Microsoft Office 2007 講習会

Microsoft Office 2007
講習会
(ver1.1)
東海大学総合情報センター
情報システム開発課
教育事務用パソコン Office2007 移行について
Office 2007 は 2007 年 1 月より発売が始まり、法人本部は 2007 年 7 月に導入し、2009 年 4
月より湘南校舎、沼津校舎等の実習室でも導入がされています。
また、発売後 2 年を経過していることから、研究室、自宅などのパソコンへの普及も進んでい
る状況です。
この様な状況を踏まえ、2008 年度事務システム委員会において教育事務用パソコンに
Office 2007 の移行を 2009 年におこなうことが確認されました。
・移行期間について
移行は下記の期間を予定しています。
2009 年 8 月 3 日(月)~2009 年 9 月 4 日(金)
なお、所属毎の移行作業スケジュール表を配布しますので、ご確認頂き日程調整のご協
力をよろしくお願いいたします。
・導入方法について
移行作業は、ネットワークを介して必要ファイルのダウンロードをおこない、3 日間に分けて
以下の手順で自動的におこなう予定です。
総合情報センターの職員が貴課へ伺っておこなう作業は基本的にありません。
また、移行作業をおこなう条件として、通常パソコン終了時におこなわれるシステム自動更
新プログラムが全て適用され、システムが最新の状態になっている必要があります。日常的
にご利用されていないパソコンがありましたら、移行前に半日程度起動して頂き、終了時の
自動更新プログラムを適用するようお願いいたします。
なお、作業中には絶対に電源の強制終了をなさらないようお願いいたします。
1日目
・パソコン起動時:必要なファイルをダウンロード(約 20 分~60 分)します。
その間通常の利用をされていても問題はありません。
・パソコン終了時:Microsoft Office 2007 の自動インストールを開始(約 30 分~40 分)します。
そのまま IC カードを外し退勤された後も作業は自動的におこなわれて電源 OFF されます。
2 日目
パソコン終了時:更新プログラム自動インストールを開始(約 30 分~40 分)します。
そのまま IC カードを外し退勤された後も作業は自動的におこなわれて電源 OFF されます。
3 日目
パソコン終了時:機能拡張プログラム自動インストールを開始(約 5 分)します。
そのまま IC カードを外し退勤された後も作業は自動的におこなわれて電源 OFF されます。
-1-
・Office 2007移行に関する情報提供
教職員ポータルでOffice2007移行に関する情報を公開しています。
【教職員ポータル】→【グループウェア(SNET) 】→【フォーラム】→【20.各システムの利用】→
【10.Office2007】
また、e-learning教材の公開をしています。
なお、利用方法は講習会テキストP28をご覧ください。
① 【教職員ポータル】→【Webオフィス 】→【自己学習】→【e-learning】→【よくわかる
Office2007】
② 【教職員ポータル】→【Webオフィス 】→【自己学習】→【e-learning】→【2007 Office
system トレーニング】→【クイックガイド】、【トレーニングビデオ】
・他機関等との文書ファイルの交換について
付属病院など Office 2007 に当面移行する予定がない機関もありますので、教育事務用パソコ
ンの環境以外に文書ファイルを送付する場合にはこれまで同様利用できる文書ファイルを相
手に確認する必要あります。
・今後の移行予定について
Office2007 をインストールすると、漢字変換ソフトが最新になります(IME2007)。
それに伴い、これまで入力出来なかった漢字文字が追加されることになりますが(JIS2004)、教
職員ポータル等関連システムにて正常に文字表示がされない等の不具合が確認されていま
す。
これに対応するため今年度、教職員ポータルをはじめとする関連システムの改修や機器の
リプレースをおこないます。その後順次以下のソフトを移行する計画を予定しています。
Internet Explorer7.0 (ホームページ閲覧ソフト)
JIS2004
-2-
1.Word の概要
Word とは、文書を作成するためのワープロソフトです。文字の入力を効率よくおこなうことが
でき、表やイラストなどを使用して表現力のある文書を作成できます。
1-1 Word の起動
