Clarion Report 2014 Clarion Report 2014 ●内容 会社概況/CSRレポート /環境レポート/財務レポート ● 編集方針 クラリオンレポートは、上記4つの分野で構成されております。クラリオンの「企業力」をお伝えするとともに、 クラリオンのCSR(企業の社会的責任)に対する取り組みをわかりやすく報告することを目的に編集しています。 ● 報告対象範囲 クラリオン株式会社及び国内・海外関連会社 ● 報告対象期間 2013年度(2013年4月1日から2014年3月31日)の実績。一部に2014年度の事象も含めています。 ● 次回発行予定 2015年 ◎ お問合せ先 ◎ 編集委員 (クラリオンレポート編集委員会) 上原 章子、小口 純子、河北 真由子、佐倉 美香、徐 慶龍、堂出 祐加、 富田 真以、中原 史江、野波 伸壽、藤枝 照久、丸山 基誠、茂木 憲司、 楊 樹棟、吉田 綾子、梁 麗華、廉 美蘭 (五十音順) 本社・技術センター 〒330-0081 埼玉県さいたま市中央区新都心7番地2 クラリオン株式会社 TEL: 048−601−3700(代表) ■ 会社概況・財務レポートについては、社長室 広報・IR・秘書部までお問い合わせください。 ■ CSRレポート・環境レポートについては、CSR推進室までお問い合わせください。 TEL: (048) 601-3700 (048) 601-3700 本 社 事 務 所 〒330-6030 埼玉県さいたま市中央区新都心11番地2 ランド・アクシス・タワー30F TEL: http://www.clarion.com/ このレポートの内容は、インターネットでもご覧になれます。 clarion.com/jp/ja/corp/about-clarion/report ユニバーサルデザイン(UD)の 考え方に基づいた見やすい デザインの文字を採用しています。 ● UD FONT マークは、株式会社モリサワの登録商標です。 この印刷物に使用している用紙は、 森を元気にするための間伐と間伐 材の有効活用に役立ちます。 このレポート14,000部を印刷・製本する 際に排出されたCO2排出量603.19kgは、 カーボンフリーコンサルティング株式会社を 通じ、福島県の企業により創出された排出権 (国内クレジット)によってカーボンオフセッ トされ、地球温暖化防止に貢献します。 証明書番号:1406093104777 クラリオン株式会社 車載情報機器メーカーから 車両情報システムプロバイダーへ 持続可能な社会づくりへの貢献 クラリオンを取り巻く市場環境は大きく変化しています。その激 現在、地球が直面している最も重大な環境問題である温暖化 しく変化する市場環境へ対応し、クラリオンのビジネスモデルも迅 は、国境を越えたグローバルな形で現れ、異常なスピードで進んで 速に適応・進化していきます。これまでのドメインであるナビ、オー います。急速な地球環境の変化に伴い、持続可能な循環型社会の ディオ中心の車載機器メーカーから、ソフト・サービスビジネスを 実現に向け、環境問題への取り組みは企業の社会的責任として重 包含した「自動車向けクラウド情報ネットワークサービス」事業へ、 要性を増してきています。 安心・安全領域でのインテリジェント・セーフティーシステム事業 へ、とドメインを進化させています。 クラリオンでは、この環境問題を経営課題として位置づけ、クラ リオン環境行動計画をグローバルに展開し、海外での環境経営も お客様が生活空間のなかで必要とする様々な情報共有やサービ 推進しています。当社がめざす「真に世の中から必要とされる企 スを、ほしい時に最適化された方法で提供することで、安心・安 業」になるために、こうしたグローバルな環境への取り組みが必 全・快適で使いやすさをもっと実感できる、付加価値のある『つな 要と考えます。 がる』製品、サービスを実現すること。 取締役会長兼CEO 泉 龍彦 取締役社長兼COO 川本 英利 そして、クルマ、ヒト、環境を含めた情報を統合的にマネジメント ステークホルダーの皆様へ し、それらをお客様一人ひとりに一番安全に、かつ快適な価値を提 供すること。クラリオンはその総合的な情報マネジメントと最適化 されたユーザーインターフェースを同時に開発し、つなぎ合わせる ことにより、独自の魅力ある顧客価値を提供してまいります。更に 愛されるクラリオンというプレゼンスの向上をめざす は、環境負荷低減につながるエネルギーマネジメントを含めた社会 インフラ貢献まで、クラリオンは将来に無限に広がる変革を追求し 続けます。 お客様へ 社会の変化と技術の進化の中でお客様のニーズをい ち早く察知し、先進的な機能を盛り込んだユニークな商品を提供し てまいります。また、お客様に大きな満足と安心と喜びを感じてい ただけるような商品づくりに努めてまいります。 株主の皆様へ クラリオンは、企業体質をより筋肉質の企業に 変革することをめざしています。更なる進展に向け、今後も高い目 私たちクラリオンは、未来に向けて刻々と大きく変化する環境を 大きなチャンスと捉え、変化にいち早く対応し、従来の車載機器事 業から車両情報システムプロバイダーへと変革を行っています。生 活が情報を中心に付加価値を求めるものになる中、情報領域の可 能性を追求し、そこに安心・安全の情報も付加することでお客様の 生活を豊かにします。そして、より深く車の根幹に関わる領域で成 長していきます。 そのためにも、私たちは、 「経営基盤強化」と「成長に向けた基 盤づくり」の二つを同時に実現すべく構造改革を行い、新たな商品 領域の開拓や成長市場に目を向け、真のグローバル化に向けた取 り組みを続けてまいります。 標に挑戦し続けてまいります。 それぞれの市場特性をしっかりと捉え、グローバル市場で信頼 される、愛されるクラリオンというプレゼンスの向上、クラリオング ループの製品開発の根幹である音と情報と人間のより良きつなが りを実現するためのマーケティング力、技術力に更に磨きをかけ、 より強いクラリオンらしさをお客様に提供できるように努力してま いります。 私たちは常に、 「We are Clarion」の精神を肝に銘じ、全員が 一丸となって前に向かって進み、日立グループの一員として社会 的責任を果たし、世の中に必要とされる企業として成長すること をめざします。 取引先の皆様へ クラリオンはグループ一丸となって、車載情報 真のグローバル企業をめざして 機器に加え、 「自動車向けクラウド情報ネットワークサービス」事業 を経営の軸足と致します。市場環境の変化、グローバリゼーション、 クラリオンは、全世界を五つの地域に分け事業運営を進めてい ます。それは、 「日本」 「北中南米(Americas)」 「欧州」 「中国」 「アジア・オセアニア」です。それぞれの地域が統括機能を持ち、傘 下にマーケティング・開発・生産・販売の各機能を保有していま テクノロジーの進歩など、私たちを取り巻く環境が加速度的に変化 するなか、いち早く動く体制を構築し日々行動していきます。クラリ オンは常に考え、そして迅速に行動してまいります。 従業員の皆様へ 従業員一人ひとりが企業の価値観を共有し、 す。そして地域軸・顧客軸・商品軸についてそれぞれの機能を有機 全力を尽くすことでのみクラリオンは発展できます。そのために「ク 的に融合させることにより、全てのエリアにいち早く最適な商品や ラリオングループの一員で良かった」と思えるような環境づくりに サービスを提供してまいります。 努めてまいります。 日立グループの総合力を生かしたシナジーの創出 クラリオンは、日立グループの一員として、さまざまな場面でシナジーを創出しています。 基本理念 クラリオンは、音と情報と人間のより良きつながりを追求し、 価値ある商品を生みだすことにより、豊かな社会づくりに寄与します。 経営姿勢 ● 行動指針 私たちは、 ● 常に勇気を持って自らを革新し、 高い目標に“挑戦”します。 ● 常に新しい価値を生みだす夢と感動を “創造”します。 ● 常に人々の信頼に応えるために、 “誠意”を尽くします。 企業理念 日立製作所情報・通信システム社とは、クラウド型情報ネットワークサービス“Smart Access”において 密接に連携し、ITプラットフォームに関する同社の豊富な事業実績と技術ノウハウを生かしています。 