2005年3月期中間決算説明会 決算説明 取締役管理本部長 日置 栄一 当期におけるトピックス アライアンス関連 富士写真フイルム(株)と中国における「富士ドライケムシステム」の販売提携。 ㈱シーエヌエーと「CNA-Net」の販売に関する取引基本契約を締結。 米国でバイエルヘルスケアLLC診断薬事業部と共同で尿検査自動搬送システ ムの発売。 研究開発関連 オランダのフリー大学医療センターと子宮けい癌スクリーニング技術の大規模臨 床性能評価を開始。 神戸バイオメディカル創造センター(BMA)にシスメックス・BMAラボラトリーを開設。 神戸大医学部に臨床検査診断学に関する寄附講座を開設。 幼若細胞測定用試薬に関する技術が平成16年度全国発明表彰特別賞を受賞。 その他 アテネオリンピックのドーピングコントロールセンターに当社製品を設置。 神戸ハイテクパークに事業用地・建物を取得 (西神南事業所)。 2 主な新製品・新サービス 塗末標本作成装置 SP-1000i 【新製品・商品】 ●世界初、Webカメラ搭載の塗抹標本作 製装置SP-1000i 発売 ●全自動尿中有形成分分析装置UF110i 発売(下期発売) ●尿量・尿比重自動測定装置ウリッツシ リーズの発売 ●「ELSIA(エルジア)−FS1200」専用 試薬 ・クラミジアトラコマチス抗体検査薬 ・IgM型HBc抗体検査薬 を発売 【新サービス】 ●自動血球分析装置の校正に関する新 サービス「SCSパック」を開始 尿量・尿比重自動測定装置 URIZ(ウリッツ) ●中国市場向け臨床検査情報システム Laboman.net(ラボマン・ドット・ネット) 販売開始 3 2005年3月期 中間連結決算 2005年3月期 中間決算の総括 売上高・営業利益・経常利益・当期純利益とも過去最 高を更新。 ・売上高は5期連続増収。当期純利益は3期連続増益。 米国では直接販売・サービス体制により大幅な増収。 欧州では総合提案型販売の継続により、好調を持続。 5 業績の推移 (売上) (単位:億円) +18.2% 400 362.9 307.1 274.1 300 200 100 0 (利益) 185.7 16.5 15.6 12.9 5.4 15.7 4.9 01/3期中間 02/3中間 売上高 25.7 43.1 40 26.2 +64.4% 10.0 20.8 11.2 03/3中間 04/3中間 営業利益 60 52.8 50 200.3 28.3 +153.0% 70 30 30.4 20 +170.6% 10 0 経常利益 05/3中間 当期利益 6 売上高 (単位:億円) 362.9 500 総計 400 +18.2% 307.1 274.1 209.0 300 200 100 131.4 142.7 (48%) (52%) 158.0 149.1 (51%) (49%) (58%) +32.3% 153.8 (42%) +3.2% 0 03/3中間 04/3中間 国内 05/3中間 海外 *( )内は売上構成比 7 売上高の増減要因 ※各地域の売上は為替の影響除く AP (単位:億円) 米州 欧州 中国 14.8 △1.1 2.6 為替の影響 △6.2 41.0 国内 307.1 04/3中間 362.9 4.7 05/3中間 8 経常利益の増減要因 (単位:億円) 原価率0.6%改善 による粗利の増加 為替による営業利益の減少 営業外損益の改善 為替差益 7.2億円 (前年同期比+12.9億円) +2.2 増収による 粗利の増加 △18.7 +15.0 △2.5 +35.9 販管費の増加 主に米州直販化の影響。 (販管比率では前年同期比 3.1%改善) 52.8 20.8 04/3中間 05/3中間 9 販売費及び一般管理費の推移 (単位:億円) 400 300 200 100 (販管費比率) 362.9 51.8% 50.6% 50.4% 185.7 (+4.3%) 307.1 93.7 52.0% (+12.0%) 200.3 274.1 50.0% 49.3% (+36.9%) (+7.8%) (+9.1%) (+33.5%) (+2.2%) (+18.2%) (+10.8%) 46.2% (+10.9%) 103.9 138.7 151.3 48.0% 167.7 0 46.0% 44.0% 01/3中間 02/3中間 03/3中間 04/3中間 05/3中間 販売費及び一般管理費 売上高 販管費比率 *( )内は対前年同期伸長率 10 所在地別セグメント情報 日本 (単位:億円) 200 147.3 156.5 21.0 100 20.2 159.2 29.0 96.0 75.9 70.3 0 40 20 0 03/3中間 04/3中間 05/3中間 ※棒グラフは、各期左が外部売上高、右が内部売上高を、折れ線グラフは 営業利益を表しております。 