昔、むかしの話 局より抜粋︶ ︵資料国土交通省北陸整備 六野瀬部落 (ろくのせぶらく) ア { ユの性格 清流新谷川は、サクラ鱒の宝庫だった… ※これらの性格が天然アユとの交配により どのように伝わり、継承されるのか解明 が待たれます。 ◆﹁人工/群馬﹂系は、追いが悪く群れ ていても釣れないと言う性格が多いよう ですが、群馬県アユは三十四年にわたっ て継代し、追いの強いアユを選抜してき たため湖産アユよりも追いが良いと言わ れています。 ◆﹁海産﹂系のアユの縄張りを持つ性格 は、湖産系よりも強くなく、追いが悪い と言われています。成熟が遅く産卵の時 期も遅く、そのため七月を過ぎないと釣 れないのが特徴だと言われています。 ◆﹁ 琵 琶 湖 産 ﹂ は、 友 釣 り に 適 し て い る と 言 わ れ、 国 内 各 地 に 出 荷 さ れ て い ま す。 湖 産 ア ユ は 大アユになって川を遡上するグ ループと湖内に残って小アユに な る グ ル ー プ に 分 か れ ま す が、 このグループは世代が変わるごとに交代 しているという説があります。 } 尾である。新谷川のウ 三川地区の取組から *投稿︿阿部 隆さん﹀ ラ イ漁は平成十三年か ら始め、観光簗場対岸 近年﹁サクラ鱒﹂は幻の魚になってしまった。 で行い、漁獲は僅か三 昭和三十年代までは春秋を通して荒瀬や渕など 十数尾であた。許可期 いたる所で捕れたが、四十二年八月の羽越水害 間 も 当 初 は一か 月 で、 で河川の災害復旧工事が行われ、両岸のブロッ 増水時など重機とは言 ク積みや床固 め、それに加え、 サクラ鱒ウライ漁、新谷川の使命! 大 規 模 頭 首 工。 更にダム建設等 で従来のように え、撤去も大変でした。 容易に魚が遡上出来なくなった。 又、サクラ鱒は濁らな 特に、サクラ鱒は春の雪しろと同時に阿賀野 いと支流に入らないので、そのタイミングや落 川に遡上し夏を経て支流に入り秋十月に産卵す 葉 、 ゴミ除きも大変な作業であった。 る。孵化した稚魚はサケとは異なり一年間を川 阿賀漁連から事業補助もあるので、出来るだ で過ごして二年目に降海する。降海せず川に残 け多く採捕、供卵するよう春鱒を秋まで畜養し り陸風化するものは﹁ヤマメ﹂となり、ほとん たこともあったが魚が病むことや、経費の負担 どが雄で、翌年遡上するサクラ鱒と交配する。 も大変なことから秋鱒だけで現在に至っている。 天然産卵が好ましいが、近年の捕獲技術の進 今後も魚体を痛めないウライ漁は必要不可欠 歩で絶滅寸前の状況である。 であり、多くの釣りファンが楽しみにしている ちなみに、平成十八年の阿賀漁協の採捕数は サ クラ 鱒 の一般 遊 漁 化 実 現 の た め、一致 団 結、 百一尾・十九年百二十一尾・二十 年三百九十五 皆で頑張って参ります。 密漁特別監視から ︿ボランティア活動﹀ ︻報告/藤田増殖委員長︼ *監視期間︵3/8∼4/末︶ ※地区組合では、1月半ばより実施。 *監視ヵ所︵横越床固め・渡場床固め︶ *時 間︵午前6時∼9時/午後3時∼6時︶ *延べボランティア︵214人︶ 近年における春鱒の密漁は増加の一途を辿っ ており、地元だけでの監視には限度があり本組 合の事業として行いました。 ◇ 横 越 地 区 で は一月 半 ば よ り 初 め、 遊 漁 者 は 二十人ほどでしたが、二月には五十八名を確認 しました。二十二日には、釣り上げた鱒を放置 してあり、警 察に通報し、ちょっとした騒ぎに なりました。三月に入ると釣れるのか⋮更に増 え百六十人を数えました。 ◇四月に入ると三月の凡そ半数に減り、特に横 越床固めでは三、 四人程度でした。 ※監 視 期 間 中 遊 漁 者からも 意 見 を 戴 き ました。 又、ルアーに対する 認識が組合員間でも 違うことが分かりま した。今後の課題と して取組まなくては なりません。 忙しい中参加して 戴いた各地区の皆様、 そして巡回など協力 下さいました警察の 方々に感謝申しあげ ます。 アユかわら版 ︻組合員資格審査委員会構成︼ 悲願 40 年ぶりの改良、今度は大丈夫か… 去る、四月二十八日、六名の方が ︿六野瀬部落の由来﹀ 委員に委嘱され第一回の委員会が開 ︵阿賀野市/旧安田町︶ 催されました。 