7月より台湾も木製梱包材輸 入規制開始予定!

台湾木製梱包材輸入規制ニュース
第1号 発行日2008.02.19
NNR GLOBAL LOGISTICS
7月より台湾も木製梱包材輸
入規制開始予定!
台湾、ISPM NO.15基準による木製梱包材輸入規制を開始予定
従来、ISPM
No.
15による輸入規制はございませんでしたが、昨年12月17日にWTOに対して台湾はISPM
No.
15を基準とした木製梱包材
の輸入規制を開始する旨の通知を行いました。正式な施行日、正式な規制内容は目下、情報待ちですが、予定されている施行開始は本年7
月、規制の予定内容は以下とのことでございます。なお、規制内容につきましては以下より変更の可能性がございますので予めご承知下さ
いませ。正式な内容などにつきましては入手次第、ご案内させていただく予定です。
以下は目下予定されている規制内容(予定)でございます。
1.
木製梱包材(WPM:Wooden Packaging materials)は、パネル、ダンネージ、木枠、梱包ブロック、ドラム、木箱、積載板、
パ レットカラー及びスキッドなど商品を支持及び固定、梱包、積載、搭載する為に使用されるものである。(但し)以下の
木製梱包材はこの規制対象外となる。
1.1 厚さ6ミリ以下の材
1.2 加熱・加圧により接着された材
1.3 塗料・染料により処理された材
1.4 タールや他の防腐剤により処理された材
1.5 ワイン樽
2. 木製梱包材はISPM No.15に基づいたその輸出国の植物防疫機関の定めに基づいた処理が必要となる。
2.1 臭化メチルくん蒸について:臭化メチルくん蒸の最低条件は以下で、くん蒸の最低温度は10℃以上、くん蒸の最低時間は
24時間である。
温度
投薬量
(g/m3)
最 小 濃 度(g/m3):
2時間後
4時間後
12時間後
24時間後
21℃以上
48
36
31
28
24
16℃以上
56
42
36
32
28
10℃以上
64
48
42
36
32
2.2 熱処理について:木製梱包材を、特定の時間-温度計画表に従って、木材の中心温度56℃以上で30 分以上加熱する必要がある。
3. 承認された措置を受けた木製梱包材はISPM No.15に基づきその措置を受けた証明マークが表示される必要がある。
本マークは、最低限、以下のものを含むべきである。
- IPPCシンボル
- XX:2文字のISO 国名省略文字。
- 000:適切な木材の使用と適切なマーク表示を保証する責任を負う木製梱包材の生産者に
対して、NPPO が指定する固有の数字がそれに続く。
- YY:附属書I に従ったIPPC の略号で、使用された承認された措置を表すもの
(MB:臭化メチルくん蒸、HT:熱処理)
4. 木製梱包材に必要なマークが付いていない場合は、積戻しや臭化メチルくん蒸もしくは上記熱処理がされ得る。植物検疫当局は
下記の状況の場合は、その商品を木製梱包材とともに積戻しを命じることがある。
4.1 木製梱包材が現状の上記措置を行うにはあまりにも大きく障害がある場合、あるいは他の要因でその上記措置が不可能な場合。
4.2 木製梱包材とそれに梱包された商品が分離不可能で、その輸入者が木製梱包材に対する上記措置の実施に同意しない場合。
**参考情報**
下記は農林水産省 植物防疫所のWeb Siteです。台湾以外についての情報もありますので、ご覧くださいませ。
http://www.pps.go.jp/konpozai/index.html