アルコール検知器協議会 2016年度(2年目)の 組織と活動内容について J-BAC Japan-Breath Alcohol testing Consortium アルコール検知器協議会 2016年4月28日 1. 2015年度に、おこなったこと 2. 2016年度に、すべきこと(予算と体制) 3. 参考(H27年度 アルコール関連資料) アルコール検知器協議会設立の目的と活動内容 第2条(目的) 本会は、アルコール検知器の技術や品質の向上、ならびにアルコール検知器の 普及啓発によって業界の地位の向上を図る。 本会は、関係官庁、各団体との連携と会員相互の協調を通じて、アルコールの過剰 摂取や短時間での大量摂取等に代表される飲酒問題の根絶に寄与することを目的と する。 本会は、営利を目的としない組織である。 第3条(活動) 本会は、前条の目的を達成するために、次の活動を行う。 (1)アルコール検知器の利用と活用に係る普及および啓発。 (2)アルコール検知器の技術・品質向上のための調査研究。 (3)アルコール検知器および飲酒運転防止に関連する法令の周知および広報。 (4)アルコール検知器に関連する行政機関との連絡、協議。 (5)アルコール検知器や飲酒の専門知識を用いた道路交通安全の促進および普及。 (6)アルコール検知技術や交通安全政策に関する国際交流。 (7)アルコール健康障害対策基本法に関連する行政機関および各団体等との連携。 (8)その他、会の目的を達成するために必要な活動。 会員企業 正会員 株式会社エスケイジャパン エフアイエス株式会社 光明理化学工業株式会社 サンコーテクノ株式会社 株式会社タニタ 中央自動車工業株式会社 株式会社データテック テレニシ株式会社 東海電子株式会社 株式会社東洋マーク製作所 ドコモ・システムズ株式会社 ドレーゲル・セイフティー ジャパン株式会社 ネモト・センサエンジニアリング 株式会社パーマンコーポレーション 株式会社パイ・アール フィガロ技研株式会社 前野技研工業株式会社 準会員 株式会社篠原計器製作所 株式会社メイエレック 2016年1月31日時点 協議会の位置づけ (2015年総会資料 製造事業者 アルコール検知器活動内容2015.06.23より) 販売事業者 協議会 アルコール検知器 業界(協議会) 製造販売事業者 飲酒運転 ゼロ 関係省庁 (国交省・警察庁 消費者庁・経産省 内閣府・他) 使用者 個人 法人 団体 組織と機関(2015年度) 会長 副会長 谷田 千里 (株式会社タニタ) 総会 議決機関 山本 篤(株式会社東洋マーク製作所) サンコーテクノ株式会社 株式会社タニタ 組織名 (機関名) 幹事* 監事 会計監査 事務局 会長 副会長 東海電子株式会社 株式会社東洋マーク製作所 幹事会 フィガロ技研株式会社 監事 事務局 運営 執行機関 フィガロ技研株式会社 東海電子株式会社 (東京都品川区) 検定化 WG 普及啓発 WG 他WG (順次発足) 活動予定(第1回総会資料) 活動内容 設立総会 第1回総会 プレスリリース WGの立ち上げ 各業界団体への認知活動 現行法令の整理 HPの制作 啓発資料の拡充 性能要件(自主基準) プラン2009への協力提言 目的別 検知器選定ガイドライン 飲酒運転防止条例の研究 検知器を使った独自の教育プログラム T2016への参加、他国調査 飲酒運転違反者 OIML R126 対策の研究 WGとの情報共有 飲酒運転防止シンポジウム開催 初年度 2015 2年目 2016 3年目 2017 活動実績 活動内容 設立総会 初年度 2015 4月8日 第1回総会 プレスリリース 6月23日 WGの立ち上げ 7月2日→各WG 4回づつ開催 各業界団体への認知活動 5月~ 現行法令の整理 HPの制作 7月~12月 啓発資料の拡充 性能要件(自主基準) プラン2009への協力提言 目的別 検知器選定ガイドライン 飲酒運転防止条例の研究 検知器を使った独自の教育プログラム T2016への参加、他国調査 飲酒運転違反者 OIML R126 対策の研究 WGとの情報共有 飲酒運転防止シンポジウム開催 J-BACマーク制度 2年目 2016 3年目 2017 2016年度 活動方針 2015年度、協議会の目玉である「検定」策定完了した 2015年度、協議会を広く広めるウェブサイトが完成した 2015年度の この成果物を、 活かす場を作ることが大きな目標 2016年度は、「検定」の存在を知ってもらう 2016年度は、「認定機器」を、関係団体に知ってもらう 2016年度は、「協議会ウェブサイト」を知ってもらう 2016年度は、「自主検定」から「第三者検定の準備」へ 2016年以降の組織と機関(案) 総会 監事 会計監査 議決機関 会長 副会長 事務局 運営 執行機関 幹事会 技術委員会 検定 WG R126 WG 業務委員会 普及啓発 WG 予定 WG 2016年度 各委員、各WGの役割 業務委員会 会則 第3条(活動内容) (1)アルコール検知器の利用と活用に係る普及および啓発。 