リモート・モニタリング 設定ガイド

リモート・モニタリング
設定ガイド
QTシリーズ DVRモデル
Apple Macintosh
コンピュータ
Windows PC
各種モバイルデバイス:
Android
BlackBerry
iPhoneおよびiPad
Symbian
Windows MobileおよびWindows Phone
インターネットおよびスマートフォンによるリモートモニタリング、
MyQ-See DDNS、
電子メール通知のための設定ガイド
1
目次
Q-See製品をご購入いただきありがとうございます!
本取扱説明書は作成時点においては正確ですが、当社は製品の改善に継続して取り組んでお
Q-SEE製品をご購入いただきありがとうございます。
り、
スマートフォンやルーターのメーカー各社も製品の機能追加や変更を加えているため、機
このDVRは取り付けの容易さと使いやすさを重視して開発された製品ですが、インストールや操作についてご
能によっては記載内容と異なる可能性があります。
ファームウェアおよびソフトウェアの最新の
不明な点がございましたら、
ご遠慮なくお問い合わせください。
更新情報、および製品に関する発表については、当社のWebサイト
(www.Q-see.com)をご覧く
ださい。
本ガイドでは警告その他の重要情報を強調表示し、お客様が安全かつ円滑にシステムを運用
できるように配慮しています。しばらく時間をかけてすべての説明を読んで従い、以下の警告に
注意を払ってください:
重要!赤枠にこの記号が表示されている場合は、警告を表します。製品の損傷
や破損を防止するために、使用前にすべての警告をお読みください。
注意! 青枠内に情報マークと共に記載された文章は、
システムを最大限に活用
するための追加ガイダンスや説明を提供します。
本ガイドはわかりやすさと使いやすさを重視して作成されていますが、記載内容についてご不
明な点がございましたら、
ご遠慮なくお問い合わせください。
製品サポート、
ダウンロード、
ファームウェアおよびマニュアルの更新
24時間無休のテクニカルサポート
ライブチャット
(平日、9~17時(太平洋標準時刻))
www.Q-See.com/Support
リモートアクセス
4
1.1 DVRをネットワークに接続する
はじめに
IPアドレスを取得する
1.2 ポートをオープンする
オプション1: UPnP
オプション2: DMZを使用してポートを開く
ポートがオープンされていることを確認する
1.3 静的なインターネットIP(ネットワーク)アドレス
1.4 PPPoE
1.5 Domain Name System (DNS)
1.6 Dynamic Domain Name Service (DDNS)
1.7 接続に関する問題を解決する
ネットワーク上のルーター数を調べる
2つ目のルーターでDMZを設定する
4
4
5
6
6
7
8
9
10
11
12
13
13
15
リモート・モニタリング
16
電子メール通知の設定
36
2.1 PCからDVRにアクセスする
Windows VistaおよびWindows 7のユーザーアカウント制御
2.2 MacintoshからDVRにアクセスする
プラグインをインストールする
2.3 リモートアクセスソフトウェアを使用する
ライブビュー
2.4 リモート再生およびバックアップ
リモート再生
2.5 リモートでのシステム設定
モバイル監視
4.1 Apple iPadおよびiPhone向けのQT View
4.2 Androidスマートフォン向けQT View
4.3 Androidタブレット向けQT View
4.4 Windows Mobile Pro
4.5 Windows Phone 7
4.6 BlackBerry
16
17
22
22
25
25
29
29
35
37
38
52
59
66
68
71
© 2011-2012 Q-See. 許可がない限り本書の全部または一部の複製は禁止されています。無
断複製を禁ず。書面による許可がない限り、本書および本書に記載されているソフトウェアやハ
ードウェアの全部および一部を機械で読み取れる形式に再現、翻訳または翻訳してはなりませ
ん。
商標: すべてのブランド名および製品はそれぞれの所有者の商標または登録商標です。
Q-SeeはDPS, Inc.の登録商標です。
免責事項: 本ガイドに記載されている情報は、予告なく変更されることがあります。製造元は記
載内容の完全性について、いかなる種類の明示的または暗示的な表明または保証をしません。
製造元は本製品の誤用によるいかなる損害の責任も負わないものとします。
2
Rev. 3.2 2/05/2013
3
リモートアクセス
第1章
DVRにリモートアクセスするには、ルーターかモデルに接続する必要があります。ルーターを
使用すると、Web経由に加え、LAN(ローカルエリアネットワーク)上の他のコンピュータからも
DVRに接続できます。モデムに直接接続すると、インターネット経由でのみDVRにアクセスでき
ます。
ルーターを使用し、インターネット経由でLANの外部から、
またはモバイルデバイスからDVRに
アクセスするには、ルーターがインターネットに接続されている必要があります。下記の手順に
従うことで、
リモートアクセスできるようにDVRを設定できます。手順に沿って設定を完了する
と、2つのアドレスのいずれかを使用してシステムにアクセスし制御することができるようになり
ます。DVRと同じルーターに接続されているコンピュータが使用できるローカルIPアドレスも1
つあります。ルーターのWIFIシグナルにも接続できれば、
ワイヤレスデバイスでもこのアドレス
を使用できます。ローカルネットワークの範囲外からDVRにアクセスするには別のアドレスが
必要です。このアドレスでは、インターネットにアクセスできれば世界のどこからでもシステム
に接続できます。また、Q-seeの無料のDDNSサービスであるMyQ-See.comm(これについては
後で説明します)を使用すれば、通常のWebアドレスでも接続が可能です。
IPアドレスを取得する
LANでもインターネットでも、ネットワーク上のデバイスにはそれぞれIPアドレスがあります。こ
