12 - 国際ロータリー第2620地区

国際ロータリー第2620地区 ガバナー月信
GOVERNOR S
MONTHLY
LETTER
R I 会長:田 中 作 次
ガバナー:髙野孫左ヱ門
国際ロータリー第2620地区
2012∼2013年度 ガバナー事務所
〒400-0858
山梨県甲府市相生2丁目2−17 甲府商工会議所内
TEL:055-225-2620╱FAX:055-225-2621
URL:www.ri2620.gr.jp╱E-BOOK ID:d2620gv-6
E-MAIL:[email protected]
晩秋の精進湖
初雪を頂く富士に日の出を待つ静寂な湖面
(撮影:甲府RC写真同好会 横山益造氏)
CONTENTS
2 ガバナー挨拶
3 分区自慢
5 「地区職業奉仕セミナー」の報告
6 次期地区LTMの報告
7 ガバナーノミニー選出の件
ハイライトよねやま
8 第2回新会員研修会報告
9 「2012∼2013年度米山記念奨学生・
カウンセラー研修セミナー」開催報告
10 地区大会報告
11 地区大会御礼
12 地区大会を振り返って -PHOTOS14 サイエンスプロジェクトin・Fuji
16 田辺信宏 静岡市長インタビュー
17 文庫通信
18 新会員紹介
舞台リスボンに思いを馳せて
19 12月予定/お知らせ
20 10月出席・増強報告
.12
2012
6
No.
GOVERNOR S MONTHLY LETTER
Peace Through Service
ガバナー挨拶
12月は家族月間
国際ロータリー第2620地区
2012∼2013年度ガバナー
髙野 孫左ヱ門 (甲府RC・石油販売)
☆地区大会をお楽しみいただけましたか?
ようになって頂くためには、また、地域社会におけるロータリーの
11月17−18日に甲府市で開催した「地区大会」は、ロータリア
存在意義と価値を高めていく上でも、ロータリアンの最も身近な
ン、ロータリーファミリー、関係各位のご協力を頂き、1,633名の
存在であるご家族に、ロータリーの目指すもの、ロータリアンであ
登録の下無事終えることができました。
る皆様の活動について良く知って頂く事が望まれます。
RI会長代理としてお出で頂いた 茶道裏千家大宗匠 千玄室様に
インターアクトクラブ、ローターアクトクラブ、青少年交換学生・学
よる記念講演は、聴講者に「平和」の意味、
「生きる」ことの意味を
友、ロータリー財団奨学生・学友、米山奨学生・学友など、ロータ
改めて考えるきっかけとなる、感動的なものであったと思います。
リーに関係するすべての方々をロータリー・ファミリーと呼びます。
会長幹事・地区委員長会議は、地区内クラブ・地区委員会がど
ご自身の家族にロータリーのことを知って頂くのと同様に、ロー
のような活動をしているのかを、広く知って頂く事を目的とし、映
タリー・ファミリーの皆さんにもロータリーの目指すものを理解頂
像でご覧頂きました。ロータリー活動の可能性を多面的に実感頂
き、その実現に向けた活動に関わって頂く事も求められます。
けたことと確信致します。
ご家族を招いての例会に、多くのロータリー・ファミリーを招
初めての試みであった上智大学前学長 石澤良昭先生による
き、ロータリーへの理解を深める機会として下さい。
「ロータリー公開講座:国境を越えた強固な信頼関係の構築−文
化財を事例として」には、約100名の方々を迎え、成功裏に終える
☆GSEチームメンバーもロータリー・ファミリー
ことができました。
国際的なロータリー・ファミリーとの関わりの機会ともなる、
友愛の広場にてご協力を願った「ポリオ撲滅」への募金は、多
RID5280GSEチーム受入は、最後の公式プログラム「地区大会
くの皆様のご協力に支えられ、懇親会では、
「つながり体感、分
参加」を終え、11月20日に成田空港からロサンゼルスに帰国され
区自慢屋台」の出店を11分区にお願いしたことろ、ガバナー補佐
終了致しました。
各位の熱心なお取り組みとロータリアンのホスピタリティにより、
チームリーダーのジュエル・プライスさん(グレンデール・サン
多くの参加ロータリアンの心と舌を満足させてくれたものと確信
ライズRC)から
致します。
「ロサンゼルスに無事帰着しました。
「早く始めて、早く終わる」ことを目指したが故に、種々プログ
RID2620のロータリアンやGSE委員会の皆様が、私達の
ラム、全体進行においてご不便をお掛けしたり、ご満足いただけ
チーム受入に際し、特段の心をこめた準備をして下さったこ
ぬことも多々あったことと思いますが、寛容頂くことが出来るなら
とは大変ありがいことでした。
ば幸いです。
地区大会では、V IPである15代家元である千様から直接
地区大会運営に携わって下さった実行委員会、ホストクラブ、
お茶の作法を教えて頂けたことは忘れ難い経験であり、私の
コ・ホストクラブの皆様のご尽力に感謝申し上げます。
心は長く日本においたままになりそうです。」
とのメールを頂きました。
☆12月は「家族月間」です
多くのクラブは12月に予定されている例会の何れかを、ロータ
ガバナー補佐・ロータリアンの皆様に感謝致します。
リアンの家族やロータリー・ファミリーを招いて懇親の機会とす
年度後半には、
るべく計画されていることと思います。
当地区からGSEチームの派遣(RID5280への派遣)
2003年7月、RI理事会は2003∼04年度ジョナサン・マジイ
Rotary Friendship Exchange Program
アベ会長が、各ロータリークラブに、地域の家族、特別に援助を
2
受入を分担下さった、静岡第1・第4・第7分区、山梨第3分区の
(ロータリアンの参加、RID5280 地区との交換)
必要とする人々に「手を貸す」ことを奨励すること、家族の重要性
Youth Exchange program(短期、RID5280との交換)
を強調していることを称え、12月を「家族月間」と指定しました。
など、ロータリー・ファミリーの輪を広げるプロジェクトが多く用意
「あなたは何故ロータリアンなのか」
「ロータリーとは何か」
されています。
