CA1206-05-003 発行日:平成24年5月24日(木) PCAソフトご担当者様へ 6 発行元 TEL 03-5211-2700 (代表) FAX 03-5211-2740 PCAサポート&サービス 初夏の日ざしが若葉に降りそそぐ季節となりました。 今回は、算定基礎届などについてご案内させていただきます。 算定基礎届について ご注意! PCAソフトで算定基礎届を作成するポイントをまとめ ましたので、ご参考にしてください。 PCAソフトを使用せずに届出をするお客様は、以下 の操作は不要です。 計算処理を再度実行すると「計算済みのデータを すべて削除して再計算しますか?」と表示されます。 [はい]をクリックすると全て消して再計算し、[いいえ] をクリックすると選択した社員のみ再計算します。 1.算定基礎届の計算 2.算定基礎届の修正・印刷 算定基礎届の計算は、「社会保険」-「算定基礎届 計算・修正」で行います。 ①[対象区分]・[備考]などを訂正する場合は、「社会 保険」-「算定基礎届計算・修正」を起動し、[入力 開始]ボタンまたは[編集]-[入力開始]で社員ごと に修正してください。 ※「社員」-「社員情報の登録」の「保険」-[社会保険] -【健康保険】または【厚生年金保険】の[加入]欄に チェックマークのある社員が、計算の対象となります (ただし、退職者は計算対象外です)。 ①通勤費の選択について 「給与明細書」の通勤費を報酬月額に含める場合 は、[給与データ]を選択します。 「社員情報の登録」の通勤費を含める場合は、[自動 選択]または[社員マスター]を選択します。 ②昇(降)給年月の表示について [しない]を選択すると、昇(降)給月が0年0月と設定 され、出力されません。 ③暦日の選択(支払基礎日数)について [暦日の選択]設定により、以下のようになります。 4月 5月 6月 当月暦日の場合 30日 31日 30日 前月暦日の場合 31日 30日 31日 (例) 4月支給の給与計算期間が3月21日~4月20日 の場合、[4月]の支払基礎日数は[31日]と なりますので、[前月暦日]を選択します。 ④「日給月給者の支払基礎日数の設定」について 事欠日数または病欠日数があるときの選択をします。 選択した日数から(事欠日数+病欠日数)を引いた 日数が支払基礎日数になります。なお、事 欠 日 数 または病欠日数がないときは、暦の日数になります。 ②修正内容の確認は、「社会保険」-「算定基礎届」を 起動し、[算定基礎届]を選択して行ってください。 印刷時は、書式を[応用用紙/罫線なし]にして出力 してください。 ③専用用紙(提出用)への印刷は、「社会保険」-「算定 基礎届」で、「出力の種類」:[印刷等]を選択後、[印刷 指示]ボタンをクリックして、書式を[連続用紙] (PA141F、ドットプリンタ、8.1×10インチ)または、 [単票用紙(B4)](PA1141F、レーザープリンタ、B4 サイズ、横向き)にしてください。 [応用用紙/罫線あり](レーザープリンタ、B5サイズ、 縦向き)で提出するときは、事前に提出先へ、受付 可能かどうかをご確認ください。 ※用紙のフォームは、提出先により異なります。 ご注意! PCAソフトは年金事務所で配布される単票様式に 対応しておりません。年金事務所で配布される単票 様式と、PCAソフトにて出力する[単票専用]の様式 (PCAオリジナル専用帳票[PA1141F]・[PA1151F] の様式)は異なります。ご注意ください。 ●標準報酬決定通知書について 改定前と改定後で保険料率が異なるときは、「前準備」 -「社会保険の登録」の「健保・厚年保険料率」タブで、 旧保険料率の使用期間があるか確認してください。 使用期間は、[期間の変更]ボタンで分けることができ ます。 本PSS会員NEWSの内容を、当社に無断で転載することを禁じます。 PCA給与X-1 CA1206-05-003 発行日:平成24年5月24日(木) 月額変更届の計算について 操作のポイントは算定基礎届と同じですが、計算時 に[昇降給区分]の選択がある点で異なります。 