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PDF資料(講義) - エルゼビア・ジャパン株式会社

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出版倫理の基礎知識
エルゼビア・ジャパン株式会社
ソリューションコンサルタント
⾼⽯ 雅⼈
⻑崎⼤学 研究推進戦略本部
エルゼビア・ジャパン株式会社 共催
国際論⽂投稿セミナー
〜アクセプトされる論⽂を書くために〜
- How to get published -
著者の責任
2013年5月版
このスライドは、英語で作成されたものを日本語に訳したスライドです。英語版は、こちらで閲覧できます。
http://www.elsevier.com/trainingwebcasts
ご注意
• このスライドは、著者が考慮すべき責任に関する指針と
一般的な原則を紹介するものですが、出版倫理の各側面は
学術分野やジャーナルによって大きく異なる場合があります。
• 論文を書く時には、必ず、各分野における具体的な「著者の
責任」について他の研究者、指導教官、ジャーナル編集者に
相談することをお勧めします。
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著者の責任
捏造ではない、真のデータのみ報告する
オリジナリティ
利益相反を公表する
オーサーシップ
1回に1つのジャーナルに投稿する
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回避すべき最も深刻な問題
捏造 (Fabrication)
研究データをでっち上げること
改竄 (Falsification)
既存の研究データを操作すること
剽窃 (Plagiarism)
過去の論文を盗用し、自分のものとして流用すること
上記は、研究関係者が直面する
最も一般的な3つの倫理的不正行為です。
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このスライドは、英語で作成されたものを日本語に訳したスライドです。英語版は、こちらで閲覧できます。
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独自性と倫理的行為が必要とされる理由
研究者による非倫理的な行動は、一般社会における科学的記録、
および科学と医学に対する評価を低下させます。
各研究者・著者の評価と学術的業績に不当な影響を与える可能性があります。
A Massive Case Of Fraud
Chemical & Engineering News
February 18, 2008
Journal editors are left reeling as publishers move to rid
their archives of scientist's falsified research
William G. Schulz
A CHEMIST IN INDIA has been found guilty of
plagiarizing and/or falsifying more than 70 research
papers published in a wide variety of Western scientific
journals between 2004 and 2007, according to
documents from his university, copies of which were
obtained by C&EN. Some journal editors left reeling by
the incident say it is one of the most spectacular and
outrageous cases of scientific fraud they have ever
seen. …
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剽窃とは?
「剽窃とは、適切な引用情報を表記せず、他人のアイデア、プロセス、
結果や文章を自分のものとすることを指す。これには、機密情報であ
る他人の研究申請書や原稿の査読を通じて得たものも含まれる。」
Federal Office of Science and Technology Policy, 1999
「引用情報を表記することなく他人のデータや
解釈を提示し、それによって他人の利益を
自分のものとすることは窃盗であり、
研究によって生計を立てる科学者が
新しいデータや解釈を生み出す
意欲をそぐ行為である。」
Professor Bruce Railsback
Department of Geology, University of Georgia
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M. Errami & H. Garner, A tale of two citations
Nature 451 (2008): 397-399
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正しい引用がポイント
他人の論文(自分の指導教官の論文、自分の過去の論文を含む)を
正しく引用することは、少なくとも以下の3つの理由によって重要です。
①自分の論文をコンテキストの中に位置づける
②自分の研究の土台となった他人の研究成果を認める
③学術文献の信用と正確さを維持する
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利益相反 (クイズ)
以下のうち、利益相反となるものが
あれば挙げてください。
1. 大きな石油会社の株を所有する大学研究者が、
石油掘削が環境に与える影響について実験を行う。
2. 新しい技術の開発と試験に従事する大学研究者が、
新しい技術への投資を評価する金融サービス会社のコンサルタントを務めている。
3. 研究者が、自分の学部の教授が編集長を務めるジャーナルに論文を投稿する。
4. 従来の治療方法を実践している医師が、新しい医療技術について論文を書く。
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利益相反 (解答)
これらはすべて潜在的な利益相反です。
•
•
•
•
•
利益相反には多くの形態があります。
直接的な金銭的利益 – 雇用、株式の所有、助成金、特許
間接的な金銭的利益 – 謝礼、コンサルタント業、投資信託
の所有、専門家証言
キャリア&知的利益 – 昇進、直接的なライバル
機関の利益
個人的な信念
潜在的な利益相反に対する適切な対応は、
透明性と開示です。
ジャーナルレベルでは、カバーレターで潜在
的な利益相反をジャーナル編集者に開示する
ことを意味します。
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オーサーシップ (クイズ)
研究者が論文を書き上げました。
その執筆過程で、実験、データ分析、執筆、
最終原稿の改訂について指導教官に
相談しました。
インドにいる教授はデータ分析のみについて
アドバイスしました。研究室の助手は、実験の企
画、装置のメンテナンスと操作を手伝いました。
2人の大学院生は完成した論文を読み、編集し
ましたが、実験には関与していません。
だれを著者として挙げるべきでしょうか?