のアドレスによって、ネットワーク上のさまざまなデバイスはお互いに通信することができます。
QTシリーズのDVRでは、[Network Setup]ウィンドウにIPアドレスが表示されます。
ステップ1: DVRの画面のツールバーで
[メニュー] アイコンをクリックします。
図1-1
ステップ2: [メインメニュー] の [セットアッ
プ] アイコンをクリックします。
ルーターを使用している場合、1.1項に進んでください。モデム経由でインターネットに直接接
続している場合、1.4項に進んでください。
注意!インターネット接続の最低速度は4および8チャネルで1 MBPS(ダウンロ
ード)、1 MBPS(アップロード)、16チャネルで2 MBPS(ダウンロードおよびアッ
プロード)
です。両端での速度を確認するには、DVRと同じルーターに接続され
ているコンピュータと使用するリモートコンピュータの両方からwww.SpeedTest.netにアク
セスしてください。
図1-2
ステップ3: [セットアップメニュー] メニュ
ーの [ネットワーク] アイコンをクリッ
クします。
1.1 DVRをネットワークに接続する
最初にすべき最も重要なことは、DVRをルーターに物理的に接続することです。このルーター
は既存のコンピュータネットワークの一部であることもあれば、インターネット接続のためにイ
ンターネットサービスプロバイダ(ISP)から提供されたルーターやモデムであることもありま
す。接続するには、同梱のEthernetケーブルをDVRの背面のRJ45というポートに差し込みます。
DVRをワイヤレスでネットワークに接続することは設計上できません。また、インターネット接
続を希望する場合は、複数のルーターが存在することで接続性の問題が発生することのないよ
う、DVRを接続しているルーターを別のルーターに接続するのではなく、インターネットに直接
接続することをお勧めします。設定を行うため、
コンピュータを(一時的にせよ)同じルーターに
接続することも必要です。手順に従ってもDVRにアクセスできない場合は、本章1.7項「接続に
関する問題を解決する」を参照してください。
はじめに
手順を始める前に、以下を確認しましょう。
• ルーターのブランド名、モデル番号、取扱説明書。通常、取扱説明書はルーターの製造元の
Webサイトからも入手できます。
• DVRに同梱されている“Manuals and Software”というCD。必要なソフトウェアのほか、本ガイ
ドに記載されている重要プログラムへのリンクが収録されています。
• ルーターのパスワード
(デフォルトのパスワードはルーターの取扱説明書に記載されています)
。
4
図1-3
ステップ4: [IPアドレスを自動で取得する]
ボックスにチェックマークが付いてい
ることを確認します。
付いていない場合はチェックマーク
を付けて [適用] をクリックし、
ウィンド
ウを閉じた後、もう一度開き直して更
新されたIPアドレスを確認します。
ステップ5: 以下の情報をメモします。
1. DVRのIPアドレス
2. サブネットマスク
3. ゲートウェイ
(ルーターのアドレス)
NETWORK
Network Substream Email Other Settings
HTTP Port
80
Server Port
6036
Obtain an IP address automatically
IP Address
192 . 168 . 001 . 100
Subnet Mask
255 . 255 . 255 . 000
Gateway
192 . 168 . 001 . 001
Preferred DNS Server
000 . 000 . 000 . 000
Alternate DNS Server
000 . 000 . 000 . 000
1
2
3
PPPoE
User Name
Password
Test
Default
Apply
Exit
図1-4
ステップ6: メニューを終了します。
5
1.2 ポートをオープンする
ローカルネットワークの外部からDVRにアクセスできるようにするには、ルーターを通じてDVR
のIPアドレスにポート85および6036を「転送」する必要があります。ほとんどの場合、
「UPnP」
と
「ポート転送」の2つのオプションで対応でき、ユーザーがいずれかを選択します。どちらの方
法でもDVRをインターネットに接続できない場合、ネットワーク上に複数のルーターが存在す
るため問題が生じている可能性があります。解決方法については、1.7項「接続に関する問題を
解決する」を参照してください。
オプション1: UPNP
QTシリーズのDVRは、最新のネットワーキングテクノロジであるUPnP(Universal Plug and
Play)を利用するようにあらかじめ設定されています。UPnP対応のルーターを使用している場
合、DVRをネットワークに接続するだけで、本項の作業は完了です。
ルーターがUPnPに対応しているかどうかに
ついては、ルーターの取扱説明書を参照して
ください。本ガイドの作成時点では、2Wireブ
ランドのルーターにはUPnP機能はありませ
ん。UPnP対応のルーターではない場合、別
の方法でポートを転送する必要があります。
NETWORK
ルーターのDMZコントロールにアクセスする
ルーター設定内でのDMZの正確な場所は製造元によって異なるため、ルーターのマニュアル
でDMZ機能の場所を確認してください。ただし、ルーター設定へのアクセス方法は一般的に共
通です。
ステップ1: DVRと同じルータに接続され
ているコンピュータでWebブラウザ
を開き、
ブラウザウィンドウのアドレ
スバーにゲートウェイ
(ルータのIPア
ドレス)を入力して、ルータにアクセ
スします。
Browser - Windows Internet Explorer
http://10.6.196.6
Web Client図1-6
Network Substream Email Other Settings
DDNS
DDNS Server
MyQ-See.com
User Name
[email protected]
Password