「ロータリーは何をしているのか」という、田中作次RI会長の問
ロータリーが与えてくれる機会を積極的に活用し、活性化の材
い掛けに、多くのロータリアンが自信をもって答えることができる
料として下さることを願います。
ガバナー月信 No6/2012.12
奉仕を通じて平和を
分区 自 慢
静岡 第3分区
静岡第3分区ガバナー補佐
増田 正之
(吉原RC・自動車販売)
静岡第3分区のご紹介します。各クラブ共、様々な特
して20年以上も継続され、活動そのものが「市民権」を
徴が有り地域社会に根付いたロータリークラブとして永
得ております。
い歴史が有ります。それではクラブの自慢を紹介させて
富士宮RCは30年以上も継続している事業として「中
もらいます。
体連」
「中文連」などを支援する活動です。新世代青少
沼津柿田川RCは、水保全事業に取り組んでおります
年育成のために、優秀校を選び毎年「ロータリー杯」を
柿田川より湧き出ずる湧水は、精進湖、白糸の滝とも地
贈っております。
下水で結ばれているとのこと。自然を大切に保護するク
富士宮西RCは富士山世界遺産登録支援と周辺環境
ラブメンバーの日々の努力には頭が下がります。この事
美化事業の一環として「朝霧地区にミツバツツジの植
業はこれからも継続して下さい。
樹・保護する活動」を継続し、奉仕活動に取り組んでお
沼津北RCの継続事業は「地元香貫山の満開の桜の
ります。
「富士山ローターアクト」事業支援にも積極的に
花の木の下で」をテーマとして年間を通して下草刈を中
取り組んでおります。
心にクラブメンバーの奉仕活動を通して地元の人達との
吉原RCの最大の取り組みは富士地区四高校、合計
親睦を深めております。
26名の学生に対する奨学生支援活動です。ロータリア
沼津西RCは15年以上も継続している奉仕活動に「千
ン1人が、学生1名に対して3ヶ月に一度接触して奨学
本浜遊歩道の清掃活動」です。全会員21名がリーダー
金の授与と将来の進路等をアドバイザーとして活動する
の指示により奉仕している光景は地元住民の話題と
支援事業です。もうすぐ50年になります。
なっております。
沼津RCの奉仕事業活動の特長は、
「千本をよくする
富士RCの特徴は40年間も続いております「岩本山の
会」を立ち上げ18年になります。積直前ガバナーを会長
ロータリーの森」として市民の場所として有名です。
として、年4回の「八角池周辺」清掃活動です。最近で
新富士RCの職業奉仕活動で特筆出来ますのは「お
は地域住民、企業等も賛同いただき町ぐるみで社会奉
手軽無料相談所」です。会員32名の自慢出来る活動と
仕活動に発展しております。
ガバナー月信 No6/2012.12
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GOVERNOR S MONTHLY LETTER
Peace Through Service
分区 自 慢
静岡 第4分区
静岡第4分区ガバナー補佐
松浦 英彦
(静岡日本平RC・不動産鑑定士)
静岡第4分区は駿河湾に面し海岸線の延長距離が極
物が生息する森や海浜に容易にふれることが可能
めて長い政令市移行後葵区、駿河区、清水区となった旧
である。
静岡・清水両市及び旧庵原郡に所在する9クラブにより
⑤久能山に隣接しており、静岡をこよなく愛した徳川
構成されている。
家康を祀る国宝久能山東照宮を参拝、歴史を探訪
我が分区の自慢は駿河区、清水区の中間、標高約
することができる。
300m、面積約2,000haに及ぶなだらかな傾斜ながら
起伏に富む緑豊かな丘陵地である有度山丘陵地頂部の
2.日本平公園
平坦部に日本平を有することである。
静岡市は新市合併により市域の中央部に位置し、中
日本平は富士山を望む眺望が素晴らしく、万人がそ
核的緑地として位置付けられる有度山の内、山頂部の日
の虜になるほど秀逸である。
本平公園を新市発展のシンボルとして整備事業に積極
的に取り組むことに舵をきった。日本平山頂部の日本平
1.日本平の特性とポテンシャル。
①日本平は富士山を展望する優れた景観条件に恵ま
れている。
②富士山をメーンに駿河湾、伊豆半島、三保半島、南
アルブスが織りなすパノラマは雄大である。
③日本平を取り囲む市街地と清水港の夜景は壮観で
ある。
公園区域88.5ha、特に山頂部デジタル塔付近から日本
平ホテルにかけての比較的平坦な区域33.0haを整備す
る計画であり、手始めに老舗日本平ホテルが「風景美術
館=日本平」をコンセプトとして平成24年9月竣工した。
同ホテルの再生は、文化交流の中核に位置付ける富士
山の景観・眺望を期待して集まる人々を満足させること
になると期待される。
④市街地から間近で交通接近条件が良好である。に
もかかわらず自然が残されていて野鳥など多くの生
日本平山頂から清水港を望む
日本平山頂から富士山を望む
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ガバナー月信 No6/2012.12
日本平ホテルと富士山
奉仕を通じて平和を
「地区職業奉仕セミナー」の報告
職業奉仕委員長
委員長 金丸
康信
(甲府RC・放送局)
10月の職業奉仕月間に合わせて第2620地区の「職
(茅ヶ崎湘南RC)が「ロータリーの職業奉仕」と題して
業奉仕セミナー」が10月13日、静岡市のグランシップ静
講演しました。
岡で開催され、各クラブの職業奉仕委員長やクラブ研
この中で松宮氏は「奉仕」とは利害を離れて他人の為
修リーダーなど240人が出席しました。
に尽くすこと、他者を生かすことであり、
「職業奉仕」と
セミナーでは、まず、ダストレスチョークの生産で国
はあらゆる職業にたずさわる中で奉仕の理想を生かし
内30%のシェアを持つ日本理化学工業㈱の大山泰弘
てゆく事である」とロータリーの手続要覧や綱領を引用
会長が「皆働社会への提言∼知的障害者に導かれた企
しながら解説し、さらに五大奉仕のあるべき姿や親睦な
業経営から∼」と題して講演しました。
どロータリーの基本的な事項について幅広く言及されま
この中で大山氏は全従業員74人中55人が知的障害