通常は[一括]を選択し、計算を行ってください。 [昇給]を選択すると、[降給]の方が計算対象外に なります。また、逆の場合も同様となりますので、最初 の計算は[一括]を選択して行ってください。 ご注意! 月額変更届の対象条件の1つとして、“固定的賃金の 変動”があります。ソフト上、計算開始月とその前月の 給与を比較し、固定的賃金に変動があるかを判定して います。 固定的賃金は、【基本給】+【支給項目(社会保険区分 が“対象(固定的賃金)”)】+【通勤費】の合計になり ます。例えば基本給に変動があっても合計額で変動が なければ、ソフトでは固定的賃金の変動はないと判定 され、月額変更届の対象になりません。 ※以下は判定していません。 ▶ 日給者・時給者の日給単価・時給単価の変動 ▶ 社員マスターで登録した通勤費の変動 ▶ 計算開始月の前月の給与がない場合の変動 賞与について ●所得税率(額) PCAソフトでは、「賞与に対する源泉徴収税額の算出率 の表」に基づいて、[前月給与の課税対象額]と[扶養 親族等の数]から賞与の所得税率を計算して、所得税 を算出しています。 ●社会保険の計算 賞与の社会保険金額(健康保険・厚生年金など)は、 [標準賞与額]に[社会保険料率(被保険者分)]を乗じて 算出しています。(※) 標準賞与額は、賞与金額の1,000円未満の端数を切り 捨てた額です。その上限は、健康保険が年間540万 円、厚生年金保険が1か月あたり150万円です。 ※同じ月に2回支給する場合は、手入力になります。 ●賞与支払届 賞与支払届は、単票専用(A4サイズ)の届出用紙のみ に対応しています。「賞与」-「賞与支払届資料」にて 印刷してください(届出用紙は、最寄りの帳票販売店 様にてご購入できます)。 基礎賃金集計表資料について 平成24年度労働保険(労災保険料と雇用保険料)の 申告納付期間は、平成24年6月1日から7月10日まで となります。 ●PCA給与Xシリーズ 「管理帳票」-「基礎賃金集計表資料」で、[平成23年度 確定保険料算定基礎賃金集計表]の資料を作成する ことができます。 ご注意! 平成24年4月より雇用保険料率・労災保険料率が 変更になっていますが、平成23年度確定保険料は、 旧雇用保険料率・旧労災保険料率で申告します。 「前準備」-「雇用保険の登録」の[率情報]タブの [使用期間]欄に旧料率の使用期間があるか確認 します。また、「社員」-「社員情報の登録」の「保険」 -[雇用保険]-[労災保険料率]は、旧料率のまま にします。 この資料を作成するには、毎月の給与入力(賞与入力) を行う前に、「社員」-「社員情報の登録」の「保険」- [雇用保険]-[基礎賃金集計表資料]にて[労災保険] [雇用保険]の対象区分を社員ごとに設定する必要が あります。 行っていなかった場合、基礎賃金集計表資料が正しく 集計されません。過去の対象区分を修正してください。 「随時」-「賃金台帳入力」で社員を選択し、[給与その 他]タブの画面にて修正します。 前年分の修正は、「ファイル」-「データ領域の選択」に て前年に切り替えてから行ってください。 ●給与じまんX 「基礎賃金集計表資料」(確定保険料の資料)を作成 する機能はありません。「管理帳票」-「賃金台帳」等 の帳票から、該当の金額を手集計してください。 帳票出力時は、社員指定画面の[就労状況]の設定を [在職者][休職者][退職者]のすべてにチェックマーク を付けてください。 ※前年から当年の範囲で賃金台帳を出力する際は、 社員指定画面で[前年退職者を含める]にチェック マークを付けてください。 次号は、7・8月合併号として 7月末頃に FAX 送信いたします。 本PSS会員NEWSの内容を、当社に無断で転載することを禁じます。 PCA給与X-2
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