2010年7月改訂 イ ノ ベ ー タ ー で あ り 続 け る た め に −− ミマキエンジニアリングはインクジェットとカッティングの技術を柱として、市場志向の開発型企業を目指します。 つ ね に Research & Development Sign Graphics Manufacturing Industrial Products Sales & Marketing Textiles & Apparel Customer Engineers Products Company Outline Product History オンデマンドビジネスをサポートする開発型企業。 「3つの市場」 でクリエイティブシーンを創造。 業務用のインクジェットプリンタやカッティングプロッタなどを製造・販売する当社は、 早い段 「新しさと違い」 で販売市場を拡大。 私たちMimakiの次なる一歩は、 世界を視野に入れた グローバル展開です。 階から産業分野のデジタル化を予見し、 数多くの自社ブランド製品を開発・供給してきました。 主力となるサイングラフィックス (SG) の分野では、 高速・高画質のみならず次世代インクの 開発で新たな市場を開拓。 業界のイノベーターとして 「新しさと違い」 を提案し続けてきた開発 スタイルは、 インダストリアルプロダクト (IP) やテキスタイル・アパレル (TA)の分野にも活か され、 高付加価値製品の創造に寄与しています。 今後も当社が有する独創的かつ高度な技術力を武器に、 SG市場向けに低消費電力で環境 負荷の少ないLED方式のUV硬化インクジェットプリンタを開発、環境にやさしいプリントを実 現します。 IP市場向けには従来システムに組み込み可能なプリントステーションを提供し、 デジ タル・オンデマンドの世界を次なるステージへ移行。 TA市場向けには前・後処理も含めたトー タルソリューションの提供により、消費地近隣でのオンデマンドプリントビジネスの推進を図り ます。 近年、当社の海外売上比率は急拡大し国内売上をはるかに凌ぐまでになりました。 これまで にアメリカやヨーロッパの先進諸国に営業拠点を整備したほか、中国、 インド、 ブラジル等の成 長著しい新興国エリアにも展開し、中国においては製造子会社の設立も行っております。 これ らにより、 ワールドワイドに存在する様々な市場ニーズへの提案力を高め、 より一層のグローバ ル展開を推し進めていきます。 株式会社ミマキエンジニアリング 池田 明 代表取締役社長 2007年3月、株式公開を果たした当社は、 コンプライアンスを含めた社会的責任を果たし ていくとともに、あらゆるビジネスの領域で品質向上を追求し、世界を舞台に活躍できる適正 規模のエクセレントカンパニーを目指します。 経 営ビジョン 3.市場に常に 「新しさと違い」 を提供するイノベーターを目指します。 大きな可能性を秘めたインダストリアルプロダクト市場では、多品 個性、能力を力いっぱい発揮し、 マーケットの潜在ニーズを素早くとら 4.各人が持っている個性・能力を力一杯発揮できる企業風土を目指します。 種少量生産をクイックレスポンスで実現する高画質の産業用UV え解決するために、当社では機種群ごとに製品企画、開発および販売 (紫外線)硬化インクジェットプリンタや大型カッティングプロッタを 企画までを責任を持って行うスタッフ事業部制と小集団によるグルー 開発、 デジタル・オンデマンド生産をサポートします。 当社製品の販売市場 インクジェット&カッティング技術により、3つの分野で創造性あふれる表現を多角的にサポート。 ファッション界を刺激する、 デジタルなクリエイティブ パワ−。欧州のファッション界からデジタルプリントへ の確固たる信頼を獲得。 パイオニアとして取り組んでいるテキスタイルアパレル市場では、 生産性の向上とより奥深い表現力の向上をめざした新製品を開発 サイングラフィックス テキスタイルアパレル インダストリアル プロダクト ミマキがめざす組織と企業像 2.顧客に満足いただける製品を素早く提供する、小回りの利いた会社を目指します。 インクジェットのさらなる可能性に挑戦。 デジタル・オンデマンド生産をIJ技術でサポート。 