資 料 2 平成22年 田尻町長 金 田 通 5月 日 様 田尻町総合計画審議会 (案) 会 長 増 田 昇 田尻町新総合計画について(答申) 平成21年3月28日付け田企人第1336号で諮問のありました田尻町新総合計画の策定に ついて、全体会および専門部会における慎重な審議を重ねた結果、別添のとおり第4次田尻町総 合計画(案)として答申します。 当審議会としては、本答申および下記の付帯意見、また審議過程を通じて各委員から出された 意見等を十分に尊重しながら、速やかに計画決定をされ、計画の着実な推進に向けて鋭意努力さ れるよう希望します。 記 1.本計画の趣旨や内容をわかりやすく住民に周知するとともに、広く住民の理解と協力を求め、 住民・事業者・行政等の役割分担のもとに互いに連携しながら、参画と協働のまちづくりを より積極的に進めていただくよう希望します。 また、本計画に基づく施策については、常に進捗状況の分析・評価を行い、住民にわかりや すい形での結果の公表に努めるとともに、地域経営の視点に基づき、財政状況を見極めなが ら、効率的・効果的な行財政運営に努めていただくよう希望します。 ・本計画(基本構想、基本計画、戦略プロジェクト)で掲げたさまざまな施策については、実 施計画の策定のもとに着実に取り組まれることを望みます。 ・計画の進捗状況については、住民等との協働のもとに常に施策の方向性について見直しを図 るような進行管理の仕組みづくりなどについて、そのあり方を早急に検討されることを望み ます。 ・計画で掲げた将来像の実現には行政のみならず住民(事業者)による取り組みが不可欠とな ることから、住民自身がまちづくりのあり方や具体的な取り組み方向について考え、行動計 画(アクションプラン)として示せるよう、特段の支援等を講じられることを望みます。 ・戦略プロジェクトを具体化させるなど、行政組織内での横断的な取り組みを積極的に推進す るとともに、広域的視点に立って近隣自治体とのさらなる連携を進められることを望みます。 ・各行政分野に設定された「地域に期待すること」については、その設定の趣旨ともども広く 公表・周知に努め、住民理解を深めるとともに、計画の検討過程で割愛した項目(住民の取 り組み)についても行動計画の作成などの際に参考資料として活用されることを望みます。 2.計画の推進にあたっては、コンパクトである町の特性や貴重な財産である「ひと」、自然や 歴史・文化、各種施設、産業など地域のさまざまな資源を活かし、田尻町こそが取り組める 個性ある施策が展開されるよう、また今後の社会情勢の変化、今日的課題への対応などに十 分配慮して実施していただくよう希望します。 ・まちの現在そして未来を担う人づくりに力点を置き、保・幼・小・中一貫教育や生涯学習を 通じた各種人材の育成など、本町の特色を活かした教育、学習、人材育成等が進められるこ とを望みます。 ・子どもたちがのびのびと本町に育つことができるよう、保育・教育環境や生活環境の充実、 さまざまな子育て支援施策の充実に引き続き努められることを望みます。 ・町を代表する交流ゾーンにおけるにぎわいづくりに向けて、ふれ愛センターや公民館、田尻 歴史館、交流広場等の活用を強く促進することを望みます。 ・町のシンボルでもある田尻スカイブリッジやりんくうタウン中地区シーサイド緑地のにぎわ いの場としての仕掛けづくりについて大阪府など関係機関に働きかけられることを望みます。 ・効率的で質の高い営農が可能になるような仕組みや住民が参加できるような農業の仕組みな どを整備することにより、危機的状況にある後継者問題の解決と農業振興施策の充実に努め られることを望みます。 ・農業、漁業、商業、観光分野の連携を一層進めるとともに、これらの取り組みの一環として 「たじりブランド」を形成していき、そのことを通じて町全体の活性化につながるような施 策のあり方を検討されることを望みます。 ・地域の各種団体・組織間の連携強化や再編を図るとともに、新たに田尻町民となった人や団 塊の世代をはじめとする社会経験の豊かな人など、今後のまちづくりの担い手としてより多 くの人びとによる参画が進むようコミュニティ施策の充実に努められることを望みます。 以 上
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