平成 28 年度第1回大野城市子ども・若者育成会議 ― 会議録 ― Ⅰ.日 時 平成28年8月3日(水)午後2時~3時07分 Ⅱ.会 場 市役所本館4階 全員協議会室 Ⅲ.出席者等 1.出席委員 林田スマ委員、横山正幸委員、吉塚和美委員、井上孫紹委員、梅﨑佐和 委員、大谷清美委員、岩野和子委員、吉村重夫委員、日野恵美委員、中 神智文委員、竹本克彦委員、村上眞砂代委員、印丸洋子委員 2.欠席委員 上野修委員、小林京子委員 3.大野城市 井本市長(辞令交付式後退席) 松本こども部長 こども未来課 ― 緒方課長、松竹係長、辻係長、古賀主任主事 子育て支援課 ― 若山課長、安武係長、山口係長、的野主任主事 安全安心課 ― 光野係長 Ⅳ.議決事項 正・副会長の決定については、以下のとおり決定。 会 長:林田 スマ委員(委員推薦) 副会長:竹本 克彦委員(委員推薦) Ⅴ.内 容 ●辞令交付式(14:00~14:20) 1.開会 2.辞令交付 出席委員に対し、別添委員名簿順に、井本市長より辞令交付。 3.市長あいさつ 「子ども・若者育成会議」(以下「育成会議」)は今年で 3 年目を迎える。「夢とみ らいの子どもプランⅡ」(以下「プラン」)の推進にあたって、ご意見等をいただき 感謝申し上げる。また、27 年度に施行した「子ども・子育て支援事業計画」の進捗 管理や審議も行われる予定で、大変大きな役割を担っていただいている。 プランが目指す、子ども・若者の健全な育成には委員の皆さまのお力添えが不可欠 である。お忙しい中でのご参加と思うが、任期の 2 年間よろしくお願いする。 -1- 4.事務局(所管課)・部会委員紹介 委員、事務局の順で自己紹介を行った。(自己紹介後、市長退席) ●第1回会議 1.開会(14:20) 2.協議事項 (1)「大野城市子ども・若者育成会議」の主旨説明 ※ 参考資料A4横「組織図」をもとに緒方課長より説明。 この会議は、平成26年に大野城市子ども・若者育成会議設置条例により設置 された。設置目的は、子どもや若者の健全な育成に関する事項について調査審議 するためと規定されている。 具体的には、プランの進捗管理、また子ども・子育て支援法にもとづき、設置 が義務付けられている子ども・子育て会議も兼ねており、子ども・子育て支援事 業計画に関する審議等を予定している。 また、この会議の他に発達段階に即した 4 つの部会を設置し、具体的な施策の 協議等をしており、これにより学校・家庭・地域による推進体制を執っていると ころである。 (2)会長・副会長の決定について 委員推薦により、以下のとおり選出。全委員承認。 会 長:林田 スマ委員 副会長:竹本 克彦委員 選任を受け、緒方こども未来課長から、林田会長へ議事進行役を交代。 【林田会長】 今までも会長としてたくさんの事を学ばせてもらった。この 10 年大野城市 をずっと見ているが、わかりやすく、人と人の顔が見える関わりの中で、ど う子ども達を育んでいくのか、この会議は非常に有意義なものと考える。 横山先生のアドバイスをいただきながら、会長の役を務めさせていただく。 楽しくわかり易い会議にしたい。よろしくお願いする。 【竹本副会長】 青少年育成の事業に地域の方から携わることになって、間もなく 8 年にな ろうかとしている。今この場にいるのも、部会の方も前に進んでいるのも横 山先生と縁があり、自分と先生の考えに感覚的に近いものがあってご一緒さ せていただいている。 この会議が活発なものとなるよう、会長を支えて行きたい。 -2- (3)本年度の協議内容について ※ 参考資料「平成28年度子ども・若者育成会議行程表(案)を松竹係長より説明。 この親会については、上段に掲げている。今年度は、プランの中間評価としてアン ケート調査を実施予定。結果についてご意見をいただき、プランの見直しに向けた協 議を主にしていただくことになる。会議は年間 5 回、そして 2 月には恒例の子ども・若 者育成フォーラムを開催予定。 