また、走行制御システムで大きな市場シェアを持つ日立オートモティブシステムズとは、より安心・安全な ドライブをお客様へ提供すべく、車両情報とクラリオンの車載機器との連携による新たな価値を模索しています。 更に、日立製作所は非常に充実した研究開発体制を有しています。インテリジェント・セーフティ(安心・安 全)における画像認識技術を始めとした、日立の研究所の優れた研究成果をクラリオンの製品へ取り込むこと で、当社はより一層競争力ある製品を市場へ投入することが可能になっています。 01 Company Profile 2014 「Clarionは、 音、 情報、 快適、 安全をあなたと つなげることで、 あなたを感動させます。 」 と いうClarionブランドが実現する価値をブラ ンドプロミスロゴとして表現しています。 企業ビジョン 優れた製品とサービスを提供し、お客様に満足と喜びをおくる。 自の発想と技術により、新たな価値を創造する。 独 ●個 々の人間性と能力を尊重し、自由闊達な風土を作る。 ●人 と社会と自然の調和を図り環境維持につとめる。 ●地 域社会の発展のために、企業市民としての 責任を全うする。 ●適 正な利潤の確保により、継続的な成長を果たす。 ● 移動空間における音と情報通信のつながりを独自の発想と先進技術で、新たな領域まで 進化させます。そして世界中のお客様へ安心・安全・快適・感動を提供していきます。 私たちは業界の先端を走り続け、市場ニーズを的確に捉え将来にわたる成長をめざします。 Company Profile 2014 02 会社概況 CONTENTS ■ 会社概況 ● 概要/財務ハイライト … P03 ● グローバルネットワーク … P05 ● ビジネス・アウトライン … P07 ● アドバンスド・テクノロジー … P09 ● 品質管理 … P13 ● 沿革 … P15 ● コミュニケーション活動 … P17 ● We are Clarion … P19 「 ク ラ リ オ ン は 、音 と 情 報 と 人 間 の よ り 良 き つ な が り を 追 求 し 、 価値ある商品を生みだすことにより、 豊 か な 社 会 づ く り に 寄 与 し ま す 。」 (『基本理念』より) 財務ハイライト クラリオン概要 会社概要(2014年3月31日現在) 役 員(2014年6月20日現在) 理 事(2014年6月20日現在) 商 号 クラリオン株式会社 Clarion Co., Ltd. 取締役会長兼CEO 泉 龍彦 𠮷峰 徹郎 〒330-0081 埼玉県さいたま市中央区新都心7-2 電話048(601)3700 常務取締役 河元 哲史 常務取締役 大町 秀雄 〒330-6030 埼玉県さいたま市中央区新都心11-2 電話048(601)3700 取締役 和田 直士 取締役 新保 邦彦 取締役 田村 英之 取締役 関 秀明 取締役 川端 敦 本社・ 技術センター 本社事務所 取締役社長兼COO 川本 英利 設立年月日 1940年12月18日 資本金 26,100百万円 常勤監査役 笠井 成志 発行済株式総数 282,744千株 監査役 藤村 一路 売上高 連結 191,337百万円(2014年3月期) 単独 137,129百万円(2014年3月期) 監査役 笹井 保大 監査役 栗原 和男 従業員数 連結 9,667名 単独 1,512名(※出向者は除く) 主要製品 自動車向けクラウド情報ネットワークサービス、 カーナビゲーション、カーオーディオ、車載用カメラ、 映像機器、バス機器、通信機器 *取 締役 関秀明及び川端敦の各氏は、 社外取 締役であります。 *監 査役 笹井保大及び栗原和男の各氏は、 社 外監査役であります。 クラリオン株式会社及び連結子会社 財務ハイライトにおける2014年は2014年3月期の報告 金子 徹 大谷内 信之 松岡 義久 村上 浩一 田中 健弘 堀 厚夫 細川 晃二 山田 隆 Paul Lachner Joaquin Loose 会計年度 売上高 営業利益 当期純利益 会計年度末 総資産 純資産 有利子負債 百万円 千米ドル 2013 2014 2014 ¥177,288 3,210 1,358 ¥191,337 5,231 3,342 $1,859,092 50,827 32,476 117,398 22,002 41,921 125,384 27,881 41,720 1,218,274 270,901 405,365 円 米ドル 2013 2014 2014 ¥4.82 ¥11.86 $0.11 國井 伸恭 市川 宏匡 主要取引先金融機関 りそな銀行 みずほ銀行 三井住友銀行 三菱東京UFJ銀行 1株当たりデータ 当期純利益 配当金 注 : ドル建て金額は便宜上、US$ 1=¥102.92 で換算しています。 加盟団体 日本自動車車体工業会 03 Company Profile 2014 Company Profile 2014 04 世界を網羅しながら地域性を深める、グロ ーバルネットワ ーク クラリオンは、クラウドコンピューティングなどの通信インフ 国内/アジア/オセアニア エリア ラの急速な発展を背景に、車載情報機器メーカーから車両情報 システムプロバイダーへの変革をめざして、独自のグローバル ら、地域・顧客・商品を軸にしてマーケットをカバーするこの高 ● Clarion Corporation of America (CCA) ● Clarion Europe S.A.S. (CEF) ● クラリオンマニュファクチャリングアンドサービス株式会社 (CMS) ● Electronica Clarion, S.A. de C.V. (ELECLA) ● Clarion (G.B.) Ltd. (CGB) ● Clarion (H.K.) Industries Co., Ltd. (CHI) ● Dongguan Clarion Orient Electronics Co., Ltd. (DCOE) 度なサプライチェーンは、世界中のお客様に最適な商品やサー ● Xiamen Clarion Electrical Enterprise Co., Ltd. (CXEE) ビスをタイムリーに提供することが可能です。これからも積極 ヨーロッパ エリア ● クラリオン株式会社 (CT) ● クラリオンセールスアンドマーケティング株式会社 (CSM) 戦略を展開しています。それぞれの地域が統括機能を持ちなが アメリカ エリア ● Clarion Canada Inc. (CCI) ● Clarion Europa GmbH (CED) ● Clarion do Brasil Ltda. (CBL) ● Clarion Hungary Electronics Kft. (CHE) ● Ultra Industrial S.A. de C.V. (ULTRA) ● Clarion India Pvt. Ltd. (CIL) 的な組織再編と継続的な改革を進め、 「Clarion」ブランドを、 ● Clarion (Malaysia) Sdn. Bhd. (CM) 世界そして各地域のマーケットへ確実に浸透させていきます。 ● Clarion Asia (Thailand) Co., Ltd. (CAT) ● Crystal Precision (Malaysia) Sdn. Bhd. (CPM) ● Clarion (Taiwan) Manufacturing Co., Ltd. (CTC) ● Clarion Australia Pty. Ltd. (CAP) CCA (Cypress Office) CCA (Kentucky Office) CEF (Nancy Office) CCA (Michigan Office) CCI CED CT・CSM CMS ● 販売会社 ● 生産会社 ● 開発会社 ● クラリオン本社拠点 ● 関係会社 ● 販売代理店 CT (クラリオン本社・技術センター) CEF (Paris Office) CXEE(Xiamen Office 開発) ● DCOE (Changchun Office) ● ● ● ● DCOE (Shanghai Office) ● CMS CT CSM CT(浜松営業所) CT(名古屋営業所) CT(大阪営業所) CT(広島営業所) ● ● DCOE (Beijin Office) ● ● ● ● ● ● ●● ● ● ● ● ● ● ● ● CCA (Ohio Office) ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● CXEE(Xiamen Office 生産) ● ● ●● ● ●● ● ● ● ●● ● ● ● ● ● ● ELE CLA (Mexico City Office) ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●● ● ●● ● ● ● ● ● ● ● ● ● CHI (HongKong Office) CTC ● ●●● ● ● CCA (Tennessee Office) ● ●● ● ● ● CCA (Silicon Valley Research Center) ● ● ● ● ● ● ● ● CIL CAT (Bangkok Office) CHE DCOE(Dongguan Office) 05 Company Profile 2014 CM/CPM CAT CAP ELECLA (San Juan Del Rio Office) CBL CGB Company Profile 2014 06 Business Outline 車載分野をリードする次世代プロダクト 昨今の目覚ましいIT技術の進化とスマートフォンの普及は、 両制御情報などを総合的にマネジメントし、当社ならではの 自動車業界にも大きな影響を与えており、ユーザーは車室内 新たな顧客価値 を 提 供 す る 企 業 を め ざ し ま す 。 “車両 であっても自在に「外とつながる」ことで大量かつ多様な情報 情 報 シ ス テムプ ロ バイダー”への変革にあたり、クラリオン やサービスを得ることが可能になっています。このような市場 は 、2 0 1 2 年度から“moves you・connects you” 環境において、クラリオンは中期スローガンとして“車載情 をグローバルに発信しています。これは、 「クラリオンは、音、情 報 機器メーカーから車両情報システムプロバイダーへ”を 報、快適、安全をあなたとつなげることで、あなたを感動させ 掲げ、インターネット情報、カメラ画像情報、センサー情報、車 ます」という、 「Clarion」ブランドからの想いを表現していま す。 IVI(In-Vehicle Infotainment)システム/ 自動車向けクラウド情報ネット ワークサービス クラリオンは、自動車向けクラウド情報ネットワークサー グローバル市場で高い実績を誇るOEMビジネス展開 卓越した技術力とフレキシビリティの高い生産体制で、クラ ■ 仕向け別売上比率 (2014年3月期) アフターマーケット 28% リオンはグローバル市場から高い評価を得ており、純正機器を 納入するOEM※では世界の主要自動車メーカーと長期にわた り確かな信頼関係を築いています。当社のOEM分野における OEM 72% ビジネス展開は、1951年の日野ルノー向け純正ラジオ納入を フルデジタルスピーカーシステム 「01DRIVE」シリーズ 2012年12月に導入したエコとプレミアムサウンドを両立 ビ ス" S m a r t A c c e s s (スマートアクセス) " に お い て 、 させた車載オーディオに続き、ポータブルタイプ、またリビン Google™ の音声認識技術の活用により、膨大なGoogle™ グ、キッチンから浴室まで、住宅内のあらゆる場所でも高音質 の情報から検索可能な最先端のクラウドサービスを車載情報機 なサウンドを楽しめる「01 DRIVE」シリーズを拡大してきま 器向けに提供いたしました。 した。 今回新たに開発した“Intelligent VOICE(インテリジェン クラリオンが世界で唯一発売するフルデジタルスピーカーシ トボイス)”は、あいまいな言葉からでもインターネット上の膨大 ステムは、デジタル音源からスピーカーユニットまでを完全デ な情報から必要な情報を検索することが可能となりました。ク ジタル伝送(Digital to Digital)により、直接スピーカーを ラリオンは、グローバル単位での“Smart Access”サービス 駆動することで、限りなく音源に近い高音質をユーザーに提供 拡大と、それに対応した車載端末の継続的な投入により、世界 します。 皮切りに始まりました。現在では世界中へ多彩な車載機器を納 入しており、当社のビジネスの大きな柱とも言えます。今後、先 アフターマーケット: 市販+OPTION 進国ではハイブリッド車や電気自動車等の普及に伴い、車載 機器の更なる進化が求められます。一方、急成長する新興国市 場では各地域ニーズに合致した 製 品 が 求 められます。目ま ぐ るしく変 わ る 車 載 機 市 場 に お い て 、クラリオンは長年 培ってきた車載適合技術と顧客ニーズを先取りする提案力に より、OEMビジネスのグローバル規模での更なる拡大をめざ しています。 ※OEM: Original Equipment Manufacturing (相手先ブランド生産) 車載搭載実績がある画像認識技術で安心・安全をサポート クラリオンでは、自動車の安全運転支援システムの開発に取 り組んでいます。これまでに、移動物体検知、車線検知、駐車 中のユーザーに新たな価値を提供していきます。 主要お取引先 現在は、この車両制御技術にも応用が可能になる開発に取り組 み、より安全で快適な自動車の実現をめざしています。 枠検知、後側方接近検知など、外界を認識するカメラシステム を自動車メーカー向けに製品化しています。特に駐車支援シス テムは、駐車が苦手なユーザーをサポートする全周囲俯瞰モニ ターとして、使いやすさを訴求しています。 また、安全運転支援システムは、走行中の車両に警報を促す 白線逸脱警報 画像認識システムとして、交通事故の低減化に貢献してい ます。今後、この安全運転支援システムは、予防安全制御シス テムとして進化し、将来的には次世代自動車(自動運転・自動 安全運転支援システム 商用車向けカメラシステム (Intelligent Safety) 近年、ドライバーに安心・安全を提供する車載カメラへの クラリオンの豊富な商用車向け商品群は、安心・安全をコン ニーズは高まる一方です。クラリオンはこれまでの後方確認用 セプトに最先端技術のもとに開発され、過酷な業務にも高性能 のカメラだけでなく、車両周辺を360度監視できる全周囲俯 を発揮します。クラリオンは配線処理の簡素化ニーズに対して 瞰映像や接近する人や車を検知してドライバーに知らせてくれ 国内車載情報機器メーカーとして初めて、 トラック、特殊車両等 るセンシングシステムなど様々なアプリケーションを製品化して の幅広い商用車に対応できるデジタルワイヤレスカメラシステ います。クラリオンは、インテリジェント・セーフティ「安心・安 ムを製品化しました。クラリオンは今後も利用者のニーズに応え 全」システムを立案・実行し、カメラ・センシングシステムや通信 られる製品を市場に投入 システムを駆使したイ していきます。 ンテリジェント・セー フティ事業の推進に つとめます。 07 Company Profile 2014 【インテリジェント・セーフティ事業】インテリジェント・セーフティ「安心・安全」システム事業計画を立案・実行し、スマートコクピット構想を具 現化することと、“ ゼロディフェクト ” を達成させる信頼性保証の仕組み及び革新的な生産工法を確立した上で、カメラ・センシングシステムや通 信システムを駆使したインテリジェント・セーフティ事業を推進する。 駐車)の重要なファンクションとして、益々期待されています。 