2011 年 11 月 8 日 ヤマトホールディングス株式会社 ヤマトパッキングサービス株式会社 部品メーカーのグローバル展開を支援する流通プラットフォームの拠点を鳥取県米子市に開設 調達・販売支援強化を通じて地場産業の競争力強化に貢献 ヤマトグループのヤマトパッキングサービス株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長:江頭哲 也、以下 YPC)では、鳥取県米子市において流通プラットフォーム拠点「山陰流通トリニティーセンタ ー」を平成 23 年 12 月に開設、翌年の 1 月から本格操業を開始致します。 利用企業と地域、ヤマトの三位一体(トリニティー)による連携の意を込めた同センターは、境港市に ある境港の港湾機能にヤマトの情報・金融・物流の総合流通基盤を付加することで、海外取引を余儀な くされる中堅企業における国内外の調達・販売の流通を支援していくものです。 具体的には、①受発注から納品、決済に至る全工程を見える化するクラウド型情報機能、②確実で迅速 な資金回収を可能にする決済代行の金融機能、③保税蔵置場を兼ね工業製品包装機能を備えた物流セン ターを一体的に提供します。 当センターの機能としては、従来、貿易の主流であった輸出の為の梱包・通関・輸送に加え、昨今の円 高等による生産拠点・調達先の海外シフト化への対応として、輸入の為の海上コンテナの開梱・検品・ 製品の一時預かり・工場までのJIT(ジャストインタイム)納品を提供させていただきます。 YPC は従来、日本の発展と共に工業系特殊梱包のみを提供してきましたが、流通基盤を支える情報シス テムとして「EASY」を開発し、 「グローバル調達支援サービス」という新サービスを提供することで、 部品メーカーの部品調達・半製品調達のサプライチェーンを極限まで効率化し、部品メーカーにおける 流通過程全体の大幅な事務工数の削減、リードタイムの短縮、流通在庫の削減、確実な納期回答を実現 してきました。 一方、鳥取県は県内に約 200 社、島根県も含めると 500 社以上の電機・機械・電子部品関連企業を抱え る産業集積地であり、境港という港湾拠点を擁しています。 しかしながら、鳥取県内のみで発生するコンテナ 4,000 本のうち 3,000 本が境港ではなく阪神港から出 荷されるなど、調達コストと時短に悩む部品メーカーのニーズに十分な対応が出来ず、メーカーの至近 にありながら、企業の競争力を高めることができていません。 今回のセンター開設は、こうした課題を抱える鳥取県が YPC の強みと実績に着目し、港湾機能と一体と なった流通基盤強化を企図したことから実現し、本日 11 月 8 日、鳥取県にて平井伸治鳥取県知事と弊社 社長の江頭による調印式を行いました。 YPC では、当センターの開設を皮切りに、地域の産業振興、雇用促進、地域活性化により、山陰地域 から『強い日本の復活を支援する』事業展開を図っていく予定です。 また、ヤマトグループとして国内外の流通インフラの構築を積極的に推し進めていくことで「アジア NO.1 の流通・生活支援ソリューションプロバイダー」の地位確立を目指していきます。 【お問合せ先】 報道機関の方 ヤマトホールディングス(株) 広報担当:片桐・分田(わけた) (03-3541-4141) 一般の方 ヤマトパッキングサービス(株)エクスポートファクトリーカンパニー:佐藤 (03-5606-5515) 記 1.山陰流通トリニティーセンターの概要 (1) 施設名称 山陰流通トリニティーセンター ※ トリニティー(三位一体)とは、情報・物流・金融を一体的に機能させること及び利用企業・ 地域・ヤマトの 3 者による連携の意味を込めています。 (2) 所在地 鳥取県米子市河崎 3303-1 (3) 業務内容 貨物集約、特殊梱包、情報・金融・物流=流通サービスを境港に付加することによる、国際流通 間における発注者と受注者をシームレスにつなぐ総合流通基盤の展開 (4) 主要機能(提供サービス) 特殊梱包サービス クラウド型の情報可視化システムの運用 小口混載機能荷受・開梱・移し替え・出荷機能 貨物買取代行・決済サービス 保税蔵置業務 (5) 規模 1,795 ㎡(544 坪) (6) 従業員 初年度 6 人体制 (7) 事業開始 (試験操業)平成 23 年 12 月上旬 (本格操業)平成 24 年 1 月上旬 2.流通プラットフォームの機能構造(イメージ図) 3.ヤマトパッキングサービス株式会社の概要 (1) 会社名 ヤマトパッキングサービス株式会社 (2) 本社所在地 〒135-0012 東京都江東区海辺 8-4 (3) 設立年月日 1947(昭和 22)年 2 月 25 日 (4) 資本金 8,000 万円 (5) 代表者 代表取締役社長 江頭哲也 (6) 従業員 446 名(2011 年 4 月現在) (7) 事業部 エクスポートファクトリーカンパニー(EFC) ドキュメンツロジスティクスカンパニー(DLC) 以上
© Copyright 2024 Paperzz