せんかわ

学校だより
せんかわ
平成26年10月1日 発行
10月号
武蔵野市立千川小学校
TEL: 0422-51-3695
千川の地に育つ
副校長
わくわく広場では栗拾いが、学校周りでは銀杏拾
いができる季節になりました。実りの秋です。
この夏、私は川上村ジャンボリーデビューをしまし
渡邉 好子
千川小学校では、11 月 22 日(土)に開校 60 周年
記念式典と祝賀会を開催いたします。
千川小学校は、昭和 29 年 4 月に関前小学校として
た。初ジャンボリーは、初日から台風の影響で嵐の中 開校しました。児童数 307 名、木造 2 階建て校舎でし
での夕飯作りとなりましたが、それぞれのキャビンで た。
知恵を出し合って火をおこし、雨に濡れながら作った
豚汁はとてもおいしかったです。
昭和 42 年に、緑町 2 丁目の学区域編入に伴い千川
小学校と校名を変更します。校舎も鉄筋 4 階建ての
ジャンボリーの 3 日間の生活の中で感動したこと 「蜂の巣」校舎となりました。
が二つありました。
開校 40 周年を迎えた平成 7 年 2 月には、100 年耐
一つめは、ジャンボリーで育った中学生や高校生、 用校舎といわれる現在の新校舎が完成し、平成 8 年に
大学生などが指導者として参加していることです。食 は体育館棟が完成します。どの校舎も時代の先端をい
事作りの場面など、すぐに手を出すことなくキャビン く千川小学校です。
の小学生にかける言葉がとても的確なのです。経験に
裏付けられたものでしょう。
開校 50 周年記念誌に寄せられたお祝いの言葉の中
に、開校時からの地域の方々の学校に対する熱い思い
二つめは、地域の子どもたちのために活動している がありました。開校時には、地域の方々がバザー等で
大人が大勢いらっしゃるということです。今年 43 回 得た資金で花壇や観察池などを設置されたこと、校舎
目を迎えたジャンボリーは、この千川地区を母体とす 改築時には、地域の方々の校舎建て替え要望が市議会
る「青空子ども会」の宿泊活動が土台となっていると へ提出されたこと。地域の方々の学校に寄せる熱い思
お聞きしました。3 日間のジャンボリーを成功させる いが、開校時から 60 周年を迎える現在まで脈々と流
ために、どれだけの方が関わっていることでしょう。 れています。
「安全」
「安心」に気を配り、わが子のように『ダ
学校は、子どもが育つところです。さらに家庭で、
メなものはダメ』と叱る大人がいる。ジャンボリーの そして地域で子どもは育ちます。
毎日のミーティングで出される話題に、
「地域に育つ」
「地域に育てられる」ことを強く感じました。
子どもを真ん中にして学校・保護者・地域がガッチ
リと肩を組みましょう。自慢のこの校舎で、子どもた
ジャンボリーで培われた地域の方々への愛着や絆 ちが、学習面・生活面で自信をつけていく教育を今も、
は何物にも代えられないものです。千川の地に育つ子 そして将来も続けていきます。千川小学校は、100 年
どもたちのなんと贅沢なことか、地域の方々に感謝の 200 年と常に時代の先端を進んでいきます。
気持ちでいっぱいになりました。
「この経験は『生き
る力』そのものですよね。
」とおっしゃった地域の方
がいましたが、まさにその通りだと思います。
研究授業④
「なく人」
図工専科
水上
昌之
9月 10 日(水)に、2年2組で研究授業を行いました。
「ピカソ」の「泣く女」を鑑賞した
後に、児童一人一人が「なく人」をパステルで描きました。
校内研究のテーマに即して、自分の考え方を広げたり、考えを深めたりするために意図的に
児童同士が意見交流をする場を設けました。そのことにより、お互いの考えを共有したり、作
品の違った見方に気付いたりすることができました。
「なく人」を描く活動では、さまざまな色を使ったり、涙を強調したり、まゆ毛の向きや口
元の様子を工夫するなど、「泣く」ことを多様に表現することができ、児童の表現の幅が広が
ったように感じられました。授業後は、楽しかったという児童の声がたくさん上がりました。
これからも、日々の図工の学習が児童にとって有意義で、楽しい時間になるように努力した
いと思います。
校内音楽鑑賞教室
文化的行事委員会
落合
ゆう子
9月4日(木)に、「邦楽楽奏団 華組」をお招きして校内音楽鑑賞教室を実施しました。
尺八・箏・十七弦箏の演奏に合わせた古橋弘子さんによる「花さき山」の読み語りや、日本の
四季を表した合奏「雪月花によせて」、児童にとってなじみのある「森のくまさん」などのメ
ドレーをはさみ、最後に「むさしの市民の歌」を尺八・箏・十七弦箏による伴奏で全校合唱を
しました。
~児童の感想~
・尺八の音色が、かすんだ感じでお箏とすごく合っていていいなと思いまし
た。
・「花さき山」は、語り手の声と音楽で、その場にいるみたいでよかった。
・「森のくまさん」のお箏の低い音、高い音がきれいだった。
ふれあいタイムについて
担当
藤貫
純
「ふれあいタイム」は、朝の時間を使った縦割り班の活動です。年 10 回の活動の中で異学
年の交流を深めています。校庭や教室、オープンスペースでの遊びの他、校舎の周りの清掃活
動も行っています。
6年生は、計画を立てたり班をまとめたりする中で、責任感が育ちリーダーシップを発揮し