2013年度 スズキ株式会社から VE・VA提案賞を受賞 2013年度 ダイハツ工業株式会社から 商品力向上賞を受賞 2013年度 三菱ふそうトラック・バス株式会社から Fuso Supplier Award 2013 電子/電機部門を受賞 移動物体警報 2013年度 日産自動車株式会社から Global Innovation Awardを受賞 2013年度 International CES Innovations design and engineering Awards 2014から Innovation Award CMS5 In-Vehicle Audio Video部門を受賞 全周囲俯瞰モニター 2013年度 株式会社ホンダアクセスから 優良感謝賞 開発部門を受賞 2013年度 International CES Innovations design and engineering Awards 2014から Innovation Award NX404 In-Vehicle Accessories部門を受賞 (※ 50音順) Company Profile 2014 08 Advanced Technology 人・クルマ・環境の未来のために、次代を支える技術開発力 世界規模で拡大するインターネットの大きな進化とスマート する自動車向けクラウド情報ネットワークサービス“Smart フォンの普及により、自動車にもネット接続による新しい利便 Access”を構築。 “車両情報システムプロバイダー”として、 性・機能や魅力を継続的に提供することが求められています。 カーメーカーOEMや市販商品を通じて新たな車載機器ライン クラリオンはグローバル市場の未来を見据え、車載情報システ アップを展開していきます。 世界初 のフルデジタルスピーカー 「01DRIVE」の製品化 クラリオンは、エコとプレミアムサウンドを両立するフルデジタ ムの魅力をより一層高めるため、 “つながる”付加価値を提供 ルスピーカーを世界で初めて製品化しました。 Z17F」 「Z17R」及びポータブルフルデジタルスピーカー クラリオンのフルデジテルスピーカー「01DRIVE」シリーズ 「 Z P 1 」、住 宅 向 け 埋 め 込 み 型フ ル デ ジ タル ス ピ ー カ ー は、デジタル信号処理技術「Dnote」 と当社が培ってきた車載 「ZF160」を発売中ですが、今後は、さらなる高音質と高出力 音響技術を融合し開発したもので、デジタル音源からスピーカー を実現する専用IC、専用スピーカーユニットの開発を進めると ユニットまでDigital to Digitalの完全デジタル伝送すること もに、CDの音質を超えるハイレゾオーディオの対応やフルデジ ※1 クラウド型音声認識を活用したサービス開発 当社は既に、車載用フルデジタルスピーカーシステム「Z8/ 音声認識は、 ユーザーが話した内容を、車載端末が理解し動作 クラリオンの“Smart Access”は、独自の雑音抑制処理と で、音源の持つ情報を余すことなく表現し、ハイクオリティなサウ タルスピーカーの技術を応用した製品の市場導入に向け、開発 するために必要な技術です。音声認識を高い精度で実現するため Google™ の音声認識技術を組み合わせて高精度なクラウド型 ンド再生を可能にします。また、駆動電圧を従来の半分以下、消 を更に加速します。 のポイントが二つあります。 音声認識を車載端末で利用するための仕組みを提供しています。 費電力を約1/8※2に抑えるなど大幅な省電力を実現します。 一つ目は、 車の走行中に発生する騒音の影響を抑制することで 2013年10月には、 この仕組みを活用して、 お店や場所の検索 ※1 D note: 株式会社Trigence Semiconductorの登録商標で、デジタル・オーディオ信号を変調し、 複数のスピーカーユニットまたはボイスコイルに直接入力する ことで、音声を再生させる技術です。 ※2 消費電力を約1/8:当社比較 す。 クラリオンは独自の雑音抑制処理を開発し音声認識精度を向 を音声で行えるアプリケーションを開発しました。 これによって、 上させています。 この処理はクラウドのサーバー上で行っている ユーザーはカーナビゲーションで目的地を簡単に設定できるよう ● 従来方式との比較 ため、車載端末への組み込みは不要であり、多くの車載端末に適 になりました。 ■ 従来方式 用することができます。 今後は、お店や場所の検索に限らず車の中で行われる多様な 二つ目は、多様な発声や言葉を理解することです。 そのために は人間と同様に多くの知識が必要となります。膨大なデータを 収集し、 それらを分析し、結果を出来るだけ早く音声認識に利用 するには、 クラウドを利用することが有利となります。 クラリオン はこの点で優位性のあるGoogle™ の音声認識技術を活用し ています。 ユーザー操作を音声で実現するための技術開発を進めて、ユー ザーに新たな価値を提供していきます。 クラウド型音声認識・ 検索システム 同梱マイク Google™ の 音声認識技術 Converter AMP アナログ サウンド デジタル Over sampling + デジタル変調器 + Multi D-class driver ● 埋め込み型フルデジタル スピーカー「ZF160」 デジタル サウンド Google™ 情報 リモコン 理、特にノイズ除去などがクラウド側の処理とアルゴリズムによ まりましたが機能として普及しませんでした。本来高度なデータ り格段にその性能を上げることが可能となりました。またクラウ プロセッシングとアルゴリズムを必要とする「音声認識」の機能 ド側でのエージェント機能や、膨大なGoogle™ のクラウド検索 を、組み込み装置であるナビゲーションの限られた処理能力の を採用することで、ナビゲーションにとって重要な【検索】機能 プロセッサーと、メモリ容量の中での実現を試みましたが、処理 の性能を格段に向上させることが可能となりました。 独自音響処理技術「Intelligent Tune」の開発 クラリオンは、車特有の劣悪な環境でも最良のサウンドを実現 するため、独自の音響処理技術「Intelligent Tune」の開発に 力を入れています。 2013年には、従来の音響機能に加え、 車 室内に臨場感豊かなサラウンド空間を創出する新機能「バー 現在は、新規音響機能の開発に加え、ユーザーの好みに応じ て手軽に車室内の音づくりができるように、車載機と連携する スマートフォン向け音響アプリの開発にも取り組んでいます。 チャルステージエンハンサー」を製品化しました。 ● バーチャルステージエンハンサー ● ヴォーカルイメージコントロール ヴォーカル成分 ● バーチャルバス ON 便利なはずの音声認識機能はあまり使われない機能となりまし 声制御へと発展していくことで、自動車の中での利便性が格段 に向上することとなります。 れはじめ、スマートフォンへの搭載をきっかけに音声認識機能は 重要なHMIとして再認識されました。 Google™ とのパートナーシップによるクラウドでの音声認 “Smart Access”で提供するサービスを開 識機能の実現に加え、今まで車載機器側で行っていた音声処 発するエンジニアです。提供するサービスの価 車室内に臨場感豊かな サラウンド空間を創出 ヴォーカルイメージ ヴォーカルイメージを制御し リスナーの目の前に移動 ● サウンドリストアラー 音響信号処理に関わる仕事に従事しています。 ● ボリュームスムーサー より多くの方々にIntelligent Tuneを認知し ていただけるよう、近年は、車載機器と連携す 値は何であり、そのために必要な技術が何か 09 Company Profile 2014 検索制御 音声認識 るスマートフォン向け音響アプリの開発を担当 車載端末、スマートフォン、ネットワーク、他社ク しています。CarPlayや自動車のAndroid化 て開発しているので、多様な技術知識とコミュ としています。今後も、各プラットフォームに適 など、車載プラットフォームは大きく変化しよう 検索 した音響信号処理や、アプリケーションの仕様 ニケーション力が大事だと感じています。 スマートアクセス開発部 山口 隆 自動音場補正アプリで 車室内の音場を最適化 倍音の付加によって 低域の増強を体感 ラウドサービスなどの様々なシステムと連携し ナビゲーション ● スマートフォンアプリ(開発中) サラウンド成分 を常に考えながら行動したいと考えています。 クラウドサービス ノイズ除去 OFF クラウドによる音声認識は今後益々高度化し、対話による音 た。