AM0025

CDM承認方法論 要約
AM0025
Version
13.0.0
代替廃棄物処理プロセスによる有機性廃棄物からの排出回避
方法論の概要
埋立処分が計画されている都市ごみに関して、コンポスト化、ごみガス化、嫌気性消化、ごみ固形燃料(RDF)化、安定
化バイオマス(SB)化するプロジェクトが利用可能な方法論である。対象とする主な排出削減活動は、埋立処分場に廃棄
された場合に排出したであろうメタンガスの排出削減である。RDF、SB やごみガスを発電等に利用する場合は、化石燃
料代替分が CO2 排出削減分としてカウントできる。
ベースライン
有機性廃棄物が、埋立処分場に投
棄され、温室効果ガスが大気中に
メタンガス
廃棄物が嫌気
的状態になっ
てメタンガス
発生
(大気放出)
放出されている。
燃焼
(注)一 部 の 国 や 地 域 で
は法律でメタンガス回
収・燃焼を義務づけてい
る場合もある。
埋立地
(新設又は既設)
N2O メタンガス
プロジェクト
廃 棄 物(生 ゴ ミ)を 利 用 し て、
土壌還元
(改良)
コンポスト化
コンポスト、ガス、RDF、安定
埋立処分場
バイオマスを生成するか、焼却
処理する
発電機
合成ガス
合成ガス化
熱利用
(ボイラー等)
燃焼
嫌気性消化
発電機
バイオガス
回収
熱利用
(ボイラー等)
原料
新たに生成
される廃棄物
発電機
RDF/SB
熱利用
(ボイラー等)
発電機
廃棄物焼却
熱利用
(ボイラー等)
メタンガス
排水
排水処理
メタンガス回収
燃焼
埋立処分場
留意事項
• 既に運転している埋立処分場の廃棄物からのメタンガスの回収・燃焼のプロジェクトの場合、この方法論は利用でき
ない(ACM0001 を利用)。
• 産業廃棄物、医療廃棄物の熱処理プロセスを含む場合は、この方法論は利用できない。
• 都市廃棄物、RDF などを保管する場合に、嫌気的状態になってメタンが生成しないように配慮する必要がある。
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適用可能性
代替廃棄物処理プロセスによる有機性廃棄物からの排出回避
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13.0.0
本方法論は以下の条件下で適用可能である。
• プロジェクト活動は、プロジェクトがなければ埋立て処分される廃棄物について、次の処理方法
のうち一つまたは複数を組み合わせて行うものである。
a)好気条件下でのコンポスト化
b)廃棄物のガス化による合成ガス生成とその利用
c)嫌気性消化によるバイオガス回収・燃焼または利用。当方法論では、廃棄物のみを嫌気処理
することで得られる排出削減を要求できる。嫌気ダイジェスターからのバイオガスを天然ガス
に浄化し天然ガスグリッドに分配する活動は AM0053 と当該方法論を一緒に使うことが可能
である。その場合、ベースラインシナリオ選択手順と追加性評価はプロジェクト活動の2つ要
素(例えばバイオメタン排出回避と天然ガス代替)を組み合わせて行う必要がある。
d)ごみ固形燃料(RDF)や安定化バイオマス(SB)生産のための機械、熱処理プロセスの導入。
熱処理プロセス(脱水)は管理条件下(300℃まで)で行われる。この場合、他の工業プロセス
における燃料や原料を代替する SB が生成される必要がある。RDF/SB の物理的、化学的性
質は均質で時間変化による変動がないものとする。
e)廃棄物を焼却して熱や電力などのエネルギー生成。 生成された熱は自家消費/近隣工場で
消費される。生成された電力は自家消費/グリッドに輸出/近隣工場で消費される。焼却炉
は、回転式流動床または循環流動層、多段焼却炉、ストーカー型であること。
• 嫌気性消化、ガス化、RDF 処理など場合、処理過程から発生する残渣は、好気的にコンポスト
処理するか廃棄物処分場に廃棄される
• コンポスト化の場合、出来上がったコンポストは土壌改良剤として使用されるか廃棄物処分場に
廃棄される。
• RDF 及び SB 処理の場合、生成された RDF や SB はその使用前に嫌気状態下では保存されない
こと。
※本方法論は、埋立処分場の既存廃棄物からのメタンガスの回収、燃焼に関するプロジェクト活動に