法律の改正により、毎年新旧に拘 昔、阿賀野川は大変な暴れ川 でした。毎年氾濫で家や田畑を わらず組合員の資格審査が義務付け 流し村人を苦しめました。 られました。 村 人 た ち は 土 手 を 築 い た り、 ︵阿賀町綱木︶ *委員長 神様に祈ったりしましたが氾濫 伊藤 正彦 * 副委員 長 鹿島 武司 ︵新潟市江南区︶ は 治 ま り ま せ ん で し た。 そ こ ︵阿賀町五十島︶ で 遠 く 鎌 倉 の 鶴 ヶ 岡 八 幡 宮 へ 行 *委 員 立川小三郎 き、﹁ ど う か 氾 濫 が な く な り ま *委 員 芳賀 大策 ︵五泉市中川新︶ す よ う に。﹂ と お 願 い し ま し た。 ︵五泉市赤海︶ *委 すると人柱を川底に埋めてお祈 員 斉藤 等 *委 員 佐藤登志昭 ︵新潟市江南区︶ りすれば、氾濫は治まると神の お告げあった。村人はお金を出 ︽委員の皆様宜しくお願いします。︾ し 合 い、 五 泉 か ら﹁ お は き ﹂ と ︵任期は三年/再任は妨げない︶ いう娘を連れてきました。 さて﹁おはき﹂は美しく利発 な 娘 で し た が、 村 の た め な ら と 川底に沈められ工事が終わりま した。 そうすると一晩のうちに川の 中に六つの瀬かできて、川の流 れが良くなり氾濫もなくなりま し た。﹁ お は き ﹂ の お 陰 だ と 村 の人たちは喜び、競ってそこへ 移り住みました。六つの瀬がで き た こ と か ら 現 在 の﹁ 六 野 瀬 ﹂ という集落が出 来ました。 ※阿賀野川の氾 濫 を 止 め、 村 を す く っ た﹁ お は き ﹂ の 霊 は、 今 も安田の神社に まつられている そうです。 魚道改良へ道 ︿事業概要﹀ リ性骨材反応による堰 現 実 の も の に な る が、 国 営 阿 賀 野 川 用 水 柱コンクリートの劣 化 農 業 用 水 取 水 口 の 位 土地改良事業により昭 等が顕著となっている。 置など、改 良が不可能 和 三 十 年 か ら五 十 八 年 また、左記 岸の水 路 なヵ所もあり 手放しで 度より 整備され、用水 に もコンクリートの劣 は 喜 べないが、一定 の の安 定 供給が図られて 化がみられることから、 評価は出来ると思う。 来 た。 し か し な が 工 期 は二十 年 か ら、 供 給 開 始 か ら ら二十三年 度で左 咲花頭首工改修工事着工 約四十 年が 岸と右岸に分け 行 経 過 して お われる。 り 施 設 の 老 朽 早 急な 補 習 工事 が必 要 ※専 門 工 事 事 務 所 を五 化 が 著 し く 頭 となった。 首 工 は、 堤 体 ※工事は左岸より始ま 泉 市 南 本 町 に 設 置 し、 下 流 の 河 床 に り、魚 道 改 良はこの左 この十一月 頃 か ら工 事 は本格化する。 お け る 局 部 的 岸工事に含まれる。 洗 掘 や ア ル カ 長 年 要 望もいよいよ ︵総工事費二十億円︶ 密漁者が放置した桜鱒 2/22 第3号 河 鱗 (3) 現場採卵/義務を果たしてこそ権利を! サケ・サクラ鱒のルアー釣りは、漁業組合員も禁止! 阿賀野川水系さけます増殖協会の協議により 20 万粒の現場採卵を3 年間試験的に行い、その結果をみて今後の方向を探ることにしてい ます。しかし昨年の採卵実績は約 12 万粒と下回り、受精率も 65%と低 調でした。 今年もこのような状況であれば、現場採卵は中止。全数ウライ漁とな れば、義務と権利の原則から従事者のウライ漁経費の一部負担も考えら れます。義務を果たして後世に貴重な資源を贈りましょう。 *さけますの漁具は阿賀野川水系さけます増殖 協会で協議し、県知事から許可を受けるも ので、さけますの漁具としては許可を戴い ておりません。 ※さけますを除く一般遊漁にはルアー釣りの 制限はありませんが、 さけますを誤って採捕した場合は、 速やかに放流してください。
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