No.1-2010[2010年8月](PDF)

N K K K
危険物インフォメーション
No.1-2010
2010 年 8 月
社団法人 日本海事検定協会
安 全 技 術 室
IMDGコード第 35 回改正(Amdt.35-10)の概要
U
危険物船舶運送及び貯蔵規則(危規則)の基準となっている国際海上危険物規程の第 35 回改正
(IMDG コード第 35-10 回改正)が国際海事機関(IMO)海上安全委員会(MSC)で採択されたのでその
概要を下記のとおりお知らせします。
なお、これに伴う危規則改正についてはその内容が明らかになった時点で別の危険物インフォメーショ
ンでお知らせします。
記
1 IMDG コード第 35-10 回改正と危規則改正の時期等について
今回の改正は、過去 2 年間 IMO で検討された各国提案等及び危険物輸送に関する国連勧告第 16
訂版の改正内容に基づくものであり、国際海上人命安全条約(SOLAS 条約)の下に 2012 年(平成 24
年)1 月 1 日に正式発効します。
一方、IMDG コードと同様に国連勧告第 16 訂版を採り入れる航空輸送規則(ICAO TI、IATA DGR)及
び陸上輸送規則(ADR、RID)の改正は、IMO より 1 年早い 2011 年(平成 23 年)1 月 1 日から有効にな
ります。このため、2011 年の 1 年間は航空及び陸上と海上との間に危険物輸送規則の適用に若干の差
異が生じてしまいます。IMO は、この輸送モード間の 1 年間の差異によって生じる不都合を可能な限り解
消することを目的に、2012 年 1 月 1 日の IMDG コード第 35-10 回改正の正式発効に先立ち 1 年前の
2011 年 1 月 1 日から同改正規定を国内法令に採り入れて実施することを IMO 加盟国政府に推奨して
います。
我が国では IMO の意向に沿って、2004 年(平成 16 年)の IMDG コード強制化後数回の改正時と同
様に、2011 年(平成 23 年)1 月 1 日に「危険物船舶運送及び貯蔵規則」の改正が行われる見込みです。
2 IMDG コード第 35-10 回改正の主要な改正内容
(1)
自動車等 (UN 3166、UN 3171)
(2)
少量危険物マークの様式変更
(3)
ニッケル金属水和物電池 (UN 3496)
(4)
特別規定“274”の新規適用危険物
(5)
新規危険物(エントリー)
-1-
(1) 自動車等 (UN 3166、UN 3171)
自動車、装置、内燃機関等(以下「自動車等」)については、現在は航空輸送でのみ危険物として規定
されていますが、今回改正では海上運送でもある条件下ではクラス 9 の危険物として規制の対象となり
ます。また、多様化する自動車関連エネルギーシステムの技術革新を考慮した危険物リスト
(Dangerous Goods Lists 以下「DGL」)の改正も併せて採り入れられます。
.1 今回採り入れられる自動車等の DGL の概要は次のとおりです。
UN
No.
