V2.20

V-N-E-NT インディケーターマニュアル
―V-N-E-NT インディケーターとは―
一目均衡表で基本となる計算式である「V-N-E-NT 計算式」を使い、相場の高値安値から計算し
て、チャート上に自動表示します。
V-N-E-NT インディケーターを使うことにより、高値安値を計算したりチャートに表示する手間を
大幅に削減する事ができ、スマートに現在の相場の予想到達値を確認しながらトレードを行う事が
できます。
―V-N-E-NT インディケーターの特徴―
V-N-E-NT 計算値のラインを ZIGZAG の設定に合わせて自動でチャート上にライン引く事がで
きます。
ラインは設定でチャート上に短く表示し、ポイントとして使う事はもちろんのこと、ラインをチャート
全体に反映させる事も可能です。
また、相場展開により、ZIGZAG の高値安値から自動計算される値ではなく、個人的に変更して
再計算をしたい場合には、ラインをドラッグして任意の高値安値に持っていくだけで、その高値安
値に張り付き、その高値安値を元にした V-N-E-NT ラインをチャートに表示します。
-1-
―V-N-E-NT の計算式―
V計算値 = B+(B-C)
N計算値 = C+(B-A)
E計算値 = B+(B-A)
NT計算値 = C+(C-A)
―ウィキペディアより―
一目均衡表の計算方法には基本の V・N・E・NT 計算値と、他にもいくつかの計算方法がある。
理解されにくい一目均衡表の中でも唯一具体的な数値が得られる計算値である。
-2-
Contents
V-N-E-NT インディケーターとは
V-N-E-NT の計算式
p1
p2
V-N-E-NT インディーケーターマニュアル
インストール方法
使用方法
機能概要
p5
p5
p5
設定項目
・eDispMode_R_Auto
・eDispMode_R_Lock
・eDispMode_A_Auto
・eDispMode_A_Lock
・eResult_DispName
・eApex_Color
・eApex_LineType
・eResult_Color_V
・eResult_Color_N
・eResult_Color_E
・eResult_Color_NT
・eResult_LineType
・eResult_DispPos
・eResult_CursorLen
・eLockMode_Corner
・eLockMode_X
・eLockMode_Y
・eLockMode_Color
・eObjectHeader
・ eApexNum
・ eZig_Display
・eZig_Apex_AutoShift
・ eZig_Depth
・ eZig_Deviation
・ eZig_Backstep
p6
p6
p7
p7
p8
p8
p9~10
p11
p11
p11
p11
p12~13
p14
p15
p15
p15
p15
p15
p16
p16
p17
p17
p17
p17
p17
-3-
動作説明
p18
バージョンアップ変更点 p19
実戦使用テクニック
p20~21
重要事項
p22
-4-
V-N-E-NT インディケーター操作方法
■インストール方法
・「V-N-E-NT.mq4」「V-N-E-NT2.mq4」「V-N-E-NT.ex4」」「V-N-E-NT2.ex4」をお使いの MT4 ファイ
ルに通常のインディケーターと同じように入れます。
(例)
マイコンピューター >> ローカルディスク(C:) >> Program Files >>
Meta Trader 4
>> experts
>> indicators
■使用方法
通常のインディケーターと同様に、動作させたいチャートに入れてください。
(例)
Meta Trader 4 >> 挿入 >> 罫線分析ツール >> カスタム >> V-N-E-NT
■機能概要
・V 値・N 値・E 値・NT 値の表示。
・上記計算の元になるトレンドラインを、ZigZag を使用して自動決定。
・手動でライン変更を行うと再計算を行いロックモードに移行。
・ロックモードではラインの固定と価格表示を行い、チャートの足を変更してもロックを保持。
・このインジで作成したオブジェクトの一個を削除するとロックモードを解除。
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・表示モード - 計算結果 (1:カーソル 2:価格 3:水平線 4:A 点までのラインと価格)
eDispMode_R_Auto 初期値: 1
表示モード - 計算結果 - 自動
eDispMode_R_Lock 初期値: 4
表示モード - 計算結果 – ロック
1:カーソル表示
2:価格表示
3:水平線表示
4:A点までのラインと価格表
※ロックモードへの移行は、チャート上の V-N-E-NT インディケーターをダブルクリックして、別の
位置に移動させると発動します。
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・表示モード - 頂点位置 (1:ライン 2:価格 3:ラインと価格)
eDispMode_A_Auto 初期値: 1
表示モード - 頂点位置 - 自動
eDispMode_A_Lock 初期値: 3
表示モード - 頂点位置 - ロック
1:ライン
2:価格
3:ラインと価格
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・最新バーの右側の位置での VNENT 名の表示スイッチ
eResult_DispName 初期値: true
true/false