1.独自技術を保有し、 自社ブランド製品を世界に供給する 「開発型企業」 を目指します。 イノベーターの集団でありつづけるために、そして各人が持っている プ別独立採算制を追求するGIPS経営を行っています。 GIPS: Group Independent Profitability management Systemでは、各グループが明確な役割と責任を持ち、それぞれがあ たかも町工場であるかのように自主的に活動します。そして各グルー プの活動成果としての付加価値を明確にし、各グループに おいてリーダーを中心に自部門の採算向上を実 現するため、各グループのメンバー全員が問 新しい表現コンセプトで、サイングラフィックスの進 化を支援。常にインクジェットの「速さ」 と 「美しさ」の 基準を世界に提案。 を提案し、消費地近隣でのオンデマンドビジネスを推進します。 主要市場であるサイングラフィックス市場では、 マーケットインの視 これらを通じ、必要な時に必要な材料を必要なだけ使う省資源、省 とり一人が採算意識を持ち、信頼をベ 点から潜在ニーズをすばやく捉え、 クリエイティブな製品を提供し業 エネ、低コストな環境と調和した新たなものづくりを提案していき ースにした葡萄の房のような小さな 界をリードしていきます。 また発展途上国向け低価格機の企画やイ ます。そして自社ブランド製品を世界に供給する開発型グローバル 果実の集合体にしていきたいと考え ンクの開発により、 さらなるグローバル展開を目指します。 企業を目指します。 ています。 するとともに、前処理・後処理工程を含めたトータルソリューション 題点を共有し、その解決に当たります。 こ れらを通し社員全員が経営に参加し、 ひ Sign Graphics Industrial Products The Future Textiles & Apparel Products The Future 01 さらに速く、 美しく。 進化し続けるインクジェット技術。 掲載写真のサイン、 ポスター、 バナーは、 Mimakiの製品で印刷したものです。 私たちは従来からサイングラフィ ックス市場をメインターゲットに、 プ ロに選ばれるカッティングプロッタと インクジェットプリンタを開発してき ました。 クライアントに満足いただけ Sign Graphics る質の高いサインアートの制作現場 する……これが私たちの目標です。 ユーザーが求める 「速さ」 と 「美しさ」 を実現するため、 カッティングプ ロッタでは独自のカッター制御技術、 トンボ読み取りによる位置補正機 能を開発。 インクジェットプリンタにおいては、 バリアブルドット制御、高 精度ヘッドスタガ配列、 ダブルインクカートリッジ自動切換え、 環境にやさ しいLED方式のUV硬化インクジェット、 プリント&カットの複合機など、 つねに一歩先の技術を提供しています。 今やインクジェットプリントは、新興国でも広がり始めています。当社 は低価格製品の海外生産を視野に入れ、 それぞれの地域のニーズに応 じた高機能製品と低価格製品の品揃えを進め、 それに見合うサービスチ ャネルを整備しながら、 さらにグローバル展開を進めていきます。 またイ SignGraphics ● サイングラフィックス ンクジェットとカッティング技術を融合させながら、 より表現力豊かなサ インアートをより低コストで実現できる製品開発を続けていきます。 高耐光顔料インク、 ファインソルベントインクなど、 つねにサイングラフィックスの新しいコンセプトを提案。 には、つねにMimakiブランドが存在 The Future 02 多品種少量生産にすばやく対応する、 デジタル・オンデマンド生産システム。 掲載写真の商品サンプルは、 Mimakiの製品で印刷、加工したものです。 版を使うすべての産業における印刷を インクジェットの技術で置き換えられない か……。そう考えた私たちはインクジェッ トとカッティングの技術を活かして、産業 界に新たなビジネスモデルを提案してい Industrial Products ます。日進月歩の技術革新とますます高 品との差別化を図るためにはより付加価 値の高い製品を短納期で提供していくこ とが第一。