保健医療福祉情報システム工業会(JAHIS)による 電子版お薬手帳

保健医療福祉情報システム工業会(JAHIS)による
電子版お薬手帳フォーマットの公開
∗ 2012年9月に公開済。
年 月に公開済 ※2013年9月に改定
∗ JAHIS医事コンピュータ(注:診療所システムが中心)部会調剤シス
テム委員会で原案を作成 同部会の医科システム委員会
テム委員会で原案を作成。同部会の医科システム委員会、
歯科システム委員会と医療システム(注:病院システムが中心)部
会ですり合わせをしたもの。
∗ 技術文書として策定されたため、調剤レセコンの多くは搭載
に向け作業中。一部の医科向けレセコンも搭載に向け作業
中。
∗ 大手レセコン各社は、ほぼ開発を終え、次期調剤報酬改定
に合わせて 新機能としてリリ スされる可能性が高い
に合わせて、新機能としてリリースされる可能性が高い。
JAHISが策定した
策定した
電子版お薬手帳フォーマットの概要
データ例
∗ JAHIS処方データ交換規
約(処方箋の情報の標
準フォ マット)、並びに
準フォーマット)、並びに
既存のお薬手帳との関
連を保ちつつ、既存の
携帯電話で利用可能※
とするための仕様とされ
ている。
ている
∗ ※ QRコードを携帯電話で読み込む
場合、1シンボル当たり270文字程度
が限界であること等を勘案。
が限界であること等を勘案
QRコ ドでの運用
QRコードでの運用
∗ 保険薬局の既存機器での対応を考えた場合、2次元バーコードに
よる情報提供は、他の方法に比べ実現に向けてのハードルが低い。
∗ 薬情、明細書、領収書等に電子版お薬手帳のQRコードを印刷。
薬情、明細書、領収書等に電子版お薬手帳のQR
ドを印刷。
∗ スマートフォンで、QRコードを読み込みます。
※プログラム開発をすれば、利用可能な従来型携帯電話もあります。
A薬局
C薬局
B薬局
読み込み手順は同じ
帳票出力例
日医ORCA出力例
調剤レセコン出力例
実際の取り込む様子
おサイフケ タイ®での運用
おサイフケータイ®での運用
∗ スマートフォン(アンドロイド携帯)に、電子版お薬手帳の
データをタッチ転送
※正確には「おサイフケータイ」そのものの機能ではありません。
※プログラム開発をすれば、利用可能な従来型携帯電話もあります。
TOUCH!
レセコン
デ タ転送用端末の例
データ転送用端末の例
別種のデータ転送用端末をパソコンに接続し
ての運用も可能ですが、少ない接地面積でも
対応可能なように、設計した端末例です。
デ タを転送はタッチだけ
データを転送はタッチだけ
本会の基本的な考え方
∗ お薬手帳を電子化したとしても、現行の運用環境では、まだ
まだ紙のような簡便性や一覧性を容易に確保できる状況に
はない。
∗ しかし、医療情報の電子化に鑑み、調剤に係わる情報の一
部を電子化し 患者本人に渡すことは 医療安全の面から
部を電子化し、患者本人に渡すことは、医療安全の面から
も有効と考える。
∗ その際には、情報の共有化等を可能とするため、「提供する
その際には 情報の共有化等を可能とするため 「提供する
フォーマットの標準化」と「患者さんへのデータ提供の方式
(患者さんの手順)の標準化」が必要と考える。