なぜ米国地域金融にはなんらかの小規模金融機関が存在するのか 茨城大学人文学部准教授 内田聡 Ⅰ 問題の所在 米国の金融再編というと、銀行数の集約傾向ばかりが取りざたされる嫌いがあるが、 事態はそれほど単純ではない。再編が一巡した現在(2006 年末)も、銀行数の 93.33% は総資産額 10 億ドル未満の小規模銀行であるし、年間に 100~200 行の小規模銀行が 新設される。この理由の 1 つは、地域密着の継続に求められる。たとえば、リレーション シップバンキング(リレバン)では取引先経営者などのソフト情報を用いるため 1)、その 情報を活かしうる小規模銀行に一定の存在価値がある。また、小規模銀行を下支えし うる、S コーポレーション(株主数や株式の種類は制限されるものの連邦法人所得税の かからない株式会社)の仕組みなども存在する。 これに対して、小規模銀行の合計資産額のシェアは 11.99%に過ぎないという反論も ありうるが、地域金融は多様であるため、その分析には全米単位に加えて州や市の単 位での接近が欠かせない。後に触れるように、本稿で扱う事業向貸出額を州単位でみ ると、多くの州で小規模銀行のシェアがかなり大きいことが分かる。 本稿で議論したいのは、特定の地域の金融ニーズがどのように満たされるのかとい うことである。誰が満たしても構わないのだが、現実には大規模・中規模銀行では満 たせない一定の資金ニーズがあり、これに対応する小規模銀行やその他小規模金融機 関が存在するのではないかと考えている。 内田(2006b)では、S コーポ銀行の比率の高い地域の特性を明らかにしたが、一方で 同比率が低い地域とはどういうところか、銀行以外に貯蓄金融機関やクレジットユニ オン(CU)の存在に特徴があるのかなどの課題が浮かんできた。さらに本稿では、小 規模金融機関の行数分布ばかりでなく、貸出業務とくに事業向貸出額のプレゼンスに ついて考察を進める。貯蓄金融機関やクレジットユニオンには事業向貸出を行ってい るイメージが一般にあまりないかもしれないが、前者の行数のうち 35.36%は事業向貸 出を中心としているし、小規模貯蓄機関に絞っても 34.12%である。また、CU も 1998 年の法改正で事業向貸出が認められ、組合数の 22.45%が行っている(06 年 6 月末)。 近年、小規模銀行とクレジットユニオンの間でエリア・業務の競合が生じており、 それぞれの業界団体によるロビーングも盛んであるが、小規模金融機関同士の競争状 況の分析は別稿に譲ることにして、本稿では大規模・中規模金融機関との関係で、特 定の地域に小規模金融機関がどのように存在し機能しているのかを考えてみたい。 本稿で言う小規模金融機関とは、単体の総資産額が 10 億ドル未満の銀行と貯蓄金融 機関、およびすべてのクレジットユニオン(CU)を指す。総資産額 10 億ドルの前後 で業務のスタイルが必ずしも大幅に異なるものでもないが、連邦預金保険公社(FDIC) や連邦準備制度理事会(FRB)の用いるデータ区分や、連結総資産 10 億ドル未満をコ ミュニティバンクと称する慣例を参考にして、上のような定義を用いる。また、CU に は総資産額 10 億ドル以上も存在し、行数で 1.34%・合計資産で 37.10%を占めるが(06 年 6 月末)、統計の制約から CU 全体のデータを用いている。 なお、筆者は 05 年 8 月~07 年 9 月の間に、5 度にわたり米国の 6 州 14 市の銀行、 貯蓄金融機関、クレジットユニオン、顧客、規制当局、銀行協会、大学で調査を行っ たため適宜言及したい。 Ⅱ 小規模金融機関の存在~理論的・制度的接近 1 リレバンと小規模金融機関 1980 年代に、モラルハザードの抑制策を欠いたまま、金融の自由化が進められたた め、多くの銀行が破綻し、91 年には連邦預金保険公社改善法が成立した。90 年代には、 州を越えた銀行買収・支店設置規制の緩和・撤廃、金融持株会社の容認などから、多 くの戦略的買収・合併が起こり、FDIC 加入の銀行は 06 年末に 94 年末比で約 29%純減 して 7,402 になった。しかし、新設は年間に 100~200 行誕生し、本支店合計数は同期 間に約 27%増加するなど、同国の金融再編はわが国のそれと異なり、集約の一方方向 ではない (図表1)。本支店の増加はリテール業務重視に、新設の存在は地域密着の継 続に理由の多くを求められる。大規模・中規模銀行が小規模銀行を買収して個別・地 域単位で機能する場合もあれば、リレバンのニーズを満たせず、既存や新設の小規模 銀行がこのニーズを取り込んでいくこともある。 後者の現象は、融資判断に用いるソフト情報(例えば経営者の資質)はローンオフ ィサーなど融資担当者に集積されるため、数値化して組織内に伝達・還元するのが難 しいという、コントラクティング問題に起因する(図表 2)。具体的には、融資権限が現 場でなく本部にある場合、銀行の規模が大きく階層が多いほど、リレバンの遂行が困 難になる。従って、小規模な組織で運営するか、さもなければ融資担当者などへ権限 を委譲しながら組織として管理することが必要になる 2)。コントラクティング問題の 範囲は融資担当者と銀行経営陣の間ばかりでなく、経営陣と株主、株主と債権者・規 制当局者に及ぶもので、例えば経営陣が融資権限とソフト情報の両方を持っていても、 株主がリレバンを遂行する理由を理解できなければ問題が生じうる。従って、リレバ ンの遂行には、簡素な組織でその株式や債券が広く取引されない形態、あるいはステ ークホルダーの目的が一致しやすい組織形態が向いている。 小規模銀行がリレバンを行うのは、こうした要件を備えている場合が多いからである 3)。 さらには、地元経済・住民による小口の出資金で設立される銀行もあり、金融再編後の傾向 の 1 つになっている。もちろん、小規模銀行には、大口の資金需要に応えにくいとか、展開 地域が偏っているなど、小規模銀行がゆえの限界もある。一方、純粋な民間の銀行だが、ロ ーンパティシペーションなどの仲介で小規模銀行間の資金調整を行う、バンカーズ・バンク などが現れてくるのは興味深い。また、中規模銀行でリレバンを行う場合は、支店への権限 委譲を明確にすることが多く、外的に分かり易いように子会社として運営するケースもある。 中規模銀行では、小規模銀行にはない、全体としての規模を活かしうる反面、株主とのコン トラクティング問題が相対的に生じ易くなる。 2 S コーポ銀行 4) こうした地域密着は基本的にビジネスライクで行われるものだが、政策的な枠組み に依存する部分も少なからずあり、中小企業庁(SBA)のローン保証のような顧客へ の対応から、地域再投資法(CRA)の存在や、衰退経済地域での金融活動支援のよう な金融機関への対応まである。次に取り上げるSコーポは、二段階課税回避のために 制定されたものだが、これを超える影響を金融システムに与えている。 (1) S コーポとは S コーポは、株主数や株式の種類は制限されるものの連邦法人所得税のかからない株 式会社で、事業活動の法的な組織形態の選択で生ずる税負担の相違を緩和するため、 1958 年に制定された 5)。その後数回の法改正が行われ、97 年に銀行にも適用可能とな り、04 年に株主数などの適用要件の緩和が行われた。 S コーポは、株主全員の同意により、内国歳入法第 1 章第 S 節規定の課税方法を選 択した法人である 6) 。(S コーポでない一般の法人は C コーポと呼ばれる。)S コー ポは法人段階で連邦法人所得税が免除され、株主段階で個人所得税が課せられるため、 二段階課税が回避される 7)。S コーポは、一般に金融市場からの資金調達手段を持たず、 その事業規模も限定され、同族経営による中小規模の閉鎖会社として利用されること が多く、法人と株主の人格を経済実質上同一視している。S コーポ税制最大の特徴は、 連邦法人所得税を免除される有限責任の株式会社という点で、パートナーシップ税制 と C 法人税制の折衷と言える。また、S コーポはエンジェルの税制優遇措置を意図し たものではないが、S コーポの損益が株主の所得に移転し(パススルー)合算されるた め、同税制優遇としても機能しうる。 S コーポには、小規模会社制度という性格から、以下のようないくつかの要件がある。 換言すれば、①や④の要件によって資金調達が制限されるので、成長指向の企業には 向かない。 ①株主数は 100 名以下であること。ただし複数世代の家族を一株主とみなせる。② 株主は個人、諸財団、特定信託であること。