ユーザーの要求は大量生産から、個性を生かせる高品位少 量生産に確実にシフトしています。 デジタルオンデマンドプリントは、 多品種少量生産、 クイックレスポンス を実現し、余剰在庫の抑制にも貢献します。 さらに、UV硬化インクの開 発により、 ノンコートのプラスチックやアクリルなどにダイレクトプリント が可能となり家電や自動車産業でインクジェットプリンタの採用が進ん でいます。 また、ルーター対応の大判カッティングプロッタにより硬質素 材のカットも実現します。 近い将来、従来システムに組み込み可能なプリントステーションの提 IndustrialProducts ● インダストリアルプロダクト 供により、 さまざまな産業分野においてMimakiのインクジェットとカッテ ィング技術は大きなイノベーションとなるでしょう。 業界を選ばない柔軟性のある技術が、 企業のビジネスチャンスをより拡大させる。 度化する情報社会の中にあって、他社製 The Future 03 使いやすさとデジタルな表現力で、 デザイナーの想いを鮮やかに描き出す。 掲載写真の商品サンプルは、 Mimakiの製品で印刷したものです。 いち早く海外で評価されたMimakiの デジタルテキスタイルプリンタ。その技 術は、 ヨーロッパやアメリカをはじめとす るファッション ビジネス界から確固たる 信頼を得ています。その理由は制作工程 Textiles & Apparel の短縮と奥深い表現力。テキスタイルデ タルプリントは、 カスタムメイドに素早く対応できるとともに、在庫を抱 えることなく、受注動向を見ながらプリントするオンデマンド生産が可 能になります。 衣料向けのテキスタイルは、 より繊細な表現が求められるうえに、 様々 な素材があるため、 ユーザーの前処理と後処理工程で高い技術が求め られます。 当社はプリントサービスを行っている関連会社の (株) グラフィ ッククリエーションとともに、 この前処理、後処理工程のノウハウを確立 し、 ユーザーにトータルソリューションを提供していきま す。 また、 消費地近隣でのTシャツ等のオンデマンドプリン トビジネスを推進するとともに、 イタリア等の既存生産地 Textiles&Apparel ● テキスタイルアパレル 向けに生産性の高いテキスタイルプリンタを開発し、伝 統的な捺染業界に更なる革新の波を起こしていきます。 最新のファッションシーンを支えるインクジェット技術は、 古来の伝統文化にもフレキシブルに対応。 ザイナーのアイデアを素早く具現化できるほか、従来の捺染では表現 できなかったデザインや色表現が可能になりました。版が不要なデジ The Future 04-1 既成概念にとらわれず、ニーズの多様化に合わせた製品を提供し続ける。 それがイノベーターとしてのMimakiの「ものづくり」精神。 UJV-160 Sign Graphics Industrial Products Textiles & Apparel Products JFX-1631 インクジェットとカッティングの 融合で、 新たな可能性を追求。 CJV30-60 プリント&カット ■CJV30-60/100/130/160 インクジェットプリンタ ■JFX-1631 ■UJF-706 ■UJF-3042 ■IPF-1610B/1610B-U インクジェットプリンタ ■UJV-160 ■JV5-130S/160S/320S ■JV33-130/160/260 カッティングプロッタ ■CG-60SL/60SR ■CG-75FXⅡ/130FXⅡ/160FXⅡ JV33-160 CG-160FXⅡ Product ● 製品一覧 CG-130FXⅡ CG-75FXⅡ Lineup UJF-706 ■Tx400-1800B ■TS3-1600 ■DS-1600/1800 ■GP-1810/1810D Customize NC-5SK GP-604D Tx400-1800B ソフトウェア ■RasterLinkPro5TA ■MPMⅡ (Mimaki Profile MasterⅡ) ■Tx Link インク ■酸性染料/反応染料/分散染料/ 捺染顔料/昇華転写/抜染液 UJF-3042 ソフトウエア ■RasterLinkPro5IP ■Mimaki Plotter Assistant ■MPMⅡ (Mimaki Profile MasterⅡ) ■CAM LINK ■FineCut 7 ■一刀彫 インク ■硬質UVインク/柔軟UVインク 卓越したデジタルプリント技術で、 デザイン領域が劇的に拡大。 