小網町の家

小網町の家
敷地は問屋街としての面影を残す建物密集地の中の一画に位置しています。建物は、間口 4m、奥行き 20mと細長く狭い敷地に対し、東西軸に
9 枚の壁を配列し、多くの部屋の体験する状態を設計することで「狭さ」を「広さ」へと変換しています。隣地には近い将来建物が建つことが
容易に予想できたため、部屋となる場所は外に向けて窓を設けていません。それに換わり、庭部屋が光と風をとりこむ装置として働き、プライ
バシーを守りながらも、自然を感じる心地よい空間をつくり出しました。隣地や周辺の建物と密着した、この地域の建物のあり方の中での開放
感や外部と内部の関係について考えました。また、転用型枠コンクリートによる荒い佇まいは、わずかに残る問屋街としての歴史を汲み取るよ
Teramac
hi St.
Tenma Rever
うにして、街へととけ込んでいます。この住宅での暮らしがこの街と共に新しい歴史をつくり出していくことを願い設計しました。
N
Heiw
a St.
scale=1/3000
■配置図/平面図
B
A
Entrance
Outer
Room
KIds Room 01
KIds Room 02
Outer
Room
Bed Room
Basin
A
Bath Room
Outer
Room
Dining
and
Kitchen
Living Room
Outer
Room
Space 01
B
0
2F Plan scale=1/200
2F Plan scale=1/200
■断面図
Bath Room
Outer
Room
Dining
and
Kitchen
Living Room
Outer
Room
Space 01
Entrance
Outer
Room
KIds Room 01
KIds Room 02
Outer
Room
Bed Room
Bath Room
Entrance
▽GL±0
A-A Section scale=1/200
B-B Section scale=1/200
■立面図
OPEN
▽GL±0
South Elevation scale=1/200
West Elevation scale=1/200
1
2
3m
N