携帯電話料金プランの選好とその要因 - Info Shako

携帯電話料金プランの選好とその要因
筑波大学 第三学群 社会工学類
社会経済システム専攻
200510981
窪雄也
指導教官:石井健一
目次
第1章
研究目的・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1
1-1. 背景
1-2. 研究目的
1-3. 先行研究
1-4. 携帯電話会社のプランの現状について
1-5. 個人インタビューによる質的調査
1-6. 仮説の設定
第2章
2-1.
第3章
研究方法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7
質問紙によるアンケート調査
2-2-1.
アンケート内容
2-2-2.
実施概要
結果と考察・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11
3-1.
概況
3-2.
仮説の検証
第4章
3-2-1.
プラン表示方法の違いの効果についての仮説
3-2-2.
ユーザーの携帯電話利用状況によるプラン判断の違いについての仮説
3-2-3.
ユーザーの携帯電話利用状況と内的参照価格の関係についての仮説
結論・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・24
4-1.
結論
4-2.
今後の課題
参考文献・資料・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・26
付録・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・27
度数分布表・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・34
第1章
研究目的
1-1
背景
電気事業者協会のホームページ(http://www.tca.or.jp/)
によると日本における携帯電話
の契約数は1億台を超え、現在でも毎月契約数は増えている。この中で 2008 年の 11 月の
段階では NTT docomo が約 51%、KDDI が約 29%、SOFTBANK MOBILE が約 19%のシ
ェアを持っている。新規契約者がこれからはなかなか見込めない状況で各携帯会社はシェ
アを拡大しようとしている。番号ポータビリティの導入などで会社変更が行いやすくなり、
これからシェア争いは激しくなることが予想される。これらを勝ち抜くため各社はさまざ
まなサービスやプランを打ち出している。例として SOFTBANK MOBILE がスタートさせ
た基本使用料が 980 円の「ホワイトプラン」がある。これに続く形で au はシンプルプラン
での誰でも割、docomo はバリューコースでの一人でも割などを開始した。この他にも家族
割やパケット定額制など各社において多くのプランがあり、各社のプラン表も理解しにく
く消費者にとって複雑なものになりつつある。こういった中で実際に総務省の「モバイル
ビジネス評価会議」において分離プランの導入などの販売モデルの見直しについて話し合
われたこともある。この状況下で消費者は自分に合ったプラン選択をできているのか、さ
らにどういった点に注目して選択を行っているのか、さらにはプランの表の情報量が正確
なプラン選択へ導いているのかといった点が大きな問題になってきている。
さらに、ほとんどの人が携帯電話を持っている状況にある現在において月々の支払いや
通話料、パケット料金の値段などに関しては契約のときには意識するがそれが終わると気
にかけることがない。そのため使用料が変化してもそれに気付かず最適な選択を行うこと
ができていないことが多く、無駄な料金を支払ってしまうことが起こりうる。こういった
問題を解決し、消費者に最適な選択をするよう促すことが携帯電話会社に求められてくる。
1-2
研究目的
各社の携帯電話プランが複雑化していることは1-1.背景で述べた通りである。このた
め消費者は自分に適しているプランが他にあるのにも関わらず、プランの多さから考える
手間があるため変更しないことが少なくない。これらは各社のプラン表に載っている情報
の量が多いことや表示の方法などが理解しにくいことが要因となっていると考えられる。
このため、プランの数や選択者に与える情報量の違いが合理的な判断にどう影響している
のかを明らかにする。また、人々にとって携帯電話はなくてはならない存在になっている
ことで、自分が通話料やパケット料金などについてどの程度支払っているか把握していな
い人は少なくないと思われる。こういった料金への意識と携帯利用についてどのような関
連があるのかを検証する。
1
このように人々の携帯電話のプラン選択の要因や料金体系への意識を調査し、探ってい
くことは今後の携帯電話会社の理解しやすいプラン表示や新たなプラン策定、さらには新
サービスを行う際の料金設定などに関して有用な事項であると考えられる。本論文はこれ
を目的とし研究することにする。
1-3
先行研究
価格に関しての先行研究として小嶋外弘の「価格の心理」という本と白井美由里の「消費
者の価格判断のメカニズム」という本がある。
まず、小嶋外弘の「価格の心理」の中において人々には物を買うとき収入などによる経
済的財布というものの他に心理的財布というものが影響しているとある。これは同じ価格
でも消費者の価値観や年齢、そして置かれている立場によって購買行動や支出に伴う痛み
というものが変わるというものである。例えば同じ 5000 円の外食代であっても普段切り詰
めてやりくりしている主婦にとってはとても大きな痛みに感じるが、仕事をしている会社
員にとってはたまには良いと痛みはそれほど感じない。このようなものが心理的財布と言
われる。特にこの場合は個人間における心理的財布である。
次に、白井美由里の「消費者の価格判断のメカニズム」の中では内的参照価格についての
説明がある。内的参照価格とは自分の記憶から想起する価格であり、ある商品の販売価格
を観察する際にその価格が妥当か判断するための基準として用いられる価格と述べられて
いる。消費者の価格判断は相対的であり、ある商品の価格が内的参照価格より高いときに
は好ましくない、あるいは妥当でないという否定的な評価がされる。逆に低いときには好
ましいなどの肯定的な評価がされる。
この内的参照価格になりうる価格は複数存在し、その中には留保価格や公正価格などが
それにあたる。留保価格とは、ある商品に対して消費者が支払っても良いと考える価格の
上限のことである。また、公正価格とはある商品の価格について消費者が判断する水準の
ことであり、一般的に妥当であると考える価格のことである。この内的参照価格は、マー
ケティング戦略的にも意義があるとされている。それは、適切な内的参照価格を知ること
で消費者に対して、より効果的な価格コミュニケーションを行うことが可能となることや、
適切な内的参照価格を対象とし分析を行うことで消費者の価格判断を正確に把握できるこ
となどである。今回の研究では携帯電話を対象としたユーザーの価格判断について調査を
行っていく。
本研究の価格についての調査では携帯電話に関して、個人の携帯電話利用の状況が心理
的財布や内的参照価格にどういった影響を与えているのかを検証していく。
1-4
携帯電話会社のプランの現状について
現在 docomo と KDDI は 2 つの料金コースを設けている。docomo のベーシックコースと
KDDI のフルサポートコースが従来から設定されていたプランとなる。これに加え 2 社は
2
新料金プランとしてそれぞれバリューコースとシンプルコースというものを打ち出した。
大まかに分けると従来からあるプランは新規契約や機種変更の際に端末購入費用が安くな
るよう携帯電話会社が補助金を出すものである。それに対し、新料金プランは端末本体に
は補助金がない代わりに、月々の基本使用料が割安になっているものである。また、新料
金を設けるにあたって、2 社とも従来のプランを契約する際には 2 年間の継続利用が条件と
なることなどを加えた。こういった新料金プランは逆に消費者の混乱を招いているという
声もあり、料金体系が複雑になってしまったといえる。次にこの 2 社のプラン表を見てみ
るととても似ており、主に 5 つのプランから構成されている。そのプランの説明の項目と
して基本使用料、割引サービスを適用したときの基本使用料の価格、30 秒あたりの通話料、
無料通信分(無料通信分内の可能通話時間)が掲載されている。しかし、従来のプランと新料
金プランの違いについては詳しく書いておらず、一目見ただけではどちらが自分に合って
いるかは分からず理解しにくいものとなっている。
softbank については docomo と KDDI と比較すると大きな違いがある。それは 1 つの料
金プランを全面的に打ち出していることである。それは基本使用料が 980 円の「ホワイトプ
ラン」というものである。このプランの説明は主に 30 秒あたりの通話料のみであり非常に
シンプルなものとなっている。このホワイトプランは 9 ヶ月あまりで 900 万人ものユーザ
ーを集め、現在では 1000 万人以上が加入しこれは softbank 加入者の半数以上がホワイト
プランを選択していることになる。一概にこういったプラン表示が良いとは言えないが、
プランが複雑化している現在はこのような理解しやすいプランが支持を集めていることは
確かである。
1-5.
