アレクサンダー・ルビャンツェフ アレクサンダー・ルビャンツェフ

アレクサンダー・ルビャンツェフ
Alexander Lubyantsev
年の第 13 回チャイコフスキー国際コンクール3位入賞。同大会で
審査員を務めたドミトリー・バシキーロフは「若々しく奇想天外。神秘的
で、まるで別世界に居る感覚に陥ったような音」という賛辞を贈った。
2011 年に行われた第 14 回チャイコフスキー国際コンクールでは優勝候
補と期待されたものの、惜しくも決勝進出を逃した。結果に不満を頂いた
聴衆は審査の公正さに疑念をぶつけ、ルビャンツェフの名を連呼する騒動
にまで発展。この事態に対し異例の記者会見が行われた。コンクールの結
果とは別に、ロシアの音楽批評家たちにより公正な評価投票が行われ、見
事第1位に輝き「批評家賞」が贈られた。コンクール後も「聴衆によって
選出された優勝者」として新聞各紙や専門誌を大いに賑わせ続けており、
本国ロシアでも絶大な人気を誇る、今最も注目すべきピアニストの一人で
ある。彼はその透徹した音楽と卓越した技術力により「リヒテルの再来」
ある。彼はその透徹した音楽と卓越した技術力により「リヒテルの再来」
とも言われている。
1986 年サンクトペテルブルク生まれ。聖歌隊の指揮者でありアコーディオン奏者の父とピアニストの母
年サンクトペテルブルク生まれ。聖歌隊の指揮者でありアコーディオン奏者の父とピアニストの母とい
聖歌隊の指揮者でありアコーディオン奏者の父とピアニストの母とい
う音楽一家に生まれ、
う音楽一家に生まれ、5 歳でピアノを始める。
歳でピアノを始める。天才的な才能は幼い頃より発揮されて、
天才的な才能は幼い頃より発揮されて、1995 年からロシア、ポ
ーランドなどで行われたコンクールで入賞、その後 2001 年エストニアのナルヴァでのコンクールにて
年エストニアのナルヴァでのコンクールにて優勝
でのコンクールにて優勝、
優勝、
2002 年サンクトペテルブルク国際ヤング・ピアニスト・コンクール
年サンクトペテルブルク国際ヤング・ピアニスト・コンクール第
国際ヤング・ピアニスト・コンクール第 1 位、2004 年シドニー青年国際ピアニス
ト・コンクール 5 位入賞、2007 年にはルーザ国際ピアニスト・コンクールにおける第 1 位を獲得するなどの数々
の受賞歴を誇っている。
の受賞歴を誇っている。
2007 年マケドニアのオフリド・クラシック音楽祭をはじめ
年マケドニアのオフリド・クラシック音楽祭をはじめ、
はじめ、2008 年フランスのディナール国際音楽祭、2010
年韓国でのソウル国際友好音楽祭(International Friendship Concert in Seoul)などの音楽祭に招待され、現
在では日本を
在では日本をはじめ
日本をはじめブラジル、ノルウェー、エストニア、フィンランド、チェコなど世界中でその演奏を披露し、
はじめブラジル、ノルウェー、エストニア、フィンランド、チェコなど世界中でその演奏を披露し、
多くの聴衆を魅了している。これ
多くの聴衆を魅了している。これまでにクリストフ・ポッペン、
これまでにクリストフ・ポッペン、マ
までにクリストフ・ポッペン、マキシム・フェドトフ、ヤーノシュ・フュルス
ト、セルゲイ・ロルドゥギン、ウラディーミル・スピヴァコフ、そしてジャナンドレア・ノセダ
ト、セルゲイ・ロルドゥギン、ウラディーミル・スピヴァコフ、そしてジャナンドレア・ノセダなど数多くの指
など数多くの指
揮者と共
揮者と共演している。
演している。
2011 年 12 月にはマリインスキー劇場
マリインスキー劇場で
劇場で行われた第
行われた第2回マリインスキー国際ピアノ・フェスティバルに
