さようなら えのき 今までありがとう

小山市立中小学校だより
学校教育目標
認めあい
響きあい
輝かしあうなかで
やさしく
かしこく
たくましく
生きる子ども
平成25年11月1日号
発行者 谷田部 二三子
さようなら
えのき
今までありがとう
平成25年10月16日に通過した台風26号の強風を受けて、中小学校のシ
ンボルであったえのきが倒れてしまいました。そして、10月23日に、子ども
たちと地域の皆様と一緒に「お別れ会」をやりました。
えのきは、中小学校が創立した頃からこの場所にあったと聞いております。す
ると樹齢140年くらいになるのでしょうか。堂々として美しい姿は、中地区の
そして小山市の誇りであり、「おやま百景」にも選ばれていました。
倒れてから伐採の日までの約10日間、多くの方がえのきにお別れをしにいら
っしゃいました。お別れ会当日も、たくさんの方がいらしてくださいました。そ
して、「えのきに登って遊んだこと」「えのきの根が校庭の半分も覆うくらい広
がっていたこと」「えのきの下で鬼ごっこをしたこと」など、たくさんの思い出
話をしてくださいました。中地区で育った方々にとってたくさん思い出がつまっ
た大切な木であったと、あらためて強く感じました。
倒れてしまって、本当に残念でなりません。
11月2日のえのき祭の日に、2代目えのきとして校地内に生えている木を植
樹する予定でしたが、それがあまりにも弱々しいので、造園業者から元気のよい
苗をいただけるよう、市教委が取りはか
らってくださいました。そして、校地内
のえのきの赤ちゃんは、その場所で育て
ることにしました。どうぞ、1代目えの
き同様、2代目えのきも大切に見守って
くださいますようお願いします。
最後になりましたが、お別れ会の開催
に際し、自治会長の皆様、公民館の皆様
には、大変お世話になりました。どうも
ありがとうございました。
1ねん A.S
たいふうのつぎの日、がっこうにいったらえのきがたおれていました。とてもびっくり
しました。えのきのおもいでは、4月のにゅうがくしきのあと、えのきのまえでクラスみ
んなできねんしゃしんをとったことです。にゅうがくしきのきねんしゃしんは、まいとし
とっているとききました。ぼくたちのがくねんでさいごになってしまいました。とてもざ
んねんです。えのきさん、いままでありがとう。
1ねん U.H
あめの日も、かぜの日も、あつひ日も、さむい日も、ずっとわたしたちといっしょにす
ごしてきたえのきさん。ながいあいだ、ありがとうございました。おわかれするのはさび
しいです。あたらしく1年生のなかまいりをする2代目えのきさんといっしょに大きくな
るから見ていてください。
2年 K.S
わたしが入学してはじめてしゃしんをとったのが、えのきの前でした。とても大きくり
っぱな木だなあと思いました。毎日わたしたちを見守ってくれたえのきが、台風でたおれ
てしまい、とてもざんねんです。わたしのおじいちゃんが小学生のときにも、大きなえの
きがあったと聞きました。長い間がんばってくれたえのきさん、ありがとうございました
。
2年 S.S
わたしは、中小に入学してからずっと、えのきさんのことを毎日みていたので、たおれ
てしまったえのきさんを見て、とてもかなしいです。おじいしゃんやお母さん、おねえち
ゃんのことも見守ってくれて、ありがとうございました。えのきさんの赤ちゃんを、たい
せつに育てたいと思います。えのきさん、ありがとうございました。
3年 K.M
えのきがたおれてしまったことを、スイミングの時、友だちから聞いた時は、とてもび
っくりしました。あんなに大きくてりっぱな木がたおれてしまうなんて思いもしませんで
した。つぎの朝、登校して、たおれたえのきを見た時は、びっくりよりも悲しい気持ちが
大きくなりました。
えのきは、ずっとむかしからここに立っていて、わたしのひいおじいちゃん、ひいおば
あちゃん、おじいちゃん、お父さんの子ども時代を見守ってくれました。わたしのお父さ
んは、どんな小学生でしたか?これからお別れするのはさみしいけれど、2代目えのきを
大切にしていきたいとおもいます。
今までありがとう!
