取 扱 説 明 書 - 株式会社リモート

第三種動物用医療機器第 19-708 号
取
扱
説
明
書
モバイル牛温恵設置手順
↓
情報登録手順
↓
家畜管理台帳への母牛登録手順
↓
通報設定手順
↓
メール通報内容
↓
携帯からアクセス手順
↓
出産予定母牛へセンサー挿入手順
↓
発情発見設定手順
(情報システム改善等による手順変更が発生する場合があります)
モバイル牛温恵 S 型設置手順
1.
モバイル牛温恵は、屋内仕様です。
2.
分娩房の広さ目安は、5m×5mです。
3.
親機を分娩房中央床面より 2m~3mの高さで吊り下げ設置します。
4.
無停電装置をボックスから取り出し、裏面蓋を開け、バッテリーの電極を合わせて
再度ボックスに固定します。(輸送中は安全上、バッテリを不動作位置にセット)
5.
無停電装置(UPS)へ 100V 電源を供給します
6.
無停電装置の正面中央(ボックス内では右面中央)にある LED ボタンを押すとピー音と共
に緑色 LED が点灯します。
7.
無停電装置の正面下部(ボックス内では右面下部)にあるコンセントから親機へ電源を供給
すると、自動で親機が動作します。
親
機
無停電装置
100V 電源
黄色タグ下部のコン
セントは使用禁止
電源供給 2 番
電源供給 1 番
重要事項
電源 ON の順序:親機コンセントを無停電装置へ→無停電装置→1分後、子機
電源 OFF の順序:子機→1分後、親機(UPS)
モバイル牛温恵設置エリア目安
5m
親機
5m
*受信距離は環境に大きく左右されますので環境に合わせて設置してください。
情報登録手順(総合版)
1. 当ホームページからログインします。(http://www.remote.co.jp)
事前に登録した ID,パスワードを入力します。
*パスワードは、お客様の自己責任管理です。他人へ安易に教えたりすると、大事な情報が
改ざんされる恐れもあります。
2. 左メニューの[情報登録]をクリックします。
3. 通報先メールアドレスを登録します。
●通報先 3 件までを入力し、[設定]をクリックします。
※メールアドレスを入力する際は、[-]を削除してください。
●正しく入力されているかを確認する為、[テスト送信]をしてください。
※テストメールは送信後、すぐに携帯電話へ送信されます。[牛温恵からのテスト送信メ
ール]が届かない場合は、正しく入力されていないか、携帯電話メール設定が、パソコン
メール拒否(迷惑メール対策)されている場合がありますので、正しいメールアドレス
を再入力、またはメール設定変更を行ってテスト送信してください。
4.
段取り通報後の体温異常をメール通報したい場合は SOS 通報を [有効]にしてくださ
い。
家畜管理台帳への母牛登録手順(総合版)
1.
上欄メニューの[家畜管理台帳]をクリックします。
2.
画面右上[新規]をクリックします。
3.
耳標番号から順に母牛情報を登録します。
※1
[品種]は妊娠期間や体温低下時の温度差等が設定されていますので、間違いのな
いよう選択してください。
※2 [出生日]
[最終分娩日] [受精日]は西暦で入力します。(例:2008/12/1)
※3 妊娠が確定した時は、[鑑定]を[○]を選択してください。
1ページ、20 頭まで登録が可能です。
4.
登録牛の入力が終了したら、画面左下[追加]をクリックしてください。
※出産後は[最終分娩日]を記入し[受精日]の削除と、[鑑定]を元の[―]に戻し、画面左下
の[設定]をクリックしてください。
6.
家畜管理台帳の耳標番号をクリックすると、個別詳細が表示されます。
①産歴と最終分娩月日を確認し、[>>]をクリックすると出産履歴の分娩日に反映されま
す。
②出産予定日を確認し、[>>]をクリックすると出産履歴の予定日に反映されます。
※①、②等の作業が終了した後は画面左下の[設定]をクリックしてください。
通報設定手順(総合版)
(出産予定母牛とセンサーとの紐付け)
1.
牛情報を入力します。当ホームページからログインし、本日の日付をクリックします。
挿入したセンサーの欄に名称を入力します。上段は挿入日な
どメモを入力、下段はプルダウンメニューより牛番を選択し
ます。牛体温が37℃以上になったら(センサ一覧の最新温
度で確認できます)、段取りと駆けつけにクリックで☑を入
れ、[設定]をクリックします。
2.
通報設定をします。
[グラフ]をクリックします。
通報詳細は必ず[5 分]にして、[設定の保存]をクリックします。
上下限値を変更する場合は、プルダウンメニューより選択します。
※
通報は、[段取り通報]→[駆けつけ通報]の順に届きますが、[段取り通報]が届くと自
動で[センサー一覧]の[段取り]の☑が消え、[駆けつけ]の☑だけになりますので再度チ
ェックを入れる必要はありません。
● センサー毎に上記設定を行ってください。
● 出産後はデータ一覧の牛番を空白にし、[設定]をクリックします。
※出産後、すぐにセンサーを他牛に使用する場合は、前牛のデータが残っている為、必
ずセンサー脱出後 24 時間以上経って、通報設定を行ってください。
※膣内挿入時は体液が電波を減衰させるので、受信機から離れた時、受信機方向に頭が
向いている時は受信できない場合があります。体温グラフ欠けが発生しますが約 6 割
以上データ収集できれば正常に通報されます。
メール通報内容
前項までの設定を行っておくと、設定条件から外れた場合以下のメール通報を行います。
○体温センサー
[段取り通報]
分娩前の体温低下が現れた場合、メール通報します。
[駆けつけ通報 1]
段取り通報後に破水及び娩出等によりセンサーが脱出した場合、メール通報します。
[駆けつけ通報 2]
段取り通報前に破水及び娩出等によりセンサーが脱出した場合、メール通報します。
[SOS 通報]