③株主に非居住外国人がいないこと。④ 一種類を超える株式を発行しないこと。これは S コーポから分配される経済利益に対 する権利の種類を意味し、優先株の発行を禁ずるもので、議決権の異なる株式の発行 は認められる。⑤引当金方式の制限。貸倒損失の控除には原則、特定債権償却法を用 いねばならない。 (2) S コーポ銀行の現状 S コーポ銀行は施行 10 年後の 06 年末には 2,262 行となり、全銀行数の 30%を超えて いる (図表 3-1)。地方では 41.2%を占め 8)、地方かつ農業貸出中心銀行(農業銀行)で は 51.9%に及ぶ(07 年 3 月末)9)10)。地理的分布は均一でなく、各州の銀行数に占める S コーポ銀行数の割合をみると、中部・中西部・南部において全米平均を超える州が集 中し、東部の州では低い比率になっている (図表 7)。 次に S コーポ銀行の内訳をみると(図表 3-2)、97 年末には農業銀行の数が多かったが、 06 年 6 月末には商工業貸出中心銀行(商工業銀行)が逆転している。C コーポ銀行の それと比べると、商工業銀行が増大しているのは共通だが、S コーポ銀行は農業数のシ ェアがやや大きい。資産規模別では、10 億ドル以上が 31 行(うち 20 億ドル以上が 4 行)存在する一方、98.6%が 10 億ドル未満で、57.4%が 1 億ドル未満である。収益性 (税引前 ROA)で行数分布をみると、S コーポ銀行は C コーポ銀行と比べて収益性の 高い銀行が多いことが分かる。 新設銀行数に占める新設 S コーポ銀行数の比率は 10%程度で推移してきたが、近年 上昇傾向にある。また、グループ内再編や他の S コーポ銀行による吸収・合併が 06 年 になっていくつか生じている。 3 貯蓄金融機関とクレジットユニオン 11) (1) 貯蓄金融機関 (a) 貯蓄貸付組合 貯蓄金融機関は貯蓄貸付組合(S&L、FDIC のデータ表記では SA)と貯蓄銀行(SB) からなる。 前者はその原型を英国から得ている。産業革命期に多数の人々がイングランドの主 要都市へ流入し、これら労働者階級へ住宅建築資金の積立と借入の手段を提供するた め生まれた。第二次世界大戦後、住宅金融専門の S&L は国家目的となった住宅建設で 優位に立ち、1966 年まで預金金利が規制されなかったため銀行より高い金利を提供で き、併せてきめ細かいサービスで消費者へ対応し、市場シェアを目覚しく伸ばした。 しかし、60 年代後半から預金金利規制の適用と税制優遇の一部撤廃が行われ、S&L の 急成長は滞りはじめた。70 年代後半から高金利時代が到来し、ディスインターミディ エーションが生じ、S&L は銀行ともども小口証券や MMF との競争が激しくなり、78 年以降は高インフレと歴史的高金利期へ突入し、80 年には預金金利規制の段階的撤廃 が始まるなど、経営環境は厳しくなった。こうした事情で 70 年代から S&L の合併が 進み、組合数は 75 年末の 4,931 から、84 年末には 3,391 へ激減した。 S&L の免許は当初州法だけだったが、1932 年から連邦法免許が開始された。組織形 態は当初は相互組織だけだったが、1890 年代から株式会社組織の組合が生まれ、1982 年ガーン・セイントジャーメイン預金金融機関法(1982 年法)で、株式会社組織を連 邦レベルで認めただけでなく、州法の規定に係わりなく州法レベルでもこれを許すよ うになった。その内訳は図表 4-1 のようである。 また同法で、以下の SB も含めた貯蓄金融機関に消費者貸出、事業向貸出、不動産貸 出などの業務範囲拡大が認められた。次の SB との合算での資産構成は図表 4-2 のよう である。 (b) 貯蓄銀行 SB もその原型を英国から得ている。1861 年設立のフィラデルフィア貯蓄基金協会が 米国最初の相互貯蓄銀行(MSB)とされる。MSB は零細な貯蓄資金を受け入れ、それ らを商業銀行へ預金したり、国債や州債へ投資したりして、貸出はしなかった。第二 次世界大戦後まで 500 行台存在したが、70 年代には合併で 400 行台になり、歴史的高 金利のため経営が苦しくなった。80 年代以降は合併がさらに増えて 1982 年末には 42 行へ減少した。1970 年代まで MSB は主として北東部の 16 州に分布し、しかもマサチ ューセッツ、ニューヨーク、およびコネチカットの 3 州に 3/4 が集中していた。20 世 紀の後半から始まる MSB の成長期に、ニューイングランドとその周辺部で製造業が発 展し、人口も賃金労働者の数も多く、彼らは MSB の利用者だった。これに対し、農業 行中心の南部や西部では MSB の利用者の数が少なく、商業銀行が小口業務を行い S& L が普及し、さらに MSB の設立を許す州法がなかった。1982 年法で S&L の MSB 転 換が認められたので、MSB は 84 年末に 602 行へと急増した。 19 世紀始めの創設期以来、MSB は州法が根拠法だったが、1978 年金融機関規制およ び金利統制法で、MSB にも連邦法免許の途が開かれた。81 年にワシントン州は、MSB の相互組織から株式会社組織への転換を認める州法改正を行い 6 州がこれに続いたが、 前述の 82 年法では MSB の株式会社組織を連邦レベルと州法レベルで認めた。その内 訳は図表 4-1 のようである。業務範囲と資産構成は図表 4-2 を参照。 (2) クレジットユニオン (a) 沿革と仕組み クレジット・ユニオン(CU)は、加入した組合員の金融相互扶助で、組合員から資 金を預かり組合員へ融資するものである。 1909 年にニューハンプシャー州で CU の元祖に当たる、セイント・メアリー協同信 用協会を設立する特例法が成立し、これが州レベルの最初の CU 法だった。10 日遅れ て、マサチューセッツ州で最初の CU 一般法が生まれ、諸州の CU 法と連邦法の手本に なり、34 年に連邦クレジットユニオン法が成立した。50 年には CU 数が 1 万 586、組 合員数が 461 万名で、その後急成長し、70 年には同 2 万 3,687、2,278 万名になった。 80 年代には金融危機に直面し統廃合が進んで以来、組合数は減少傾向にあるが、組合 員数は一貫して伸びている。06 年末には 8,662 組合、8,822 万名で全人口の 30%程度が 加盟している (図表 5-1)。 CU 急成長の最大の理由は、膨大な消費者金融のニーズがあったのに、満たされてい ないところにあった。長い間、商業銀行は消費者信用に熱心でなかったし、貯蓄金融 機関は近年へ至るまで消費者金融の取り扱いが制限されていた。また従業員の職場定 着や福祉向上に効果があるため、企業側は職域 CU の設立を奨励・援助した。 CU は所得税が免除される一方で、免許の連邦・州法を問わず共通の絆(コモン・ボ ンド)に基づいて設立される必要がある。絆には、①勤務先などの職域、②業界団体・ 職業団体・労働組合・協会などの団体、および③地域が長く続いてきた分類だったが、 1998 年の法改正で複合という範疇が追認された。組合数の分類別シェアは、1987 年末 に職域 80%、団体 16%、地域 4%だったが、06 年末には職域 36.2%、団体 9.3%、地 域 20.9%、複合 31.1%などに変化している。分類別の資産規模のデータはないが、地 域と複合の増大は CU の大規模化をもたらしているように想像できる。また、職域の 減少の理由としては、永井(2004a)によれば以下である。①製造業生産基地の外国への 移転、東西冷戦終結による防衛産業の縮小等により、企業の規模縮小・閉鎖が相次い だ。②新規職域を追加しようとしても、大企業には既に CU が存在し、新規設立企業 の大半である従業員 20 名以下の小企業は、職域追加対象としては効率が悪く魅力が乏 しい。③多数の職域グループを束ねる管理の負担が重くなった。④事務所スペースの 提供など、職域としての企業からの協力が得られにくくなった。 CU の意思決定は総会で行われ、投票権は出資(預金)の多寡に関係なく、組合員 1 人1票である。役員は無償奉仕が原則だが、いくつかの州は定額の役員報酬を認めて いる。全 CU の従業員数・約 214 千人のうち 29.08%がボランティアであるが(06 年末)、 その比率は 96 年末の 46.29%から大幅に低下している(図表 5-1)。これには CU の大規 模化が影響しているようである (図表 5-2) 。 