myqseeaccountpassword
Host Domain
myaccount.myq-see.com
DDNS Update [Hours]
3
Test
DVRでUPnPが有効になっているかどうかを
確認するには、前出の [ネットワーク] ウィンド
ウを開き、[その他の設定] タブをクリックしま
す。[UPnP] ボックスにチェックマークが付い
ていれば有効です。チェックマークが入って
いない場合はボックスをクリックしてチェッ
クマークを入れ、[適用] をクリックしてから [
終了] をクリックします。ウィンドウを開き直
すと、チェックマークが付いた状態になって
います。
オプション2: DMZを使用してポートを開く
ステップ2: ルータのDMZ設定を開きま
す。この設定の場所は製造元によっ
て異なるため、ルーターの取扱説明
書を参照してください。右に2つの例
を示します。
UPnP
Default
Apply
Exit
図1-5
ステップ3: DMZを有効化します。
図1-7
ステップ4: DVRの IPアドレスを入力し
ます。
ステップ5: [適用] または [保存] をクリック
し、設定を保存します。
重要!UPnPを使用してシステムをネットワークに接続する場合、DMZの欄に
記載されているポート転送は行わないでください。接続性の問題が発生しま
す。
「ポートがオープンされていることを確認する」に進んでください。
図1-8
6
7
Fine
ポートがオープンされていることを確認する
ポートが正常に転送されたことを確認するには、DVRと同じルーターに接続されているコンピ
ュータでwww.canyouseeme.orgにアクセスします。
ステップ1: [ポート番号] ボックスに「85」
と
入力します。
Browser - Windows Internet Explorer
http://canyouseeme.org/
ステップ2: [確認] ボタンをクリックします。
ステップ3: [成功] という緑色のメッセー
ジが表示されます。表示されない場
合はDVRの [ネットワーク] ウィンドウ
に戻って [ネットワーク] タブでポート
85を81、83、88のいずれかに変更し、[
適用]をクリックして設定を保存した
後、CanYouSeeMeで新しい番号を使
用して確認します。
1.3 静的なインターネットIP(ネットワーク)
アドレス
ほとんどのルーターでは、接続されているデバイスに、内部ネットワーク上の他のデバイスで現
在使用されていないランダムIPアドレスが割り当てられます。ただし、2Wireブランドのルーター
は例外です。電源喪失などの問題が発生してルーターやネットワークデバイスが再起動された
場合、
アドレスは変更され、ポート転送設定は無効になります。そのため、DVRのネットワーク設
定を固定、つまり変化しない「静的」なIPアドレスにすることをお勧めします。
Page
Open Port Check Tool
Safety
Tools
CanYouSeeMe.org - Open Port Check Tool
This page will serve as a free utility for remotely verifying a port is open or closed. It will
be useful for users who wish to check to see if a server or ISP is blocking certain ports.
Your IP: 81.919.622.24
What Port?
ステップ1: [メインメニュー] の [セットアッ
プ] アイコンをクリックします。
Check
Success: I can see your service on
81.919.622.24 on port (85)
Your ISP is not blocking port 85
図1-9
ステップ4: ポート6036でも同じ作業を繰
り返します。ポート6036がうまくいか
ない場合は、前と同じ方法で6030また
は6100を試します。
このWebサイトでは、ページ上部近くのポート番号を入力するボックスの上にパブリックIPアドレ
Fine
スも表示されます。この番号は、
ローカルネットワークの外部
(DVRが設置されている建物以外)
からWebブウウザまたはモバイルデバイスを使用してDVRにアクセスするときに使用します。
図1-10
ステップ2: [セットアップメニュー] の [ネッ
トワーク] アイコンをクリックします。
100%
Protected Mode: On
注意! ポート85から変更してうまくいった場合、インターネット経由でDVRにアク
セスする際にその番号をIPアドレスに追加する必要があります。 たとえば、ポー
ト81に変更した場合、
アドレスは64.245.112.90:81にします。
図1-11
NETWORK
ステップ3: [IPアドレスを自動で取得する]
ボックスのチェックマークを外します。
Network Substream Email Other Settings
HTTP Port
80
Server Port
6036
Obtain an IP address automatically
ステップ4: [適用] 、[終了] の順にクリック
します。
IP Address
192 . 168 . 001 . 100
Subnet Mask
255 . 255 . 255 . 000
Gateway
192 . 168 . 001 . 001
Preferred DNS Server
000 . 000 . 000 . 000
Alternate DNS Server
PPPoE
図1-12
000 . 000 . 000 . 000
User Name
Password
Test
Default
8
Apply
Exit
9
1.4 PPPOE
DVRをルーターではなくDSLまたはケーブルモデムに直接接続する場合、[ネットワーク] オプシ
ョンで [PPPoE] を選択します。作業を進める前に、ISPにユーザー名とパスワードを問い合わせ
る必要があります。
1.5 DOMAIN NAME SYSTEM(DNS)
