参考2 南足柄市文化会館 平成27年度事業計画書 運営管理体制について 1.管理組織図と運営体制 管理組織図 南足柄市 市民部市民活動課 弊社 南足柄市文化会館 館 長 副館長 職 員 清掃管理 舞台運営 ホール施設 保守管理 保守管理 受付アルバイト ※黄線部分は業務委託予定の範囲です。 職 名 雇 館 長 用 資 常勤 格 等 事 務 分 掌 備 甲種防火管理者 南足柄市文化会館管理運営 5勤2休 救急救命講習 業務の総括責任者 (早番/遅番 AED講習 副館長 2 交代制) 甲種防火管理者 南足柄市文化会館の管理運 5勤2休 職 員 救急救命講習 営 (早番/遅番 (計 2 名) AED講習 スタッフ労務管理等 2 交代制) AED講習 事務、受付、利用案内、抽選 スタッフ 常勤 非常勤 (受付・事務) 考 業務等 (4 名) ※市内雇用について 職員やスタッフは南足柄市在住者優先を考慮しつつ、資格・技能・知識等に加え接客能力やチームワークを 考慮し、情熱に溢れ施設の設置意義を充分に理解できる人物の雇用に努め、より一層地元と密着した運営を 心掛けていきます。 1 運営管理体制について Ⅱ 2.管理運営についての考え方 当施設を効率的かつ効果的に機能させていくために、内部的には館長が職員・スタッフ・委託会社のス タッフを統括し、外部的には施設に携わる関係各位と円滑に連絡、意見交換ができる体制の確立が必 要と考えます。外部的には、関係諸機関、団体様等と連携を密にとり、協力関係を構築していきます。 3.主な業務の担当について 館長が全業務の責任者となり、実務は副館長の元で行いますが、主な業務は下記のように実施します。 * 市や関係各所との折衝 ⇒ 館長が担当し、その補佐・代理として副館長が担当します。 * 報告書作成・経理処理 ⇒ 館長が担当し、その補佐・代理として副館長が担当します。 * 舞台運営管理業務 ⇒ 委託会社である㈱東京舞台照明が運営と保守点検を担当します。 2 運営管理について 1.防犯・防災、緊急時対応 ● 防犯への対応 防犯については、普段からの来館者への目配り・気配り・お声掛けをしてまいります。特に「こんにちは」 「こんばんは」「ありがとうございました」とのお声掛けは、施設の明るく健全な雰囲気を作りだすばかりで なく、防犯への第一歩にもつながりますので、次年度も励行するよう努めます。 受付窓口においては随時来館者の確認や出入状況の把握を行い、不審者などに対しても積極的なお声 掛けを励行します。また、開館中は定期・不定期を問わず随時館内巡回を実施し、不審物の発見や来館 者の安全衛生管理に努めます。 施設における従事者全員が、危機管理対応マニュアルの周知や緊急時対応の徹底により、常に共通認 識として周囲の状況を把握することで、自治組織や関係所管との協定を視野に入れた、近隣地域一体型 の連携を構築してゆきます。 ● 防災への対応 日頃の訓練・準備の重要さを認識しており、下記の対応を徹底してまいります。 まず消防設備点検や避難誘導経路などその周知徹底を図るとともに、定期的な防災体制の確認や定期 的な打合せのほか、必要に応じた効果的な防災学習や避難訓練などを実施します。 また施設管理者については、消防法に基づく防火管理者の資格取得者を配置するとともに、自衛消防 隊組織の編成および緊急時における各種役割係を設定し、分担計画表や自己点検表の作成掲示を徹 底し、万一災害などが発生した場合には、遅滞なきよう計画書に則り迅速かつ的確な対応を図ります。 ● 事故・緊急時への対応 事故の対応については、日常の救急備品の確認や緊急連絡網の整備をはじめ、安全点検や欠陥修繕 などを通して危険予測に基づいた予防対応マニュアルを作成し、事故発生の未然防止に努めます。 また急病・怪我の場合は応急処置を図り、必要に応じて搬送の同行などをもって、適正な処置に努めま す。 館長および職員には、消防署が実施する普通救急救命講習の受講または日本赤十字社が実施する救 急法救急員養成講習会への参加を必須とし、また施設に従事するスタッフ全員について、AED(自動 対外式除細動器)操作方法についての講習会への参加を義務づけます。 緊急時の対応については、災害時の地域拠点として機能すべく、防災意識の啓発から防災知識や情報 の発信、初動から救急救命避難に至る災害活動支援を実践し、二次災害の未然防止と大災害に備えた 自助訓練との連携などを通して、広く災害時対応のサポート役として貢献します。 