CU の合計資産の 69.73%が貸出で、貸出構成比は新車購入ローン 17.8%、中古車購 入ローン 17.6%、モーゲッジ貸出 32.4%、ホームエクイティローン 7.5%である(図表 5-3)(06 年末)。傾向としては車購入ローンが頭打ちになる一方、モーゲッジのシェ アが拡大している。 (b) 商業銀行との競合 1998 年の法律改正で、member business loan(MBL)とよばれる、貸出額が 5 万ドル 以上で住居用不動産により担保されない会員向事業貸出が、CU に認められた 12)。MBL は CU の純資産の 1.75 倍又は総資産の 12.25%が上限である。06 年末時点で全貸出残 高の 4.5%を占めるに過ぎないが、高い伸び率を示している。この上限からも、CU の 総資産規模が大きくなるに従い、MBL を取り扱うようになる傾向がある。また、全国 の MBL の平均貸出額は 178,421 ドルになっている。 全米クレジットユニオン協会(CUNA)の資料で、以下のように MBL の意義を伸べ制限 緩和を求めている。「SBA の最近の調査によれば、銀行統合は中小企業の資本へのアクセ スの減少をもたらした。こうした銀行統合関連のプレッシャーに直面した事業主にとって、 組合員所有の CU の選択は自然なことである。CU は当然、地元での意思決定と強力なサー ビス指向哲学をもって、地元に所有・管理されている。しかしながら、多くの CU にとって、 現在の MBL の 12.25%制限は事業向貸出分野へ進出する際の実質上の妨げになっている。 スタートアップの費用と経験のある貸手の雇用の必要性から、小さなポートフォリオではこ うした費用を賄うことは難しい。20%への拡大は、より多くの CU がスタートアップ費用を 賄うために必要な収入基準を生み出すことを可能にするだろうし、多くの CU 組合員に事業 向貸出へのアクセスを拡大するだろう。」 銀行業界は CU の活動に警戒を示している。というのも、地域を絆とする CU が増大し、事 業向貸出にも進出して、業容面で銀行とくに小規模銀行との競合が生じる一方で、CU には法 人税免除という得点が存在するからである。銀行業界は CU への課税によってイコールフッ ティングを達成しようとしているが、CU の政治勢力も強いため実現に至っていない。こうし たなかで、04 年には S コーポ銀行の要件緩和、つまり銀行の非課税化要件を緩和することで 対抗している。CU 業界は CU の課税への警戒感をあらわにすると共に、S コーポ銀行につい て株主優遇の仕組みであると批判し、課税損失の問題を指摘している。 Ⅲ 小規模金融機関の存在~地域別の接近 1 S コーポ銀行の分布 (1) S コーポ銀行の現状 内田(2006b)で使用した 2004 年末のデータに、2006 年 6 月末のデータを加えて、S コ ーポ銀行の現状を説明する (図表 7)。 S コーポ銀行の行数比率は 04 年末に 26.93%で、06 年 6 月末には 30.53%に拡大して いる。州別にみると、04 年末よりも 06 年 6 月末の比率が低下したのが3州、変化なし が 10 州(うち8州では S コーポ銀行が存在しない)で、38 州で上昇してルイジアナ州 は 06 年 6 月末に全米平均を超えた。上昇幅が大きい州は、94 年末で S コーポ比率が全 米平均より高い地域に多い。 (2) S コーポ銀比率の高低 (a) 比率の高い州 内田(2006b)では S コーポ銀行比率の高い州の特徴を理解するため、S コーポ銀行比 率と諸指標との相関を調べた(04 年末)。①各州の全銀行数に占める地方の全銀行数 の割合との相関は高い(相関係数・0.55)。②(銀行の支店設置を認めない)単店銀行 制度との相関も高い(0.53)。③人口減少郡比率との相関は高くない(0.38) 13)。 S コーポ銀行比率の高い州を取り上げてみると、以下のような共通点がある。単店銀 行制度を相対的に遅くまで採っていた州で、もともと転換要件を満たしている銀行が 多い地域のようだ。同制度を採っていた州は、中部・中西部に位置する農業州で、地 方所在の銀行比率が高く、人口減少傾向にある場合が多い。 (b) 比率の低い州 S コーポ銀行比率の高い州では小規模銀行比率が高い傾向にあるため(相関係数・ 0.51)、S コーポ銀行比率の低い州では、他の金融機関である貯蓄金融機関やクレジッ トユニオンの存在がどのようなっているのかを調べた(06 年 6 月末)。S コーポ銀行 比率と、①各州の全銀行と全貯蓄金融機関の合計数に占める「小規模」貯蓄金融機関 数の割合との相関は逆相関で高い(相関係数・-0.51)。②各州の全銀行と全クレジッ トユニオンの合計数に占めるクレジットユニオン数の割合との相関も逆相関で高い (同-0.78)。③各州の全銀行・全貯蓄金融機関・全クレジットユニオンの合計数に占 める小規模貯蓄金融機関・全クレジットユニオン数の割合との相関も逆相関で高い(同 -0.78)。S コーポ銀行比率の低い州では、小規模貯蓄金融機関とクレジットユニオン の両方もしくはいずれかが比較的多く存在しているようだ。 2 事業向貸出 (1) 全米の概観 最初に事業向貸出を全米で確認する。本稿で事業向貸出とは、construction and land development, commercial real estate, farmland, real estate loans in foreign offices, farm loans, commercial and industrial loans(=C&I)の合計を指す。 まずは銀行における資産規模別の貸出額のシェアを考察する(図表 6-1)。全銀行の総貸 出額(net loans & leases)に占める総資産額 10 億ドル以上の大規模・中規模銀行のそれの 額の割合は、96 年末に 78.75%で 06 年 6 月末に 85.52%へ拡大し、逆に総資産額 10 億ドル 未満の小規模銀行のそれは縮小している。同様に、全銀行の事業向貸出(business loans) 額に占める大規模・中規模銀行のそれの額の割合は 75.67%から 78.32%へ拡大し、小規模 銀行のそれは縮小している。事業向貸出の各項目でも、大規模・中規模銀行のシェアが拡 大しているが、マーケットシェアが既に大きい C&I の伸び率が小幅なのにくらべ、 construction and land development, farm Loan の伸びは大幅である。 次に銀行規模別内での貸出額の構成比の変化を考察する(図表 6-2)。総資産に占める総貸 出額の比率をみると、全銀行で 06 年 6 月末に 96 年末比で 2.07%減の 60.27%、大規模・中 規模銀行で 3.74%減の 56.86%、小規模銀行で 8.54%増の 67.60%である。同様に、総貸出額 に占める事業向貸出額の比率をみると、順に 0.92%増の 44.27%、1.08%減の 40.55%、16.66% 増の 66.26%になっている。総貸出額に占める事業向貸出額の各項目の割合変化をみると、 大規模・中規模銀行では C&I が-7.71%と大幅に低下する一方、その減少分に相当する程度 に construction and land development と commercial real estate が伸びている。小規模銀行でも方 向性は同じだが、C&I の減少が小幅で、後二者の伸びが大幅である。 (2) 州別の状況 金融機関(銀行・貯蓄金融機関・CU)による各州内の事業向貸出額に占める、小規 模銀行によるそれの割合(小規模銀行の事業向貸出額シェア)を計算してみた(06 年 6 月末、図表 7)。全米平均は 21.05%だが、州別でみると実に 36 州で平均を超え、か つその多くの州で平均越えの幅が大きいことが分かる。各州の小規模銀行の事業向貸 出額シェアと各州の事業向貸出額の相関を取ると-0.45 である。なお、統計上の制約か ら小規模銀行の事業向貸出は所在州外への貸出も含むが、多くは州内で営業している ものと考えられる。小規模貯蓄金融機関と CU についても同様である。 次に、各州内の事業向貸出額に占める小規模貯蓄金融機関のそれを計算した(小規模貯蓄 金融機関の事業向貸出額シェア)。全米平均は 2.36%で、州毎の差が大きい。各州の小規模 貯蓄金融機関の事業向貸出額シェアと各州の事業向貸出額の相関を取ると-0.27 である。 