[スタート]-[すべてのプログラム(P)]-[Microsoft Office]-[Microsoft Office 2007 ]を選択し
ます。
1-2 Word の画面構成
⑥
②
③
④
①
⑦
⑤
⑧
-3-
① Office ボタン: ファイルの新規作成や既存のファイルを開く、ファイルの保存、印刷などの
コマンドが表示されます。
②クイックアクセスツールバー: よく使用するコマンドをボタンとして登録できます。初期設定
では、上書き保存、元に戻す、繰り返し、の 3 つのボタンが登録されています。
③Word ウィンドウの操作ボタン: 最小化(ウィンドウを一時的に閉じます)、最大化(最大化し
た後もう一回押すと、元のサイズに戻ります)、閉じる(Word を終了する)などの操作ができ
ます。
④Microsoft Office Word ヘルプボタン: ヘルプウィンドウを表示します。ヘルプウィンドウでは、
Word2007 の機能や操作方法を確認できます。
⑤言語バー: 日本語入力の入力モードや変換モード、IME パッドなどが使用できます。
⑥リボン: コマンドを実行するときに使用します。コマンドは機能ごとにタブで分類されていま
す。
⑦ルーラー表示切り替えボタン: 水平ルーラーと垂直ルーラーを表示したり、非表示に切り
替えたり出来ます。
⑧ズームバー: 画面の表示倍率を変更できます。
1-3 Word の終了
[Office ボタン
]から以下の 2 種類の終了方
法があります。
① 現在表示されているシートを閉じる場合:[閉じ
る(C)]
② Word 全てを終了する場合:[Word の終了(X)]
①
1-4 文字の入力
②
(1)IME2007
文字を入力する際に「IME 2007」という日本語入力システムを使います。
IME2007 では、これまで入力した内容から語句を予測して入力できる予測入力システムや、
IME パッドを使ったマウスによる手書き検索も用意されています。
IME2007
IME パッド
-4-
同 音異 義語に は説 明
マウスで書いた文字
を表示
を検索する
(2)IME2007 の新機能
IME2007 では、以下のような機能が追加されました。
・洗練された編集操作
ナチュラルインプット 2003 と IME スタンダード 2003 を統合することによって、編集操作が
便利になりました。
・候補一覧の操作を拡張
文字を変換する際、変換候補がたくさんあるときは Tab キーを押すと一覧表示される。
・辞書の改訂、フィードバック機能と更新サービス
標準的な辞書の改訂と辞書更新サービスをおこなってくれます。
1-5 コマンドの実行方法
〈リボン〉とは、下図のことを言います。
タブ
グループ
リボン
ダイアログボックス表示
リボンとは、作業に必要なコマンドが収納されており、作業に必要なコマンドをすばやく見つ
けることができる作業時間短縮を目的として設計されています。
-5-
また、リボンは「タブ」と「グループ」から構成されています。
「タブ」とは、リボン内の「ホーム~表示」が並んでいる箇所を指します。タブをクリックすると
それぞれ目的の作業をするうえで必要な項目「グループ」が表示されます。
例えば図を挿入したいと思ったら「挿入」タブをクリックします。すると表や図などグループが
現れ、挿入という作業に必要なボタンだけ表示されて、挿入に関係ない項目は表示されなくな
ります。
各「グループ」の右下についているボタン
をクリックするとそれぞれに対するダイアログ
ボックスが表示されます。
ホームタブ リボン
挿入タブ リボン
-6-
ページレイアウトタブ リボン
参考資料タブ リボン
差し込み文書タブ リボン
校閲タブ リボン
表示タブ リボン
-7-
2.Word 操作実習
以下の例題は Word 講習会のお知らせと参加申込書です。Sample ファイル(練習).docx を
元に Word2007の機能の紹介をします。
「完成図」
2-1 対象ファイルを開く
[Office ボタン]-[開く(C)]を選択して、「Sample ファイル(練習).docx」を開きます。
-8-
2-2 文字の装飾
日付、会社名、課名を右揃えにします。
(1)1、3、4行目にそれぞれ日付、会社名、課名が入力され
ている箇所を選択します。
(2) [ホーム]-[段落]の[文字列を右に揃える
]を選択し
ます。
書式の変更をします。
タイトルを選択して書式を変更します。以下に指定されたよ
うに変更してから、中央揃えにしてください。
(1)フォントサイズの変更
