナエールのゴールを理解する ③カ ナエール活動中のコミュニケーション手段とルールを理解する の3点だ。昨年に引き続き、東京10チームと横浜6チ ームでの合同開催とした。 1、概要 【日程】 2015年2月28日 (土) 【会場】 きゅりあん品川 【参加者】 カナエルンジャー16名、エンパワ44名、実行委員21名 【内容】 写真撮影、カナエールプログラムの流れの説明、カナエルン ジャー同士の親交を深めるワークショップ、カナエルンジャーとエンパ ワの顔合わせ、チーム発表、Chromebook研修(導入編)、チームビ ルディングワークショップ プログラムについて丁寧に説明 2、写真撮影 カナエルンジャーは、チラシやWebに掲載するアイコンとなるシルエッ トのための全体写真を撮影。会場到着早々、まだ知らぬ仲間達 の前での撮影には緊張感が漂っていたが、本年度は「共に夢を目指 す仲間」を求めるカナエルンジャーも多く、早々に積極的にお互いが コミュニケーションをとる様子が窺えた。 3、自己紹介~概要説明 午前中はカナエルンジャーに対するレクチャーを実施。それぞれ自己 紹介を行った後、カナエールの歴史や仕組み・プログラム概要などを 説明した。併せて、コンテスト終了後も一人ひとりの卒業までを見守 Google様によるChromeBook研修を実施 本年度は、プログラムに賛同くださったASUS JAPAN様よりChromeBookを提供頂いた。チ ーム活動中のコミュニケーションツールとし てカナエルンジャー一人ひとりに貸与するも のだが、最新鋭のChromeBookを目にする のは大人もほぼ初めて。そこで、Googleの 有志ボランティアの皆さまにご協力いただき 、本年度初めてオリエンテーション内での研 修を実施した。専門家から提供頂く研修内 容は、参加者にとっても非常に有用な機会 となった。 る“グランドカナエール”について伝える。コンテストとその後の流れを 描き、緊張と不安と期待が入り混じる中、コンテストまでの120日間の スタートを切った。 エンパワ&B4S事務局による施設訪問 4、顔合わせ&チーム発表 エンパワが担当するカナエルンジャーの出 身施設を訪問し、担当職員へのあいさつと 活動中懸念される事項等をアドバイスいた だいた。昨年度の反省を踏まえ、B4S事務局 の施設支援チームとも連携してよりサポート 体制を強化するため、事務局の施設担当も 同行しての実施とした。早期から施設との連 携を実現することで、施設・エンパワ・事務 局それぞれの立場からカナエルンジャー多 角的にサポートすることを目指した。 カナエルンジャーへのレクチャーはお昼前に終了し、エンパワの花道 に迎えられて全体で合流。総勢約80名のメンバー全員で自己紹介を 行い、交流を深めるワークショップを実施した。カナエルジャーやエン パワ達の、ワークや関わり方の様子を見ながら、チーム発表を行う。 例年一人ひとり順番に発表していくところ、途中誤っていっぺんに名 前が映し出されるというハプニングもあったが、お互いに歩み寄ろうと しながらよい雰囲気を作り上げていた。 振り返って 本年度は、コミュニケーションツール受け渡しができる条件が整っていたため、 ChromeBookやWi-fi、iPhone4などをこの 場を利用して貸与した。ChoromeBookに関しては、前述の通りGoogle様ご協力の下研修も実施することができた。早い 段階でのこれらツールの受け渡しは、チーム活動が始まる4月までの1ヶ月間、カナエルンジャーとエンパワがコミュニ ケーションをとる上でとても有用であった。一方で、インプットが多いオリエンテーションでChromeBook研修を加えること の難しさも感じ、来年度はコミュニケーションツール研修に特化したプログラムを追加することを検討したい。また、一度 に20本のWi-Fiを利用する環境が整っておらず、ウェブを利用しながら進める研修にあたって事前のWi-Fi稼働確認等の 重要性も認識したオリエンテーションであった。 6 1泊2日の合宿 東京、横浜合同で1泊2日の合宿を行った。宿泊ではなかったが、目的は例年通り、チームの関係性を深め、本番に向 けての気持ちを高めていくことである。2日間、さまざまなプログラムを設け、チーム別のワークを中心に実施した。 1、実施概要 【日程】 2015年3月28日(土)、3月29日(日) 東京・横浜合同での合宿実施 【会場】 セミナーハウス常総 今年は会場に恵まれ、東京・横浜合同 で合宿を開催することができた。食事や お風呂、就寝前の小話の時間、ちょっと した休憩時間・空き時間に一緒にスポー ツをするなど、合宿ならではのチームの 垣根を越えた交流があった。6時集合で 出発した早朝の散歩では、全員が遅刻 することなく集合し、雰囲気の良い原っ ぱあるの公園まで思い思いに歩いた。 天気も良く、和やかな雰囲気の中でチー ムやカナエルンジャーの集合写真を撮る ことができた。穏やかに流れる時間の 中で、ワークとは違った交流ができたひ とときとなった。 【参加者】 ・1日目: カナエルンジャー 16名、エンパワ45名、実行委員22名 ・2日目:カナエルンジャー 16 名、エンパワ47名、実行委員21名 【内容】 チームビルディングワークショップ、夢を掘り下げるワーク、 ChromeBook研修第2弾(実践編)、チームフラッグ作り、原稿作り、 プレプレスピーチ 2、チームビルディング・ワーク 例年通り、初日は『チーム対抗謎解きゲーム』から開始。チーム内の温 度が上がったところで、①自分のモチベーションの源泉を探る ②自分 の夢をストーリー化する ③理想の自分になってインタビューを受ける という3つのワークを実施した。これらのワークは、東京と横浜で会場を 分け、さらにチーム別でのワークとし、カナエルンジャーだけでなくエン パワも同様に取り組む。お互いの考え方や夢を語り合うことで、チーム 内での相互理解を促進した。 