した。
者というユニークな会社の経営理念、障害者を雇用する
ロータリーの内部と外部からの2人の講師によるセミ
ようになったきっかけ等について語り、
「障害者雇用を
ナーはロータリーの基本である職業奉仕について改め
促進するためには一企業の力には限界があり、国による
て見直す良い機会になったものと思います。
法整備や財政支援が不可欠である」と強調しました。
このセミナーの開催にあたってさまざまな形でご苦労
講演の最後で大山氏が述べた「他人の幸せのために
いただいた地区職業奉仕委員会の皆さまと地元の静岡
頑張ればその幸せはブーメランのように自分に戻ってく
日本平RC、静岡RC、それに甲府RCなど関係者の皆さ
るのです」という言葉は“He profits most who serves
まに厚く御礼申し上げます。
the best”というロータリーの金言に合致するもので、多
くの出席者に感銘を与えたことと思います。
続いて国際ロータリー理事として活躍中の松宮剛氏
ガバナー月信 No6/2012.12
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GOVERNOR S MONTHLY LETTER
Peace Through Service
次期地区LTMのご報告
アシスタントガバナー・地区委員長会議
(リーダーシップチームミーティング)
ガバナーエレクト 志田
洪顯
(静岡RC・冷凍業)
去る10月13日に次期地区LTMが静岡市のグランシッ
皆様からの寄付金はいったんロータリー財団に保管
プで開催されました。ご参加いただきました髙野ガバ
され、3年たつと、各クラブからの申請に基づき地区経
ナーをはじめ次期アシスタントガバナー、次期地区委員
由で各クラブに送金されます。受け取った資金は各クラ
会委員長に心から御礼を申し上げます。この会議は今ま
ブの通帳とは一切別に管理して、領収書の完全保存や
で次年度ガバナー補佐会議として12月または年を越し
出金の正確さ、監査の完璧をはかり、グローバルな会計
て開催されました。次期ガバナー補佐の選任も地区大
基準で処理し、寄付行為の透明性を完全なものにする
会のころ、つまり11月中旬が常識でしたのに、今回は8月
という事が求められます。
末に選出をお願いし、最初の集まりを10月に開催したこ
口で申すは簡単ですが、各クラブの取り組みは簡単に
とには驚かれた方が多かったと思われます。
はいきません。そこで地区はロータリー財団委員会を大
皆様もお聞きになっていることと思いますが、来年7
幅に拡充して強力な布陣で対処せざるを得なくなったと
月1日にはロータリーの大幅な変革が始まります。国際
ころです。次期財団委員長に中山正邦PGが3年間の予
ロータリー自体の改革とともに、
「未来の夢計画」が開
定で着任し、恒久的な2620地区財団事務所を静岡市
始されます。ロータリー財団の今までの活動である財団
葵区に設定しました。事務局が万全なればOKとは参り
奨学生制度やGSEが廃止されます。
ません。もっとも重要なことは2620地区の各クラブがこ
「未来の夢計画」で重要な視点が2つあります。1つ
の変化をご理解して強く推進していただくことにありま
は会員各位の財団寄付金をより効果的に各クラブの奉
す。そのために次期アシスタントガバナーにご理解をい
仕活動にご利用いただくことです。2つに、寄付された
ただくことと、大きく変化する地区委員会の活動の調整
援助資金の全額を援助に回す、経費に使わず透明性を
のために次期全委員長にご協力いただく必要がありま
高める点にあります。昨年3月11日の地震・津波の全国
す。中山次期財団委員長からの強い要請を受け、このた
各種義捐金が、途中で経費に使われ、被災者に渡る金
めのミーテイングを地区LTMとして開催することになっ
額が減ってしまったことはおかしなことです。つまり中間
た次第です。今回の一回でことが済むとは考えていませ
のしくみもできるだけ奉仕活動で処理をして欲しいとの
ん。今後も隔月に開催し、効果的な地区運営に貢献する
考えが基本です。
ことを目指します。どうぞよろしくご協力をお願い申し上
げます。
6
ガバナー月信 No6/2012.12
奉仕を通じて平和を
2013∼2014年度
ガバナー・ノミニー選出の件
2013∼2014年度のガバナーノミニー選出について下記の要領で進めることといたします。
1. 地区大会決議
2012∼2013年度地区大会決議第12号において、2015∼2016年度のガバナー(2013-2014年度ガバ
ナー・ノミニー)選出に関し、指名委員会によって選出することが決議された。
2. ガバナー指名委員会 (RI細則13.020.2)
ガバナーは、当地区パストガバナー全員及びガバナーによって構成されるガバナー指名委員会に対し、
2015∼2016年度ガバナー候補者の選出と指名を要請する。
なお、同委員会には2013∼2014年度のガバナーエレクトはオブザーバーとして出席し、求められれば
意見を述べることができる。
当年度指名委員会は委員長に上原勇七パストガバナー(甲府RC)を選出した。
第1回指名委員会は2012年12月3日(月)に開催する予定。
3. クラブからガバナー・ノミニーの推薦 (RI細則13.020.4)
クラブに対して、指名委員会に2015∼2016年度ガバナー指名案を提出するように要請する通知は、
2012年12月4日(火)付にて行う。
提案最終日は、2013年2月3日(日)とする
第2回指名委員会は2013年2月初旬に開催する予定。
4. 指名の公表 (RI細則13.020.6)
指名委員会は第2回指名委員会終了後、24時間以内に選出した候補者をガバナーに報告、ガバナーは
報告を受けてから72時間以内に、そのノミニーの氏名と所属クラブを地区内クラブに公表する。
ハ イ ラ イ ト よねやま
▶152号よりピックアップ
事業の誕生から60年
いますが、今ほど当事業の使命を強く感じる時はありま
はじめに、みなさまの日頃のご支援に心より感謝申し
巣立った学友たちは、自らが世界各国で活躍している
