第14回 東海村国際親善姉妹都市学生訪問団 感想文集 ―THE IMPRESSIONS OF THE 14TH TOKAI-MURA YOUTH DELEGATION TO IDAHO FALLS― 平成23年 (2011年) 東海村国際センター 東海村姉妹都市友好協会 東 海 村 目 次 学生訪問団派遣・受入れの歩み ……………………… 2 訪問団員名簿 …………………………………………… 3 訪問日程 ………………………………………………… 4 旅の思い出 ……………………………………………… 5 感想文 ……………………………………………………13 東海村・アイダホフォールズ市学生訪問団派遣・受入れの歩み S. 5 6 (1 9 81) . 7. 3 S. 5 8 (1 9 83) . 1 1.1 ∼4 S. 5 9 (1 9 84) . 6. 7 ∼1 8 S. 6 0 (1 9 85) . 7. 2 6 ∼8. 8 S. 6 1 (1 9 86) . 7. 3 1 ∼8. 5 S. 6 2 (1 9 87) . 7. 2 6 ∼8. 8 S. 6 3 (1 9 88) . 8. 1 ∼8 H. 元(1 9 89) . 7. 2 6 ∼8. 8 H. 2(1 9 90) . 7. 3 1 ∼8. 8 H. 3(1 9 91) . 7. 2 6 ∼8. 8 H. 4(1 9 92) . 7. 2 8 ∼8. 5 H. 5(1 9 93) . 7. 2 6 ∼8. 8 H. 6(1 9 94) . 8. 2 ∼8. 1 1 H. 7(1 9 95) . 7. 2 6 ∼8. 8 H. 8(1 9 96) . 8. 2 ∼8. 1 3 H. 9(1 9 97) . 7. 2 6 ∼8. 8 H. 1 0 (1 9 98) . 7. 3 0 ∼8. 9 H. 1 1 (1 9 99) . 7. 2 6 ∼8. 8 H. 1 2 (2 0 00) . 7. 2 8 ∼8. 7 H. 1 3 (2 0 01) . 7. 2 6 ∼8. 7 H. 1 4 (2 0 02) . 8. 1 ∼8. 1 1 H. 1 5 (2 0 03) . 7. 2 8 ∼8. 1 0 H. 1 6 (2 0 04) . 7. 3 0 ∼8. 9 H. 1 7 (2 0 05) . 7. 2 6 ∼8. 9 H. 1 8 (2 0 06) . 7. 2 8 ∼8. 6 H. 1 9 (2 0 07) . 7. 2 8 ∼8. 9 H. 2 0 (2 0 08) . 7. 2 9 ∼8. 8 H. 2 1 (2 0 09) H. 2 2 (2 0 10) . 7. 3 0 ∼8. 9 H. 2 3 (2 0 11) . 7. 2 8 ∼8. 9 東海村とアイダホフォールズ市(以下「IF市」という)が国際親善姉妹都市の盟 約を結ぶ。 サム・サカグチ IF市議会議員を団長とする公式訪問団(7名)が来村する。 ベバリー・ブランソン IF市姉妹都市協会長他7名の公式訪問団と T. チャートン 他1 6名の初めての学生訪問団が来村。学生訪問団はホームステイ。 東海村から初めての学生訪問団(横見俊輔他15名、引率村議会事務局長須藤佐武 他1名)がIF市を訪問しホームステイ。 IF市から2度目の学生訪問団(テューラ・マリア他14名)が来村しホームステイ。 東海村から2度目の学生訪問団(西村進他19名、引率総務課長川又幸雄他2名) がIF市を訪問しホームステイ。 IF市から3度目の学生訪問団(エイミー・アンダーソン他13名)が来村しホーム ステイ。 東海村から3度目の学生訪問団(高畠香織他19名、引率学務課長佐藤寿男他2名) がIF市を訪問しホームステイ。 IF市から4度目の学生訪問団(キャミリー・ヘルム他6名)が来村しホームステ イ。 東海村から4度目の学生訪問団(大内剛史他14名、引率財政課長茅根勲他2名) がIF市を訪問しホームステイ。 IF市から5度目の学生訪問団(ダニエル・ビルトン他4名)が来村しホームステ イ。 東海村から5度目の学生訪問団(秋野幸子他20名、引率社会教育課長飛田勲他2 名)がIF市を訪問しホームステイ。 IF市から6度目の学生訪問団(エミー・パターソン他9名)が来村しホームステ イ。 東海村から6度目の学生訪問団(石田寛他12名、引率監査室長佐藤重司他2名) がIF市を訪問しホームステイ。 IF市から7度目の学生訪問団(ローラリン・ジョンソン他18名、引率カーク・デ イビス他3名)が来村しホームステイ。 東海村から7度目の学生訪問団(千葉力也他13名、引率都市計画課長磯野寿夫他 2名)がIF市を訪問しホームステイ。 IF市から8度目の学生訪問団(アンジェラ・カットラー他15名、引率アン・ロッ ツピーチ他3名)が来村しホームステイ。 東海村から8度目の学生訪問団(梅津大樹他14名、引率社会教育課長小林洋一他 2名)がIF市を訪問しホームステイ。 IF市から9度目の学生訪問団(ケイティー・アンダーソン他14名、引率ビル・ ハーカー他2名)が来村しホームステイ。 東海村から9度目の学生訪問団(田多井冴子他14名、引率東海高校教諭栗田誉子 他2名)がIF市を訪問しホームステイ。 IF市から10度目の学生訪問団(ロバート・スタッタード他12名、引率コルヴィ ン・ジャーギンズ他4名)が来村しホームステイ。 東海村から1 0度目の学生訪問団(河合未緒他10名、引率東海高校教諭桐花教久他 2名)がIF市を訪問しホームステイ。 IF市から11度目の学生訪問団(アンバー・アーメッド他18名、引率ダン・クヌー ドソン他3名)が来村し、ホームステイ。 東海村から1 1度目の学生訪問団(神永菜都紀他14名、引率東海高校教諭緑川好道 他2名)がIF市を訪問し、ホームステイ。 IF市から12度目の学生訪問団(アンバー・アーメッド他12名、引率シャルロッ ト・ハンセン他2名)が来村し、ホームステイ。 東海村から1 2度目の学生訪問団(小畑玲子他12名、引率姉妹都市友好協会蛭田清 子他2名)がIF市を訪問し、ホームステイ。 IF市から13度目の学生訪問団(ジャスティン・サドラー他15名、引率グレッチェ ン・オブレネス他3名)が来村し、ホームステイ。 新型インフルエンザの世界的な大流行により派遣を中止。 IF市から14度目の学生訪問団(キム・オザキ他15名、引率ジェリー・マリナー他 3名)が来村し、ホームステイ。 東海村から1 3度目の学生訪問団(安齋由華他12名、引率姉妹都市友好協会加島千 恵子他2名)がIF市を訪問し、ホームステイ。 ― 2 ― 訪問団員名簿 (順不同) No. 