フラッグフットボール(H23 北鹿島小学校5年) フラッグフットボールとはアメリカンフットボールを基に米国で考案されたスポーツです。 アメリカンフットボールで行われる「タックル」に代わり、プレーヤーの腰の左右につけた「フラ ッグ」を取ることに置き換えたことから、この名前がつきました。 フラッグフットボールは、楕円形のボールを相手の陣地まで運ぶことができれば「攻撃が成功= 得点」となるスポーツです。1 チームは、少人数で構成され、相手との接触行為は一切禁止です。 そして「攻撃のたびに話し合い、作戦を考え、役割分担をして、みんなで一緒に成功体験を味わう」 という特徴が教育界からの注目を集め、現在は小中学校でも取り組みがスタートしている新しい球 技です。 5 年 1 組のフラッグフットボールのルール 攻撃3人、守り2人で行う。 攻撃側の「よーい、スタート」の合図で始める。 ①タグをとられる。②コートから出る。③ボールを落とす。のどれかがおこるま で、攻撃は進んでよい。①②③のどれかになったところが点数となる。 スタートラインの中でだけパスをしてもよい。 連続して3回攻撃をする。3回攻撃し終わったら、攻守交替する。これを2回繰り返す。 【授業をしてみて】 1プレーが15秒ほどで終わるので、今回は最初1分ごとに笛が鳴るようにタイム CD を作成して実施した。1プレーが 終わった後、次の笛が鳴るまでにチームで次の攻め方の話し合いをし、次の準備をするという流れにした。慣れてくると、 間が空きすぎたので、笛の感覚を45秒にした。 全く初めての経験だったので、ガイドブックに載っていた基本的な動きを紹介した後、ゲームに入っていった。今回は、 前へ投げるパスは無しにし、ボールを受け渡す、走るという動きに限定し、より簡単なゲームとした。 サッカー経験者など、フェイントをかけた走りができる子はどんどん得点した。運動が苦手だと感じている子も走るのみ なので、チームでだれが持っているかわからない状況を作ったり、ボールを持っていない子がブロックしている間に走っ たりと、みんなが楽しめる運動であった。 しかし、子どもの意識がタグを取られないということに行き過ぎて、ボールを運ぶためではなく、とられないためにどう するかの動きの工夫ばかり出た。作戦を学ぶいい教材と言われるが、今回は作戦を練るというところまではいかず、そ の点で、作戦タイムの時間が短くなったということも言える。
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