燕のシンボルとして親しまれている「水道の 塔」。私たちは、生活に欠かせ

燕のシンボルとして親しまれている「水道の
塔」。私たちは、生活に欠かせない給水事業
により、まちの発展を支えたこの塔を今後も
守り続け、塔を活かした地域活動を行うため
「燕の水道の塔を愛する会」を発足しました。
皆さんで地域の歴史を守り、ともに活動し
ましょう。
燕の水道の塔を愛する会
会長 早川賛治
≪活動案内(平成23年度事業)≫
・年会費
1,000 円
・主な活動
総会(年1回)
文化祭写真展示会
会報の発行(年1回)
会員相互の交流
※会は発足したばかりです。これから会員の
皆さんで活動を発展させていきましょう。
【お問い合わせ・入会のお申し込み】
燕の水道の塔を愛する会事務局(燕市教育委員会 生涯学習課文化振興係)
〒955-0041 燕市水道町1-3-28
TEL 0256-63-7002 FAX
0256-63-7003
燕市(燕地区)旧浄水場について
現在、市民のみなさんに親しまれている水道の塔は、この地に浄水場があったころ、市
内へ安全な水を供給するために建設された高架水槽(配水塔)です。燕市(燕地区)の旧
浄水場は、中ノ口川左岸に面した水道町一丁目地内、現在の総合文化センターの場所にあ
りました。
当時の上水道施設は、大正 14(1925)年に燕市の産業界が中心となって設立した「燕
簡易水道株式会社」による簡易水道が布設されたことに始まります。これは中ノ口川の水
をそのまま取水・供給するもので、主に工業用水として利用されました。その後、浄水し
た水を供給する本格的な上水道施設は、昭和 13(1938)年に着工し昭和 16(1941)
年に竣工しました。浄水場では、中ノ口川から取水した原水を緩速濾過池もしくは高速濾
過池へ送ります。濾過された浄水は調整池へ進み、送水ポンプにより配水塔へ揚水され、
以後は自然流下により市内へ配水しました。また、予備発電装置としてディーゼルエンジ
ンを備えていました。配水塔は、地上 5 階建ての台部分上に水槽を載せる構成で、全体が
鉄筋コンクリート造となっています。配水塔の高さは水槽上面で 31.4m、水槽の有効容
積は 205 ㎥ありました。
旧浄水場は、幾度か拡張工事をしながら昭和 44(1969)年に道金へ移転するまで市
民へ安全でおいしい水を供給しました。浄水場が移転した跡地は、文化会館や中央公民館
が建設され、総合文化センターとして生まれ変わりましたが、水道の塔は残されています。
*** 旧 浄 水 場 の 様 子 ***
旧浄水場全景(中ノ口川土手から)
配水塔の出入り口
(写真提供:青山澄夫氏)