個人インタビューによる質的調査
被験者3人を対象に個人インタビュー法による調査を行った。これは一人につき 10 分か
ら 20 分程度の所要時間で、それぞれ個別にインタビューを行った。この中で利用している
携帯電話に関する傾向がいくつか見てとることができた。
まず現在利用している携帯電話のプランに関してどのようなものを選択しているかを聞
いてみたところ、3 人に共通して見られたのは各社のプランの中でも基本使用料や 30 秒あ
たりの通話料が平均的である「プラン M」というものを選択していた。さらに他社のプラ
ン表を見せ、会社変更を行った場合どのプランを選択するかという質問をしたところ、3 人
とも他社の場合でも平均的な「プラン M」を選択すると答えた。また、その選択理由とし
ては共通して「無料通信分が自分に合っている」ということと、
「現在利用しているプラン
に似ている」というものが挙がった。これらからプラン選択を行うときには、無料通話分
に着目し、それが自分に合っているものを選択する傾向にあるということができる。また、
他社へ変更などを行った場合のプラン選択として表示されているプランの中で比較的平均
的なプランを選択するのではないかと予想される。
次に携帯電話の使用状況や通話料の価格に関しての質問を行った。主な質問とその回答
3
に関しては下にある表 2-1.のとおりである。これを見ると A 君はほかの 2 人に比べ「月々
の携帯利用の総額」と「月々の通話料の金額」が高くなっている。これは携帯電話に関し
て A 君の心理的財布の値段がほかの 2 人よりも大きいことを示している。さらに、30 秒あ
たりの通話料としての留保価格について見てみると、この項目も A 君が最も高い価格を回
答している。これから、現在携帯電話に支払っている金額が高く心理的財布が大きい人ほ
ど、携帯電話へ支払っても良いとする留保価格が高くなるということが推測される。これ
は携帯電話本体へ支払っても良いとする価格の項目を見ても A 君は 40,000 円で最も高くな
っている。次に、30 秒あたりの通話料の公正価格について見てみると留保価格の場合とは
反対で A 君はもっとも安い価格の回答をした。これは、高い金額を支払っている人は現在
より安い価格が妥当な値段なのではないかと考える傾向にあると推測される。さらに、支
払い者について見てみると A 君のみが自分で携帯料金を支払っていると答えた。このよう
に料金を自分で支払っているかどうかも価格に対する意識に影響を与えていると推測され
る。
表 2-1. インタビューでの質問に対する回答
30 秒 あ 30 秒 あ 携帯本体へ 月 々 の 携 月々の通 携帯での 支払い者
たりの通 たりの通 支 払 っ て も 帯 利 用 の 話料のみ Web の利
話料の留 話料の公 良い留保価 総額
の 金 額 用頻度
保価格
(無料通
正価格
格
信分も含
む)
A君
50 円
10 円
40,000 円
約
約 5,000 頻繁に見 全額自分
13,000 円
円
る(ニュ
ースやゲ
ー ム な
ど)
B君
20 円
20 円
15,000 円
約 8,000 円 3000 円 ほとんど 親が全額
以内
見 な い 負担
(メール
程度)
C君
30 円
20 円
20.000 円
分 か ら な 分からな 必要なと 親が全額
い
い
きに見る 負担
(天気や
時刻表な
ど)
4
1-6.
仮説の設定
本研究ではプラン表示の条件の違いや利用状況の違いがユーザーのプラン選択にどう関
係しているのかを調査することで、今後の携帯電話会社がどのようにプランの策定を行っ
ていくのかという手掛かりを探ることを目的としている。そこでまず表示するプランの条
件の違いによって、合理的な判断を行えるユーザーとそうではないユーザーの数の違いに
ついて仮説を設定する。
1.<無料通話分内の通話可能時間の表示の有無について>
仮説 1. 無料通信分内の通話可能時間を表示した場合、合理的なプラン選択を行え
るユーザーは表示しない場合に比べ多くなる。
これはプランの説明としての情報量が多いほうがユーザーの判断を助けることで、合理
的な判断をしやすくなると推測しこのような仮説を立てた。現に携帯電話会社のプラン表
にはこの「無料通信分内の通話可能時間」は表示されていることがほとんどである。そこ
でこの表示と合理的なプラン選択との関係を見ることにする。
2.<基本料金が高いプランの有無について>
仮説 2. 基本使用料が高いプランがある場合、合理的なプラン選択を行えるユーザー
はそれがない場合に比べ少なくなる。
これはユーザーの選択肢が多い場合、考える要素が増えることで合理的な判断が行いに
くくなってしまっているのではと考えこのような仮説を立てた。実際にあるプランは今回
設定したプランよりも種類は多い。このプランの数が合理的な選択の判断と関係があるの
かを探るためにこの仮説を検証する。
次にユーザーの携帯電話の利用状況の中でどういった要因が適正なプランの判断へ影響
しているのかというものを知るための仮説を設定する。
3.<ユーザーの携帯電話利用状況によるプラン判断の違いについて>
仮説 3-1. 月々の携帯電話料金を自分で支払っているユーザーは、支払っていないユー
ザーに比べ合理的なプラン選択の判断を行う。
仮説 3-2. 現在自分が利用しているプランを知っているユーザーは、知らないユーザー
に比べ合理的なプラン選択の判断を行う。
5
まず、仮説 3-1.についてであるが携帯電話の料金を自分で支払っているユーザーは、その
支出に対する痛みが、支払っていないユーザーに比べ大きいことからプラン選択を慎重に
行うことが予想される。そのため、結果的に合理的なプランを選択するユーザーが多くな
るのではないかと思われるためこのような仮説を立てた。
次に仮説 3-2.については自分の利用しているプランを知っているユーザーは、普段から携
帯電話の情報に対する意識が高く、新たなプランを見せられた場合も様々な要素を考慮し
選択を行うため、適正なプラン選択を行うのではないかと考えこの仮説を設定した。
次は携帯電話の通話料などの料金に対するユーザーの意識を見ていく。これはユーザー
の携帯電話の使用状況などが内的参照価格に影響しているのかを検証するために行う。こ
れは携帯電話会社の料金設定や、新サービスを打ち出す上での料金などの目安を探ること
を目的として仮説を設定する。
4.<ユーザーの携帯電話利用状況と価格の意識の関係について>
仮説 4-1. 月々の携帯利用の総額が高いユーザーほど 30 秒あたりの通話料の留保価格、
公正価格、さらに通話し放題のプランが設定された場合それに支払える留保
価格が高くなる。
仮説 4-2. 月々の携帯電話料金を自分で支払っているユーザーは支払っていないユーザ
ーに比べ、30 秒あたりの通話料の留保価格、公正価格、さらに通話し放題の
プランが設定された場合それに支払える留保価格が安くなる。
仮説 4-1.については携帯利用の総額が高いユーザーは携帯電話に対する心理的財布が大
きいため、内的参照価格も高くなるということが推測される。このことから仮説 4-1.が設定
された。
仮説 4-2.についてであるが、自分で料金を支払っているユーザーは携帯電話にかかる負担
を少なくしたいと考えるため、支払っていないユーザーに比べ内的参照価格が安く設定さ
れると思われる。これを検証するためこの仮説を設定した。
6
第2章
2-1.