2000年に入り、クラウド型音声認識が民生機器にも採用さ Smartphone Apps 駆動ユニット Bluetooth ナビゲーションへの音声認識搭載は、1990年代初頭から始 音声入力 スピーカーユニット ® Google™ とのパートナーシップで生まれた車向けクラウド型音声認識サービス クラリオンの技術 D/A デジタル ● ポータブルフルデジタル スピーカー「ZP1」 ■ フルデジタル方式 デジタル 音源 音声雑音制御処理を行う Smart Accessクラウド サーバー 能力の限界が結果的に認識率の向上を妨げる結果となり、本来 デジタル 音源 ● 車載用フルデジタルスピーカー システム「Z8/Z17F」 「Z17R」 高域補完信号の生成により 圧縮音源の音質を改善 再生音源の音量差を補正し ボリューム操作の煩わしさを軽減 第一先行開発部 を構築できるよう努めていきます。 福江 一智 Company Profile 2014 10 Advanced Technology 卓越したテクノロジーが創造する、クルマ社会の 新しいかたち 高度化するインテリジェント・セーフティ(安心・安全)システム事業 新しい世界とつながる入口になる、 車載機器を一新する革新的UI(ユーザーインターフェース) クラリオンでは、安全かつ安心して暮らせるクルマ社会の実現に向け、画像処理・画像認識技術を応用して駐車や走行を助けるインテリ ジェント・セーフティの開発に取り組んでいます。車両の周辺情報を表示する全周囲俯瞰映像、カメラを用いて接近する歩行者や車両を検 走行中のドライバーの自由度を高めながら安全性を確保する。高度な情報にリアルタイムでアクセスする。車載機器分野で培ってきた豊 知するセンシング機能開発がその中心です。更に、安心・安全の根幹となるカメラの商品力強化にも力を注いでいます。超広角レンズによ 富なノウハウ、既成概念に捉われない新たな視点が、人と機器の全く新しいつながりを創造。新しい世界への入口にふさわしい革新的なUI る視野の拡大、夜間や強い逆光のある厳しい光(ひかり)環境で自然な映像を提供するロジック開発や、受光素子の応用によって、正確で より多くの映像情報をインテリジェント・セーフティへ送り、その信頼性を向上させていきます。 (ユーザーインターフェース)により、次世代の車載情報システムは加速度的に進化していきます。 ● アプリ例 “Smart Access”でのiPhone®連携対応アプリはTuneIn Radio®といった3rd Party製 アプリだけでなく、自社開発アプリも取りそろえています。それらは、今まで車載機器向け開発 ● リアカメラの画像認識機能を使った車両/歩行者検知 で培ってきた安心・安全のUI(ユーザーインタフェース)ノウハウ(ボタンの大きさ、文字のサイ ズ、コントラストのとれた配色、階層構造)を元にしています。 アプリ"Smart Access" 車載トップ画面 超広角レンズを使った 接近歩行者検知 ● Android 向けSmart Accessアプリの開発 当社の全周囲俯瞰映像は、超広角レンズを採用しているため、通常のリアカ メラよりも広い範囲を表示することが可能。画像認識技術を応用して、左右 方向からの障害物を検知し、バック運転を支援します。 ● リアカメラの画像認識機能を使った車線検知 ● 自動駐車への応用 Android向けアプリ 「Calendar4car」 車載機側表示画面 ※画像はイメージです。 Android向けアプリ 「Calendar4car」 スマートフォン側表示画面 Android向けアプリ 「Weather4car」 車載機側表示画面 ※画像はイメージです。 Android向けアプリ 「Weather4car」 スマートフォン側表示画面 昨年のiPhone®との連携に続き、より多くのお客様に利用して頂けるようAndroidア リアカメラは、バック運転以外にも活用可能です。画像認識技術で車線を検 知し、 ドライバーへ車線逸脱警告を発します。 プリの開発を行いました。Androidユーザーのお客様が見慣れたデザイン・使用感にな 画像認識技術によって、駐車枠を認識し、駐車スペースを決定。自動駐 るよう、また、Androidユーザーにとって使いやすいアプリであることをコンセプトに、 車モードを実施します。自動駐車動作中、歩行者などの障害物を検知す UI(ユーザーインターフェイス)のデザインを心掛けました。 ると、車両を一旦停止することも可能です。(制御は日立オートモティブ システムズ株式会社との共同開発) ● 全周囲俯瞰映像 NX513 アプリ"Smart Access"トップ画面 中国における開発機能の強化グローバル開発拠点の構築 クラリオンは、新興国の中でも特に成長著しい中国市場での事 カメラを使った自動駐車システムの開発を担 当しています。クラリオンだけでは完結しない 機能であるため、日立グループ、カーメーカー と協力して開発を進める必要があり、大変で す。自動駐車・自動運転は、多方面から注目を 集めている分野で、競合他社も多いですが、そ の分やりがいを感じられる仕事です。他社より 全周囲俯瞰映像表示例 (全周囲映像とフロントカメラ映像) 当社の最新の全周囲俯瞰映像は、 ドライバーに対して自車(自分のクルマ) 周辺の視界補助を提供するだけでなく、画像認識技術との組み合わせに よってあらゆる方向からの障害物を検知し、 ドライバーへ警告を発すること が可能です。 11 Company Profile 2014 も早い量産化をめざして、日々の業務に努め ています。 インテリジェント・ セーフティシステム開発部 福田 大輔 業拡大と、グローバル開発体制構築のため、厦門歌楽電子企業 これらの施策を基軸としてCXEE開発センターの更なる進化 を進め、グローバル開発機能の強化をめざします。 有限公司(CXEE:福建省厦門市)の開発機能の強化を推進して います。 CXEEでは、過去2年間の開発要員拡大を経て、現在は、開発 環境整備・開発要員の能力強化・グローバル人財育成を重点強 化ポイントとしています。開発環境面では、2013年、評価セン ターを設立し独立した評価ができるようになったほか、電波暗室 や試聴室など高度専門領域の評価環境も構築するなど、より一 層の整備を進めています。 電波暗室 Company Profile 2014 12 Quality Control 変わりゆく時代に揺るぎない信頼を築く、妥協なき品質の追求 過酷な車載環境での使用に耐える、 万全の品質評価体制 世界市場に認められる、 生産システムと品質管理体制の確立 クラリオンが手掛ける車載機器は、熱帯から極寒地、砂漠地域から湿度100%の多雨地域まで、世界のさまざまな気候や環境で安定し クラリオンでは、製品の動作確認用の検査機器のプログラミ た性能を発揮しなければなりません。クラリオンでは、自社市販製品はもちろん、OEM市場においても、常にお客様のベストパートナーと ングをはじめ、凝縮した回路や小型化した部品の実装状態を調 して確かな品質を提供し続けるために、設計品質の向上と厳しい品質評価体制づくりに取り組み続けています。 べるため、高精細カメラやX線機器を積極的に導入。生産ライン 三次元CADによる設計段階では、照明の光解析、機器内部の熱解析、部品の強度解析、公差解析により万全の設計品質を確保してい ます。また、組立性の検討にもシミュレーションツールを活用し、製品の品質向上を図っています。 では、国内から海外まで統一されたチェックオペレーションが採 用され、世界のどのクラリオン工場でも同様の品質が保たれる 「Clarion」ブランドの基準を満たすレベルに達するまで、今日も想像を超える過酷なテストと妥協なき品質評価が繰り返され、クラリ 体制が整備されています。 生産ライン(実装) パレット検査ライン オンの商品はお客様の手元へと届けられるのです。 熱伝導解析 自動車産業から新たな事業分野まで、 世界基準を見据えた品質保証体制 クラリオンは、OEMお取引先の要求にお応えする確かな品質保証体制を整備しています。その一環として、ISO9001を母体とした自 動車業界固有の品質マネジメントシステムである国際規格ISO/TS16949の認証を全てのクラリオングループ生産会社が取得していま す。また、カメラセンシングシステムや通信システムによる安心・安全事業に対応する品質保証体制を強化し、 「お客様満足と信頼の確 保」をめざして品質保証体制の向上を図っています。 