スカウトスキルオリンピック -1級技能大会

2008
スカウトスキルオリンピック
-1級技能大会ガイドブック
2008
日本ボーイスカウト神奈川連盟
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開催の趣旨
県内の多くの1級スカウトが参加することにより大会を通じて
スカウトが相互に刺激しあい、さらなる成長のきっかけを与えるとともに、
参加指導者に対し自隊プログラムのブラッシュアップ、見学スカウトには
スキルアップのきっかけを与えることを目的とします。
テーマ
「より高く より早く より美しく-スカウトスキル近代5種競技」
-目指せスキル金メダル、目指せスーパー1級-
開催日程
平成20年11月23日(日)8:00~16:00
開催場所と会場へのアクセス
横浜市旭区大池65
こども自然公園【集合場所:芝生広場(第2駐車場横】
電車利用の場合:相鉄線いずみ野線 南万騎が原駅より徒歩7分
車利用の場合:公園内の第 2 駐車場(有料)に駐車下さい
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競技参加資格
神奈川県連所属の1級以上(11 月 23 日時点)のボーイ隊スカウト
※ 事前参加エントリお願いします。
見学者
指導者、スカウト、関係者の見学は自由です。
参加費
参加費は競技参加スカウトのみ500円/人を当日会場受付に納入する。
服装と持ち物
服装:
制服、制帽
持ち物:
① 昼食弁当②水筒③手旗④シルバコンパス⑤ナイフ
⑥スカウトロープ⑦軍手⑧スカウトハンドブック⑨三角巾
⑩ 交通費(南万騎が原までの往復分)⑪参加費 500 円
⑫ その他必要な物
注意事項
・隊指導者が引率する場合は指導者の指示に従うこと。
・スカウトのみ参加する際には事前事後に隊指導者に出発帰着を連絡する
こと。
・会場への往復移動時には交通安全に注意すること。
・競技中は大会実行委員の指示に従うこと。
・ ケガや体調不良の際には大会実行委員に連絡すること。
・ 会場連絡用携帯電話
なかや
中谷実行委員長
ゆしな
油科副実行委員長
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090-1883-5598
090-4937-0533
大会スケジュール
時間
内容
場所
8:00~8:30
スカウト集合・受付
芝生広場
8:30~9:00
開会式・グループ編成※
芝生広場
9:10~10:00 第1種目競技
各種目別会場
10:10~11:00 第2種目競技
各種目別会場
11:10~12:00 第3種目競技
各種目別会場
12:00~12:40 昼食(持参弁当)
会場内
12:50~13:40 第4種目競技
各種目別会場
13:50~14:40 第5種目競技
各種目別会場
14:50~15:20 全体交流ゲーム
芝生広場
15:30~15:50 表彰式・閉会式
芝生広場
16:00
解散
※ 参加スカウトをプログラム運営上5グループに分けます。
会場配置図と競技会場
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受付(時間:8:00~8:30、場所:芝生広場入口受付)
・本部受付にて所属及び氏名を申告すること。
・参加費500円/人を納入すること。なるべく隊又は地区で纏めること。
・競技グループ(A~E)の指定を受けること。
・競技カード及びゼッケンを受領し着用すること。
・受付後は芝生広場にて待機すること。
開会式(時間:8:30~9:00、場所:芝生広場)
① 集合(地区別に整列集合)
② 開式
③ 国旗掲揚
④ ソング「連盟歌」
⑤ 主催者挨拶
⑥ スカウト宣誓
⑦ 閉式
⑧ 競技内容及び注意事項説明
⑨ 競技グループ編成(A~Eグループ)
競技(9:10~12:00、12:50~14:40)
会場別競技スケジュール
競技名
①救急法
②たき火
③計測
④サバイルバル
⑤手旗通信
会場
芝生
きりかぶ
ドーナツ
ピクニック
ピクニック
9:10~10:00
A
E
D
C
B
10:10~11:00
B
A
E
D
C
11:10~12:00
C
B
A
E
D
12:00~12:40
昼
食
12:50~13:40
D
C
B
A
E
13:50~14:40
E
D
C
B
A
グループ別競技スケジュール
グループ
A
B
C
D
E
9:10~10:00
①
⑤
④
③
②
10:10~11:00
②
①
⑤
④
③
11:10~12:00
③
②
①
⑤
④
12:00~12:40
昼
食
12:50~13:40
④
③
②
①
⑤
13:50~14:40
⑤
④
③
②
①
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昼食(12:00~12:40)
午前中の競技終了後、会場内にて昼食(持参弁当)をとること。
全体交流ゲーム(14:50~15:20、場所:芝生広場)
競技終了後、参加スカウトを対象とした全体ゲームを実施します。
閉会式(時間:15:30~15:50、場所:芝生広場)
① 集合(地区別に整列集合)
② 開式
