Traveo Family IAR Embedded Workbench for ARM (EWARM

Traveo™ Family, IAR Embedded Workbench
セットアップガイド
Doc. No. 002-04396 Rev. *A
Cypress Semiconductor
198 Champion Court
San Jose, CA 95134-1709
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© Cypress Semiconductor Corporation, 2015-2017. 本書面は, Cypress Semiconductor Corporation 及び Spansion LLC を含むその子会社
(以下「Cypress」という。) に帰属する財産である。本書面 (本書面に含まれ又は言及されているあらゆるソフトウェア若しくはファー
ムウェア (以下「本ソフトウェア」という。) を含む) は, アメリカ合衆国及び世界のその他の国における知的財産法令及び条約に基づき
Cypress が所有する。Cypress はこれらの法令及び条約に基づく全ての権利を留保し, 本段落で特に記載されているものを除き, その特
許権, 著作権, 商標権又はその他の知的財産権のライセンスを一切許諾しない。本ソフトウェアにライセンス契約書が伴っておらず, かつ
Cypress との間で別途本ソフトウェアの使用方法を定める書面による合意がない場合, Cypress は, (1) 本ソフトウェアの著作権に基づき,
(a) ソースコード形式で提供されている本ソフトウェアについて, Cypress ハードウェア製品と共に用いるためにのみ, かつ組織内部での
み, 本ソフトウェアの修正及び複製を行うこと, 並びに (b) Cypress のハードウェア製品ユニットに用いるためにのみ, (直接又は再販売
者及び販売代理店を介して間接のいずれかで) 本ソフトウェアをバイナリーコード形式で外部エンドユーザーに配布すること, 並びに (2)
本ソフトウェア (Cypress により提供され, 修正がなされていないもの) が抵触する Cypress の特許権のクレームに基づき, Cypress ハー
ドウェア製品と共に用いるためにのみ, 本ソフトウェアの作成, 利用, 配布及び輸入を行うことについての非独占的で譲渡不能な一身専属
的ライセンス (サブライセンスの権利を除く) を付与する。本ソフトウェアのその他の使用, 複製, 修正, 変換又はコンパイルを禁止する。
適用される法律により許される範囲内で, Cypress は, 本書面又はいかなる本ソフトウェア若しくはこれに伴うハードウェアに関しても,
明示又は黙示をとわず, いかなる保証 (商品性及び特定の目的への適合性の黙示の保証を含むがこれらに限られない) も行わない。適用
される法律により許される範囲内で, Cypress は, 別途通知することなく, 本書面を変更する権利を留保する。Cypress は, 本書面に記載
のある, いかなる製品若しくは回路の適用又は使用から生じる一切の責任を負わない。本書面で提供されたあらゆる情報 (あらゆるサン
プルデザイン情報又はプログラムコードを含む) は, 参照目的のためのみに提供されたものである。この情報で構成するあらゆるアプリ
ケーション及びその結果としてのあらゆる製品の機能性及び安全性を適切に設計, プログラム, かつテストすることは, 本書面のユーザー
の責任において行われるものとする。Cypress 製品は, 兵器, 兵器システム, 原子力施設, 生命維持装置若しくは生命維持システム, 蘇生用
の設備及び外科的移植を含むその他の医療機器若しくは医療システム, 汚染管理若しくは有害物質管理の運用のために設計され若しくは
意図されたシステムの重要な構成部分としての使用, 又は装置若しくはシステムの不具合が人身傷害, 死亡若しくは物的損害を生じさせ
るようなその他の使用 (以下「本目的外使用」という。) のためには設計, 意図又は承認されていない。重要な構成部分とは, それの不具
合が装置若しくはシステムの不具合を生じさせるか又はその安全性若しくは実効性に影響すると合理的に予想できるような装置若しく
はシステムのあらゆる構成部分をいう。Cypress 製品のあらゆる本目的外使用から生じ, 若しくは本目的外使用に関連するいかなる請求,
損害又はその他の責任についても, Cypress はその全部又は一部をとわず一切の責任を負わず, かつ Cypress はそれら一切から本書によ
り免除される。Cypress は Cypress 製品の本目的外使用から生じ又は本目的外使用に関連するあらゆる請求, 費用, 損害及びその他の責
任 (人身傷害又は死亡に基づく請求を含む) から免責補償される。
Cypress, Cypress のロゴ, Spansion, Spansion のロゴ及びこれらの組み合わせ, WICED, PSoC, CapsSense, EZ-USB, F-RAM, 及び
Traveo は, 米国及びその他の国における Cypress の商標又は登録商標である。Cypress のより完全な商標のリストは, cypress.com を参
照すること。その他の名称及びブランドは, それぞれの権利者の財産として権利主張がなされている可能性がある。
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Contents
1.
