20151102B ワクチン打てずアヒルやガチョウの抵抗力低下 難敵鳥フル

20151102B ワクチン打てずアヒルやガチョウの抵抗力低下 難敵鳥フル(上下游)
Translated on Nov. 03, 2015
ワクチン打てず アヒルやガチョウの抵抗力低下 難敵鳥フル
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2015-11-02
漁業養殖畜牧
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昨年台湾では史上最悪の鳥インフルエンザが流行したが、これまでのウィルスは主に鶏であり、アヒル
は「毒を持つ動物」とみなされているが、症状が現れるのは少なかった。但し、昨年は、アヒルやガチョウ
が大量死しており、ウィルスの変異とは別に、水禽の開放式養殖やワクチンが確実に接種されていないと
いう防疫上の盲点がより鮮明になった。
正常なアヒルには肝炎や腸炎、コレラなど 4 種類のワクチン接種が必要だ。但し、アヒル養殖協会と農
業委員会のワクチンに関する資料によれば、2014 年のアヒルやガチョウの雛の数は、国内のワクチン供給
量を大幅に上回っており、大部分の業者はワクチンを打っておらず、ある疾病のワクチンのカバー率は 1
割にも満たない。業界は、アヒルやガチョウの抵抗力が不足しており、凄まじい鳥インフルエンザがまた
到来する、昨年のアウトブレークは不思議ではないと直言; 農業委員会は、既に、必要なワクチンを強制
的に接種するよう要求し、違法すれば 5 万元の罰金を科すとしている。
一部のワクチンカバー率は 1 割にも達さず
アヒルやガチョウは、ヒトと同様に成長過程の中で、種々の疾病に遭遇するが、我々が小さい時に B 型
肝炎ワクチンを接種するように、アヒルやガチョウの雛もまたワクチンの接種が必要なのだ。 農業委員会
動植物防疫検疫局が出版した『水禽の飼育管理と薬の安全な使用マニュアル』により、水禽には「アヒル
のウィルス性肝炎」や「水禽のパルボウィルス感染症」、「水禽のセラチア桿菌症」、「家禽のコレラパスツ
レラ菌」を防ぐためにワクチンを打つようにと提案しており、家畜衛生試験所も含めて国内の 5 業者が生
産或いは輸入しているワクチンは 6 種類あり、上述の疾病防止にあたっている。
ワクチンを打つ目的は、動物に抗体を獲得させ、ウィルスが入って来た時の抵抗力をつけることにある
が、中華民国アヒル養殖協会の統計では、2014 年台湾では毎月平均 225 万羽のアヒルの雛がおり、12 ヶ月
では 2700 万羽を超える;ガチョウの養殖量は 200 万羽以上あり、ガチョウの雛は飼育量の 2.5 倍つまり 500
万羽となる。 全てを合計すると台湾の一年分のアヒルとガチョウのひな鳥の数量は最大 3300 万羽となる。
現在、輸入・生産されるワクチンは、農業委員会による検査や数量の記録を経ねばならないが、
同委員会の試験報告表を見てみると、アヒルやガチョウの家禽用コレラ不活化ワクチンは三つ
のメーカーの一年間の年間総生産量は僅か 1750 万剤、つまり、ほぼ半分のアヒルやガチョウに
は注射されていないことになるのだ。
また既に状況がよいとされているワクチンでも、アヒルのウィルス性肝炎抗体製剤及びセラチ
ア桿菌のワクチンは夫々1082 万剤、260 万剤、アヒルやガチョウどちらにも適用する水禽パルボ
ウィルスのワクチンは僅か 260 万剤しかなく、カバー率は 1 割にも満たない。
これまで、台湾では鳥インフルエンザのワクチン接種は許可されていないが、業界人は、上述のような
ワクチンでは、直接的に鳥インフルエンザを予防できないが、抵抗力をつけることは可能で、アヒルやガ
チョウがワクチンを打たないことで家禽コレラに感染しても抵抗力は下降してしまい、鳥インフルエンザ