は適用されない。
詳細な適用条件については、AM0025 Ver13, P2-3 に掲載されているので、これを参照する。
最適なベース
ラインシナリオ
の選択のため
の手順
AM0025 Ver13, P4–6 に詳細が掲載されている。ベースラインシナリオの各要素について、廃棄
物の投棄/処理方法(M1–M3)、電力源(P1–P6)、熱源(H1–H7)のベースラインシナリオ案を本
シートの最終ページに掲載している。次の Step1 ∼ Step4 の手順により、代替シナリオ案のリストアッ
プ、最適なシナリオの選択を行い、最適なシナリオが Step4 の(a)(
, b1)または(b2)の場合にのみ
この方法論は適用可能である。
Step1 ベースラインシナリオ案をリストアップする
Tool for the demonstration and assessment of additionality の Step1 を用いて、全て
の現実的ベースラインシナリオ案をリストアップする。その際に、埋立処分場管理に関する政策や規制
を考慮する必要がある(例えば、埋立処分場ガスの回収や燃焼を義務づけている場合、再生可能エネルギー
の生産や有機廃棄物の処理促進など、埋立処分場ガスの有効利用を地域政策で促進している場合など)。また、
地域の経済状況や技術状況も考慮する必要がある。
Step2 ベースラインシナリオにおける燃料を特定する
ベースラインシナリオ案で想定している燃料が、当該ホスト国で豊富に使用可能であり、供給に制限
がないことを示す。季節的な変動がある場合には、変動期間中にベースライン排出量が最も低くなるよ
うな代替燃料(例えば石炭ではなく天然ガス)を考える。
◆以下の Step3 と Step4 はベースラインの各要素(廃棄物処理、発電、熱生成など)で行う。
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Step3 明らかに経済的に成り立たない代替案など、代替シナリオ案を除外する
Tool for the demonstration and assessment of additionality の step2 と step3 を用い
て除外していく。
Step4 最適と考えられる代替シナリオ案が複数残っている場合には、ベースライン排出量が最も小
さくなるシナリオを採用する
◆最適なベースラインシナリオが次の場合に、この方法論は適用可能である。
(a) 埋立処分場ガスは全て大気放出されるか、または一部回収・燃焼されている(M2 もしくは
M3 シナリオ)
(b1)電気は自家発電設備(既存/新設火力)、または電力網の電気を用いている(P4 もしくは P6
シナリオ)。熱は既存または新設の化石燃料ボイラーから得ている(H4 シナリオ)。
(b2)電気及び熱は、化石燃料コジェネレーション設備から得ている(P2 及び H2 シナリオ)。
プロジェクト
バウンダリー
空間的なプロジェクトバウンダリーは、廃棄物の処理が行われる場所である。廃棄物処理施設、現
場内での発電や電力消費、燃料消費、熱エネルギー産出、水処理施設、埋立処分場がこれにあたる。
廃棄物の収集、選別、プロジェクト場所への輸送のための施設は含まない。
追加性
Tool for the demonstration and assessment of additionality の最新版を用いて示
す必要がある。
ベースラインオプションの障壁分析には投資の障壁、技術的障壁、一般的な慣行を含む。
(i) 投資障壁:プロジェクト活動よりも経済的に最適な都市固形廃棄物処理の代替案が多数あるこ
とを、廃棄物重量当たりの費用で証明する必要がある。
(ii) 技術的障壁:プロジェクト活動がホスト国において最も進んだ技術であり、他の代替案の技術
は技術的に最新でなく動作の不確実性と低市場占有率による低リスクを含んでいる事を証明す
る。そのためには、ホスト国でのプロジェクトの対象となる技術の発展状況、プロジェクトの対
象となる技術を導入する際の障壁の根拠となる文書を示す必要がある。
(iii)一般的な慣行:プロジェクト活動がホスト国では発展の初期段階であり、一般的慣行ではない
根拠を示す必要がある。
※ RDF や SB の場合、追加性を証明する際に最も不確実とされるのは、それらの価格である。RDF や
