空とぶ山行・オーストラリアへ行く

 空とぶ山行・オーストラリアへ行く
ULURU(エアーズロック)(348m)・KOSCIUSZKO(コジウ
スコ)(2228m)
【報 告 者】 芹野 陽子
【日 時】 2007年5月14日(月)~5月22日(火)
【参 加 者】 芹野 陽子、田中 勝枝(くさぼけ)
《日 程》
【5月14日(月)】
福岡空港集合 15:00 フライト 16:00(JL/330 便)✈✈✈東京羽田空港 17:35
成田国際空港 フライト 20:55(JL/5141 便)✈✈✈ケアンズ国際空港 05:25+1
5月15日(火)
ケアンズ国際空港 フライト 07:10(QF/1935 便)✈✈✈コネラン空港/エアーズロック 09:25
[空港=混載バスにてホテル=空港 ]
マウントオルガス散策とエアーズロックサンセット
5月16日(水)
エアーズロックサンライズとエアーズロック登山
エアーズロックリゾート泊【VOYAGES OUTBACK PIONEER HOTEL(アウトバック パイオニア)】
【5月17日(木)】
コネラン空港/エアーズロック フライト 13:35(QF/729 便) ✈✈✈ シドニー国際空港 17:00
シドニー国際空港 フライト 17:55(QF/805 便)✈✈✈ キャンベラ国際空港 18:50
[空港=ホテルまで車で 15 分]
キャンベラ泊 【SAVILLE PARK SUITES(サヴィル パーク スイーツ)】
【5月18日(金)】
CANBERRA JOLIMONT CORCH TERMINAL AT THE NOVOTEL -BAY
ALPINEXPRESS
09 00 ===
THREDBO ALPINE VILLAGE BUS STOP AT INFORMATION TOWER
(スキーバス) :
スレドボ着 12:20
[ホテル…BUS STOP のあるインフォメーションタワーのとなり]
スレドボ散策
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8(ジョリモント コーチ ターミ
5月19日(土)
コジウスコ登山・・・歩行予定時間 5 時間 20 分
スレドボ泊【RYDGES ALPINE THRDBO ALPINE HOTEL(スレドボ アルパイン ホテル】
【5月20日(日)】
ALPINEXPRESS(スキーバス) 13:00 ===
CANBERRA AIRPORT BUS STOP NEAR VIRGIN END OF TERMINAL
キャンベラ国際空港 16:05
キャンベラ国際空港 フライト 18:35(QF/1490 便)✈✈✈シドニー国際空港 19:25
[混載バス=ホテル]
5月21日(月)
市内観光(ブルーマウンテンズ国立公園、シドニーワイルドライフワールド、オペラハウス他)
シドニー泊【MERCURE SYDNEY(メルキュール シドニー)】
【5月22日(火)】
[混載バス=空港]
シドニー国際空港 フライト 09:35(JL/772 便)✈✈✈ 成田国際空港 18:05
成田国際空港 フライト 19:55(JL/3057 便) ✈✈✈ 福岡空港 21:50
≪報 告≫
今年3月、JALのキャンペーンで4・5月の2ヶ月、少ないマイル数(ポイント)
で特典航空券(無料)が使えるということで、調子に乗ってオ-ストラリアを決めました。
しかし、『地球の歩き方』やその他のガイドブック、合わせて¥10,000 も買い込んで、
計画を進めるうちにとんでもないことになったと気づき、後悔しました。ですが、皆
さんの励ましと、やっぱり『オーストラリア大陸の最高峰』に魅かれて、くさぼけの
田中さんと楽しんできました。
5月14日(月) 成田発のJAL便はハネムーンの若いカップルばかり・・・。み
んなかわいい。いつも手をつないでいます。
5月15日(火) 結構小さなケアンズ国際空港に到着。乗換え便の間に洗顔をしよ
うとトランクを開けたら閉まらなくなり、あわてて空港のお兄さんに「help me 、my
trunk trouble!」何のことはなくロックがかかっていたのでした…。
ケアンズを飛び立ち、青い海、それから大陸の中心・へそへ赤い大地が広がります。
最初は小さく、次第に大きくエアーズロックやマウントオルガスが見えてくる。
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砂漠地帯の小さなエアーズロック空港へ到着。