インクジェットプリンタ ■Tx400-1800D ■TPC-1000 ■TS5-1600AMF ■GP-604/604D カッティングプロッタ ■CF3-1631/1610 ■CF2-T/TD/TF/RT/RC ■CFS/CFR モデリング・彫刻 ■NC5-SK ■ME-300/500/650 ソフトウェア ■RasterLinkPro5SG ■MPMⅡ (Mimaki Profile MasterⅡ) ■FineCut 7 インク ■ソルベント/マイルドソルベント ■水性顔料/水性染料/昇華転写 ■硬質UVインク/柔軟UVインク CF3-1631 Tx400-1800D インクジェット、 カッティング技術をさらに応用。 ユーザーニーズに合わせたカスタマイズ製品の提供も可能です。 高いクォリティと優れた操作性を加味した 充実のラインナップが続々と登場。 切る、貼る、飾る、 鮮やかに街を彩るサインアート。 The Future 04-2 Mimakiの歩みは、 半歩先でニーズを具現化してきたイノベーションの歴史。 80s 90s 世界初のA2サイズ 測量用ペンプロッタを開発 数値制御とエンジニアリング技術をベースにOEM 向けA2サイズフラットベッドペンプロッタRY1003を理化電機工業と共同開発。 メーカーとして のミマキがスタートした。 1991 1985 1987 1988 自社ブランド初のA2サイズフラッドベッドペン プロッタ:MF-120と縦型A1サイズペンプ ロッタ:MG-110を発売。数値制御 を駆使した滑らかで美しい円弧作 図が評判となり、高画質の“北斎” ブランドが確立された。 安価で高品質の カッティングプロッタを開発 同時3軸補間により彫刻からモデリングまで実現したデスクトップ型彫刻機を開 発。1995年にはNCで使用されているGコマンドに対応した本格的な3次元モデ リングを可能にしたNC-5を開発、CAM市場に本格参入した。 国産初のCAD向けモノクロインクジェットプロッタJPシリーズを開発 SII社と共同で、ユニークなカット紙の自動給紙機能付きで水性染料インク対 応のA1/A0モノクロインクジェットプロッタを開発。一方、販売では大手イン クジェットプリンタメーカーとの熾烈な競争に直面した。 屋外サイン向けに高発色の 顔料インクジェットプリンタを開発 MF120 独自のカッティング方式を採用したMF-220Cと製版 向けマスキングフィルム用の高精度フラットベッドカッ ティングプロッタCF-70HRを開発。翌年には業界標準 機となったサイン専用のデスクトップタイプCG-45を 開発。 “カッティングのMimaki” が世界に認められた。 1995 1996 サーマル方式で ラスタープロッタに参入 東洋電機製造と共同で初のサーマ ル方式でA1/A0サイズのラスター プロッタを開発、 またA1/A0サイズ のLEDプロッタを1993年に発売、その後のイ ンクジェットプリンタへの足がかりを築いた。 Product ● 製品紹介 製品一覧 : イノベーションヒストリー CF-120 彫刻機MEシリーズを開発、モデリングマシンNC-5を1995年に発売 1993 1998 MR-10/11 布用の捺染顔料を使用したTシャツ等の縫製品へのダイレクトプリントを実 現したインクジェットプリンタ:GP-604を発売。スクリーン印刷で困難な グラデーション、写真画質を実現し、 インクジェットの新たな用途を提案した。 GP-604 素材を選ばずプリントできるUV(紫外線)硬化インクジェットプリンタを開発 2003 プラスチック等のノンコートの各種素材にプリントできるUV硬化インクを業界に先駆けて開発。 1200×1200dpiの高解像度と白インク対応により高画質で鮮やかなプリントを実現。