3166
Proper Shipping Name
(PSN)
ENGINE, INTERNAL COMBUSTION or
内燃機関 又は
VEHICLE, FLAMMABLE GAS POWERED or
自動車(引火性ガスを燃料とするもの) 若しくは
Class or Packing Special
division group provisions
9
−
961
962
312
356
VEHICLE, FLAMMABLE LIQUID POWERED or
自動車(引火性液体を燃料とするもの) 又は
ENGINE, FUEL CELL, FLAMMABLE GAS POWERED or
燃料電池エンジン(引火性ガスを燃料とするもの) 若しくは
ENGINE, FUEL CELL, FLAMMABLE LIQUID POWERED or
燃料電池エンジン(引火性液体を燃料とするもの) 又は
VEHICLE, FUEL CELL, FLAMMABLE GAS POWERED or
燃料電池自動車(引火性ガスを燃料とするもの) 若しくは
VEHICLE, FUEL CELL, FLAMMABLE LIQUID POWERED
燃料電池自動車(引火性液体を燃料とするもの)
3171
BATTERY-POWERED VEHICLE or
自動車(蓄電池を動力源とするもの) 又は
BATTERY-POWERED EQUIPMENT
装置(蓄電池を動力源とするもの)
9
−
961
962
240
注:(IMDG コード Part 1 定義 )
FUEL CELL(燃料電池)とは、燃料の化学エネルギーを電気エネルギーに変換する電気化学的装置をいう。
FUEL CELL ENGINE(燃料電池エンジン)とは、ある装置に動力を供給するために使用する装置であって、燃料電
池及びそれへの燃料供給器(その機能を発揮するために必要な全ての装備を含む。)により構成されるものをいう。
なお、燃料供給器は、その燃料電池と一体であっても、分離されていてもよい。
.2 自動車等に対する IMDG コードの規定の適用については、DGL の Special provisions(特別規定)
欄に次のとおり規定されています。
(非危険物として取り扱うための条件)
961 自動車等は、ロールオン/ロールオフ船に積載される場合、又は自動車等の運送のために特別に設計
され、かつ、承認されたものとして主官庁(旗国)により指定された他の貨物区域に積載される場合であっ
て、蓄電池、エンジン、燃料電池、圧縮ガスシリンダー若しくはアキュムレータ又は燃料タンクからの漏洩の
跡がない場合には、本コードの規定の適用を受けない。これに加え、次のいずれかの条件に該当する場合
にも、自動車等は本コードの規定の適用を受けない。
.1 引火性液体を動力源とする自動車等の燃料タンクが空であり、かつ、内蔵された蓄電池が短絡から保
護されている、又は
.2 引火性ガスを動力源とする自動車等の燃料タンク内の液化ガス又は圧縮ガスが排出され、タンク内の
圧力が 2 バール以下であり、燃料の遮断弁又は分離弁がしっかりと閉鎖され、かつ、内蔵された蓄電
池が短絡から保護されている、又は
.3 湿性若しくは乾性の蓄電池又はナトリウム蓄電池のみを動力源とする自動車等であって、その蓄電池
が短絡から保護されている。
-2-
(危険物として運送する場合の要件:特別規定 961 に適合しない場合の要件)
962 内燃機関、燃料電池又は蓄電池を動力源とする自動車等であって、961 の条件に適合しないものは、
クラス 9 に割り当てなければならず、かつ、次の要件にも適合しなければならない。
.1 自動車等には、蓄電池、エンジン、燃料電池、圧縮ガスシリンダー若しくはアキュムレータ、又は燃料タ
ンクからの漏洩の跡があってはならない。
.2 引火性液体を動力源とする自動車等については、燃料タンク内の引火性液体の量を最大容量の 4 分 1
以下にしなければならず、かつ、いかなる場合にもその合計が 250 リットルを超えてはならない。
.3 引火性ガスを動力源とする自動車等については、燃料タンクの燃料遮断弁が確実に閉鎖されていなけ
ればならない。
.4 内蔵された蓄電池は、損傷、短絡及び運送中の不慮の作動から保護されていなければならない。リチ
ウムイオン電池又はリチウム金属電池は、主官庁による特別な許可がある場合を除き、国連勧告の試
験方法及び判定基準手引書の第 III 部第 38.3 節の要件に適合するものでなければならない。
.5 消火器、圧縮ガスアキュムレータ、エアバックインフレータ等の自動車等を運行するために要求される
危険物は、自動車等に確実に取り付けられていなければならない。
本コードの表示、標札及び標識に関する規定については適用されない。
(燃料電池エンジンで駆動する自動車等の規定)
312 燃料電池エンジンで駆動する自動車等は、次のいずれか該当するエントリーに割り当てられなければ
ならない。これらのエントリーには、燃料電池と内燃機関の両方で駆動するハイブリッド電気自動車であっ