氏 名 あん 1 まち ひな た はら こう 5 佐 藤 穂奈美 6 佐 藤 伶 哉 7 清 水 久美子 さ し はや 8 とう みず さか ほ な かわ りょう く み ゆう かず 1 1 清 水 隆 雅 たか 1 2 だ ひさ 村松 高校1年 男 舟石川 高校1年 女 豊白 高校1年 男 舟石川 中学2年 女 舟石川 中学2年 男 舟石川 中学2年 男 村松 中学1年 男 舟石川 中学1年 男 石神内宿 中学1年 男 村松 中学1年 女 白方 中学1年 よし りゅう ふみ が や 高 田 文 也 つる 1 3 男 ま 小 林 央 佳 みず 高校2年 や 1 0 し 舟石川 こ 石 川 和 磨 ばやし 女 すけ 9 こ 高校2年 み 早 坂 宥 哉 いし 石神外宿 じ 河 原 浩 二 とう 女 りく 4 さ 学 年 こ 太 田 陸 かわ 住 所 か 水 町 雛 子 おお 3 ゆ 安 齋 由 華 みず 2 ざい 性別 え り か 鶴 恵理華 代 表 安齋由華 副代表 太田 陸、河原浩二、佐藤穂奈美 引 率 者 No. 氏 名 1 加 島 千恵子 か さわ 2 はた ち ひろ え 備 考 こ 女 東海村姉妹都市友好協会幹事(団長) 女 東海村立東海南中学校教諭(副団長) 女 東海村総合政策部 まちづくり国際化推進課係長(事務局) こ 澤 畠 宏 子 はや 3 しま 性別 さか 早 坂 さとみ ― 3 ― 訪 問 日 程 日次 1 月 日 地 名 東海村発 成田空港着 成田空港発 7 /28(木) ─日付変更線通過─ ソルトレイクシティ着 ソルトレイクシティ発 アイダホフォールズ着 アイダホフォールズ 2 現地時間 1 1:30 1 4:00 1 6:15 1 1:35 1 7:40 1 8:45 交通機関 役場バス アイダホフォールズ 7 /30(土) 4 7 /31(日) 5 8 / 1(月) ユタ州 6 8 / 2(火) 7 8 / 3(水) 8 8 / 4(木) 9 8 / 5(金) 10 8 / 6(土) 役場での出発式終了後、バスにて成田空港へ DL-6 3 8 DL-4 5 4 2 空港にてホストファミリーと対面 8:4 5 15:0 0 17:0 0 市長表敬訪問、警察署、消防署、図書館(姉 妹都市庭園)見学 スポーツマン公園で昼食 トーファス動物園見学 トーファス公園で歓迎会 9:0 0 12:0 0 ジェム・レイク・マリーナで釣りの後、昼食 ファミリータイム 7 /29(金) 3 予 定 ファミリーデイ 7:0 0 ラグーン遊園地 アイダホフォールズ 1 0:00 1 2:00 1 8:15 アイダホ博物館見学 ファミリータイム IF チャッカーズ野球観戦 アイダホ州 及びワイオミング州 6:3 0 イエローストーン国立公園 アイダホ州 1 0:00 1 2:00 1 6:00 1 7:00 アイダホフォールズ高校、テイラーヴュー中 学校見学 ファミリータイム マリナーさんの家でBBQ ロデオ鑑賞 8:3 0 11:3 0 EBR-1 見学 クレーター・オブ・ザ・ムーン国定公園見学 アイダホ州 ファミリーデイ アイダホフォールズ 11 8 / 7(日) 12 アイダホフォールズ発 ソルトレイクシティ着 8 / 8(月) ソルトレイクシティ発 ─日付変更線通過─ 13 8 / 9(火) 成田空港着 東海村着 8:0 0 16:0 0 ファミリータイム オザキさんの家で送別会:アメリカの年中行 事体験(イースター、ハロウィーン、クリス マス) 1 1:11 1 2:02 1 3:50 DL-4 5 7 9 1 6:35 2 0:10 役場バス 空港にてホストファミリーとの別れ DL-6 3 9 ― 4 ― 帰国。バスにて帰路へ。 東海村役場到着。解散。 旅の思い出 ― 5 ― ― 6 ― ― 7 ― ― 8 ― ― 9 ― ― 10 ― ― 11 ― ― 12 ― 感 想 文 この夏最高の思い出 安齋由華 ホームステイを終えて日本に帰ってきて、ま ず、最初に思ったのは、このアイダホですごし た12日間を私は一生忘れないだろうということ です。アイダホでの生活は私にとって初めての 経験であふれており、毎日毎日がとても楽し く、有意義な一日を過ごすことができました。 そんな12日間で一番思い出に残っていること は、Chloie と Chloie の友達2人と私の4人で遊 んだことです。夕ご飯をみんなで食べてボウリ ングに行ったことが、日程の中の他のことに比 べたら3時間という短い時間でしたが、ずっと 笑っていることができた時間でした。日本のこ とやアイダホのこと、学校のことや友達のこと などについて、普段使っている言語は違います が、とても楽しく、たくさん話すことができま した。私に対して昔からの友達のように接して くれてほんとに嬉しかったです。ただ、ひとつ 残念なことは、私の英語力が足りないせいで話 の意味を理解できずに会話が止まってしまうこ とが多々あったということです。しかしその反 面、たとえしっかりとした言葉にならなくても 伝えようと思い、話せば相手にちゃんと伝わる ということを改めて実感することができまし た。 また、アイダホでホームステイをしていて良 いなと思ったところは「Thank you」という言 キャンディーショップ まるで映画の世界にいるみたい !! 店員さんもすごくいい 人で面白かった! ボウリング最高 !! すごく楽しかった☆ 一緒に遊べてよかった 葉をちょっとしたことでも使うところです。ド アを開けてもらったら「Thank you」。道を譲っ てもらったら「Thank you」。お店で買い物をし て、レジで商品を渡されたら「Thank you」。夕 ご飯をつくってもらったら「Thank you」。日本 では「ありがとう」という言葉をここまで頻繁 に使うことはありません。ホームステイをし て、このことは日本に帰ってからも見習って行 きたいと私は思いました。 最後にこのような素晴らしい経験をさせてく れたアイダホフォールズ市の皆さん、東海村の 皆さん、本当にありがとうございました。この アイダホでホームステイをした12日間は私の宝 物です。この経験をこれからの私の将来や人生 に生かしていくことができたら良いなと思いま す。また英語が、アメリカで生活出来るくらい になったらもう一度アイダホを訪れたいです。 そのために、これからは今まで以上に英語を勉 強しようと思いました。 私はアイダホが大好きです。アイダホで12日 間過ごせたことを嬉しく思います。アイダホの ホストファミリー、アイダホの友達、アイダホ で出会ったすべての人に心から感謝をこめて。 