午後から奇岩群『カタ・ジュタ(オルガス)の散策は風の谷トレイルコースを 1 時間位
歩く。印象的な岩群の間を不思議な気持ちで歩く。草花もいろいろ初めて見る花ばか
りですが、砂漠地帯のためか、目立たない色彩で咲いている。
夕方にかけてエアーズロックサンセット見学地へ移動。高さ348m、周囲9、4k
mの1枚岩が太陽の傾きにつれて真っ赤に色を変えるウルルの光景は最大の見どころ
です。ウルルの幻想的な風景は圧感のシーンです。そして、シャンペンで乾杯です。
テーブルの上にはクロスがかけられ分厚いチーズやボイル野菜などのオードブルがい
ろいろ並んでいます。大自然の中でいろいろな国の人がシャンペンを飲みながら、真
っ赤なウルルの変化を楽しむのです。ここまで書くとセレブでしょう・・・。が、日本で
は考えられないことが起こります。ハエです。一日中ハエを払っていますが、顔や頭、
唇までとまり、もちろんオードブルにも・・・。記念にハエの帽子をお土産にしました。
それから、サザンクロス(ガイドブックになかなか見つけにくいと書いてあった)
も絶対見たいと思っていたので、夕食はバーベキューと南十字星ツアーに参加しまし
た。値段が高いので田中さんと悩んだのですが、オージービーフ、カンガルーの肉(赤
身)やソーセージ、ポテトなどとオーストラリアワインです。南十字星も見ることがで
き感激でした。さそり座なども大きかったです。
ホテルはエアーズロックリゾートといって、エアーズロック観光の人のためにホテ
ル、キャンプ場、レストラン、スーパーなどが、一つの村のように砂漠の中にありま
す。ラスベガスのような感じです。
5月16日(水) 今日は、
エアーズロックサンライ
ズと登山です。6時集合で、
朝食入りリュック(これも
悩んだ末に頼みました)を
もって、朝日に輝き刻々と
変化していくウルルを、朝
食をとりながら見物しま
す。その後、登山口へ移動
しましたが強風のためク
ローズでした。時間を見て、
また寄るということで、ウ
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ルルの麓を散策します。 (ウルル、サンシャイン)
アポリジナル・アート(壁画)や滝などがあり、聖地と敬う大切な土地を感じました。ウ
ルル、カタ・ジュタ・カルチャーセンターでは、どれもこれもすばらしいアポリジナル・
アートでした。10時過ぎて登山できるということで登山口に戻り、いよいよ登り始
めます。他のツアーや登山者でにぎわっている。太いクサリが上の方へ延びている。
登り始めは良いが、途中から、35 度~45 度並の斜面をクサリに頼って登っていく。
途中ではここまで・・・と座り込んで景色を楽しんでいる人もいる。私たちも時間切れで
降りていく。
明日もチャレンジでき
るが、登山できる保障はな
いので、急いで午後からバ
スを頼み、再度登山口へ行
く。午前よりも人は少ない
が登っている。いいぞ、い
いぞ!チャンスだ。
私たちもチャレンジす
る。ゆっくり、ゆっくり、
安全に、と心に言い聞かせ
ながら、途中でお互いにカ
メラを向ける余裕もある。
(クサリを頼りに登る) クサリの急斜面を登り
きっても、まだまだピークは見えない。溝状の岩肌でアップダウンを繰り返し頂上到
着。エアーズロックと刻印された方位盤がある。先に登っていたオーストラリアので
っかいおじさんに抱きついた。よく見たら、横に座っていた人がハンサムボーイでし
た。残念。私たちとおじさんの会話(どこから来た、どこへ行く・・・など)を聞いていて
笑っていた。
まさか来れるとは思って
もみなかったのに、あこが
れのウルルに登頂できた
喜びで二人とも興奮しま
くり状態です。360度の
展望を満喫し、オーストラ
リアのダイナミックに感
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動です。ウルルに感謝して、感動に浸りながらゆっくり下山した。
(山頂でプレートを前に)
そうしたら、また、おじさん
が周りの仲間たちとにこにこ
しながら拍手で待っていてく
れた。
もちろん、また、熱き抱擁が
待っていました。みんなで握
手して、喜んでくれました。
(山頂のプレート)
5月17日(木) 今日も6時からもう一度ウルルへ行く計画でしたが、寝坊しまし
た。昨夜、田中さんが目覚まし時計の止め方が分からないというので、「こうして左右
に動かす・・・」と教えていたら、たぶん off にしてしまったのか目が覚めたら6時でし
た。あわててキャンセルに行きました。午前中、リゾートホテルをゆっくりと楽しむ