て、湿式蓄電池、ナトリウム蓄電池又はリチウム電池が搭載された状態で運送されるものを含む。
UN 3166 VEHICLE, FUEL CELL, FLAMMABLE GAS POWERED or
燃料電池自動車(引火性ガスを燃料とするもの)若しくは
UN 3166 VEHICLE, FUEL CELL, FLAMMABLE LIQUID POWERED
燃料電池自動車(引火性液体を燃料とするもの) 又は
UN 3166 ENGINE, FUEL CELL, FLAMMABLE GAS POWERED or
燃料電池エンジン(引火性ガスを燃料とするもの)若しくは
UN 3166 ENGINE, FUEL CELL, FLAMMABLE LIQUID POWERED
燃料電池エンジン(引火性液体を燃料とするもの)
内燃機関を内蔵する他の自動車は、次のいずれか該当するエントリーに割り当てられなければならない。こ
れらのエントリーは、内燃機関と湿式蓄電池、ナトリウム蓄電池又はリチウム電池の両方で駆動するハイブ
リッド電気自動車であって、それら電池が搭載された状態で運送されるものを含む。
UN 3166 VEHICLE, FLAMMABLE GAS POWERED or
自動車(引火性ガスを燃料とするもの)又は
UN 3166 VEHICLE, FLAMMABLE LIQUID POWERED
自動車(引火性液体を燃料とするもの)
(電気自動車の規定)
240 エントリーは、専ら湿式蓄電池、ナトリウム蓄電池又はリチウム電池で駆動する自動車等であって、こ
れら電池が装備された状態で運送されるものに限って適用される。このような自動車等の例としては、電気
自動車、草刈り機、車椅子及び移動補助器具がある。内燃機関と湿式蓄電池、ナトリウム電池又はリチウム
電池の両方で駆動するハイブリッド電気自動車であって、電池が装備された状態で運送されるものは、次の
いずれか該当するエントリーで運送されなければならない。
UN 3166 VEHICLE, FLAMMABLE GAS POWERED or
自動車(引火性ガスを燃料とするもの)又は
UN 3166 VEHICLE, FLAMMABLE LIQUID POWERED
自動車(引火性液体を燃料とするもの)
燃料電池を内蔵する自動車は、次のいずれか該当するエントリーで運送しなければならない。
UN 3166 VEHICLE, FUEL CELL, FLAMMABLE GAS POWERED or
燃料電池自動車(引火性ガスを燃料とするもの)又は
UN 3166 VEHICLE, FUEL CELL, FLAMMABLE LIQUID POWERED
燃料電池自動車(引火性液体を燃料とするもの)
-3-
(水素吸蔵合金貯蔵システムを搭載した自動車等の輸送)
356 (自動車等を含む)輸送手段(Conveyances)若しくは完成した輸送手段部品に取付けられた水素吸蔵
合金貯蔵システム(Metal hydride storage system(s))、又は輸送手段に取付ける予定の同システムについ
ては、運送を引き受ける前に主管庁による承認を受けなければならない。運送書類に当該輸送物が主管庁
による承認を受けたことを示す記述を含めるか、又は主官庁承認の写しを各輸送物に添付しなければなら
ない。
(2) 少量危険物マークの様式変更
少量危険物マークの様式が次のとおり改正されます。なお、欧州の危険物陸上輸送規則(ADR、RID)
では、この改正による関係事業者への経済的影響に配慮し一定期間の経過措置がとられるもようです。
.1 少量危険物マークの様式変更
新
旧
少量危険物を収納し
ている輸送物
UN1950
上部及び底部の位置並びに線は黒、中
央部分は白又はコントラストのはっきりし
た色でなければならない。
寸法:100 mm×100 mm 以上
輸送物のサイズが小さい場合、その寸
法は、その表示がはっきりと確認できる
ことを条件に 50 mm×50 mm 以上の大
きさに縮小することができる。
危険物は少量危険
物のみを収納してい
るコンテナ
“LIMITED QUANTITIES” 又は
“LTD QTY” の文字を四側面に表示す
る。
コンテナの四側面に表示する。
寸法:250 mm×250 mm 以上
.2 航空輸送用の少量危険物マーク
航空輸送では上記マークの中間白地部分に“Y”の文字を記入することが要求されます。この“Y”文字入
りマークは海上運送においては IMDG コードの少量危険物マークを表示しているものとみなされます。
Y
-4-
(3) 新エントリー:ニッケル金属水和物電池(UN 3496)
「UN 3028 乾電池 クラス 8」には該当しないものと特別規定 304 に例示されていた「ニッケル金属水和
物電池」に起因する事故が船舶運送で発生していると報告されたことから、ニッケル金属水和物電池
(UN 3496)は船舶運送に限ってクラス 9 の危険物として規定されることとなりました。
.1 今回新たに危険物となるニッケル金属水和物電池の危険物リスト(Dangerous Goods Lists :DGL)
の概要は次のとおりです。
UN
No.
