シリコン・ラボラトリーズ社、新製品 AM/FM レシーバ「Si4830」を発表

NEWS RELEASE
2010 年 3 月 3 日
シリコン・ラボラトリーズ社、新製品 AM/FM レシーバ「Si4830」を発表
アナログ・ラジオにデジタル性能をもたらし、設計と製造コストを削減する高集積レシーバ IC
卓越したアナログ設計技術で、高性能ミックスシグナル IC を設計する米シリコン・ラボラトリーズ社(Nasdaq:
SLAB)は、機械式チューニングのアナログ・ラジオにデジタル性能と集積化をもたらす新製品の AM/FM レシーバ
「Si4830」を発表しました。Si4830 は、ポータブル・ラジオ、大型ポータブル・ラジカセ、玩具ラジオ、景品用ラジオとい
った広範なラジオ製品の設計時間と製造コスト削減に最適です。24 ピン SSOP パッケージで供給される Si4830 は発
表と同時に供給可能で、1 万個時の価格は 2.10 ドルです。製品評価と開発を促進するデモストレーション・キット
Si4830-DEMO も供給可能で、希望小売価格は 150 ドルとなっています。製品の詳細情報とサンプルおよび開発ツー
ルの購入は、www.silabs.com/pr/wirelessmcu をご参照ください。
Si4830 は業界初の CMOS ホイールチューニング AM/FM ラジオ・レシーバ IC で、シングル・チップでアンテナ入力か
ら音声出力までの完全な AM/FM ラジオを実現します。Si4830 の使用で、外付けマイクロコントローラ、AM/FM フィル
タ、チューニング・インダクタなどの部品が不要となります。開発者は Si4830 と共にアンテナ、機械式チューナとオン/
オフ・ボリューム・ホイール、増幅器、単 4(AAA)電池から構成される低コストラジオの設計・製造が可能となり、既存
の部品点数を 80%以上削減できます。Si4830 は欧州 EN55020 に準拠し、世界的な FM 64MHz~108MHz および AM
510kHz~1710kHz に対して、高精度かつ信頼性の高いチューニング・ソリューションを提供します。
Si4830 は世界中のラジオメーカーをターゲットにしていますが、これらのメーカーの多くが中国に拠点を置いています。
従来からのアナログ・テクノロジーを使う AM/FM ラジオの世界の製造の中心地である中国は、今もなお全世界に向
けて年間 100 万個以上のラジオを生産しています。これらのアナログ中心のラジオ設計は、一般的に数十ものディス
クリート部品を必要とし、製造と組立の間にかなりの再作業と手作業の調整が行われます。Si4830 は 20mm×20mm
以内のコンパクトな基板の片面に、わずか 10 個の表面実装部品でラジオが設計できます。この小型設計とシンプル
な基板構成はコスト削減の貢献と同時に、あらゆるラジオに AM/FM 機能の普及をもたらします。
シリコン・ラボラトリーズ社 ブロードキャスト製品担当バイス・プレジデントのデイブ・ブリーズマンは Si4830 発表につ
いてこうコメントしています。「多くの機械式チューニング AM/FM ラジオのメーカーには、労働集約的でディスクリート
手法の組立、そして製造コストが安い既存のラジオに代わる新しいソリューションがありませんでした。ミクストシグナ
ル Si4830 レシーバを導入することで、お客様はアナログの機械式チューニング・ラジオの市場で最新鋭のデジタル・
ラジオ・テクノロジーが利用できるようになり、これにより製造コストが削減され、多様な民生電子機器に AM/FM ラジ
オの機能を追加できるようになります。」
シリコン・ラボラトリーズ社について
シリコン・ラボラトリーズ社(Silicon Laboratories Inc.、本社: 米テキサス州オースティン、www.silabs.com)は、
卓越したアナログ設計技術で高性能なミックスシグナル IC を幅広いアプリケーション向けに設計する、業界大手半
導体メーカーです。シリコン・ラボラトリーズ社の多様な高集積製品と特許は、ミックスシグナル設計において長年に
わたる経験と実績を有する業界最先端のエンジニアリング部門が開発しています。シリコン・ラボラトリーズ社は、北
米、ヨーロッパ、アジアの各地に設計、エンジニアリング、マーケティング、販売、アプリケーションの拠点を置いてい
ます。会社概要・事業内容の詳細は、www.silabs.com をご覧ください。
ご注意
このプレスリリースには、シリコン・ラボラトリーズ社の現時点における期待に基づく予測が含まれていることがありま
す。このような発言にはリスクと不確実性が伴います。様々な重要な要素が原因となって、予測とは異なる結果にな
ることもあります。シリコン・ラボラトリーズ社では、投資家の方々に社の将来性をお伝えすることが重要と考えます
が、正確な予測や管理が不可能な事態が今後発生するかもしれません。シリコン・ラボラトリーズ社の財務成績に影
響を与え、実績が将来的記述と著しく異なる場合の要因の詳細については、シリコン・ラボラトリーズ社が米国証券
取引委員会(SEC)へ最近提出した書類をご覧ください。
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報道関係者お問合せ先
米シリコン・ラボラトリーズ社 Dale Weisman (グルーバル広報マネージャ)
TEL: +1-512-532-5871 E メール: [email protected]
ミアキス・アソシエイツ 河西
TEL: 0422-47-5319 E メール: [email protected]
記事ご掲載時のお問合せ先
シリコン・ラボラトリーズ K.K.
TEL: 03-6717-4268(代表) www.silabs.com