研究方法
質問紙によるアンケート調査
1-6.仮説の設定でたてた仮説を検証するためアンケートを作成した。プランの表示方法に
よるユーザーのプラン選択の違いを見るために、質問用紙は下の表 2-2.にあるように基本使
用料が高いプランの表示と、無料通信分内の通話可能時間の表示の有無の組み合わせで 4
種類作成した。回答に何らかの影響が出てしまうのを防ぐため、この 4 種類の質問用紙を
ランダムに配布できるように順番を入れ替え回答者に配布することにした。
本論文ではこのアンケートから得られた結果を統計分析ソフト SPSS によって分析を行
った。
表 2-2. 質問紙の種類
高いプランの表示
無料通話分内の通話可能時間の表示
①
有
有
②
有
無
③
無
有
④
無
無
2-2-1
アンケート内容
・ 新料金プランが設定された場合における選択の実験
現在利用している携帯電話会社が新料金を設定した場合、回答者にどのプランを選択す
るか回答してもらった。回答者に表示したプラン表に載せた情報は主に基本使用料、30 秒
あたりの通話料、無料通信分、無料通信分内の通話可能時間である。
今回の調査で設定したプランについては携帯電話各社のプラン表を参考にし、基本使用
料が安いプラン、平均的なプラン、高いプランを設定した。また、その各プラン内で 30 秒
あたりの通話料に関して安い料金、平均的な料金、高い料金と 3 つに分けることで 9 つの
プランを設定した。実際に携帯電話各社が設定しているように、基本使用料が高いプラン
は 30 秒あたりの通話料が安くなり、基本使用料が安いプランは 30 秒あたりの通話料が高
くなるようにした。無料通信分についても同様で、30 秒あたりの通話料が安いものは少な
く、30 秒あたりの通話料が高いものは多くなるように設定した。無料通信分内の通話可能
時間は、無料通信分をすべて通話で利用したときの通話可能時間を分数で表示した。この
分数は無料通信分を各プランの 30 秒あたりの通話料で割り算出した。
ただし、プランの表示方法の違いによって合理的なプラン選択者数が変わる、という仮
説(仮説 1、
仮説 2)を検証するためこのプラン表を 4 種類に分けアンケートを行った。
まず、
7
仮説 2.を検証するために、基本使用料が高いプランがある場合とない場合について分類し
た。その分類した各プランにおいてそれぞれ無料通信分内の通話可能時間の表示がある場
合とない場合で 2 種類に分け、合計で 4 種類のプラン表を作成しアンケートを配布した。
・プラン選択の理由
ユーザーがプラン選択を行う際に選択した理由を聞くことでどこに着目して判断する
のかを調査するために使用する。この質問は複数選択で行った。
・30 秒あたりの通話料に支払うことのできる上限の価格
30 秒あたりの通話料に関してユーザーの内的参照価格の中の留保価格を測定するために
使用した。これはプリペイド方式の携帯電話のような基本使用料が0円であり、利用した
分の通話料だけが課金される料金システムがあった場合を想定し、そのときの 30 秒あたり
の通話料としていくらまで支払うことができるかを聞くことで回答者の留保価格を調査し
た。
・30 秒あたりの通話料において一般的に妥当だと思う価格
30 秒あたりの通話料に関してユーザーの内的参照価格の中の公正価格を測定するために
使用した。これも留保価格の調査と同様の料金システムの携帯電話を想定したときに、30
秒あたりの通話料としていくらが一般的に妥当だと考えるかを聞くことで回答者の公正価
格を調査した。
・1 週間の通話時間
ユーザーの通話時間の状況を明らかにするために使用する。
・月々携帯電話にかかっている料金(総額、通話料、パケット料金)
ユーザーの携帯電話に対する心理的財布と内的参照価格に関係があるという仮説(仮説
4-1.、仮説 4-2.)を検証するために使用する。ここでは月々の携帯電話にかかる総額、通話
料のみの料金、パケット通信料と項目別に分けそれぞれ回答をしてもらい、ユーザーの携
帯電話の利用状況を調査した。
・携帯料電話の料金を自分で支払っているか
月々の携帯電話料金を自分で支払っているかどうかの差が合理的なプラン選択や、内的
参照価格に関係しているのかを調査するため使用する。ここは自分で支払っている、一部
を自分で支払っている、自分で支払っていないという 3 つの選択肢を用意し回答してもら
った。
8
・通話し放題(24 時間、他社への通話も含む)のサービスが設定されたとき、それに支払え
る価格
新サービスとして通話し放題というものがあった場合にいくらまでなら支払うことがで
きるかを聞くことで留保価格を測定する。
・現在利用している携帯キャリアの会社とプラン名
自分の利用しているプランを把握しているかどうかが合理的なプラン選択に関係してい
るという仮説(仮説 3-2.)を検証するために使用する。これは別紙のプラン表を見せ、その中
で自分の利用しているプランを確認してもらい回答してもらった。自分のプランを把握し
ていない回答者は無回答で提出してもらうことで自分の利用しているプランを把握してい
るかどうかを判断した。
2-2-2
実施概要
・配布方法
このアンケートはそれぞれの質問用紙でプランの表示方法が異なることを回答者に気づ
かれることを防ぐために、授業などにおいて大人数に一斉に回答してもらうのではなく、
学食などにいる人たちの 2 人~4 人程度の少人数ずつに、4 種類の質問紙をランダムに配布
した。配布する際には他の人の回答を見ないことを注意して回答してもらった。
・サンプル数
表 2-2.にあるように高いプランの表示と無料通信分内の通話可能時間の表示の有無で分
けられた 4 種類の質問用紙を 25 部ずつ用意し、それぞれを順番に配れるように並べ回答者
に配布した。その結果、4 種類すべて回収することができ合計のサンプル数は 100 となった。
また、実際に回収したアンケートの回答者数を表示方法、性別、学年で分けた場合のサン
プル数は下の表にあるとおりである。
表 2-2-2-1. 表示方法
(高いプランの表示、無料通話分内の通話可能時間の表示)
(有,有)
25
(有,無)
25
(無,有)
25
(無,無)
25
合計
100
9
表 2-2-2-2. 性別
男性
72
女性
28
合計
100
表 2-2-2-3. 学年
1年
18
2年
20
3年
24
4年
27
大学院 1 年
6
大学院 2 年
5
合計
100
10
第3章
3-1.
