HeartCore バージョンアップマニュアル(JSP 版)

HeartCore
バージョンアップマニュアル(JSP 版)
Aug 2010 Ver3.0
-1Copyright© 2009-2010 Xyxon, Inc. All Rights Reserved.
目
次
1.
本文書の目的と対象 ........................................................................................................... - 3 -
2.
バージョンアップについて .................................................................................................... - 3 -
3.
バージョンアップの実施前.................................................................................................... - 4 -
4.
対象ファイル配置 ............................................................................................................... - 5 -
5.
バージョンアップ実施 .......................................................................................................... - 7 -
6.
バージョンアップの確認 ....................................................................................................... - 9 -
7.
バージョンアップ失敗のリカバリについて ............................................................................... - 10 -
-2Copyright© 2009-2010 Xyxon, Inc. All Rights Reserved.
1. 本文書の目的と対象
本書は、HeartCore バージョンアップ手順を説明しています。なお、本資料は、例として下記内容を前提と
して説明しております。
【環境情報】
対象 OS: Linux (ディストリビューション: Red Hat Enterprise Linux Server)
APサーバ: Apache Tomcat Version 6.0.20
DBサーバ: MySQL Enterprise Server 5.0.67
バージョンアップ前 HeartCore: HeartCoreWCMS_V692_JSP
バージョンアップ後 HeartCore: HeartCoreWCMS_V715_JSP
2. バージョンアップについて
バージョンアップの流れは、下記のとおりです。
バージョンアップの全体の流れにつきましては、他バージョンでも同様の手順となりますが、
各操作方法につきましては、適宜、内容をおきかえて進めてください。
【バージョンアップの流れ】
1. 既存 HeartCore のバックアップを行う。
2. バージョンアップ対象の HeartCore ファイルを配置する。
3. HeartCore 管理画面にログインし、データベースのアップグレードを行う。
4. バージョンアップを確認する。
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3. バージョンアップの実施前
バージョンアップ実施前に既存 HeartCore のバックアップを行います。
バックアップ対象は、下記の通りです。
・ルートディレクトリ(HeartCore ファイル)
・DB データ
【Tomcat の停止】
Tomcat を停止します。
例)Tomcat 配置個所が /usr/local/apache-tomcat-6.0.20 の場合
# cd /usr/local/apache-tomcat-6.0.20/bin
# ./shutdown.sh
【ルートディレクトリ(ROOT)のバックアップ】
ルートディレクトリのバックアップファイルを作成します。
例)ルートディレクトリ(/usr/local/apache-tomcat-6.0.20/webapps/ROOT)をファイル名「ROOT_bak」でバックアップする場合
# cd /usr/local/apache-tomcat-6.0.20/webapps
# cp –r ROOT ROOT_bak
【DBデータのバックアップ】
DBデータのダンプファイルを作成します。
例)DB 接続ユーザ「hc」、パスワード「hcpass」、DB 名「heartcore」、ダンプファイル名「heartcore.dump」の場合
# mysqldump –uhc –phcpass heartcore > heartcore.dump
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4. 対象ファイル配置
バージョンアップ対象となる HeartCore を配置します。
【HeartCore ファイルの準備】
バージョンアップ対象となる HeartCore を解凍します。解凍後、HeartCore ファイルディレクトリが作成され
ています。ファイル名は、ご利用になられておりますバージョン名、およびライセンスによって異なります。
ここでは「HeartCoreWCMS_V715_JSP_Professional」としています。
例)/tmp 配下に HeartCore ファイルを配置している場合
# cd /tmp
# unzip HeartCoreWCMS_V715_JSP_Professional
:
ファイルが解凍されます。
解答後、HeartCoreWCMS_V715_JSP_Professional ディレクトリが作成されています。
【HeartCore ファイルのコピー】
バージョンアップ対象となる HeartCore ファイルを、既存の HeartCore ファイルに対し、上書きします。
(同名ファイルがある場合、その都度上書き確認を行う。)
# cp –rfp /tmp/HeartCoreWCMS_V715_JSP_Professional/* ROOT/
(同名ファイルがある場合、強制上書きを行う。)
# \cp –rfp /tmp/HeartCoreWCMS_V715_JSP_Professional/* ROOT/
【DB接続定義ファイル】
「DB接続定義ファイル(ini.jsp)」 をバージョンアップ前の HeartCore と同様に配置します。
例)DB 接続ユーザ「hc」、パスワード「hcpass」、DB 名「heartcore」、DB サーバ「localhost」の場合
配置個所:/usr/local/apache-tomcat-6.0.20/webapps/ROOT/ini.jsp
<%
ini_cache_database.put("default","mysql:com.mysql.jdbc.Driver:hc:hcpass@jdbc:mysql://localhost/heartc
ore");
%>