これまでの各項の作業を完了すると、DVRをリモート操作する準備が整います。続いて、通常の
ドメイン名を使用してDVRにアクセスしたり、
システムから電子メールアラートを送信したりす
るなどの追加機能を使用できるようにします。これらの機能にアクセスするには、ルーターにア
クセスしてDNS(Domain Name System)番号を取得する必要があります。
ステップ1: Internet Explorerブラウザを開
き、ゲートウェイアドレス(1.1項「IPア
ドレスを取得する」
でメモした3つ目の
情報)を入力します。
ステップ1: [メインメニュー]の [セットアッ
プ] アイコンを選択します。
Browser - Windows Internet Explorer
http://81.919.622.24
Router
SETTINGS
DEVICE INFO
ステップ2: ルーターのステータスウィンド
ウ
([インフォメーション]、[情報]のよう
にDNS番号が一覧表示されている場
所)を見つけ、
コピーします。
図1-13
ステップ3: [ネットワーク] ウィンドウの [
優先DNSサーバー] 領域にDNS番号
を入力します。代替サーバーは不要
です。
ステップ2: [ネットワーク] アイコンを選択
します。
ステップ4: [適用] をクリックして設定を保
存します。
LOGS
STATISTICS
INTERNET SESSIONS
STATUS
ADVANCED
DEVICE INFORMATION
All of your Internet and network connection details are displayed on thi
WAN
ROUTING
WIRELESS
MAC Address :
IP Address :
Subnet Mask :
Default Gateway :
Primary DNS Server :
Secondary DNS Server :
Advanced DNS :
00:24:01:77:f9:00
81.919.622.249
255.255.255.0
81.919.622.24
10.6.196.6
(null)
Disabled
図1-16
NETWORK
Network Substream Email Other Settings
HTTP Port
80
Server Port
6036
Obtain an IP address automatically
IP Address
192 . 168 . 001 . 100
Subnet Mask
255 . 255 . 255 . 000
Gateway
192 . 168 . 001 . 001
FinePreferred DNS Server
Alternate DNS Server
000 . 000 . 000 . 000
000 . 000 . 000 . 000
PPPoE
User Name
図1-14
ステップ3: [PPPoE] の横のボックスにチ
ェックマークを付けます。
ステップ4: [PPPoE]の下のフィールドに、
ISPに確認したユーザー名とパスワー
ドを入力します。
ステップ5: [テスト] ボタンをクリックして
設定を確認します。
Password
Test
NETWORK
Default
HTTP Port
80
Server Port
6036
Apply
Exit
図1-17
Network Substream Email Other Settings
Obtain an IP address automatically
IP Address
192 . 168 . 001 . 100
Subnet Mask
255 . 255 . 255 . 000
Gateway
192 . 168 . 001 . 001
Preferred DNS Server
000 . 000 . 000 . 000
Alternate DNS Server
000 . 000 . 000 . 000
PPPoE
User Name
Password
ステップ6: 画面左下に [OK] メッセージが
表示されたら、[適用] ボタンをクリック
し設定を保存して終了します。
10
Test
Default
Apply
Exit
図1-15
11
1.6 DYNAMIC DOMAIN NAME SERVICE(DDNS)
これはDynamic Domain Name Service(DDNS9を使用するための任意のステップです。前の
DNSとは違い、DDNSではネットワークの外部からDVRにリモートログインするときに通常の
Webアドレスを入力できます。また、ISPがIPアドレスを割り当て直した場合も、1.3項および1.5
項を繰り返す必要はありません。Q-Seeではwww.MyQ-See.comでDDNSを無償提供してお
り、DVRはこのサイトからアカウント情報を受け入れるように設定されています。
ステップ1: ブラウザウィンドウを開
き、www.MyQ-See.comにアクセスし
ます。
ステップ2: Webサイトを登録し、手順に従
ってドメイン名を作成します。Webサ
イトにはパブリックIPアドレスとドメイ
ン名が「http://example.myq-See.com」
のように表示されます。
1.7 接続に関する問題を解決する
ハードウェア環境に原因があり、DVRのポートを適切に転送できないことがあります。2つの主
な原因として、ルーターが複数あることと、ルーターがUPnPやDMZに対応していないことが挙
げられます。
ネットワーク上のルーター数を調べる
DVRとインターネットの間に複数のルーターがあると、
システムとの通信がブロックされます。
ネットワーク上のルーター数を調べるには、無料のルーター検出プログラムをダウンロードす
る必要があります。
NEW USER REGISTRATION
EMAIL ADDRESS
PASSWORD
PASSWORD
CONFIRM
ステップ1: http://www.pcwintech.com/
shanes-toolboxにアクセスします。
FIRST NAME
LAST NAME
SECURITY
QUESTION..
