FEATURE

FEATURE
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特集
そのシステムでいいの？ Webサービスのススメ
Webサービスを使って業務を拡張しよう
Officeアプリケーション
で使う
Webサービス
大澤文孝
Visual Studio Tools for Officeを利用する
OSAWA, Fumitaka
.NET Frameworkとは何も関係ない
Technology Tools
はじめに
✓ Visual Basic .NET
コードはVBAで記述します。
Visual C# .NET
Web サービスを構築しておけば、
SQL Server 2000
Oracle 9i
Access 2002
✓ ASP.NET
✓ Internet Information Services
✓ Other :
SOAP
Web Services
Visual Studio Tools
for Office
Level
★ ★ ★ ★ ★
Samples
・この記事で取り上げたソースコードおよび
サンプルプログラムは、付録CD-ROMの
¥DOTNET¥F01ディレクトリに収録し
ています。
¥DBCREATE
サンプルDB作成用のSQL
¥PRODUCTWEBSRV
Webサービスプロジェクト
¥PRODUCTWEBAPP
¥PRODUCTWINAPP
Windowsアプリケーションプロジェクト
¥PRODUCTEXCEL
Excelワークブックプロジェクト
※サンプルの利用／実行方法については、F01ディ
レクトリのReadme.txtを参照してください。
dotNET Magazine 2004 Sep.
SOAP Toolkitは、COMとして提供
Officeアプリケーションから呼び出し
されるので、利用できるOfficeのバージ
て利用することもできます。
ョンに制限はありません。また、Office
OfficeアプリケーションからWebサ
以外のアプリケーション（Visual Basic
ービスを利用するには、次の2つの方法
6.0や、VBScriptなど）からも利用でき
があります。
ます。
・Visual Studio Tools for Officeを使う
Visual Studio .NETのアドイン製品
本稿では、Visual Studio Tools for
Officeを使う方法を説明します。
であるVisual Studio Tools for Officeを
用いる方法です。このプロダクトを使う
と、.NET FrameworkからWordとEx
celをコントロールできます。この場合、
Visual Studio Tools
for Officeによる開発手順
コードはVB.NETやC#で記述します。
Visual Studio Tools for Officeをイン
ただし、利用できるOfficeのバージ
ストールすると、
「Microsoft Office Sys
ョンは、Word 2003とExcel 2003に限
tem Projects」というプロジェクトを作
られ、それよりも前のバージョンでは
成できるようになります。
利用できません。
Microsoft Office System Projectsの
下には、
「Visual Basicプロジェクト」と
Webアプリケーションプロジェクト
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Win32環境で動作します。この場合、
・SOAP Toolkitを使う
「Visual C#プロジェクト」があります。
SOAP Toolkitは、COMコンポーネ
そして、それぞれのプロジェクトの
ントとしてWebサービスを呼び出すた
下には、次の3つのテンプレートがあり
めのツールです。このツールキットは、
ます。
Extend Your Business
図1：新規にExcelワークブックプロジェクトを作る
図2：Excelワークブックページでの設定
・Excelワークブック
す。もし、既存のExcelワークブックが
デフォルトでは、
［実行するアセンブ
・Wordドキュメント
あれば、
［既存のドキュメントを使用す
リを有効にするローカルセキュリティ
・Wordテンプレート
る］を選んで、既存のExcelワークブッ
ポリシーを更新する］にチェックが付
クのなかに、これから開発するプログ
けられており、ランタイムセキュリテ
ここでは、図1のように、ProductEx
ラムを埋め込むこともできます。そう
ィポリシーの［ユーザー（User）
］ツリ
celという名前のExcelワークブックプ
でなければ、
［新規作成］を指定し、新
ーの下に、これから作成するアセンブ
しいExcelワークブックを作成します。
リに対するFullTrustアクセス許可セッ
ロジェクトを作成することにします
。
［注1］
ここでは、図2のようにExcelワーク
プロジェクトの設定
ブックを新規作成することにします
［注
。
プロジェクトを作成すると、
「Micro
起動します。
ここにチェックが付いていないと、
アセンブリを実行できなくなるので、
2］
soft Officeプロジェクトウィザード」が
トが設定されます。
必ずチェックを付けてください。
■ セキュリティ設定ページでの設定
「セキュリティ設定」ページでは、
プロジェクトウィザードは、
「Excel
プロジェクトでビルドしたアセンブリ
ワークブック」と「セキュリティ設定」
を実行するための、ランタイムセキュ
の2ページに分かれます。
リティポリシーを設定します（図3）
。
■ Excelワークブックページでの設定
Visual Studio Tools for Officeを使っ
て開発したアセンブリのセキュリティ
についての詳細は後述します。
図3：セキュリティ設定ページでの設定
「Excelワークブック」ページでは、
開発したアプリケーションを組み込む
Excelワークブックの名前を指定しま
注1）本稿では、Excelワークブックプロジェクトに限って説明します。Wordドキュメ
ントやWordテンプレートのプロジェクトを作成した場合には、以降表示される画面や、
自動生成されるコードは、異なるものになります。しかし動作の仕組みやプログラムの
作り方は変わりません。
注2）ビルドしたアセンブリは、他のワークブックからも使うことができます。そのため、
開発中にどのワークブックを使うのかは、多くの場合、問題となることはありません。ビ
ルドしたアセンブリを使う方法については、本稿末で説明します。
dotNET Magazine 2004 Sep.
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