結果と考察
概況
はじめに、回答者の携帯電話の利用状況についてである。まず表 3-1-1.を見てみる。これ
は月々の携帯電話にかかる総額と性別のクロス表である。女性のほうが携帯電話を使用す
る頻度が多いと思われるため、総額も大きく違いがあると推測していたが、クロス表を見
ると男女の間に大きな差は見られなかった。次に表 3-1-2.である。これは月々の通話料と性
別のクロス表である。通話料に関しても女性のほうが長く電話をするのではないかという
イメージがあるため、女性は男性より通話料を多く支払っているという推測したがこれも
ほぼ男女で同様の比率を示した。次に表 3-1-3.であるがこれは月々のパケット料金について
の表である。これを見ると半数の人がパケット定額制のサービスを利用していることが分
かる。つまり現在ユーザーは携帯で Web を見ることが日常的になっているのではないかと
思われる。ちなみに各社のパケット定額のプランは平均して 4200 円程度となっている。し
かし、これらの結果は女性のサンプル数が男性に比べ少なかったことを考慮しなければな
らないことを付け加えておく。
表 3-1-1. 月々の携帯電話にかかる総額と性別のクロス表
男性
~4999 円
5,000 円~6,999 円
7,000 円~9,999 円
度数
6
27.8
21.4
26
8
36.1
28.6
16
12
22.2
42.9
8
2
11.1
7.1
2
0
月々の総額の%
2.8
0
度数
72
28
100
100
100
100
月々の総額の%
度数
月々の総額の%
度数
月々の総額の%
度数
円
月々の総額の%
合計
合計
20
10,000 円~14,999
15,000 円~
女性
度数
合計の%
11
26
34
28
10
2
表 3-1-2. 月々の通話料と性別のクロス表
男性
~999 円
1,000 円~1,999 円
2,000 円~2,999 円
3,000 円~3,999 円
4,000 円~4,999 円
5,000 円~5,999 円
6,000 円~6,999 円
7,000 円~7,999 円
8,000 円~
合計
度数
女性
合計
14
10
19.4
35.7
21
9
29.2
32.3
11
2
15.3
7.1
13
2
18.1
7.1
5
2
6.8
7.1
3
2
4.2
7.1
3
1
4.2
3.6
1
0
1.4
0
1
0
月々の通話料の%
1.4
0
度数
72
28
100
100
100
100
月々の通話料の%
度数
月々の通話料の%
度数
月々の通話料の%
度数
月々の通話料の%
度数
月々の通話料の%
度数
月々の通話料の%
度数
月々の通話料の%
度数
月々の通話料の%
度数
合計の%
24
30
13
15
7
5
4
1
1
表 3-1-3.月々のパケット料金
度数
~999 円
8
1,000 円~2,999 円
28
3,000 円~4,999 円
12
5,000 円~7,999 円
2
パケット定額制
合計
50
100
次に表 3-1-4.であるがこれは月々の携帯料金を自分で支払っているかどうかと性別のク
ロス表である。これを見ると男性よりも女性のほうが自分では支払っていないという傾向
12
が見られる。このことから女性のほうが携帯電話に対する内的参照価格は高くなるのでは
ないかと推測される。しかし、これらの結果も男女のサンプル数の違いを考慮しなければ
ならないことを付け加えておく。
表 3-1-4. 月々の料金を支払っているかと性別のクロス表
男性
自分で支払っている
料金の一部を支払っている
支払っていない
度数
合計
26
6
36.1
21.4
4
1
料金を支払っているかの%
5.6
3.6
度数
42
21
58.3
75
72
28
100
100
100
100
料金を自分で支払っているかの%
度数
料金を支払っているかの%
度数
合計
女性
合計の%
32
5
63
また表 3-1-5.を見てみる。これはユーザーが現在使用しているプランを把握しているかど
うかと性別のプラン表である。これを見ると 3 割以上の人が自分の使用しているプランを
把握していない状態で携帯電話を利用していることがわかる。この事項に関しては男女で
の差はほとんどないといえる。
表 3-1-5. 利用しているプランを把握しているかと性別のクロス表
男性
把握していない
把握している
合計
度数
利用プランを知っているかの%
度数
利用プランを知っているかの%
度数
合計の%
女性
合計
22
10
30.56
35.7
50
18
69.4
64.3
72
28
100
100
100
100
表 3-1-6.であるがこれはユーザーの内的参照価格についての各項目における全体の平均
である。これを見るとユーザーの 30 秒あたりの通話料への留保価格と公正価格の差はあま
り見られないという結果になった。これは現在の携帯の通話料はとても高いという印象を
持っているユーザーが多い傾向が見られる。しかし、docomo と au、そして Softbank 各社
の 30 秒あたりの通話料の平均は約 16.1 円となっておりユーザーの公正価格を大きく下回
13
32
68
っている。このようにユーザーの携帯料金への意識と実際の料金には大きな違いが見られ
ることが分かる。また、通話し放題のプランについてであるが、この平均値を各社の 30 秒
あたりの通話料の平均である 16.1 円で割ると月に約 126 分以上通話するユーザーにとって
有益なサービスとなることが分かる。現在の通話時間の状況からこのユーザーに当てはま
るものは 24 人となっており約 1/4 のユーザーとなっている。
表 3-1-6. 各項目への内的参照価格の平均値
各値の平均
通話し放題のサービスへの留保価格
標準偏差
4071.36 円
1997.057
30 秒あたりの通話料への公正価格
23.03 円
14.603
30 秒あたりの通話料への留保価格
25.92 円
17.481
3-2.
仮説の検証
それぞれの仮説を検証する前に合理的なプランの算出方法について述べておくことにす
る。このアンケートではパケット定額制などのサービスがなく、パケット料金は別でかか
ると説明していることと、多くのユーザーがパケット定額のサービスを利用している現状
からユーザーの通話時間について見ることで適正なプランを出すことにした。通話時間の
質問項目において、選択肢は範囲で設定されているため、その範囲の中間値を回答の値と
した。1 週間の通話時間の回答値を 4 倍することで 1 ヶ月間の通話時間を出し、基本使用料
と通話料の総額が最も安くなるものを合理的なプランとするものとした。例えば、1 週間の
通話時間の質問において 11 分~20 分と回答した人は、15 分×4=60 分と 1 ヶ月の通話時
間を計算しそれを各プランに当てはめ総額の最も安いものを合理的なプランとする。表
3-1-7.は 1 週間の通話時間の選択肢と合理的なプランの対応表となっている。この表中のプ
ラン番号は付録に掲載した実際に利用したプラン表における番号となっている。また、適
正でないプランを選択した回答者についても「合理的なものより高いプランを選択した
人」と、「合理的なものより安いプランを選択した人」と分けることとした。分け方とし
てまず、基本使用料が合理的なプランよりも高いものを選択した回答者を前者、安いもの
を選択した回答者を後者として分類した。基本使用料について選択したプランと合理的な
プランが同額の場合は、30 秒あたりの通話料について合理的なプランよりも高いものを選
択した回答者は前者、安いものを選択した回答者を後者として分類した。これによって回
答者を「合理的なプラン選択者」、「合理的なものより高いプランを選択した人」、「合理
的なものより安いプランを選択した人」の 3 つのグループに分類することとした。
14
表 3-1-7. 1 週間の通話時間と合理的なプランの対応表
合理的なプラン
高いプランがある場合
高いプランがない場合
~5 分
プラン①
プラン①
6 分~10 分
プラン①
プラン①
11 分~20 分
プラン②
プラン②
21 分~30 分
プラン③or プラン④
プラン③or プラン④
31 分~40 分
プラン④
プラン④
41 分~50 分
プラン⑥
プラン⑥
51 分~60 分
プラン⑨
プラン⑥
61 分~75 分
プラン⑨
プラン⑥
76 分~90 分
プラン⑨
プラン⑥
91 分~
プラン⑨
プラン⑥
3-2-1.
プラン表示方法の違いの効果についての仮説
3-2-1-1.
無料通信分内の通話可能時間表示の有無
以上のことを踏まえて仮説の検証に入る。まず無料通信分内の通話可能時間の有無によっ
て合理的な選択者の数はどう変わってくるのかを検定する。検定にはクロス統計表のカイ
二乗検定を用いる。SPSS による出力結果は以下のとおりである。
また、以後の表中において、
(R): 合理的なプラン選択者
(H):
合理的なものより高いプランを選択した人
(L): 合理的なものより安いプランを選択した人
を意味することとする。
表 3-2-1-1. 通話可能時間の表示の有無と合理的なプラン選択者のクロス表
通話可能時間の表示
表示なし
合計
表示あり
度数
17
16
(R)の%
34
32
合理的なものより高いプランを選択し
度数
14
16
た人
(H)の%
28
32
合理的なものより安いプランを選択し
度数
19
18
た人
(L)の%
38
36
度数
50
50
100
100
100
100
合理的なプラン選択者
合計
合計の%
15
33
30
37
表 3-2-1-2. 無料通信分内の通話可能時間の効果の検定
値
Pearson のカイ 2 乗
自由度
0.190663
漸近有意確率 (両側)
2
0.909071
表 3-2-1-2.を見るとカイ二乗検定の有意確率は 0.909071>0.05 となっており 5%水準で帰
無仮説を棄却できない。したがって無料通信分内の通話可能時間の表示の有無と、合理的
なプラン判断を行うユーザー数の間には関係がないということが言える。
以上の結果から、
仮説 1. 無料通信分内の通話可能時間を表示した場合、合理的なプラン選択を行え
るユーザーは表示しない場合に比べ多くなる。
に関しては成立しないことが検証された。つまり無料通信分内の通話可能時間の表示は、
合理的なプラン選択に対しての効果が少ないということ今回の調査からは言える。
加えて無料通信分内の通話可能時間の表示の有無でのプラン選択の理由についても見る
ことにする。表 3-2-1-3.は通話可能時間の表示の有無と選択理由のクロス表である。また、
それぞれの選択理由ごとにカイ二乗検定を行った結果が表 3-2-1-4.である。表 3-2-1-4.にお
いて「その他」の選択理由項目は回答数が少ないため省略した。これをみると選択理由の
どの項目に関しても 5%水準で有意な結果はなく、通話可能時間の表示の有無での選択理由
の違いはないと言える。
16
表 3-2-1-3.