が来襲した場合に感染する確率が高まり、
「ヒト同様に、身体を強くすることで疾病に対する抵抗力をつけ
ることはできる」と語った。
2014 年 鳥類試験合格動物用の薬品統計表
項番
鳥用
ワクチン
家禽コレラ不活化ワクチン
FCB(K)
FCB(K)小計
国産
大豊
台生
高農
24
輸入
-
合格
ロット数
11
7
6
24
総薬剤量
4,473,000
10,751,500
2,355,000
17,580,500
水禽セラチア桿菌 1 価不活化ワクチン
RA1(K)小計
水禽セラチア桿菌 3 価不活化ワクチン
RA3(K)小計
アヒルウィルス性肝炎抗体製剤
DVH(Ab)(S)小計
RA1(K)
RA3(K)
DVH(Ab)(S)
水禽パルボウィルス不活化ワクチン
WFPV(K)小計
WFPV(K)
水禽パルボウィルス生ワクチン
WePV(L)
WePV(L)小計
台生
3
畜衛所
1
台生
5
-
台生
畜衛所
3
-
-
-
華駝
1
-
3
3
1
1
5
5
1,978,000
1,978,000
615,450
615,450
10,816,000
10,816,000
1
1
2
1
3
100,000
100,000
1,828,000
700,000
2,528,000
農民はより良いワクチンの研究開発を希望
ガチョウ飼育 30 年以上という農民の呉祥斌さんは、
「ワクチン接種は保険のようなものだが、アヒル用
のパルボウィルスやコレラのワクチンを接種すると夫々のガチョウに 2 元のコストが余計にかかってしま
う。 この費用を省く訳にはいかないとはいえ、周囲の農民の多くは接種しているが、コストを省こうとす
る人もいるよ」と語る。
雲林や嘉義一帯でアヒルを養殖しており、アヒル飼育協会の理事でもある李泰然氏は、
「確実に一部の農
民はワクチンを接種していません。それは、一部のワクチンの保護能力が足りず、逆にアヒルの雛が死亡
してしまうことがあります。 例えば、畜衛所の開発した水禽パルボウィルスワクチンは、ガチョウ用の生
ワクチンですが、アヒルの子には接種しても抗体が出来ずに、真っ先にウィルスに感染死してしまうので
す。『ワクチンのコストは 3~5 元、保護能力の不足やアヒルの子が先に死んでしまえば、農民が接種をし
たくないのも自然なことです』
」と率直に語る。
彼は、アヒルの子の肝炎死亡率は 50~80%に、パルボウィルスによる腸炎でも 4~5 割の死亡率となって
おり、死ななかったものも骨粗鬆症になってしまうので、もし有効なワクチンがあれば、農民たちは当然
打ちたいと思うだろう。 だから農業委員会にもっとよいワクチンを開発して欲しいと思っていると語る。
これに対して、農業委員会防検局の施泰華副局長は、昔は禽類にコレラのワクチンを打たねばならぬと
いう強制規定がなかったため、農民の希望は低かったが、昨年の鳥インフルエンザ流行後は、防疫強化の
ために、禽類には全て強制的にこれらのワクチンを打たねばならなくなった。 違法者には罰金 5 万元が課
され、農民が種鳥を購入する際にも健康証明書の取得が必須となり、ワクチン接種歴を確認せねばならな
くなっている。
農民がワクチンを役に立たないとしている点について、施泰華副局長は、農民が接種プログラムに従っ
ているか否かは知らないが、現時点でワクチンがコガモを死なせているとは聞いたことがない、もし、農
民に疑問があれば、地方防疫機関に問い合わせをすることができるとしている。
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:::::::::::::::::::::::::::::: 以下は中国語原文 ::::::::::::::::::::::::::::::::
該打的疫苗沒有打 鴨鵝抵抗力差 難敵禽流感
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2015-11-02
