◆グランプリ◆ 宇根 康一郎(クラリネット) 沖縄県本部町出身。開邦高校芸術科音楽 コースを経て、現在、沖縄県立芸術大学 4年生に在学。21歳。 この度は、新人演奏会に出演させて頂 き、地元沖縄の最高の舞台で演奏できる ことを大変嬉しく思います。今回のオー ディションを通して音楽について研究 し、更に理解を深めることができ、とて も良い経験をさせて頂きました。ここま で指導して下さった先生、ピアニストの 南部璃子さん、いつも支えてくれた家族 や友人、この素晴らしい機会を与えて下さったオーディション関係者の皆様、 本当にありがとうございました。今回の演奏体験を活かし、更に良い表現者 になれるよう、これからも精進して参ります。 ◆優秀賞◆ 増田 勇人(カウンターテナー) 長崎県大村市出身。現在、沖縄県立芸術 大学2年生に在学。19歳。 この度は、素晴らしいホールで演奏でき る機会を与えて下さった南城市、沖縄電力、 沖縄タイムス社の皆様に感謝いたします。 又、優秀賞という大変光栄な賞を頂けて 嬉しく思います。多くの尊敬する先輩方が 演奏されてきたこの舞台に立てるのも、日 頃の先生のご指導のお陰だと思います。ま だまだ未熟ではありますが、本日はカウン ターテナー独特の神秘的な声と響きを皆様 と楽しめるように精一杯演奏させて頂きます。 R. シューマン/リーダークライス作品 39 より 第 5 曲《間奏曲》 R.Schumann /Liederkreis Op.39 Nr.5 “Intermezzo” R. ケルターボン/クラリネットとピアノための4つの小品より第1曲、2曲、4曲 R. Kelterborn/Vier Stücke für klarinette und klavier I. II. IV. ピアノ:南部 璃子(共演者賞) ~ 審査会風景より:以下、文責 中村 透(シュガーホール芸術監督) 「現代ドイツ/スイスの作曲家ケルターボーンの、斬新な現代音 楽の演奏スタイルをめぐって、審査員間で熱い議論が交わされま した。宇根さんは、即興性の高い現代作品を、深い集中力と、ピ アニストとの緊張感あふれるアンサンブルによって、優れて芸術 的な演奏表現で魅了したことが、高く評価されました。」 H. パーセル/歌劇「ディドとエネアス」より ディドのアリア“私が大地に横たえられるとき” H. Percell /“When I am laid in earth ” ~Opera 《Dido and Aeneas 》 ピアノ:外間三千代 「カウンターテナーは、男性が裏声や頭声を用いて、女声に相 当する音域を歌うので、独特の発声技術が必要となります。過去 にもカウンターテナーの応募者がいましたが、増田さんは、声量 が実に豊かで、またどの声域においても安定した発声で、情動性 の深い歌唱であったことが高く評価されました。 」
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