通話可能時間の表示の有無と選択理由のクロス表
無料通信分内の通話可能時間
合計
の表示
表示あり
表示なし
通話料
無料通信分
通話可能時間
基本使用料
自分のプランに似ている
その他
合計
度数
15
14
選択理由の%
30
28
度数
30
22
選択理由の%
60
44
5
11
選択理由の%
10
22
度数
29
22
選択理由の%
58
44
度数
3
5
選択理由の%
6
10
度数
3
1
選択理由の%
6
2
50
50
100
100
100
100
度数
度数
合計の%
29
52
16
51
8
4
表 3-2-1-4. 通話可能時間の表示の有無とそれぞれの選択理由のカイ二乗検定
値
自由度
漸近有意確率 (両側)
通話料
0.190476
1
0.662521
無料通信分
3.921569
2
0.140748
通話可能時間
4.695238
2
0.095597
基本使用料
1.960784
1
0.161429
自分のプランに似ている
0.543478
1
0.460995
3-2-1-2. 基本使用料が高いプランの有無の効果
ここでは基本使用料の高いプランの有無によって合理的な選択者の数はどう変わってく
るのかを検証する。高いプランの表示がない質問用紙での回答者も同様に、回答項目から 1
ヶ月間の通話時間を出し、基本使用料と通話料の総額が最も安くなるものを最適なプラン
とした。今回検定には 3-2-1.と同様にクロス統計表のカイ二乗検定を用いる。SPSS による
出力結果は以下のとおりである。
17
表 3-2-1-5. 基本使用料が高いプランの有無と合理的なプラン選択者のクロス表
基本使用料が高いプラン
表示あり
合理的なプラン選択者
表示なし
合計
度数
23
11
34
(R)の%
46
22
34
合理的なものより高いプランを選択した
度数
14
17
31
人
(H)の%
28
34
31
合理的なものより安いプランを選択した
度数
13
22
35
人
(L)の%
26
44
35
度数
50
50
100
100
100
100
合計
合計の%
表 3-2-1-6. 基本使用料が高いプランの有無の効果の検定
値
Pearson のカイ 2 乗
6.839902
自由度
漸近有意確率 (両側)
2
0.032714
表 3-2-1-6.を見てみると、カイ二乗検定の有意確率は 0.032714<0.05 となっており帰無仮
説は棄却される。つまり基本使用料が高いプランの有無と合理的なプラン判断を行うユー
ザーの間に関係があるということになる。ここで表 3-2-1-5.を見てみると、基本使用料が高
いプランがない場合に比べ高いプランがある場合のほうが、合理的なプランを選択する人
数が多くなっている。これは今回の研究において基本使用料が高いプランは、ユーザーの
合理的な判断に対して効果があると言える。これは高いプランがない場合は高いプランが
ある場合に比べ、回答者の選択が安いほうに偏っていく傾向があるからではないかと推測
される。表 3-2-1-5.を見てみると合理的なプランより安いものを選択した人は、高いプラン
がないほうが多くなっていることからもその傾向を読み取ることができる。
以上の結果から、
仮説 2. 基本料金が高いプランがある場合、合理的なプラン選択を行えるユーザーは
それがない場合に比べ少なくなる。
に関しては成立しないことが検証された。しかし、仮説を立てた際の推測とは反対に基本
使用料が高いプランがある場合、ない場合に比べ合理的なプランを選択する人数は増える
という結果が今回の研究における調査では出た。つまり、高いプランがあることは合理的
なプラン選択に対して多少の効果があるのではないかと推測される。
18
ここでも選択理由について見ることにする。表 3-2-1-8.を見ると、無料通信分の選択理由
について有意な結果が出ている。表 3-2-1-7.を見ると高い基本使用料がある場合のほうが、
無料通信分をプラン選択理由に挙げている人数が多いことが分かる。つまり基本使用料が
高いプランがあると無料通信分に着目してプランを選択するという傾向が見られた。この
他の選択理由については違いが見られなかった。
表 3-2-1-7. 基本使用料が高いプランの有無と選択理由のクロス表
高い基本使用料の表示
表示あり
通話料
無料通信分
通話可能時間
基本使用料
自分のプランに似ている
その他
合計
合計
表示なし
度数
17
12
選択理由の%
34
24
度数
32
20
選択理由の%
64
40
5
11
選択理由の%
10
22
度数
27
24
選択理由の%
54
48
度数
4
4
選択理由の%
8
8
度数
1
3
選択理由の%
2
6
50
50
100
100
100
100
度数
度数
合計の%
29
52
16
51
8
4
表 3-2-1-8. 基本使用料が高いプランの有無とそれぞれの選択理由のカイ二乗検定
値
自由度
漸近有意確率 (両側)
通話料
0.761905
1
0.382733
無料通信分
5.769231
1
0.016309
通話可能時間
2.678571
1
0.101707
基本使用料
0.360144
1
0.548426
0
1
1
自分のプランに似ている
19
3-2-2. ユーザーの携帯電話利用状況によるプラン判断の違いについての仮説
3-2-2-1.月々の料金を自分で支払っているかによるプラン判断の違い
次にユーザーの携帯電話の利用状況の違いによって、合理的なプラン選択を行える人数
はどう変わるかについての仮説を検証する。まず、その中で月々の携帯料金を自分で支払
っているかの違いについて見ることにする。回答結果には料金の一部を自分で支払ってい
るというユーザーがいたが、回答数が 5 と少なかったためその回答者を含め「少しでも自
分で支払っている」ものと「全く自分では支払っていない」もので回答者を分けることに
する。ここでもクロス統計表のカイ二乗検定を用いて分析を行った。その結果は以下のと
おりである。
表 3-2-2-1. 月々の支払いの状況と合理的なプラン選択者のクロス表
少しでも自分で
支払っていない
支払っている人
人
度数
合理的なプラン選択者
13
20
33
36.1
31.3
33
11
19
30
30. 6
29.7
30
12
25
37
33.3
39.0
37
36
64
100
100
100
100
(R)の%
合理的なものより高いプラン
度数
を選択した人
(H)の%
合理的なものより安いプラン
度数
を選択した人
(L)の%
度数
合計
合計
合計の%
表 3-2-2-2. 月々の支払い状況と合理的なプラン選択者の関係の検定
値
Pearson のカイ 2 乗
自由度
0.375162094
漸近有意確率 (両側)
2
0.828961931
表 3-2-2-2.の検定結果を見てみると、有意確率は 0.828961931>0.05 となっており 5%水
準で帰無仮説を棄却できない。つまり、月々の料金を自分で支払っているかどうかと合理
的なプラン選択者数は関係がないことが言える。したがって月々の料金を自分で支払って
いるかは合理的なプラン選択に対して影響していないことが言える。
以上の結果から、
仮説 3-1. 月々の携帯電話料金を自分で支払っているユーザーは、支払っていないユー
ザーに比べ合理的なプラン選択の判断を行う。
に関しては成立しないことが検証された。
20
3-2-2-2.