3年 K.S
中小学校のシンボル「えのき」が台風でたおれてしまい、家族でえのきの様子を見に行
きました。「こんなに大きな木がたおれちゃうなんて、ビックリしたね。」とおばあちゃ
んが話していました。
ぼくのお母さん、おじさん、おばあちゃんもえのきに見守られ、小学校生活をおくった
そうです。夏の暑い日は木かげをつくってくれたり、冬の寒い日には風から身を守ってく
れたりしたと聞きました。今までぼくたちを見守り続けてくれて、本当にありがとう。
4年 S.H
中小学校のえのきさん、ぼくのおじいちゃんやおばあちゃん、そしてお父さんの子ども
のころも、中小校学生をあたたかく見守ってくれてありがとう。
おじいちゃんが入学したころは、子どもたちが昼休みに毎日木のぼりをしていたようで
す。そして、その木の根もとに二宮そんとくがたきぎをせおいながら勉強している石ぞう
があり、当時の先生に「みんなも二宮さんのように勉強し、りっぱな大人になりなさい。
」と言われたそうです。
えのきさん、本当におつかれさまでした。
4年 O.M
今まで見守ってくれてありがとうございました。今回の台風でたおれてしまい、とても
さみしいです。でも、2代目えのきがわたしたちのことを見守ってくれるので、うれしい
です。
えのきさんは、おじいちゃんが中小に通っているときから立っていて、えのきにのぼっ
ていたそうですね。わたしは、えのきさんのことは、一生わすれません。えのきさんも、
わたしたちのことをわすれないでください。
5年 S.H
えのきさん、たおれてしまって残念です。ぼくのお母さんは、中小に通っていたので、
えのきがたおれてしまって、とてもさびしいし、悲しいといっていました。ぼくも、5年
間の思い出がつまっているえのきがたおれてしまって、悲しいです。えのき祭で子どもの
えのきを植えますが、それでも悲しいことに変わりはありません。
えのきさん、今まで思い出をありがとう。
5年 K.K
えのきは、私の父のころからあった木です。私の父が野球をしているときや、私が校庭
で遊んでいるとき、話しているとき、がんばっているとき、おこられているとき、笑顔の
とき、一番知っているのはえのきかもしれません。
「おはよう」「こんにちは」「さようなら」えのきにもみんな伝わっていると思います
。ずっと見守っていてくれてありがとうございます。台風でえのきがたおれたと知って、
はじめは「なにうそ言ってるの?」と思いました。けれどすっごくショックを受けました
。だから、えのきの赤ちゃんを植えると知ってうれしかったです。その赤ちゃん探しもし
ました。楽しかったです。そのあたらしいえのきもすくすく育ち、また中小の子どもを見
守ってくれればいいなと、私は思います。ずっと見守ってくれてありがとうございました
。
6年 K.S
うちは兄が2人いて、一番上は大学3年です。二番目は中学3年です。兄たちはえのき
があるうちに卒業しましたが、ぼくは、卒業する前にえのきがたおれて悲しいと思います
。でも、えのきの子どもが2代目えのきとして、ぼくたちの後輩を見守ってくれるので、
安心です。6年間ありがとうございました。
6年 H.Y
中小学校の大きなシンボルとして、長い間、見守ってくれていて、ありがとうございま
した。そして、おつかれさまでした。
私たちが入学したときから大きなえのきは、私たちの両親や、祖父母の時代から大きな
木だったと聞きます。昔は、木に登ったりしていたのだと聞いたこともあります。昔から
立っていて、みんなから愛されていたえのき。私は、入学式の日に、えのきの前でたくさ
んの写真をとりました。思い出の中にあるえのき。6年生になり、卒業式に制服を着て写
真をとりたいと思っていました。たおれたのを見たときは、がっかりで、さびしく感じて
いましたが、約6年間一緒に過ごせたことをうれしくも思います。2代目がまた大きなシ
ンボルになれるように願っています。