はじめに .......................................................................................................................................................................... 4
1.1
2.
環境・準備品 ................................................................................................................................................................... 5
2.1
3.
4.
5.
この文書について .................................................................................................................................................. 4
準備品一覧............................................................................................................................................................. 5
EWARM(評価版)のセットアップ .................................................................................................................................... 6
3.1
EWARM(評価版)のダウンロード........................................................................................................................... 6
3.2
EWARM のインストール ....................................................................................................................................... 8
3.3
ライセンスの取得 .................................................................................................................................................. 9
EWARM プロジェクト作成方法 .................................................................................................................................... 12
4.1
プロジェクト作成フロー ..................................................................................................................................... 12
4.2
プロジェクトの新規作成 ..................................................................................................................................... 13
4.3
プロジェクトの設定 ............................................................................................................................................ 17
4.4
ビルドおよびコンパイル ..................................................................................................................................... 22
4.5
デバッグ .............................................................................................................................................................. 23
改訂履歴 ........................................................................................................................................................................ 24
Document Revision History ........................................................................................................................................... 24
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1. はじめに
1.1 この文書について
本書は、サイプレス製マイコン Traveo ファミリ、および IAR Systems 社製 IAR Embedded Workbench for ARM (EWARM)
の利用を検討されている方を対象としています。
本書では IAR Systems 社の EWARM(評価版)のセットアップ方法について説明します。
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2. 環境・準備品
2.1 準備品一覧
IAR Systems 社 EWARM(評価版)をセットアップ、および利用するために必要な準備物一覧を表 2-1 にまとめます。
表 2-1 準備物一覧
項目
準備物
提供元
I-jet
JTAG エミュレータ
(ICE)
IAR Systems 社
EWARM(評価版 ver 7.30 以降)
統合開発環境
リンカファイル
サンプルプログラム
IAR Systems 社
EWARM に同梱
IAR Systems 社
EWARM に同梱
IAR Systems 社
Cypress
もしくは Cypress ホームページより取得ください
任意の評価ボード
(以下は Cypress 製 S6T3J300111A176A2)
評価ボード
Cypress
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3. EWARM(評価版)のセットアップ
3.1 EWARM(評価版)のダウンロード
最新バージョンの EWARM を IAR Systems 社のサイトよりダウンロードします。なお、ダウンロードサイトは予告無し
に変わる場合があります。以下の手順でダウンロードを行います。
1.
図 3-1 の様に ARM 用の「IAR Embedded Workbench for ARM」の「評価版ダウンロード」を選択します。
URL : https://www.iar.com/iar-embedded-workbench/downloads/
図 3-1. IAR Systems 社 EWARM 評価版ダウンロードサイト 1
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EWARM(評価版)のセットアップ
2.
図 3-2 の様に表示されるサイトの「Download software」を選択します。インストーラファイルがダウンロードでき
ます。
図 3-2. IAR Systems 社 EWARM 評価版ダウンロードサイト 2
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EWARM(評価版)のセットアップ
3.2 EWARM のインストール
ダウンロードしたインストーラファイルを実行し、以下の手順でインストールを行います。
1.
図 3-3 の様に「IAR Embedded Workbench のインストール」を選択し、インストールを開始します。
図 3-3. EWARM のインストール開始
2.
3.
表示されるインストールウィザードに従い、インストールを行います。
EWARM インストール後、図 3-4 の様なドングルのインストールウィンドウが表示されます。IAR
が PC から取り外していることを確認し、「はい」を選択してください。
Systems の製品
図 3-4. ドングルのインストール
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EWARM(評価版)のセットアップ
3.3 ライセンスの取得
インストールした EWARM を使用可能にするために、ライセンスを取得します。
EWARM 起動後、ライセンスウィザードが表示されるため、以下の手順で進めます。
1.