各種産 業のオンデマンド生産をサポートし、多品種少量生産をクイックレスポンスで対応可能とした。 「速さ」と「美しさ」を両立させたソルベントインクジェットプリンタ UJF-605C 高画質にすると速度が遅く即納や大量オーダーに応えられないとい った悩みを解決する圧倒的なプリント速度で高画質プリントを可能に したJV5シリーズ。高速プリントを可能にするプリントヘッドの4列ス タガ配列は、高度な技術力として注目された。 JV5-160S 2006 TX-1600S フォトセンサーによる輪郭カットで、カッティングの新たな用途を提案 トンボを自動読み込みするフォトセンサーにより、 プリ ント物の輪郭カットを実現したCG-EXシリーズを開 発、 カッティングプロッタの新たな用途を提案した。 Epoch-making Product History 2002 2004 布にプリントできるインクジェットプリンタの登場 Products JV3-160S 世界初、Tシャツプリンタでオンデマンドプリントを実現 JV-1300 染料インクに近い高発色性の顔料インクを搭載したJV-1300 を発売。屋外向けの耐光性のある顔料インクの採用で、サイン アートの可能性と表現力をより拡大した。 捺染染料インクに対応したテキスタイル用インク ジェットプリンタ:TX-1600Sの登場は捺染業界 に革命をもたらした。布に直接プリントすることで 版レスを実現、 イタリアを初めとしたファッションデ ザイナーの仕事の流れを大きく変えた。 2000 顔料から溶剤インクへ。サイン用インクジェットの歴史を変えたJV3の登場 ノンコートメディアにプリントできラミネートを不要とするソルベントインク対応のJV3シリーズを 開発。環境にやさしく高耐候性と高発色性のソルベントインクを装備し、従来のソルベントインクジ ェットの常識を覆す高画質を実現したJV3は、海外でも大きな評価を得て、大ヒットとなった。 2008 ノンコートの大判硬質素材へのダイレクトプリントを実現 プラダンやアクリルなどの硬質素材で厚さ50mmまでの幅広い素材へプリントを 可能にしたJFシリーズ。多様なニーズに応えられるUV硬化インクジェットプリント 技術が産業用プリントのあり方を変え始めた。 LEDランプからのUV照射によるUV硬化インクジェットプリンタを開発 JF-1631 インクを硬化させるためのUVランプにLEDを採用したUJV-160。UV照射時の発熱が ないため、従来の方式(メタルハライド) では対応できなかった熱の影響を受ける素材へ のプリントを可能にし、省電力などの環境への高い適合性とともに新たな提案に繋げた。 UJV-160 CG-60EX/110EX/130EX 常に時代のその先を見据え、 革新的な製品を提供し続ける輝かしい歴史。 “北斎” の商標で 初の自社ブランド製品を発売 1983 大型フラットベッドカッティングプロッタで各種産業のニーズに対応 タンジェンシャル制御と最大カット圧1kgで厚物素材をカットするCF120/60を開発。 アパレル用型紙、 ゴム、各種のフィルムなどをカット しサイン以外の各種産業のカッティングニーズに対応。93年には紙器 業界向けの罫引きに対応したDAモデルも発売した。 Research & Development Manufacturing The Mimaki Style Sales & Marketing Customer Engineers The Mimaki Style 05 一流のエンジニアたちが結集する、 Mimakiの心臓部。 「新しいものづくりにチャレ ンジしたい」そんな技術者た ちが集まる研究開発部門は Mimakiの中核です。 メカ、ハ ードウェア、 ファームウェア、 ソ 分野を合わせたスタッフは総 勢180名以上。開発投資に全売上の7%程度を目途に投資するなど 社内体制が整備された中、技術者たちの総合力によって毎年革新的な 新製品を生み出しています。 マーケットの要望を製品として具現化するために、開発テーマごとに プロジェクトチームを編成。技術者たちの得意技術を融合させながら 最終目標を達成するのがMimakiのスタイルです。 