SB の価格は、他の代替燃料等の需要と供給量に大きく影響されるので、クレジット期間の更新時に
RDF や SB の価格を再評価する必要がある。
ベースライン
排出量
ベースライン排出量は下記の計算式を用いて計算する。
BEy = (MB y – MD reg,y ) + BE EN,y
BEy ........................y 年のベースライン排出量(tCO 2 e/ 年)
MBy .......................y 年にプロジェクト活動がなかった場合に埋立地から発生するメタン量(tCH 4 / 年)
Tool to determine methane emissions avoided from dumping waste at a solid waste disposal
site を用いて計算した BECH4,SWDS,y を用いる。詳細は AM0025 Ver13, P15 参照
MDreg,y ...................y 年にプロジェクト活動がなかった場合に破壊されるメタン量(tCH 4 / 年)
規則や契約要求事項で定められていない場合には、調整係数 AF(メタンの回収%や量を推定する係数)を以下
の式に用いる。
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MDreg,y = MBy × AF
AM0025 Ver13, P14–15 に AF の推定方法が掲載されているので、これを参照する。
BEEN,y ....................y 年にプロジェクト活動によって代替されるエネルギー発生からの排出量(tCO 2 e/ 年)
(プロジェクトでの発電や熱利用で、ベースラインで利用する電力・化石燃料を代替する分)
AM0025 Ver13, P15–16 に詳細が掲載されているので、これを参照する。
・法規制等による義務的処理の割合
法規制等でプロジェクト活動における処理方法の選択肢のうちの一つの使用が義務づけられている
が、実施されていない処理活動がある場合、ベースラインシナリオは、以下の式で補正する。
BEy,a = BEy × (1 – RATE Compliance y )
BEy ........................y 年の CO 2 換算ベースライン排出量(tCO 2 e/ 年)
RATECompliancey ........y 年の都市廃棄物管理法の国レベルでの遵守率。遵守率は 50% 未満でなければならない。
50% を超えた場合にはプロジェクト活動はクレジットを受け取ることはできない。
この場合、BEy,a = BEy とする。
プロジェクト
排出量
PEy = PE elec,y + PE fuel,on-site,y + PE c,y + PE a,y + PEg,y + PE r,y + PE i,y + PEw,y + PE co-firing,y
PEy ........................y 年のプロジェクト排出量(tCO 2 e/ 年)
PEelec,y ...................y 年のプロジェクト活動に係る電力消費による排出量(tCO 2 e/ 年)
PEfuel,on-site,y ............y 年の燃料消費による排出量(tCO 2 e/ 年)
PEc,y ......................y 年のコンポストプロセス中の排出量(tCO 2 e/ 年)
PEa,y ......................y 年の嫌気消化プロセス中の排出量(tCO 2 e/ 年)
PEg,y ......................y 年のガス化による排出量(tCO 2 e/ 年)
PEr,y .......................y 年の RDF/SB の燃焼による排出量(tCO 2 e/ 年)
PEi,y .......................y 年の廃棄物焼却による排出量(tCO 2 e/ 年)
PEw,y ......................y 年の排水処理からの排出量(tCO 2 e/ 年)