3 個人情報の保護について 1.個人情報保護に関する考え方について 施設の運営管理を行う上で知り得た個人情報については、業務上必要な個人情報の提出を必要最低 限に留め、これらを厳格かつ厳重に取り扱うのはもちろんのこと、受動的に知り得た全ての個人情報が流 出することのないよう、その保護を徹底してまいりましたが、次年度も同様にこの姿勢を遵守します。 このため、南足柄市の個人情報保護条例および施行規則や事業者ガイドラインなど、個人情報に関連す る法令法規を遵守し、職員全員に内容の周知・徹底を図り、当該見地からの内部取り決めや研修なども、 別途プランを作成し実施します。 2.管理規定の有無 「個人情報管理規定」や「プライバシーポリシー」を規定するほか、社内的にも個人情報取扱規定の策 定や情報セキュリティへの対応、情報管理責任者の指名、定期的な社員教育などを行い、漏洩や滅失、 毀損のないよう業務体制を固めています。 すべての個人情報は南足柄市の個人情報取扱規定に従い、適切かつ適正な情報保護管理体制を構 築し、当該分野での不具合や事故のないよう、十分な配慮のうえ業務を遂行しますが、次年度は更に徹 底してまいります。 3.実施を保証する方策(セキュリティ・研修など) 個人情報の重要性とプライバシー保護にかかわる責任の重大性を充分に認識して、管理運営業務を行 う上ですべてのお客様の信頼に応えられるよう、個人情報保護の管理および取り扱いに細心の注意を 払います。 アクティオは平成20年8月に JIS Q15001(通称プライバシーマーク)を取得し、内部的に「個人情報管理 規定」や「プライバシーポリシー」を規定しています。平成22年度には新たな個人情報保護マネジメントシ ステムをもとに入社時および事前研修教育への導入やその継続的な社内啓蒙活動を行っており、今後も この体制を基盤に個人情報保護の遵守を積極的に実践してまいります。 4 個人情報の保護について Ⅱ ● 実施を保証する具体的方策 * 運営管理上必要な個人情報は、必要最低限の提出に留めます。 * 個人情報保護法及び南足柄市個人情報に関する条例に則り、適切に個人情報を取り扱う為に、前 述の関連法及び条例に基づき、「南足柄市文化会館 個人情報の取り扱い」を策定し、利用者へ公 示(告知)の上で個人情報を収集します。 * 運営管理に従事する代表会社の職員を個人情報保護責任者として選任し、施設における個人情報 保護の体制を構築するとともに、施設における個人情報保護の為の研修を、定期的に開催します。 * 各事業を実施する上で知り得た個人情報は、「南足柄市文化会館 個人情報の取り扱い」に則り、プ ライバシーポリシー及び個人情報保護方針を遵守し、個人情報保護に努めます。 * 運営管理上知り得た個人情報は、パソコンによる管理を行います。この為、ログイン時とファイルアク セス時の2重のセキュリティを用意し、なおかつデータを暗号化します。 * パソコンによる管理に際してのセキュリティ対応パスワードは、施設長、個人情報保護責任者及び代 表団体の本社管理部で管理することとし、パスワードは定期的に変更します。 * パソコンによる個人情報管理をしていく上で予測される万が一のデータ損失に備え、データを全て 暗号化し単体では解析不能の状態にした上で、外付けハードディスクを用いたバックアップを行いま す。 * 紙面に記載された利用申請書等の個人情報の取り扱いは、施錠できる所定の場所での保管とし、 鍵は施設長および個人情報保護責任者が管理します。 * 第3者機関によるモニタリング機能の1つとして、個人情報の取り扱いに関するモニタリングを実施しま す。 * 当館のホームページ上で個人情報を入力するページをSSL(暗号化に対応した通信方法)に対応さ せ、インターネット上での個人情報漏えいを防止します。 5 研修・育成について スタッフ研修・育成に関する考え方について ● 職員の研修・育成 27 年度 4 月の運営開始に合わせて採用を行い、通信教育、オリエンテーション、見られ公務員研修、接 遇研修、管理職研修、経理研修、危機管理対応研修、個人情報保護研修、人権研修、運営体験、現地 研修を行います。