また、極力ユーザー に近いところでビジネスを展開することにより、多様化するユーザーニ ーズを的確にとらえ、それらを製品というカタチにして市場に出すとい うマーケットインの考えを重視した製品開発をめざし、 常に市場に 「新し さと違い」 を提供し、 イノベーションを生み出し続けてきました。 また、新たな事業であるインクジェットラボを開設。各種液剤を吐出 Research&Development ● 研究開発部門 研究開発部門 させパターン形成や液剤の塗布等により異業種とタイアップしてイン クジェット技術の新たな用途を開拓していきます。 IQよりもEQを重視。 ﹁心の知能指数﹂ こそがユーザーフレンドリーな製品を生む。 フトウェア、 ケミカルの各専門 Research & Development The Mimaki Style 06 付加価値の高い自社製品は、 ここから生まれる。 クォリティの高い製品を生 み出す生産部門は、 生産管理、 購買、製造、生産技術、品質 保証などの各機能が密接に Manufacturing 連 携しています。 そこでは 「品質最重点」が欠かせない C (コスト)、 D (デリバリー)、 S (ストック)」を4本柱に、大型かつ高機 能な自社製品を生産しています。生産ラインにたくさんの製品があっ ても、ユーザーにとっては大切な1台の仕事道具。私たちはそうした 観点をつねに忘れず、自社ブランドに対する責任感と誇りを持って 取り組んでいます。 そして1週間単位で、在庫管理・生産計画を行い、需要変動に即応 で き る 生 産 方 式 で あ る オ ー ピック( O W P I C : O n e W e e k Production/Inventory Cycle)生産方式の確立をめざし、世界各 国からの市場要望にフレキシブルに即応していこうとしています。 また、日々の生産計画においては「目で見る生産管理」を重視し、 問題点があれば関連する部門間で即座に協議。スピーディな対応 Manufacturing ● 生産部門 営業部門 は、 「 100%自社開発・自社生産」だからこそできる、Mimakiの強み であり、お客様の確かな信頼と安心感を高めています。 ニュートラルな視点で物事をとらえる心と、 柔軟な発想から生まれる ﹁ものづくり﹂ ポリシー。 テーマであり、 「Q (クォリティ) 、 The Mimaki Style 07 現場のニーズを的確にとらえ、 製品開発にフィードバック。 営業部門はユーザーの要 望をいち早く製品にフィード バックするための大切な “セン サー” 。 市場調査から製品企画、 Sales & Marketing そして製品活用提案までも含 めた幅広い業務をこなします。 く、あくまでも B to B が基本。 製品の用途を考えながら未知の分野や 業界へアプローチするといった提案型の営業が望まれます。 また、製品 をシステムととらえて営業活動するため、 技術営業的な意味合いが強い のもMimakiの営業スタイル。 エンドユーザーへのきめ細かなフォロー アップも欠かせません。 国内営業は、 エンドユーザーと直接取引している地域販社との取引に よる顧客密着型営業を展開し、 マーケットインの視点に立った顧客の顔 が見える販売体制を築いています。 また、 テストルーム 『使ってみる化』 を 開設し、 お客様に実際に機器をお使いいただき、 納得の上で購入いただ 1 2 国内展示会 Sales& Marketing ● 営業部門 3 海外展示会 1. イギリス 2. アメリカ 3. 中国 (北京) くようにしています。 海外営業は主要地域での販売子会社の他、 世界各 国のディストリビューターを通してマーケティングと顧客サポートを行い、 全世界にミマキブランドを広めています。 今後のさらなるグローバル展 開に伴い、 海外とのコミュニケーションはますます重要性を増しています。 顧客志向をベースとした提案型営業で、 未知の分野へも幅広くアプローチ。 製品は一般消費者向けではな The Mimaki Style 08 迅速な対応と高い技術力で、 ユーザーをサポート。 