(位置は eResult_DispPos、色は対応する eResult_Color_x と同じ、CLR_NONE なら非表示)
「ture」選択時
・頂点表示の色設定
eApex_Color
「false」選択時
初期値: Aqua
「Aqua」選択時
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頂点ラインと頂点価格の色設定(共通)
「red」選択時
・頂点ラインの線種設定(太さと線種を選択)
eApex_LineType
初期値: 1
1~5:実線 10:破線 20:点線 30:一点鎖線 40:二点鎖線
1:実線
2:実線
3:実線
4:実線
5:実線
-9-
10:破線
20:点線
30:一点鎖線
40:二点鎖線
※ライン表示の違いが分かりやすいように、上の画像では「eZig_Display」の値を初期値の「true」
ではなく、「false」に設定しています。
-10-
・計算結果の VNENT を個別に色設定(CLR_NONE で非表示)
eResult_Color_V
初期値: Red
eResult_Color_N
初期値: Green
eResult_Color_E
初期値: Blue
eResult_Color_NT
初期値: Yellow
初期値
-11-
計算結果の表示色
計算結果の表示色
計算結果の表示色
計算結果の表示色
-V
-N
-E
- NT
全てを「White」に設定した場合
・計算結果の線種
eResult_LineType
初期値: 1
1~5:実線(太さ) 10:破線 20:点線 30:一点鎖線 40:二点鎖線
1:実線
2:実線
3:実線
5:実線
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4:実線
10:破線
20:点線
30:一点鎖線
40:二点鎖線
※ライン表示の違いが分かりやすいように、上の画像では「eDispMode_R_Auto」の値を初期値
の「1」ではなく、「4」に設定しています。
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・計算結果の右側での表示位置
eResult_DispPos
初期値: 2
初期値:2
最新バーの右側何個目かを設定
設定で「10」にした場合
設定で「20」にした場合
※個人の設定で、「11」「12」のような細かい位置設定も可能となっています。
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・計算結果のカーソルの長さ
eResult_CursorLen 初期値: 2
カーソル表示の場合の長さ
初期値:2
設定で「10」にした場合
設定で「20」にした場合
※個人の設定で、「11」「12」のような細かい位置設定も可能となっています。
・ロックモードの表示
eLockMode_Corner 初期値: 3
eLockMode_X
eLockMode_Y
eLockMode_Color
ロックモード – 表示コーナー
チャート 0:左上 1:右上 2:左下 3:右下
初期値: 1
初期値: 10
初期値: Red
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ロックモード - 表示位置 - X
ロックモード - 表示位置 - Y
ロックモード - 表示色
■設定項目
・このインジで作成するオブジェクト名の先頭文字
eObjectHeader
初期値: VNENT_
(同じチャートで複数動作させる場合は変更する。空白で動作停止)
※名前を変更する事により V-N-E-NT インディケーターの二つの結果をチャートに表示す
る事が可能になります。
・計算位置設定
eApexNum
AB・BC のトレンドラインを決める ZigZag 頂点の位置
(1:最新の頂点 2~:その手前の頂点)
例:設定を「1」にした場合
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例:設定を「2」にした場合
eZig_Display
初期値: true ZigZag ラインの表示
(線種設定はインジ設定画面の色の設定タブで行います)
例:初期設定の「ture」を選択した場合 例:「false」を選択した場合
eZig_Apex_AutoShift 設定
eZig_Apex_AutoShift 初期値: true
true:eZig_ApexNum で使用する頂点番号
を決めるときに eZig_Backstep を考慮する
false 従来通り考慮しない
・ZigZag 設定
eZig_Depth
eZig_Deviation
eZig_Backstep
初期値: 12
初期値: 5
初期値: 3
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ZigZag 設定 - Depth
ZigZag 設定 - Deviation
ZigZag 設定 - Backstep
■動作説明
・ZigZag の表示。
eZig_Display が true なら、ZigZag を表示する。
・トレンドラインの決定。
ZigZag 計算を行い、eApexNum で指定された頂点を C 点とし、その手前の頂点を順次 B
点 c 点とする。
・通常モードでの表示。
AB・BC のトレンドラインを点線で表示。
目標価格をカーソルで表示。
チャートの足を変えると再計算。
・ロックモードへの移行。
AB・BC のトレンドラインを手動で変更するとロックモードに移行。