ています。また、活動を通して、千川小の子どもたちに思いやりの心が広がっています。
計画や手順を、毎回いろ
いろ考えています。
計画がうまくいったり、
みんなが楽しんでくれた
りしたときがうれしいで
す。
(6年児童)
みんなをまとめるのが大
変ですが、みんながゲー
ムで盛り上がったとき
に、よかったと思います。
(6年児童)
~10月の生活目標~
「みんなで使う道具を大事にしよう」
~10月の保健目標~
「目を大切にしよう」
~10月の給食目標~
「よくかんで食べよう」
◆10月の行事予定◆
行事予定
1 水 学級
2 木
外遊び
都民の日
セカンドスクール最終日(7日目)
振替休業日(5) 外遊びタイム始
3 金 学級
5 年生 4 時間授業(給食あり)
4 土
土曜まなべえ(3、4)
5 日
外遊びタイム
体育主任 藤貫
純
秋風が心地よくなり、気持ちよく運動して汗
をかける季節になってきました。
千川小学校では、子どもたちが運動する機会
を多くするため、今年度から「外遊びタイム」
を実施します。朝の始業前の 10 分程度の時間
ですが、元気に身体を動かすことで身体や脳を
目覚めさせ、一日を気持ちよくスタートさせた
いと考えています。
基本的には、教職員も含め、全員が外に出て
外遊びをします。怪我や調子が悪いなどで参加
できない場合は、各担任に連絡帳でお知らせく
ださい。(雨天等で校庭が使用できない場合は
中止します。)
健康な身体をつくるには、充分な栄養と休
息、そして適度な運動が必要不可欠です。
6 月 朝会
プレセカンドスクール事前健診(4)
7 火
火曜まなべえ(5、6)
8 水 学級
9 木
外遊び
10 金 学級
プレセカンドスクール①
4時間授業※➀ 13:15 下校
プレセカンドスクール②
プレセカンドスクール③
11 土
12 日
13 月
14 火
体育の日
外遊び
15 水 ふれタ
16 木
外遊び
17 金 学級
18 土 学級
委員会活動
安全指導
学校公開 道徳の授業公開 公開講座
3時間授業(下校 11:25)
19 日
20 月 朝会
21 火
※①10 月8日(水)5年2組伊藤クラスは、
研究授業(社会科)のため、14:40 頃の
下校とします。
その他の児童は 13:15 頃の下校とします。
※②10 月 22 日(水)は算数科の研究授業を実施
するため、3年生荒井クラス(しっかりコ
ース)を、14:20 頃の下校とします。
その他の児童は 13:15 頃の下校です。
外遊び
外遊び
火曜まなべえ(5、6) 遠足(3)
22 水 集会
4時間授業※②13:15 下校 避難訓練
23 木
クラブ活動
外遊び
24 金 学級
遠足(1、2)
25 土
土曜まなべえ(3、4)
26 日
武蔵野市防災訓練
27 月 朝会
教育相談月間始
28 火 読書
演劇鑑賞教室(3)
29 水 習熟
就学時健診のため午前授業(下校13時10分頃)
30 木 音楽
開校 60 周年記念児童集会
31 金 学級
10 月 29 日(水)は、就学時健診のため、午
後の校舎内の立ち入りはできませんので、ご了
承ください。
千川小学校は、本年度「生活指導の重点」を三つに絞りました。
一つめは『いじめ・不登校・問題行動の早期発見と対処に努める。』
二つめは『千川小のきまりを徹底し、規範意識を育てる。』
三つめは『明るいあいさつ、相手と場に応じた言葉遣いができるように指導する。
』です。
『いじめ』に関しては、特に取り組みを強化しています。千川小学校では1学期、各学級において子ども
たちがいじめについて考える時間を設定しました。子どもたちから出された言葉を織り込んで千川小学校の
『宣言』を代表委員会で練り上げている最中です。
二つめ・三つめについて、子どもたちは「みんなが気持ちよく過ごせるようにするため」に、『あいさつ
で心がつながる』こと、『決まりを守ることで自分も相手も大事にできる』ことが大切であると学んでいま
す。
学校では、今後も繰り返し、繰り返し、人として大事なことを伝えていきます。
学校だより9月号で“ふわふわ言葉”について掲載いたしました。10 月号では、2学期始めの「あいさつ
週間」を終えた子どもたちの感想を載せました。学期ごとに笑顔を伴う挨拶の輪が広がっています。
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学校だけでなく、ご家庭で、地域で、「気持ちのよいあいさつ」ができるようにしていきましょう。
・あいさつしたときに自分の体がぽ
かぽかしてきました。
・あいさつ隊をして、最近、気持
ちをこめずに言っていたことに気
付いた。できるだけ気持ちを込め
てあいさつしたところ、あいさつ
・「はい、どうぞ。」って言ったら「ありが
とう。」
「ありがとう。」って言ったら、「こちらこ
を返してくれる人が増えた。気持
ちを込めることを忘れないように
したいと思う。
そ、ありがとう。
」って言ってくれる。
それが嬉しい。
・あいさつ隊の人が元気で笑顔であいさつ
・学校だけじゃなくて町の人にもあい
さつができました。あいさつをやって
してくれて、自分も笑顔であいさつができ
た、一日がんばろうと思った。
心がつながると思った。
・えしゃくやあいさつをすれば、良い気分になるし、今度また
会ったら、あいさつしようという心になる。