Thank you!! ― 13 ― Z Idaho Z 水町雛子 「荷物、重っ !!」私が大きいスーツケースを1 人で持って旅行したのは初めてでした。その スーツケースを持って、本当に家族無しで、私 は海外に行くんだなと自宅を出た瞬間から緊張 してきて、すごく不安になりました。 成田空港から飛行機に乗りソルトレイクシ ティに着き、乗り継ぎで Idaho まで行くのは長 かったような、緊張のせいもあり、あっという 間に着いてしまったような感じでした。Idaho の空港に着くと、今回ホームステイでお世話に なるマトランガファミリーが「歓迎ヒナコ」と 日本語で書いて出迎えてくれました。その日は 私を合わせて、お母さんとお兄さんの Joe と同 じ年の Katherine の4人でしたが、2日目の夜 にお父さんと弟の Michael と David がカリフォ ルニアから帰ってきて、かなり賑やかになりま した。私がお土産を渡すとファミリー全員が喜 んでくれました。中でも Michael と David が目 を輝かせて「Thank you Hinako!」と言ってくれ たのでとても嬉しかったです。最初からずっと 緊張していた私でしたが、実際に行ってみてし まうと、Idaho での1日1日がものすごく楽し くて本当に行って良かったー!と思うように なっていました。 私は Idaho でホームステイをしているうちに 気づいたことがあります。それはアメリカの男 の人はとても紳士的だという事です。荷物が重 くて大変な時は持ってくれて、クレーター・オ ブ・ザ・ムーンの洞窟に入った時には、全然知 らない人でも手を貸してくれたりしました。日 本人はあまりこういった事はしてくれないの で、アメリカ人はかっこいい★と思いました。 Idaho に行ってアメリカの人の良いところがた くさん分かり、一方で食べ物や清潔感という観 点からは、日本という国のよさも改めて実感す る事も出来ました。 その他、皆でフリスビーをした歓迎会、マト ランガファミリーとすごい味のかき氷を食べた こと、絶叫系のアトラクションに全部乗ったラ グーン遊園地、バッファローのいたイエロース トーン国立公園、今にも“High School Musical (映画)”が始まりそうな雰囲気だった中学・高 校訪問、イースター祭りとハロウィーンそして クリスマスを1度に全部ミックスしたような パーティー、最終日の夜 Katherine の部屋で一 緒にロックポップ系の歌を歌った事等、言い尽 くせない程のたくさんの思い出は、行く前の私 の心配とは全く違い本当に楽しいものとなりま した。Idaho の子達とホストファミリーと皆で 過ごした思い出は私の一生の宝物 !! 今回のホームステイを機に、英語が絶対に話 せるように努力したいと思っています。もし、 またアイダホの皆さんと再会できた時には、た くさんおしゃべりをしてジョークを言って笑う ことができる会話ができたらと思っています。 マトランガファミリー、そして Idaho の皆さ ん、東海村役場の皆さん、引率者の皆さん本当 に有難うございました。 マトランガファミリーと ポリスでーす★ ― 14 ― Idaho サイコ !! 太田陸 私は初めての海外、しかもホームステイにと ても緊張していました。 成田空港を出発して、途中ソルトレイクシ ティを経由し、アイダホフォールズ市に着きま した。空港を出ると大勢のホストファミリーの 人達が出迎えてくれました。 今回、副代表として参加したので、着いて最 初の挨拶を私がしました。 何回も練習したにも関わらず、緊張のあまり 棒読みになってしまいましたが、みんなが拍手 をしてくれたので、少しホッとしました。 次の日は、アイダホフォールズ市長へ表敬訪 問に行きました。市長は身長が1 90センチぐら いあり、市長になる前は警察官だったそうで す。その後、アイダホ警察署や消防署を見学し ました。その時、私は手錠をかけられてパト カーに乗せられてしまいました。(笑) その他、イエローストーン国立公園では間欠 泉や野生のバイソンを見ました。アイダホは本 当に大自然という言葉がぴったりだと思いまし た。 ファミリーデーではジャクソンフォールズと いう山に連れて行ってもらいました。上には雪 が残っていて、ここでも大自然を感じることが フェアウェルパーティーにて (ハロウィーン) 僕を逮捕した policeman 出来ました。 アイダホ博物館、ロデオ、ラグーン遊園地、 クレーター・オブ・ザ・ムーン、フェアウェル パーティー(ハロウィーン)など、13日間があっ という間に過ぎてしまいました。 ホストファミリーの人達にも大変良くしてい ただき、様々な体験をさせてもらいました。と ても感謝しています。特にエミリーとは歳も近 く、たくさん話をし、たくさん遊びました。そ して、来年また再会することを約束しました。 日本を出発する前は、英語を話す時一度、頭 の中で内容を組み立てて話をしていましたが、 アイダホに滞在するうちに相手の英語を少しず つ聞き取れるようになり、自然と単語が口から 出るようになりました。しかし、日本の発音と アメリカの発音の違いをとても感じ、改めて英 語の難しさを教えられました。これから英語を もっともっと頑張って、またアイダホに行きた いと思います。 このような素晴らしい体験をさせていただき 感謝しています。本当にありがとうございまし た。 ― 15 ― アイダホに行って 河原浩二 信がついた瞬間だった。なぜなら英語の ス ピ ー チ の 後 に 市 長 に「Your pronunciation is perfect!!」と初めて言わ れたからだ。 団体活動では、アイダホフォールズ市 内の見学やラグーン遊園地、イエロース トーン国立公園、クレーター・オブ・ ザ・ムーンなど毎日新しい貴重な体験が できた。ファミリーデーは、積極的に日 本で経験したことのない所などに行くこ とができて本当に幸せだった。そして、 なによりも本当の美しい自然というもの を体感した。 そんな楽しい毎日を過ごしていくうち ホストファミリーみんなでにっこり(^▽^) にあっという間に、別れの時がやってき た。アイダホの友達とホストファミリー と離れるのが辛くて、空港で抱き合った時は号 僕はアメリカで夢のような素晴らしい二週間 泣した。そのくらい本当に濃い内容の二週間 を過ごした。日本から離れるときは、ちゃんと だった。 英語を話せるか、みんなと共に過ごせるかどう アイダホのみんなが、僕たちのために一生懸 かとても不安だった。