図 3-5 の様に「IAR システムズに登録して評価用ライセンスを取得する」を選択して「次へ」を選択してください。
図 3-5. ライセンスウィザード – ライセンスの選択
2.
図 3-6 の様にライセンス登録画面が表示されるため、「登録」を選択してください。ユーザ登録の web ページが開
きます。この時、ライセンスウィザードは閉じないでください。
図 3-6. ライセンスウィザード – 登録
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EWARM(評価版)のセットアップ
3.
図 3-7 の様に任意の評価版ライセンス種類を選択します。また他に必要な情報を入力し、「登録を送信」を選択し
ます。
図 3-7. ユーザ登録
:
4.
ユーザ登録で入力したメールアドレスに登録を通知するメールが届きます。メールの内容に従い、ライセンス番号
を取得します。
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EWARM(評価版)のセットアップ
5.
図 3-8 の様に、取得したライセンス番号をライセンスウィザードに入力し、「次へ」を選択します。
図 3-8. ライセンスウィザード – ライセンス番号入力
ライセンス番号入力
6.
図 3-9 の様にライセンスの確認画面が表示されるため、内容確認後「次へ」を選択します。ライセンスの登録が完
了します。
図 3-9. ライセンスウィザード – ライセンスの確認
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4. EWARM プロジェクト作成方法
4.1 プロジェクト作成フロー
図 4-1 で示す流れでプロジェクトの作成～デバッグを行います。それぞれの概要は表 4-1 を参照ください。
図 4-1. プロジェクト作成フロー
プロジェクトの新規作成
プロジェクトの設定
プログラム作成
ビルドおよびコンパイル
デバッグ
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EWARM プロジェクト作成方法
表 4-1 各フローの概要
項目
概要
プロジェクトの新規作成
プロジェクト/ワークスペースを作成します。
詳細は「4.2 プロジェクトの新規作成」を参照ください。
プロジェクトの設定
プロジェクトの基本的な設定を行います。
詳細は「4.3 プロジェクトの設定」を参照ください。
プログラム作成
プログラムを作成します。
もしくは既に作成済みのプログラムファイルを取り込みます。
ビルドおよびコンパイル
ビルドおよびコンパイルを行います。
詳細は「4.4 ビルドおよびコンパイル」を参照ください。
デバッグ
デバッグを行います。
詳細は「4.5 デバッグ」を参照ください。
4.2 プロジェクトの新規作成
以下の手順でプロジェクトを新規作成します。
1.
2.
プロジェクトを格納する任意のフォルダを作成します。
図 4-2 の様にメニュー「プロジェクト」→「新規プロジェクトの作成」を選択します。
図 4-2. プロジェクト新規作成 – プロジェクト作成開始
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EWARM プロジェクト作成方法
3.
図 4-3 の様なウィンドウ「新規プロジェクトの作成」が表示されるので、以下の様に選択し、「OK」を選択します。
ツールチェーン:ARM
プロジェクトテンプレート : 空のプロジェクト
図 4-3. プロジェクト新規作成 – プロジェクト構成選択
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EWARM プロジェクト作成方法
4.
図 4-4 の様なウィンドウが表示されるため、以下の様に選択/入力し、「保存」を選択します。
プロジェクトの保存先:1 で作成したフォルダ
ファイル名:任意のファイル名
※プロジェクトの名前となります。
ファイルの種類 : プロジェクトファイル(*.ewp)
図 4-4. プロジェクト新規作成 – プロジェクトフォルダ/ファイル選択
5.
ワークスペースウィンドウに作成したプロジェクトが表示されます。
図 4-5. プロジェクト新規作成 – 作成されたプロジェクト
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EWARM プロジェクト作成方法
6.
ワークスペースを作成するために、図 4-6 の様にメニュー「ファイル」→「ワークスペースの保存」を選択します。
図 4-6. プロジェクト新規作成 – ワークスペース作成開始
7.