最後に、CUNA 資料から、各州内の事業向貸出額に占める「全」CU の MBL の割合 (CU の事業向貸出額シェア)を記載した。全米平均は 0.85%で州毎の差が大きい。各 州の CU の事業向貸出額シェアと各州の事業向貸出額の相関と取ると-0.20 である。な お、前述のように、CU については統計の制約から CU 全体のデータを用いている。 3 つの指標の合計(小規模金融機関の事業向貸出額シェア)を全州でとった。全米平均 は 24.26%だが、37 州で平均を超え、かつその多くの州で平均越えの幅が大きいことが 分かる。各州の小規模金融機関の事業向貸出比率と各州の事業向貸出額の相関と取る と-0.52 である。なお、先に触れた統計上の制約や四捨五入の関係で、合計が 100%を 超えるところがある。 この 37 州で 3 つの指標とも全米平均を超えているのは 8 つの州で、そのうち唯一フ ロリダ州は事業向貸出額が全米平均を超えている。 小規模金融機関の事業向貸出額シェアが全米平均以下は 14 州で、うち事業向貸出額 が全米平均以下である州は 6 州で、かつ 3 つの指標ともが全米平均以下である州はデ ラウェア州だけである。これら 6 州のうち、コネチカット(ニューヨーク隣接)、メ ーン、ロードアイランド(マサチューセッツ隣接)、ネヴァダ(カリフォルニア隣接) の 4 州では、小規模金融機関の事業向貸出比率は極端に低くはなく、隣接州との経済 圏を考慮すれば説明がある程度つくように考えられる。ハワイについては今後の検討 が必要だが、デラウェア(ペンシルバニア隣接)は法人の州とも呼ばれ、法人の登記 が容易で大規模企業が多く存在するため、中小の資金ニーズが大きくは現れにくいの ではないかと推測する。 Ⅳ 結論 本稿の取っ掛かりは、地域にあるリレバンなどのニーズを満たすためには、なんら かの小規模金融機関の存在が必要ではないのかという仮説にあった。これを明らかに するため、銀行ばかりでなく貯蓄金融機関と CU を含めた金融機関「数」の分布と、 州内での小規模金融機関の事業向貸出「額」シェアから接近した。前者では、S コーポ 銀行比率が低い州には、小規模貯蓄金融機関や CU が存在していることが分かった。 後者では、事業向貸出マーケットが大きくない多くの州において、小規模金融機関の 同貸出額シェアが大きいことが分かった。 3 種類ある小規模金融機関のうち、どの金融機関のプレゼンス(行数シェアと貸出額 シェア)が大きいかは州や地区によって異なる。中部・中西部・南部では小規模銀行 のプレゼンスが大きく、S コーポ銀行の仕組みが「制度的」にこれを支えている。東部 地区では、小規模貯蓄金融機関のプレゼンスが大きいが、貯蓄金融機関発祥の地でも あり、その「伝統や慣行」が今なお存在している。また、両方に該当しない地区では、 西部のようにコモンボンドからなる CU のプレゼンスが大きいところが存在する。 小規模銀行や株式の小規模貯蓄金融機関のなかには、複数銀行持株会社や複数貯蓄 金融機関持株会社の子会社も含まれている。大規模・中規模金融機関の一部という見 方もできるが、むしろなぜコストを払ってまで子会社化するのかを考える必要があり、 これは 3.1 で触れたコントラクティング問題にかかわるものである。 規制緩和に伴う再編から、小規模金融機関のプレゼンスが低下していることは事実 かもしれないが、今後も一定程度のニーズが存在すると考える方が自然だろう。企業 数の 99.7%が中小企業であるばかりでなく 14)、NPO や NGO の台頭にもみられるよう に世の中がますます多様化していくなかで、(一取引あたりの融資額は低下するかも しれないが、)その資金ニーズは存在し続けるだろう。これに応ずるには、小規模金 融機関の方が都合が良いと考えられるし、これを支える様々な仕組みも存在している。 (注) 1) 以下ではリレバンをリレーションシップレンディングの意味で用いる。 2) 筆者が米国で行ったインタビューなどから考えると、ソフト情報の伝達が可能な組 織とは、実態的には、全ての行員同士が顔見知りである程度の規模、あるいはそれ に近い状態を実現できる組織形態ということになるだろう。 3) リレバンの問題点には、ソフトバジェトコンストレイント(借手企業が経営危機に陥っ たときに追加融資を銀行は拒否できるのか)と、ホールドアッ プ(借手企業は銀行に情 報を占有されるため他の資金調達機会を逃したり借入を躊躇する)がある。小規模銀行で は経営陣が融資担当者の行動や個別取引を把握しうる組織形態である場合が多く、これは コントラクティング問題の抑制ばかりでなく、ソフトバジェット問題の追加融資でも担当 者の管理として機能しうる。また、特定地域で営まれる小規模銀行にとって、地域の評判 は大変重要であるため、ホールドアップ問題の弊害を軽減しうる。 4) 以下の記述は内田(2007)に依拠している。S コーポ銀行の詳細は参考文献も含め内 田(2006b)を参照されたい。 5) 米国の S コーポの数は 85 年の 72 万強から 02 年には 315 万強へ増大し、全法人数 の 55.4%、全法人収益の 59.6%を占める。 6) S コーポはあくまでも税法上の区分であり、法人の根拠法は一般事業会社であれば 州法に、銀行であれば国法か州法にある。 7) 免税のメリットを簡単な例(株主 1 人、税引前利益 100、連邦法人所得税率 35%、 個人所得税率 35%、配当税率 15%)で説明する。S コーポでは、連邦法人所得税は 0、 個人所得税が 35(100×0.35)で、所得税の合計は 35 となる。配当額の多寡にかかわ らず、税引前利益×個人所得税率の納税が必要となるため、配当を 60 とすれば 40 が 内部留保で、株主には税引後の 25(60-35)が残る。C コーポでは、株主へ税引後 25 を残すには内部留保は 35.6 へ低下し、内部留保が 40 なら株主への税引後は 21.25 に低 下する。どのように用いるかは別として、この差額が S コーポの節税分である。 8) 米国では都市の画定に MSA(Metropolitan Statistical Area)が以下のように定められ る。人口 5 万人以上の中心都市およびこれと経済・社会活動を一体として行う地域 を 1 つ以上持つ郡で、複数の都市の複数の郡から構成されることもある。本稿では、 MSA を都市、非 MSA を地方と呼んでいる。 9) FDIC の Institution Directory では現在、都市・地方の検索については最新のデータ 分しか表示されないため、07 年 3 月末の数字をやむなく掲載している。 10) FDIC の定義で、商工業銀行(Commercial Lending Specialization)は商工業向貸出、 建設・土地開発担保貸出、商業用担保貸出が総資産の 25%を超える機関、農業銀行 (Agricultural Specialization)は農業生産貸出と農地担保貸出が総貸出・リースの 25% を超える銀行である。 11) 以下の記述は、(2)(b)を除き、断りのない限り高木(2006)に依拠している。直近のデ ータは筆者が更新した。 12) MBL については、全米クレジットユニオン協会(CUNA)のほか、日本銀行信用機 構局(2004)を参照。 13) 人口減少郡比率とは、州を構成する全ての郡に占める人口減少郡(00 年の人口が 90 年のそれを下回る郡)の割合である。 14) 米国では従業員 500 人未満の中小企業数は全企業数の 99.7%を占め(2003 年)、過去 20 年間の中小企業の民間(非農業部門)の GDP の割合は約 50%である(SBA(2003))。 参考文献 伊藤公哉(2005)『 アメリカ連邦法人税(第 3 版)所得概念から法人・パートナーシップ・ 信託まで』中央経済社。 内田聡(2005)「 アメリカにおける銀行の統廃合と新設―リレーションシップバンキング の動態―」『信金中金月報』第 4 巻第 3 号、3 月。 ―(2006a)「米国における金融の再編と地域性」『生活経済学研究』第 22・23 巻、3 月。 ―(2006b)「地域密着を可能にする仕組みとは~米銀数の 30%を占める S コーポ銀の分 析から~」『証券経済研究』第 56 号、12 月。 ―(2007)「米国金融システムの組み替え~規制緩和、金融再編、および地域密着の継続 ~」『信用金庫』第 61 巻第 56 号、5 月。 