[ホーム]-[フォント]内の[フォントサイズ]を 10.5→20
に変更します。
(2)太字に変更
[ホーム]-[フォント]内の[太字
]を選択して太字
に変更します。
(3)下線を引きます
[ホーム]-[フォント]内の[下線
]を選択しま
す。
(4)中央揃えにします
[ホーム]-[段落]の[中央揃え
]を選択します。
インデント幅の変更をします。
開催日時~東海商事の間の行を左インデント幅「8 文字」
に設定します。
(1)“開催日時~東海商事”までの行を選択します。
(2)[ページレイアウト]-[段落]内の左インデントを「8」に設
定します。
「開催日時」「開催場所」を太字
]に設定しましょう。
-9-
2-3 切り取り線の作成
参加申し込み表を切り離すための切り取り線を作成します。
直線を引きます。
[ 挿入 ] - [ 図 ] グル ープ 内 の 「 図形 」 を ク リッ ク し て 、 「直
線
」を選択します。マウスが「十字
」に変化した
ことを確認して線を引きます。直線を作成したい場所で左クリ
ックを押したまま、範囲を指定して直線を作成します。
ここを始点とする
直線を点線(破線)にします。
直線のように図形を選択した状態だと、リボンに[書式]タ
グが新たに表示されます。作成した直線を選択して、[書式]
-[図形の枠線]-[実線/点線]-[破線]を選択して点線を
作成します。
2-4 テキストボックスの作成
「切り取り線」の文字を点線上に挿入します。
[挿入]-[図]グループ内の「図形」をクリックして、「テキスト
ボックス」をクリックします。マウスポインタが「十」のように変わ
ります。この状態でテキストボックスを作成したい場所で左クリ
ックを押したまま、範囲を指定してテキストボックスを作成しま
す。作成したテキストボックスの中に「切り取り線」と入力しま
す。
ここを始点とする
- 10 -
テキストボックスの配置を中央揃えにします。
作成したテキストボックスを選択した状態で[書式]-[配
置
]-[左右中央揃え
]をクリック
して、中央に配置します。
テキストボックスの枠線の表示を消します。
[書式]-[テキストボックススタイル]内の[図形の枠線
]を選択します。その中の「線なし」をクリック
して、テキストボックスの表示を消します。
「Microsoft Office Word 2007 講習会申込書」に蛍光ペンで黄
色の線を引きます。
[ホーム]-[フォント]内の「蛍光ペンの色
」の▼をクリッ
クし、黄色を選択します。マウスポイントの形が蛍光ペンの形
になったら線を引きたいところをマウスで選択して線を引きま
す。
Microsoft Office Word 2007 講習会申込書の参加表を作成し
ます。
[挿入]-[表]をクリックします。「表の挿入」内の四角を選択
して、「3 行 2 列」の表を作成します。
※こちらの「表の挿入(I)」で
も表を作 成することができ ま
す。表の挿入(I)を選択すると、
表の挿入ダイアログボックスが
出現します。その中の「表のサ
イズ」で列数、行数を指定して
表を作成することもできます。
- 11 -
挿入した表から左側 1 列目から順に“所属”、“名前”、“希望日”と記入して「完成図」のような
表を作成しましょう。
2-5 ファイルの保存
作成したファイルを保存するには、 [Officeボタン
]を
選択して、「上書き保存(S)」もしくは、「名前を付けて保存
①
②
(A)」を選択します。
③
(1) 保存するファイル形式について
① Word文書:Office2007形式で利用する際の保存
(拡張子:docx)
② Wordテンプレート:Office2007形式で文書をテン
プレートとして保存(拡張子:dotx)
③ Word97-2003ブック:以前のWordのデータ形式で利用する際の保存(拡張子:doc)
④ PDFまたはXPS:主にはPDF形式に変換する際の保存
(2)拡張子とは
拡張子とは、ファイル名の末尾に付けられたファイルの種類を識別するための文字列のこ
とで、Word2003 以前では「.doc」と表示されていました。しかし Word2007 では、データフ
ォーマットが XML 形式に変更されたため、拡張子が「.docx」となりました。これにより、ファ
イルサイズを大幅に縮小しました。
(3)Word2007 形式のファイル(.docx)を Word2003 以前の形式(.doc)で使用する
Microsoft Office 互換機能パックがインストールされていない環境では、Word2003 以前