3、チームフラッグ作成 チームの想いや意気込みを絵や言葉にして表わす「チームフラッグ」作 りを実施した。チームによっては目標をどこに設定するか意見がぶつ かったり、休憩時間も利用して完成を目指すなど熱心に取り組む姿が 先輩からのメッセージ 児童養護施設出身の先輩であり、スペシャ ルアンバサダーの黒岩禅さんからのプチ講 演会を今年も設けた。 笑いがありつつも真剣なまなざしで話を聴 くカナエルンジャーたち。併せて、カナエル ンジャー同士の時間も設けた。本人たちの 仲間意識が高かったことに加え、入浴やご 飯、休憩時間に一緒に遊ぶなどの時間を 通し、打ち解けてお互いざっくばらんに 気持ちを話していたのが印象的であった。 印象的であった。2日目の午前中には各カナエルンジャーが想いを込め て発表し、一人ひとりの個性が映し出されたフラッグが出来上がった。 4、2日間の集大成となるプレプレスピーチ 初日にチームで実施したワークをもとに、カナエルンジャーを中心に、い よいよスピーチの初稿となる原稿を作成。この合宿で作り上げたチーム フラッグ16枚に囲まれたステージで、1人ずつがスピーチを行った。数時 間という、短時間での原稿作成とスピーチを通し、メンバーそれぞれが 自分のチームのスピーチの方向性や現時点での立ち位置を知ることが できた時間となった。ここからいよいよコンテストに向けたカナエールが 思いのつまったフラッグ 始まる、という気持ちを新たに合宿は幕を閉じた。 振り返って 昨年度に2日間の通い研修を実施し、本年度改めて合宿を行ったことで、プログラムにおける有用性やコストを検証す る材料ができた。交流する時間は多少はあるものの、やはりこの2日間に求められるものは多い。昨年度の通い研修 と同様、分単位で定められたプログラムのスケジュールを、ほぼ缶詰め状態で遂行することがメインとなってしまった。 今後、『宿泊合宿』の機能をより生かすためのプログラムの目的や構成を再検討する機会ともなった。 7 プログラムに必要な機材等のサポート カナエルンジャーとエンパワメンバーのチーム組みでは、「それぞれの活動範囲が可能な限り近いこと」も考慮にいれ ているが、東京都内だけでなく、千葉や埼玉からの応募も増えてきた昨今、通信機器を使ってコミュニケーションをとる ことが欠かせなくなってきている。本年度は5社様からの賛同をいただき、活動に必要なツールを提供頂いた。 1、ASUS JAPAN 様によるChromeBookの寄贈 【目的】 主にチーム内での活動を円滑にすすめるためのコミュニケーション ツールとして利用 【内容】 ブリッジフォースマイルに対する寄贈 25台 (東京カナエルンジャー10台、横浜カナエルンジャー6台、福岡カナエルンジャー6台、 モデルチームのエンパワ2台、事務局1台) ※スピーチコンテスト終了後事務局にて回収し、来年度のカナエルンジャー達が 利用できるよう初期化処理 2.エクスコムグローバル 様によるイモトのWi-Fiの貸与 カナエールにおける最新テクノロジ ーの導入、ChromeBookの活用 【目的】 ChromeBookを利用するための接続機器として利用 本年度、今まで利用してきたPCとは異 【内容】 活動開始~スピーチコンテスト終了までの期間の貸与 22台 なり、初めてChromeBook を利用して原 (東京カナエルンジャー10台、横浜カナエルンジャー6台、福岡カナエルンジャー6台) 稿作成やチームでの遠隔会議を行った。 Wordやスカイプ等のソフト動作がすべて クラウド上で行われるという、新たな形 3.ソフトバンクモバイル様によるiPhone4の貸与 【目的】 エンパワメンバーと円滑に連絡を行うためのツールとして利用 【内容】 活動開始~スピーチコンテスト終了までの期間の貸与 3台 態のコミュニケーションツールを利用す ることから、東京2チーム・横浜1チー ム(計3チーム)にモデルチームとして協 (東京カナエルンジャーに2台、横浜カナエルンジャーに1台) 力を仰ぎ、カナエールにおける ChromeBookの有用性を見極めた。 4、アドビ システムズ 様による映像編集ソフト貸与とクリエイター研 修の実施 インターネットへの接続がなければさま 【目的】 コンテストにおけるカナエルンジャー紹介VTR作成用ソフトとして、 クリエイター(エンパワメンバー)が利用 【内容】 活動開始~スピーチコンテストまでの期間のソフトウェア提供 ざまな機能の利用ができないという面 はあるものの、オンライン上での原稿作 成や修正などの共同作業はとても便利 だと好評であった。また、ハングアウト 機能を利用して遠隔にいながらにして同 【借用台数】 Adobe Creative Premiere Pro 10名分、 じ資料を目にしながら会議を進めること Adobe Elements10 10名分 ができる・チーム専用の掲示板を簡単 に作成し、リアルタイムにスケジュール 5.キヤノンマーケティングジャパン様によるビデオカメラの貸与 管理を行うなど、お互い忙しいカナエル 【目的】 コンテストにおけるカナエルンジャー紹介VTR作成のための記録 用機材として、クリエイター(エンパワメンバー)が利用 【内容】 活動開始~スピーチコンテスト終了までの期間の貸与 18台 ンジャーとエンパワ間のコミュニケーショ ンツールとしてChrome- Bookはカナエールにおいても非常に有 用であることが分かった。 振り返って ChromeBookに限らず、児童養護施設(特にまだ措置中の児童に関して)では、防犯上の観点から施設内でのインタ ーネットの利用を制限しているところが少なくない。年々、高校2年生時点でカナエールに参加する奨学生の増加がみ られる中、PCの代替となるような機器やWi-Fi、iPhone4の貸し出しは、施設内の風紀を乱さないよう慎重に行っていく 必要性を感じる。本年度は、Parental Control(アクセス制限や、親(登録者)が閲覧履歴を確認できる)機能を利用し 、インターネット利用におけるリスクの軽減を図った。