③ 成績発表及び表彰(総合成績及び競技別成績優秀スカウトを表彰)
④ 講評(県連コミッショナ)
⑤ 主催者挨拶(県連理事長)
⑥ ソング「光の路」
⑦ 国旗降納
⑧ 閉式
⑨ 解散
☆閉会式終了後、地区ごとにまとめてゼッケンを本部に返却してください。
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プログラム実施要綱(スカウト版)
種目①「 救急法 」 ネーミング <そんなにケガしたの?>
競技場所: ピクニック広場
進行担当者
横浜中央地区 水野智裕、中上 健
スカウト準備品:三角巾(各自1枚持参を想定)
○競技の進行
・競技説明、組分け(5分)
「転んで一度に複数の箇所をケガしてしまった友人」に応急手当をすることを想定した競技です。
競技は二人一組で行います。一人が傷病者の役をし、交代で前後半に分けて行います。
・競技(前半)(10分)
けがの内容:右鎖骨の骨折、頭頂部の傷、左手甲部の傷
傷病者役のスカウトを椅子に座らせ、開始の合図と共に骨折は三角巾を用いて固定、傷は患部に保護ガ
ーゼを当てて三角巾で包む手当を行う。制限時間内に完了した場合には、手を上げて申告する。
・審査(前半)(5分)
完了申告順に完了時間を記録し、審査基準に基づき採点する。終了後三角巾をたたみ、保護ガーゼととも
に元の場所に戻す。
・競技(後半)(10分)
けがの内容:右肩部の傷、左膝の傷、右足首のねんざ
傷病者役のスカウトを椅子に座らせ、開始の合図と共にねんざは三角巾を用いて固定、傷は患部に保護ガ
ーゼを当てて三角巾で包む手当を行う。制限時間内に完了した場合には、手を上げて申告する。
・審査(後半)(5分)
完了申告順に完了時間を記録し、審査基準に基づき採点する。
・成績集計・発表(5分)
グループ全体のスカウトの採点結果を知らせます。(次の競技場所の指示も行う)
○競技ルール
・持参した三角巾に加えて支給する三角巾及び保護ガーゼを用いて 3 ヶ所のケガ等の応急手当を行う。
・制限時間は 10 分
・手当ての正確さ及び速さを競う競技である。
・2 パターンのケガのうちどちらの手当てを行うかは開始時に抽選で決める。両方を訓練しておく必要がある。
○審査基準
・ 制限時間内に完了し、手当ての内容に問題がない場合を基準にこれを 100 点とする
・ 制限時間以前に完了した場合は加点(ただし手当ての内容により減点はあり)
・ 制限時間を過ぎた時点で完了していない手当てについては無得点(減点)
・三角巾の畳み方/当て方の正しさ
・ガーゼの位置・固定
・結びの位置の正しさ/本結びになっていること
・末端処理の確かさ
・骨折/ねんざ箇所は確実に固定されているか
・傷病者に対する気遣い
【備考】 スカウトハンドブック、「ボーイスカウト救急法」、「赤十字救急法講習教本」などに掲載の三角巾による
包帯法の例を参考にして下さい。
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プログラム実施要綱(スカウト版)
種目② 「 焚き火 」 ネーミング < クリスタルを探せ >
競技場所: きりかぶ広場
進行担当者
江南地区
小西・齋藤
スカウト準備品:軍手、ナイフ
○競技の進行
【経過時間】
●競技説明(5 分)
整列、点呼、ルール説明
●競技準備(5 分)
スカウトは薪を取りに行く。
薪を割るなど準備をする。
●競技(30 分)
タイムキーパーは経過時間を適時よみあげる。
終了者は成績担当に自分の所要時間を報告する。
●成績集計(5 分)
全スカウトの採点および結果を知らせる。
●その他
片付け、整列
次の受け入れ準備など
○競技ルール
・鉄皿にいれた水を制限時間内に蒸発させる。
・準備時間内では、薪をわるなどの準備をしてよい。
・支給するマッチ(2 本)で薪に着火する。
・マッチ 2 本以内で火がつかなかったスカウトは、担当に申し出てマッチをもらう。
・蒸発しきった時点で、挙手してタイムを知らせてもらう。
・制限時間内に終了しなかったスカウトは、審査員に計量をしてもらう。
○審査基準
・こちらから支給するマッチ(2 本以内)で着火することができなかった。(-10 点)
・追加マッチ1本で1分経過のペナルティを課す。
・制限時間内に着火することができなかった場合は、採点不可とする。
・制限時間内に水を蒸発させることができたスカウトをタイム順にならべ、参加スカウトが全員終了し
た時点で順位づけ、および点数を確定させる。
・ 制限時間内に蒸発させきれなかったスカウトは、その残量に応じて得点を加算させる。
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プログラム実施要綱(スカウト版)
種目③ 「
計測
」 ネーミング < 接近中の小天体の正体は? >
競技場所: ドーナッツ広場
進行担当者
湘南地区 宇都宮
スカウト準備品: シルバーコンパス、スカウトロープ 6m(or 8m)、筆記用具
○競技の進行
【経過時間】
【 0 分】競技説明:
指定された線の外から、黄色いテープで囲われた立体図形の体積を計測して下さい。テープで囲われ
た各面は平面とします。 計測のタイムリミットは 20 分です。計測を完了したスカウトから解答用紙を提