My first phone number
ステップ2: [複数のルーターの検出] をクリ
ックしてダウンロードを開始します。
ANSWER
CONFRIM
YOU’RE HUMAN
New Captcha
Enter the text you see above
Submit
Reset
図1-18
ステップ3: [ネットワーク設定] ウィンドウ
で [DDNS] ボックスにチェックマーク
を付け、[DDNSサーバー] プルダウン
メニューで [MyQ-See.com] を選択
します。
ステップ4: アカウント情報(パスワードと
ドメイン名)を入力します。
ステップ5: [テスト] ボタンをクリックしま
す。
ステップ3: アプリケーションを解凍し、イ
ンストールします。
NETWORK
図1-20
Network Substream Email Other Settings
DDNS
DDNS Server
MyQ-See.com
User Name
[email protected]
Password
myqseeaccountpassword
Host Domain
myaccount.myq-see.com
DDNS Update [Hours]
3
ステップ4: detect_routersアプリケーシ
ョンをクリックして実行します。
Test
UPnP
Default
図1-19
Apply
Exit
図1-21
ステップ6: テストに成功すると、
ウィンドウ
下部に設定を確認するメッセージが
表示されます。[適用] をクリックして
設定を保存します。
12
13
ステップ5: [いますぐ確認] をクリックして、
ネットワーク上にルータがいくつ存在
するかを調べます。
2つ目のルーターでDMZを設定する
ステップ1: Internet Explorerブラウザに1
つ目のルーター(ルーター1)のIPアド
レスを入力し、ルーター1にログインし
ます。図1-22の例では、ルーター1のIP
アドレスは「192.168.0.1」
です。
ステップ2: ステータスページのルーター
設定でWAN/インターネットIPアドレ
スを確認し、
このWAN IPアドレスをメ
モします。
ステップ3: Internet Explorerブラウザに2
つ目のルーター(ルーター2)のIPアド
レスを入力し、ルーター2にログインし
ます。図2-24の例では、ルーター1のIP
アドレスは「192.168.1.1」
です。
図1-22
ステップ6: 検出されたルーターが1台のみで、UPnPを使用している場合、UPnPの設定を
無効にし、1.2項「ポートをオープンする」の手順に従ってDMZを使った接続方法を試み
ます。
DMZを使用している場合、[UPnP]オプションが無効になっていることを確認してください。
ステップ4: ルーター設定で [DMZ] ページ
を開きます。
ステップ5: [DMZ] ページにルーター1の
WAN IPアドレスを入力し、DMZを有
効にします。
図1-24
注意!ルーターにDMZ設定がない場合、[ブリッジ] 設定があるかどうかを確認
してください。[ブリッジ]設定があれば、DMZの代わりにこちらを使用します。
ステップ6: 変更内容を保存します。
複数のルーターが検出された場合
これで、DVRが接続されているルーターのポートをDVRのIPアドレスに転送し、ルーター1が接
続をこのルーターに渡すように設定できました。
複数のルーターが存在する場合、図1-23のよ
うに表示されます。
この場合、DVRとコンピュータを、インターネッ
トに直接接続しているルーターに接続すると
よいでしょう。ただし、環境によってはこれが
できないこともあります。
図1-23
その場合は次の項に進み、2つ目のルーターでDMZを設定して、1つ目のルーターからの通信が
通過できるようにします。検出されたルーターが1つであれば、ルーターのマニュアルを参照す
る必要があります。
14
15
リモート・モニタリング
WINDOWS VISTAおよびWINDOWS 7のユーザーアカウント制御
2.1 PCからDVRにアクセスする
DVRのネットワーク設定をルーターのネットワーク設定に合わせ、DVRがインターネット経由で
リモートアクセスするために必要なポートを転送すると、
カメラのリモート表示やシステム制御
をWebブラウザ経由で行えるようになります。
そのためには、Webブラウザ(Microsoft Internet Explorer、Mozilla Firefox、Google Chrome)
のウィンドウのアドレス領域に、Webサイトのアドレスを入力するのと同じようにDVRのアドレス
を入力します。DVRと同じネットワーク上では、
ローカルIPアドレスを入力します。別のネットワー
クから接続する場合は、WebアドレスまたはインターネットIPアドレスを入力します。
[ネットワーク情報]ウィンドウにローカルIPアドレスが表示されます。
パブリック
(インターネット)
アドレスは、CanYouSeeMe.org(8ページ)のポートテストで取得した一
連の数字か、MyQ-See.com(12ページ)
で作成したDDNS名です。
他のブラウザを使用する場合も、“WebClient.exe”プラグインをDVRからダウンロードするため
に、
まずMicrosoftのInternet Explorerブラウザを使用してDVRにアクセスする必要があります。
このダウンロードは、
コンピュータからDVRに初めてアクセスするときに行われます。Explorer 8
または9を使用することを強くお勧めします。
Webページが読み込まれると、ページ上部に
ActiveXコントロールがブロックされているこ
とを示す警告メッセージが表示されます。警
告メッセージバーをクリックしてブロックを解
除してください。
Windows Vista
1. コントロール パネルを開きます(画面
左下の[Windows]アイコンをクリック
するとアクセスできます)。
図2-3
2. [ユーザー アカウントとファミリー セーフ
ティ]を選択します。
Browser - Windows Internet Explorer
http://10.6.196.6
Page
Web Client
Safety
Tools
This website wants to install the following add-on: “WebClient.exe” from Q-See International Ltd.” If you trust the website and the add-on and want to install it, click here...
Internet Explorer - Security Warning
Do you want to install this software?
Name: WebClient.exe
図2-4
Publisher: Q-SEE Internation Ltd.
“WebClient.exe”ファイルのインストールに関
するメッセージが表示されます。[許可] をクリ
ックしてダウンロードを開始します。
セキュリティ設定によっては、
このアプリケー
ションのインストールと実行を確認するメッ
セージが複数回表示されます。このExplorer
プラグインはDVRそのものからダウンロード
され、発行元は「Q-See International, Ltd.」
と
表示されます。必要に応じて、
ソフトウェアの
ダウンロードと起動を確認してください。この
承認プロセスが発生するのは、
コンピュータ
からDVRに初めてアクセスしたときのみです。
Windows VistaまたはWindows 7オペレーティングシステム搭載のコンピュータでは、
コーデッ
クが見つからない、
またはインストールされていないというエラーメッセージが表示されること
があります。この競合を解決するには、ユーザーアカウント制御(UAC)を無効にします。問題が
発生していない場合は2.3項のDVRをリモート操作する方法に進んでください。
Install
More options
Don’t Install
While files from the Internet can be useful, this file type can potentially harm
your computer. Only install software from publishers you trust. What’s the risk?