普及啓発 WG 技術委員会 (運行管理 と検知器) ○ 検定WG R126WG ○ ○ (2)アルコール検知器の技術・品質向上のための調査研究。 (3)アルコール検知器および飲酒運転防止に関連する法令の周知および広報。 ○ ○ (4)アルコール検知器に関連する行政機関との連絡、協議。 ○ ○ (5)アルコール検知器や飲酒の専門知識を用いた道路交通安全の促進 および普及。 ○ (6)アルコール検知技術や交通安全政策に関する国際交流。 ○ (7)アルコール健康障害対策基本法に関連する行政機関 および各団体等との連携。 ○ (8)その他、会の目的を達成するために必要な活動。 ○ ○ ○ ○ ○ 運行管理と検知器WGは、普及啓発対象全般から、法令が違うプロ事業者(検知器義務化市場、IT点呼)を分けて活動することが 望ましいと判断した時点で、設置することを提案したい(活動内容のP36 根絶対象別部会・WGイメージ より) 2016年度 活動(組織とWG) 2016年度 委員会 技術委員会 業務委員会 委員長 タニタ 望月委員長 東洋マーク製作所 山本委員長 WG 検定WG R126WG 普及啓発WG 予定WG (運行管理と検知器) グループ リーダー エフアイエス 常深 東海電子 杉本 中央自動車工業 酒井 未定 2016年度 常設委員会 推進方針 メンバー 協議会参加各委員より 敬称略 2016年度の年間行事予定 目的 2016年度総会 4月 報告事項と決議事項 ○ 検定WG ○ 5月 6月 7月 ○ 8月 9月 ○ 10月 11月 ○ 12月 1月 ○ 2月 3月 ○ 技術委員会 R126 WG 業務委員会 ○ 普及啓発WG ○ 各WG メンバー作業 活動 全体会合 上期 ・認定状況の報告 ・課題共有 ・その他最新情報共有 2016年度 入退会と口数変更 2016年12月に告知 2017年度予算編成準備 全体会合 下期 年間報告 2017年度予算案 ○ ○ 活動 活動 ○ ○ 活動 活動 ○ ○ 活動 活動 ○ ○ 活動 ○ ○ 活動 活動 活動 募集 → 締切 上期 成果 報告 成果 報告 と次 年度 他、アルコール検知に関連する行政や団体の動き 2016年度 国交省 事故防止対策支援 推進事業 2017年度 国交省予算 事故防止対策支援 推進事業 概算要求 県トラック協会 検知器助成金 検討会3回、4回 プラン2009 FUP 遠隔地における 飲酒運転防止のその後 アルコール健康 障害対策基本法 飲酒運転防止WG ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 活動 2015年度(H27年度) 飲酒問題 Fact sheet 平成27年度 厚生労働省 白書 (第8章 健康で安全な生活の確保、国民健康づくり運動の展開 『アルコール』)より (5)アルコール アルコールは、がん、 高血圧、脳卒中及び虚血性心疾患等の さまざまな生活習慣病のリスクを高める ことが明らかとなっている。 また、近年は未成年者や妊娠中の飲酒の 弊害が より強く認識されるようになって いる。 平成27年度厚生労働白書 第8章 http://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/kousei/15-2/dl/00.pdf 平成27年度 厚生労働省 白書 (第8章 健康で安全な生活の確保、国民健康づくり運動の展開 『アルコール』)より 国際的にも2010(平成22)年5月のWHO総会 において、「アルコール の有害な使用を軽減するための世界戦略」が採択されるなど、国際的に 見てもアルコール対策は重要な課題と認識されているなってきている。 こうした状況を踏まえ、厚生労働省では、国税庁を始め関係省庁と 連携を図りながら、2013(平成25)年度に開始した 「健康日本21(第二次)」において、 ①生活習慣病のリ スクを高める量を飲酒している者 (1日当たりの純アルコール摂取量が男性40g以上、女性20g以上の者) の割合の減少、 ②未成年者の飲酒をなくす、 ③妊娠中の飲酒をなくす 平成27年版 厚生労働白書 第 8 章健康で安全な生活の確保という 3つについて具体的な数値目標を中心に立て、 アルコールによる健康障害の防止に取り組んでいる。 