現在自分が利用しているプランを知っているかによるプラン判断の違い
次に、現在自分が利用しているプランを知っているかどうかによって、合理的なプラン
選択を行える人数はどう変わるかについての仮説を検証する。仮説を設定した際には自分
の利用しているプランを知っているユーザーのほうが合理的なプラン選択を行うとしてい
る。SPSS のクロス表のカイ二乗検定を用いて行った検定の結果は以下のとおりである。
表 3-2-2-3. 自分の利用プランを知っているかと合理的なプラン選択者のクロス表
自分の利用プランについて
知らない
合理的なプラン選択者
度数
16
17
33
(R)の%
50
25
33
5
25
30
15.6
36.8
30
11
26
37
34.4
38.2
37
32
68
100
100
100
100
合理的なものより高いプランを
度数
選択した人
(H)の%
合理的なものより安いプランを
度数
選択した人
(L)の%
度数
合計
表 3-2-2-4.
合計
知っている
合計の%
自分の使用プランを知っているかと合理的なプラン選択者の関係の検定
値
Pearson のカイ 2 乗
自由度
7.4502728
漸近有意確率 (両側)
2
0.024109812
表 3-2-2-4.を見てみると、検定の有意確率は 0.0241098<0.05 となっており、5%水準で
帰無仮説が棄却されることになる。これから、自分の利用しているプランを知っているか
と合理的なプラン選択者数には関係があると言える。ここで、表 3-2-2-3.のクロス表を見て
みると利用プランを知らない場合のほうが、合理的なプラン選択を行えるユーザーの割合
が大きくなっている。つまり、今回の研究における調査では、現在利用しているプランを
知らないユーザーのほうが合理的な選択ができるということになった。
以上の結果から、
仮説 3-2. 現在自分が利用しているプランを知っているユーザーは、知らないユーザー
に比べ合理的なプラン選択の判断を行う。
という仮説は成り立たないことが検証された。しかし、今回の研究においては、この結果
から仮説とは反対で自分の利用プランを知らないほうが合理的なプラン選択を行えるとい
う結果が得られた。これは利用プランを知っているユーザーは、無意識に自分の利用して
21
いるプランに似ているものを選択してしまうことで、本当に自分に適したプランを選択で
きなくなっているのではないかと推測される。
3-2-3.
ユーザーの携帯電話利用状況と内的参照価格の関係についての仮説
仮説の検証の前に内的参照価格について説明をしておく。ここでの内的参照価格とはある
ひとつの価格のことを指すのではなく、1-3.先行研究で述べたようにある商品へ支払える最
も高い価格である留保価格と、社会的に妥当だと考える価格である公正価格の 2 つの価格
を内的参照価格として扱うことにする。30 秒あたりの通話料についてと、通話し放題とい
う新サービスがあった場合についてそれぞれ留保価格や公正価格を回答してもらうことで、
ユーザーの内的参照価格を測定する。
3-2-3-1.
月々の携帯利用の総額と内的参照価格との関係
ここでは月々の利用金額と内的参照価格について見ていく。仮説の設定でも述べたよう
に月々の携帯利用の総額が高い人ほど、携帯電話に対する心理的財布が大きいため内的参
照価格が高くなることが推測される。検定には SPSS の 2 変量での相関係数による分析を
用いた。その検定結果は以下のとおりである。
表 3-2-3-1. 月々の携帯利用の総額とそれぞれの内的参照価格との相関係数
携帯利用の
総額
30 秒あたりの通話料
通話し放題
公正価格
留保価格
留保価格
Pearson の相関係数
-0.02754
0.144916
0.346552
有意確率 (両側)
0.785622
0.15028
0.000442
100
100
100
N
表 3-2-3-1.を見ると携帯利用の総額と 30 秒あたりの通話料に関しては相関がないことが
分かる。しかし、通話し放題のサービスへの留保価格については有意な相関があるという
結果が見られた。つまり、月々の携帯利用の総額が高い人ほど通話し放題のサービスがあ
った場合、それに支払える価格が高くなっているということが言える。
以上のことから、
仮説 4-1. 月々の携帯利用の総額が高いユーザーほど 30 秒あたりの通話料の留保価格、
公正価格、さらに通話し放題のプランが設定された場合それに支払える留保
価格が高くなる。
に関しては、30 秒あたりの通話料の内的参照価格に関しては成立しなかったが、通話し放
題のサービスがあった場合の留保価格については成立するという結果が出た。
22
3-2-2-2.
月々の料金を自分で支払っているかと内的参照価格の関係
ここでは月々の携帯料金を支払っているかと内的参照価格に関係があるのかを検証する。
3-2-2-1.と同様に料金の一部を支払っているユーザーを自分で支払っているユーザーと合
わせ、料金を少しでも支払っているグループとして分析を行うことにした。ここでは、そ
れぞれのグループでの内的参照価格の差を見るため、SPSS によって t 検定を用いて分析を
行った。その検定結果は以下のとおりである。
表 3-2-3-2.
月々の料金を自分で支払っているかと内的参照価格の検定結果
平均値
支払ってい
支払っていな
t値
有意確率
る (N=36) い (N=64)
公正価格
20.61111
24.39063
-1.2458
0.215808
留保価格
24.27778
26.84375
-0.70279
0.483853
留保価格
4083.333
4064.524
0.044851
0.964319
30 秒あたりの通話料
通話し放題
表 3-2-3-2.を見てみると 30 秒あたりの通話料の留保価格、公正価格どちらにおいても自
分で支払っていない人の平均の方が高くなっている。しかし、それぞれの有意確率を見て
みると公正価格について 0.215808>0.05、留保価格について 0.483853>0.05 となっており
5%水準で帰無仮説を棄却できないため有意な差とは言えない結果となった。また、通話し
放題のサービスへの留保価格についても有意確率 0.964319>0.05 であり有意な差は見られ
なかった。
以上の結果から、
仮説 4-2.
月々の携帯電話料金を自分で支払っているユーザーは支払っていないユーザ
ーに比べ、30 秒あたりの通話料の留保価格、公正価格、さらに通話し放題の
プランが設定された場合それに支払える留保価格が安くなる。
に関しては成立しないという結果になった。つまり、携帯料金を自分で支払っているユー
ザーと支払っていないユーザーで内的参照価格に差はないということが言える。
23
第4章
4-1.