プランの中間アンケート調査概要について、これは平成25年度に実施した「大野城 市の子どもの生活と意識の実態調査アンケート」の質問内容をベースとし、基本的に は調査結果の経年変化を見ながら、施策や成果指標の見直しを行う予定。昨年度は、 このアンケートの実施内容について委員の方々からの意見をすべて反映させることは できなかったが、新たな質問を追加するなどして乳幼児期から青年期まで幅広い設問 ができた。今回のアンケートで大野城市の子どもや若者そして保護者の意識の実態把 握ができるものと期待している。 調査の対象は、大野城市に住む乳幼児期から青年期の子ども・若者及びその保 護者で 6,380 人。アンケートは回収をしており、現在、事務局で調査結果の取り まとめを行っている。8 月を目処に取りまとめ、10 月開催予定の第 2 回会議では 集計結果をお知らせする予定。 12 月には 3 回目の会議を行い、アンケート調査結果の行政分析版についてご 意見をいただきたい。第 4 回目を 1 月に開き、分析結果を取り纏めた報告書に ついてご意見をいただき、プランの見直しに向けた協議をしていただく予定。 そして、今年度最後の 3 月の会議において、中間アンケートの報告書及びプ ランの中間年度見直し方針書の承認をいただきたい。 子ども・若者育成フォーラムについては、来年の 2 月に実行委員会形式で開 催予定。予算については昨年度と同額の 197,010 円、内訳は予算書を参照願う。 初めての方もおられるので、添付の昨年度資料を参照願いたい。 昨年度は、 「若者たちよ、前へ!」というテーマを掲げ、林田委員長のコーデ ィネートの下、中学生、高校生、大学生、社会人の若者 10 名がパネリストとな って、横山教授にアドバイスをいただきながら、約 90 分間ディスカッション を行い、若者の気持ちを前に向かせた大変有意義な会議だった。次回の会議で 今年度のフォーラムの実施要領案を示したい。日程については、2 月 18 日、 25 日のどちらかで実施したい。 (4)各部の進捗状況について ① 子育て支援部会(吉塚部会長) 7 月 28 日に第 1 回目を開催。子育て支援部会は、妊娠期から小学校就学前ま での子育て支援の充実に関することを検討・審議するのが役割であるが、部会委 員構成については、保育所・幼稚園等の関係者の方、現役の保護者の方、子育て 支援事業を実施されている方 14 名で構成。子ども・子育て支援事業の計画やプ ランの取組み等を進めて行くが、将来を見据えた部会の活動を進めて行くことと した。 -3- ② 子ども育成部会(事務局・古賀誠一) 6 月 28 日に第 1 回目の会議を開催。部会長に岩野委員、副部会長に上野委員、 そして書記に小林委員が選任された。 今年度の大きな取組みは、プランの中間アンケート調査結果の分析、施策の見 直し・検証である。アンケートの調査の内、部会としては主に小学生に関する内 容について、分析結果に基づいた内容の見直しや新規事業の検証を実施したい。 二つ目は、生活がんばり月間の実施及びがんばりシートの見直し。今年度はが んばりシートを全小学校に配布し、さらに事業を拡大させることを目標に、モデ ル校でのアンケート結果や部会内の意見を反映して新しいシートも作りたい。 三つ目は、子育て八策及びQ&Aの見直しで、ホームページもリニューアル し、子育て部門がキッズ&ユースネットという形で作っているので、周知を拡 大させていきたい。第 2 回目は 8 月 30 日に予定。 ③ 若者育成部会(吉村部会長) 6 月 28 日に第 1 回目の部会を開催。副部会長に日野委員、書記に中神委員を 選任。今年度の取組みとして、一つ目にプランのアンケート調査結果の分析、施 策の見直し・検証。中学生以上の思春期・青年期の内容を対象とする。 二つ目は、思春期・青年期の主要施策事業についての進捗状況の協議。 三つ目は、青少年の心の居場所づくり事業を実施していて、これが部会の一番 の中心議題となっている。昨年度事業の具体的な内容を協議したので、再確認を 行った。居場所としては、方向性はいろいろ考えられるが、開設時については、 最低限の機能を考え、後に段階的に機能整備していくという大きな流れで考えて いる。