の形式のバージョンでは利用することができません。
付属病院など Office 2007 に当面移行する予定がない機関もありますので Office2007 が
インストールされていない環境にファイルを送る場合、Word2003 以前の形式に変換する
必要があります。
Word2007 形式のファイルを Word2003 以前の形式に変更して保存する方法を確認しまし
ょう。
[Office ボタン]-[名前を付けて保存]-[Word97~
2003 文書]を選択する。
- 12 -
④
「ファイルの種類」が Word97-2003 文書になっているこ
とを確認して、保存を選択します。
Word2007 の新機能を使った文書を保存した場合「互換
性チェック」ダイアログボックスが表示されます。概要に
表示されている項目を確認し、続行をクリックします。ファ
イル形式が変換されて保存されます。(.docx → .doc )
(4)Word2003 以前の形式のファイル(.doc)を Word2007 形式のファイル(.docx)で使用する
Word2003 以前のファイルを開くと、自動的に「互換モード」になります。
互換モードでは、Word2007 の一部の機能が制限されます。
Word2003 以前の形式のファイルを Word2007 で開くと、タイトルバーに《互換モード》と表示
されます。ファイルを編集後に上書き保存をしても、Word2007 形式のファイルには変換されま
せん。それでは、Word2003 以前の形式のファイルを Word2007 に変換する方法を確認しまし
ょう。
※Office2003 以前のファイルを開いている状態だと Office メニュー内に[変換]が表示されて
います。
- 13 -
[Office ボタン]-[変換]を選択します。
図のようなダイアログボックスが表示されるので、「OK」をクリッ
クします。
ファイルが Office2007 形式のファイルで保存され、「互換モー
ド」の表示がなくなります。
※Word2003 以前の形式から Word2007 形式のファイルに変
換した場合、変換とは別に「保存」をしなければファイルは保
存されないので注意してください。
4
- 14 -
3.Excel の概要
「Excel」とは、簡単な計算処理からグラフ作成等まで、様々な機能を備えた表計算ソフトウェ
アです。
3-1 Excel2007 の起動
[スタート]-[すべてのプログラム(P)]-[Microsoft Office]-[Microsoft Office2007] を選択し
ます。
3-2 Excel2007 の画面構成
Excel2007 が起動すると以下の
ような画面が表示されます。
①
②
③
④
⑤
⑥
⑦
⑬
⑧
⑨
⑫
⑪
- 15 -
⑩
① Office ボタン:新規作成・保存・開く・印刷などのコマンドが表示されます。
② クイックアクセスツールバー:よく使うコマンドを登録できます。
③ リボン:各種コマンドを実行するときに使います。関連する機能(タブ)ごとに分類されてい
ます。
④ Microsoft Office Excel ヘルプ:Excel2007 の機能や操作方法を確認できます。
⑤ Excel ウィンドウの操作ボタン:最小化・縮小・閉じる操作をおこないます。
⑥ ブックウィンドウの操作ボタン:最小化・縮小・閉じる操作をおこないます。
⑦ 数式バーの展開:数式バーの表示領域を拡大します。
⑧ 数式バー:アクティブセルの内容などが表示されます。
⑨ 言語バー:日本語入力のモードや変換モードなどが表示されます。(IME2007)
⑩ ズーム:シートの表示倍率を変更するときに使います。
⑪ 表示モード:表示モードを切り替えるときに使います。
⑫ シート:各シートが格納されている領域と新規にシートを
作成します。
⑬ 全セル選択ボタン:シート内のすべてのセルを選択する
ときに使います。
3-3 Excel の終了
[Office ボタン
]から以下の 2 種類の終了方法がありま
す。
① 現在表示されているシートを閉じる場合:[閉じる(C)]
② Excel 全てを終了する場合:[Excel の終了(X)]
3-4 リボン(コマンド)各種機能の紹介
リボンとは作業に必要なコマンドが収納されています。リボンは、作業に必要なコマンドをす
ばやく見つけることができる作業時間短縮を目的として設計されています。
リボンは「タブ」と「グループ」から構成されています。
タブ
グループ
- 16 -
以下より、各タブの画面構成を紹介します。
ホームタブ リボン