漁業養殖畜牧
-------------------------------------------------------------------------------去年台灣爆發史上最嚴重禽流感,以往病毒主要感染雞隻,鴨被視為「保毒動物」,較少出現病徵,但去年這一波
疫情造成鴨、鵝大量死亡,除了病毒變異,更凸顯出水禽開放式養殖、疫苗沒有確實施打的防疫漏洞。
正常的鴨需要施打 4 種疫苗,防治肝炎、腸炎、霍亂等,不過根據養鴨協會和農委會疫苗資料,2014 年雛鴨、雛鵝
數量,遠大於國內疫苗量,顯示大部份業者並沒有打疫苗,有些疾病的疫苗覆蓋率甚至不到一成,業界直言,鴨鵝
抵抗力不足,又遇到來勢洶洶的禽流感,去年疫情大爆發一點也不奇怪;農委會表示,已強制要求種禽全都要打疫
苗,違法可罰五萬元。
部分疫苗覆蓋率不到一成
鴨鵝和人一樣,在成長過程中會遇到各式各樣的疾病,如同我們小時候施打 B 型肝炎疫苗,雛鴨雛鵝也需要注射疫
苗,根據農委會動植物防疫檢疫局出版的《水禽飼養管理與安全用藥手冊》,建議水禽要打疫苗防治「鴨病毒性肝
炎」
、
「水禽小病毒感染症」
、
「水禽雷氏桿菌症」
、
「家禽霍亂巴氏桿菌」
,包括畜衛所在內,目前國內共有 5 家業者,
生產或進口 6 種疫苗,防治上述疾病。
打疫苗的目的是讓動物產生抗體,病毒來襲時才有抵抗力,不過根據中華民國養鴨協會統計,2014 年台灣每月平
均約 225 萬隻雛鴨,12 個月加總則有 2700 多萬隻;鵝的在養量約 200 多萬隻,雛鵝大約是在養量的 2.5 倍,也就
是 500 萬隻。全部加起來,台灣一年的雛鴨、雛鵝數量大約 3300 萬隻(業界稱 3300 萬羽)
。
目前進口、生產疫苗,須經農委會逐批檢驗、記錄數量,然而,翻開農委會逐批檢驗的報表,注射鴨鵝
的家禽霍亂不活化疫苗,三家藥廠全年總劑量僅 1750 多萬,換句話說,大約一半鴨鵝都沒注射。
這已經是情況最好的疫苗,專門針對鴨的鴨病毒性肝炎抗體製劑以及雷氏桿菌的疫苗,分別為約 1082
萬劑、260 萬劑,鴨鵝都適用的水禽小病毒的疫苗,也只有 260 多萬劑,覆蓋率不到一成。
目前台灣並不允許施打禽流感疫苗,不過熟悉業界的人表示,上述這些疫苗雖然不能直接防治禽流感,但可增強抵
抗力,假設鴨鵝因為沒打疫苗,染上家禽霍亂,抵抗力下降,相對的禽流感來襲時,被感染的機率就會增加,「跟
人一樣,身強體壯總是比較容易抵抗疾病。」
農民希望研發出更好的疫苗
養鵝 30 多年的農民吳祥斌說,打疫苗就像買保險,有打有保佑,而且注射鵝用的小病毒、霍亂疫苗,每隻鵝大約
才增加 2 元成本,因此不會省這個錢,身邊的農民也大多會打,但也有人可能為省成本而不打。
在雲林、嘉義一帶經營種鴨場,身兼養鴨協會理事的李泰然則直白地說,確實有農民沒打疫苗,因為有些疫苗保護
力不夠,且反而讓雛鴨死亡,例如畜衛所開發的水禽小病毒疫苗是專供鵝用,屬於活毒疫苗,但施打在小鴨,還沒
產生移行抗體就先被病毒感染死掉了。
「一株疫苗成本要 3~5 元,保護性不夠、小鴨先死掉,農民自然不願意打。」
他表示,鴨子肝炎死亡率高達 50~80%,小病毒引起的腸炎也有 4~5 成死亡率,就算不死也會骨質疏鬆,若有好的
疫苗,農民當然願意打,希望農委會能研發出更好的疫苗。
不打疫苗可罰五萬
對此,農委會防檢局副局長施泰華表示,先前沒有強制規定種禽一定要打這些疫苗,所以農民意願不高,但去年禽
流感爆發後,為了加強防疫,已經強制要求種禽全都要打疫苗,違法可罰五萬元,農民購買種禽時,必須向種禽場
索取健康證明書,確認有打過疫苗。
至於農民反映疫苗不好用,施泰華說,不曉得農民有無按照施打程序,目前沒聽說有疫苗會讓小鴨死亡,若農民有
疑問,可向地方防疫機關詢問。
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