3496
Proper Shipping Name
(PSN)
BATTERIES, NICKEL-METAL HYDRIDE
ニッケル金属水和物電池
Class or
division
9
Packing
group
−
Special
provisions
117
963
(海上運送においてのみ危険物となる。)
117 海上運送の場合に限って危険物とされる。
(輸送要件の適用)
963 ニッケル金属水和物ボタン電池又は装置と共に収納若しくは装置に内蔵されたニッケル金属水和物セ
ル若しくは電池は、本コードの規定の適用を受けない。その他のニッケル金属水和物セル又は電池は、容器
にしっかりと収納され、かつ、短絡から保護されていなければならない。これらの輸送物は;
貨物輸送ユニットに収納される総質量が 100 kg 未満の場合には、本コードの他の規定の適用を受けな
い。
貨物輸送ユニットに収納される総質量が 100 kg 以上の場合、それらは本コードの第 5.4.1 項(危険物運送
書類)、第 5.4.3 項(危険物積荷一覧書)及び第 3.2 章の危険物リストの第(16)欄の規定(積載及び隔離)
に限って適用され、本コードの他の規定の適用は受けない。
.2 「UN 3028 乾電池 クラス 8」の特別規定 304 の改正
乾電池に割り当てられている特別規定 304 が次のとおり改正されます。
UN 3028
BATTERIES, DRY, CONTAINING POTASSUM HYDROOXIDE, SOLID electric storage
乾電池(固体の水酸化カリウムを内蔵するもの。)
旧 304 電池ケースにヒビが発生した場合でも腐食性電解液が電池外に流出しない乾電池は、当該電池が
容器に適切に収納されること及び短絡防止のための措置が施されることを条件に、本コードの規定の適用
を受けない。アルカリマンガン電池、亜鉛炭素電池、ニッケル金属水和物電池、ニッケルカドミウム電池等が
これらコードの適用を受けない電池に該当する。
新 304 エントリーは、水酸化カリウムを含有し起電力を有しない状態で運送され、かつ使用前に個々のセ
ルに適量の水を注入することにより起電力を生じさせるよう意図された電池にのみ使用することができる。
U
U
U
U
U
-5-
U
(4) 特別規定“274”の新規適用危険物
次に掲げる危険物(UN No.)には特別規定 274 が割り当てられ、危険物明細書等に記載し輸送物に表
示する正式品名には技術的又は化学的名称を( )括弧書きで追記することが要求されることになります。
今まで各輸送モード間で統一されていなかったものを国連勧告第 16 訂版で調整したものです。
UN No.
1378, 1450, 1461, 1462, 1482, 1549, 1556, 1557, 1564, 1566, 1583, 1655, 1707,1935, 2024, 2025,
2026, 2291, 2570, 2627, 2630, 2742, 2856, 2881, 3141, 3144, 3210, 3212, 3213, 3214, 3219, 3256,
3257, 3258, 3283, 3284, 3285, 3361, 3362 and 3440
274
3.1.2.8.1
(一部抜粋)
正式品名を危険物運送書類に記載する場合及び輸送物に表示する場合には、その正式
品名は化学名を追記すること(IMDG コード 3.1.2.8.1 参照)。
DGL(6)欄中に特別規定 274 が割り当てられている包括品名及び N.O.S 品名には、技術
的又は化学的名称を付記しなければならない。技術的又は化学的名称は正式品名の直後
に( )括弧書きで示されなければならない。また「∼を含む。 Contains or containing」、
「混合物 mixture」、「溶液 solution」及び「濃度 % percentage」のような適切な修飾語も
使用することができる。
例:UN 1993 FLAMMABLE LIQUID, N.O.S.(Contains xylene and benzene), 3, PG II
(5) 新規危険物(エントリー)
UN No.