ことにしました。昨夜は二人で「よかった、よかった」と感激もさめず、飛行機でも
らったワインなどを飲みすぎたせいかもしれません。この失敗で、その後から目覚ま
しは携帯電話と二つセットすることにしました。もし、明日の18日だったら、スレ
ドボ行きのバスは、1日1便なので、大変なことになるところでした。早く失敗して
良かったです。
午後、エアーズロックからシドニーへ飛びキャンベラへ移動します。キャンベラ行
きの機内は背広姿の大きなビジネスマン達で満席で私たち二人だけが異文化状態でし
た。首都キャンベラは落ち着いた感じの都市で、秋の景色へと移る時期のようでした。
5月18日(金) キャンベラからスレドボへは、バス便しかありません。バスターミ
ナルへ行くのにトランクなど荷物があるのでホテルでタクシーを頼みますが、近いた
め、来てくれません。歩くことにする。薄い霧雨の中トランクを押して歩いていると、
おじさんがトランクを押して手伝ってくれて、自分で押してバスターミナルまで運ん
でくれました。うれしかったです。ところが、バスターミナルの受付のお姉さんが乗
り場を違うところを教えて、出発時間近くになるのに、乗り場がわからなくなり困っ
ていると、日本語の話せる女性が声をかけてくれて、「ここではない」と案内してくれ
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ました。本当に助かりました。親切にされて嬉しかったです。
バスの道中、スノーボードをするという青年二人組から、珍しいお菓子をもらった
り、ドライバーのおじさんが「どこから来たか・・・?」「スレドボは7月にイベントが
あるからその時がいいよ(たぶんそういっている)・・・」など話しかけてくる。
ま~、何とか返事もできた。バスからの景色も見渡す限りなだらかな緑の牧場が続い
ていて、牛や羊の数が少ない。こんなにのどかで広々とした草を食べているオージ-
ビーフは健康的でおいしいに決まっている・・・と考えが変わりました。
次第に山の方へ進んでいく。スレドボ到着。スレドボは国立公園のリゾート地で大
きなスキー大会が開かれるところで有名なようです。
ホテルへチェックイン後、午後から降り出した雨の中、明日の下見の為にリフトに
乗る。雨具を着て傘をさしているが、寒い寒い。スレドボ標高 1370m、リフト終点
1900m、乗っている 15 分くらいが長いのなんの。ガスで何にも見えず、直ぐにそのま
まリフトで降りる。明日が心配。
5月19日(土) 心配したとおり、朝から、強風で樹木がうなり黒雲がすごい速さ
で流れ、不気味な空模様になってきた。Information Centre へ行くと、「強風の為、リ
ストはストップ、いつ動くかわからない!」「え~!やっぱり!どうする!」、仕方な
く walking road を聞いて出発した。「Good luck」の声援をうけたが、1900m のリフ
ト終点まで、歩けば2時間30分かかる・・・服装はモンベルのオーバーヤッケ、オーバ
ーズボン、目出帽子・・・の完全装備。「どこまでいけるのか・・・」心細さでいっぱい。結
局、リフト終点までで、後はゆっくり下山した。
5月20日(日) 日) 今日は、天気も少しおさまり、誰も乗っていないリフトが運行中。
「残念!」13:00発のバスも遅れて到着。キャンベラからシドニーへ移動する。
5月21日(月) ブルー・マウンテンズ国立公園では、奇岩スリー・シスターズを写
真におさめ、シーニック・ワールドを楽しみ、ダイナッミクな大自然を堪能する。
それから、ガイドさんが「ここはクライミングができます」と垂直な絶壁を説明す
る。その時は「ウェ~!」とか言っていましたが、帰国して、2006年の年賀状に近
藤圭子さん(全国連盟海外委員長・近藤和美氏の奥さん)が「昨年5月にクライミン
グ・・・」と、写真も載っていました。ピナクルの勇士もチャレンジしてみてください。
午後、シドニー動物園のコアラ、水族館のアザラシ、シドニータワー、オペラハウ
ス、など暗くなるまで二人で訪ね歩いた。
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オーストラリア大陸最高峰は悪天候の為残念でしたが、ウルル、ブルーマウンテン
ズと世界遺産を楽しむことができて無事がなりよりでした。9日間ゆったりできて、
またどこかへ行きたいね・・・と話しているところです。
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