(一社)総社青年会議所 2016年度 理事長所信 一般社団法人 総社青年会議所 第50代理事長 太田 幸宏 一生感動 ~青年の心が強く動いた時、地域の未来を輝かす鍵となる~ 一生感動 ~はじめに~ 2008年3月に社団法人 総社青年会議所に入会させて頂き、早いもので 8年が過ぎようとしています。社会常識や礼儀等の知識が足りていなかった私 でしたが、入会以来、JCならではの経験や様々な分野の人びととの出会いや 多くの学び、そして、今まで感じたことのない凄まじい感動があり、少しずつ 少しずつJAYCEEとして歩めるようになり、今の私自身の存在があると思 います。 2016年度の理事長として務めさせて頂けるすべてとのつながりに心から 感謝致します。 創立から50周年へ ~総社青年会議所~ 総社青年会議所は、1968年9月23日 初代理事長 森下 和郎先輩によっ て創立され、総社圏域の未来を輝かせると強く信じ、青年の気概を持った偉大 なる先輩方が「明るい豊かな社会の創造と実現」を目指し、創始の志を継承し ながら創造の精神を掲げ、学び得たことを運動に展開し地域と共に存在してき ました。そして、2017年度には、創立50周年という大きな節目を迎えま す。私たちは長く受け継がれてきた偉大なる先輩方の思いを途切れることなく 未来へつないでいかなくてはなりません。近年では他LOMの様々事業にメン バーが積極的に参加していることや、2013年度から例会内で一般社団法人 総社青年会議所 未来ビジョンを唱和していることで、周年へ向けての意義を 確りと認識して参りました。これからは、進むべき方向性を確りと形にしてい く準備が大変重要であると考えます。今後さらなる総社圏域の未来を切り拓き 継承していくには、先輩方の築き上げた軌跡に胡坐をかかず、地域に最良の変 化を起こすため、気概と覚悟を持った先導者として「明るい豊かな総社圏域の 創造と実現」に向けた運動を展開します。 一生勉強 ~総務広報~ 公益法人制度改革により、2012年4月に社団法人から一般社団法人へ移 行してから本年度で4年目となります。前年度までの経験を確り引き継ぎなが ら、一般社団法人に関する定款・諸規程等を会員全員への理解につながるよう に勉め、運動・活動の基礎となる組織を今一度固め、確実な運営を行って参り ます。また、どんなに素晴らしい事業・運動を展開しても、確りとした広報を していかなければ、我々の自己満足でしかありません。 一般社団法人 総社青年会議所の運動・活動を力強く発信する効果的な広報 術を模索しながら、ホームページは基よりSNSを利用したデジタルな広報、 多大なるご協力の中で発行できている機関紙「であい」等、紙面を用いたアナ ログな広報も継続し積極的に行って参ります。そして、様々な人びとからの評 価の声を頂き、真摯に聴くことで我々の運動・活動がより効果的に地域の未来 を輝かせるものにできるよう、共に学び大きな前進につなげていきましょう。 一生燃焼 ~まちづくり~ 私は総社のまちが大好きで、生まれ育ったことに誇りを持っています。 しかし、総社のまちが大好きでまちに誇りを持っている人、まちの魅力に気づ いている人がどれ程いるでしょうか。 総社のまちには、桃太郎伝説のモデルとされる吉備津彦命と鬼神・温羅の伝 説が古来より残り、温羅の居城「鬼ノ城」跡があり、また、画聖・雪舟の誕生 の地でもあります。そして、備中国分寺や大小多数の古墳等、遺跡が非常に多 く歴史の感じられるまちです。さらに、岡山県西部を流れ一級河川である高梁 川の水流に恵まれた肥沃な土地であり、災害も少なく四季折々の豊かな自然環 境があります。 まちで暮らす人びとの日常生活の中で、歴史や文化に直接触れ合うことは殆 どなく、また、何気なく目に映る四季折々の自然に心動かされることがどれほ どあるでしょうか。当たり前に何事もなく生活できている自然環境こそが総社 のみならず、我がまち総社圏域の最大の魅力だと思います。そして、まちの人 びととの触れ合いを通じて継承すべき伝統や文化を10年かけても50年かか っても伝えることが重要であり、また、まちを大好きな人びとが多ければ多い ほど、活気ある魅力溢れる総社のまちになるはずです。