BC/DR実践ステップ 「N社の取組み事例」

 〔図2〕 BC/DR実践ステップ 「N社の取組み事例」
(‘95.1.17)
〔1〕事前準備、体制整備
◆災害復旧計画
被害想定:局地/広域災害
◇最優先業務 受発注、財務会計
◇RTO(目標復旧時間) 24時間以内
◇RPO(目標復旧時点)
前日の業務処理終了時点
◇データ等のバックアップ
日次バッチ処理終了後
(‘95.1.23 ~)
〔2〕応急対応
(‘95.4.23 ~)
〔3〕暫定復旧 〔4〕本格復旧
◆社員等の安否確認
★本番センターへの切替
◆非常時の最高意志決定機能、連絡体制の早期確立
・BCサービス契約から
◇被害状況の把握、代替策の検討 ◇代替本社、データセンターの手配検討
⇒ アウトソーシング契約へ
◆DRP発動決定 《 BC利用予告 ⇒ ⇒ 利用宣言 利用宣言 》
》
DRP発動決定 《 BC利用予告 ◇システム運用要員等の確保
◇システム運用要員等の確保
◇直近データ、バイタルレコードの救出、保全
想定外の事態発生
実際の立上げ・切替時間
立上げ時間:約24時間
直近のバックアップ・ データが被災エリア内
バックアップ・テープの救出~搬送、
リストア、追いかけ処理:約123時間
業務の優先順位
被害の状況
業務復旧・継続方針の決定
レベル1 RTO ≦ 24h
本 社
本社機能 < 東京>
受発注業務システム
復旧不能
◇代替オフィス <工場>
財務会計(売掛・買掛)
人員被害無し
⇒ 新本社ビルの調達 レベル2 RTO ≦ 1ヶ月
データセンター
データセンター機能
販売情報
復旧不能
要員の安全確認
◇BCサイトの延長利用
近在の工場等
被害軽微 近在の工場等
給与、予算管理
レベル3 RTO ≦ 5ヶ月
その他
⇒新データセンター体制
本社社員の受け入れ ・本番環境用リソース
・BCサービス資源の追加
◆運用体制(委託)の確立
・・・
事前のテスト・訓練 ‘94,12
◆資源の追加投入
・ホスト運用業務の受託支援
(約 3年後)
★新システムへの移行
・ホスト集中型システムから
⇒ 分散処理システムへ
汎用システム オフコン系
集中処理型
分散処理型