3. [ユーザー アカウントの追加または削除]
を選択します。
Fine
図2-1
Protected Mode: On
100%
図2-5
Browser - Windows Internet Explorer
http://10.6.196.6
Page
Web Client
User Name
Webクライアントプラグインを完全にダウン
ロードすると、Webページが起動しログイン
画面が表示されます。DVRにアクセスすると
きと同じユーザー名とパスワードを入力しま
す。また、使用する言語を選択することもあ
ります。
Safety
Tools
4. 目的のユーザーアカウントを選択し
ます。
admin
Password
Language
English
LOGIN
図2-6
Fine
図2-2
Protected Mode: On
100%
ソフトウェアが読み込まれない、
または適切に動作しないといった問題が発生する場合は、次
の項を参照してください。問題がなければ、2.3項のDVRをリモート操作する方法に進みます。
16
17
ACTIVEXコントロールを設定する
5. [ユーザー アカウント制御の有効化また
は無効化]を選択します。
ステップ1: Internet Explorerを開きます。
ステップ2: [ツール] をクリックします。
ステップ3: プルダウンメニューで [インタ
ーネット オプション] を選択します。
図2-7
6. [ユーザー アカウント制御 (UAC) を使
ってコンピュータの保護に役立たせ
る]の横のボックスのチェックマークを
外します。
図2-11
7. 変更を反映させるために、
コンピュータ
の再起動が求められます。
ステップ4: [セキュリティ] タブをクリック
します。
図2-8
ステップ5: [信頼済みサイト] を選択します。
ステップ6: [サイト] ボタンをクリックします。
Microsoft Office Outlook 2007
Windows 7
Devices and Printers
1. [スタート]メニューを開きます(画面左
下の[Windows]アイコンをクリックする
とアクセスできます)。
Sticky Notes
Default Programs
iTunes
図2-12
Help and Support
Adobe Acrobat
All Programs
2. 検索バーに「uac」
と入力し、ENTERキ
ーを押します。ユーザーアカウント制
御が開くか、ユーザーアカウント制御
のリンクが表示されます(クリックす
るとユーザーアカウント制御が開き
ます)。
uac
Shut down
図2-9
ステップ7: [このゾーンのサイトにはすべて
サーバーの確認 (https) を必要とする]
ボタンのチェックマークを外します。
ステップ8: [この Web サイトをゾーンに
追加する:] ボックスに、DVRのIPアド
レス([ネットワーク設定]で取得した
もの)またはDDNSドメイン名を入力
します。
ステップ9: [追加] ボタンをクリックします。
3. スライダーを一番下に設定し、[OK] を
クリックします。
ステップ10: ウィンドウを閉じます。
図2-13
図2-10
18
19
ステップ13: [リセット] ボタンをクリック
します。
ステップ11: [レベルのカスタマイズ...] ボタ
ンをクリックします。
ステップ14: [このゾーンの設定を変更し
ますか?] というメッセージが表示され
たら、[はい]をクリックします。
ステップ15: [OK] をクリックします。
ステップ16: [適用] をクリックします。
ステップ17: [OK] をクリックします。
ステップ18: Internet Explorerを閉じます。
図2-14
図2-16
これで、
コンピュータからDVRをモニタリングする準備が整いました。2.3項「リモートアクセスソ
フトウェアを使用する」に進んでください。
ステップ12: [リセット先:] メニューボタン
をプルダウンして [低] を選択します。
図2-15
20
21
2.2 MACINTOSHからDVRにアクセスする
DVRのネットワーク設定をルーターのネットワーク設定に合わせ、DVRがインターネット経由で
リモートアクセスするために必要なポートを転送すると、
カメラのリモート表示やシステム制御
をWebブラウザ経由で行えるようになります。
[ダウンロード] ポップアップウィンドウ、
または [Dock] の [ダウンロード] にあるWebClientPlugin.pkg
ファイルのアイコンをダブルクリックして、
インストール処理を開始します。
そのためには、Webブラウザ(Apple Safari、Google Chrome)のウィンドウのアドレス領域
に、Webサイトのアドレスを入力するのと同じようにDVRのアドレスを入力します。DVRと同
じネットワーク上では、ローカルIPアドレスを入力します。別のネットワークから接続する場合
は、WebアドレスまたはインターネットIPアドレスを入力します。
[ネットワーク情報] ウィンドウにローカルIPアドレスが表示されます。
パブリック
(インターネット)
アドレスは、CanYouSeeMe.org(8ページ)のポートテストで取得した一
連の数字か、MyQ-See.com(12ページ)
で作成したDDNS名です。
DVRのモニタリングにChromeブラウザのみを使用する場合も、
プラグインアプリケーションを
DVRからダウンロードするために、
まずSafariブラウザを使用してDVRにアクセスする必要があ
ります。このダウンロードは、
コンピュータからDVRに初めてアクセスするときに行われます。
DVRファームウェアとMac OSXの互換性
AppleのOSXおよびSafariの最新アップグレードにより、特定のプログラムとの相互処理の方法
が変わりました。本ガイドの作成時点では、DVRの現在のファームウェア
(オペレーティングシス
テム)は3.1.9です。これにはOSXバージョン10.6.8、10.7以上、Safari 5.1との互換性があります。
旧バージョンである3.1.8は、OSX 10.5.8~10.6.8、Safari 5.0に対応しています。
DVRで使用されているファームウェアを確認するには、DVRで [システム情報] ウィンドウを開き
ます。Macのソフトウェアを調べるには、画面左上隅のApple メニューで[この Mac について]ま