SOS 通報を有効に設定した場合、段取り通報後に 39.3℃(黒毛和牛)、39.5℃(乳牛)
以上の体温でメール通報します。
[上限温度通報]
段取り通報前の発熱や SOS 通報を無効に設定している場合の発熱時にメール通報しま
す。
○外気温センサー
[上下限温度通報]
上下限設定温度域から外れた場合、メール通報します。
※温度グラフ上部の通報詳細に[5分から12時間]の範囲で設定していなければメール
通報しません。
○管理システム
[出産予定日通報]
出産予定日7日前になると朝7時の時点で出産予定日が近づいたことをメール通報し
ます。
※情報登録の[出産予告日数]が[0]の場合、または出産予定牛がいない場合はメール通報
しません。
[点検予定日通報]
外気温センサーをご購入戴いたユーザー様のみ利用できる仕組みです。
設備点検予定日7日前になると朝7時の時点で点検予定日が近づいたことをメール通
報します。
※情報登録の設備予定日数が[0]の場合、または点検設備がない場合はメール通報しま
せん。
※ 本システムは5分毎に計測した体温を監視センターで処理するので、通報が届くま
でに 8 分~14 分かかります。従って目の前で脱出してもすぐに通報はありません。
システム構成、5 年動作保証上、短縮はできませんのでご了承の上、ご活用ください。
携帯電話からアクセス手順
牧場作業や外出中の場合、パソコンに向かう事の出来ない時、携帯電話から、もうすぐ
産まれそうな牛の体温グラフを見ることができます。
図1
□グラフ表示操作手順
携帯電話にカメラ機能が付いている場合は、カメラモードを
[バーコードリーダー]に切り替えて、下記の QR コードを読み
取ってください。ログイン画面が表示されます。
ドコモの場合
1.
図2
受信された通報メールの本文のアドレスを選択します。
(図 1)
2.
i モードとフルブラウザの選択画面が表示された場合は
[i モード]を選択し接続します。
3.
[モバイルログイン画面]を選択し、ログイン ID と
パスワードを入力します。
4.
見たいセンサーを選択するとグラフが表示されます。
(図 2)
グラフは現在から過去6時間までの体温で1日前、
2日前の同時刻と重ねて表示されます。(図 3)
5.
次回よりログイン入力の手間を省くために[Bookmark]
へ登録をします。
[リモートへようこそ]の画面から[機能]を選択して
[Bookmark]→[Bookmark 登録]の順で登録を行ってく
ださい。
登録したグラフを見る時は[i モード]→[Bookmark]→
[Bookmark]→[REMOTE]の順で操作してください。
AU の場合
1.
受信された通報メールからウェブへアクセスします。
([EZweb で接続]を選択します。)
(図 1)
2.
[モバイルログイン画面]を選択し、ログイン ID とパス
ワードを入力します。見たいセンサーを選択すると
グラフが表示されます。
(図 2)
グラフは現在から過去6時間までの体温で1日前、
2日前の同時刻と重ねて表示されます。(図 3)
図3
3.
次回よりログイン入力の手間を省くために[お気に入り] へ登録をします。
[リモートへようこそ]の画面から[ブラウザメニュー]を選択して登録を行って
ください。
4.
登録したグラフを見る時は[EZweb]→[お気に入りリスト]→[REMOTE]の順で操作
してください。
□通報アドレス入力操作手順
・[メール設定]は通報先のメールアドレスを設定できます。
(図 5)
[配信メールアドレス設定1]では、メールアドレスを入力
します。入力の際、[-]は削除してください。
メールアドレスを入力後、[確認]を押します。
[配信メールアドレス設定2]では、入力したアドレスが
正しいかを確認できます。
確認したいアドレスに☑をして[設定]を押してください。
[牛温恵からのテスト送信メール]が届きます。
メールが届かない場合はメールアドレスが間違っているか
パソコンメール拒否等が設定されています。
□通報設定
センサー一覧画面のセンサー番号の下の[□□]は通報設定
状態を表しています。(図 2)
①体温センサー挿入後、[■■]にすることが重要です。
②段取り通報後は、自動で[■□]に変わり赤く表示されます。
③37℃の下限値を下回った場合、いわゆる脱出した場合は
自動で[□□]に変わります。途中脱出の場合は、再度
☑設定し、[■■]または[■□]になるようにしてください。
※携帯機種によっては閲覧できない場合があります。
詳細は各ショップにお問い合わせください。
ドコモ:パケ・ホーダイダブル定額
au:ダブル定額スーパーライト
Softbank:パケットし放題 S
等。
出産予定母牛へセンサー挿入手順
準備するもの
牛にセンサーを挿入します。
※センサー番号と牛番を確認しメモに残してください。
装着手順
① 牛をスタンチョンなどで固定する。
② 外陰部を洗浄消每する。
③ 体温用センサー、ストッパー、長手袋、挿入棒を消每する。
④ ストッパーを体温用センサーへセットする。
注意:チューブ内はアンテナとなっていますので、押し付けたりしないでください。
⑤ 体温用センサーを挿入棒等で膣内奥のポケットへ挿入する。
⑥ アンテナ保護チューブを軽く引っ張り、引っ掛かり抵抗を確認し、抵抗が緩け
れば挿入が浅いのでチューブを引っ張り取り出し、挿入をやり直してください。
⑦ 落下防止の為、保護チューブを尻尾の根元にテープで固定します。
※保護チューブには余裕をもたせてください。
ストッパーセット方法
❶ 一次破水での脱出確率が安定し、途中脱出も軽減できます。
❷ 途中脱出する牛へ再挿入する場合に使用します。
※個体差により体温用センサーを膣内留置できず脱出する場合がありますので。
膣脱牛に使用する場合は膣脱ベルトとの併用をお勧めします。
❶
❷
注意事項