ラインが変更されたら、そのローソクの高値安値に自動で吸い付く。
変更された位置で目標価格を再計算。(チャート上で右クリック→「Refresh」)
MT4 の機能として、ラインをダブルクリックすると選択状態になり、マウスでドラッグできるよ
うになります。
・ロックモードでの表示。
AB・BC のトレンドラインを実線で表示。
目標価格を数値で表示。
チャートの足を変えても再計算を行わない。
・ロックモードの解除。
AB・BC のトレンドラインや目標価格を手動で削除するとロックモードを解除。
MT4 の機能として、ラインをダブルクリックすると選択状態になり、右クリックメニューで削除
出来ます。
手動で削除されたライン類は自動で再生成。
・頂点移動後の吸い込みを M1 での日時に変更。
Ver2 以降は VNENT のABCの値に吸い付く動作を、1M から順に長い時間軸のヒスト
リーをたどりヒストリーが無ければ長期時間軸へと移動させる用に変更されています。
注意:吸い付きがおかしい場合は 1M の時間軸にチャートを変更して、過去のヒストリーを
取得してください。また、万が一お使いの MT4 サーバーが、何かの原因でヒストリー
が壊れている場合はヒストリーの再取得が必要です。
(ヒストリーの再取得方法についてはヒストリーの再インストールさせる事になるため、自己判断で
お使いの検索エンジンで MT4 ヒストリーの取得方法を検索してお試しください。)
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バージョンアップ情報・変更点
Ver 2.20 2011/07/22
最新頂点の判断方法を変更(eZig_Apex_AutoShift)
フィックス後のリリース版完成
Ver 2.11 2011/06/12
BugFix(M1 から順に使用可能なヒストリーが取得できるまで待つ)
Ver 2.10 2011/06/08
頂点移動後の吸い込みを M1 での日時に変更
設定画面のメモを追加
---- 追加仕様 -------------------------------extern bool eZig_Apex_AutoShift = true;
// true:eZig_ApexNum で使用する頂点番号を決
めるときに eZig_Backstep を考慮する
false:従来通り
---- 2での変更内容 -------------------------------extern color eApex_Color
= Yellow; // 頂点ラインと頂点価格の色設定(共通)
extern int
eApex_LineType
= 20;
// 1~5:実線 10:波線 20:点線 30:一点鎖線 40:
二点鎖線
extern int
eResult_LineType
= 20;
// 1~5:実線(太さ) 10:破線 20:点線 30:一点鎖線
40:二点鎖線
extern int
eResult_DispPos
= 15;
// 最新バーの右側何個目かを設定
extern int
eLockMode_Corner = 2;
// ロックモード - 表示コーナー 0:左上 1:右上 2:
左下 3:右下
extern int
eLockMode_Y
= 20;
// ロックモード - 表示位置 - Y
extern string eObjectHeader
= "VNENT2_";
// 同じチャートで複数動作させる場合は変更する。
空白で動作停止
extern int
eZig_ApexNum
= 2;
// 1:最新頂点を使用 2~:その手前の頂点を使用
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実戦使用テクニック
■過去の相場から使う
V-N-E-NT インディケータを過去の相場に移動させ、ロックモードを使います。
過去の相場で引いたラインをそのまま残しておき利用する事により、現在の相場での利益確定
やエントリー目標として使います。
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■時間足を変更して使う
日足等の長期足で V-N-E-NT インディケーターを起動させ、ラインを引きロックモードで固定さ
せます。
そのまま短期足に移動させ、長期での目標と、短い期間での利食い目標を同時に表示させる事
ができます。上のチャートのように二つのロックモードを使用する場合は、もう一つ V-N-EN-T イン
ディケーターを立ち上げて使用します。
もちろん全てのラインの色や太さ、大きさ、値段表示等も全てカスタマイズできます。
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重要事項
■サポート
マニュアルで分からない事が有りましたら、購入後60日以内はメールでお答えいたします。
(フリー版についてはサポートはできかねます。)
【サポート連絡先】
[email protected]
■返品について
情報メディアという商品の性質上返品・返金制度は設けておりません。
本商品での再現性には個人差があり、利益や効果を完全に
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【著作権者】
【種 別】
【連絡先】
V-N-E-NT インディケーター
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[email protected]
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