たは[Safari について]を適宜クリックします。
プラグインをインストールする
Safariを起動し、DVRのIPアドレスまたは
DDNSアドレスを入力します。ブラウザウィン
ドウで、
プラグインのダウンロードを求めるメ
ッセージが表示されます。このメッセージが
表示されるのは、
このコンピュータでDVRに初
めてアクセスしたときか、DVRのファームウェ
アが更新された場合のみです。
図2-17
矢印をクリックしてダウンロードを開始する
と、
ファイル転送の進行状況を示すウィンドウ
がポップアップ表示されます。
図2-18
プラグインを正常にインストールするため
に、インストーラが起動されたらSafariを終了
します。
図2-19
画面の手順に従い、
ソフトウェアを適切にイン
ストールします。
[ダウンロード] ポップアップが表示され
ない場合、Safari画面の上部にある [ウィ
ンドウ] プルダウンメニューで選択する
か、Option+Command+Lを入力します。
WebClientPlugin.pkgファイルは、画面下部
のDock(アイコンバー)にあるダウンロードフ
ォルダに保存されます。
図2-20
図2-18
22
23
2.3 リモートアクセスソフトウェアを使用する
このコンピュータのユーザー名とパスワード
を入力し、
プログラムにインストール権限を付
与します。
WebClientプラグインをブラウザにインストールすると、
ブラウザのアドレスバーにDVRの適切
なWebアドレスまたはローカルネットワークIPアドレスを入力することでDVRにアクセスできる
ようになります。ログイン画面が表示されたら、DVRにアクセスできます。
Browser - Windows Internet Explorer
http://10.6.196.6
Page
Web Client
DVRに格納されているユーザー名とパスワー
ドを入力します。
Safety
Tools
admin
User Name
Password
Language
English
LOGIN
図2-21
プログラムのインストールが始まると、進行状
況バーが表示されます。
Fine
Protected Mode: On
図2-25
100%
正常にログインすると、
ライブビューウィンドウにカメラ1の画像とコントロールが表示されます。
ウィンドウ上部の [ライブ]、[検索]、[バックアップ]、[構成]、[ツール]、[情報]の各タブから、
さまざま
な機能を使用できます。
Browser - Windows Internet Explorer
http://10.6.196.6
Page
Web Client
LIVE
SEARCH
BACKUP
CONFIG
TOOLS
Safety
Tools
INFO
2011-10-06 18:16:49
図2-22
4
Status
Master Stream
Sub-Stream
続いて、
プログラムが正常にインストールされ
たことを示すメッセージが表示されます。
1
2
3
4
5 6
7
8
9 10 11 12 13 14 15 16
Local Recording Status
1
2
3
4
5 6
7
8
9 10 11 12 13 14 15 16
5
6 7 8
9
Color
図2-23
P.T.Z
Fine
Safariを再起動し、DVRのWebアドレスを入
力します。その後、ログイン画面が表示され
ます。
Browser - Windows Internet Explorer
http://10.6.196.6
Page
Web Client
次の項で、DVRのモニタリングおよび制御をリ
モートで行う方法を説明します。
User Name
Safety
Tools
English
1
4
24
Protected Mode: On
3
ライブビュー
ライブビューアでの記号と機能の定義:
LOGIN
Fine
2
100%
図2-26
画面表示モードや色など、ほとんどのコントロールはDVRと同じですが、
さらに機能が追加され
ています。
admin
Password
Language
1
10
11
図2-24
Protected Mode: On
100%
7
10
チャネルインジケータ
マスターストリーム/サブス
トリームのステータス
通話
色
2
画面表示モード
3
ボリューム
5
スナップショット
6
手動録画の開始
8
クライアント録画
9
ローカル再生
11 PTZコントロール
25
画面表示モード
カラー調整
画面表示モードの横の矢印をクリックすると、[
チャンネル選択] ダイアログが開き、表示する
チャネルを指定できます。チャネルは個々に
選択するか、4つ単位で選択できます。
スライドバーをドラッグし、明るさ、
コントラスト、色彩、飽和を調整します。[デフォルト] をクリッ
クすると、元の設定に戻ります。
ボタン
図2-27
録画および再生コントロール
図2-26のボタン5~9では、
リアルタイムの静止画像およびビデオをコンピュータに保存できます。
[スナップ] アイコンをクリックすると、静止画像がキャプチャされ、
コンピュータに保存されます。
[録画] では、すべてのアクティブチャネルからDVRへのリモート手動録画が開始されます。
[クライアント録画] では、
ビデオがキャプチャされ、
コンピュータのハードディスクに保存されます。
[通話] では、音声対応のカメラ、
またはマイクおよびスピーカーが設置されているチャネルを通
じて通信できます。コンピュータにもマイクが必要です。この機能を使用するには、任意の装置
であるマイクを事前に追加する必要があります。
[ローカル再生] では、[クライアント録画] でコンピュータのハードディスクに保存したビデオを
確認できます。
説明
ボタン
説明
明るさ
色彩
飽和
コントラスト
デフォルト
設定を保存
PTZコントロール
[PTZ] ボタンを選択すると、DVRと同様のコントロールパネルが表示されます。プリセットのコ
マンドや巡回の有効化、完全手動制御など、ユーザーの制御レベルはDVRと同じです。
ボタン
機能
ドームを水平、垂直、斜め方向に移動します。中央の四角で移動を
停止します。
ドームの回転速度を調整します。
フォーカスボタン。
ズームボタン。
アイリスボタン。画像の光レベルを増減します。
プリセットに移動
自動巡回を選択して実行
