ご利用マニュアル ―ファイル転送編― 平成12年12月 サーバーへのファイル転送についての説明です。 ● 概要 サーバーへお客様のコンテンツ(HTML 文書・画像データ・CGI ファイルなど)を転送し て頂くには、FTP をご利用頂きます。 FTP 用のソフトウェアが必要になりますので、あ らかじめご用意下さい。 ● ディレクトリの構造 ディレクトリの構造 サーバー内のディレクトリは以下の様な構造になっています。 ([ ]内はパーミッションの初期値です。変更せずにこのままの状態でご利用下さい。 ) /(ルートディレクトリ)一番上の階層のディレクトリ home [705 (rwx---r-x)] 管理者(admin)用コンテンツディレクトリ (username)[705 (rwx---r-x)] ユーザー用コンテンツディレクトリ Maildir [500 (r-x------)] ユーザー用メールディレクトリ cgi-bin [705 (rwx---r-x)] CGI 用ディレクトリ log [705 (rwx---r-x)] ログファイル用ディレクトリ Maildir [500 (r-x------)] 管理者(admin)用メールディレクトリ 管理者用アカウント(admin)で FTP サーバーに接続した場合は、上記の全てのディレ クトリが見えます。 ユーザー用アカウントで接続した場合は、上の表の[username]が ル ートディレクトリとして見えます。 ディレクトリごとの詳しい説明は以下の表をご覧下さい。 なお、こちらの表では各ディレクトリを絶対パスで表記しています。 (絶対パスとは、ルートディレクトリから対象のディレクトリまたはファイルまでの経路 をすべて書いたものです。 例えば、 「/」 (ルートディレクトリ)の中にある「bin」は「/bin」 、 「/」の中の「home」の中の「smartAVENUE」は「/home/smartAVENUE」と表します。 ) 1 管理者用ディレクトリ ルートディレクトリはお客様のサーバー内で一番上の階層のデ /(ルートディレクトリ) ィレクトリです。 他のディレクトリやファイルは、すべてルー トディレクトリの中に置かれています。 このディレクトリには ファイルを転送する事は出来ません。 管理者用のコンテンツを置くディレクトリです。 ブラウズを行 う時にはこのディレクトリがサーバーの一番上の階層として扱 われますので、 このディレクトリに「index.htm」または 「index.html」ファイルを置いておくと、 http://お客様のドメ イン名/ というアドレスでページが開く様になります。 /home また、ユーザー用のディレクトリもこのディレクトリに置かれ ます。 例えば、管理ツールを使って「smartAVENUE」という ユーザー用アカウントを作成した場合、 自動的にこのディレク トリの中に「smartAVENUE」というディレクトリが作成され ます CGI のファイルを置くディレクトリです。CGI のファイルは必 ずこのディレクトリの中に置いて下さい。 なお、CGI や CGI 用のライブラリファイル以外のファイル(HTML 文書・画像フ /cgi-bin ァイル等)をこのディレクトリに置いた場合、 そのファイルを 直接ブラウザから参照する事は出来ません。 ブラウザでこのディレクトリを参照する場合のアドレスは、 http://お客様のドメイン名/cgi-bin/ となります。 /log アクセスログ・エラーログのファイルが置かれるディレクトリ です。 管理者(admin)のメールデータが置かれるディレクトリです。 この中にはさらに「new」 「cur」 「tmp」の3つのディレクトリ /Maildir がありますが、 これらはメール機能をご利用頂く時にサーバー が自動的に使用するディレクトリですので、そのままにしてお いて下さい。 ユーザー用ディレクトリ ユーザー用のコンテンツを置くディレクトリです。 [username]の部分は実際にはユーザーアカウント名になりま す。例えば、 「abc」 というユーザーのディレクトリは /home/abc となります。 その場合、ブラウズを行う時のアドレスは http:// 2 /home/[username] お客様のドメイン名/abc/ となります。 ユーザーアカウントでサーバーに FTP 接続するとこのディレ クトリがルートディレクトリとして見え、 管理者用や他のユー ザー用のディレクトリは見る事が出来ません。 ユーザーのメールデータが置かれるディレクトリです。管理者 用アカウントの 「Maildir」ディレクトリと同様に、この中に /home/ [username]/Maildir 「new」 「cur」 「tmp」の3つのディレクトリがありますが、 こ れらはメール機能をご利用頂く時にサーバーが自動的に使用す るディレクトリですので、そのままにしておいて下さい。 ● コンテンツディレクトリ(ドキュメントルート) コンテンツディレクトリは、HTML 文書や画像データなどのコンテンツを置ける、一番上 の階層のディレクトリです。 一般的には「ドキュメントルート」とも呼ばれます。 管理者・ユーザーそれぞれのコンテンツディレクトリは、以下のディレクトリです。 管理者 ユーザー /home /home/[username] ([username]の部分は実際にはユーザーアカウント名になります。 ) コンテンツディレクトリに「index.htm」というファイルを置いた場合、ブラウザに以下の 様にアドレスを入力すれば ページの内容が表示されます。 管理者 ユーザー http://ドメイン名/ http://ドメイン名/ユーザーアカウント名/ なお、ユーザーアカウント名の前に「~」(チルダ)を入れる必要はございません。 3
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