結論
結論
今回の研究ではまず、複雑化している携帯電話の料金プランや表示している情報が、ユ
ーザーのプラン選択時に合理的なものを選択するような影響を与えているのかを探ること
を目的としている。そのための仮説として、仮説 1.と仮説 2.を立て検証することで結果を
求めている。まず仮説 1.で検証した無料通信分内の通話可能時間の表示の効果についてで
ある。当初この表示がある場合のほうが合理的なプランを選択する回答者は多くなると推
測していたが、検定結果からは有意な差は見られなかった。つまり、ユーザーがプラン選
択を行うにあたって、無料通信分内の通話可能時間の表示は効果があまりないものではな
いか今回の調査結果からは言える。
次に仮説 2.の基本使用料の高いプランの有無による効果についてである。これは回答者
に与える情報量が少ないほうが判断をしやすいと考え、基本使用料が高いプランがないほ
うが合理的なプラン選択を行うユーザーが多いという仮説を立てた。しかし、仮説 2.の検
定からは全く逆の結果が得られ、基本使用料が高いプランがあるほうが合理的なプランを
選択する回答者が多くなった。これは高いプランがユーザーの合理的なプラン選択へ良い
効果を与えていると今回の調査結果からは言える。この要因として、高いプランがあるこ
とで選択肢の中で比較的平均のプランを選択する回答者が増えることと、比較できる選択
肢が多くなることで自分に適したものを選択しやすくなるからではないかと考えた。
さらに、携帯電話の利用状況がユーザーの合理的なプラン選択と関係しているのかを明
らかにするための調査もこの研究で行った。それは仮説 3-1.と仮説 3-2.を検証することで
行っている。まず仮説 3-1.についてであるが、ここでは月々の携帯電話料金を支払っている
のかどうかが、合理的な判断を行える回答者数に関係があるのかを検証している。結果を
見ると、仮説 3-1.は成立しないことからこれらの間に関係はないということが判明した。つ
まり、携帯電話の料金を自分で支払っている人のほうが、プラン選択を慎重に行うことで
合理的なプラン選択を行うようになるとは一概には言えないということになった。次に仮
説 3-2.であるが、自分の現在利用しているプランを知っているかどうかが、合理的な判断を
行える回答者数に関係があるのかを検証している。仮説の設定の際に、プランを知ってい
る人のほうが携帯電話の情報に対しての意識が高いため、合理的な判断を行う回答者が多
いと推測していた。しかし結果を見てみると、自分のプランを知らないユーザーのほうが
合理的なプランを選択するという仮説とは逆の結果が得られた。これは自分の利用プラン
の情報があることで、無意識にそれに似ているプランを選択してしまい、本当に自分に合
ったものを選択できなくなってしまっているのではないかと思われる。
最後に、ユーザーの携帯電話の利用状況と内的参照価格の関係についてである。この項
目はこれから携帯電話会社が新たな料金プランや、新サービスを打ち出す際の料金の目安
を探るための調査となる。これは仮説 4-1.と仮説 4-2.において検証を行っている。これらの
24
結果を見てみると有意な結果が得られたのは、仮説 4-1.での月々の携帯利用の総額と通話し
放題のサービスがあった場合の留保価格についてのみであった。これから、ユーザーの携
帯電話の利用状況の中で、月々の携帯利用の総額と自分で料金を支払っているかという項
目と内的参照価格に関係はあまりないということが言える。また、ユーザーの携帯電話の
利用状況において1週間あたりの通話時間などは携帯電話の総額との相関があったため、
これらも内的参照価格との関係は少ないといえる。
これらの結果から、携帯電話のプラン表示方法の違いが少なからずユーザーの選択にお
ける判断に影響していると言える。また、利用状況の違いもプラン選択において多少の影
響がある結果となった。携帯電話会社にとってはユーザーが不適合なプランを選択するほ
うが利益としては大きくなるかもしれない。しかし、携帯電話の保有数から見て新規のユ
ーザー増加の見込みは少ないといえる。そこで、既存のユーザーのシェア争いが重要にな
ると考えられる。そのためには誰にでも理解しやすいプランの表示や説明、または新サー
ビスを打ち出し顧客満足度をあげることがこれからは必要になるであろう。
4-2.
今後の課題
今回のアンケートにおいて、回答者の内的参照価格を調査するための質問項目において
留保価格と公正価格の違いについてあいまいな部分があったせいか、回答の際にその部分
への質問をされることが多かった。アンケートを配る際に、その部分について口頭で説明
を加えるようにしたが回答者にとってはその違いが理解しにくく、価格のイメージがつき
にくいまま回答してしまったケースもあったのではないかと思われる。そこはより詳しい
説明を質問用紙に書くべきであった。
また、今回は第三学群の食堂を中心にアンケートを配布したため、サンプル数について
男性が 72 人、女性が 28 人となってしまい男女比に多少偏りが見られてしまった。そのた
め今後は、この調査を別のデータでも行う必要があるであろう。
25
参考文献・資料
・榊原康 「総務省のモバイルビジネス評価会議」
ITpro ニュース 2008 年 3 月 6 日
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080306/295665/
・NTT docomo ホームページ
http://www.nttdocomo.co.jp/
・au by KDDI ホームページ
http://www.au.kddi.com/
・Softbank Mobile ホームページ
http://mb.softbank.jp/mb/
・電気通信事業者協会ホームページ
http://www.tca.or.jp/
・白井美由里 「消費者の価格判断のメカニズム:内的参照価格の役割」千倉書房 2005 年
・ 小嶋外弘 「価格の心理」
東京:ダイヤモンドセールス編集企画 1986 年
26
・付録 卒論に用いたアンケート用紙
※ここでは基本使用料が高いプランと無料通信分内の通話可能時間の表示がともにある場
合を載せてあるが、そのあとに研究方法で述べたような質問紙の種類のすべてのものを載
せておく。
アンケート調査
学類:
学年:
学類
年
性別:男・女
※このアンケート調査は卒業研究の一環として実施するものです。回答結果は調査のため
にのみ使用されるものであり、個人情報を厳重に管理し、第三者への編成および目的外使
用を一切行わないことを約束します。ご協力お願いします。
社会工学類 4 年 窪雄也
連絡先 kubo50 @sk.tsukuba.ac.jp
27
携帯電話について1~10まで質問がありますのでそれぞれ回答してください。
1. 現在あなたが利用している携帯電話会社において、月々の料金プランが下のように
新たに設定された場合、あなたはどのプランを選択しますか。プラン①からプラン⑨の中
から選択するプランの番号で回答してください。
(※1.プランは毎月変更でき、無料通信分は2ヶ月まで繰り越せるとします。)
(※2.無料通信分内の通話料はそれぞれのプランの 30 秒あたりの通話料が適用されます。)
(※3ショートメッセージ、パケット通信には別料金がかかるとします。)
(※4.無料通信分内の通話可能時間はすべて通話に利用した場合の時間を表示しています。)
(番号:
)
◆料金プラン表
基本使用料
通話料/30 秒
無料通信分
通話可能時間
(無料通信分内)
プラン①
2,500 円
18 円
2,400 円
67 分
プラン②
2,500 円
20 円
3,200 円
80 分
プラン③
2,500 円
23 円
4,300 円
93.5 分
プラン④
4,000 円
15 円
3,000 円
100 分
プラン⑤
4,000 円
17 円
4,000 円
117 分
プラン⑥
4,000 円
20 円
5,400 円
135 分
プラン⑦
6,000 円
12 円
3,400 円
140 分
プラン⑧
6,000 円
14 円
4,500 円
160 分
プラン⑨
6,000 円
17 円
6,000 円
180 分
2.なぜそのプランを選択しましたか。当てはまるものに○を付けてください。(複数回答可)
a.)通話料が安い
b.)無料通信分が自分に合っている
c.)無料通信分内の通話可能時間が長いから
d.)基本使用料が安い
e.)現在自分が利用しているプランと似ている
f.)その他
(
)
28
3.基本使用料が0円であり、利用した分の通話料だけが課金される携帯電話の料金システ
ムがあった場合、あなたは30秒あたりの通話料としていくらまで支払うことができます
か。
(
円)
4.質問3のような携帯電話の料金システムがあった場合、一般的に言うと30秒あたりの
通話料としていくらが妥当と考えますか。
(
円)
5.あなたは1週間あたり合計すると、およそ何分くらい通話しますか。当てはまるものに
○を付けてください。
(※着信の場合を除いて自分から発信する場合のみで回答してください)
a.)~5 分
b.)6 分~10 分
f.)41 分~50 分
c.)11 分~20 分
g.)51 分~60 分
d.)21 分~30 分
h.)61 分~75 分
e.)31 分~40 分
i.)76 分~90 分
j.)91 分~
