グリーンニューディール グリーンニューディール国家戦略

グリーンニューディール国家戦略
グリーンニューディール 国家戦略
「経 済 成 長 」と「CO2 の 25%削 減 」の
長 期 ビジョンを策 定 するための論 点 整 理
1、経 済 成 長 のための「環 境 」と「省 エネ」
2、なぜ国 家 戦 略 か?
3、国 内 戦 略 の具 体 的 技 術 検 討
4、低 炭 素 技 術 革 新 の財 源 確 保
5、資 本 主 義 と環 境 の融 合
村井宗明
衆議院議員
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はじめに
日本での政権交代は、人類最大の危機である地球温暖化問題に対して、大きな
影響と希望を与えました。
鳩山新首相が国連気候変動サミットにおいて、解決への強い決意を示したから
で す 。 2020 年 ま で に 1990 年 比 で 25% の 温 室 効 果 ガ ス の 削 減 を 目 指 す 「 中 期 目
標」を表明すると同時に、全主要排出国が参加する国際的な枠組み構築を約束の
前提として必要であるとして、アメリカ・中国などの各国に同調を求めました。
その事によって、日本は地球温暖化対策において世界から大きく注目されるよ
うになり、具体的な削減への国家戦略が求められるようになりました。
また、経団連などからは不安の声があがり、経済成長と環境を両立させる長期
ビジョンを示す必要性が高まりました。
だ か ら こ そ 、 新 政 権 は 「 経 済 成 長 」 と 「 CO2 の 25% 削 減 」 の 長 期 戦 略 を 策 定 す
る必要があります。
1,経済成長のための「環境」と「省エネ」
「 20 世 紀 経 済 」 の 成 長 の 限 界
「経済成長」と「環境」は、決して矛盾する関係ではありません。むしろ、人
類の未来において「経済成長」の最大の障壁が「環境」と「エネルギー」なので
す。それは『成長の限界』が近づいているからです。約40年で人類の数は2倍
になり、爆発的に増加しています。化石燃料の消費量も爆発的に増加し、不足し
ています。また、地球温暖化によって、気候が変動して異常気象や砂漠化など多
くの被害が出ています。
これまでの石油などの化石燃料を中心とした経済、温室効果ガスを大量に排出
し 続 け て き た 経 済 を 「 20 世 紀 経 済 」 と 名 付 け る な ら ば 、 そ の 「 20 世 紀 経 済 」 に
おける経済成長の先には大きな壁があり、頭打ちをしてしまう事は間違いありま
せん。
だ か ら こ そ 、「 環 境 」 と 「 省 エ ネ 」 を 柱 と し た 「 2 1 世 紀 経 済 」 へ 転 換 を す る こ
とこそが「経済成長」を可能にします。そして、経済成長のためにこそ「環境」
と「省エネ」が求められています。
変わりはじめた世界
「環境」を柱として経済成長をすすめる政策は、アメリカから始まりました。
オバマ政権の目玉である「グリーン・ニューディール政策」です。環境分野での
新産業を拡大して、雇用を創出する政策です。
ク リ ー ン エ ネ ル ギ ー な ど に 10 年 で 1500 億 ド ル ( 約 15 兆 円 ) を 投 資 し て 500
万人の雇用を生むというものです。具体的には、
① 再 生 可 能 な エ ネ ル ギ ー 電 力 を 2012 年 ま で に 10% 、 2025 年 ま で に 25%に す る
② 2015 年 ま で に 100 万 台 の プ ラ グ イ ン ・ ハ イ ブ リ ッ ド 車 を 走 ら せ る
③ 温 室 効 果 ガ ス を 2050 年 ま で に 1990 年 比 で 80%削 減 す る
などを目標値として掲げ新産業の創出を約束しました。
国 際 エ ネ ル ギ ー 機 関 も 、45 兆 ド ル( 約 4500 兆 円 ) も の 温 室 効 果 ガ ス 削 減 へ の
投資を行う「グローバル革命」を求め、ブラウン英首相やサルコジ仏大統領もこ
れに賛同しました。また、ドイツ外相も「グリーン・ディール」への期待を表明
しています。
日本の技術優位性
「省エネ」という観点で見れば、日本は高い技術優位性を持っています。ハイ
ブリッド車における日本の技術優位性は誰もが知っている通りです。また、太陽
光発電においても、国の支援策の差によって導入量世界一は奪われたものの、技
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術力がトップクラスであることは変わりありません。鉄鋼業においても、生産量
当 た り の CO 2 排 出 量 は 低 く 、 優 れ た 技 術 優 位 性 を 持 っ て い ま す 。
したがって、今後の国際競争において、各国に公平に「環境」というルールを
盛り込む事よって、日本の経済競争力はますます高まります。
低炭素技術革新
温室効果ガスの削減は、2つの手法に分かれます。
1つ目が「低炭素技術革新」で、同じ生産量・活動量の中で温室効果ガスの排
出量のみを減らす手法です。
2つ目が「物理的活動量の抑制」で、生産量・活動量そのものを減らすことで
温室効果ガスの排出量を減らす手法です。
この戦略が目指すのは前者の「低炭素技術革新」です。それは、温室効果ガス
の 削 減 に 加 え て「 経 済 成 長 」も 目 的 と し て い る 国 家 戦 略 だ か ら で す 。だ か ら こ そ 、
2020 年 に 向 け た 「 低 炭 素 技 術 革 新 」 へ の 集 中 的 投 資 を 進 め る 必 要 が あ り ま す 。
2,なぜ国家戦略か?