例)DB 接続ユーザ「hc」、パスワード「hcpass」、DB 名「heartcore」、DB サーバ「localhost」の場合
配置個所:/usr/local/apache-tomcat-6.0.20/webapps/ROOT/webadmin/ini.jsp
<%
[default]database=mysql:com.mysql.jdbc.Driver:hc:hcpass@jdbc:mysql://localhost/heartcore
%>
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【Tomcat キャッシュ情報のクリア】
Tomcat のキャッシュ情報を起動します。
例)Tomcat 配置個所が /usr/local/apache-tomcat-6.0.20 の場合
# cd /usr/local/apache-tomcat-6.0.20/work
# rm –rf Catalina
【Tomcat の起動】
Tomcat を起動します。
例)Tomcat 配置個所が /usr/local/apache-tomcat-6.0.20 の場合
# cd /usr/local/apache-tomcat-6.0.20/bin
# ./startup.sh
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5. バージョンアップ実施
HeartCore のバージョンアップを実施します。
お使いの Web ブラウザより、HeartCore 管理画面へアクセスし、管理者ユーザでログインします。
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『データベースのアップグレードが必要です。』が表示されます。
「ここをクリックしてください:HeartCoreWeb コンテンツ管理システムのデータベースをアップグレードします。」の
リンクをクリックし、データベースのアップグレードを開始してください。
※ データベースのアップグレードを実施しないと、HeartCore が正常に動作いたしませんので、HeartCore のファイルを置き
換えた後は、HeartCore 使用前に必ず実施してください。
データベースのアップグレードが行われますので、そのまま待ちます。
データ量によっては時間がかかる場合がございます。
データベースのアップグレードが完了したら、下記のような完了画面が表示されます。
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6. バージョンアップの確認
HeartCore バージョンアップの確認を行います。データベースのアップグレード後、コンテンツデータなどを
確認し、バージョンアップ前の状態と同じ内容であることを確認してください。
また、下記内容でバージョン情報を確認することができます。
HeartCore バージョン情報が、HeartCore 管理画面フッターに表示されています。
バージョンアップ後のバージョンになっていることを確認してください。
データベースに接続し、下記のSQLコマンドを実行し、データベースバージョンを確認することができま
す。
mysql> select * from config where configname = 'database_version';
+------------------+-------------+
| configname
| configvalue |
+------------------+-------------+
| database_version | 7.1
|
← データベースバージョン
+------------------+-------------+
HeartCore バージョンアップの手順につきましては、以上となります。
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7. バージョンアップ失敗のリカバリについて
万が一、バージョンアップに失敗した場合に備えて、既存 HeartCore のバックアップを実施しておくことをお
すすめいたします。バージョンアップに失敗した場合、バックアップファイルを使用して、バージョンアップ前
の状態に戻す場合の手順例です。
【Tomcat の停止】
Tomcat を停止します。
例)Tomcat 配置個所が /usr/local/apache-tomcat-6.0.20 の場合
# cd /usr/local/apache-tomcat-6.0.20/bin
# ./shutdown.sh
【ルートディレクトリのリカバリ】
ルートディレクトリ(HeartCore ファイル)をバージョンアップ前のファイルに戻します。
例)既存 HeartCore を「/usr/local/apache-tomcat-6.0.20/webapps/ROOT_bak」でバックアップしていた場合
# cd /usr/local/apache-tomcat-6.0.20/webapps
# rm –rf ROOT
← バージョンアップに失敗した HeartCore ファイルを削除(または別名で退避)します。
# cp –r ROOT_bak ROOT
【DBデータのリカバリ】
DBデータをバージョンアップ前の状態に戻します。
例)DB 接続ユーザ「hc」、パスワード「hcpass」、DB 名「heartcore」、ダンプファイル名「heartcore.dump」の場合
# mysql –uhc –phcpass heartcore < heartcore.dump
【Tomcat キャッシュ情報のクリア】
Tomcat のキャッシュ情報を起動します。
例)Tomcat 配置個所が /usr/local/apache-tomcat-6.0.20 の場合
# cd /usr/local/apache-tomcat-6.0.20/work
# rm –rf Catalina
【Tomcat の起動】
Tomcat を起動します。
例)Tomcat 配置個所が /usr/local/apache-tomcat-6.0.20 の場合
# cd /usr/local/apache-tomcat-6.0.20/bin
# ./startup.sh
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【バージョンの確認】
リカバリ後、コンテンツデータなどを確認し、バージョンアップ前の状態に戻っていることを確認してくださ
い。
HeartCore バージョン情報が、HeartCore 管理画面フッターに表示されています。
バージョンアップ前のバージョンになっていることを確認してください。
データベースに接続し、下記のSQLコマンドを実行し、
バージョンアップ前のバージョンになっていることを確認してください。
mysql> select * from config where configname = 'database_version';
+------------------+-------------+
| configname
| configvalue |
+------------------+-------------+
| database_version | 6.9
|
← データベースバージョン
+------------------+-------------+
以上
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