そして、アメリカの広大 びっくり 命もてなしてくれたので、日本に来た時はもっ さと自然の美しさに吃驚したのを今でも鮮明に と恩返しをしたいと思った。 覚えている。 最後にこのようなすばらしい体験ができて、 僕は小さいときからアメリカにとても興味を 関係者の方々に対し、本当に感謝の気持ちで 持っていて、中学三年生のときに東海村とアイ いっぱいです。ありがとうございました。 ダホフォールズ市との姉妹都市関係を初めて 知った。そして今回学生訪問団としてアイダホ フォールズ市を訪ねる機会を得て、行く前 までは本当にわくわくの毎日だった。 アイダホの空港に着いたときは、ホスト ファミリーの人々に温かく迎えられて、緊 張していた自分も自然に和らぎ、これから 何をしようかで頭がいっぱいだった。 最初あまりにも話すのが速くて、ついて いけなかったが、時間がたつとともに英語 に少しずつ慣れてきて、お互い自国につい て話し合うことができて、とてもいい英語 の勉強になった。 そして、一番緊張した市長表敬訪問。そ れは僕にとって今まで勉強した英語を発揮 スゴク重い !! できるチャンスであり、人生の中で一番自 ― 16 ― THANKS IDAHO 佐藤穂奈美 Farewell party にて ドアを抜けると、そこには太陽のまぶしすぎ る日差しと、キラキラと輝くたくさんの笑顔が ありました。私の IDAHO での生活は、そんな 積極的な歓迎ムードに圧倒され、ぎこちない笑 顔から始まったのです。 IDAHO は、とにかく何もかもが大きい。道 路も車も自然も何もかも。そして、一番大き かったのは、人々の心でした。 IDAHO の人たちは、いつでも笑顔で私たち と接してくれました。少し困っていそうなとき はすぐに声をかけてくれ、会話をするときに は、わかりやすいように、簡単な言葉に直して ゆっくりと話してくれました。私の訳のわから ない英語を、頑張って汲み取ってくれたおかげ で、ちょっとしたコミュニケーションが成立で きたのだと思います。 特にこの訪問の間、ずっと一緒にいてくれた Cal、Cindy、Kim、Krissy のオザキファミリーに はとてもお世話になりました。私を家族の一員 として温かく迎え入れてくれ、とても楽しい時 間を過ごすことができました。 そんな IDAHO の人たちの温かい人柄に触れ ることで、ぎこちなかった笑顔も、だんだんと 心からの笑顔に変わっていきました。 また、今回の訪問で日本とアメリカの両方の よさを感じることができました。 まず、日本のよさを一番感じたことは、 「いた だきます」 「ごちそうさま」というあいさつがあ ることです。アメリカでは、食事前にお祈りを することがありますが、英語にはそれらを意味 するあいさつはありません。 「いただきます」 「ごちそうさま」には、料理を作ってくれた人、 心を込めて作物を作ってくれた人、動物たちの 命、自然の恵み、すべてに対して感謝するとい う意味が込められていることを改めて実感しま した。 また、アメリカのよさを感じたことは、日本 とはまた違う、人への思いやりです。アメリカ では次の人が来るまでドアをきちんと開けてあ げます。また、誰にでも笑顔であいさつをして います。そんな人への思いやりや、コミュニ ケーションを大切にしている姿勢が日本にはな い良いところだと感じました。 今までにない経験をしたこの夏。今までとは まったく違うところに身を置き、不安や戸惑い の中、自分を信じて一歩一歩前進し、貴重な経 験を重ねていった13日間。このことは英語を学 ぶことだけでなく、一人の人間として成長する チャンスだったのではないかと思います。 3月11日、日本では未曾有の大震災が発生し ました。IDAHO の人たちもとても心配してく れました。遠い地アメリカと日本の心が通じた ような気がした瞬間でした。 今回の姉妹都市交流の関係者の方々、引率で 私たちを導いてくれた先生方、この訪問への参 加の背中を押してくれた両親、協力して苦難を 共に乗り越えた学生訪問団のみんな、そして温 かく私たちを迎え入れてくれた IDAHO の人た ち、オザキファミリー、すべての人たちに感謝 したいです。 ― 17 ― ファミリーデーにて 楽しかったアイダホフォルズ 佐藤伶哉 僕は、最初ホームステイに行くのは、あまり 気がすすみませんでした。なぜなら、他国の知 らない家に滞在することは不安だったからで す。当日になって飛行機に乗り、乗り継ぎを含 めて約一日かかりアイダホに着きました。やっ ぱり日本よりは涼しかったです。 ジェム・レイク・マリーナでは釣りをしまし た。しかし、魚がなにも釣れなくてとても残念 でした。そのあとホストファミリーの家で Wii をやりました。日本と同じゲームがあるのだな と思いました。 次の日はファミリーデーで、近所にある小川 で遊びました。ホストファミリーの家にはトラ ンポリンがあり、遊んで楽しみました。 次の日は、ラグーン遊園地に行きました。そ こでは、ホストファミリーのニックとジェット コースターに乗りました。一番楽しかった乗り 物は wicked です。遊園地でプールにも入りま した。プールでおもしろかったことはスライ ダーです。特に白いスライダーが急降下するの で楽しかったです。その日はとても疲れたので ホストファミリーの家ですぐ寝てしまいまし た。 次の日に、イエローストーン国立公園に行き ました。間欠泉がすごかったです。 別の日には、アイダホの高校も見学しまし た。すごく広いところでした。 夜、ロデオにも行きました。その時は、天候 が悪かったのですが、馬車に乗ることが出来ま した。 次の日、クレーター・オブ・ザ・ムーンに行 き、洞窟に入りました。狭い洞窟はものすごく 暗く、広い方の洞窟はライトを使わなくても明 るい所でした。途中に別な狭い洞窟があったの で、ものすごく入りたかったのですが、そこに は入れませんでした。 EBR-1 では、色々学びました。遊んだりも出 来て楽しかったです。 そして、最後のファミリーデーの日には、ホ ストファミリーと車で遠くまで行き、川でカ ヌーをしました。カヌーの途中でものすごい風 が吹きました。そして、カヌーをおもいっきり こぎました。帰りにハンバーガーショップに連 れて行ってもらいました。驚いたのはハンバー ガーがあまりにも大きかったことです。一つが ビックマック四つ分くらいかな。 最終日には送別会をやってもらいました。 アイダホに行ってみたらとても楽しかったの で、参加してよかったです。 