PEco-firing,y................y 年の混焼中の化石燃料消費による熱エネルギー利用/発電からの排出量(tCO 2 e)
• プロジェクト活動に係る電力消費による排出量:プロジェクト活動の結果、消費される電力量に
CO 2 排出係数をかけて算出する。AM0025 Ver13, P9 を参照する。
• 燃料消費による排出量:燃料消費量とその発熱量、CO 2 排出係数より計算する。発熱量と CO 2 排
出係数は、地域の値がない場合には IPCC 既定値を用いる。廃棄物処分場の焼却炉に使用する補助
燃料による排出量も含まれる。AM0025 Ver13, P10 を参照する。
• コンポストからの排出量:コンポストからの排出量の推定は Project and leakage emissions
from composting のツールを参照する。
• 嫌気消化プロセス中の排出量:嫌気消化プロセス中の排出量には、嫌気性消化槽から漏出するメタ
ンと、嫌気性消化槽からの回収バイオガスを燃焼、発電、熱利用する際に不完全燃焼等で大気放出
されるメタン・N 2 O が含まれる。AM0025 Ver13, P10 を参照する。
• ガス化、 RDF/SB の燃焼、廃棄物焼却からの排出:ガス化プロセスや RDF 燃焼の際に不完全燃焼
等で大気放出されるメタンガス・N 2 O が含まれる。さらに、化石燃料を利用したガス化プロセスや
RDF 燃焼による CO 2 排出量も計算する。AM0025 Ver13, P11–13 を参照する。
• 排水処理からの排出:プロジェクト活動で排水が出る場合には、メタン排出量を推定する。排水が
好気処理プロセスで処理される場合は、メタン排出量はゼロと推定できるが、排水が嫌気的に処理
されるか、処理されずに放出される場合には、メタン排出量を排水量、排水の COD 濃度、最大メ
タン生成係数、メタン変換係数を用いて計算する。AM0025 Ver13, P13 を参照する。
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代替廃棄物処理プロセスによる有機性廃棄物からの排出回避
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• バイオマスと化石燃料の混焼中の熱エネルギー利用発電からの排出:上記の PE elec,y、PE fuel,onsite,y 以外にバイオマスと化石燃料の混焼の場合には、熱エネルギー利用発電による CO 2 排出量が含
まれる。AM0025Ver13 、P13–14 を参照する。
リーケージ
Ly = Lt,y + L r,y + L i,y + L s,y + L COMP,y
Ly ...........................y 年のリーケージ排出量(tCO 2 e)
Lt,y .........................y 年の輸送量増加によるリーケージ排出量(tCO 2 e)
Lr,y .........................y 年の嫌気消化、ガス化、RDF・SB の処理及び燃焼による残留物、もしくは処分場であ
ればコンポストからのリーケージ排出量(tCO 2 e)
Li,y .........................y 年の廃棄物処分用焼却炉の残渣からのリーケージ排出量(tCO 2 e)
Ls,y .........................SB のエンドユースからのリーケージ排出量(tCO 2 e)
LCOMP,y ....................y 年のコンポストに係わるリーケージ排出量(tCO 2 e/ 年)
有機コンポストによる化石燃料ベース肥料の代替による正のリーケージ(削減量がプラスになる)は考慮しない。プ
ロジェクト活動がコンポストのみの場合は、Ly = LCOMP,y である。詳細及び計算式は AM0025 Ver13, P18–20
を参照する。
排出削減量
排出削減量は次の式を用いる。
ERy = BEy – PEy – Ly
ERy ........................y 年の排出削減量(tCO 2 e/ 年)
BEy ........................y 年のベースラインシナリオの排出量(tCO 2 e/ 年)