省益を超えた選択と集中
上記の「低炭素技術革新」への集中的投資をする財源は、決して無限にあるわ
けではありません。より低コストで、より削減効果が高く、経済効果の高い技術
への投資を選ぶ必要があります。その費用対効果の分析によって、選択と集中で
投資をおこなっていく国家戦略が必要です。
現在、地球温暖化防止策は多数の省庁で事業が行われています。環境省を先頭
に、経済産業省、国土交通省、文部科学省に至るまで、地球温暖化防止に取り組
んでいない省庁はありません。
それらの省益を超えて、客観的な投資先を判断するためには、新設した国家戦
略局において国家戦略を立案する必要があります。
長期的ビジョンによる戦略
「低炭素技術革新」への集中的投資は、1年で経済効果が発生するものではあ
り ま せ ん 。 実 用 化 の 後 も 、 2020 年 ま で 普 及 に 向 け て 、 年 数 を か け て 取 り 組 む 必
要があります。
自然エネルギーは、設備1基あたりの投資額が高いもの、他のエネルギーと比
較してコストが高いもの、太陽・風力などは自然条件に左右され出力が不安定な
もの、など欠点があるものも少なくありません。そうした欠点を克服できる技術
こそ、実用化の可能性の高い低炭素技術であり、そこに集中投資をする必要があ
ります。また、実用化の見込みの低そうな技術は、途中でやめるという選択がで
きる制度が必要です。
それらは単年度の予算ではなく、長期的なビジョンをもった国家戦略として取
り組むべきです。
3,国内戦略の具体的技術検討
グリーンニューディール国家戦略を策定するにあたっては、多くの専門家の意
見なども聞きながら、それぞれの具体的技術について
・ 2020 年 ま で の 技 術 革 新 の 展 望
・投資対効果の試算
・経済効果の試算
・雇用創出の試算
を計算し、それに基づいて、選択と集中による「低炭素技術革新への投資」を行
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う必要があります。
次世代太陽光発電
「太陽光発電の世界一奪還」のために、日本でも太陽光発電で余った電力を、
電力会社に2倍程度の価格で買い取っていただく「固定価格買取制度」を導入す
ることになりました。民主党は余剰電力だけではなく、すべての電力の買取を電
力会社にお願いしていく方針を打ち出しています。
その上で、現行の太陽光発電は、1kWh 当たり46円~66円と家庭用電気
料の約2~3倍とまだ高いのが現状です。また、天候や日照条件などにより出力
が不安定となっています。
しかし、次世代太陽光発電によって、発電効率をもっと改良できる余地が残っ
て い ま す 。 次 世 代 の 太 陽 光 発 電 と し て 、 シ リ コ ン 系 で は 、「 シ リ コ ン ヘ テ ロ 接 合
太 陽 電 池 」「 高 性 能 キ ャ ス ト シ リ コ ン 太 陽 電 池 」「 ト リ プ ル 接 合 薄 膜 太 陽 電 池 」 な
ど が 研 究 さ れ て い ま す 。 さ ら に は 、「 化 合 物 系 太 陽 電 池 」、「 有 機 物 系 太 陽 電 池 」、
「 量 子 ド ッ ト 型 太 陽 電 池 」 な ど に 加 え て 、 2020 年 ま で に は さ ら に 進 化 し た 太 陽
光発電が実用化する可能性があります。
そ れ ら を 比 較 し て 、 2020 年 の 時 点 で の 採 算 性 な ど を 分 析 し ま す 。 補 助 金 の 投
入 に よ って 採 算の とれ る 技 術で は なく 、単 独 で 採算 が とれ るよ う に なる 技 術こ そ
が高い経済効果を発生させるからです。
より効果的な技術開発投資を選択して、国家戦略に盛り込む必要があります。
送配電網の整備
太陽光発電や風力発電等の不安定な自然エネルギーの大量導入を実現していく
上で、系統安定化対策が必要です。具体的には、電圧上昇、余剰電力対策、周波
数の調整力不足対策といった課題を克服していく必要があります。
現在、経済産業省では、独立した系統となっている離島において次世代送配電
ネットワークの構築を見据えた実証試験を行うことになりました。これらの実証
実験を踏まえながら、必要な投資額を分析していく必要があります。
電気自動車
電 気 自 動 車 は CO 2 排 出 量 が 少 な い 次 世 代 自 動 車 と し て 期 待 さ れ て い ま す 。充 電
時 の 電 力 使 用 の C O 2 を 計 算 し て も 排 出 量 は 、ガ ソ リ ン カ ー の 3 分 の 1 に な り ま す 。
現 在 の 電 気 自 動 車 の 購 入 費 用 は 、ガ ソ リ ン カ ー の 購 入 費 用 に 比 べ て 高 い で す が 、