インターネット利用への免疫が少ない子ども達へのリスク対策と しては有用だったと考えられるため、来年度も同様にこの機能を活用していきたい。 8 チーム活動 合宿が終了すると、いよいよカナエルンジャーとエンパワメンバーだけの『チーム活動』がスタートする。今後、全体で 集まる機会は、事前発表会とスピーチトレーニングのみ。コンテストに向けた原稿作りと紹介VTRの作成は、トレーニ ングチームによるスーパーバイズのもと、チームごとに進めていく。 1、仕事人インタビュー チーム活動の大きなコンテンツの一つ。実際にカナエルンジャー達が 目指す仕事をしている人や、理想となる人たちに会って話を聞くなど し、自分が本当にやりたいこと・取り組みたいことを明確にしてく。48 名のエンパワや20数名いる実行委員のネットワークを駆使し、カナエ ルンジャーが会いたい人たちとの縁をつないでいくことも、彼らの可 能性を広げていくうえで大切である。また、カナエルンジャーの視野を 広げ、なりたい自分をイメージすることを通し、意欲面がより一層強化 されるためにも肝となるコンテンツである。 2、原稿の作成 チームを超えた絆。相互の協力体制 原稿ができ始めると、スピーチを練習す るチームも出てくる。今年はチーム単体 でだけでなく、いくつかのチームが合同で 、エンパワメンバーのオフィスを借りるな どしてスピーチ練習をし、アドバイスをし あう姿が印象的であった。チームごとの 活動が基本ではあるものの、必要な部 分でお互いに協力する体制がより強まった 2015年度のチーム活動となった。 メンターが中心となりつつ、チームでカナエルンジャーの夢の原点を 掘り下げていく。カナエルンジャーはコンテストまで何度も自分と向き 合い、エンパワに相談しながら、やりたいことや伝えたいことを明確に していく。事前発表会後に改めてゼロから作り直すチームや、最初か ら軸がしっかりしていて、それに沿って肉付けをしていくチームなどさ まざまであった。 3、紹介VTRの制作 コンテストでは3分間の映像を上映する。スピーチだけでは分からな いカナエルンジャーの日常の様子や素顔、活動中の成長の軌跡を 知ってもらうことを目的としている。紹介VTR制作を担当するクリエイ Wi-Fi・ChromeBookの貸与と活用 ターの参加条件には、スキルや経験の有無は設けていない。当然、 映像制作がプロ並みの人もいれば、初心者もいるため、バックアップ 体制を充実させている。経験に富んだアドバイザー役のメンバーが サポートし、編集ソフトを貸与くださっているアドビシステムズ様による クリエイター研修も開催いただいた。初めは撮られることを嫌がって いたカナエルンジャーもいるが、チームでの信頼が築かれていくに 従って自然な表情が見られるようにもなってきた。そんな変化を受け、 「しっかり伝えたい!」と徹夜をして映像を作りあげる情熱的なエンパ 本年度のカナエルンジャーは、東北枠 1名に加え、千葉や埼玉からの参加が増 加した。そのため、エンパワメンバーとの マッチングでどうしても遠方同士となって しまうチームも。この際、ChromeBookの 『ハングアウト』機能やグーグルドライブを 利用し、遠隔地にいる場合でもよりス ムーズにミーティングや原稿作成を進め るチームが多くみられた。 ワもいた。 振り返って 5年目を迎えた今年は、プログラムの終始を通し、エンパワメンバーを含めたチーム活動が安定していたというのが一つ の特徴であった。一つひとつの活動に対するコミットメント力が高く、徐々にカナエールで行う活動の意義や位置づけが、 エンパワメンバーにも根付いてきているのではないかと考えられる。一方で、初めてのケースとして、エンパワメンバーを 再編成するという事態もあった。施設の担当職員やトレーニングチーム、そして何より新メンバーのフォローにより、カナ エルンジャーも最後まで走りきることができたが、来年度は、エンパワメンバーに対する事前研修の見直しや活動時の エンパワメンバーへのフォロー体制を再検討し、再発防止につなげていきたい。 9 事前発表会とスピーチトレーニング コンテストまで約1ヶ月前となった時点で、全体が集合し、追い込みのブラッシュアップを行う大切な機会である。本 番に見立てた緊張感がある空間で、スピーチの予行演習とトレーニングを行う。本年度も、フジテレビCSR推進プロジ ェクトのご協力をいただき、アナウンサーの皆さんによる本格的なスピーチトレーニングとフィードバックをしていただ いた。本番の関門となるこのプログラムを乗り越え、コンテストまでのプログラムはいよいよ佳境を迎える。 1、事前発表会 【日時】 東京:5月17日 横浜:5月24日 クオリティUPのターニングポイント 【会場】 いずれもパソナグループ本社 チーム活動の中では自分のスピーチの出 【参加者】 東京:カナエルンジャー10名 エンパワ30名 実行委員19名 来の良し悪しやレベル感がわからないが、 横浜:カナエルンジャー6名 エンパワ17名 実行委員19名 全体で行う事前発表会やスピーチトレー 【内容】 ニングが自分の立ち位置を知る重要な機 会となった。 ・原稿をもとにスピーチ/映像チェック ・トレーニングチーム及びフジテレビアナウンサーよりフィードバック ・コメントカードによるフィードバック(参加者全員から) またその後の変化が非常に大きかったと いう点からタイミング・プログラム内容とも に効果が高かったと感じる。アナウンサー ・発声等のトレーニング からのフィードバックやアドバイスに加え、 ・フィードバックを受け、各チームでトレーニングや原稿の練り直し、 仲間であるカナエルンジャー達の頑張りも ブラッシュアップ 大いに刺激になったようであった。 2.