連合東京 2016 年 9 月 労働基準月間・記念セミナー 「労働組合法の機能・役割と活用」 2016 年 9 月 15 日(木)18:15~20:15 於:連合会館(神田駿河台) 連合東京は3年前、毎年9月を「労働基準月間」として、労働基準法はじめ労働諸法規の遵守の徹底、労働者の権利 拡大を促進する運動月間を設定しました。 「ブラック企業」から「ブラックバイト」まで広がる労働環境の悪化傾向は、 ここまま放置することはできません。連合東京は、労働者ならびに使用者にも労働基準順守の必要性を街頭で訴え、自 らも働く仲間と様々な行動を展開します。 この労働基準月間を記念しての労働基準法、労働契約法に続き、3年目のセミナーは、 「労働組合の機能」による労働 基準の確立をめざして「労働組合法」の機能・役割と活用について学習します。 セミナー講師:水町勇一郎教授からのメッセージ <プロフィール> 1990 年東京大学法学部卒業 現在、東京大学社会科学研究所教授、パリ西大学客員教授 <主な著書>「パートタイム労働法の法律政策」 (97 年有斐閣) 、 「労働法入門」 (2011 岩波新書) 、 「労働 法」 (2016 有斐閣)は 6 版を重ねる。 「同一労働同一賃金実現に向けた検討委員会」など労働政策の多数の 検討委員会、審議会などに参加。 東京都労働委員会会長代理。 世界的に、労働組合の組織率が低下する傾向にある。日本もその例外ではない。1949 年には 55.8%に達していた組織率は、2015 年には 17.4%に低下した。しかし、世界では、労働組合の社会的役割はなお衰えていない。組織率が全体で1割を切っているフランスでは、政府の労働 法改革案に対し、労働組合が主導してストライキを決行し、世論を喚起しながら政府の動きにブレーキをかけようとしている。 そもそも労働組合は、民法の世界(契約自由の原則)のなかで、その交渉力の弱さゆえに肉体的にも精神的にも経済的にも苦境に立たされること が多かった「個人としての労働者」の交渉力を高め、労働条件対等決定を実現するための基盤として組織され、法的に擁護されるようになったも のである。これを日本で法的に承認し保護しているのが、憲法 28 条と労働組合法である。さらに近年では、社会経済状況が複雑化・高速化し、 法律による画一的な保護が労働現場の実態に合わなくなっていくなかで、現場の意見や利益を調整し社会実態に即した労使関係・雇用関係を築き 上げていくための重要な媒体として、労働組合の役割・重要性が世界的に再認識されるに至っている。社会の多様化のなかで組織率が低下して も、労働組合の役割はむしろ高まっているのである。 しかし、近年の日本において、労働組合の意義や役割は再確認されているだろうか。組織率低下のなかでその存在意義自体も薄れていってはい ないか。労働組合の重要性が再認識され、その社会的役割を果たしていくために、日本の労働組合はどのような意識をもち、どのような活動を展 開していくべきか。3 回目の労働基準月間では、日本の労働組合法の法的成り立ちと基盤を確認しながら、これからの日本の労働組合の役割と方 向性についていっしょに考えていきたいと思います。 参加申し込み 労働組合役員には、この学習が必須!! FAX:03-5444-0303 労働組合って? 労働組合を守るってどういうこと? 勤労者、学生、一般市民の参加も大歓迎です。 氏 名 組合員(組合名)/一般/学生 の別 連絡先 TEL: 連絡先 TEL: 連絡先 TEL: 連合加盟組合員は組合名を、一般・学生はその旨記入してください。 連合会館 お問い合わせは連合東京TEL:03-5444-0510まで 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台 3-2-11 TEL:03-3253-1771(代)
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