ガソリンカーに比べて部品数が少ないため、今後は確実に値段が下がっていき、
逆転するといわれています。
三 菱 の i-MiEV、 ス バ ル の プ ラ グ イ ン ス テ ラ が す で に 市 販 さ れ ま し た 。 ま た 、 日
産 、 ト ヨ タ 、 ホ ン ダ な ど が 2010 年 代 早 期 の 一 般 向 け 販 売 を 公 表 し て い る の で 、
普及する可能性が高く、実用的な温暖化防止の切り札になると考えられています。
2 0 0 8 年 の「 低 炭 素 社 会 づ く り 行 動 計 画 」で は 、E V な ど の 次 世 代 自 動 車 に つ い
て 、「 2 0 2 0 年 ま で に 新 車 販 売 の う ち 2 台 に 1 台 の 割 合 で 導 入 す る 」 と い う 目 標 を
掲げています。
そ の 上 で 、 電 気 自 動 車 は 160k m ご と に 充 電 が 必 要 に な る と い う 課 題 が あ り ま
す。電気自動車を普及させる上で、急速充電ができるようにするためのインフラ
の整備が欠かせません。
そして、下記の 2 つのどちらを選び重点的にインフラ投資をするのか国家戦略
を考えなければなりません。
①充電方式
電 気 自 動 車 用 の 急 速 充 電 器 は 開 発 中 の も の で も 1 基 3 0 0 万 円 程 度 で あ り 、大 き
さも家庭用冷蔵庫程度の大きさと考えられています。この場合、ガソリンスタン
ドなどの民間資金で行うのか、公費によるインフラ整備を行うのか、どのくらい
の コ ス トで イ ンフ ラ整 備 を する の か 、など を 検 討し て 国家 戦略 に 盛 り込 む 必要 が
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あります。
②バッテリースワップ方式
充電をするかわりに、バッテリーそのものを取り替えるという方式もあります。
充 電 時 間を 短 縮す る効 果 が あり ま す 。残量 の 少 なく な った バッ テ リ ーは ス テー シ
ョンが引き取り、充電してから他のお客に渡します。
その方式のためには、すべての自動車メーカーでバッテリーを標準化すること
などが求められます。
風力発電
風 力 発 電 は 、技 術 開 発 や 大 規 模 化 に よ る コ ス ト 低 減 か ら 事 業 採 算 性 が 認 め ら れ 、
北海道や東北を中心に大規模なウインドファームの建設が進んでいます。出力の
不安定な風力発電の大規模導入に伴って、それが周波数等の電力系統の品質を悪
化させる可能性が指摘されてきており、今後一層の導入を図るため、風力発電の
出力安定化に関する技術革新への投資の検討をすすめる必要があります。
石炭燃料
石 炭 は 、他 の 化石燃 料 に 比べ て 燃焼 時に 地 球 温暖 化 の原 因と な る 二酸 化 炭素 等
の排出量が多いのが現状です。しかし、日本を含む先進各国では、石炭を高効率
に燃焼するなど、石炭利用に伴う環境負荷を低減する技術開発(クリーン・コー
ル・テクノロジー)が進められています。
海外の排出量削減に日本の技術は有効に活用できます。
その他
・水素、原子力発電、水力発電、天然ガスなどのエネルギーについて
・エコキュートなどの新型機器について
・住宅の断熱性の改善について
・ C C S な ど の CO 2 貯 留 技 術 に つ い て
など、多くの環境技術を網羅して国家戦略に入れるものを取捨選択する必要が
あります。
4,低炭素技術革新の財源確保
環境を柱にした経済成長を目指す「グリーンニューディール国家戦略」のため
に は 、「 低 炭 素 技 術 革 新 」 が 必 要 だ と 言 う こ と は 何 度 も 繰 り 返 し て き ま し た 。 そ
のための財源の検討が必要です。それには、①地球温暖化対策税などの税金、②
国内排出量取引市場などの方法が考えられます。
地球温暖化対策税
公費の投入が必要な政策のための財源を、地球温暖化対策税で確保することを
検討するべきです。省エネルギー・新エネルギーの技術開発、設備投資、普及等
に優先的に配分する税収として仕組みを検討する必要があります。温室効果ガス
の排出に伴うコストを価格決定システムに組み入れることで、温室効果ガスの排
出抑制にもつながります。そういった視点から、民主党は地球温暖化対策税の創
設を提唱してきました。
詳細な、税率、対象、例外などの制度設計が必要です。
国内排出量取引市場
国内排出量取引は、企業における排出削減への投資意欲を高める効果がありま