スピーチトレーニング 【実施回数】5月30日・6月30日(午前と午後)、6月8日(午前のみ)計5回 【会場】パソナグループ本社 【講師】 梅津弥英子アナウンサー、奥寺健アナウンサー、川野良子アナウンサー 、小穴浩司アナウンサー、木幡美子氏(CSRプロジェクトチーム)、崔雋氏 (CSRプロジェクトチーム) 【内容】 ・スピーチ発表→フィードバック→修正指導→再発表という流れで約2時間 ・1回につき3~5チーム参加。計5回実施。 ・アナウンサーによる原稿の指導は、スピーチ内容の修正というよりは、 伝えたいことを更に効果的に観客に届くよう、表現の工夫や分かり易さ に重点を置いたものである。 スピーチトレーニングは、本番から約2週間前に、フジテレビアナウンサ ーによる個別のフィードバックをいただく機会である。一人ひとりへのフィ ードバックにじっくり時間が持てるよう、3日間・5回に分けて、スピーチト レーニングを行った。事前発表会を経て、発声練習を日常的に取り入れ るチームも出てくる頃である。発表の様子、原稿の内容をじっくりと見ても らい、スピーチや表現のクオリティを高めていく。 本番の最終関門、事前発表会 事前発表会でのスピーチは、本番を迎え るにあたってもう一つの大きな役割を果た す。それまでのチーム活動の一つの成果 として、カナエルンジャーの取り組みが本 番の舞台に立つにふさわしいかどうかを 判断する最終関門としての機能である。 本年度も全員が通過したが、横浜のカナ エルンジャーに関しては、条件付きの合格 であり、スピーチトレーニングにて全員通 過が決定した。 振り返って 事前発表会の構成はほぼ昨年どおり。東京と横浜を分けて開催したのも、時間の充実を考えれば適確な判断だった。 カナエルンジャーは、思ったように発表できなかったという感想を持つ子が殆ど。本番の緊張を体感することで、焦りとと もにエンジンをかける事になった。エンパワチームにとっても、客観的にカナエルンジャーのスピーチを聴く機会であり、 ここのタイミングでの発表の機会とブラッシュアップの重要性を改めて実感する事ができた。 スピーチトレーニングでは、個別指導の時間をじっくりとることもでき、アナウンサーの皆様のご協力のもと、スピーチト レーニングの理想的な形が確立されてきた。 10 夢スピーチコンテスト カナエールのメインイベント。カナエルンジャーが、支援者に直接自分の夢を語る場。コンテスト出場は、奨学金 給付の条件となっている。昨年に引き続き、東京・横浜・福岡の3会場で開催。 コンテスト会場には、夢チケット購入者の他、奨学金継続サポーター、協賛企業社員、児童養護施設在所中の 児童、カナエルンジャー関係者、プレス関係者を招待した。 児童養護施設出身者によるライブ 1、実施概要 【日時・会場】 東京会場:2015年6月20日13時〜16時半/四谷区民ホール 横浜会場:2015年6月28日13時〜16時半/横浜市開港記念会館 【参加者】 東京会場:観客 395名 コンテスト運営スタッフ 64名 MC 2名 児童養護施設出身者のYANO BROTHERS とご縁があり、今年度もゲストライブを 実施。当日は、最前列に座ったカナエル ンジャーに対する熱いメッセージをMCに 、歌は夢をテーマにした2 曲”夢”と”DREAM”を披露いただいた。 審査員 4名 エンパワチーム30名 カナエルンジャー10名 横浜会場:観客 365名 コンテスト運営スタッフ 57名 MC 2名 審査員 5名 エンパワチーム18名 カナエルンジャー6名 【プログラム】 1. オープニングムービー、開会宣言 2. 児童養護施設についての説明 副賞 ※以下、敬称略 グッズセット(ウェルカム/DEAN&DELUCA) ギフトセット(オタフクソース) 商品券(AOKI) 参加賞 ミニトートバッグ(ディノス・セシール) ハンドソープ(ハウスオブローゼ) お好みソース&お好み焼きセット (オタフクソース) 洗顔パウダー&サプリメント(ファンケル) 3. エンパワチームについての説明 4. カナエルンジャー発表 紹介VTR3分間+スピーチ5分間 5. 先輩カナエルンジャーからのメッセージ 6. カナエールからのメッセージ 7. スペシャルライブ お土産 ボールペン(味の素) ボールペン(日興AM) ボールペン(BNPパリバ) クリアファイル(アバディーン投信投資顧問) エコバッグ(ローソン) 8. 総評、表彰式、閉会宣言 2、来場者とカナエルンジャーの交流 【メッセージカード】 来場者に配布し、スピーチを終えたカナエルンジャーへ応援メッセー ジを記入してもらう。直接カナエルンジャーに渡してもらえるよう、コン テスト会場内での手渡しを促した。カードは、いったん回収し、後日、 アルバムにしてカナエルンジャーへプレゼントする。 3、寄付集め 【寄付案内】 会場受付にカナエールへの寄付の方法を案内をするブースを設けた 。その場での申込も可能としている。 3ヶ月間の集大成、本番でのスピーチ 振り返って 前年度より始めた2会場開催の運営を踏襲することとなった今年度は、より効率的かつ機能的な運営に挑戦した 。トランシーバーのチャンネルを担当ごとに分けることで指示の混乱を防いだり、各控室へのステージ中継を行う ことで関係者へ進行状況をリアルタイムで共有したりと、細かな工夫をした。そのため、進行遅延やトラブルを発 生させることなく、2会場でのコンテストを終了することができた。また、ステージ進行や会場運営の中心となる役 割を、過去のエンパワやカナエルンジャーが担当したことは、次年度以降の可能性を広げた。今年度はコンテス ト終了後の交流会は実施しなかったが、コンテスト終了後のメッセージカード授受の場面でしっかりと交流が行 われていた。 11 来場者アンケート 来場者の皆様の声 ▼難しい言葉なんかより、思いののったまっすぐな言葉がこんなにも心に突き刺さるのか、と実感しました。あれだ けの大人数の前で自分の夢について堂々と話すことは、そんな簡単なことではないと思います。みんな自分の夢 を語っているときの顔が生き生きとしていて、夢を持つことって素晴らしいのだなと改めて感じました。