平成27年度 厚生労働省 白書 (第8章 健康で安全な生活の確保、国民健康づくり運動の展開 『アルコール』)より また、2013年度には、健診・保健指導の現場で活用されて いる「標準的な健診・保健 指導プログラム」を改訂した際、 減酒支援のための保健指導(ブリーフインターベンショ)を 示した。「健康日本21(第二次)」で目指す生活習慣病の 発症予防・重症化予防を 多角的に推進していくためには、 保健・医療の現場における生活習慣の改善支援の一環として、 食生活・身体活動・禁煙の支援とともに減酒支援を推進して いくことが重要である。 さらに、2013年12月に「アルコール健康障害対策基本法」 が成立した。同法に基づき2016(平成28)年6月までに アルコール健康障害対策推進基本計画が策定されることと なっており、今後はこの計画をもとにアルコール健康障害対 策を総合的に推進していく こととなる。 飲酒問題 (WHO “alcohol” update January 2015) worldwide, 3.3 million deaths every year result from harmful use of alcohol,2 this represent 5.9 % of all deaths. The harmful use of alcohol is a causal factor in more than 200 disease and injury conditions. Overall 5.1 % of the global burden of disease and injury is attributable to alcohol, as measured in disability- adjusted life years (DALYs).3 Alcohol consumption causes death and disability relatively early in life. In the age group 20 – 39 years approximately 25 % of the total deaths are alcohol-attributable. There is a causal relationship between harmful use of alcohol and a range of mental and behavioural disorders, other noncommunicable conditions as well as injuries. The latest causal relationships have been established between harmful drinking and incidence of infectious diseases such as tuberculosis as well as the course of HIV/AIDS. Beyond health consequences, the harmful use of alcohol brings significant social and economic losses to individuals and society at large. http://www.who.int/mediacentre/factsheets/fs349/en/ 平成27年度「飲酒運転 死者・事故」 201件 (死亡事故) 3,864件 (飲酒事故) 平成27年における30日以内交通事故死者の状況 http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/List.do?lid=000001150497 平成27年中の交通事故の発生状況 http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/List.do?lid=000001150519 平成27年度 飲酒運転違反 26,664件 平成27年中の交通死亡事故の特徴及び道路交通法違反取締り状況について http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/List.do?lid=000001150519
© Copyright 2024 Paperzz