熱解析(空気の流れの解析) 光解析 (操作釦の照明) 部品強度解析 (樹脂部品) 塵埃試験機 サーマルショック試験機 落下衝撃試験機 防水試験機 複合試験機(温度+振動) 試聴室 温湿度試験室 回路設計部から開発推進部へ異動して一年が 主に購入部品認定業務、部品サプライヤーの監 経ちました。 査対応業務などを担当しています。購入部品 業務内容は、開発効率改善のために、新プロセ スの制定や新規ツールの導入を行っています。 昨年度は、伝送線路解析(HyperLynx)、回 要因の不具合を減少させ、製品全体の品質向 電波暗室 上を目標としています。部品毎に必要な知識が 音場解析実験 異なるため、現在の自分の担当以外の部品に 路シミュレーション(OrCAD)を導入し、回路 も対応できるよう、日々勉強中です。 設計者を対象に講習会を開催しました。 自動繰り返し耐久試験機 導入したツールを有効に活用して、更に開発効 開発推進部 前川 達郎 率UPとなるように、地道に普及活動を行って 品質統括部 いきたいと思います。 永井 宏昌 ラトルノイズ評価装置 13 Company Profile 2014 カーシールド Company Profile 2014 14 History of Clarion 車載分野のフロントランナーから新時代の挑戦者へ、次の未来を描き 続ける クラリオンは自動車産業の歴史とともに歩んできた 1940's といっても過言ではありません。日本初のカーラジ オ、そして、日本初のカーステレオの発売など、車載機 器の黎明期から業界のフロントランナーとして常に時 代をリードし続けてきました。その企業スタンスは、 ド 1940 ライバーのニーズをしっかりと受け止めて確かな技術 で応えること、更に、豊かな創造力で常にユニークな 製品を提案すること。カーラジオからカーAV、カーナ 1940年 12月/東京都文京区白山前 町 21 番地に白山無線電機株式会社を設 立、電池式家庭用ラジオの製造を開始。 資本金 18 万円。 1943年 11月/瀧澤無線電機工業 ( 株 ) を合併、帝国電波 ( 株 ) と改称。 1960 1990's 1962年 8月/東京証券取引所市場第 二部に株式上場。 1963年 10月/日本初のカーステレオ を開発、翌年8 月販売を開始。 2000's 1990 1992年 2月/日本初の音声誘導式ナ ビゲーションシステム NAC-200 発売。 2000 2001 ビゲーションの時代を経て、車載情報機器分野は大き 1992 日本初 な可能性を持った変換期を迎えています。そして今、 1963 日本初 クラリオンは、車載情報機器メーカーから、 「車両情報 カーステレオを開発、翌年発売 システムプロバイダー」へと進化していきます。 1967年 9月/埼玉県戸田市に埼玉事 業所を新設。 1968年 3月/日本初のカセットカース テレオを発売。 1969年 8月/大阪証券取引所市場第 二部に株式上場。 1948 日本初 カーラジオ・バス用 拡声装置を開発、発売 1950 音声誘導式ナビゲーションシステム (マップナレーションシステム) 「NAC-200」発売 1993年 4月/ SS 無線モデム技術基準 適合証明を国内で初めて取得。同時に モデムの発売。 1995年 1月/香港管理会社(CHI)設立。 1995年 3月/クラリオン全事業所で ISO9001取得。 1995年 4月/中国に生産会社 (DCOE)設立。 1996年 5月/ VICS 対応カーナビゲ ーション発売。 2002 2000年 3月/クラリオン販売(株)設立。 2000年 4月/ ISO14001 国内 5 事業 所にて取得。 2000年 12月/日立製作所、 クラリオン、 ザナヴィ・インフォマティクスの 3 社で合 弁会社の ( 株 )HCX 社を設立。 2001年 5月/東京都文京区白山に本 社事務所を移転。 2001年 8月/クラリオンスカラーシッ プ MEDAMA をスタートさせる。 2001年 10月/有料道路自動料金収 受システム(ETC) 用の車載器を発売。 2001年 11月/東京モーターショーに AutoPC CADIAS(カディアス) を出展。 2002年 3月/北米向け衛星ラジオ受 信機を発売。 2002年 9月/埼玉県戸田市に本社事 務所を移転。 2002年 10月/クラリオン東北製造に クラリオン自機生産部、クラリオンロジス ティクスを統合し、社名をクラリオン・エ ム・アンド・エル(株)に変更。 2002年 12月/日本初の車載コンピュ ータ 「AutoPC CADIASTM」 発売。 2005 2006 2007 2014 2005年 3月/ポルシェ・ジャパン全車 種へ AV ナビゲーションを展開。 2005年 5月/業界初、国内向けに iPod 対応 AV 一体型 HDD ナビゲー ションを発売。 2006年 6月/中国、北米の市販市場に カーナビゲーションを初投入。 2006年 7月/全国の観光地を動画で 紹介する国内最大規模の旅・ドライブ情 報サイト「Movieum」 オープン。 2006年 12月/(株)日立製作所が親 会社となる。 2007年 1月/(株) ザナヴィ・インフォ マティクスを100% 子会社とする。 2007年 1月/トヨタ車にカーオーディ オを初めて納入 (ダイハツ受託生産車) 。 2007年 4月/バスロケASPサービス を開始。 2007年 4月/クラリオン・エム・アンド・ エル (株 )からクラリオン(株)の生産管 理/生産技術の機能移管を受け、社名を クラリオン製造プロテック (株)に変更。 2007年 7月/業務用車両向けカーナ ビゲーション 「Solid Navi」 (CQ-8000) を開発し、販売を開始。 2010 2011 2012 2010年 1月/インド、タタ・モーターズ 「ナノ」にカーオーディオを納入。 2010年 4月/クラリオン製造プロテッ ク (株)とクラリオンサービス(株)を統合 し、社名をクラリオンマニュファクチャ リングアンドサービス (株 )に変更。 2010年 10月/登記上の本店所在地 をさいたま新都心へ移転し、名称を 「本 社・技術センター」に変更。 2011年 3月/世界初の車載用フルデ ジタルスピーカーを開発。 2011年 4月/白山分室・座間事業所 をさいたま新都心へ集約。 新たに 「本社事務所」を開設。 2012年 6月/自動車向けクラウド情報 ネットワークサービス「Smart Access」 を構築、北米でサービス開始。 2012年 6月/クラウド情報ネットワー クサービス 「Smart Access」対応のナ ビゲーションシステムを発売。 2012 1951 日本初 1968 日本初 クラリオン初の純正ラジオ 日野ルノー「ル・パリジャン」発売 1951年 2月/日本初のカーラジオを 開発し、発売。 1958年 6月/カーラジオのアメリカ向 け輸出に成功、今日のカーオーディオ輸 出の基盤を築く。 1959年 5月/カーラジオが日産自動 車より純正部品指定を受ける。 カセットカーステレオ発売 1970 1980 1970年 2月/東京証券取引所・大阪 証券取引所市場第二部より第一部に上場 指定替。 1970年 4月/東京都渋谷区道玄坂に 本社事務所を設置。 1970年 12月/商号をクラリオン( 株 ) に改称。 1970年 12月/マレーシアに合弁で初 の海外工場 (CM) 設立。 1975年 6月/クラリオンガールをスタ ートさせる。アグネス・ラムが初代グラン プリに。 1976年 8月/業務用カラオケ「カラオ ケ 8」及びカセット編集デッキ「ダビング X」を発売。 1978年 10月/福島県郡山市に東北事 業所を設置。 1980年 11月/東京都渋谷区渋谷に 本社事務所を移転。 ワイド7型 VGA 2DIN 地上デジタルTV/ DVD/SDAV-Naviシステム 「SD AVナビゲーション(NX712)」発売 1993 日本初 ハイブリッドナビゲーション システム「NAX-700」発売 2012年 12月/世界初のフルデジタ ルスピーカーシステム「01DRIVE」 シ リーズを発売。 2002 日本初 車載PC「AutoPC CADIASTM」発売 OSにWindows CE for Automotive採用 通信方式ナビ「Access Navi」採用 2003 1995 市販初 2DIN CD/カセット 一体機「ADX8155」発売 1996 2004 1DINタイプ CD/DSPコントロール、 TV/AM/FMチューナー付5型 LCDアンプ「VRX8250」発売 2003年 2月/世界初、後方確認用俯瞰 カメラシステム(真上から見た映像を表 示)を日産自動車向けに納入。 