私は、現在 大学3年生で、親に学校に通わせてもらっていますが、将来の夢は漠然としていることが、何だか恥ずかしくなりま した。児童養護施設の現状をより多くの人に知ってもらいたいし、自分も伝えたいと思いました。今回、夢スピーチ コンテストに来れて良かったです。ありがとうございました。 (10代:女性) ▼こんな感動して、こんな楽しかったコンテストは初めてです。期待をはるかに超える内容でした。また来年も友人 を誘って、来場したいと思います。スタッフのみなさんも本当におつかれ様です。影の労苦あっての成功ですね。 始めから終わりまで、本当に気分が良く、学ばせれることが多かったです。ありがとうございました。 (20代男性) ▼初めての参加で、こんな会があるのかと、子どもたちが夢を持てるような、支えられるような場は様々にあり、そ の一端としてのカナエール。こういった動きがもっと広がっていけたらと思います。自分の初心を思い返す、よい時 間でした。 (30代男性) ▼児童虐待、子どもの貧困が、問題視されている今、この活動の斬新さ、行動力、積極性に驚かされた。このイベ ントをきっかけとして私としてもできる応援をしたいと強く思った。 (50代:男性) ▼児童養護施設の職員として在る物として、このカナエールの働きは本当にありがたく感謝致しております。毎年 何人もの子ども達が進学する様になっている状況の中で、簡単に進学を勧められないのは、入学してからの費用 的な大変さと共に、一人で立つことの難しさがあります。費用的な助けと共に、温かい励ましを下さり、押し出してく ださる事が、彼らにとって、どれだけ大きな助けであるかと感謝でいっぱいです。この働きが永く続きますように! (70代:女性) アンケート結果 カナエルンジャーのスピーチの満足度 やや不 満 不満 1% 0% やや満 足 6% 児童擁護施設への関心が深まったか いいえ 0% はい 100% 満足 93% コンテストを勧める可能性(10段階で10が最高) 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 0 20 40 60 80 100 120 140 12 エンパワメンバーアンケート 感想 ▼昔から子供支援活動に興味をもっていた私にとってこの度の活動は本当に多くの学びと気づきに溢れており ました。ステキな大人の皆様との交流もまたとてもかけがえのないものとなっております。人生で大切なも のは”人”であると思っている私にとって、ルンジャ―、エンパワ、実行委員の皆様ひとりひとりの存在と、共に過 ごせた日々に心からの感謝を送ります。 (メンター:女性) ▼毎年毎年、全然違う子どもと、全然違う大人に出会う、このプログラムの、奥深さを感じました。人の前に立 って、自分の思いを話すという行為は、すごく勇気をくれるものなので、一人の人として純粋に尊敬します。児童 養護に関心あるないにかかわらず、普通の同年代の高校生や大学生にも聞いてほしい、と思います。 (マネージャー:女性) ▼軽い気持ちで参加した活動でしたが、本当に充実した日々を過ごすことができました。 僕自身、たくさんの気づきがありましたし、何より、児童養護の問題をなんとかしたい、という気持ちが強くなりま した。もっと人として成長し、今後の活動にもより貢献できるようになりたいと思っています。 (クリエーター:男性) 来年、参加を検討しているエンパワ候補に向けて、メッセージ ▼体験した人にしかわからない、カナエールの素晴らしさがあります。カナエルンジャーの成功体験を一緒に作 り上げる大人の1人になれます。笑顔への架け橋をみんなで築きましょう! (メンター:女性) ▼知っているのと、実際にやってみるのでは、天と地の違いだと思うので、ぜひトライしてみてください。 (マネージャー:女性) ▼どんな環境にいても人は成長できる。そしてそのスピードは、支えてくれる人がいる時に飛躍的に伸びる・・・ それを実感できます。そしてそのプロセスに関わった自分自身が、多くの気づきと学びと、そして自分の可能性 に気づけます。心からお勧めします。 (クリエーター:男性) メンバー構成 男女比 50代 60代 12% 以上 2% 年代 女性 42% 20代 17% 40代 15% 男性 58% 30代 54% 参加してみての満足度ランキング 良い仲間たちと交流できた 児童養護の問題への理解が深まった 子どもを支援できた 新たな仲間、人脈ができた 組織運営がきちんとしていた 組織や代表のビジョンに共感できた 社会勉強や自己成長ができた 社会問題の解決に貢献できた 組織運営に貢献できた 仕事、家庭以外で活動の場ができた 自分のスキルや強みを活かせた 研修制度が充実していた 組織や代表のビジョンに共感できた 0 2 4 6 13 8 10 カナエルンジャーアンケート 「カナエール」を経ての感想 ▼楽しくて、勉強になった。もっと期間が長かったらな〜と思った。とにかく楽しくて自分の夢と向き合えて良か った!!めっちゃ感謝してます!! ▼120日間色々な意味で、なめてました。大変だし、意外と短いし、濃いし、何より、自分少し成長したなって思えて ることがビックリです。本当やってよかったです。16人のカナエルンジャーに会えたのもよかった!!ありがとうござ いました!! ▼カナエールが始まって120日間、正直大変なことのほうが多かったけど、やり終えた今は、やれて良かったなって 思うし、あの舞台に立てたのも沢山の人の支えがあったから、私はあんなに大勢の人たちの前で自分の夢を話せ たし、前以上に自分の夢が明確になりました。私が今こんなに支えられている分、いつか私も支える側としてお手 伝いができたら良いなって思います。そのときが来るまで、私自身これから先、自分の夢を全力で追いかけ、未来 の子どもたちに胸を張って、「私は夢を叶えたんだよ」って言えるように頑張り続けたいです。 ▼とりあえず、みんなからエールもらって頑張れそう。!!