挿入タブ リボン
- 17 -
ページレイアウトタブ リボン
数式タブ リボン
データタブ リボン
- 18 -
校閲タブ リボン
表示タブ リボン
4.Excel 操作実習
以下の表は、東海商事の販売員3名の月ごとの売り上げと利益を表したものです。販売商
品はクーラー(A)とコンポ(B)の2商品で、それぞれの売り上げ個数と2商品の売上総額及び
利益を販売員ごとにまとめられています。
このシートを作成しながら、Excel2007 の機能紹介をします。
- 19 -
4-1 対象ファイルを開く
[Office ボタン]-[開く(C)]を選択して、shoji.xlsx ファイルを開きます。
4-2 表タイトルを挿入する
1行目に表のタイトルを入力しますが、1行目には既にデータが入力されているので、
行番号「1」を選択して、[ホーム]-[挿入]ボタンを選択します。
セルA1へ以下のタイトルを入力します。
東海商事販売員実績
- 20 -
4-3 計算式入力
田中販売員の1月分の売り上げ金額を計算するため(D列5行目)に、計算式を入力し
ます。
計算式は以下の通りです。
(クーラー単価)×(クーラー販売個数)+(コンポ単価)×(コンポ販売個数)
また、クーラーとコンポ単価はD2とD3のセルに入力されていますので、D5のセルに次
のように入力します。
=$D$2*B5+$D$3*C5
これで、田中販売員の1月分の売上金額が計算できました。ここで、「$D$2」というよ
うに「$」をつけてセル名を参照する方法を「絶対参照」と言います。ここではDという列と
2という行のそれぞれを絶対参照しています。それに対し「B5」のようにセル名のみで参
照する方法を「相対参照」と言います。
同様の計算式をコピーします。
(1)D5のセルをクリックする。
(2)次に、カーソルの右下隅にある小さな正方形を始点に
して、D16までドラッグする。
(3)マウスのボタンを離すと、D5からD16までの
セルに計算された値が入る。
コピー機能を利用して、山崎販売員と広瀬
販売員の1月から12月までの売り上げ金額
も計算しましょう。
4-4 関数を使う
次に、売り上げ金額の合計を計算してみましょう。
合計の計算方法としては、「関数」という機能を使
うことにより簡単に計算をおこなえます。
① セルD17をクリック
② 数式-オートSUMボタンをクリック
③ 数式バー、”=sum(D5:D16)”になっているこ
とを確認した後、Enterキーを入力
同様に利益の計算もおこないましょう。
計算式は以下の通りです。
利益=(A定価-A原価)*sum(田中A,山崎A,広瀬A)+(B定価-B原価)*
sum(田中B,山崎B,広瀬B)
定価と原価は絶対参照、個数は相対参照としてセル名を指定しましょう。
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4-5 文字の装飾
セル[A1]のタイトル文字サイズを変更します。
(1)セルA1を選択する。
(2)ホームタブの<<フォント>>グループ内フォントサイ
ズを選択します。
(3)今回の例では、文字サイズを「11」から「18」へ変更
しました。
金額表示形式を変更します。
金額の表示は頭に ¥ をつけ、3桁ずつ , をいれた
書式で表示します。数値の表示書式を変更するときに
は、変更するセルを選択し、<<数値>>グループメニュ
ーから通貨表示形式アイコン
を選択します。
この例のように離れている場所を同時に指定する場合はCtrlキーを押しながらドラッグを
します。
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4-6 罫線を引く
(1)セル範囲:A2~G3、A4~K17 を選択します。
(2)<<フォント>>グループ
の をクリックします。
(3)<<格子>>をクリックします。
4-7 セルを結合して中央揃え
(1)結合する範囲(A1~K1)を選択します。
(2)<<配置>>グループの
(セルを結合して中央揃
え)をクリックします。
4-8 グラフの作成
作成したデータをもとに、各販売員の月ごとの売り上げをグラフにしてみましょう。月ごとの
売り上げの変化をわかりやすくするために、3本の折れ線グラフで表示するようにします。横
軸の項目を月、縦軸の項目を売上金額とします。グラフを作成する手順は次のとおりになりま
す。
(1)グラフ作成したい箇所をクリックします
マウスドラッグでシートの中のデータ範囲を指定します。ここでは、田中、山崎、広瀬各販
売員の1月から12月の売り上げ