アイダホの野球チームの試合を 見に行ったよ∼ イエローストーンは やっぱりすごい迫力 !! ― 18 ― 学生訪問団に参加して 清水久美子 この夏、私はアメリカのアイダホフォールズ 市に1週間半滞在し、そこで誕生日を迎えまし た。私がこの訪問で感じた、日本とアメリカの 違いがいくつかあります。 1つ目は、家の中でも靴を履いていること。 日本では玄関で必ず靴を脱ぐけれど、アメリカ では特に決まりがあるようには見えませんでし た。 2つ目は、アメリカの家の中には浴槽がない 家もあること。日本では、浴槽とシャワー、両 方ある家がほとんどだけど、私がお世話になっ たホストファミリーの家には浴槽がありません でした。これにはさすがにびっくりしました。 3つ目は、家の建て方です。日本では地上二 階建てが一般的ですが、アメリカでは、地上と 地下に一階ずつの家が一般的なようです。 4つ目は、夏でも朝晩が冷え込むことです。 日本の夏は朝から晩まで暑いですが、アメリカ の夏の夜は布団をかけて眠れるくらいに冷えま した。 5つ目は、太陽が沈むのが遅いことです。日 本は早い時間に日が昇り、夏は6時から7時ご ろに沈みます。一方アメリカは、日本と同じく らいの時間(たぶん)に日が昇って、8時から 9時ごろに日が沈みました。日本では完璧に夜 の時間です。 6つ目は、交通についてです。日本の車は右 ハンドルで左側走行ですが、アメリカはその逆 で左ハンドル右側走行でした。そして、信号機 にも違いがありました。日本では、歩行者信号 は縦長、車の信号は横長ですが、アメリカはそ の逆で、歩行者信号は横長、車の信号は縦長で した。 他にもいろいろありましたが、日本と同じで 驚いた点もありました。それは、電気器具のプラ グをさすコンセントの穴です。国や地域によっ て穴の形が違うことは知っていたので、日本の 電気製品はアメリカでは使えないと思っていた のに、同じ形をしていてとても驚きました。 こうした違いを感じて、アメリカすごっ!!!! と思いつつ、やっぱり日本はいいところだなー と思う私でした。(^ー^’) この夏私が作った予定外の思い出もいくつか あります。 Welcome パーティーのあと、クレアが仲間が 泊まっているキャンプ場に連れて行ってくれま した。大きなケビンに暖炉があって、アウトド ア好きの私にはとてもステキな場所でした。 31日のファミリーデーでは、グランドティー トン国立公園に行きました。小さな山に登っ て、滝を見に行きました。その後、ジャクソン に行って、色々なお店をみてまわりました。 そして私の誕生日8月2日、野球観戦のとき にクレアが小さなバースデーパーティーを開い てくれました。今までこんなことは1度もな かったので、とてもうれしかったです。 5日の夕食は、 ほなみ先輩のホストファミリー の家に私、クレア、陸先輩、エミリーが集まっ てピザを作って食べました。おいしかった! このほかにも、楽しかったことはたくさんあ りました。海外に行くのは、不安もいっぱいだ けど、ワクワクもいっぱいでした。またクレア たちに会いたいです。 クレアと私 フェアウェルパーティー(ハロウィーン) グランドティートン国立公園にて ― 19 ― アイダホでの貴重な体験 早坂宥哉 ホストファミリーと食事 僕は最初、すごく不安でした。英語はしゃべ れるか、アイダホの人とコミュニケーションが 取れるのか、とても心配でした。しかし、アイ ダホフォールズに着いた途端、ホストファミ リーの方たちがとても温かく迎えてくれたの で、不安は少しずつほぐれていきました。 ア イ ダ ホ で は、警 察 や 消 防 署、テ イ ラ ー ビュー中学校やアイダホフォールズ高校などた くさんの施設を見学し、日本との違いなどをた くさん学びました。なかでも学校にマスコット キャラがあるのには、本当に驚きました。 イエローストーン国立公園では、アメリカ大 陸の巨大さ、自然の雄大さに圧倒されました。 ラグーン遊園地では、乗り物に乗ったり、プー ルで遊んだり、楽しく過ごしました。 送別会では、仮装やプレゼント交換をしまし た。ホストファミリーの家には、海賊やチョコ レート(マーブル)などの衣装があり、その中 でも僕は囚人の仮装がとてもおもしろそうだっ たので、それを選びました。日本で仮装をする 機会は、なかなかないのでとてもいい経験にな りました。アイダホの学生たちも仮装をしてお り、日本の漫画の主人公の恰好をした人もいま した。日本の漫画は、アイダホでも人気がある のだなと思いました。 また、特に印象的だったことは、アイダホで は、毎日お肉ばっかり食べているのかなと思っ ていましたが、お肉はほとんど食べず、シリア ルやパンを中心とした軽めの食事だったこと と、食べたケーキやお菓子がとても甘かったこ とです。 そんなすべてが、とてもいい思い出です。 アイダホから帰る時、なんだか悲しい気持ち になりました。それは、きっとホストファミ リーが本当の自分の家族のように思えてきたか らだと思います。 そういうことが、ホームステイで一番大切な ことだと感じました。 日本に帰ってきて、僕の心の中はもう一度ア イダホに戻りたいという気持ちでいっぱいでし た。お店でアメリカのお菓子を見たり、英語を 耳にしたりすると、とてもアイダホが恋しくな ります。 アイダホに行ってとても素晴らしい思い出を 作ることができました。お世話になった皆様、 本当にありがとうございました。 ― 20 ― 送別会(囚人の仮装) アイダホに行って 石川和磨 ぼくはこの夏に、アイダホの学生訪問団に参 加しました。出発する前から楽しみにしてい て、アイダホに行くことばかり考えていまし た。 当日は、初めての飛行機・外国・飛行機事故 とか海外でのトラブルとかいろいろ不安でした が、何事も起こらずアイダホに着くことができ て、ほっとしました。 アイダホに着くと、ホストファミリーの方々 が笑顔で迎えてくれました。自分のホストファ ミリーの方は、会ったときにとても優しそうな 人だなと感じて、安心しました。でも、一つだ け大変だったことは、言葉が通じないことでし た。初めはぜんぜん通じなかったけど、だんだ ん通じてきました。次第にホストファミリーの 人たちとも仲良くなり、毎日を楽しく過ごすこ とが出来ました。 ファミリーデイは、家族の人達とゴルフをし ました。家族の友達の家に遊びに行って、サッ カーやバレーボールやトランポリンで遊びまし た。ファミリーデイでいろいろなことをして楽 しかったです。ホストファミリーの人達には、 とても感謝しています。他にも市長表敬訪問や イエローストーン国立公園、ラグーン遊園地な どの、たくさんの思い出をつくることができ、 楽しかったです。