上げます。
ことはもとより、さらに次の世代へ日本の心を伝えてい
おかげさまで当事業は、東京RC(当時:古沢丈作会
る学友も大勢います。今年は、海外で4番目となるタイ学
長)が1952年11月4日に発表した「米山基金」から60
友会が誕生するなど、われわれが蒔いてきた平和と友
周年を迎えました。
情の種は、確実に実を結んでいます。
毎年800人(*来年からは700人)、これまでに121の
これまでのみなさんのご厚情にあらためて御礼申し
国と地域から17,000人の外国人留学生を支援する民間
上げるとともに、戦後日本のロータリアンが守り続けて
最大の国際奨学事業ですが、最大の特長は、世話クラ
きた“米山”の灯を、さらに強く、広く、灯して参りましょ
ブ・カウンセラー制度で育まれる“人づくり”にあると
う。これからもどうぞよろしくお願い致します。
思っています。昨今、日中・日韓関係の難しさに直面して
せん。
(理事長 板橋敏雄)
ガバナー月信 No6/2012.12
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GOVERNOR S MONTHLY LETTER
Peace Through Service
第2回 新会員研修会報告
地区新会員研修小委員会
委員長 長久保
深
(甲府シティRC・情報サービス)
(発表要旨)
●日 時 平成24年10月6日(土)
3名共にロータリークラブに入会し、特に感じたこと
午後1時∼午後3時20分
は、会員に与えられる三大責務「例会出席・会費納入・
●場 所 ホテル談露館(甲府市)
機関紙購読」等の押し付けに違和感を感じた。
●出席者
嫌々ながらの出席では、無意味な時間の浪費のみで
・髙野孫左ヱ門ガバナー(甲府RC)
得るものがない、しかし、折角入会したのだから進んで
・飯田祥雄パストガバナー 例会に出席し、ロータリアンで有ることの意義を考えて
地区研修委員会委員長(甲府シティRC)
みたいと考えを変えた。
・井上雅雄パストガバナー
そこには、異業種の方々と接し、様々な考え方知識を
地区研修リーダー(甲府南RC)
得る事が出来、自らを成長させてくれる場であった。
・野口英一地区幹事(甲府RC)
仲間・友達が作れ、家族共々大切にしてくれるロータ
・渡邉雅昭 リーの魅力に、自らを高めロータリアンとして要求され
新会員研修小委員会副委員長(沼津RC)
るものを実践することを学んだ。
・龍口良信 結果、ロータリーは「奉仕する集団ではなく、個々が
新会員研修小委員会委員(浜松南RC)
奉仕する人達の集まりである」との結論に至った。
・新会員(入会3年未満) 80名
・研修概要
髙野ガバナーからは、近年の社会・経済の変化にも
・研修会趣旨
対応する、これからのロータリアン像について、
「あなた
今年度の研修会は、従来のセミナー形式(外部から
は何故ロータリアンなのか」
「ロータリーは何をしている
講師を招き、参加者が聴講する)スタイルから、新会員
団体なのか」と問われた時、自らの行動を持って答えら
3名による「例会を中心としたロータリー体験談」の発
れる姿等について話され、野口地区幹事からは、
「入会
表と地区研修リーダーによる「職業奉仕あってのロータ
時に持っていた違和感も、クラブ内の重要ポストに着い
リー」と題して、講話を行いました。
た以後、ロータリアンとしての歓びを覚えた」等の体験
談のお話を頂きました。
・発表者
8
井上地区研修リーダーの、
「職業奉仕を中心とした
1)渡邊洋二郎(沼津RC・弁護士)
ロータリーの意義」の講話は、これからのロータリー活
1976年9月24日生 2010年8月6日入会
動に生かされると確信致しました。
2)萩原義文(甲府シティRC・生命保険)
総評として、飯田地区研修委員会委員長から自らの
1969年7月1日生 2011年11月1日入会
ロータリー体験談をお話され、本日の研修会の成果を
3)熊田純一(浜松南RC・証券会社)
これからのロータリー活動に役立ててほしいと締めくく
1961年6月23日生 2011年11月10日入会
られました。
ガバナー月信 No6/2012.12
奉仕を通じて平和を
「2012∼2013年度米山記念奨学生・
カウンセラー研修セミナー」開催報告
ロータリー米山記念奨学会委員会
委員長 遠藤
一郎
(山梨中央RC・青果卸)
2012∼2013年度「ロータリー米山記念奨学生・カウンセ
ラー研修セミナー」を2012年10月21日(日)長泉・米山梅
吉記念会館に於いて開催致しました。
当日の参加には、米山記念奨学生15名、学友会4名、カウ
ンセラー、世話クラブ会長、大学担当者、勝山國太郎アドバ
イザー、野口英一地区幹事、岡本一八ガバナーノミニー、浅
原諒蔵次期地区幹事、そして委員会委員など、総勢56名が
参加しました。
研修セミナー開催前に「米山記念奨学会委員会」を開催
し、勝山國太郎パストガバナー、野口英一地区幹事、岡本一
八ガバナーノミニー他 役員、委員会委員全員が出席して、開
かれました。
まず勝山國太郎パストガバナーの挨拶を頂き、出席の委
員には、本日の研修セミナーの進行と打ち合わせ、役割分担
をお願いし、学友会4名には、本日参加出席者の受付の協力
を、お願いしました。
そして、来る11月17・18日に開催の地区大会に於いて、18
日(日)に「米山奨学生・学友会」の皆様による各国の「お茶
の接待」をお願いした事、地区大会に於いて「ホームカミン
グ学友生来日」のない事を報告しました。
終わりに11月25日(日)米山梅吉記念館に於いて、年度計
画通り選考委員会開催する旨の確認をして、委員会を閉会し
ました。
「ロータリー米山記念奨学生・カウンセラー研修セミナー」
は午後1時30分から太田隆久副委員長の開会挨拶で開催
し、まず勝山國太郎アドバイザーのご挨拶がありました。
挨拶のなかで、日本のロータリーの誕生以来、米山奨学
事業のこれまでの経緯について、語られました。1967年に
文部科学省の許可を得て、
「財団法人ロータリー米山奨学
会」になった事、2004年にRI理事会で米山記念奨学事業