だれを第一著者として挙げるべきでしょうか?
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オーサーシップ (解答)
オーサーシップに関するさまざまな方針が存在します。
例えば、 International Committee of Medical Journal Editors
(バンクーバーグループ)は、著者の定義を以下のように定めています。
1.
2.
3.
着想、企画、データの取得、データの分析と解釈に相当の貢献をしている。
原稿の知的内容について執筆し、批判的に改訂している。
出版する最終原稿を承認している。
著者は、上記の3つの条件をすべて満たす必要がある。
この方針を前述の例に適用すると、研究者と指導教官だけが
著者としての資格を持つことになります。
他は「Acknowledged Individuals(何らかの
貢献が認められた人)」となります。
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オーサーシップ:順列と乱用
最初に挙げる著者に関する一般原則:
第一著者:
• データの分析と適切な提示、および結果の解釈を実施/監督する。
• 論文を組み立て、ジャーナルに投稿する。
共著者:
• データ分析に知的な貢献をしたり、データの解釈に貢献したりする。
• 論文の原稿を見直す。
• 結果を提示し、その意味を擁護し、研究の限界を議論できる必要
がある。
回避すべき乱用:
ゴーストオーサー:
• 記載すべき著者を外すこと。
科学ライターとギフトオーサー:
• 研究作業自体に相応の貢献をしていない著者を含めること。
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投稿 (クイズ)
研究者が論文を投稿する準備を整え、Science、
Nature、 Cell の3誌に同時に投稿することにしました。
研究者がScienceに論文を却下され、Natureに投稿
することにしました。Natureにも却下されたため、
Cellへの投稿を計画しています。 そこでも却下され
れば、受理されるまで同じ分野のジャーナルに
投稿を続けるつもりです。
最初のシナリオは、ほとんどの学会やジャーナルでは許容されていません。
2番目のシナリオは許容されますが、著者は査読者や編集者のアドバイス
を聞き、論文を改善する必要があります。
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投稿 (解答)
二重/複数出版、同時投稿、
論文の分割に関する問題
基本的に同じ研究について記述した原稿を、2つ以上のジャーナルや一次出版物
以外に発表してはなりません。
著者は、過去に出版した論文を別のジャーナルに投稿してはなりません。
異なる言語の複数のジャーナルに、同じ論文を投稿してはなりません。
「サラミ法」、すなわち同じ研究から複数の出版論文を作成することは不正操作で
あり、回避すべきです。
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研究機関
すべての
関係者
著者
企業
政府機関
出版社/
ジャーナル
編集者
資金提供団体
倫理に本当に責任を負っているのはだれでしょう?
エルゼビアの全ての
ジャーナルが会員です:
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出版倫理に対する
不正がもたらす結果
研究者が別の著者の論文を剽窃したとします。
どのような結果が考えられるでしょうか?
出版社や研究者の所属機関/資金提供団体は
どのような対応を取ることができるでしょうか?
不正行為の程度、ジャーナル編集者、所属機関、資金提供団体の定める基準により、
さまざまな結果が考えられます。
考えられる対応:
•懸念および譴責の手紙
•論文の撤回
•研究者の所属機関または資金提供団体による何らかの懲戒処分
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要点
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捏造ではない
本当のデータ
独自性
オーサーシップ
利益相反は
開示する
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ありがとうございました
著者の責任に関する詳細:
www.ethics.elsevier.com
執筆/投稿のアドバイスと著者サービス:
www.elsevier.com/jp/authors/home
オンライントレーニングとチュートリアル:
http://trainingdesk.elsevier.com
出版に関する無料チュートリアル(ウェブキャスト) :
www.elsevier.com/trainingwebcasts
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