数阪孝志(2003)「米国信用組合の構造」『金融構造研究』第 25 号、5 月。 高木仁(2006)『アメリカの金融制度 改訂版』東洋経済新報社。 滝川好夫(2007) 『リレーションシップ・バンキングの経済理論:1 つのサーベイ』郵便 貯金振興会郵貯研究会報告資料、6 月。 永井敏彦(2004a)「米国クレジットユニオンの経営戦略 1」『金融市場』1 月。 ―(2004b)「米国クレジットユニオンの経営戦略~協同組織金融機関の優位性~」『農 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1,589 1,534 1,466 1,411 1,345 1,305 2,359 2,110 1,871 1,669 1,543 1,437 1,334 1,215 1,145 1,103 1,068 1,019 974 928 886 863 (出所) OTS, 2005 Fact Book より作成。 SA SB 155 133 121 124 123 139 129 119 118 111 107 107 94 89 79 79 州法免許 相互 SA 529 535 573 593 609 605 580 534 510 505 500 480 465 445 429 425 株式 SB 545 455 401 351 313 275 244 221 200 187 185 180 172 167 163 162 SA 280 258 211 187 159 156 144 134 127 126 124 115 115 114 110 106 相互 SB 342 276 226 178 139 101 89 74 67 60 46 35 34 27 26 20 SA 5 4 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 SB 491 442 339 236 200 161 148 133 123 114 106 102 94 86 79 71 12 7 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 図表4-2 貯蓄金融機関の資産構成比(05年末) Total Assets Total Loans 1-4 Family Mortgage Loans Home Equity Lines of Credit Construction & Land Loans Multifamily Loans Nonresidential Loans Commercial Loans / Small Business Consumer Loans Mortgage Securities Investment Securities (出所) 図表4-1に同じ。 $ Billion 1,464.0 1,119.0 814.7 90.5 43.5 66.4 54.4 43.3 96.7 171.6 64.4 % TA 100.0 76.4 55.7 6.2 3.0 4.5 3.7 3.0 6.6 11.7 4.4 図表5-1 クレジットユニオンの概況 年末 1990 91 92 93 94 95 96 97 98 99 00 01 02 03 04 05 06 組合数 14,549 13,989 13,385 12,960 12,551 12,230 11,887 11,659 11,392 11,016 10,684 10,355 10,041 9,709 9,346 9,011 8,662 組合員数 61,610,957 62,374,344 63,893,495 65,459,078 67,406,890 69,305,876 71,390,131 73,469,484 75,616,434 77,517,076 79,751,873 81,589,260 83,372,839 84,851,679 86,050,841 87,014,017 88,221,913 合計資産残高 ($ Million) 221,759 242,481 269,812 286,716 298,935 316,170 336,452 360,585 398,925 422,567 449,799 514,691 574,687 629,134 668,104 700,390 732,498 合計 343,282 332,959 326,822 327,070 326,027 324,972 328,697 332,446 334,528 337,511 334,175 337,216 340,246 345,914 346,772 349,797 349,956 (出所) CUNA(2006), Credit Union Report より作成。 従業員数 フルタイム 同左シェア パートタイム 同左シェア ボランティア 同左シェア 121,702 120,928 123,415 128,596 133,994 138,691 145,511 153,194 159,792 165,797 171,221 179,833 185,986 195,080 200,572 206,626 213,764 35.45% 36.32% 37.76% 39.32% 41.10% 42.68% 44.27% 46.08% 47.77% 49.12% 51.24% 53.33% 54.66% 56.40% 57.84% 59.07% 61.08% 27,353 27,781 28,938 29,285 29,285 30,036 31,030 32,069 32,791 33,133 33,512 33,854 33,513 34,441 34,838 34,016 34,412 7.97% 8.34% 8.85% 8.95% 8.98% 9.24% 9.44% 9.65% 9.80% 9.82% 10.03% 10.04% 9.85% 9.96% 10.05% 9.72% 9.83% 194,227 184,250 174,469 169,189 162,748 156,245 152,156 147,183 141,945 138,581 129,442 123,529 120,747 116,393 111,362 109,155 101,780 56.58% 55.34% 53.38% 51.73% 49.92% 48.08% 46.29% 44.27% 42.43% 41.06% 38.73% 36.63% 35.49% 33.65% 32.11% 31.21% 29.08% 図表5-2 クレジットユニオンの資産規模別の状況(06年末) 組合規模 $ millions 0-0.2 0.2-0.5 0.5-1 1-2 2-5 5-10 10-20 20-50 50-100 100-200 200-500 500-1000 1000合計 組合数 組合数 158 299 409 604 1,184 1,266 1,249 1,456 789 533 423 176 116 8,662 シェア 1.82% 3.45% 4.72% 6.97% 13.67% 14.62% 14.42% 16.81% 9.11% 6.15% 4.88% 2.03% 1.34% 100.00.% 従業員 合計資産残高 $ millions 05年末比 -11.70% -4.20% -4.40% -6.10% -3.50% -6.70% -4.20% -4.70% -1.30% -0.70% -0.70% 7.30% 8.40% -3.90% (注) FTE=フルタイム + 0.5×パートタイム (出所) 図表5-1に同じ。 