が正式に認可され、2012年1月公益財団法人の認可を受
け、社会的信頼を得た事などを話されれました。
また米山奨学事業の中で「米山奨学生を支えるカウンセ
ラー・世話クラブ制度」の重要さと、米山寄付状況では、地
区に於ける各クラブの米山寄付状況の危機的状況に付いて
語られました。
引き続き岡本一八ガバナーノミニーのご挨拶があり、ロー
タリー米山記念奨学会による日本独自の奨学金事業の素晴
らしさの絶賛を語られました。
委員長である私は、米山記念奨学会への寄付金の減少の
続くなか、次年度(2013年度)の2620地区の採用枠は、18
名で、継続3名、新規15名と確定している旨説明しました。
挨拶が終わったあと研修セミナーに入りました。
・まず寄付金増進担当研修リーダー太田隆久副委員長に
より、
「米山記念奨学生の減少と寄付金について」詳し
い説明をして頂きました。
・次に奨学生選考担当研修リーダー富田明委員により、
「米山奨学生と世話クラブ及び奨学生受入担当大学の
相互理解について」説明をして頂きました。
・次に奨学生・学友担当研修リーダー渡邉富雄委員によ
り、
「米山記念書学生と学友会との親睦やコミュニケー
ションのあり方について」説明をして頂きました。
そのあと質疑応答に入りましたが、大学担当者、カウンセ
ラーから質問と意見を頂きました。次いでDVD「素晴らしい
贈り物」を全員で鑑賞致しました。
終わりに、小野毅委員の閉会の挨拶で閉会し、本日の
「2012∼2013年度米山記念奨学生・カウンセラー研修セミ
ナー」を終了しました。
ガバナー月信 No6/2012.12
9
GOVERNOR S MONTHLY LETTER
Peace Through Service
地区大会報告
地区大会実行委員
委員長 丸茂
紀彦
(甲府RC・事務機器販売)
10
2012∼2013年度地区大会が11月17日、18日の2日
会には多くの方々にご出席いただき盛会となりました。
間、甲府富士屋ホテル、常磐ホテルにてRI会長代理千玄
2日目はRI会長代理を囲む朝食会でスタートし、午前
室様とR I理事松宮剛様、他地区ガバナー、パストガバ
9時半に点鐘。RI会長代理、来賓・役員と各クラブ紹介
ナー各ご夫妻等のご来賓をお迎えして開催されまし
後、ガバナー挨拶とご来賓の山梨県知事横内正明様、
た。
甲府商工会議所会頭上原勇七様から祝辞をいただきま
本大会は髙野孫左ヱ門ガバナーの運営指針「クラブ
した。RID5280GSEチームの紹介、表彰後、茶道裏千
は自ら活性し、お互いのつながりを実感しながらロータ
家大宗匠千玄室様の心にしみる記念講演がありまし
リーを伸展させよう」をテーマとして運営されました。
た。この間、並行して新世代フォーラムがサッカー解説
以下、
「平和」と「つながり」をキーワードとして新し
者羽中田昌氏の講演をメーンに開催されました。第2部
いプログラム運営や運営方法にも挑戦しました。
の本会議は大会四委員会報告、大会決議案の採択、ガ
1日目は12時の地区大会四委員会開催後、13時より
バナーエレクトとガバナーノミニーの紹介、次年度地区
会長・幹事・地区委員長会議が開かれました。R I会長
大会ホストクラブの静岡RC伊藤会長のご挨拶、引き継
代理千玄室氏を盛大な拍手でお迎えし、役員紹介後、
ぎ式等があり、千玄室R I会長代理の講評と髙野ガバ
ご来賓の甲府市長宮島雅展様の祝辞を受けました。RI
ナーの謝辞がありました。引き続き大懇親会が開かれ、
会長代理挨拶、各種表彰後、地区内11分区・78クラブ
11分区の皆様のご協力を得た「つながり体感分区自慢
活動報告・地区九委員会活動報告を映像で紹介し、つ
屋台」を楽しんでいただきました。
ながりの理解を深める一助としました。また、髙野ガバ
最後となりましたが、強風の中最も心配しておりまし
ナーが志田洪顯ガバナーエレクトと、岡本一八ガバナー
た、1,500人の会場移動も皆様方のスムーズなご対応に
ノミニーの紹介をされました。並行事業は上智大学前学
より無事対応できましたことは、実行委員長として大変
長の石澤良昭氏を講師にお迎えし、
「ロータリーの公共
安堵いたしました。また、コ・ホストクラブとしてご協力
イメージ向上のためのプログラム」としてロータリー公
くださいました甲府市内7クラブの皆様に感謝申し上げ
開講座「国境を越えた強固な信頼関係の構築―文化財
ます。そして、ご参加くださいました第2620地区ロータ
を事例として∼カンボジア平和の象徴アンコールワット
リアンの皆様に数々の不都合をお詫びいたしますととも
を学ぶ∼」を開催いたしました。R I会長代理歓迎晩餐
に、ご協力に心から感謝申し上げます。
ガバナー月信 No6/2012.12
奉仕を通じて平和を
地区大会の御礼
甲府ロータリークラブ
会長 渡辺
隆
(甲府RC・婦人服製造)
11月17日(土)・11月18日(日)の二日間にわたり地
慢屋台」をガバナー補佐を中心に分区・会長幹事チーム
区大会が開催されました。
ワークで開催いただき、ご当地グルメを紹介いただきま
静岡から参加をいただきました皆様には遠路ご足労
した。新しい試みではありましたが、皆様から楽しんで
を頂きありがとうございました。
いただき、また静岡7分区・山梨4分区のご協力が見えた
厚く御礼申し上げます。
楽しい催しとなることができました。大懇親会ではクラ
国際ロータリー会長代理 千 玄室様には二日間にわ
ブを越えて皆様が親睦を深め、楽しい時を過ごしてい
たりご指導をいただき、心よりお礼申し上げます。
ただけた事で、次の地区大会に向けて友情がさらに深
私ども、甲府ロータリークラブは21年ぶりのガバナー
められたことと思います。このような最後まで盛り上がり
輩出ということで、手探りで地区大会運営を進めてまい
を感ずることができた地区大会に甲府クラブ会員一同
りました。コ・ホストクラブの甲府南RC、甲府北RC、甲
心より感謝申し上げます。
府西RC、甲府東RC、甲府シティーRC、甲府城北RC、
この地区大会を担当させていただきました甲府ロータ
甲斐RCの皆様のご協力をいただき、地区大会を開催す
リークラブのメンバーにとって、貴重な経験をさせてい
