テルモ株式会社 ものづくりWAYプロジェクト グループインタビュー J.Feelがご一緒させていただいた「ものづくりWAYプロジェクト」の 生産革新TIM大会(以下、TIM大会)での様子、 「メッセージビデオ」を最初に見た時の印象や、見た後に語り合ったこと、 その後に起こした行動などを語っていただきました。 グループインタビュー参加者(敬称略) TIM大会に参加された方々 外山剛史(トヤマタケシ)様 甲府東工場 金型技術課 技術員 松園香織(マツゾノカオリ)様 甲府医薬品工場 総務課 主任 TIM大会に参加されなかった方々 塩沢貴浩(シオザワタカヒロ)様 甲府医薬品工場 生産1課 PD 生産リーダー 三井勝人(ミツイマサト)様 甲府東工場 生産4課 VP 生産リーダー Q.ものづくりWAYプロジェクトのムービーを見た時の様子や感想を教えてください。 松園 初めは何が始まるのかっていう感じでした。ムービーが始まってみたら、今までのテルモの歴史 から始まって、1番身近な話題までの映像が繰り広げられて…。私の知らなかったこともたくさん盛り込 まれていました。震災の状況も載っていましたので、工場にいてみんなが感じたことが、この中に詰ま っているなぁと思いました。 外山 僕は、とにかく感動しました。ジーンとくるものがあって。1番好きだったのが「かけがえのない命 と笑顔のために」。あのフレーズがずっと残っていまして、帰ってからもあのフレーズを元にもう1度モチ ベーションを上げて。座っている席のうしろにホワイトボードがあるので、みんなに見えるようにそこに 大きな字で書きました。仲間達と一緒の共有の言葉みたいな。そういった感じで活用しました。今でも 辛かったり、色々ぶつかったりする時にあの言葉を思い浮かべると自然と笑顔になれてモチベーション を上げられるので、ものすごく感謝しています。 1/3 Copyright©J-Feel.inc テルモ株式会社 ものづくりWAYプロジェクト グループインタビュー 松園 私はもう感動しすぎて号泣状態だったんです。私には子どもがいますので「かけがいのない命」 というところは、かなりきましたね。会社のこと患者さんのこと家庭のことも全てこう、一気に蘇ってきた というか、押し寄せてきたというか。もう泣きっぱなしでしたね。感動したというか考えさせられました。 私たちの作る商品は患者さんあってですので、私たちの使命を考えたとき、それがどのように使われて いるか。家庭に戻ったときの自分の立場も考えましたし、色々なことを一気に考えさせられたビデオだ った気がします。 三井 目に焼きつくというか脳裏に焼きつくというか。テルモが作られてきた歴史、20人ほどから始まっ て大体100年くらいの間に19,000人以上社員が増えて凄いなって。いつもは品質とか気をつけて計 算しているのですが「人のために」という言葉がたくさん出てきて、この会社はやっぱり良い会社だなと あらためて思いました。 Q.ムービーはどのような人たちと一緒に見ましたか?どのようなお話がされたかお聞かせく ださい。 松園 協力会社さんにもこのビデオを見ていただきまして、感想をいただいたりしました。みなさん感動 していただいて。テルモってこういうことをやっている会社なんだということを、あらためてわかっていた だけた感じがしました。「とても良かったです」と、教育というか新しく入職する方にも見せたいということ もおっしゃっていただいたりもしました。 外山 家族と一緒に見ました。自慢げにお父さんの会社はこういう会社だよ、という感じで、息子・娘と 嫁に。嫁は同じように感動して涙もろい方なので横で泣いていて「いい会社だね」って言ってもらいまし た。 塩沢 私も家族と一緒に見ました。子どもが小学校1年生、幼稚園児だったのですがお父さんの会社 でこういうモノを作っているんだと、映像を見て理解してくれたみたいで。看護師をやっている嫁さんも 一緒に見たのですが、こういう映像を他の会社でやっているのは聞いたことがないって。やっぱりすご いねって感動していました。 Q.ムービーで流れているメッセージはどのように日々の仕事と結びついていますか? 塩沢 今まで私が入社してからテルモの歴史についてはあまり意識をしなくて日々業務を行っていたの で、あらためて諸先輩方が築き上げてきて今のテルモがあるんだというのを再確認できました。あとは、 2/3 Copyright©J-Feel.inc テルモ株式会社 ものづくりWAYプロジェクト グループインタビュー 腹膜透析の患者さんの手紙(注:実際の患者さまからいただいたお手紙がDVDの中で紹介されていま した)ですね。僕は直接その製品を作っているところにいますので、自分たちが作っているものがユー ザーさんのお役に立っているんだなと強く認識できて、今の仕事に誇りを持ってやろうという意気込み になりました。 Q.映像を見て、何か実際に変化というか行動を始めたことはありますか? 塩沢 今年に入ってから業務に携わる人全員がチャレンジする、ということです。個々にテーマを設け て、その役割を果たすように目的を持って仕事をするというチャレンジを始めました。 どうしても1人でやろうとするとやりきれないところもありますので、同じ職場で働いているメンバーと協 力しあって連携しないと大きな目標は達成できないので。その繋がりを大切にしながら日々業務を行っ ています。 外山 今までは個々の仕事、そのテーマに対するモチベーションしか求めていませんでした。自分が仕 事をとことんやって挑戦して楽しんで、達成感でモチベーションをキープしていたのですが、ムービーを 見てこの会社に勤めていること自体のモチベーションがあがりました。初めての経験でした。 三井 TPM活動(注:設備保全・生産性向上の活動)をしていて半期に1度目標を設定するのですが、 設定した目標に対しての行動が、前よりかなり意欲的にスピーディになりました。 松園 職場で何かの話をしていて「やっぱり連携しなきゃね」ということが時々出てくる。ふっと思い出し て仕事をすることが多くなりましたね。私は総務部門なので、他工場の総務ともっと連携をとって情報 収集したりとか、統一できるものは統一したりということを更にするように心がけるようになりました。ム ービーの言葉も、自然にいろんなところから聞こえたりということが多くなりました。 外山 僕の場合は、技術開発・商品開発なのですが、ものすごく若いメンバーで構成されています。今 回のムービーは会社からのメッセージだと受け取っています。変わることを恐れずに挑戦していきなさ い、という。失敗を恐れるなというメッセージだと受け取って、恐れずやらせてもらっています。どちらか と言うと、思いを受け取ったっていうほうが強いのかなぁ。ムービーではみなさんかなり気持ちを込めら れて話をしていましたので、この会社に対する思いをそのまま感じます。代々受け継いで自分らもあれ くらい思いを込めて、下の代に伝えていきたいと思っています。 ※ テルモ株式会社様の「ものづくりWAYプロジェクト」は、弊社では「理念・WAY共有プロジェク ト」の事例としてご紹介しております。 3/3 Copyright©J-Feel.inc
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