オレの夢はもはやオレだけの夢でなくなった。エンパワ、 応援してくれた人達の夢だよね。絶対にカナエール!!うん、決まった。 ▼自分の夢を具体的に見つめることで、見方だったり、原点だったり、色々な大事なことを見つめなおすことで、学 校生活、私生活でも頑張れる事になりました。カナエールに参加して、自分は夢をみるだけではなく、叶え終えたら 、応援する大人になりたいと思いました。 ▼この先は、何が起こるか分かりません。カナエールを始める時と一緒です。沢山壁にぶち当たると思います。楽 しい事もあると思います。でも何となくやって行ける気がします。なぜかといいますと、カナエールで沢山の絆が生 まれたからです。この出会いは、カナエールをやっていて最高な物だとずっと思っていました。みなさん、これからも 仲良く、そして120日間ありがとう。 ▼自分たちを応援してくださる方々は沢山いる!そんなことがわかって本当によかったです。このカナエールがずっ と続いてほしいです! 未来のカナエルンジャーへひとこと ・常に目標を持ち、それを達成するにはどんな手段でも利用しよう!カナエールは、その一つとして素 晴らしいプログラムです。 ・きっと、やる前は、やだなーとか、できるかなぁ?とか思っていると思うけど、やってみると達成感 とかあると思うし、自分に自信や勇気がつくと思うのでがんばってください。 ・ぜひ参加して欲しいと思う。こういう自分の夢にまっすぐ向き合えることは少ないと思うし、多く の人々と関わることは、いいことだと思う。行動範囲もひろがるし、なにより楽しい!! ・熱い魂をぶつけてほしい。そして、それが自信となって返ってくる。 ・施設にいるからマイナスな考えで進学を辞めるのではなく、普通の家庭に負けないと闘う気持ちでや って行ってほしいです。 「カナエール」の満足度 やや 満足 31% 不満やや 0% 不満 0% 満足 69% 14 グランドカナエール/卒業まで見守るしくみ コンテストを終えたカナエルンジャーたちを卒業まで見守る仕組みが「グランドカナエール」である。主に、「奨学金」 「イベントでの交流」「よろずナビ制度」「SNS」の4つを柱に、奨学金だけの支援にとどまらず、定期的に状況を把握し、 卒業までの見守りを行っている。コンテスト終了後も有志として残ったエンパワメンバーが引き続き「グランドエンパワ メンバー」としてサポートしている。 1、カナエルンジャー近況 ※以下、2015年8月時点での状況である。 2011年度カナエルンジャー18名(中退4名、卒業4名) 2012年度カナエルンジャー9名(中退3名、卒業5名) 2013年度カナエルンジャー10名(休学1名、卒業3名) 2014年度カナエルンジャー18名 2015年3月には8名のカナエルンジャーが卒業を果たした。 2、イベント 年に3~4回のイベントを行い、交流を図ると共に、様子を確認している。 <年間スケジュール> 6月 コンテスト 9月 寄付者、応援者向け報告会 12月 年末パーティ 3月 卒業お祝い会 3、よろずナビゲーター制度 個別に話を聞く制度である。グランドルンジャーはイベントへの参加、 お手伝いかよろずナビ制度利用のどちらかに参加することが求めら れている。イベント参加が難しい場合、あるいは個別に相談したい場 合はこの制度を利用して近況をヒヤリングしている。カナエール横浜 12月には年末パーティを行っている。 グランドエンパワが持ち寄った食事を囲み、 プレゼント交換や来年の抱負などを語った。 に出場したカナエルンジャーは月1回のよこはまPort Forでの 4、カナエールSNS 面談が義務付けられている。 支援者(奨学金継続サポーターや 【東京】 グランドエンパワ)にIDとパスワー 頻度:3か月に1度、イベント欠席あるいは希望があった場合 ドを発行し、コメントを閲覧、投稿 場所:カフェなど することができる、クローズな交 【横浜】 流サイトとなっている。 頻度:毎月1回必ず行う グランドカナエルンジャーが月に 場所:よこはまPort For 1回、 ブログで支援者に近況を伝えてる ための限定SNS。 振り返って グランドカナエルンジャーは、問題を抱えている時ほど連絡が取りづらくなることがある。課題は、イベント運営 を担うグランドエンパワの確保や継続的なサポート、深刻な問題や悩みが発覚したときの支援者側の個別支援 スキルがあげられる。中退や休学といった事態を未然に防ぐようなサポートにはまだ答えがない。一方で、就活 の悩みを聞く機会を設けることができたりと、少しずつではあるが良いケースも生まれている。難しいアフターケ アではあるが、仕組みを整えつつ、今後もチャレンジが求められる。 15 プロモーション エンパワメンバーの募集、コンテスト来場者の募集等、人を集めるために必要な試みとして、Facebookプロモー ションの強化、PR映像制作、ブログコンテンツの充実化を行った。また、今回最も力を入れたのは、カナエール ホームページのリニューアル。利用者の増えるスマートフォンでの操作性の向上も意図した。 1、カナエールホームページのリニューアル これまでのカナエールホームページを刷新、PCサイト・スマホサイ トともにデザイン性や視認性、操作性の向上を図った。それに伴 って、チケット販売ページへの導線も検討を重ね、ホームページ を訪れた方がチケットを購入に戸惑わないよう心がけた。 今回、新たにカナエールブログコーナーを作り、閲覧者が定期的 に訪問したくなるよう高い更新頻度を維持するようにした。加えて 、ブリッジフォースマイル英語翻訳チームの協力を得て、英語ペ ージも作成。支援者拡大の足がかりとしたい。 2、ブログコンテンツの充実化 リニューアルホームページの一番の要が、カナエールの活動を リニューアルしたカナエールWEBサイト 伝えるブログコーナーである。今年度の全チームのエンパワメンバ ー(マネージャー)にもブログ作成のタスクを課し、活動中のボラン ティアの生の声を掲載することができた。