我々は、 「明るい豊かな 総社圏域の創造と実現」を目指し、総社のまちを大好きな人びとを一人でも多 く増やす事業・運動を展開し、情熱を燃やしていきましょう。 一生青春 ~ひとづくり~ 1964年に開催以来56年ぶりとなる、2020年東京オリンピックの開 催が決まり、日本中が盛り上がったこのニュースは今、子供たちにとっての夢 や目標のひとつになっているのではないでしょうか。ひとつの夢を抱くことや 目標を持つことが、成長していくうえでの大きな糧となり、その夢や目標に立 ち向かう強い心を育んで頂きたいと思います。だからこそ、責任世代である我々 大人たちは、子供たちに「夢が持てる環境」をつくることが大切な役割であり、 率先して、その背中を示していきましょう。子供たち同士で交流を深めること や強く心に残る感動体験をすることで、お互いに思いやる心や感謝する気持ち に気づくことが子供たちの将来を育み、夢や目標に向かう原動力になると考え ます。また、素直さや誠実さというのは、人として最も重要に思うとともに、 未来を担う子供たちにも大切にしてもらいたい心です。 子供たちに夢や目標の実現にまっすぐに向かうことのできる心育む青少年育 成に努め、仲間同士で喜びや達成感を経験し、そこから生まれる友情や思いや りなど多くのことを学び、我々も夢や希望を持ってともに成長していきましょ う。 一生不悟 ~会員増強~ 会員一人ひとりが結集したとき凄まじい組織力が生まれ、未来の総社圏域を 強く動かす力となる。会員数はまさしく、そのような力の重要な要素であり源 泉なのです。地域の明るい豊かな社会の実現に向けて精力的・持続的なJC運 動・活動を展開して行けるように会員各々が拡大への意識を高揚させる必要が あると考えます。また、一般社団法人 総社青年会議所がこの先地域とともに 成長していく団体であり続けるならば、会員拡大の必要性や重要性は自ずと明 確です。20歳から40歳までと卒業制度のある青年会議所では、わずか5年 ほどの時が過ぎれば、LOMの中核となる会員の大半が卒業する組織状態とな っています。会員一人ひとりが拡大に対する意識を強く、明確に持ち続けるこ とが大切であり、会員拡大は立派なJC運動だと考えます。そして、拡大をし ていくうえで決して忘れてはならないことが新入会員を入会させて終わりでは なく、その新会員と共に切磋琢磨することで人材を人財へと成長させていかな ければならないということです。これからの総社青年会議所を担っていく人財 の拡大こそが我々の目指すべき「会員拡大」なのです。 また、青年会議所とは個人の力を磨き・向上させる「学び舎」ともなります。 我々は、青年会議所の会員である前に、一人の品格ある大人として、常に資質 と能力の向上に努めなければなりません。 青年会議所では、役職を問わず会員各々が成長する機会を卒業するまで与え られます。様々な研修を通じて資質・見識・知識を深め、そこで得た能力を余 すことなく発揮させることが、組織や社会における貢献へとつながります。2 016年度は、拡大することを「増」、新会員を含む会員研修することを「強」 として活動していきます。 一般社団法人 総社青年会議所の会員一人ひとりが魅力あるリーダーとして 存在できるよう己の限界を悟らず成長していきましょう。 一生感動 ~最後に~ 私は、総社に生まれ、これまで本当に多くの方々にお世話になり、育てて頂 いたと心から感謝します。幼少の頃の懐かしい思い出、共に成長してきた友、 地域社会に於いての様々な経験と学び、このかけがえのない財産とともに今の 私自身の存在があることに改めて感動しています。 この気持ちは私だけでなく、一般社団法人 総社青年会議所 会員一人ひと りにもそうであると思うと同時に我がまちを愛する同志としても変わりはない 筈です。 今こそ、我々の心を強く動かし、行動し共に地域の未来を輝かそう。 総社圏域に暮らす誰もが心から幸せを感じるまちにしよう。 誇れる素晴らしき故郷を子供たちに残していこう。 我々にはそれが必ずできる。 ~青年の心が強く動いた時、総社圏域の未来を輝かす鍵となる~
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