2003年 6月/ HDD( ハードディスクド ライブ)搭載 AV ナビゲ−ションシステム を発売。 2003年 8月/中国・上海GM社へCD カーオーディオを納入開始。 2003年 10月/日産情報サービス「カ ーウイングス」に対応した、HDD 搭載 AV ナビゲーションを発売。 2004年 2月/業務用車両用として世界 初の Linux と JavaTM J2ME CDC を 搭載した車載用情報端末を発売。 2007 世界初 業務用SDDナビゲーション 「Solid Navi」発売 2008 1996 カーステレオ 「City Connection」発売 1983年 7月/フランス工場(CEF)設立。 1983年 11月/群馬県邑楽郡に群馬 事 業 所 設 立。/メキシコに生 産 会 社 (ELECLA) を設立。 1987年 7月/カー CD CD5000発 売。 1989年 10月/フィリピンに生産会社 (CMCP) を設立。 1997年 10月/ハンガリーに生産会社 (CHE)を設立。 1998年 1月/米マイクロソフト社と車 載用パソコン「Clarion AutoPC」を共 同開発。 1998年 12月/世界で初めて 「Clarion AutoPC」を、アメリカにて販 売開始。 業務用車両用として世界初のLinuxと JavaTM J2ME CDCを搭載し た車載用情報端末を発売 Company Profile 2014 2013 2013 <第3弾> 天井埋め込み型 フルデジタルスピーカー「ZF160」を発売 2013年 5月/インドに販売会社(CIL) 設立。 2013年 10月/「最先端のクラウド型 音声認識検索機能」対応のナビゲーシ ョンシステムを発売。 2005 2008年 11月/携帯通信端末 Clarion MiNDTMを北米で発売。 2004年 6月/市販 2DIN サイズとして 業界初となる 7 型モニター及び HDD 搭載 AV ナビゲーションを発売。 2004年 7月/業界初、路線バス向け 停留所名表示器用FM文字多重放送チ ューナーを発売。 2005年 1月/業界初、モニター画面上 の仮想 iPod®で、iPod本体操作可能な AVセンターユニットを北米で発売。 2005 業界初 iPodフルコントロール機能搭載 1DIN AVセンター ユニット 「VRX755VD」発売 2013 Smart Accessリンクワイド7型VGA 地上 デジタルTV/DVD/SD AVナビゲーション (NX713)発売 2014 2008 2014年 4月/商用車向け 2.4GHzデ ジタルワイヤレスカメラシステム 2モ デルを発売。 携帯通信端末「Clarion MiNDTM」 を北米で発売 2009 米マイクロソフト社と車載コンピュータ 「AutoPC」を共同開発世界で初めて 「Clarion AutoPCTM」を米国で発売 15 2012 <第2弾> ポータブルフルデジタルスピーカー 「ZP1」を発売 地上デジタルTVチューナーBluetooth® 内蔵ワイド7型 VGA 2DIN /DVD/ HDD AV-Naviシステム 「CRASVIA(NX808)」発売 2004 世界初 1998 世界初 1999年 8月/ ETC(自動料金収受シ ステム)を日立製作所と共同開発。 1999年 12月/仏シトロエンに 「AutoPC」 をOEM 供給開始。 2012 <第1弾> 車載用フルデジタル AVナビゲーション/スピーカーシステム 「Z8/Z17F」を発売 2008 高性能・高音質CDセンターユニット 「DRX9255」発売 1981 2007年 8月/本社事務所をさいたま新 都心へ移転し、名称を「本社事務所・技 術センター」に変更。 2007年 12月/ DVD ワイド 7 型 AV センターユニット「VRX935VD」と 6 デ ィスク DVD チェンジャー「VCZ625」 (米 国モデル)が NASA、国際宇宙ステーシ ョン(ISS:International Space Station) に採用される。 2008年6月/ハイクラス HDD ナビ 「CRASVIA」シリーズ、メモリータイ プ SDD ナビ「Smoonavi」シリーズを 発売。 2009年 4月/ 100%子会社の(株) ザナヴィ・インフォマティクスを吸収 合併。 2009年 4月/クラリオン販売 (株 )をク ラリオンセールスアンドマーケティング (株 )に社名変更。 2009年7月/三菱自動車の電気自動車 (i-MiEV)に SDDナビを初めて納入。 WLANシステム(CC-3500、EE-2178) 2014 FHシステム(EE-2179) Company Profile 2014 16 Communication 戦略的でグローバルなコミュニケーション活動が、 人と企 業と社 会を結ぶ いくつもの国や地域、さまざまな文化やマーケットトレン ド…。クラリオンの活動領域がグローバル化するに従って、お客 様とのコミュニケーションの重要性はますます高まっています。 2013年 「第62回中央技術委員会全国大会 商品展示会」で展示 (日本) 2013年 「The 43rd Tokyo Motor Show 2013」に出展 (日本) 2013年 「CEATEC JAPAN 2013」に出展 (日本) 企業姿勢の周知、ブランドの認知、製品情報の提供や新技術の PR、広告・宣伝などのプロモーション活動、ポータルサイトの拡 充など、クラリオンでは世界各国のステークホルダーに向けて 多岐にわたる活動を展開。 「Clarion」ブランドをコアにしたグ ローバル戦略、地域性を重視したローカライズ戦略をバランス よく融合し、社会との良好な関係を築くためのコミュニケーショ ン活動を積極的に進めています。 2014年 「Consumer Electronics Show 2014」に出展 (アメリカ) 2013年 「AutoMusica Show 2013」で展示 (イタリア) 2013年 「The 21st Indonesia International Motor Show」に出展 (インドネシア) 2013年 「Notte Rosa 2013」で展示 (イタリア) 2013年 「第15回上海国際自動車工業展覧会 (2013年上海モーターショー)」に出展 (中国) 2014年 「The 35th Bangkok International Motor Show 2014」に出展 (タイ) 2013年 「Tech Show(技術展示会)」を開催 (本社・技術センター) 2014年 「Delhi Auto EXPO 2014」に出展 (インド) 17 Company Profile 2014 Company Profile 2014 18 We are Clarion ブランドの誇りと情熱を胸に、 世界中で活躍する クラリオンスタッフ を 展 開 す る ク ラ リ オ ン で は 、世 界 各 国 に 様とよりよい関係を築くために日々 努力しています。その一人ひとりの 存在こそがクラリオンの価値をさ らに高め、未来へ飛躍するため りに思っております。 余暇を利用 の面だけでなく個人的にも、成長 しての会社主催のボランティア活 動にも積極的に参加、これから 仕事は、機器のメンテナンスを行い、技 も末永く、CHEに貢献できれ 術スタッフが作業しやすい環境を整え ば光栄に思います。 “We are ることです。工場で働く皆に影響を こんにちは、 Clarion” 与えられるよう、責任をもって作業 私は2006年に CTC にあたっています。 クラリオンハンガリ(CHE) ホルヴァート・マルギット クラリオンメキシコ (ELECLA) セルヒオ・ビクトリアノ・ マンシージャ す。主要な目標はお客様のニーズに応える ことと会社の利益に貢献することです。 現在の 市場は厳しい状態ですが、これから会社の為に 私は CBLで人事管理を担当してま 私は、ナビ製品 す。 私の仕事は、 従業員の皆さん が情熱と誇りを持って働けるよう に、 継続的に改善プロセスを実 施することです。 