11 所在地別セグメント情報 (単位:億円) 80 60 40 20 米州 66.0 2 32.4 0 31.3 △1.0 △1.2 △2.8 △6 03/3中間 (単位:億円) 30 04/3中間 11.7 1.1 14.8 30 2 20 05/3中間 6.7 10 20 15 13.3 8.7 10 5 0 (単位:億円) 8.7 △2 04/3中間 72.9 93.8 0 4 0 欧州 110.6 03/3中間 1.6 △0.8 03/3中間 50 05/3中間 中国 15.3 10 0 △2 100 △4 0 20 4 150 (単位:億円) △ 0.0 04/3中間 05/3中間 AP 4 10.1 12.2 2 0.7 0.8 0 04/3中間 05/3中間 △2 0 03/3中間 ※海外所在地の棒グラフは外部売上高を、折れ線グラフは営業利益を表しております。 ※2002年度本決算より中国地域売上は販売奨励金等を売上高より控除しています。 12 米国での直接販売・サービス体制移行による効果 (単位:億円) 80 売上66.0億円 70 実力での増収 60 23.8億円 50 為替による減収 △6.1 △6.1億円 0 17.7 △1.2 △1.0 売 上 40 高 △1営 17.0 30 20 1 △2 △2.8 32.4 31.3 31.3 △3 業 利 益 直販化に よる増加 10 0 △4 03/3中間 04/3中間 05/3中間 13 貸借対照表 (単位:億円) 総資産 701.3 0.5 234.4 208.7 254.7 464.7 776.6 719.8 482.3 0.1 509.2 8.1 534.0 510.9 446 71.0%→68.8%へ 236.5 237.4 267.4 資産 負・資 03/9期末 資産 負・資 04/3期末 資産 負・資 04/9期末 固定資産 少数株主持分 流動資産 負債 株主資本比率 資本の部 14 キャッシュ・フロー (単位:億円) 142.8 150 138.1 111.9 110 66.4 70 40.7 43.5 30 △10 △7.8 △50 営業活動CF △5.7 △10.8 △13.3 △13.0 △36.8 投資活動CF 財務活動CF 03/3中間 04/3中間 現金及び 現金同等物 期末残高 05/3中間 15 2005年3月期連結業績予想 2005年3月期連結業績予想 (単位:億円) 760.0 +15.2% 100 800 700 600 500 400 300 200 100 95.0 +69.0% 572.5 66.1 75 84.0+27.0% 53.2 52.9 56.2 50 475.3 388.1 32.5 29.7 40.2 34.1 13.6 13.0 (売上) 01/3期 02/3期 0 659.7 売上高 51.0 +61.5% 31.5 31.2 25 0 03/3期 営業利益 04/3期 経常利益 05/3期 当期利益 (利益) 17 所在地別セグメント業績予想 (単位:億円) 400 313.7 日本 330.3 300 200 53.9 36.5 135.7 155.3 340.0 54.0 178.0 100 80 60 40 20 0 0 03/3期 04/3期 05/3期 ※棒グラフは、各期左が外部売上高、右が内部売上高を、折れ線グラフは 営業利益を表しております。 18 所在地別セグメント業績予想 (単位:億円) 150 120 90 60 米州 91.5 63.4 △2.3 134.0 1.4 △5 △10 0 03/3期 (単位:億円) 50 30 04/3期 05/3期 中国 48.0 38.6 31.2 3.6 4.0 20 10 0 0 △6.0 30 40 5 03/3期 05/3期 40 0 6 4 145.2 210.0 25 22.0 20 15 10.8 13.2 10 5 30 20 欧州 175.8 (単位:億円) 04/3期 05/3期 AP 28.0 23.3 10 1.6 4 3 18.8 2 △2 04/3期 200 160 120 80 03/3期 0 △ 0.1 (単位:億円) 2.1 2 1 1.4 0 0 03/3期 04/3期 05/3期 ※海外所在地の棒グラフは外部売上高を、折れ線グラフは営業利益を表しております。 ※2002年度より中国地域売上は販売奨励金等を売上高より控除しています。 