PEy ........................y 年のプロジェクトシナリオの排出量(tCO 2 e/ 年)
Ly ...........................y 年のリーケージ排出量(tCO 2 e/ 年)
クレジット期間の 1 年目に、PE y と Ly の合計が BE y の 1% よりも小さい場合には、残りのクレジット
期間において PE y と Ly の合計を 1% と仮定することができる。特定の年に排出削減量が負になる場合
(リーケージ排出量及びプロジェクト排出量がベースライン排出量を上回る場合)、プロジェクト活動による排
出削減量が、特定年の負の排出削減量を補填するまで、プロジェクト参加者に CER は発行されない。
モニタリング
計画
モニタリングにおいては、以下のデータについてモニタリングを実施する。取得したモニタリングデー
タについては、電子的に保存・管理し、最終のクレジット期間終了後、2 年間は保存しておく必要がある。
単位
データ・パラメータ
内容
EGPJ,FF,y
MWh
プロジェクト活動の結果、サイト内の化石燃料発電所における発電量、
またはグリッドからの電力消費量
CEFelec
tCO2 /MWh
プロジェクト活動による発電の排出係数
Fcons,y
燃料の質量又は体積
クレジット期間のある年 y におけるサイト内での燃料消費量
NCVfuel
MJ/ 燃料の質量又は体積
燃料の真の発熱量
EFfuel
tCO2 /MJ
燃料の排出係数
Mcompost,y
トン
ある年 y におけるコンポスト生産量
P1
割合
嫌気消化槽から漏出するメタンの割合
Ma,y
tCO2 / 年
嫌気消化槽で生成されるメタン総量
SGa,y
m /年
煙道ガスの体積流量率
3
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代替廃棄物処理プロセスによる有機性廃棄物からの排出回避
単位
データ・パラメータ
煙道ガスの N2 O 濃度
3
煙道ガスの CH4 濃度
tN2 O/m
MCCH4,a,y
tCH4 /m
AMSW,y
t/ 年
13.0.0
内容
3
MCN2O,a,y
Version
ガス化装置、RDF/ 安定化バイオマス焼却炉もしくは廃棄物焼却プラ
ントへ搬入する都市廃棄物(MSW)量
Pni y
­
ある年 y に収集したサンプル n の中にある廃棄物の重量分率
z
­
ある年 y に収集したサンプル数
CCW i
割合
廃棄物タイプ i 中の炭素含有量の割合
FCFi
割合
廃棄物タイプ i の全炭素中に含まれる炭素含有量の割合
FCFMSW
割合
MSW 中の炭素含有量の割合
EF
割合
廃棄物の焼却効率
SGg/r/i,y
m /年
ある年 y にガス化、廃棄物焼却または RDF/ 安定化バイオマス焼却に
よって放出される煙道ガス総量
MCN2O,g/r/i,y
tN2 O/m3
ある年 y にコンポスト化、廃棄物焼却もしくは RDF 燃焼による放出さ
れる煙道ガス中にで計測される N2 O 含有濃度
MCCH4,g/r/i,y
tCH4 /m3
ある年 y にコンポスト化、廃棄物焼却もしくは RDF 燃焼による生成さ
れる煙道ガス中で計測されるメタン含有濃度
MBy
tCH4
プロジェクト活動がなかった場合に、ある年 y に埋立地で発生するメ
タンガスの量
AF
%
規制または他の要件に応じて破壊されたメタンガスの割合
EGd,y
MWh
ある年 y におけるベースラインの電力代替用の、バイオガス/合成ガ
ス/ RDF /安定化バイオマス/焼却もしくは化石燃料との混焼から
の熱、を利用した発電量
tCO2 /MWh
プロジェクト活動による代替される電力の排出係数
数字
コンプライアンス率
NOvehicles,i,y
数字
年間輸送能力別の車両数
DTi,y
km
ある年 y においてべースラインと比較した場合の車両タイプ i の平均追
加走行距離
VFcons,i
L/km
車両タイプ i の燃焼消費量
Dfuel
kg /L
燃料の密度
Qbiomass,y
トン / 年
ある年 y にガス化、焼却、RDF/ 安定化バイオマス化される廃棄物量
3
CEFd
RATE
Compliance
,y
EFN2O
kgN2 O/トン廃棄物
(乾燥状態)