Proper Shipping Name
0509
1471
3482
3483
3484
3485
3486
3487
3488
POWDER, SMOKELESS
LITHIUM HYPOCHLORITE, DRY or LITHIUM
HYPOCHLORITE MIXTURE
ALKALI METAL DISPERSION, FLAMMABLE or
ALKALINE EARTH METAL DISPERSION,
FLAMMABLE
MOTOR FUEL ANTI-KNOCK MIXTURE, FLAMMABLE
HYDRAZINE AQUEOUS SOLUTION, FLAMMABLE
with more than 37% hydrazine, by mass
CALCIUM HYPOCHLORITE, DRY, CORROSIVE or
CALCIUM HYPOCHLORITE MIXTURE, DRY,
CORROSIVE with more than 39% available chlorine
(8.8% available oxygen)
CALCIUM HYPOCHLORITE MIXTURE, DRY,
CORROSIVE with more than 10% but not more than
39% available chlorine
CALCIUM HYPOCHLORITE, HYDRATED,
CORROSIVE or CALCIUM HYPOCHLORITE,
HYDRATED MIXTURE, CORROSIVE with not less
than 5.5% but not more than 16% water
TOXIC BY INHALATION LIQUID, FLAMMABLE,
CORROSIVE, N.O.S. with an inhalation toxicity lower
than or equal to 200 ml/m³ and saturated vapour
concentration greater than or equal to 500 LC50
B
-6-
B
Class
Sub-risk(s)
1.4C
5.1
−
−
Packing
group
−
III
4.3
3
I
6.1
I
5.1
3
P
3
6.1
8
II
5.1
8
III
5.1
8
II & III
6.1
3
8
I
8
I
3489
TOXIC BY INHALATION LIQUID, FLAMMABLE,
CORROSIVE, N.O.S. with an inhalation toxicity lower
than or equal to 1000 ml/m³ and saturated vapour
concentration greater than or equal to 10 LC50
TOXIC BY INHALATION LIQUID, WATER-REACTIVE,
FLAMMABLE, N.O.S. with an inhalation toxicity lower
than or equal to 200 ml/m³ and saturated vapour
concentration greater than or equal to 500 LC50
TOXIC BY INHALATION LIQUID, WATER-REACTIVE,
FLAMMABLE, N.O.S. with an inhalation toxicity lower
than or equal to 1000 ml/m³ and saturated vapour
concentration greater than or equal to 10 LC50
TOXIC BY INHALATION LIQUID, CORROSIVE,
FLAMMABLE, N.O.S. with an inhalation toxicity lower
than or equal to 200 ml/m³ and saturated vapour
concentration greater than or equal to 500 LC50
TOXIC BY INHALATION LIQUID, CORROSIVE,
FLAMMABLE, N.O.S. with an inhalation toxicity lower
than or equal to 1000 ml/m³ and saturated vapour
concentration greater than or equal to 10 LC50
PETROLEUM SOUR CRUDE OIL, FLAMMABLE,
TOXIC
IODINE
BATTERIES, NICKEL-METAL HYDRIDE
B
3490
B
3492
3495
3496
6.1
4.3
3
I
6.1
4.3
3
I
6.1
8
3
I
6.1
8
3
I
3
6.1
I, II & III
8
9
6.1
−
III
−
B
B
3494
I
B
B
3493
3
8
B
B
3491
6.1
B
B
本資料で説明した改正は主要なもののみであり、他にも多く改正が行われています。個々の改正事
項をお知りになりたい場合には、弊会安全技術室までお問い合わせ下さい。
以 上
-7-
社団法人日本海事検定協会 安全技術室
〒231-0002 横浜市中央区海岸通 1-3 (海事ビル)
電話番号 : 045-201-1218
FAX 番号 : 045-201-3882
-8-