マリインスキー国際ピアノ・フェスティバルにソリス
トの一人として、
の一人として、バリー・ダ
バリー・ダグラス、ネ
グラス、ネルソン・フレイレ、そして
ルソン・フレイレ、そしてダ
、そしてダニール・トリフォ
ニール・トリフォノフといった錚
ノフといった錚々たる顔
々たる顔
ぶれとともに招待され、
ぶれとともに招待され、存
招待され、存在感を示
在感を示した。そこで彼はイ
した。そこで彼はイゴール・グルップ
ール・グルップマン指揮の下
ン指揮の下、マリインスキー・スト
マリインスキー・スト
ラディヴァリウス・アンサンブル(The Stradivarius Ensemble of the Mariinsky Theatre)とモーツァルトの
ピアノ協
ピアノ協奏曲第 21 番を圧巻の演奏とともに
圧巻の演奏とともに披露
の演奏とともに披露。聴衆を
披露。聴衆を大いに
。聴衆を大いに沸
大いに沸かせた。
2012 年 3 月には南
には南アフリカ
アフリカのクワズルナ
ワズルナタ
ルナタール・フィル
ール・フィルハ
・フィルハーモニー管弦
ニー管弦楽
管弦楽団とヨハネスブルグ
ヨハネスブルグ・
スブルグ・フィルハ
フィルハーモ
ニー管弦
ニー管弦楽
管弦楽団と共演。4 月はベラルーシ国立交響
ラルーシ国立交響楽
立交響楽団と日本全
日本全国ツアーを行い、大盛況
国ツアーを行い、大盛況を
盛況をおさめた。
おさめた。2013 年1
月にはル
にはルドヴィー
ドヴィーク・モ
ク・モルロー指揮の下
ルロー指揮の下、シアトル交響
シアトル交響楽
交響楽団との共
との共演でアメリカデビューを
デビューを飾る。また、ソロと
。また、ソロと
して、
して、今年 3 月に南アフリカ
アフリカの 6 つの都市
つの都市で行い
都市で行い、日本では第
で行い、日本では第 31 回 横浜市招待国際ピアノ演奏会
横浜市招待国際ピアノ演奏会へ
招待国際ピアノ演奏会への出演を
控えている。
控えている。
現在ロシアのペトロザヴ
現在ロシアのペトロザヴォ
ロシアのペトロザヴォーツク市
ーツク市国立音楽院
音楽院において、
において、ヴィクトル・ポルトノイに師
ヴィクトル・ポルトノイに師事。また自身
事。また自身の楽
自身の楽曲
の楽曲制
作にも精
にも精力的に取
力的に取り組んでいる。
組んでいる。
2012 年 8 月現在
2007
レパートリー
<ショパン>
ショパン>
アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ 作品 22
バラード第 4 番 ヘ短調 作品 52、練習曲 作品 25
華麗なる大円舞曲 変ホ長調 作品 18、マズルカ作品 59
<リスト>
リスト>
メフィスト ワルツ第 1 番 「村の居酒屋での踊り」S.514
パガニーニによる大練習曲第 6 番「主題と変奏」
<スクリャービン>
スクリャービン>
ピアノソナタ第 5 番 作品 53
<ハイドン>
ハイドン>
ピアノソナタ第 52 番 変ホ長調 作品 62
<ベートーヴェン>
ピアノソナタ第 8 番 ハ短調 作品 13「大ソナタ悲愴」
<ドビュッシー>
前奏曲第 2 集より「花火」
<ラヴェル>
「夜のガスパール」
他
リサイタル
<チャイコフスキー>
ピアノ協奏曲第 1 番 変ロ短調 作品 23
<ラフマニノフ>
ピアノ協奏曲第 3 番 ニ短調 作品 30
ピアノ協奏曲第 2 番 ハ短調 作品 18
<プロコフィエフ>
ピアノ協奏曲第 3 番 ハ長調 作品 26
<モーツァルト>
ピアノ協奏曲第 20 番 ニ短調 K.466
ピアノ協奏曲第 21 番 ハ長調 K.467
<ショパン>
ピアノ協奏曲第 1 番 ホ短調 作品 11 他
協奏曲