残高 18 104 307 890 4,021 9,208 17,994 46,857 55,215 75,448 131,028 119,660 271,748 732,498 シェア 0.00% 0.01% 0.04% 0.12% 0.55% 1.26% 2.46% 6.40% 7.54% 10.30% 17.89% 16.34% 37.10% 100.00% 05年末比 -11.00% -4.00% -3.10% -6.60% -2.90% -6.70% -3.70% -4.50% -1.50% -0.50% -0.70% 7.50% 12.30% 4.60% フルタイム 合計 1,712 3,485 5,155 7,711 16,464 20,219 23,206 39,035 34,982 38,249 54,896 38,780 66,062 349,956 人数 6 34 127 422 1,947 4,063 7,358 19,000 21,835 28,266 43,484 31,723 55,499 213,764 FTE パートタイム 規模別シェア 0.35% 0.98% 2.46% 5.47% 11.83% 20.09% 31.71% 48.67% 62.42% 73.90% 79.21% 81.80% 84.01% 61.08% 人数 81 291 509 750 1,302 1,559 1,707 2,999 3,166 3,712 5,865 4,144 8,327 34,412 規模別シェア 4.73% 8.35% 9.87% 9.73% 7.91% 7.71% 7.36% 7.68% 9.05% 9.70% 10.68% 10.69% 12.60% 9.83% 注) ボランティア 人数 1,625 3,160 4,519 6,539 13,215 14,597 14,141 17,036 9,981 6,271 5,547 2,913 2,236 101,780 規模別シェア 94.92% 90.67% 87.66% 84.80% 80.27% 72.19% 60.94% 43.64% 28.53% 16.40% 10.10% 7.51% 3.38% 29.08% 資産百万ドル 合員数千人 あたり あたり 2.54 1.73 1.24 0.90 0.65 0.53 0.46 0.44 0.42 0.40 0.35 0.28 0.22 0.32 1.81 2.36 2.70 2.46 2.24 2.15 2.23 2.46 2.67 2.83 2.84 2.78 2.46 2.62 図表 5-3 クレジットユニオンのローンポートフォリオ (出所) 図表 5-1 に同じ。 図表6-1 事業向貸出における銀行資産規模別のシェア 大規模・中規模銀行 06年6月末 96年末比 小規模銀行 06年6月末 合計 96年末比 Net loans & leases 85.52% 6.76% 14.48% -6.76% 100.00% Business Loan Construction and land development 78.32% 2.65% 21.68% -2.65% 100.00% 73.51% 9.63% 26.49% -9.63% 100.00% Commercial real estate 70.64% 6.04% 29.36% -6.04% 100.00% Farmland 34.07% -38.27% 65.93% 38.27% 100.00% Real estate loans in foreign offices 99.95% 0.18% 0.05% -0.18% 100.00% Farm loans 39.33% 9.35% 60.67% -9.35% 100.00% Commercial and industrial loans 88.58% 3.08% 11.42% -3.08% 100.00% (参考) Multifamily residential real estate 79.92% 7.48% 20.08% -7.48% 100.00% 1-4 family residential 88.70% 67.55% 11.30% -67.55% 100.00% (出所) FDIC, Statistical on Banking より作成。 図表6-2 総貸出に占める事業向貸出の構成比(銀行資産規模別) 大規模・中規模銀行 06年6月末 Business Loan Construction and land development 40.55% Commercial real estate 11.42% Farmland 0.88% Real estate loans in foreign offices 1.17% Farm loans 0.36% Commercial and industrial loans 6.98% 96年末比 小規模銀行 06年6月末 96年末比 -1.08% 66.26% 16.66% 4.74% 14.86% 10.15% 2.03% 28.02% 8.96% 0.30% 4.08% -2.68% -0.11% 0.00% -0.01% -1.00% -0.21% 3.94% 20.19% -7.71% 15.36% -2.17% 1.65% 0.38% 2.45% 0.65% 32.26% 10.42% 24.25% -6.52% (参考) Multifamily residential real estate 1-4 family residential (出所) 図表6-1に同じ。 図表7 銀行・貯蓄金融機関・CUの州ごとの状況 銀行 銀行数 Sコーポ比率 Sコーポ比率 Sコーポ比率 小銀行数比率 06年6月末 06年6月末 06年6月末 04年末 増減 a b c(a/b) 06年6月末 Sコーポ数 貯蓄数 06年6月末 06年6月末 06年6月末 06年6月末 06年6月末 e f g e/g d c-d 23 28 15 64 37 9 70 142 160 7 14 122 6 697 4.35% 3.57% 0.00% 1.56% 2.70% 0.00% 7.14% 4.23% 3.13% 0.00% 0.00% 0.00% 0.00% 2.87% 4.35% 3.70% 0.00% 1.49% 0.00% 0.00% 2.67% 3.79% 2.42% 0.00% 0.00% 0.00% 0.00% 1.98% 0.00% -0.13% 0.00% 0.07% 2.70% 0.00% 4.48% 0.44% 0.70% 0.00% 0.00% 0.00% 0.00% 0.89% 95.65% 53.57% 80.00% 85.94% 78.38% 88.89% 81.43% 72.54% 87.50% 42.86% 85.71% 90.16% 100.00% 82.07% 0.99% 2.07% 1.01% 1.26% 1.04% 1.13% 1.15% 1.25% 0.96% 0.80% 1.24% 1.73% 0.22% フロリダ(FL) ジョージア(GA) ノースカロライナ(NC) サウスカロライナ(SC) 南東部・合計 64 66 1 5 136 267 334 76 76 753 23.97% 19.76% 1.32% 6.58% 18.06% 21.88% 16.92% 1.37% 4.00% 15.78% 2.10% 2.84% -0.05% 2.58% 2.29% 92.88% 95.81% 77.63% 92.11% 92.56% 1.12% 1.26% 1.28% 1.23% インディアナ(IN) ケンタッキー(KY) ミシガン(MI) オハイオ(OH) テネシー(TN) 131 201 156 176 186 64 914 10.69% 21.89% 9.62% 10.23% 23.66% 7.81% 15.32% 10.00% 21.50% 7.84% 7.73% 19.68% 6.06% 13.48% 0.69% 0.40% 1.77% 2.49% 3.98% 1.75% 1.84% 90.08% 96.52% 93.59% 91.48% 96.24% 95.31% 93.98% 0.83% 1.32% 1.15% 1.08% 1.44% 1.24% 中東部・合計 14 44 15 18 44 5 140 アーカンソ-(AR) イリノイ(IL) アイオワ(IA) ミネソタ(MN) ミズーリー(MO) ウィスコンシン(WI) 中部・合計 32 224 213 294 111 73 947 152 611 385 433 342 265 2,188 21.05% 36.66% 55.32% 67.90% 32.46% 27.55% 43.28% 17.39% 29.15% 47.85% 61.71% 28.65% 24.07% 37.44% 3.66% 7.51% 7.48% 6.19% 3.80% 3.47% 5.84% 95.39% 94.93% 98.96% 99.08% 97.08% 98.11% 97.21% 1.16% 1.10% 1.10% 1.55% 1.20% 1.14% コロラド(CO) カンザス(KS) モンタナ(MT) ネブラスカ(NE) ニューメキシコ(NM) ノースダコタ(ND) オクラホマ(OK) サウスダコタ(SD) ワイオミング(WY) 