図 4-7 の様なウィンドウが表示されるため、以下の様に選択/入力し、「保存」を選択します。
プロジェクトの保存先 : 1 で作成したフォルダ
ファイル名 : 任意のファイル名 ※ ワークスペースの名前となります。
ファイルの種類 : ワークスペースファイル(*.eww)
図 4-7. プロジェクト新規作成 – ワークスペースフォルダ/ファイル選択
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EWARM プロジェクト作成方法
4.3 プロジェクトの設定
以下の手順でプロジェクトの設定を行います。
1.
図 4-8 の様にプロジェクトウィンドウのプロジェクトを選択し左クリックのメニュー「オプション」を選択します。
図 4-8. プロジェクト設定 – 開始
2.
図 4-9 の様なプロジェクトの設定ウィンドウが表示されます。
赤枠で示す項目の設定を行います。それぞれの概要は表 4-2 を参照ください。
図 4-9. プロジェクト設定 – オプション画面
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EWARM プロジェクト作成方法
表 4-2. オプション概要
項目
説明
一般オプション
ターゲットマイコンを設定します
C/C++ コンパイラ
インクルードディレクトリを設定します
リンカ
リンカの設定を行います
デバッガ
デバッガの設定を行います
3.
図 4-10 の様にカテゴリ「一般オプション」→タブ「ターゲット」内にて、以下の設定を行います。
プロセッサ選択デバイス
デバイス選択 : 任意のターゲットマイコン
図 4-10. プロジェクト設定 – ターゲットマイコン選択
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EWARM プロジェクト作成方法
4.
図 4-11 の様にカテゴリ「C/C++コンパイラ」→タブ「プリプロセッサ」内にて、赤枠内にインクルードディレクト
リを直接入力します。
図 4-11. プロジェクト設定 – インクルードディレクトリ選択
5.
図 4-12 の様にカテゴリ「リンカ」→タブ「設定」内にて、以下の設定を行います。
デフォルトのオーバライド:選択
ファイル : ターゲット MCU に対応したファイルを選択
図 4-12. プロジェクト設定 – コンフィグレーションファイル設定
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EWARM プロジェクト作成方法
6.
図 4-13 の様にカテゴリ「リンカ」→タブ「リスト」内にて、「リンカマップファイルの表示」を選択します。
図 4-13. プロジェクト設定 – リンカマップファイル設定
7.
図 4-14 の様にカテゴリ「デバッガ」→タブ「設定」内にて、ドライバ「I-jet/JTAGjet」を選択します。
図 4-14. プロジェクト設定 – ドライバ選択
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EWARM プロジェクト作成方法
8.
図 4-15 の様にカテゴリ「デバッガ」→タブ「ダウンロード」内にて、以下の設定を行い、「OK」を選択します。
ベリファイする:選択
フラッシュローダを使用する : 選択
図 4-15. プロジェクト設定 – ダウンロード設定
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EWARM プロジェクト作成方法
4.4 ビルドおよびコンパイル
以下の手順でビルドを行います。
1.
図 4-16 の様にメニュー「プロジェクト」→「すべてを再ビルド」を選択します。
ビルドが開始されます。
図 4-16. ビルド – ビルド開始
2.
結果がメッセージウィンドウに表示されます。エラーが無いことを確認してください。
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EWARM プロジェクト作成方法
4.5 デバッグ
以下の手順でデバッグを行います。
1.
2.
デバッガと評価ボードを接続し、ターゲットの電源を入れます。
図 4-17 の様にメニュー「プロジェクト」→「ダウンロードしてデバッグ」を選択します。
図 4-17. デバッグ – デバッグ開始
3.
デバッグモードに遷移したことを確認し、デバッグを行います。
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5. 改訂履歴
Document Revision History
Document Title: Traveo™ Family, IAR Embedded Workbench セットアップガイド
Document Number: 002-04396
Revision
発行日
変更者
変更内容
**
07/31/2015
KHAS
スパンションアプリケーションノート AN901-00002-1v0-J をサイプレスとして登録したもので
す。
*A
02/01/2017
KHAS
これは英語版の 002-04395 Rev. *A を翻訳した日本語版です。
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