また、過去にカナエー ル夢スピーチコンテストへ来場された一般の方やこれまでのご 協力者に原稿作成を依頼し、外部ブログで掲載されたカナエー ル紹介記事を、カナエールブログでも紹介。さらに、実行委員等 、長年カナエールの運営に関わっている者もブログ記事を作成 した。 3、FBプロモーションの強化 外部メディアへの掲載! ”earth garden”や、”greenz.jp”等の外 部メディアに取材をいただいたことは、 今年度プロモーションにおける特徴の 一つ。今まで届いていなかった新たな 層に、カナエールの活動を知っていた だける貴重な機会となった。 昨年度のチケット販売状況を分析した結果、Facebook経由での 購入者割合が高いと判明した。そのため、今年度は実験的にチ ラシ配布にかける力を抑制し、その分Facebookの運用を強化す ることとした。定期的に更新されるカナエールブログの発信はも ちろん、Facebook独自に夢スピーチコンテストまでのカウントダウ ンを行う等の工夫もした。 Facebookファン数:2673→3319 4、PR映像の種類と量の充実 エンパワ募集のための「エンパワは語るシリーズ」、コンテスト来 場者募集のための「歴代エルンジャーは語るシリーズ」を、それぞ れ6本ずつ作成することができた。その他、エンパワ募集用のCM HPアクセス数の増加! 上記の通り、複数の外部メディアに 掲載いただけたこと、エンパワ(マネ ージャー)による活動ブログなどを定 期的に更新したことで、HPへのアク セス数が大幅に伸びた。前年度は3 桁台だった月間PV数は、最終的に月 20,000近いPV数となった。 映像や、「ルンジャー準備中」「ルンジャー練習中」などカナエル ンジャーの奮闘ぶりを見せられる映像作品も発信した。 振り返って エンパワメンバーやコンテスト来場者の募集人数に係る数値目標は、昨年と大きく変わらなかったため、昨年度の 振り返りや分析結果を活かして力をかけるべきプロモーションツールを集中させた。また、初めてプロモーション チームを3チームに分け、効率的に制作活動が行えるよう整えた。その結果、東京は10日前、横浜は約1週間前に チケットが完売することとなった。次年度は、リニューアルされたホームページをベースに、さらに分かりやすく興味 を引くPR活動が行えるよう、改めて適正な体制を構築し、全国展開へ向けたパッケージ化の礎となるようにしたい。 16 ファンドレイジング 資金の獲得は、本プログラムにとって大きな課題のひとつである。継続的な支援を行うために、卒業までの奨学 金とプログラム実施にかかる費用を、毎年集めていかなければならない。主な資金源は、企業からの協賛と、個 人からの寄付である。それに加え、基金からの助成、外部のファンドレイジングイベントの寄付先にしていただく こと、企業の取り組み(社員による募金、自社サービスのアプリを利用した募金等)というような機会もあり、新規 獲得は引き続きの課題である。 1、夢スピーチコンテスト 【チケット】チケット代1枚5000円は、寄付となる。 【寄付ブース】コンテスト終了後、寄付の手続きを行えるようブースとPC を設置し、その場で寄付者登録できるしくみ。 2、奨学金継続サポート 【個人寄付】 1口2000円 月2000円を継続的に寄付していただく奨学金継続サポーターが15口 集まると、3万円となり、カナエルンジャー1人の奨学金となる。 卒業まで、継続的な応援者となる。 継続寄付者へは、メンバー限定交流SNSサイト(カナエルンジャーブログ )へアクセスするためのIDを付与する。 継続サポーター:211名 (288口) 3、企業協賛、協力 【資金提供】 奨学金やプロジェクト運営費として、単年度ごとにまとま 参加型ファンドレイジングの例1 協賛企業による参加型のユニークな取り 組み。オフィスに置かれた飲み物、お菓 子を自由に食べられる代わりに、好きな 金額をいれる募金箱を設置。募金先をカ ナエールにしていただく。 社員様による発案で、お菓子の差し入れ も少しずつ増えている。誰もが参加できる しくみの例。 参加型ファンドレイジングの例2 企業の取り組みの一環で、コンテストの チケットを、社員様の分も購入いただき、 ご来場いただいた。 社員参加型のCSRを展開する、他企業に も提案できる例。 った金額を提供。本年度より、協賛メニューを設置。種類は、プラチナ/ ゴールド/シルバー/ブロンズ の4つ。 【物品、サービスの提供】 副賞、おみやげの提供、会場費、通信費、レ ンタル費などを無料にしていただくことで、支出をおさえた。オフィシャ ルサプライヤーとしてご協力いただいた。 【社員参加によるファンドレイジング】 企業が社員分のチケットを購入したり、有志の社員が募金をするという 、企業側から提案いただいた例。 4、一般寄付 【1口2000円~】 銀行振り込み、郵便振替の他、クレジット決済も実施。 【チャリティイベント】 チャリティイベントの収益を寄付。協賛企業とのコ ラボレーションや実行委員主催のイベント等を実施。 振り返って 協賛企業数は過去最高であり、継続くださる企業、向こうから見つけてくださる企業に恵まれてはいる。新規開拓 はB4S事務局でしか動きづらい部分もあり、未だに課題である。 17 メ ID 支 取 カ を メディア掲載 【新聞】 2014 読売新聞 12月30日 2015 読売新聞 6月2日 毎日新聞 6月8日 東京新聞 6月16日 朝日新聞 6月19日 公明新聞 6月23日 神奈川新聞 6月29日 【ラジオ】 2015 FM Yokohama 6月1日 〈URL:hdp://greenz.jp/2015/05/20/canayell/〉 18 【web メディア】 2015 ソーシャルポートヨコハマ earth garden 1月5日 Plus handicap 1月12日 ET Luv.Lab. 5月17日 Greenz.jp 5月20日 ヨコハマ経済新聞 6月26日 earth garden 6月22日 収支報告 ※2014年9月~2015年8月末の収支報告です。 