ることができました。
ただき、今後のロータリー活動、クラブ運営に生かして
登録者数1500余名、参加者数1600余名のご参加を
いく所存です。
いただきました。
最後に、田中作次国際ロータリー会長の「奉仕を通じ
大会運営面では各クラブの活動状況を分区ガバナー
て平和を(Peace Through Service)」が実現できま
補佐にリードをしていただき、78クラブの活動を映像に
すよう、2620地区の皆様と共に活動していきたいと思
よって、隈なくお伝えすることができました。会場移動に
います。
付きまして、大勢の皆様に大変ご不便をおかけしまし
皆様のご健勝とご活躍、クラブの益々のご発展をお祈
た。しかし、皆様のご協力で滞りなくプログラムを進め
り申し上げ、御礼の言葉とさせていただきます。
ることができました。
友愛の広場ではエンド・ポリオに向けたご寄付も大勢
の皆様から頂くことができました。この大会では特に分
区のお力をいただき、懇親会場と併設しました「分区自
ガバナー月信 No6/2012.12
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GOVERNOR S MONTHLY LETTER
Peace Through Service
地 区 大 会 を 振り返 って −P H O T O S−
地区大会1日目
11月17日
丸茂紀彦地区大会実行委員長挨拶
髙野孫左ヱ門ガバナー挨拶
来賓祝辞・甲府市長 宮島雅展様
R I会長代理 千 玄室様挨拶
各種表彰
クラブ活動紹介
R ID5280GSEチーム挨拶
地区大会四委員会報告
ロータリー公開講座 石澤良昭氏講演会
富士学苑中学・高等学校ジャズバンド部
のウェルカムステージ
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ガバナー月信 No6/2012.12
R I会長代理歓迎晩餐会の様子
奉仕を通じて平和を
地区大会2日目
11月18日
Natiaのウェルカムステージ
R I会長代理 千 玄室様入場
渡辺 隆ホストクラブ会長挨拶
記念講演を行う
千 玄室氏
本会議第2部の様子=常磐ホテル
祝辞を述べる横内正明山梨県知事
会場の様子
本会議第1部の様子=甲府富士屋ホテル
祝辞を述べる上原勇七甲府商工会議所会頭
新世代フォーラム 羽中田昌氏講演会
大懇親会の様子
ガバナー月信 No6/2012.12
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GOVERNOR S MONTHLY LETTER
Peace Through Service
「サイエンスプロジェクト in・Fuji」の開催
ター(公民館)及び小学 校の体育館を無 料でお借り
し、各ブースの講師にはサイエンス(科学、化学)に関
新富士RC
心をもっておられる、大学の教授、大学生、高校の教
小串 民義
諭、高校生、小中学校の教諭、当クラブでお世話した
(新聞)
高校生の会「絆」のOB等に参加していただき、講師の
皆さんには材料費支給のみの協力でお願いしており
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当クラブでは、子供達の為のプログラムとして1992
ます。なお今回は60名の講師の協力をいただき開催
年度より小中学生の子 供 達を対 象に13 年間続けた
いたします。
「富士っ子トライアスロン大会」を終了し、替わるプロ
開催時間は午前10時から午後3時迄の5時間で、来
グラム検討した結果、富士宮市主催のサイエンス会場
場者も同伴の父母を合わせ670名から1,100名もあ
を見学し子供達の楽しんでいる様子と来場者の多さ
り、過去6回の開催で延べ5,200名の来場があり講師
に驚き、取組みを決定して平成18年(2007)に「サイ
は昼食を取る時間もない状態です。またその来場者の
エンスプロジェクトin・Fuji」の初回を開催し、本年11
車両も多く、私達会員は駐車場の確保と整理で毎回
月4日の開催が第7回目となりました。
四苦八苦しております。
開催にあたり、富士市教育委員会の後援をいただ
子供達は会場に設けられた15ヶ所から20ヶ所の
き、会場を富士市の施 設である地区まちづくりセン
ブースに、木、草、紙、プラスチック等を使った玩具作
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奉仕を通じて平和を
S c i e n c e
p r o j e c t
i n
F u j i
りから、水、光、音、電気を使った実験と自然の物を利
用したブースで勉強し、自分で作り、遊び、作った物を
お土産にと一日を楽しんで帰って行きます。
アンケートに、子供達は「楽しかった」「また来年も
やって」との記載も多く、また父母は子供に良い経験
をさせることが出来、また自身も経験出来たとのお礼
の言葉も多くあり、私達新富士ロータリークラブの自
慢できるプログラムの一つと自負しております。
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Peace Through Service
田辺信宏 静岡市長インタビュー
ガバナー補佐 松浦
英彦
(静岡日本平RC・不動産鑑定士)
はじめに
業スケールであれば造作もないことだと不満にも思いま
本年6月23日に静岡市のグランシップで開催された
したが、今にして思えば、それは
「自分の道は自ら切り拓
「ロータリー財団の集い」に、かつてロータリー財団留
きなさい」
ということで、
「 可愛い子には旅をさせ」
という
学生として、英国に留学経験をもつ田辺信宏静岡市長
翁のお考えがあったのです。
が、
「学友」
として参加されました。同じくこの集いに出席
された高野ガバナーとの出会いをきっかけに、髙野ガ
それが留学のきっかけになったのですね
バナーから静岡第4分区松浦ガバナー補佐に、田辺市
その通りです、それからはガムシャラに留学の途を調
長への取材の要請があり、
