新しい耐火断熱材

新しい耐火断熱材
私たちが開発した耐火断熱材は珪酸ソーダを主成分とし、数種類の天然無機物で
構成されて います。
火災の熱により発泡して断熱層を形成し、構造物の崩壊を防ぎます。
完全無機質のため、火災時、有毒ガスの発生も発煙もありません。
耐火断熱材の成分
■耐火断熱材の主成分は珪酸ソーダです。
その他の骨材としては、天然無機物の珪酸マグネシウム、炭酸カルシウム、
マグネシウム、酸化チタン等で、国連の危険物リストに一切該当しません。
■労働安全衛生法、消防法、毒劇物取締法、輸送関連法規にも抵触いたしません。
耐火断熱材の種類と発泡の姿
ペースト状
塗付厚1∼20㎜程度
受熱後の姿
塗り厚の1.5∼3倍に
粒 状
約1㎜以下
直径の2倍に
ペースト状と粒の混合
受熱後の姿
塗付厚1∼20㎜程度
発泡前
塗り厚の1.5∼3倍に
受熱発泡後
※耐火断熱のメカニズム
付着水と結晶水が受熱時に沸騰し、内部に独立気泡が生じる。
無数の気泡は、発泡スチロールに似た内容姿になる。
製品の使用例
ペースト状
●ビル建築の鉄骨柱、梁に塗工して耐火断熱をする。
※現在は1時間耐火断熱(塗り厚10mm)は可能。
●コンクリート爆裂防止
●室内、外壁の防火(内装壁紙用糊〔高防カビ性能〕)
●外断熱型建築物の壁(段ボール、プラスチック、発泡スチロール等)
●木材の不燃・準不燃加工(液体タイプもあります。)
加熱後
※塗工方法
1.エアーレスガン吹付け
2.カップガン吹付け
3.エアーガン吹付け
4.コテ塗り
粒 状
●電気ライン・ガス管等耐火断熱を要す
情報網やライフライン
●ダイオード、コンピューターチップ等
の保管、セキュリティーのための耐熱
壁材
●一般建造物の耐火断熱壁材(通気性の
ある木材壁)
粉 状
●薄物の耐火断熱材(段ボール等の隙間
に充填します。)
※一般家屋等で万一火災が発生しても、
火元の部屋だけで延焼を最小限に阻止
するために壁や天井に貼り詰めます。
特 許
■アメリカ特許取得
No.US6.730.148.B2
■国内特許 耐火性コーティング剤と耐火構造物
第3920631号
■耐火性構造物特許取得
第4157309号
認 定
不燃材
■建築基準法第68条の26第1項(同法第88条第1項において準用する場合を
含む)の規定に基づき、同法第2条第9号及び同法施行令第108条の2
(不燃材料)の規定に適合するものであることを認める。
認定番号 NM−0593
耐火材
■建築基準法第68条の26第1項(同法第88条第1項において準用する場合を
含む)の規定に基づき、同法第2条第7号及び同法施行令第107条の第一号の
規定に適合 するものであることを認める。
(柱 :1時間)認定番号 FP−060CN−0202
(はり:1時間)認定番号 FP−060BM−0170
FPシリーズ対応性
品番
不燃材
鉄用耐火材
木材用耐火材
FP - 467
○
FP - 628
○
FP - 985
○
○
FP - 1071
○
○
FP - 1247
○
断熱材
○
○
○
○
○
現在開発中の耐火断熱材
「かるぞうくん」
3
■石膏ボード(比重0.67g/cm )の代替として、より軽く断熱性能の良いもの。
■細工時に粉立ちの少ないものを開発中。
「耐火断熱材」
■鉄骨用2時間耐火断熱可能な性能を開発中。
協力会社
株式会社カワグチマック工業
スリーアロー FP−628
スリーアロー FP−628は、10㎜で優れた耐火断熱性能を発揮する
被覆材です。
火災の熱により発泡して断熱層を形成し、鉄構造物の崩壊を防ぎます。
完全無機質のため、火災時、有毒ガスの発生も、発煙もありません。
主 成 分
■珪酸ソーダを主成分として、数種類の骨材(天然無機質物)からなります。
天然無機物の珪酸マグネシウム、炭酸カルシウム、マグネシウム、酸化チタン等で、
国連の危険物リストに一切該当しません。
特 性
1 非常に薄い被覆厚
鉄骨のデザインを活かす仕上げが可能です。
2 粉塵がない
ロックウールなど、従来の被覆材と異なり、粉塵の発生がありませんので、作業性がよく、
又粉塵を嫌う建築物に最適です。
3 優れた密着性
鉄骨とは、優れた密着性を示し、剥離、脱落の心配がありませんので、経年のメンテナンス
は不要です。
4 自由な着色
上塗り塗料や無機顔料配合により、自由な色彩に仕上げることが出来ます。
5
カビに対しての抵抗力
アルカリ性を示すため、カビの発生を抑制します。従って、防かび剤等の不要な薬剤は
必要ありません。
6 防露性能あり
JISでは、0.3g/cm³の水分保持をもって防露性能ありと言いますが、当社製品は
これ以上の吸放出性能を持っています。