6. あなたは下記の料金に月々いくら支払っていますか。(1)~(3)までそれぞれ当てはま
るものに○を付けてください。
(1)携帯料金にかかっている合計金額
a.)~4999 円
b.)5000 円~6999 円
c.)7000 円~9999 円
d.)10000 円~14999 円
e.)15000 円~
(2)通話料のみの金額
a.)~999 円
b.)1000 円~1999 円
e.)4000 円~4999 円
c.)2000 円~2999 円
f.)5000 円~5999 円
d.)3000 円~3999 円
g.)6000 円~6999 円
h.)7000 円~7999 円
i.)8000 円~
(3)パケット料金
a.)~999 円
b.)1000 円~2999 円
f.)パケット定額のプランである(
c.)3000 円~4999 円
d.)5000 円~7999 円
e.)8000 円~
円)
7.あなたは月々の携帯電話の料金を自分で支払っていますか。当てはまるものに○を付け
てください。
a.)自分で支払っている b.) 一部を自分で支払っている c.) 支払っていない
29
8.定額制で通話し放題(24 時間、他社への通話も含む)のプランがあるとしたらあなたは
月々いくらなら加入しますか。
(
円)
9.あなたは友人などと比較して携帯電話でよく話すほうだと考えますか。
A よく話すほうだと思う
b.平均くらいだと思う
c.あまり話さないほうだと思う
10.あなたが現在使用している携帯電話のプランは別紙のプラン一覧のうちどれですか。
複数台携帯を持っている場合は主に利用しているものについて回答してください。
(※1.表示されている各プランには割引サービスは適用されていないことに注意してくださ
い)
(※2.表にない会社の携帯キャリアを利用している人も回答してください)
携帯キャリアの会社名
プラン名
(
)
(
)
以上でアンケートは終了です。ご協力ありがとうございました。
30
・基本使用料が高いプランがあり、通話可能時間表示がない質問用紙
携帯電話について1~10まで質問がありますのでそれぞれ回答してください。
2. 現在あなたが利用している携帯電話会社において、月々の料金プランが下のように
新たに設定された場合、あなたはどのプランを選択しますか。プラン①からプラン⑨の中
から選択するプランの番号で回答してください。
(※1.プランは毎月変更でき、無料通信分は2ヶ月まで繰り越せるとします。)
(※2.無料通信分内の通話料はそれぞれのプランの 30 秒あたりの通話料が適用されます。)
(※3ショートメッセージ、パケット通信には別料金がかかるとします。)
(※4.無料通信分内の通話可能時間はすべて通話に利用した場合の時間を表示しています。)
(番号:
)
◆料金プラン表
基本使用料
通話料/30 秒
無料通信分
プラン①
2,500 円
18 円
2,400 円
プラン②
2,500 円
20 円
3,200 円
プラン③
2,500 円
23 円
4,300 円
プラン④
4,000 円
15 円
3,000 円
プラン⑤
4,000 円
17 円
4,000 円
プラン⑥
4,000 円
20 円
5,400 円
プラン⑦
6,000 円
12 円
3,400 円
プラン⑧
6,000 円
14 円
4,500 円
プラン⑨
6,000 円
17 円
6,000 円
2.なぜそのプランを選択しましたか。当てはまるものに○を付けてください。(複数回答可)
a.)通話料が安い
b.)無料通信分が自分に合っている
c.)無料通信分内の通話可能時間が長いから
d.)基本使用料が安い
e.)現在自分が利用しているプランと似ている
f.)その他
(
)
31
・基本使用料が高いプランがなく、通話可能時間表示がある質問用紙
携帯電話について1~10まで質問がありますのでそれぞれ回答してください。
3. 現在あなたが利用している携帯電話会社において、月々の料金プランが下のように
新たに設定された場合、あなたはどのプランを選択しますか。プラン①からプラン⑨の中
から選択するプランの番号で回答してください。
(※1.プランは毎月変更でき、無料通信分は2ヶ月まで繰り越せるとします。)
(※2.無料通信分内の通話料はそれぞれのプランの 30 秒あたりの通話料が適用されます。)
(※3ショートメッセージ、パケット通信には別料金がかかるとします。)
(※4.無料通信分内の通話可能時間はすべて通話に利用した場合の時間を表示しています。)
(番号:
)
◆料金プラン表
基本使用料
通話料/30 秒
無料通信分
通話可能時間
(無料通信分内)
プラン①
2,500 円
18 円
2,400 円
67 分
プラン②
2,500 円
20 円
3,200 円
80 分
プラン③
2,500 円
23 円
4,300 円
93.5 分
プラン④
4,000 円
15 円
3,000 円
100 分
プラン⑤
4,000 円
17 円
4,000 円
117 分
プラン⑥
4,000 円
20 円
5,400 円
135 分
2.なぜそのプランを選択しましたか。当てはまるものに○を付けてください。(複数回答可)
a.)通話料が安い
b.)無料通信分が自分に合っている
c.)無料通信分内の通話可能時間が長いから
d.)基本使用料が安い
e.)現在自分が利用しているプランと似ている
f.)その他
(
)
32
・基本使用料が高いプランと通話可能時間表示がともにない質問用紙
携帯電話について1~10まで質問がありますのでそれぞれ回答してください。
4. 現在あなたが利用している携帯電話会社において、月々の料金プランが下のように
新たに設定された場合、あなたはどのプランを選択しますか。プラン①からプラン⑨の中
から選択するプランの番号で回答してください。
(※1.プランは毎月変更でき、無料通信分は2ヶ月まで繰り越せるとします。)
(※2.無料通信分内の通話料はそれぞれのプランの 30 秒あたりの通話料が適用されます。)
(※3ショートメッセージ、パケット通信には別料金がかかるとします。)
(※4.無料通信分内の通話可能時間はすべて通話に利用した場合の時間を表示しています。)
(番号:
)
◆料金プラン表
基本使用料
通話料/30 秒
無料通信分
プラン①
2,500 円
18 円
2,400 円
プラン②
2,500 円
20 円
3,200 円
プラン③
2,500 円
23 円
4,300 円
プラン④
4,000 円
15 円
3,000 円
プラン⑤
4,000 円
17 円
4,000 円
プラン⑥
4,000 円
20 円
5,400 円
2.なぜそのプランを選択しましたか。当てはまるものに○を付けてください。(複数回答可)
a.)通話料が安い
b.)無料通信分が自分に合っている
c.)無料通信分内の通話可能時間が長いから
d.)基本使用料が安い
e.)現在自分が利用しているプランと似ている
f.)その他
(
)
33
・ 度数分布表
・選択プランの度数分布表
(高いプランの表示、無料通話分内の通話可能時間の表示)
プラン
①
②
③
④
⑤
⑥
⑨
合計
(有、有)
度数
(有、無)
(無、有)
(無、無)
合計
8
6
5
7
32
24
20
28
3
4
1
10
12
16
4
40
6
6
12
4
24
24
48
16
5
7
6
3
20
28
24
12
度数
1
2
1
1
プランの%
4
8
4
4
度数
1
0
0
0
プランの%
4
0
0
0
度数
1
0
0
0
プランの%
4
0
0
0
25
25
25
25
100
100
100
100
プランの%
度数
プランの%
度数
プランの%
度数
プランの%
度数
合計の %
・プランの選択理由
度数
通話料
29
無料通信分
52
通話可能時間
16
基本使用料
51
自分の利用プランに似ている
8
その他
4
34
26
18
28
21
5
1
1
・通話時間の度数分布表
通話時間
度数
~5 分
14
6 分~10 分
15
11 分~20 分
25
21 分~30 分
17
31 分~40 分
12
41 分~50 分
2
51 分~60 分
5
61 分~75 分
6
76 分~90 分
1
91 分~
3
合計
100
・月々の携帯電話料金の総額の度数分布表
携帯電話料金の総額
度数
~4999 円
26
5,000 円~6,999 円
34
7,000 円~9,999 円
28
10,000 円~14,999 円
10
15,000 円~
2
合計
100
・通話料の度数分布表
通話料
度数
~999 円
24
1,000 円~1,999 円
30
2,000 円~2,999 円
13
3,000 円~3,999 円
15
4,000 円~4,999 円
7
5,000 円~5,999 円
5
6,000 円~6,999 円
4
7,000 円~7,999 円
1
8,000 円~
1
合計
100
35
・パケット料金の度数分布表
パケット料金
度数
~999 円
8
1,000 円~2,999 円
28
3,000 円~4,999 円
12
5,000 円~7,999 円
2
パケット定額制
50
合計
100
・月々の携帯電話料金を自分で支払っているかの度数分布表
度数
自分で支払っている
32
料金の一部を支払っている
5
支払っていない
63
合計
100
・自分の利用プランを知っているかの度数分布表
度数
知らない
32
知っている
68
合計
100
36