どんな時でもファミリーの人 は、優しい言葉で接してくれました。分からな いことがあると、ジェスチャーで教えてくれま した。 こんな楽しい毎日を過ごしていくうちに、 あっという間に帰国する日が来てしまいまし た。出発当日は、ファミリーの方が見送りに来 てくれて、思い出の写真が入ったアルバムをプ レゼントしてくれて、嬉しくてたまりませんで した。本当はまだアイダホにいたかったけれ ど、日本にたくさんの思い出を持ち帰ることが できて本当に良かったです。最後に、姉妹都市 友好協会の方々、このような機会を作ってくだ さり、最高の思い出をつくらせていただき、本 当にありがとうございました。 ホストファミリーと イエローストーン国立公園にて ― 21 ― アイダホフォルズで感じたこと 小林央佳 僕がアイダホフォールズに到着した時に思っ たことは、暑くない、ということでした。アイ ダホは、日本と違って湿度が少なく、とても過 ごしやすく感じました。また、アイダホは土地 が広いせいか、建物の高さがないせいか、日本 のような圧迫感がありませんでした。 空港では、ホストファミリーのカズンズ家の 人たちが、僕を温かく迎え入れてくれて、安心 しました。ホスト先のエリックはとてもやさし く、僕と年も近いせいかとても仲良くなりまし た。しかし、困ったのが英語で、ほとんど英語 を話せない僕は、自分の気持ちを伝えるため に、ジェスチャーと単語を並べてなんとか会話 をしました。 全員で行ったイエローストーン国立公園とク レーター・オブ・ザ・ムーン国定公園では、日 本では味わえない雄大な自然とその美しさにと ても感動し、自分を入れるのを忘れて風景の写 真をたくさん撮りました。もうひとつホスト ファミリーと行ったグランドティートン国立公 園では、イエローストーンやクレーター・オブ・ ザ・ムーンとは一味違う風景が堪能できました。 僕は合計3つの国立・国定公園を観て廻ったの ですが、どの公園も動物がたくさんいたことに 驚きました。特にリスがたくさんいて、写真も 撮れました。 今回の訪問での一番の思い出は、カズンズ家 と過ごした時間です。最初は、アメリカは治安 国立公園のリス が悪いので怖い人たちが多いのかと思っていた のですが、意外にも日本人より優しく、そして とても明るかったです。僕が困っていると、こ ちらから要求しなくてもいろいろと言葉をかけ てきてくれて、言葉が通じなくても、思いや心 は通じるものだと感じました。 今回のこのホームステイで、いろいろなこと を経験することができ、僕自身大変大きく成長 できたと思います。アイダホで過ごした日々 は、僕の大切な思い出になりました。このよう な貴重な経験をさせてくれた、ホストファミ リーのカズンズ家とアイダホフォールズのみな さんや東海村のみなさん、本当にありがとうご ざいました。 グランドティートン国立公園にて ― 22 ― アイダホでの思い出 清水隆雅 トーファス動物園にて 僕はアイダホに行く前、不安でいっぱいでし た。でもアイダホ空港に着いたときに、たくさ んの人達が笑顔で迎えてくれたので、すぐに不 安は無くなりました。僕のホストファミリーに は双子が居たので、一緒にアイダホに行った文 也と泊まることになり、同じ家に日本人がいる ことでより安心しました。言葉は、たくさんの ジェスチャーを使い、ホストファミリーの人達 も分かりやすく話してくれて、全然困る事なく 生活できました。 そして、アイダホの家や土地は日本と 桁違いに広く、家にはエアホッケーやビ リヤードがありました。畑などは見渡す 限り広く、青い空と緑の地面しか見え ず、不思議な感じでした。 ホストファミリーの人達は優しく、一 緒にフリスビーをしたり、分からないこ とがあれば、分かりやすく色々教えてく れました。アイダホの人達は皆とても優 しくておもしろく、初めて会ったとは思 えないほど、たくさん遊びました。 一番の思い出は、ファミリーデーでホ ストファミリーの友達の家に行ったこと です。そこには驚きの光景がありまし た。庭には巨大なトランポリンとプール があり、庭の向こう側には体育館が何軒 も建てられそうな広さの草原がありまし た。その壮大な庭でアメリカの遊びや バーベキューをして9時過ぎまで過ごし ました。 ロデオの観賞では大きな馬車に訪問団 全員で乗り、1時間も待った後ロデオを する競技場を観客に手を振りながら一周 しました。恥ずかしかったけど、ロデオ の話を聞いていた時の写真が、次の日に 新聞に載っていてとても嬉しかったで す。 そして、別れの日はあっという間にき ました。朝食を食べた後、プレゼントを もらいました。それは、今までに行った場所の ポストカードと USB メモリーでした。空港で は、アイダホの皆にあいさつをして涙が出そう になりました。 日本の自宅に着いて、貰った USB メモリーの データを見たら中には何百枚もの写真が入って いて、アイダホでの体験を思い出して感動しま した。また機会があればアイダホの皆と再会し たいです。 ― 23 ― ホストファミリーの友達の家で Good Memory in IDAHO 高田文也 この夏、僕は、アイダホでホームステイをし ました。僕は、上手に英語を話せないので、 ホームステイなんて本当にできるのかどうか、 正直不安でした。しかし、みんな親切で、わか らない時は、ゆっくりと話してくれたので、と ても助かりました。まず、何よりも初めに、僕 たちを親切に迎え入れて下さったアイダホの 方々に、大変感謝したいと思います。 僕のホームステイ先のマーシャルさん一家 は、父親がデイヴィッド、母親がフランシス、 17歳の双子、ネイサンとケビン。デイヴィッド は朝食を作ってくれました。うちの父とは大違 いでした。フランシスは、ショッピングによく 連れて行ってくれました。マーシャルさんの家 は、日本の家の広さとはまったく違い、サッ カーやバスケットボールができるほど庭が広く て、地下室にはエアホッケーや卓球ができるス ペースもあり、ネイサンとケビンと一緒に遊び ました。とても楽しかったです。ファミリー デーでは、ゴルフや山登りをしました。山は高 くて景色がきれいでした。山頂は万年雪が積 もっていて、雲より上にありました。アメリカ ロッキー山脈の雄大さを実感したひと時でし た。 今回、僕が楽しみにしていた場所が三つあり ました。一つ目は、ラグーン遊園地です。プー ルがあり、ウォータースライダーがすごく速く ておもしろかったです。二つ目は、イエロース トーン国立公園です。鹿やリスなどいろいろな 動物がいて、間欠泉・滝・川・森などの大自然 が美しかったです。