( howto No.35 ) ファイルサイズが 2 種類あるのは何故? ファイルやフォルダーのサイズ(容量)には、「サイズ」と「ディスク上のサイズ」という2 種類があります。 ファイルやフォルダーを右クリック(マウスの右ボタンを押すこと)し、表示される一覧から 「プロパティ」を選ぶと、それらの基本情報が表示される。 パソコン上の保存場所や作成日時、データの大きさなどがわかる。中でも、電子メールで画像を 送るときなど、ファイル容量を調べるのに役立つので、利用している人も多いだろう。 ところが、ウィンドウズMeやXPでは、これらのサイズ情報に「サイズ」と「ディスク上の サイズ」の2つがあり、それぞれ数値が違うので、どちらが正しいのか混乱するかもしれない。 この差は、データ量の単位と保存単位の違いから来ている。 パソコンのデータは、「バイト」という単位で呼ばれる。一方、それらのデータは全部ひとまと めではなく、「セクター」と呼ばれる一定の大きさごとに区分けして保存されている。 例えるなら、「バイト」がボールの個数で、それを入れる箱が「セクター」、仮に1箱には1 00個のボールが入るとしよう。5個と90個ではボールの数は違うが、入れるのに必要な箱は、 同じく1つだ。つまり、ボールの個数は「5」と「90」で、「データサイズ」は異なる。一方、 必要な箱数は1つで、最大「100」個のボールが入れられる分を占める点では同じ。これを「デ ィスク上のサイズ」と考えればよい。だから、「サイズ」に違いが出てくるのだ。
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