製品の導入・設置、ユー ザー教育、保守、修理など、 ユ ー ザ ーが製 品を運 用 す るた めに 欠 か せ な い サ ポ Customer Engineers ート役がCE (カスタマー・ エンジニア)。現 場 では 実 ー タ ー へ の サ ービ ス&サ ポートがメインで、個々の状況に応じたスピーディーな対応は必須。 トラブルの状況をいち早く把握し、問題点に対して即座に対応でき る技術力が求められています。さらに、現場から生の声をくみ取り、 次期製品開発に反映させるという重要な役割も担っています。 また、 増大するサポートニーズにより素早く対応するため、 テクニ カルコールセンターを開設。 電話対応を行う専任スタッフがCRMシ ステムを使い顧客データベースを元に製品の問い合わせから保守サ ービス、 サプライ品購入の相談まで即座にお応えし、 ワンストップサ ポートサービスによりユーザーの利便性と満足度を高めています。 国内主要都市に営業所を設置し、 外注サービスに頼らないきめ細か CustomerEngineers ● カスタマーエンジニア部門 な自社ネットワークを構築し、 安心と迅速なサービスの提供を行って います。 現場のリアルな情報を共有化。 生の声をもとに次期製品開発に反映。 際 に 機 械 を 動 か すオ ペレ Company History 09 沿革 1975年 8月 有限会社ミマキエンジニアリング設立 1979年 3月 東京営業所開設 4月 株式会社ミマキプレシジョン設立 1981年 5月 株式会社ミマキエンジニアリングに改組 4月 さいたま、熊本営業所開設 2004年 1983年 12月 OEM向けA2フラットベッドペンプロッタ 2月 MIMAKI USA, INC. Los Angeles支店開設 4月 MIMAKI EUROPE B.V.設立 RY-1003開発開始 操業開始 5月 本社新社屋竣工、 1985年 2月「北斎」の商標で、A2フラットペンプロッタ販売開始 6月 株式会社ウィズテックを子会社化 1986年 3月 加沢工場操業開始 9月 MIMAKI USA, INC. Chicago支店開設 6月 大阪営業所開設 2005年 4月 テクニカルコールセンター開設 9月 名古屋営業所開設 2006年 4月 株式会社グラフィッククリエーションを子会社化 1988年 6月 加沢工場増設完了に伴い、本社事務所移転 8月 本社を長野県東御市滋野乙に移転 1990年 4月 8月 株式会社ミマキプレシジョンを ∼ 長野県東御市滋野乙に移転 各営業所開設 (福岡、広島、仙台、札幌、金沢) 2007年 1995年 10月 3月 ジャスダック証券取引所上場 4月 台湾御牧股 有限公司を台湾台中縣潭子郷に移転 1994年 1月 東京支社を東京都品川区に移転、 ショールームオープン 2008年 7月 Mimaki-nbn GmbHを子会社化 1995年 7月 台湾御牧股 有限公司設立 2009年 1月 ISO14001 認証取得 1999年 1月 ISO 9001認証(審査登録) 3月 熊本営業所を福岡営業所に統合 9月 MIMAKI USA, INC. 設立 6月 上海御牧貿易有限公司設立 1月 大阪支店にショールームオープン 7月 MIMAKI BRASIL COMERCIO E IMPORTACAO LTDA設立 2月 MIMAKI USA, INC.をアメリカ合衆国 9月 MIMAKI KANPHOR INDIA PRIVATE LIMITEDを子会社化 2003年 12月 御牧噴墨打印科技(浙江)有限公司設立 ジョージア州スワニー市に移転 6月 MIMAKI USA, INC. Boston支店開設 10月 長野開発センター開設 本 社・牧 家 工 場/〒389-0512 長野県東御市滋野乙2182-3 東 京 支 社/〒141-0001 東京都品川区北品川5-9-41 TKB御殿山ビル TEL.0268-64-2281(代) FAX.0268-64-2285 TEL.03-5420-8680(代) FAX.03-5420-8686 証券コード:6638
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