【パソコン架空請求被害】 1) 無料サイトのはずが? いきなり会員登録に?! 中学生の息子が、パソコンでゲーム サイトを見ていたら、いきなりアダルト サイトに接続された。「18 歳以上」のと ころをクリックしたら、突然「会員登録」 になり、請求画面が現れた。画面を消 そうとしても消えない。画面の連絡先に電話をしようかと思って いる。 このような相談の多くは、申し込み 内容の確認画面や訂正画面がない場合 が多く、電子消費者契約法により、そ の契約は無効となりますので、請求に 応じる必要はありません。画面が消え ないというトラブルは、コンピュータ ウィルスが埋め込まれているので、 「システムの復元」や「パ ソコンの初期化」が必要です。情報処理推進機構(IPA) のホームページを参考に自分で修復することができます。 相手は巧みに、こちらの情報を知ろうとしますのでご注意くだ さい。サイトの利用規約や金額を確認して、安易にクリックしな いように、また、請求画面が表示されても慌ててお金を振り込ん だり、連絡をして、こちらの情報を知られないようにしましょう。 【電話送り付け商法】 2) 注文した覚えがないのに、 注文したと言われて・・・・!? 「以前にお申し込みいただいた健康食品を、今から代金引換 配達で送ります」と業者と思われる者から 突然電話がかかってきた。こちらも、「申 し込んだ覚えが無い」と断ると、「その時 の録音がある!」と強硬な態度に出られ 「裁判する!弁護士費用も請求する!」 と脅された。 注文もしていないのに、食品(サプ リメント含む)などを送りつけてくる 商法も過去から多くあります。 しかし、最近は電話で、強引に注文もし ていないのに、業者から「あなたが、申し 込んだのだから支払え、録音もしている、 裁判所に訴える!」と高圧的にいわれ、怖 くなって購入してしまう例もあります。 さらに、あなたが高齢者とわかると、次 から次と注文したかのように、送られてくることがありま す。申し込んだ覚えがなく、購入するつもりがなければきっぱりと 断ることです。電話で一度断ったのに再び勧誘することは、「特 定商取引法」で禁止されています。 また、一方的に商品が送りつけられて来ても支払い義務 はなく、受け取る必要もありません。受け取り拒否をして ください。ただ、家族の者が受け取ったり、支払ったりし ないように、家族全員に伝えておきましょう。断っても、キ ャンセル費用という名目で、住所や宛名がない請求書が送られ てくる場合がありますが、不安なことがありましたら、消費生活 センターまでご連絡ください。 【新聞長期購読契約】 3) 新聞の長期購読契約にご注意を! 「新聞を読まなくなったので、解約したい!」 「商品などの提供を条件に3年契約をしている。残 りがまだ1年あるがどうすればよいのか」「同居す る高齢の親が、知らぬ間に1年先から5年の購読 契約をしており、テレビを受け取ったようである。現 在本人は、病院に入院中で、今後新聞を取っても読むかどうか わからず、やめるにはどうしたらよいか」などの相談がありま す。 これらの新聞の長期購読の勧誘は、訪問によるものが多 いようです。直接、販売店に出向いたり、電話での申込み をしない限り、契約後 8 日以内ならば、商品 の返品を前提に、クーリング・オフ制度を利 用することができます。また、新聞の長期購 読は、期間が長ければ長いほど、高額な商品 の提供があるようです。また、途中で解約す る場合は、その方法も契約書に決める必要があり、口約束 だけでは、後の争いは必須です。真摯に販売店と当初から の話し合いが必要です。 本来は、新聞購読が目的ですから、新聞が読めなくなったり、 必要以上に数社と契約を結んだ結果、新聞購読料金が非常に 高くなり、大きな負担となったりしますので、安易に契約をしない ようにしましょう。 【ご相談窓口】 大阪市北区梅田1丁目1番3号 大阪駅前第 3 ビル12階 新聞公正取引協議会 大阪事務局 TEL 06-6341-4097 【ウェブサイト詐欺商法】 4) インターネットで見つけた爆裂大安売り! その商品、模倣品でした! 1.正確な運営情報(運営者氏名・住所・電話番号)が記載されていない!? <連絡手段が E メールしかないウエブサイトは危険です。> 模倣品を販売するウエブサイトでは、ほとんどが、銀行 振込で、入金後にトラブルが発覚し、お金の返還や品物の 交渉をしようとしても、相手に連絡がとれなくなるケース が多くあります。また、ウエブサイトの名称や運営者氏名と 口座名義人の異なる場合も注意が必要です。商品の状態や販 売形態にもよりますが、正確な運営者情報が記載されていないウエブサイ トの利用は控えましょう 2.正規販売店の販売価格よりも極端に値引きされている。!? <お買い得すぎる商品、本当に本物ですか・・>? 正規販売店の販売価格よりも大幅に値引きされ、販売されて いる場合は、本物であるか慎重に判断する必要があります。一方 で、最近は不審がられないように、価格でも値引き幅を落としている例も ありますのでご注意ください。 3.日本語の表現が不自然である!? <機械翻訳のような日本が使われていませんか・・・?> 機械翻訳のような不自然な日本語表記がされているウエブサイトには 要注意です。例えば、「休業日、365天受付 送料無料! 3日か5日届けます!」「弊社の商品の品数は沢山あります。 価格は安めです。」「休日か悪い天気にあったとき、届けた日 より2、3日遅れるの可能性になっています。」といった文章 には、注意しましょう。 【オンラインゲームでの注意点】 5) オンラインゲームで高額請求が…! 小学生の子どもが、保護者所有のパソコンを使って、無料と いうオンラインゲームで遊んでいた。 ゲームの中には、一定の数量を超えれば、 お金が必要なゲームが多くあります。特に、 こどもは、お金が必要とは思わず5千円の「ア イテム」を親に内緒で多数購入していた。後 日、通信料を含めた使用代金として、十数万円も の請求書が来た。 オンラインゲームとは、携帯電話やパソコン などを利用して、インターネットを介するゲームで、最近、 未成年者がゲームをして高額な請求が来たという保護者か らの相談が増加しています。広告等や画面だ けでの「無料」が強調されていても、全てが 無料とは限らず、小さく表示しているものや、 わからないように表示している有料のものも 数多くあり、サイトによっては高額なものが あります。 ゲームに夢中になれば、現実とゲームを錯覚して、有料 アイテムを無意識に購入してしまい、さらには、通信費用 は別途必要です。保護者は管理を確実に行ってください。未成 年者の場合、サイトに対して成年だと偽って入会した例も あり、子どもがゲームをしたと証明したとしても、未成年者とし て契約を取り消しするのは非常に困難ですので、ご注意くださ い。
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