生きながら、天国と地獄を 同時に見てきたようで、その景色に感動しまし た。三つ目は、クレーター・オブ・ザ・ムーン 国定公園です。洞窟の中を歩きました。大変寒 く、暗かったので、懐中電灯をつけなければ前 が見えませんでした。すごくわくわくして楽し かったです。でも、なぜ、月のクレーターなの だろう? 暴れまわる牛や馬に、カウボーイが乗って振 り落とされないことを競い合うロデオを初めて 見ました。ちょっと、ロデオをするのは簡単で はないと思いました。落ちたら、牛や馬に踏ま れて死んでしまいそうです。しかし、勇敢に立 ち向かうロデオボーイを見ていたら、かっこい いなーと思い、自分でもやりたくなりました。 このように楽しい毎日が、あっという間に過 ぎ去り、お別れの時、日本に帰りたくない気持 ちになりました。ホストファミリーやたくさん の友達と別れるとなると寂しくなりました。僕 は、英語をあまり話せませんでしたが、スポー ツなどの遊びや、きれいな景色を見て回ること を通して、アイダホの人々と心を通わせること ができました。このホームステイで得た貴重な 経験をいつまでも忘れず、将来の糧としたいと 思います。 ルームメート清水君とマーシャルさん一家 ケビン、清水君、ネイサンと山頂で ― 24 ― 初めての経験 鶴恵理華 イースターへ向かう途中 アイダホフォールズ市でのホームステイは、 約二週間。その二週間の間に、たくさんの初め ての体験をしました。私は、オブレネス家に泊 まりました。 家では、グレッチェンが部屋を教えてくれま したが、英語が苦手な私に、全てが分かるわけ がありませんでした。それでも、聞き返せば答 えてくれることが、嬉しかったです。何日かす ると、なんとなく英語が分かるようになり、た くさん話すようになりました。 家 族 と 一 番 し ゃ べ っ た の は、フ ァ ミ リ ー デー。私たちは、グランドティートン国立公園 へ行きました。山があり、湖もあり、川もある、 自然の美しさをしみじみ感じました。蚊もたく さんいました。リスもいました。国立公園へ行 く途中には、ムースも見かけました。この日、 日本の野生では見られない動物をたくさん見ま した。アイダホは、自然豊かでいいなと思いま した。 最後のファミリーデーには、カヌーとゴム ボートで、川を下りました。川の水はとても澄 んでいて、魚もいました。服は濡れたけど、最 後の岸に着いたとき、達成感がありました。こ の日、家に帰ってから、庭で、クロッケーをや りました。なかなか難しく、みんながゴールし たときには、私は、ちょうど半分終わったくら いでした。 クレーター・オブ・ザ・ムーン国定公園に行っ た日はとても暑かったのに、洞窟の中はどれも 寒くて、驚きました。石灰水がたれてくる洞窟 もあって、ぞくぞくしました。 EBR-1 見学では、実物の展示や写真などをた くさん見て、いろいろなことを知りました。原 子力で東海村とアイダホフォールズ市が繋がっ ている事を示す大切な見学だったと思いまし た。 アイダホの中学校や高校、イエローストー ン、ラグーン遊園地……たくさんの場所を見学 しました。「英語が話せればいいのに……」いろ いろな所へ行くにつれて、そう思う気持ちが強 くなりました。空港で初めて会った家族と、 たったの二週間で別れるのが辛くなるほど仲良 くなれるとは思ってもいなかったので、とても いい経験をしたんだなと思いました。またオブ レネス家の人と、会えたらいいなと思いまし た。短すぎる二週間でした。 ― 25 ― 鹿の角アーチの前で 感動だらけの Idaho での日 姉妹都市友好協会加島千恵子 アイダホフォールズ市を訪れたのは今回が初 めてのことでしたが、空港で私達を出迎えて下 さった方々のほとんどが一度は東海村を訪れ て、私自身が通訳としてお世話をさせていただ いた方々でしたので、到着早々にとても懐かし い気持ちになり、まるで第二の故郷に帰ってき たような感覚になっていました。毎日学生達と 行動を共にしていくうちに、まるで家族のよう に親しくなり、彼らがホストファミリーにかわ いがられて、日に日に輝くような笑顔を見せる 頻度が増していくのが何より嬉しく感じられま した。 今回、通訳をしていて面白かったことがあり ます。イエローストーンに向かうバスの中で資 料を渡されて、学生達に説明するように言わ れ、日本語に要約したところ、同行していたホ ストファミリー達からどんな風に説明したのか 聞いてみたいと言われたため、全く同じ内容を もう一度英語にして話しました。これは、今ま で通訳をしてきて初めての経験でした。彼ら は、このように自分達にとって大切な家族の一 員である学生達が、どんな説明を受けたかとい うことにまで興味を持ち、学生達に対して常に 深い関心を持って温かく接して下さっていまし た。 私のホストファミリーは、娘が3人の5人家 族でしたが、子供達はそれぞれアルバイトやス ポーツの合宿等で忙しく、私の訪問先に同行す ることはありませんでした。でも、特にホスト マザーのショーンと私は趣味が合い、週末には 一緒にテニスをしたり、ハイキングに連れて いっていただいたりして、とても楽しく過ごせ ました。今年は、例年の2∼3倍も雪が降った 関係で、いつもは5月頃に満開の花々がちょう ど見頃で、たくさん写真を撮ることができたの で、運がよかったと思います。ショーンとは話 が合うので、よく夜ワインを飲みながら様々な ことを話し合いました。オレオレ詐欺は日本だ けのことと思っていましたが、アメリカにもお 年寄りを狙った同様の詐欺があると知り、驚い たことが二人の話の中で特に印象に残っていま す。 ホストファミリーや大人の姉妹都市協会の 方々が、何度も集まって計画を立てて下さった ので、訪問先やイベントはどれも素晴らしかっ たです。その中でも最後のお別れ会は見事でし た。学生達がアメリカの祝日を楽しめるように とハロウィーンの仮装やゲームやプレゼント交 換と盛りだくさんの内容で、特に圧巻だったの は感謝祭用のディナーです。多種類の料理が テーブルにところ狭しと並べられていて、主催 者から少しずつ全部を味わってほしいと伝えら れましたが、種類が多過ぎて全種類を味見でき なかったのが心残りです。 今回の訪問を通して、今まで以上にアイダホ フォールズの方々と親しくなれました。私はこ れからも彼らが東海村を訪れた時にはお手伝い をしますし、また近い将来、必ず彼らに会いに いくことも決めました。今年は、姉妹都市締結 30周年を大震災のために祝うことができなくて 残念でした。