廃棄物焼却における総 N2 O 排出係数
EFCH4
kgCH4 /トン廃棄物
(乾燥状態)
廃棄物焼却における総 CH4 排出係数
Sa,y
%
ある年 y にコンポストプラントで嫌気条件下で分解された廃棄物の割合
SOD,y
数字
酸素欠乏サンプル数(例 :10%以下の酸素含有量)
Stotal,y
数字
サンプル数
SLE
%
嫌気性サンプルの割合
SOD,LE
数字
酸素欠乏サンプル数
SLE,total
数字
サンプル数
分離性分析
プロジェクトバウンダリー トン
外で利用される RDF/ 安
定化バイオマス量
­
安定化バイオマスライフサイクルでメタン生成量を無視しても良いこ
とを証明するために、プロジェクト提案者が年間ベースで分離性分析
を行わなければならない
プロジェクトバウンダリー外に販売する RDF/ 安定化バイオマス量の
モニター(必須)
6
AM0025
CDM承認方法論 要約
代替廃棄物処理プロセスによる有機性廃棄物からの排出回避
熱処理プロセスの温度
ベースライン
シナリオ案
­
Version
13.0.0
熱処理プロセス(脱水)は管理された条件(300℃まで)発生する
Aj,x
トン / 年
ある年 x に埋立地へ廃棄しなくても良い有機廃棄物タイプ j 量
Aci,x
トン / 年
嫌気性消化、ガス化、RDF と安定化バイオマスの処理 / 燃焼からの
残渣タイプ ci の量
Rn
トン / 年
請求書が提供されなかった外部へ販売した RDF/ 安定化バイオマス量
Rt
トン / 年
生成する RDF/ 安定化バイオマスの総量
Aresidual
トン / 年
焼却炉からの残渣量
FCresidual
%
焼却炉の残渣中の残留炭素の割合
QCOD,y
m3 / 年
ある年 y のプロジェクト活動から排出される嫌気性処理もしくは未処
理の排水量
PCOD,y
tCOD/m3
排水の COD 濃度
fc/g/d/r/i
%
埋立地からプロジェクト活動へ活用される廃棄物の割合
Qy
TJ
ある年 y にプロジェクト活動によって供給される熱エネルギー正味の量
コンポスト生産量
トン
プロジェクト提案者がコンポストプロセスで生成されるコンポスト量を
モニタリングしなければならない。
­
MJ
焼却炉に追加される化石燃料による生成するエネルギー
Fco-firing,y
化石燃料消費の質量も
しくは体積単位
クレジット期間中のある年 y の熱エネルギー生成/発電の燃料消費量
NCVco-firing,y
MJ/ 化石燃料の質量も
しくは体積単位
熱エネルギー生成/発電に利用される化石燃料の真の発熱量
EFco-firing,y
tCO2 /MJ
熱エネルギー生成/発電に利用される化石燃料の排出係数
廃棄物の投棄/処理方法に関する代替シナリオ(M1–M3)
M1: プロジェクト活動は CDM プロジェクトとして実施されない
M2: 埋立処分場ガスが回収・フレアされている埋立処分場での投棄
M3: 埋立処分場ガスが回収されていな埋立処分場での投棄
発電に関する代替シナリオ(P1–P6)
P1: 上記 M1 による廃棄物処理方法により発生する副産物を利用した発電が CDM として実施され
ていない
P2:
P3:
P4:
P5:
P6:
既存又は新設の施設内/外の化石燃料利用のコジェネレーションプラント
既存又は新設の施設内/外の再生可能エネルギーのコジェネレーションプラント
既存又は新設の施設内/外の化石燃料利用の自家発電プラント
既存又は新設の施設内/外の再生可能エネルギーの自家発電プラント
既存又は新設のグリッド接続発電プラント
熱生成に関する代替シナリオ(H1–H7)
H1: 上記 M1 に廃棄物処理方法により発生する副産物を利用した発熱が CDM として実施されてい
ない
H2:
H3:
H4:
H5:
H6:
H7:
既存又は新設の施設/外の化石燃料利用のコジェネレーションプラント
既存又は新設の施設/外の再生可能エネルギーのコジェネレーションプラント
既存又は新設の施設/外の化石燃料利用ボイラー
既存又は新設の施設/外の再生可能エネルギーボイラー
他の熱源(地域熱など)
他の発熱技術(例:ヒートポンプや太陽エネルギー)
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