中西部・合計 43 168 28 86 26 60 152 37 26 626 159 349 79 247 47 95 265 87 41 1,369 27.04% 48.14% 35.44% 34.82% 55.32% 63.16% 57.36% 42.53% 63.41% 45.73% 26.51% 43.66% 31.17% 30.95% 44.90% 53.00% 52.04% 36.78% 48.78% 40.69% 0.54% 4.48% 4.27% 3.87% 10.42% 10.16% 5.31% 5.75% 14.63% 5.04% 93.71% 98.28% 97.47% 97.98% 91.49% 96.84% 98.11% 93.10% 100.00% 97.01% 1.29% 1.21% 1.63% 1.21% 1.36% 1.39% 1.62% 1.86& 1.77% アラバマ(AL) ルイジアナ(LA) ミシシッピー(MS) テキサス(TX) 南部・合計 31 44 22 259 356 149 139 93 612 993 20.81% 31.65% 23.66% 42.32% 35.85% 14.38% 26.09% 19.15% 39.44% 32.03% 6.43% 5.57% 4.51% 2.88% 3.82% 95.97% 97.12% 92.47% 94.93% 95.17% 1.40% 1.12% 1.30% 1.25% 1 8 24 0 0 5 3 8 8 57 5 50 270 7 14 35 37 64 78 560 20.00% 16.00% 8.89% 0.00% 0.00% 14.29% 8.11% 12.50% 10.26% 10.18% 20.00% 15.56% 7.98% 0.00% 0.00% 11.11% 5.26% 12.90% 7.79% 8.97% 0.00% 0.44% 0.90% 0.00% 0.00% 3.17% 2.84% -0.40% 2.46% 1.20% 80.00% 88.00% 80.37% 57.14% 100.00% 71.43% 89.19% 78.13% 89.74% 82.32% 1.52% 4.25% 1.24% 1.48% 1.39% 1.50% 1.10% 3.04% 1.36% 2,282 7,474 30.53% 26.93% 3.60% 93.51% ウエストヴァージニア(WV) アラスカ(AK) アリゾナ(AZ) カリフォルニア(CA) ハワイ(HI) アイダホ(ID) ネヴァダ(NV) オレゴン(OR) ユタ(UT) ワシントン(WA) 西部・合計 全米 CU 貯蓄CU ROA 1 1 0 1 1 0 5 6 5 0 0 0 0 20 コネチカット(CT) デラウエア(DE) メーン(ME) メリーランド(MD) マサチューセッツ(MA) ニューハンプシャー(NH) ニュージャージー(NJ) ニューヨーク(NY) ペンシルバニア(PA) ロードアイランド(RI) ヴァーモント(VT) ヴァージニア(VA) ワシントンDC 東部・合計 貯蓄金融機関 銀行・貯蓄 Sコーポ数 株式貯蓄数 Sコーポ比率 小貯蓄比率 小貯蓄CU比率 06年6月末 06年6月末 小貯蓄/b+f 小貯蓄+h/b+f+h CU比率 CU数 06年6月末 06年6月末 h/b+h h 全体金融機関 BL扱いCU数 BL/資産 /CU数 06年6月末 06年6月末 1) 0 0 0 3 1 0 2 3 2 2 0 1 0 14 34 7 22 48 157 17 64 70 95 6 5 17 1 543 18 6 4 21 47 8 44 44 37 4 3 14 1 251 0.00% 0.00% 0.00% 14.29% 2.13% 0.00% 4.55% 6.82% 5.41% 50.00% 0.00% 7.14% 0.00% 5.58% 45.61% 5.71% 56.76% 42.86% 74.74% 61.54% 38.81% 25.00% 32.94% 38.46% 26.32% 7.91% 14.29% 37.82% 85.17% 51.47% 85.45% 72.05% 88.76% 81.13% 77.90% 78.37% 80.63% 80.49% 72.55% 63.64% 91.67% 78.64% 86.86% 54.10% 82.95% 64.64% 86.74% 75.00% 77.20% 78.65% 79.70% 80.00% 69.57% 63.58% 91.55% 77.27% 152 33 73 117 242 27 237 523 628 28 32 213 65 2,370 7.89% 9.09% 42.47% 18.80% 23.55% 29.63% 10.13% 20.27% 11.15% 35.71% 28.13% 18.31% 6.15% 16.67% 12 3 1 0 16 38 19 33 22 112 35 12 14 12 73 34.29% 25.00% 7.14% 0.00% 21.92% 8.85% 5.10% 30.28% 20.41% 11.33% 46.12% 38.08% 67.38% 58.29% 48.07% 44.14% 36.02% 62.00% 53.94% 44.84% 211 188 124 89 612 29.38% 21.28% 14.52% 16.85% 22.06% 1 3 0 7 3 0 14 53 22 17 102 18 6 218 34 13 9 51 10 2 119 2.94% 23.08% 0.00% 13.73% 30.00% 0.00% 11.76% 27.72% 9.87% 8.67% 33.09% 8.33% 8.57% 17.93% 66.83% 38.53% 71.68% 74.90% 53.94% 65.22% 64.50% 62.36% 34.10% 71.16% 72.46% 52.06% 64.04% 61.90% 217 104 385 463 202 114 1,485 22.12% 19.23% 31.17% 19.44% 22.28% 7.89% 22.36% 4 3 4 8 1 0 20 7 94 19 22 31 37 210 7 41 16 18 19 12 113 57.14% 7.32% 25.00% 44.44% 5.26% 0.00% 17.70% 4.40% 12.91% 4.46% 4.62% 8.04% 10.26% 8.26% 33.62% 47.39% 30.32% 30.34% 36.48% 53.03% 40.38% 31.53% 43.06% 28.04% 27.95% 32.81% 50.93% 37.13% 70 462 150 168 167 275 1,292 7.14% 5.84% 29.33% 36.90% 13.17% 34.91% 19.81% 0 3 0 1 2 0 2 1 0 9 11 16 3 10 7 3 6 4 3 63 6 8 2 6 6 2 4 3 1 38 0.00% 37.50% 0.00% 16.67% 33.33% 0.00% 50.00% 33.33% 0.00% 23.68% 5.88% 3.84% 3.66% 3.50% 11.11% 3.06% 1.85% 4.40% 6.82% 3.98% 47.71% 27.18% 46.62% 25.97% 55.14% 37.09% 25.28% 38.30% 46.75% 34.62% 46.10% 25.11% 45.52% 24.00% 53.00% 35.81% 24.29% 36.50% 44.59% 32.89% 136 117 66 78 53 53 85 50 33 671 44.85% 27.35% 43.94% 33.33% 18.87% 43.40% 28.24% 34.00% 51.52% 35.62% 3.38% 27.35% 11.36% 4.34% 1.63% 26.51% 1.98% 4.21% 2.91% 2 2 2 12 18 11 27 6 42 86 10 11 2 34 57 20.00% 18.18% 100.00% 35.29% 31.58% 5.63% 16.27% 6.06% 5.05% 6.95% 52.22% 66.26% 54.41% 51.18% 54.45% 