でも、その時の苦痛を全て忘れさ せてくれる程の素晴らしい体験を学生達と共有 できたことは、何よりのことで感謝の気持ちで いっぱいです。 ホストファミリーとハイキング 山歩き ― 26 ― 姉妹都市学生訪問団に参加して 東海南中学校澤畠宏子 「サインボードを手に温かい歓迎」 アイダホフォールズ空港にて アイダホフォールズ空港の到着ロビーには、 それぞれ手作りのウェルカムプレートを手に し、今か今かと私たち学生訪問団の到着を待つ ホストファミリーや姉妹都市協会の方々の姿が あった。緊張した硬い表情の生徒たちを笑顔で 迎えてくださり、1 2日間のホームステイが始 まった。思うように英語で表現できない生徒た ちがどのようにコミュニケーションをとってい くのか心配もあったが、何よりホストファミ リーの方々の明るい笑顔が心強く感じられた。 2日目以降、 「食事を少ししか食べないが大 丈夫か?」 「洗濯物を出さないがどうしているの か?」 「ファミリーデイに何をしたいのか?」な ど、生徒たちを心配したホストファミリーから 様々な相談を受けた。どれも家族の一員のよう にくつろいでほしい、楽しんでほしいという思 いやりに満ちた相談で、本当にありがたく感じ た。生徒たちも、そんな中で少しずつ生活を楽 しむことができるようになっていった。言葉は 思うように通じなくても心を通わせることがで きるということを実感することができたのでは ないかと感じている。 “Thank you.” “You're welcome.” “Excuse me.”などの言葉が、笑顔とともに自然に出てく るようになるのに、そんなに時間はかからな かった。「もっと上手に英語を話せるようにな りたい」 「自分の気持ちを伝えられるようになり たい」そんな思いが生徒たちの中で強くなって いくのが、確かな手応えとして感じられた。 姉妹都市協会のメンバーの方々はもちろん、 アイダホフォールズ市長を始め、関係各所の 方々には市庁舎、警察署、消防署、図書館、博 物館、ロデオの見学など丁寧に案内していただ いた。また、イエローストーンやクレーター・ オブ・ザ・ムーンなどの広大な国立・国定公園、 プールや遊園地など、ワイオミング州やユタ州 まで足を伸ばして、姉妹都市協会の方々と共に 観光を楽しんだ。スケジュールもきめ細かく盛 りだくさんで、温かい心遣いに満ちた、あっと いう間の13日間であった。 日米の姉妹都市交流協会の方々や関係各所の 方々に深く感謝し、東海村とアイダホフォール ズ市の交流のためにこれからも微力ながら貢献 していきたいと感じている。 「SMILE!」 グレートキャニオンにて ― 27 ― 感激の姉妹都市訪問 まちづくり国際化推進課早坂さとみ 前回(2009年)の学生訪問団の派遣が新型イ ンフルエンザの影響で中止になってしまったこ とから、東海村の学生がアイダホフォールズ市 を訪れるのは、4年ぶりとなりました。 東海村とアイダホフォールズ市が国際親善姉 妹都市の盟約を結んで、今年で3 0年になりま す。今年は、アイダホフォールズ市から一般訪 問団を迎えて、東海村で30周年を祝う予定でし た。しかし、3月11日の東日本大震災に被災し たため、 「村の復興を優先してほしい」という申 し出により、一般訪問団の来村は延期となりま した。 震 災 の 直 後 に は、東 海 村 役 場 に ア イ ダ ホ フォールズ市の方々から東海村は大丈夫かと電 話やメールをいただきました。その後、アイダ ホフォールズ市で東海村のためのチャリティイ ベントが催されるなど、村のためにご尽力くだ さっている状況を知って、姉妹都市関係という ものを再認識し、感謝の気持ちでいっぱいにな りました。 そのような状況下でしたので、 「東海村の現 在の状況をきちんと伝えられるだろうか」、「学 生たちの体調は、大丈夫だろうか」 「ホームス 、 テイでホストファミリーとうまくコミュニケー ションが取れるだろうか」、と様々な不安を抱 えての訪問となりました。 アイダホフォールズ空港に着くと、姉妹都市 協会の方やホストファミリーの歓迎を受け感激 で涙がこぼれそうになるのをこらえ、笑顔を 作ったことを思い出します。そして、学生がホ ストファミリーと帰宅するのを見ながら、 「みん な一人で大丈夫だろうか」と心配になり、次の 日に市庁舎の前に集まった学生たちの顔を見 て、当たり前のことですが「みんな無事だ」と 安堵しました。そんな心配も最初だけで、日本 の学生が自分のホストファミリーのことを話し たり、アイダホフォールズ市の学生たちと交流 し、楽しそうにている様子を見るにつけ、 「一緒 に来て本当に良かった」と思うようになりまし た。 毎日の行事には、ホストファミリーが一緒に 行動してくださり、大人の方だけでなく、学生 たちも常に私たちに気を配ってくれたことが印 象的でした。 今回、学生同様、私も初めてホームステイを しました。受け入れてくださった Fuhrman ご 夫妻には、とても親切にしていただきました。 行く先々で「姉妹都市の東海村から来ていて…」 と私たちを紹介してくださり、滞在中、数えき れないくらい自己紹介をして、数えきれないほ どの歓迎の言葉を受けました。ホームステイを したことで、今回の訪問が私にとって、より思 い出の深いものになりました。 また、今回の訪問では観光旅行ではできない 貴重な経験をすることができました。中でも一 番の思い出は、お世話になった方々の温かい心 使いと笑顔です。本当にありがとうございまし た。 訪問を終えて、今後もより多くの人に東海村 とアイダホフォールズ市の姉妹都市交流を知っ ていただき、更に交流を深めていきたいと思い ました。 チャッカーズ観戦 ファミリーデイ ― 28 ― さくらちゃん アイポくん 姉妹都市マスコットキャラクター 編集委員(訪問団員) 安 齋 由 華 水 町 雛 子 太 田 陸 河 原 浩 二 佐 藤 穂奈美 第14回東海村国際親善姉妹都市学生訪問団感想文集 平成23年12月発行 発 行 東 海 村 国 際 セ ン タ ー 東海村姉妹都市友好協会 東 海 村 〒319−1117 茨城県那珂郡東海村東海三丁目6番7号 029 (282)0535(代) 第14回 東海村国際親善姉妹都市学生訪問団 感想文集 ―THE IMPRESSIONS OF THE 14TH TOKAI-MURA YOUTH DELEGATION TO IDAHO FALLS― 平成23年 (2011年) 東海村国際センター 東海村姉妹都市友好協会 東 海 村
© Copyright 2024 Paperzz