19 2005年3月期予想配当額 中間 期末 年間 05/3期 15円 15円 30円 04/3期 12円 18円 30円 20 今後の事業展開 代表取締役社長 家次 恒 本日のテーマ 1.環境認識 2.中期経営計画 3.事業環境と今後の取り組み 4.中期経営計画の進捗 22 環境認識 市場環境の変化 市場動向 BRIC’s等新興国の成長 BRIC’s等新興国の成長 中国の順調な経済成長 中国の順調な経済成長 EUの拡大(東欧圏) EUの拡大(東欧圏) 先進国における高齢化 先進国における高齢化 がん・生活習慣病の増加 がん・生活習慣病の増加 高度先進医療の進展 高度先進医療の進展 医療政策 DRGの試行(ドイツ) DRGの試行(ドイツ) 診療報酬引き下げの継続(日本) 診療報酬引き下げの継続(日本) 国立病院の独立行政法人化(日本) 国立病院の独立行政法人化(日本) 第三次対がん十ヶ年総合戦略(日本) 第三次対がん十ヶ年総合戦略(日本) 混合医療の導入検討(日本) 混合医療の導入検討(日本) 病院の独立採算経営(中国) 病院の独立採算経営(中国) DRG :疾病別包括支払い方式 技術革新 ポストゲノム技術の進化 ポストゲノム技術の進化 再生医療等の先端技術の実用化 再生医療等の先端技術の実用化 情報ネットワークの高速化 情報ネットワークの高速化 ヘルスケアは 21世紀の 『成長産業』 規制動向 薬事法の改正(日本) 薬事法の改正(日本) 環境規制の強化(欧州) 環境規制の強化(欧州) 医療用具、医薬品等の医療関連の 医療用具、医薬品等の医療関連の 規制強化(中国、ASEAN) 規制強化(中国、ASEAN) 24 中期経営計画 (2003年度∼2005年度) 基本戦略と2005年目標 基本戦略 グローバルニッチ No.1 アジア フォーカス 2005年目標(2006年3月期) 売上高 800億円 経常利益 90億円 ROE 8.0% <2003年公表> (為替レート:1US$=¥120、1EUR=¥125) ライフサイエンス フォーカス 課題 コアビジネスの強化 地域別事業展開の促進 コスト競争力の強化 コアテクノロジーの拡充 26 事業環境と 今後の取り組み 血球計数分野における各地域のステージ 高 日本 シスメックスへ の利益貢献度 市場成長が大きい 欧州 市場は緩やかに成長 中国 進展 AP 米国 東欧・ロシア アフリカ 低 中南米 中近東 新規市場 買い替え市場 ※図中の円の大きさは市場規模を示す 28 米国市場の事業環境 世界最大の市場 ∼グローバル市場の40%∼ 事業環境 医療費総額は増加傾向 9医療費抑制政策の継続 医療機関のグループ化が加速 9GPOを活用した購買が増加 慢性的な検査技師の不足 患者情報の管理強化(医療過誤防止) 病院市場(中規模)における顧客からの評価 ブランド 技術力 信頼性 品揃え 価格 シスメックス A社 B社 C社 D社 C A A+ B C A+ C B A C A+ B A A B A B+ A C C A B+ A-C B-C C シスメックスの取り組み 直接販売サービス体制による本格的なマーケティング活動 9中小病院市場に向けた販売戦略の構築 直販体制の効果が 9メーカーのサービス員が直接応対 顕在化 −365日24時間対応の試行 主要GPOへの入札権の獲得 大手検査センターへの販促活動 カイザーに導入した 9クエスト :尿製品 総合血液検査システム 9カイザー :総合血液検査システム ※ GPO:Group Purchasing Organization 29 米国における今後の事業展開 中小病院に対する血球計数装置の拡販 9主要GPOへの入札権を活かした販売強化 大手検査センターへの血球計数装置および凝固・尿製品の拡販 開業医市場への拡販の為の販売チャネルの整備・強化 バイエルとのアライアンスを活かした尿分析装置の拡販 規模別 当社シェア 米国検体検査 市場規模 尿、凝固、ロボティックスの 強みを活かした 血球計数装置の導入 大規模病院 検査センター 市場 病院市場 中規模病院 大規模から 中小規模への 下方展開 小規模病院 開業医 血球計数分野における市場シェアの拡大 30 中国市場の事業環境 世界一の高成長市場 ∼検査装置の普及と高機能化が並行∼ 事業環境 アジアにおけるシスメックスの拠点 順調な経済成長 病院の独立採算経営(都市部) 当社現地法人 地方拠点 駐在員事務所 9病院経営の市場経済化への動き 政府主導による医療体制整備(農村部) シスメックス 無錫 シスメックスの取り組み 高機能血球計数装置へのグレードアップ促進(都市部) 普及型血球計数装置の拡販(農村部) 生化学分野における販売強化 総合サプライヤーとしての 地位の確立 