51.15% 63.90% 53.03% 50.24% 53.12% 156 246 105 618 1,125 25.00% 8.54% 2.86% 17.96% 15.47% 1.41% 0.25% 0.37% 2.07% -- 0 0 2 0 0 0 0 2 1 5 2 3 27 2 3 3 2 6 18 66 1 3 26 2 2 3 0 6 11 54 0.00% 0.00% 7.69% 0.00% 0.00% 0.00% 0.00% 33.33% 9.09% 9.26% 28.57% 5.66% 4.71% 0.00% 17.65% 2.63% 5.13% 4.29% 14.58% 6.71% 73.68% 55.75% 66.47% 91.67% 82.05% 44.78% 70.87% 63.39% 64.50% 67.01% 70.59% 54.55% 66.95% 93.40% 81.33% 45.31% 70.40% 63.84% 63.38% 67.14% 12 60 547 99 61 29 88 113 135 1,144 83.33% 21.67% 36.93% 31.31% 19.67% 48.28% 45.45% 38.94% 41.48% 36.89% 1.34% 96 1,298 705 13.62% 13.02% 56.33% 53.79% 8,699 22.45% -- -- -- -- -- -- (注1) 事業向貸出(BL)取り扱いCUのみ対象。 (注2) データの制約から、小規模金融機関と同貯蓄金融機関の事業向貸出額には一部所在州外へのそれも含まれるため、また各データの四捨五入のため、合計が100%を超える場合がある。 (注3) 網掛けは全米平均以上。 (出所) FDIC, Institutonal Directory , Satatisitcs on Banking , CUNA 2006 Busiess Lending Profile などから作成。 0.09% 0.04% 1.62% 0.61% 2.36% 2.31% 1.12% 5.21% 0.99% 4.46% 1.61% 0.38% 0.07% -1.66% 1.32% 2.44% 0.21% -5.16% 0.74% 1.23% 2.50% 1.63% 1.98% -0.14% 2.37% 4.70% 4.84% 0.37% 8.48% -- -- -4.64% 1.33% 5.50% 2.52% 0.82% 4.52% 3.75% 7.53% 3.76% -3.02% 小銀行 小貯蓄 CU 全小機関 BL額 BL/全BL BL/全BL BL/全BL BL/全BL $billion 06年6月末 06年6月末 06年6月末 06年6月末 2) 06年6月末 16.9 43.1 18.1 20.8 30.3 5.0 28.0 233.0 93.7 2.8 2.8 35.3 0.4 530.2 7.69% 1.86% 7.18% 34.13% 12.21% 22.00% 24.29% 3.69% 14.30% 10.71% 25.00% 37.39% 100.00% 11.07% 13.02% 0.70% 12.71% 11.54% 30.69% 22.00% 6.43% 1.42% 2.67% 7.14% 10.71% 2.55% 0.00% 5.02% 0.03% 0.00% 0.37% 0.40% 1.81% 1.66% 0.38% 0.84% 0.25% 5.91% 0.98% 0.55% 0.92% 0.66% 20.74% 2.55% 20.26% 46.07% 44.71% 45.66% 31.09% 5.95% 17.22% 23.77% 36.69% 40.49% 100.92% 16.75% 61.6 101.1 367.3 21.8 551.8 45.29% 33.93% 2.45% 30.73% 14.12% 3.25% 1.19% 0.63% 5.50% 1.21% 1.06% 0.16% 0.15% 0.06% 0.25% 49.60% 35.27% 3.23% 36.30% 15.58% フロリダ(FL) ジョージア(GA) ノースカロライナ(NC) サウスカロライナ(SC) 南東部・合計 31.1 18.5 95.0 292.8 32.1 6.1 475.6 31.83% 60.54% 13.68% 3.28% 44.55% 49.18% 12.83% 7.72% 3.24% 1.37% 0.79% 3.43% 1.64% 1.64% 2.55% 0.18% 0.41% 0.14% 0.58% 0.72% 0.39% 42.10% 63.96% 15.46% 4.20% 48.56% 51.54% 14.86% インディアナ(IN) ケンタッキー(KY) ミシガン(MI) オハイオ(OH) テネシー(TN) 19.9 130.9 26.0 31.0 46.5 61.2 315.5 56.78% 31.93% 80.38% 76.45% 53.55% 34.97% 45.64% 4.02% 1.68% 6.92% 1.94% 2.80% 1.63% 2.44% 0.01% 0.41% 1.01% 2.11% 0.07% 2.21% 0.91% 60.81% 34.02% 88.32% 80.50% 56.41% 38.81% 49.00% アーカンソ-(AR) イリノイ(IL) アイオワ(IA) ミネソタ(MN) ミズーリー(MO) ウィスコンシン(WI) 中部・合計 19.1 21.8 8.6 18.9 7.4 9.1 26.6 10.7 2.9 125.1 54.45% 75.69% 61.63% 56.61% 37.84% 58.24% 50.38% 52.34% 96.55% 58.19% 1.05% 2.29% 0.47% 2.12% 6.76% 2.20% 0.75% 5.61% 3.45% 2.19% 2.15% 0.35% 3.52% 0.60% 1.06% 4.51% 0.49% 0.07% 1.28% 1.30% 57.65% 78.33% 65.61% 59.33% 45.65% 64.95% 51.62% 58.01% 101.28% 61.68% コロラド(CO) カンザス(KS) モンタナ(MT) ネブラスカ(NE) ニューメキシコ(NM) ノースダコタ(ND) オクラホマ(OK) サウスダコタ(SD) ワイオミング(WY) 中西部・合計 86.3 22.3 17.4 86.7 212.7 12.40% 40.81% 36.21% 37.72% 27.64% 0.23% 3.59% 1.15% 1.96% 1.36% 0.18% 0.07% 0.07% 1.17% 1.43% 12.81% 44.46% 37.43% 40.85% 30.44% 2.2 15.7 165.6 8.4 3.4 23.5 14.0 71.9 31.0 335.7 40.91% 24.84% 17.15% 4.76% 88.24% 17.45% 37.86% 8.62% 34.19% 18.71% 36.36% 1.27% 0.60% 0.00% 14.71% 0.34% 0.71% 0.28% 9.03% 1.69% 9.08% 0.97% 3.37% 2.00% 0.70% 0.93% 3.39% 1.16% 2.70% 2.18% 86.35% 27.08% 21.12% 6.76% 103.64% 18.72% 41.96% 10.06% 45.93% 22.58% 21.05% 2.36% 0.85% 24.26% 2,546.6 (平均 49.9) コネチカット(CT) デラウエア(DE) メーン(ME) メリーランド(MD) マサチューセッツ(MA) ニューハンプシャー(NH) ニュージャージー(NJ) ニューヨーク(NY) ペンシルバニア(PA) ロードアイランド(RI) ヴァーモント(VT) ヴァージニア(VA) ワシントンDC 東部・合計 ウエストヴァージニア(WV) 中東部・合計 アラバマ(AL) ルイジアナ(LA) ミシシッピー(MS) テキサス(TX) 南部・合計 アラスカ(AK) アリゾナ(AZ) カリフォルニア(CA) ハワイ(HI) アイダホ(ID) ネヴァダ(NV) オレゴン(OR) ユタ(UT) ワシントン(WA) 西部・合計 全米
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