クラリオンの 発展に、 毎日最善を尽くして に使用する基板の生産に携 わっています。職場では、図面から製 品を形にしていく面白さと喜びがありま す。また、品質・能率の向上を常に心が け業務を行っていますが、自分だけ 頑張ります。 の「チカラ」では到底叶いません。 に14年間車載電子機器メーカーで働 経験し、現在は勤怠確認や給 にいます。それが私の誇りです。 与計算の補助を担当しています。入 社7年目を迎えられたのは、部署を問わず、 クラリオンマニュファクチャリ 大勢の方の支えがあったからだと思います。まだ ングアンドサービス (CMS) まだ未熟者ですが、少しでも会社の役に立てる 高野 浩次 よう尽力していきたいです。 クラリオンマニュファクチャリング て主に商用車両メーカー向け 阿部 美佳子 の営業を行っております。現在のメイ いていました。私の現在の仕事は現代や日産 ン商品はバックアイカメラですが、時代の流 の様なセミOEM側のプロジェクトのサポートを行う れと共に多様化するお客様のニーズに確実に対応 事と様々な試験、評価を行う事です。私はクラリオンでの2 できるよう、これからも自身のスキルアップに努めていき 年間で多くの事を学び、 今後数年間で更なる改善を目指します。 ます。 クラリオンイギリス (CGB) ミシェル・デイビス の確かな礎となっています。 私は現在、CV直納部に アンドサービス (CMS) クラリオン台湾 (CTC) 林 君合 アリングチームの一員となる前 作成や勤怠入力などを なって取り組む組織・仲間がここ プリシラ・コンテレート ます。 12月にCGBのエンジニ 私は社員の名簿 問題や課題を皆で共有し、一体と クラリオンブラジル(CBL) 台湾のOEM商権を拡大して行きたいと思い 私は2011年 に誇りと責任を持ち、世界各国のお客 セスを経験し、CHEで働くことを誇 する環境を与えてもらっています。私の TAIWAN SUZUKIを担当していま 「Clarion」ブランドを代表する顔として活躍 する社員たちがいます。誰もが自らの仕事 2000年より手加工エリアで各プロ に入社して以来、仕事 に 入 社しました 。裕 隆 日 産 、 優れた企業とは、高い志をともにする人財の集合に よって成り立つもの。豊富なグローバルネットワーク 1993年1月 クラリオンセールスアンドマーケティング (CSM) 本田 雄剛 私は北海道支店で販売店様か 購買調 達部でES 樹脂 新事 らの商品の問い合わせや受注などの電話応 業の新規部品単価調整・試作日程調整・ 対業務に携わっております。 入社前は某店舗でカーナビゲー 試作進捗管理・サンプル出荷日程管理・認定進捗管 ションの販売をしていました。この経験を生かして頑張っています。こらから 理・技術関連問い合わせ窓口の主担当です。日本と中国の もクラリオンブランドをもっと広めていきたいと思います。 構造設計と緊密に情報交換し、 社内・社外へ情 報 展開、 活発 に仕事展開及び 推 進しており、 業 務は円 滑に回っておりま クラリオンセールスアンドマーケティング (CSM) す。 福島 さとみ クラリオン中国 (DCOE) こんにちは!東莞DCOE購買部の王強と申します。 DCOEに勤めて約5年になります。 現在、 樹 CXEE電気設計部の陳藝暉と申します。 2008年8月入社です。 現在DOP機種の回 脂・プレス・抜き物・ゴム・包装材等の機構部品購買業務の統括を担当しております。 最初は経験 路設計を担当しております。 DOPチームは皆みんな元気で情熱がある若者で、 一緒に もなく大変でしたが、 皆様からのご指導のおかげで、 今は購買2課の課長にまで成長させて頂 仕事をして成長していくのは本当に幸せなことです。 機種メイン担当として、 チーム一層 きました。 今後とも、 ご指導、 ご鞭撻の程よろしくお願い致します。 の成長及び開発業務対応に必要なスキルなどたくさんの知識を勉強しなければなり ません。 今後も引き続き、 クラリオンの皆様と協力して会社の発展により一層貢献してい きたいと思います。 クラリオン中国(DCOE) 王強 クラリオン中国(CXEE) 陳藝暉 CXEE 調達部の葉恩謙 私は2008年 と申します。1999年に入社 3月 に 市 販 製 品 の 地 域 販 売マ して、部材の調達とVEC提案を担当して ネージャーとしてCE Dで 業 務を開 始し、 います。順調な部材調達と高い品質を目指していま 2011年にセミOEM営業部門に異動しました。現在 す。クラリオングループの中でも団結力、チャレンジ精神と高い能力 KIA、スバル、いすゞ、スズキ、Hyundai、Volkswagen向け を持ったCXEEチームの一員であることを大変誇らしく思っています。 ビジネス及びキャンピングカー関連のビジネスも担当しています。 私はクラリオングループ、特にCED営業チームの一員である事を心か ら誇りに思っています。クラリオンのマーケットシェア拡大に向けて世界 的なネットワークの中、一緒に仕事をしましょう!“We are Clarion” 今後仕事を通じて皆様と交流出来ることを楽しみにしています。クラリオン 2007年 6月にCEFに入社 こんにちは! 私は しOEMアシスタントの業務を 2007年に入社し、生産技術 担当しています。 入社してからの7年間は クラリオンドイツ (CED) 部で技術担当をしています。当初は小 OEMビジネス発展に向け、 経営陣やチーム マルクス・ウォルフ 制の原口です。入社から6 行っています。 また、 経営陣及びOEM/市販/マーケ 年間海外向けの出荷を担当 ティングのマネージャーに対する管理、 組織上のサポー ト、 CGB、 CEDとの橋渡し役としての業務も担っていま す。 現在はロシア語を学ぶ事に時間と労力を捧げています。 出来たら、 ロシアのプロジェクトに関わるようになりたいです。 Clarion moves you, connects you クラリオンフランス(CEF) ジャックリーン・マレー・タイ しています。海外とのやり取 りは意思の疎通が難しいこと もありますが、お互いに助け合 い困難を乗り越えたときには信頼 関係が生まれます。距離は遠いで すが仲間のことを考えながら丁寧に 仕事をしていきたいです。 マーケティング&セールス本部 (CT) 原口 亜希子 19 Company Profile 2014 電 気・オーディオ製 品 好 こんにちは、海外出荷統 ネスにおける機密事項、 重要な情報の取り扱いも クラリオン中国(CXEE) さな工場でしたが、今では OEM製品の と共に多種多様な経験を重ねてきました。 マ ネージャーと担当者間の連携を取る事やビジ ブランドは業界でも優秀なブランドです。皆さん、一緒に頑張りましょう! 日産向けのカメラビジネ ス を 担 当して おります 。 グローバルで普及し始めた Around View Monitor (= A V M )を 中 心 に 、価 格 調 整 、開 発 、量 産 ま で のフォ ローを行っております。 Navi、 Audioに続く柱として商権拡大 していきます。 マーケティング&セールス本部 (CT) 相馬 和雄 私は大の自動車と Audio製品のファンで、 私は、企業ビジョンを念頭に "moves you, 品購入者をサポートする事で 的感性を生かし、グラフィッ クデザイナー兼マーケティン グスペシャリストとして働いて おり、クリエイティブなアーティス connects you"の精神で、価値ある製品を効 す。 SNSサイトやOnlineサイト 大好きです。CCIではアート トWeb管理者であると自認して おります。 生産量も増えて大きな工場になりました。 きな 私の 職 務は 、 当社の 製 こういった物をいじるのが 葉恩謙 率的に製造できるようにサポートしています。 に書かれた質問やレビューなど に応対するなどのマーケティング 的な仕事もします。 他には、 本社の新 クラリオンタイ(CAT) ノンタワット Website活動にも参加しています。 クラリオンアメリカ (CCA) ジュバル・ライエラー クラリオンカナダ (CCI) アンドリュー・デイビソン Company Profile 2014 20
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