学校だより 平成29年1月17日 第 10 号 新発田市立加治川中学校 〒959-2407 新発田市川口 330 ℡0254―33―2214 新年を迎えて 新発田市立加治川中学校長 土屋 和也 明けましておめでとうございます。2017年(平成29年)が始まります。今年の干支は酉年で す。酉年は私の干支となります。私も今年の4月になると60歳を迎えることとなります。私が生まれ たのは、1957年(昭和32年)の4月です。1957年は旧ソビエト連邦(現ロシア共和国)が人 類初の人工衛星スプートニックの打ち上げに成功した年でした。酉のつく年は商売繁盛につながり、物 事が頂点までに極まる干支だそうです。そのような干支にふさわしく、例年以上に加治川中学校も人工 衛星のように高く様々な成果が極まる良い一年であってもらいたいと願っています。 今ほど私は「良い一年であってもらいたい」と言いました。そうあるためには、「友達や他の人から ~をしてもらって」 「学校や先生から~をしてもらって」といった他力本願では良い年にはならないは ずです。まずは自分の力で良い年にしていこうという強い意志と継続していく努力が必要です。ですか ら、「今まで以上に良い年にする」という強い意志をまずはもってください。 さて、最近の日本のスポーツ界を見ると、世界を相手に実に素晴らしい結果を残しています。一昨年 はラグビーW 杯で、昨年はリオ五輪の陸上男子 400M リレーで、また年末のサッカークラブ W 杯で、 明らかに身体能力が上の外国チームを相手に大健闘していました。これらの競技はかつては全く相手に されていなかった競技でしたが、互角に戦っていました。 日本人の身体能力が外国人と互角になった わけでは決してないです。ではなぜ互角に戦えたのでしょうか。そこには日本人の特性である「チーム としての一体感」 「組織力」で総合的に戦っていることがわかります。個人種目の水泳も水泳チームと して、組織として戦うようになってからメダルの数が急増しました。一人一人の身体能力だけで戦えば どの競技も足下にも及ばない結果となったはずです。劣っている身体能力をチームのメンバーでカバー しあい、組織力を活かし「+αの力」を生み出し戦っているのです。 集団として一丸となって戦うというのは正に日本の伝統であり良さです。これは、皆さんの日常生活 でも言えることです。三年生はまもなく厳しい受検という試練が待ち受けています。正に学力と体力と 頑張り抜くという意志の力が勝負を分けます。しかし、それとともに「学年・学級が一丸となってみん なで合格を勝ち取るんだ」という集団としてのまとまりや雰囲気が学ぶ力をさらに高めることになりま す。一・二年生はそのような三年生を学校という組織の中で支えていきましょう。そうすれば、1・2 年後には今度は後輩達から支えられていくことになります。 平成29年、加治川中学校そして皆さん一人一人がより高いところまで極まる一年にしていきましょ う。 (3学期始業式にて) <全国学力学習状況調査の分析結果について> 4 月 19 日に全国の中学校 3 年生を対象として実施された「全国学力・学習状況調査」の結果が報告されま した。本校の 3 年生の結果の概略をお知らせします。 実施教科は国語、数学の 2 教科でした。今回の結果では国語の「主として知識に関する問題(A 問題)」 、 「主 として活用に関する問題(B 問題) 」がともに全国平均を上回り、数学は A 問題、B 問題どちらも全国平均並 みという結果でした。 それぞれの教科で結果を分析し、課題解決に向けて次のような取組を進めていきます。 【国語】 ・チャイム学習では、日常的な漢字指導を継続させながら、漢字の成り立ちや熟語の構成などの「漢 字の学び」に関する指導を充実させる。また、国語辞典・漢和辞典を授業内で活用し、同音・同訓 異義語への理解を高めるようにする。また、積極的に書かせる活動を設定する。 ・県の課題でもある「根拠を示して書く」 「資料を正確に読み取り、適切な解答を書く」 「条件に従っ て書く」などの問いを設定していく。 ・指示語の読み取りや語句の意味調べなど、基礎的な問いも充実させる。 【数学】 ・ 「数と式」の領域が定着していない点については、Web テストやチャイム学習、宿題を活用して、 繰り返し徹底した指導を行う。また学力が2極化傾向にあるため、個別指導も行う。 ・数量関係を捉え、文字式や比例式に表す指導は、数量関係を捉えるスキルとして、アンダーライ ンを引いて問題を把握することや図や表の有効性を実感させる指導を実践する。 ・数学的な表現を用いて説明する力をのばすため、問題解決的な課題を与え、課題を解決する過程 で、ペアや班活動を取り入れ、他者に自分の考えを伝える場面を学習過程で適宜取り入れる。その 際自分の考えが、明確に相手に伝わるように、筋道を立てて説明するよう意識させる。またそれを しっかりと文章として書かせ、振り返りができるようにする。また、過去問題を活用し、問題に対 する取組方を学習させ、指導のポイントを明確にして指導する。 【 「生徒質問紙」による調査から】 (学習意欲や学習方法、学習習慣などに関する調査結果) ・ 「普段(月~金曜日) ,1日当たりどれくらいの時間,携帯電話やスマートフォンで通話やメール, インターネットをしますか(携帯電話やスマートフォンを使ってゲームをする時間は除く) 」とい う問いに対して、 「持っていない」と回答した生徒の割合は、県や全国の平均の約 2 倍。 (4 月段階 ですから現在はさらに所持している生徒数は増えているはずです。 ) ・持っている生徒一人当たりの平均使用時間は、1 日あたり 50 分で、県平均(1 時間 30 分) 、 全国平均(1 時間 9 分)より短い。 ・ 「学校の授業時間以外に,普段(月~金曜日),1日当たりどれくらいの時間,勉強をしますか(学 習塾で勉強している時間や家庭教師に教わっている時間も含む)」という問いに対しての回答を分 析した結果、1 人の 1 日当たりの平均学習時間は 1 時間 5 分であり、これは当時の家庭学習 強調週間の調査結果とほぼ等しく、県や全国の平均よりも高い。 ・家庭における学習習慣が定着しつつある一方で、携帯端末を所持する生徒の利用時間が 1 時間近く (最大で 4 時間以上)という実態が明らかになりました。スマートフォン等の携帯端末の適切な利用 方法については、折に触れ生徒に指導をしていきたいと考えております。御家庭でもお声かけをよろし くお願いいたします。 1月10日(火)の始業式で各学年の代表から3学期の抱負を発表してもらいました。 1年1組 近 帆乃花 私の3学期の抱負は3つあります。 一つ目は勉強です。3学期は1年生で最後の定期テストがあるので、いい結果が出せるようにした いです。そのために、毎日の自主学習を頑張りたいです。特に苦手な教科は予習をしておくようにし たいです。私の苦手な教科は理科です。実験は好きですが、実験だけでは理解できない部分もあるの で頑張りたいです。また、授業だけで理解した気にならずに復習をして、完全に理解できるようにし たいです。自主学習の目標時間は1時間半です。テニス部は夜練もあって忙しいですが、勉強時間を 確保できるように頑張ります。 二つ目は部活です。毎日の練習を真剣に取り組み、少しでも上達するように頑張りたいです。来年 のテニス部の目標は「Don’t be afraid.~県へ向かって勝利を掴め~」なので、この目標を達成するた めに、私はフォアとバックを上達させることを頑張りたいです。 また、3学期は3年生といられるのが最後なので、3年生が気持ちよく卒業できるようにあいさつ をたくさんしたいです。 2年2組 栗林 彩菜 2学期頑張ったことは2つあります。一つ目は体育祭です。今年は応援と競技の二冠を取ることが できました。来年は三冠を取れるように頑張りたいです。 二つ目は、桜加祭です。最初は全くそろわなかった合唱がパートリーダーを中心にみんなでどこが 悪かったかを話し合い、協力し、本番では今までで一番良い合唱になりました。 3学期の抱負は3年生になる前の短い時間の中で、今までお世話になった3年生に感謝し、今度は 私たちが後輩を引っ張っていけるように3年生の行動を私たちもできるようになりたいです。3月に は修学旅行があり、いろいろなことを調べ、もっと京都についての知識を増やしたいです。そして、 当日、その知識を生かし、楽しみながら京都の歴史について学んできたいです。他にもスキー授業、 卒業式などいろいろな行事があるので自分から積極的に参加していきたいです。 部活動では2学期大会や練習試合があり、応援する方でしたが、ケガや病気になった人がいて、そ の時に試合に出ました。見ている側よりも実際に試合に出る方が緊張しました。大切なときに失敗し てしまい、責任を感じて、次どうすればいいのか考えることができました。勝ったときのうれしさは 試合に出ているときの方がずっと上でした。3学期は今よりもサーブを狙った位置に打ったり、レシ ーブを拾ったりできるようになりたいです。6月の大会をイメージして3学期の練習をしていきたい です。 3年2組 鈴木 遥陽 新年を迎え、中学校での生活も残り2ヶ月となりました。同時に高校受験も迫ってきています。そ こで私は、残りの時間で何ができるのかを2つ考えました。 私は、面倒なことがあったら後回しにして、楽な方に進んでしまうことがあります。冬休み中もそ んな場面が多々ありました。そんな時、年末に家族で私の志望校を見に行く機会がありました。志望 校を間近に見て、この高校に絶対に入りたいと強く思うようになりました。そこから、今のままでは いけないと思うようになり、私が苦手としている数学の発展問題や古文をやるようになりました。や っていくうちに、前にできなかった問題も解けるようになりました。なので、残された時間で苦手を なくしていき、学校で買った受験対策用の過去問題集を活用して勉強していきたいと考えたのが1つ 目です。 もう一つは、中学校で生活している時間を1秒1秒大切にしていくことです。私の学年のほとんど の生徒は幼稚園からの付き合いです。そんな長い付き合いの同級生と別れるとなると、すごく悲しく なります。ですが、卒業式では悲しいという気持ちよりも、楽しかったという気持ちが大きくなるよ うに、3学期は関わっていきたいです。そして、来年度の加治川中学校がもっと良くなるように、私 にできることを最後までやりきって、卒業していきたいです。 3年間の中学校生活は、本当にあっという間でした。入学した当初は不安しかありませんでした。 しかし、時間が過ぎていくうちに不安も少しずつなくなっていき、いつの間にか後輩ができ、いつの 間にか3年生になって、カレンダーを見てみれば2017年になっていました。時が過ぎるのが早く 感じるというのは、こういうことかと感じました。そして迎える3月3日の卒業式は、支えてくださ った多くの方々に感謝し、笑顔で卒業したいです。 「未来の加治川中学校を考える会」のご案内 ~For the Future of Kajikawa~ 1 ねらい 新生徒会役員が公約に掲げる「みんなから応援される加治川中学校」を創り上げていくためにはどうし たらよいかを全校生徒で考え、これからの生徒会活動の方向性を見いだす。 2 日時 平成29年2月7日(火) 午後2:55~ *午後1:55~生徒総会が行われます。こちらも併せて御覧ください。 3 会場 4 内容 加治川中学校体育館 (1)生徒会総務からの提案 (2)グループワーク 全校縦割りでグループを作成し、 「みんなから応援される加治川中」について考える。 (3)グループワークの内容発表 ~多くの方の参観をお待ちしております~
© Copyright 2024 Paperzz