このほど田辺市長の多忙な
べ始め、可能性があれば手当たり次第に応募し、
ことご
スケジュールを縫って、
インタビューをさせていただく機
とく落ちまくっていました
(笑)。
会をいただきました。
そうこうするうちに、ロータリー財団の留学制度のこと
を知るに至り、早速挑戦しました。
こちらも他と同様合格
田辺市長の若き日の志をお聞かせください
率は低く、100名ほどの中で6名という厳しい競争となり
早稲田大学政治経済学部を卒業し、将来は国際的な
ましたが、幸いにも合格することができ、1987年に留学
視野に立ち、政治、経済、国際といったテーマの中から、
をすることになりました。留学先は英国のサセックス大学
いずれは愛する故郷である静岡に尽くしたいとの思い
大学院の国際関係論専攻。実はここは
「第3志望だった
から、松下政経塾に入塾しました。入塾してからはさら
んです」
(笑)。
しかし、結果として、私にとってこのサセッ
に、
「世界を見てみたい」
「日本を外から見てみたい」
「井
クス大学に決まったことが、後の私の進む道を明確にし
の中の蛙で終わりたくない」
との思いが募り、その当時
てくれたものと、今では感謝しています。
は未だご存命だった松下幸之助翁にも海外留学の希望
私が本来志望していた米国の東海岸の大学では、統
を申し出ましたが、
「行くなら自前で行きなはれ」
と突き放
計的、科学的な分析手法により、
コンピュータシミュレー
されてしまいました。欧米の大企業では当然のように行
ション技法などを取り入れております。
それに対して英国
われている自社の社員の海外派遣など、あの松下の企
では、同じ
「国際関係論」
と言っても、歴史的アプローチ
により、教訓に学ぶといった手法を重んじます。そのこと
が自分の考えに非常にマッチしたものだったのです。
サセックス大学についてお伺いします
サセックス大学は、ロンドンの南、サセックス州ブライ
トンというまちにあります。そこは海岸沿いの保養地とし
て栄え、
ちょうど湘南海岸のようなリゾート地帯です。
専門性の高い単科大学が主流をなしてきた英国に
あって、最初に設立された総合大学であるサセックス大
学は、広く学問間の交流をめざして学部間の垣根も低く、
入学後も専門分野のみならず幅広い知識や交流の機会
を得ることができました。
これも私にとって大いに幸いと
なりました。
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ガバナー月信 No6/2012.12
奉仕を通じて平和を
ここでの2年、欧州をかけめぐることもできました。
この
静岡に戻り、
その後一貫して我がまち静岡のまちづくりを
留学を通じて、学生時代から松下政経塾時代を経て長
模索し、
議員にも挑戦しました。
市長に就任してからも、
常
年にわたって迷っていた将来に向けた選択肢の中か
に英国のロータリアンに学んだ、
“Think globally, Act
ら、
ようやく
「政治の道」
を見出すことができたのです。
locally”
を私たちの仕事に反映させて、
より良きわがまち
づくりのため、
“まちみがき”
に日々勤しんでいます。
留学により得たことと今後に向けてひとことお願いし
ます
●田辺信宏氏プロフィール
留学中は、ロータリーのおかげで、英国でも素晴らし
静岡市立城内小学校、
城内中学校、
県立静岡高校卒業
昭和60年3月
早稲田大学政治経済学部政治学科卒業
昭和60年4月
(財)
松下政経塾に6期生として入塾。
故松下幸之助翁の薫陶をうける
昭和62年∼63年 英国サセックス大学大学院留学
(国際関係論専攻)
平成 2年3月
(財)
松下政経塾卒塾
平成 2年4月
(学)
西田学園トフルアカデミー静岡
事務所所長
(∼平成3年)
平成 3年4月
静岡市議会議員選挙に29歳で当選
平成 7年4月∼平成15年9月 静岡県議会議員
平成23年3月まで 静岡産業大学情報学部 講師、
静岡工科自動車大学校 特別講師
平成23年4月∼ 静岡市長就任
い方々との出会いやロータリアンを通じて様々な市民
生活に触れる機会を得ました。
そして、二大政党による議
会制民主主義というものを、
ボランティア活動などを通
じ如実に体験できたのです。
その後1992年に、静岡
市会議員となって二度目
の訪英をしていますが、そ
の成果を「腐敗なき政治」
に著作として上梓すること
ができました。
早稲田大学マニフェスト研究所客員研究員
静岡市葵区上足洗に在住
18歳で高校を卒業して
以来、10年を経て28歳で
文 庫 通 信 (303号)
「ロータリー文庫」は日本ロータリー50周年記念事業の一つとして1970年に創立された皆様
の資料室です。
ロータリー関係の貴重な文献や視聴覚資料など、約2万3千点を収集・整備し皆様のご利用に備
えております。閲覧は勿論、電話や書信によるご相談、文献・資料の出版先のご紹介、絶版資料につ
いてはコピーサービスも承ります。
また、一部資料はホームページでPDFもご利用いただけます。
クラブ事務所にはロータリー文庫の「資料目録」を備えてありますので、
ご活用願います。 以下
資料のご紹介を致します。
ロータリー文庫の資料より
(3)
◎「ロータリーの原点」 佐藤千壽 東京臨海R.C. 1999 34p
◎「ロータリーの真の強さ」 ビチャイ・ラタクル 2012 10p (D.2500地区大会報告書)
◎「ロータリーの価値観」 千玄室 2012 1p (D.2650地区大会記念誌)
◎「新世代の未来をみつめて」 今井鎮雄 2012 4p (D.2510地区大会記録誌)
◎「店祖の遺訓とロータリー精神」 里見純吉 1934 3p (大阪ロータリアン第519号)
◎「ロータリークラブ強化への100のヒント」 田中作次 2012 4p (D.2770月信)
◎「略伝 古澤丈作① ⑤」 金子秀隆 2012 5p
◎「Rotaryの心とロータリーの綱領」 鳥居 滋 2012 2p (D.2690地区大会記念誌)
[上記申込先:ロータリー文庫]
ロータリー文庫
〒105−0011東京都港区芝公園2-6-15黒龍芝公園ビル3階