なかでも、経理や情報処理研修のほか、ホール運営関係者が主催する社外研修など への参加機会を設けて各人のスキルアップに努めていきます。 ● フォローアップ研修 日常的なフォローアップや問題点が発生した場合の即時対処はもちろんのこと、積極的にスタッフに対して スキルアップ研修や他施設見学などの定期研修を実施し、常に目標を持つことのできる環境を整え、日々の 業務についての見直しや高い意識の維持を行っていきます。これらをもって日常業務の見直しを励行し、高 い目標の持てる業務環境を整備するとともに、接遇におけるテクニカルな面の向上を見すえたスキルアップ を図り、来館者の立場に立った心のこもった接遇ができるよう、スタッフ個々の資質の更なる向上に努めてい きます。 6 管理運営について 1.業務の効率化とサービスの向上 ● 業務の効率化 受付・予約業務については無駄な帳票類や職員スタッフの動線を見直すこと、およびPCによるデータ化 によりミスを減らします。 ● 相模原市民会館等との連携 私どもが管理運営をさせていただいている相模原市民会館とは、ホール・集会室の空情報の相互案内や、 自主事業チケットの販売など、お客様の利便性が向上するようあらゆる面で連携してまいります。 また両館の職員で定期的なミーティングを行い、施設運営上の改善案等の共有によって効率化、サービ ス向上を進めていきます。 その他、アクティオが管理運営する文化芸術系ホールは全国に 23 施設あり(平成 27 年 4 月~)、これら 施設とも連携を図ってまいります。 ● ホームページの充実 運営開始に合わせて、新たなホームページを開設します。予約状況や舞台資料のダウンロードなどお客 様にとって便利で使いやすいサイトにしていきます。また遠方のお客さまでも、チケットを購入しやすいよ う、カンフェティシステム(セブンイレブンで支払発券可能)を導入する予定です。お客様にとってもより使 いやすく便利なホームページにしていきたいと考えております。 ● 清掃等について お客様にご満足いただける清掃に努力してまいります。通常の清掃は和光産業㈱に委託しますが、巡回 等で目に付いたところや軽微な清掃に関しては、弊社スタッフも積極的に実施していきます。 2.飲食の提供について 当施設のPR等に資するため、事業開催時やイベントの時を中心に臨時販売による軽食などの提供を行 います。 3.デジタルサイネージの導入について 1 階ロビーを「文化パーク」とするためにも、ロビーにデジタルサイネージを導入し、公演情報や各種周辺 情報の案内等を流します。 7 自主事業について 1.お客様の満足度の高い自主事業の開催 ● 自主事業についての考え方 私どもは、地元・南足柄市地域の活性化、また館自体の利用率向上を目指し、自主事業はそのための重 要な宣伝ツールとしての役割を認識しております。地元で開催されているイベントや商店街の振興活動に 積極的に関わりながら、自主事業を絡めた文化価値の発信に努めてまいります。 企画内容に関しましても、まず何よりもご来場いただいたお客様にご満足いただくことを考え、一流の内容 をできるだけリーズナブルな料金でご覧いただくよう努力してまいります。またより多くの方に来ていただけ るよう、自主事業についてはできるだけ市民招待枠(原則として20名程度)を設定いたします。 ※なお以下にあげる事業計画は、交渉過程での変更やお客様からの要望などで増減がありうることをご 了承いただきたく存じます。また各事業の制作過程は一様ではなく、事業単体での収支にはばらつきが でることを申し添えておきます。 ●自主事業の目的と内容 ① 鑑賞事業 目的 上質な芸術文化の鑑賞機会を市民に提供 ①市民の鑑賞ニーズを把握し、芸術性の高い作品から親しみやすい作品まで多種多 内容 様で上質な文化の鑑賞機会を提供する。 ②伝統文化の普及促進を図る。 ③子ども向け鑑賞公演の実施 ② 交流事業 目的 文化を通じた市民や団体との交流、人材育成を実現 内容 ①避難訓練コンサート コンサート中の被災を想定した避難訓練コンサートを行う。 ②南足柄市の市民と他地域の文化交流を実現する。 ③フェスティバル等の機会を通じて、文化団体同士の交流を行う。 ④アーティストから直接指導を受けたり、公演後に触れあえる機会を創出する。 ⑤育成講座 ボランティア等による文化シーンへの参画機会を提供する。 ③ 貸館事業 目的 市民主体の芸術文化活動の推進とサービス向上、利用率向上 内容 ①共催事業 市民主体の芸術文化活動を支援する。 ②活動支援事業 市民公演を支援するため、チケットインフォ(チケット販売代行)サービス、大 判ポスター貸出サービス等を行う。 ③情報収集・発信事業 公演情報をロビーのデジタルサイネージによって常時流すことにより、 公演を支援する。 8 ●自主事業計画(案) 目的 鑑 賞 事 業 協 働 ・ 運 営 交 流 事 業 育 成 ・ 普 及 事業分野 内容・本数 コンサートや舞台作品の 鑑賞公演 芸術鑑賞事業 ※1 年 3 回程度 貸 館 事 業 伝統芸能の鑑賞公演 過去の事業の継続 情報収集・ 発信事業 市民参加型事 業 27 年度から 情報発信事業(HP、情 報誌、レポート等) 1 回/年 27年度~ 避難訓練コンサート 1 回/年 ボランティア育成講座 1 回/年 舞台芸術支援事業 3回/年 3回/年 創 造 ・ 交 流 各事業名 内容 幅広い世代の市民に質の高い芸術に 触れてもらうために多様なジャンル の芸術の鑑賞 日本の伝統芸能の公演やレクチャー これまで当施設で行われてきたNH K公開番組や映画上映等は、継続して 開催 事業の広報活動、事業の記録化、発信 市内の文化情報の蓄積・発信 実際のコンサート中に災害が起こっ たことを想定して、演者も観客も共 に、避難訓練を行う。コンサートも十 分楽しめる。 サポーターやボランティアとして運 営に参加する人に技能的な指導をす る講座 舞台技術ワークショップなど、サポー ター、文化の担い手育成のワークショ ップ・講座 子どもや若い世代を対象にした音楽・ 子どもワークショップ ※ 美術・演劇・舞踊などのワークショッ 2 プ。吹奏楽のプロが学生を指導してく (吹奏楽クリニック) れる。 大人を対象とした音楽・美術・演劇・ 大人ワークショップ 舞踊などのワークショップ。吹奏楽の (吹奏楽クリニック) プロが大人の演奏を指導してくれる。 地域文化団体や 学校との連携 共催事業 適宜 活動支援事業 28 年度から チケットインフォサービス ①市民のミュージックフェスティバ ルの継続開催 ②市内外の小中高校・大学等と連携し た事業 等 ③きんたろう未来フェスの開催 当施設を使って行う文化イベントの チケットの販売代行サービス ※1 演目は、市民ニーズや周辺施設との調整で当初計画と変わる可能性があります。 ※2 交流事業のワークショップ体験に合わせて、27 年 5 月に、大阪桐蔭高校吹奏楽部の演奏会 を企画しています。 (別紙参照) ※実施日程については、27 年度のホールの予約状況等に配慮しながら、実施日を決めていきま す。 9 維持管理業務について 1.維持管理業務のスケジュール 施設の維持管理業務は、仕様書に則り、以下のスケジュールで行います。 実施項目 日常清掃 頻度等 開館時 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 月 月 月 月 月 月 月 月 月 月 月 月 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 定期清掃 -定期清掃 年1回 ○ 環境衛生業務 -管理技術者 -環境測定 選任 ○ 13 ポイン ○ ○ ○ ○ ト、年 6 回 ○ ○ ○ ○ -貯水槽清掃 年1回 ○ -汚水槽清掃 年2回 ○ 年1回 ○ -雑廃・湧水槽清 掃 -飲料水水質検査 放送設備 保守点検 エレベーター 保守 点検 ○ 年2回 月1回 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ (法令) 年4回 ○ ○ 消防設備点検 ○ 防火対象物点検 ○ ○ 年2回 ○ ○ 舞台照明装置点検 年1回 ○ ○ 開館時 音響設備点検 年2回 空調設備保守点検 年2回 植栽管理 年2回 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 10 ○ ○ 舞台吊物点検 託 ○ ○ 受変電設備保守点検 舞台設備操作業務委 ○ ○ ○ シャッター保守点検 自動ドア保守点検 ○ ○ ○ ○ ○
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