牛以外への使用はしないでください。

無理な使用は膣内を傷つけますので控えてください。

牛への装着は事故防止の為、必ず二人以上で行ってください。

分解または改造しないでください。

脱落防止チューブ内はアンテナとなっていますので、鋭角に曲げるなど、必要以上に引
っ張ることは破損の原因となります。(最大 10Kg)

膣内挿入日数は、最長 15 日、それ以上の連続挿入はしないでください。

挿入中は、生体の変化に留意し、異常と思われる場合は挿入を中止し、獣医師の指示に
従ってください。

本製品は、微弱無線帯域でデータ送信しますので使用される環境によっては測温データ
の欠落が生じる場合があります。

使用前後は、本体からストッパーを取り外し熱水洗浄(60℃10 分 MAX)及び薬液消每
(中水準)してください。

汚れを落とすときは、中性洗剤を使用しベンジン、シンナー等は使用しないでください。

超音波洗浄をしないでください。

次のような場所には保管しないでください。(直射日光下・振動・衝撃、化学薬品及び
腐食性ガス等の発生環境下)

本製品は分娩監視の補助機器であり正常な分娩を保証するものではありません。ご使用
については自己責任でお使いいただく事が前提です。
発情確認牛の設定手順
1. [スケジュール]を選択します。
2. [追加]をクリックします。
3. [選択]をクリックすると別画面で登録牛の
選択画面が表示されますので、発情発見したい
牛を選択します。
4.
発情予定日は、本日から 20 日後の日付ですが
前後 5 日間で自由に変更できます。プルダウン
メニューから日付を選択し、入力が終了したら
[保存]をクリックしてください。
予定日等はカレンダーに表示されます。
入力した日はえんぴつマーク、発情予定日は
ハートマークが表示されます。
出産予定日は牛顔のマークです。
5.
メモ内容は、スケジュールに利用できます。
メモを入力し、☑を入れ、メールしたい日をプルダウンメニューから選択し、[保存]
をクリックしてください。
カレンダーは、時計のマークで表示されます。
ご使用上、ご不明な点等ございましたら、お気軽にお尋ねください。
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