金額と各項目名(販売員の名前と
月)にあたる
A4~A16,D4~D16,G4~G16,J4
~J16を指定します。
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(2)挿入タブを選択して、<<グラフ>>グループの折れ線をクリッ ク
後、<<2-D折れ線>>の<<折れ線>>をクリックします。
(3)グラフが選択されていることを確認して「デザイン」タブ-「グラフ
レイアウト」グルーからレイアウト1を選択します。
(4)横軸ラベルを追加します。
グラフが選択されていることを確認して「レイアウト」タブ-「ラベル」グループから
「軸ラベル」-「主横軸ラベル」-「軸ラベルを軸の下に配置」を選択します。
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(5)グラフタイトル・X軸タイトル・Y軸タイトルへ以下の項目を入力します。
グラフタイトル:東海商事販売員実績
X軸タイトル:月
Y軸タイトル:売上高
(6)グラフ移動や拡大などをおこない、以下のようなシートが完成します。
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4-9 印刷
完成したワークシートを表として印刷してみましょう。
(1) 印刷プレビュー
印刷前に画面で印刷イメージを確認します。
① [Office ボタン
]をクリックします。
② 「印刷(P)」-「印刷プレビュー」をクリックします。
③ 印刷プレビュー画面が表示されます。
また、印刷・ページ設定、表示拡大・縮小、印刷プレビュー終了ボタンが上部グ
ループより選択できます。
4-10 ファイルの保存
作成したファイルを保存するには、 [Officeボタン
「名前を付けて保存(A)」を選択します。
(2) 保存するファイル形式について
① Excelブック:Office2007形式で利用する際
の保存(拡張子:xlsx)
② Excelマクロ有効ブック:Office2007形式で
マクロを利用する際の保存(拡張子:xlsm)
③ Excel97-2003ブック:以前のExcelのデータ
形式で利用する際の保存(拡張子:xls)
④ PDFまたはXPS:主にはPDF形式に変換す
る際の保存
- 26 -
]を選択して、「上書き保存(S)」もしくは、
(3) 以前のExcelデータ形式で保存する際の注意事項
Excel97-2003ブック形式にて保存する場合、互換性のチェックがおこなわれます。
チェックに問題があった場合、以下のようなメッセージウィンドウが表示されます。問題が発
生した場合は「ヘルプ」ボタンをクリックして、問題となった項目の詳細情報を確認してくだ
さい。
Excel2007で作成した機能が、以前のバージョンでは機能提供されていない場合がありま
す。
互換性チェック「再現性の低下」表示例
互換性チェック「機能の大幅な損失」表示例
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【付録】e-learning の学習方法の紹介
e-learning とは、ネットワークを利用して学習がおこなえるシステムです。教職員ポータ
ル内の e-learning は、Office 関連の教材や、学内システムの利用に関することなどが掲載
されています。
以下より、e-learning を利用した Office2007 の学習方法について紹介します。
教職員ポータル内の、[Web オフィス]-
[e-learning]を選択する。
※[2007 Office system トレーニング(#)]内には、
Office2007 の機能を活用するためのトレーニングコンテ
ンツや、Office2007 の価値をわかりやすくまとめたスペ
シャルコンテンツなどが用意されています。
ご利用は事務用 PC から(学内)のみとなります。
[よくわかる Office2007]-[矢印
[学習
]-
]を選択する。
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自分が学習したい項目を選択する。
e-learning による学習が始まります。
②
③
【画面構成】
①次の学習項目に進む
①
②履歴を1つ進む
③1つ前の履歴に戻る
④学習を再開する
⑦
⑧
⑤一時停止
⑥停止して学習進展をリセットする
④ ⑤
⑦学習のポイントとなる部分を表示する
⑧e-learning 内のナレーションをテキス
トで表示
- 29 -
⑥