出して下さい。得点は計測時間の短さと計測値の正確さを評価します。 質問はありますか。
【 5 分】計測体制の準備:
【10 分】競 技:
図形を背にして一列に並ぶ。競技開始の合図に従い、図形に向かい設置された図形の計測を行う。
計測が完了したスカウトから解答用紙を提出させる。制限時間 20 分。
制限時間が過ぎたら無条件に解答用紙を提出させる。
【30 分】成績集計:
①計測完了時間を記入 ②計測数値を確認し誤差率を計算する。
①と②からマトリックス表にて得点を確認し、集計用紙に記入する。
【35 分】グループ内評価:解答結果を評価しあう。
【40 分】その他:後かたづけ、次の準備等、スカウトは自主的に行う。(おきての実践)
【45 分】終了
○競技ルール
下図(実物とは形状は異なる)のように空中にテープで作られた立体について
決められた時間内に、指定された場所から計測しその体積を求める。
○審査基準
計測に要した時間 及び 計測結果の精度(誤差率)より算出
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プログラム実施要綱(スカウト版)
種目④ 「 冒険 」 ネーミング <野宿も恐くない>
競技場所: ピクニック広場
進行担当者
横浜南央 山本、田中
スカウト準備品:スカウトロープ、ナイフ
○競技の進行
【経過時間】
・競技説明(5分)
指定した持ち物、配布資材のみを使用し、時間内に一人用のリンツを作成、実際に使用してみる。
作成までの時間、機能性、使用する結びの正確さ、創意工夫度を競う。
・競技(25分)
競技開始後、各自、必要な資材を取りに行き、リンツを作成する。完成したら審査担当を呼び、実際
に使用してみせる。
・評価(10分)
完成した順に審査基準に基づき採点する。
・グループ内評価(5分)
他の作品を見て回り、参考となる工夫点を探る。
・後片付け(5分)
作品を解体し、資材を元に戻す。
○競技ルール
・指定された持ち物(スカウトロープ、ナイフ)及び配布資材(麻ひも、竹材(90cm 程度、1 人当たり 2
~3 本程度)、ピンペグ、小石、シート(約 2m×2m 程度))のみを使用する。
・出来上がったら、審査担当を呼び、実際に使用してみせる。
・シートは切ったり、穴を開けたりしないこと。
○審査基準
実際に使用できる作品(自立可能で自らの身体が覆えるもの)が時間内で完成できれば 80 点(制限
時間より早く完成した場合は、時間点を加算(25~23 分:+1 点、23~21 分:+2 点、21~19 分:+3 点、以
下同様))、概ね完成 70 点(時間点加算なし)、やっと立っている程度以下 60 点(時間点加算なし)、形
をなさない場合は 0 点(時間点加算なし)とします。
結びを3段階で評価(選択は適当か、結びは正確か、A 評価:問題なし、B 評価:やや改善が必要、
C 評価:大幅な改善が必要)し、評価により減点(A:減点なし、B 評価:5点減点、C 評価:10 点減点)し
ます。形をなさない場合は、結びを評価しない。
創意工夫度を3段階で評価(A 評価:特に優れている、B 評価:優れている、C 評価:普通)し、加点
(A:10 点 B 評価:5点、C 評価:加点なし)します。形をなさない場合も評価対象とする。
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プログラム実施要綱(スカウト版)
種目⑤
「 通 信 」 <SOS重要信号を解読せよ!>
競技場所: ピクニック広場
進行担当者
横浜地区 : 吉田
審査方法:成果による得点方式、得点の大きいもの順 (個人:二問の合計得点)
成績表示:参加スカウト名、競技成績をその都度模造紙に掲示する。各人の成績を本部集計担当に届け
る。
●競技説明(5分)
「手旗信号の筆記受信をしてもらいます。数字も濁点も半濁点も入ります。一問目は、意味の
ない文章約30文字、二問目は、意味のある文章約30文字です。答え合わせは各問題ごとに
行いますが、やり方は後で指示します。最初に練習してから本番に入ります。
●競技準備(5分)
練習問題の出題 「○○○○○○○○○」
●競技(30分)
一問目発信 「・・・・・・」
受信文修正時間2分
答え合わせ 「全員円形に集合、右隣の人に自分の受信用紙を渡してください。正解を言いま
す。」
「正解だったらその文字を○してください。終わったらその○の数を右下に書いてください。」
二問目発信 「・・・・・・・」
受信文修正時間2分
答え合わせ 「全員円形に集合、右隣の人に自分の受信用紙を渡してください。正解を言いま
す。」
「正解だったらその文字を○してください。終わったらその○の数を右下に書いてください。」
● 成績集計(5分)
・成績担当に自分の受信用紙を提出する。各問題一字1点評価で満点だと30点で点数集計を
実施する。
・各問題全て正解時に加点20点、
・全問正解最高得点100点満点
●グループ内評価(5分)
1、2問目の回答結果及び評価しあう。
●その他
後片付け、次の準備等、スカウトは自主的に行う。(「おきての実践」)
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