【収入】 事業収入 【支出】 9,545,950 奨学金引当取崩額 12,810,000 寄付金収入 31,170,827 受取利息収入 奨学金 奨学金引当繰入額 給料手当(事業) 外注費 1,952 宿泊・トレーニング 53,528,729 賃借料 印刷経費 謝礼金 <収入主要項目解説> ◆事業収入は、エンパワ参加登録費、 イベント参加費、コンテストチケット販売、 中退者返金等 ◆寄付金は、継続サポーター寄附、一般寄附 イベント寄附、企業寄附等 ◆奨学金引当取り崩し額は、実際に支払った 奨学金を積み立てていた引当金から取り 崩したもの 保険料 旅費交通費 広告宣伝費 通信費 イベント飲食費 会議費 消耗品費 支払手数料 <支出主要項目解説> ◆奨学金は実際に支払った金額 ◆奨学金引当繰入額は、2014年度に新たに 支給決定した20人分の奨学金支払予定総額 ◆給料(事業)は常勤2.5人分 ◆外注費はホームページや制作物デザイン、 コンテストやトレーニング等運営の一部を業務 委託 ◆宿泊・トレーニング費は、トレーニング時の参加者 宿泊費、飲食費、会場費、保険費等 ◆賃借料は、コンテスト会場、交流会会場等 12,810,000 22,410,000 6,536,500 1,695,758 662,342 432,752 745,030 113,040 19,500 1,091,137 50,750 120,506 235,014 734 117,270 338,987 47,379,320 ◆通信費は募集要項送付代、Wifi代等 ◆旅費交通費は、スタッフの施設訪問や営業 交通費、カナエルンジャーの交通費、 エンパワへの交通費一部補助 ◆イベント飲食費は、コンテスト後の交流会、 寄付者向け報告会、クリスマス会など ◆印刷経費はパンフレット、チラシ作成等 ◆支払手数料は各種登録費、振込手数料等 ◆個別支援費は、コンテスト終了後から卒業まで 継続する個別サポート時の飲食費等 ◆宣伝広告費は、フェイスブック広告や プレスリリース配信など 19 カナエールを支えてくださった方々 ※敬称略 エンパワチーム <東京> 実行委員会 <横浜> スペシャルアンバサダー 青野 史寛 阿倍 淳子 荒又 東香 阿部 好世 石田 純平 石本 忠次 安藤 英一 井上 真悟 伊藤 貴子 入江 真紀 今村 翠 草間 吉夫 伊藤 幸康 臼杵 志乃 岩井 純一 黒岩 禅 植村 百合香 梅津 英雄 延与 早紀子 豪田 トモ 鵜川 洋明 岡崎 卓也 大西 健之 大島 俊宏 島田 妙子 白石 康次郎 江澤 貴美 大村 健一郎 髙橋 ミカ 荻野 淳也 網谷 勇気 大平 一郎 近藤 雄一郎 酒井 美砂 大山 香里 佐藤 聖 高橋 恵 加藤 康祐 金井 浩 佐藤 信知 土田 秀行 金子 和幸 久保 拓也 佐藤 暢之 鶴岡 秀子 見目 やすお 香原 妙子 鈴木 正人 野口 健 小林 佳徳 児玉谷 亜貴 福田 健太 松浦 美穂 坂本 梓 佐々木 元康 藤田 美鈴 松尾 知枝 坂本 勝俊 澤田 のぞみ 中山 友里 MEGUMI 佐々木 一成 柴田 満希 山田 真紀 和田 裕美 杉本 有呼 竹内 一雅 山本 暁洋 千尋 輝明 和泉 美聡 続橋 昌志 豊田 淳 髙橋 翠里 コンテスト審査員 <横浜> <東京> 伊藤 聡子 黒岩 禅 武田 智成 田島 利枝 出町 まこ 豪田 トモ 白石 康次郎 冨澤 幸加 土田 秀行 田中 博章 羽塚 順子 西村 誠司 鶴飼 一晴 林 恵子 長谷川 麻美 奈良橋 陽子 藤田 美鈴 藤井 まきこ 増田 萌 藤井 祐剛 コンテスト司会 <東京/横浜> 箭原 亮介 中田 美香 中村 光宏 長屋 智衣 野本 哲矢 村岡 照和 山岡 祐衣 和智 正忠 HintgenPaul Micheal 研修講師 フジテレビCSR推進プロジェクト 梅津 弥英子 遠藤 玲子 奥寺 健 川野 良子 木幡 美子 コンテスト運営スタッフ <横浜> 49名 <東京> 56名 コンテスト来場者 <横浜> <東京> 395名 365名 寄付者 継続サポーター 211名 (288口) 佐々木 恭子 武田 祐子 長坂 哲也 西山 喜久恵 その他 チラシ設置、ポスター掲示に ご協力いただいた皆様 20 村上 綾野 村上 晋次郎 山下 竜一 山本 暁洋 渡辺 宏一郎 協賛・協力企業 ※敬称略 ●プラチナスポンサー 3社 エクスコムグローバル株式会社 ベイン・アンド・カンパニー・ジャパン・インコーポレイテッド ピアソン・ジャパン株式会社 ●シルバースポンサー 3社 株式会社アップルツリーファクトリー アドビシステムズ 株式会社 BNP パリバ・グループ ●ブロンズスポンサー 17社 株式会社インディゴ・フィルムズ Tokyo SuperStar Awards 日興アセットマネジメント株式会社 オタフクソース株式会社 /日興AM従業員チャリティプログラム Oracle Charity Heart Run大会実行委員会 株式会社パソナテキーラ Cras Consuljng株式会社 株式会社ブラウンシュガーファースト 株式会社コミット メンターキャピタル税理事務所 ザ・リッツ・カールトン東京 ロバート・ウォルターズ・ジャパン株式会社 公益財団法人 つなぐいのち基金 株式会社わだち大泉 アバディーン投信投資顧問株式会社 株式会社 電通 ●オフィシャルサプライヤー 9社 株式会社ウェルカム ソフトバンクモバイル株式会社 株式会社ディーンアンドデルーカジャパン ASUS JAPAN株式会社 株式会社フジテレビジョン キヤノンマーケティングジャパン株式会社 株式会社ローソン 株式会社AOKI コンテンツワークス株式会社 21
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