す。利益追求のために、環境への投資が優先的に行われる状態に変化させる事に
つながります。
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その上で、キャップ&トレード方式による国内排出量取引市場の創設をする場
合、排出枠の設定の仕方を徹底的に議論する必要があります。排出枠の設定をめ
ぐる不公平さが懸念されるからです。グランドファーザリング方式、オークショ
ン方式、ベンチマーク方式、自主行動計画と連動させる方式、すべてに長所と短
所があります。多くの利害関係者の意見を聞きながら、十分な調整をした上で決
定をすることが必要です。
また、EU-ETS(EU域内排出量取引制度)など海外の市場とのリンクに
ついては、国際炭素市場を視野に入れながら検討する必要があります。
5,資本主義と環境の融合
投資家などの民間資本を環境投資へ導く制度
環境を柱とした経済成長を目指す「グリーンニューディール国家戦略」を実現
するための最大のポイントは、投資家などの民間資金を活用する事です。資本主
義の国においては、国を動かしている最大のパワーは、投資家などが動かす資本
で す 。今 の 国 際 金 融 で は 国 境 の 壁 を 飛 び 越 え て 、
「 よ り 儲 か る 投 資 先 」を 探 し て 、
何百兆円という資本が行ったり来たりしています。
この世界を動かしている資本主義のルールの中に「環境」という視点を入れる
ことで、環境関連投資を増やし「低炭素技術革新」を促します。資本主義と環境
を融合させることで、世界の流れを変えていくことができると私たちは考えてい
ます。
2 0 07 年 のダ ボス 会 議 にお い ても 、気 候 情 報開 示 委員 会と い う 特別 な 委員 会
が設置され、環境と金融をどう結び付けるのかについて真摯な議論がされていま
す。また、アメリカにおいても同様に、多くの機関投資家がCO2の排出量の情
報開示を求めています。
日本では、民間投資家からの環境投資を促すために「環境報告書」制度を策定
しましたが、効果はほとんどなく、改善が求められています。環境報告書は、提
出 義 務 の な い 報 告 書 で す 。そ の 上 、全 部 書 か な く て も 、例 え ば 三 つ 工 場 が あ れ ば 、
環境問題に熱心に取り組んでいる二つの工場についてのみ報告し、もう一つは報
告しないということがあっても何ら罰せられません。また、具体的な数字がなく
ても、私たちは一生懸命取り組んでいますという事を記載してあれば十分という
報告書でした。国への報告義務で出した数字と環境報告書に出している数字が一
致しない企業が多く見受けられます。そのため、今の環境報告書ではなく、罰則
のある有価証券報告書への記載に統一するべきです。
投資家の多くは、有価証券報告書を見て投資先を決定しています。だから、有
価証券報告書の記載内容に「温室効果ガスの排出量」などを盛り込む変更をする
事で「低炭素技術革新」への投資を増やす事ができます。排出権取引によって、
C O 2 を お 金 に 替 え ら れ る 時 代 に な り 、世 界 中 の 投 資 家 に と っ て「 低 炭 素 技 術 革 新 」
はビジネスチャンスになるからです。
より効果的な有価証券報告書への記載方法については、下記のように検討する
必要があります。
(開示方法)
現状では有価証券報告書上に記載欄がありません。
「地球温暖化対策の状況に関
わ る 情 報 」欄 を 追 加 し 、各 企 業 の 温 室 効 果 ガ ス 排 出 量 等 の 記 載 を 求 め る べ き で す 。
(開示内容)
当面は、温室効果ガス排出量のみを対象とする。将来の開示情報として以下の
項目が考えられるが、これらの開示必要性及び可能性について検討を進める。
数値情報
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・温室効果ガス排出量
・温室効果ガス排出の削減目標
記述情報
・温室効果ガスの増減状況についての説明
・事業に関係する温暖化対策に関わる規制とその影響
・温暖化対策に資する研究開発
・その他温暖化に関わる事業リスクと対策
(公平な算出方法)
各企業の温室効果ガス排出量の標準的な算定基準を規定します。その他、適切な
情報開示のためのガイドラインを検討します。
(原単位情報:単位あたり)
生 産 量 の上 昇 が効 率悪 化 の 誤解 を 与え ない よ う に 、生 産 量あた り の 記載 も 併記 す
ることを可とします。
例 セメント1tあたり○○t
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