最低限の機能としては、フリースペース、それから人的配置として話しや すい頼れる大人、そういう部分の二つを基本に、自由にくつろいだり、雑談した りすることで自然とコミュニケーションがとれるような空間を目指したい。 ④ 青少年対策連携部会(竹本部会長) 7 月 7 日に1回目の会議を開催。今回部会員の半分程が入れ替わった。副部会 長に村上委員、書記に印丸委員を選任。議題として、これまでの経緯説明。非行 防止がこの部会の一つのテーマであるが、今までの守る形ではなく、学ぶという 形の方で事業を展開するということで、テーマを「ネット社会から子ども達を守 る」そして 4 つのコミュニティと連携をとりながらやっていくことにした。 今年度は南コミュニティセンターの青少年育成部と連携をさせてもらいなが ら進め、既に 2 回、連携の話をしている。この 8 月には来年の「ネット社会から 子ども達を守る」ための研修事業の中身が見えてくると考えている。 3. その他 ※横山先生のアドバイス 子ども達が夢と未来に向かって進んで行くには、私たちに何ができるか、論議 するのではなく、具体的に考えなければならない。私自身は、いくつかの点でな んとかここを突破できないかということで、いろいろかかわってきているが、限 界というか、難しさを感じている。 子ども達が健やかで良い状態で育つためには、赤ちゃんあるいは幼児、小学生 -4- とステップを踏んでだが、いろんな時期に遊ぶということが大事である。遊び の中に心と体の育ちのすべての栄養素がある。ところがこれがほとんど壊滅状態 というか、全くない状態になってきている現実があり、非常に危機的である。 先日「九州賢人会議所」という経済界の集まりがあり、最後のまとめで申し上 げた。皆さんは、非常に大切な経験的な知識を持っておられる。今のような時代 でなくて、苦労もあったが、地域の子ども達が切磋琢磨し、元気に遊んだ。たく さんの仲間達と喧嘩もいたずらもしながら、わくわくするような気持ちで遊んだ 世代で、その体験は非常に貴重である。間もなく皆さん(私達)は、消えて行く。 その体験を前に出していただきたい。 今や夏休みに入っている。昔も暑かったが、結構遊んでいた。大都市のど真ん 中ならともかく、郊外であれば田んぼも畑もある。しかし、子ども達はどこに行 っても遊んではいない。子ども達が仲間で遊んでる姿があれば、それは貴重な遺 産と言っても良いと思う。 人が人として育つためには小さい時から時代を超えて、よく学びよく遊ぶこと が必要であるが、それがなくなって危機的な状態に入ってきている。そういうこ とを考えると、個人のレベルではどうしようもないが、高齢世代がまだ元気な方 が生きている内にお手伝いいただいて、一緒に遊ぶことは無理だが、情報提供は できる、一緒に考えることはできる、応援していただく。とにかくイメージがあ るうちに遊びの活性化を図り、このプランの実現のために具体的に進めて行く必 要があると考える。 子どもを育てていくためには、心と体そのベースとなる遊び体験というものを 大野城市のプログラムの中に入れ、具体的に進めていくことが必要と考える。 今は遊んでなかった世代の方が親になっている。関わり方がわからない。いろ んなことが関連してきている。子ども達はタブレットやゲームが好きだが、やっ ぱり生きた人間が本当は一番好きである。それ以外の体験をしないから知らない わけである。こういう時代であるから少しはかまわないが、バランスの問題であ る。 いずれにしても子どもたちが、友達は楽しいものであるという感覚を育てる。 そのためには赤ちゃんからステップを踏んで年齢に応じた遊びを活性化して行 く、子どもの声のする街づくりというのが大事ではないかと考える。 ※事務連絡 次回は 10 月を予定。資料の最後に次回会議の日程調整表があるので、8 月 10 日までに、こども未来課まで提出をお願いする。 4. 閉会(15:07) -5-
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