TEL(03)3433-6456・FAX(03)3459-7506 http://www.rotary-bunko.gr.jp
開館=午前10時∼午後5時 休館=土・日・祝祭日
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GOVERNOR S MONTHLY LETTER
Peace Through Service
新
会
員
紹
介
静岡第7分区 浜松RC
静岡第4分区 静岡東RC
小野 潤一郎
大角 晋朗
入会日●2012年9月25日
入会日●2012年10月18日
職業分類●都市銀行
職業分類●ビール製造
若い頃から縁があり、度々訪れていた浜松に、図らずも
勤務となりました。更にご縁を頂き、歴史ある浜松RCに
入会させて頂きました。宜しくお願い致します。
ロータリー活動しっかりやります。
静岡第4分区 静岡東RC
静岡第3分区 沼津柿田川RC
鈴木 洋一
中田 真
入会日●2012年10月4日
入会日●2012年10月26日
職業分類●総合運輸
職業分類●自動車整備業
ホールディングスで鈴与グループ全般に係わる仕事を
しています。たくさんの方とご縁ができる事を楽しみにし
ています。
早くロータリアンとなれる様がんばり
ます。
静岡第7分区 浜松中RC
静岡第2分区 御殿場RC
鷹尾 政夫
池谷 正徳
入会日●2012年10月12日
入会日●2012年11月8日
職業分類●建築リフォーム
職業分類●プロパンガス配布
がんばります。勉強させて頂きます。
よろしくお願いします。
素晴らしい人間関係が広がっていけるよう、感謝と奉仕
の心でがんばりますのでよろしくお願いいたします。
静岡第5分区 静岡RC
佐藤 三千男
入会日●2012年10月15日
職業分類●テレビジョン放送
伊豆諸島の八丈島生まれ。静岡は
第二の故郷です。
舞台 リスボンに
思いを馳せて
国際大会推進委員
秋田 修
(浜松RC・旅行斡旋)
世界大会の世界観を広げ、ロータリーへの理解を深めるために、リ
スボンで開催される2013年R I国際大会(6月23日∼26日)が、いよい
よ半年後に迫って来ました。これから訪れることになる異国の地に思い
を馳せることは、旅人に許された極上の楽しみです。
ご存知のように、舞台となるリスボンは大航海時代には世界貿易の中心都市でした。医学の世界でリスボンが舞
台になったのが、1981年の世界医師会総会。患者の権利に関する「リスボン宣言」が採択されています。また、政治
の世界でリスボンが舞台になったのが2007年。欧州連合の改革を意図した「リスボン条約」は、ジェロニモス修道
院で発効されたそうです。
2013年のリスボンは、
「Peace Through Service」を誓い
合い、髙野ガバナーを囲んでの友愛の機会になるものと、思い
が馳せるばかりです。多くの皆様のご参加を、宜しくお願いいた
します。
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ガバナー月信 No6/2012.12
奉仕を通じて平和を
12月予定
月
日(曜日)
12
1 (土)
2 (日)
8 (土)
9 (日)
行 事 予 定
第3回諮問委員会
第2回次期リーダーシップチーム会議
第3回ガバナー補佐研修会
インターアクト指導者講習会
清水北RC50周年記念式典報告
去る10月14日、清水北ロータリークラブでは、創
立50周年式典を行いました。今回50周年に当り、
記念事業としましては、清水港まつりにおける
「港
かっぽれ」5曲目を、宇崎竜童、阿木燿子夫妻に依
頼。当日新曲「かっぽれフラメンコ」の曲と踊りが
始めて披露されました。来年8月上旬の清水港ま
つりは、
この新曲の登場で更に盛り上がることで
しょう。
場 所
ホ ス ト
静岡・浮月楼
静岡・グランディエール ブケトーカイ
甲府商工会議所
日本航空高等学校
ガバナー事務所
ガバナーエレクト事務所
ガバナー事務所
インターアクト小委員会
清水RC創立60周年記念式典報告
1952年(昭和27年)9月22日、東京RC・静岡RCを
スポンサーに国内83番目静岡県内4番目の認証を
受け発足の清水RCでは、10月30日
(火)例会日に
満月観月会を兼ねての記念式典を新装の日本平
ホテルで開催しました。
式典には田辺信宏静岡市長を初め高野ガバ
ナー・五味地区副幹事、
スポンサーRCの東京RCお
よび静岡RC、静岡第4分区RC(静岡東・静岡日本
平・静岡南・静岡中央・清水北・清水西・清水中央・
駿河)
、
あわせて親交ある高田の各RC会長・幹事の
皆様にご臨席頂くとともに、
この10年間に退会さ
れたOB各位にもご参集願い旧交を暖める祝いの
場となりました。
記念行事は、来年3月24日
(日)
「友情を深め未来
につなぐ」
コンセプトにより、次世代を担う子供達
の心に向けての贈り物として、多様な個性を集め
ながら美しいハーモニーを醸す清水フィルハーモ
ニ管弦楽団(アマ)による双方向のコンサートを、
これも真新しい清水マリナートホールで開催いた
します。
実行委員長 中村光次
静岡南RC事務所移転のお知らせ
クラブ事務所を下記の通り移転いたしますので
よろしくお願い申し上げます。
【記】
移転日 平成24年11月24日
新住所 〒422-8067
静岡市駿河区南町6-16
パレ・ルネッサンス404号
※電話、
ファクス、
E-mailの変更はございません。
ロータリーレート
12月のロータリーレート 1S=¥80
ガバナー月信 No6/2012.12
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Peace Through Service
第2620地区2012年10月 出席・増強報告
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ガバナー月信 No6/2012.12
No.6 2012.12 ガバナー月信
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