中国版検査情報システム(Labomanシリーズ)の販促と品揃えの拡充 試薬第二工場(シスメックス無錫)の稼働準備 31 中国における今後の事業展開 ソリューションの提供・自社試薬使用率の向上(都市部) 普及型血球計数装置の拡販(農村部) 試薬第二工場(シスメックス無錫)の稼働 富士ドライケムシステムの販促開始 都市部 都市部 農村部 農村部 普及型血球計数装置の拡販 ソリューション提供 生化学装置・試薬の拡販 継続的な学術啓蒙活動 試薬売上の増加 使用試薬品目の増加 第7回シスメックス学術セミナー 高機能装置への買い替え促進 自社試薬使用率の向上 臨床検査情報システムLaboman.net 全自動血球計数装置Poch-100i 富士ドライケムシステムFDC7000 多項目自動血球分析装置XE-2100 総合サプライヤーNo.1の地位確立 32 日本市場の事業環境 医療制度改革に伴う事業環境の変化が継続 機器リースシステム販売 事業環境 検査装置の設置 試薬の販売 (使用量・品目の限定) メーカー 医療機関 診療報酬引き下げの継続 国立病院の独立行政法人化 混合医療の導入検討 公取委による機器リースシステム販売の 是正通達 高度先進医療の進展 試薬代金支払い (機器使用料を含む) シスメックスの取り組み トータルソリューションの充実 9特定機能病院・地域中核病院への総合提案の推進 9精度管理ビジネスの推進 9ISO15189認証コンサルティングの推進 幅広いソリューション の提供が強み 株式会社シー・エヌ・エーの子会社化 33 日本における今後の事業展開 総合サプライヤーとしてのソリューションビジネスの推進 POC市場における品揃えの拡充と販促活動の強化 ヘルスケア関連の新規市場に向けた販促活動の強化 総合検査情報システムCNA-Net 病院 市場 ・病院機能別のマーケティング・販促活動の強化 ・検査情報システム商品の充実 ・新たなリーススキームの導入 インフルエンザ検査試薬 POC 市場 ポクテムインフルエンザA/B ・ポクテムインフルエンザキットの拡販 超音波膀胱画像診断装置BVI6100 ・市場に適合した品揃えの拡充 尿量・尿比重自動測定装置URIZ ・病棟を対象とした品揃えの拡充と販売促進 新規 市場 ・地域医療ネットワークに向けたIT商品の拡充 ・末梢血管モニタリング装置アストリムSUの販促 末梢血管モニタリング装置アストリムSU トータルソリューションビジネスの推進と新規市場の拡大 34 ライフサイエンスへの取り組み 研究テーマ進捗状況 研究 リンパ節 転移迅速診断技術 子宮頸がん スクリーニング技術 抗癌剤 効果予測診断技術 微侵襲 血糖自己測定技術 糖尿病 マネジメントシステム 臨床試験 治験 市場導入 ¾ 臨床用の発売 に向けて準備中 ¾ オランダフリー大学と共同で 大規模臨床評価を実施中 ¾ MDアンダーソンでの 臨床評価実施中 ¾ 臨床評価用装置の 基本性能確認中 ¾ 臨床評価に向けて 試作モデルを改良中 35 癌のリンパ節転移迅速診断装置(臨床用) 進捗状況 GD-100 研究用途の装置発売 治験の企画・推進 臨床評価の実施 9 乳がんにおける有用性を確認 (10月:日本癌治療学会にて発表) 今後の予定 治験の開始 対象となる癌種の拡大 36 中期経営計画の進捗 業績推移と中期経営計画 中期経営目標数値を上回るペースで推移 (億円) 1000 800 (億円) 100 ライフサイエンス フォーカス 80 グローバルニッチ 600 60 アジアフォーカス 400 40 200 20 0 2000年度 2001年度 2002年度 2003年度 2004年度 2005年度 2006年度 760 (800) 388 475 572 660 760 800 0 売上高 95 (90) 32 40 53 56 95 90 経常利益 ※( 0 )は中期経営目標数値<2003年公表> 次のステージに向けた中期経営計画の策定中 37 ヘルスケアテスティングの ヘルスケアテスティングの 可能性に挑む。 可能性に挑む。 END END 本資料のうち、業績見通し等に記載されている各数値は、 現在入手可能な情報による判断および仮定に基づき算出 しており、判断や仮定に内在する不確定性および今後の 事業運営や内外の状況変化により、実際の業績等が見通 しの数値と大きく異なる可能性があります。 <お問合せ先> シスメックス株式会社 広報室 ・電話:078-265-0500 ・メールアドレス:[email protected] ・ URL:http://www.sysmex.co.jp 39
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