トラック
自動スキャン
図2-28
静止画像の保存先は、
リモートライブビューアの上部にあるメインメニューの [構成] タブで [ロ
ーカルの構成] のサブメニューを開いてから設定できます(2.4項を参照)。
[スナップ画像] ボタンをクリックしたときにキャプチャされる画像の数も設定可能です。このウィ
ンドウを使用して、
リモートライブビューアでの録画の保存先のほか、録画するカメラチャネル、
音声チャネルの数も設定できます(音声チャネルの使用が可能な場合)。
26
27
マスターストリームおよびサブストリーム
ライブ画像を右クリックすると、
プルダウンメニューが開きます。このメニューで変更を加える
と、
リモートライブプレビューインタフェースの右側に表示されるマスターストリーム/サブストリ
ームのステータス表示に反映されます。
Master Stream
Sub-stream
2.4 リモート再生およびバックアップ
リモート再生
[再生] ボタン(図2-26の項目8)をクリックすると、[プレーヤー] ウィンドウが表示されます。ここ
で録画日とチャネルを選択できます。録画ファイルリストボックスのファイル名をダブルクリッ
クすると、そのファイルが再生されます。
All to Master Stream
All to Sub-stream
Enable Audio
Full Screen
zoom in
図2-29
ストリーム: このDVRでは、マスターストリームとサブストリームの二重ストリームをサポートし
ています。マスターストリームの方が画像品質が高く、
フレームレートはNTSCで毎秒最
大30フレームです(PALでは25FPS)。一方、サブストリームでは、ネットワークのパフォ
ーマンスやDVRの設定によって、ビットレートもフレームレートも低くなります。マスタ
ーストリームで複数のチャネルをリモート表示する場合に最適なパフォーマンスを得る
には、帯域幅を拡大することをお勧めします。
リモート表示するストリームがどちらかにかかわらず、DVRではマスターストリームを使
用して録画されます。
[すべてをマスター/サブ ストリームに]: すべてのチャネルをマスターストリームまたはサブスト
リームに設定します。
[音声の有効]: 音声フィードを有効または無効にします。
Play
Pause
Stop
Next Frame
Next File
Full Screen
Fast Forward Previous File
Path
Progress Bar
Volume
図2-30
コントロールボタンのほか、進行状況バーのスライダーでも再生の進行を制御できます。
[フル スクリーン]: 選択したライブプレビューが全画面表示されます。ツールバーは非表示にな
ります。ダブルクリックまたは右クリックで前の表示に戻ります。
[ズーム イン]: シングルチャネルが大画面で拡大されます。[ズーム イン] をクリックして画像をク
リックすると、その画像が拡大されます。画像内でクリックしてドラッグすることで移動
できます。ダブルクリックすると、
このモードが終了します。右クリックすると、
メインイン
タフェースに戻ります。
28
29
検索
リモートライブビューアの [検索] タブをクリックすると、[時間]、[イベント]、[ファイル管理] を条件
として検索できます。
ステップ6: ウィンドウが開き、下部にコントロールボタンが表示されます。下部のコントロ
ールボタンを使用して、再生の前後に移動できます。
時間検索
Channel
Mode
ステップ1: [検索] ウィンドウの上部(図2-31の項目1の赤枠)
で、表示モードと検索を開始す
る日時を選択できます。
Play
Mode
Play
Button
Progress
Bar
Play
Rewind
Single Frame Full Screen
Snap
Pause Fast Forward Next Frame Volume
Exit
図2-32
ステップ7: [スナップ] ボタンで、特定の録画の静止画像を取得できます。
図2-31
ステップ2: 検索を実行すると、[データ情報] セクションに選択可能なイベントが表示されます。
ステップ3: [カレンダー](図2-31の項目2)
で強調表示されている日は、そのデータの録画日
です。
ステップ4: 表示するチャネルデータ
(図2-31の項目3)を選択します。
ステップ5: [データ情報] リストからイベントを選択し、[再生] ボタンをクリックして再生を開
始します。
30
31
イベント検索
ステップ1: 強調表示されている日付をクリックし、録画チャネルとイベントタイプ([モーショ
ン] または [センサー])を選択します。その後、[検索] をクリックします。
図2-33
ステップ2: 録画イベントリストが [イベントリスト] に表示されます。項目をダブルクリックし
て [再生] ウィンドウを開きます。
ファイル管理
ここではイベントを指定して、[ロック]、[ロック解除]、録画からの[削除]ができます。
図2-34
[ロック]: [ファイル リスト] ボックスから録画を選択します。[ロック] ボタンをクリックすると、ハ
ードディスクドライブを再フォーマットしない限り、
ファイルの上書きや削除ができなく
なります。
[アンロック]: ファイルのロックを解除します。
[削除]: ロック解除されたファイルを消去します。ファイルがロックされている場合は、削除する
前にロックを解除する必要があります。
32
33
リモートバックアップ
[バックアップ] タブをクリックすると、[バックアップ] インタフェースが開きます。ここで、DVRから
コンピュータのハードディスクドライブにファイルをバックアップできます。
2.5 リモートでのシステム設定
リモートライブビューアのメインメニューで [構成] タブをクリックすると、ユーザーがDVRの動
作パラメータを設定または変更できる画面が表示されます。[基本]、[ライブ]、[録画]、[スケジュ
ール]、[アラーム]、[ネットワーク]、[PTZ]、[ユーザ]の設定が可能です。左側のサブメニューで項目
を選択すると、右側にそのウィンドウが表示されます。設定変更中、他のユーザーは変更を行う
ことができません。
メインメニュー
図2-35
ステップ1: チャネルと開始および終了時刻を選択し、[検索] ボタンをクリックします。
[ファイル リスト] ボックスに検索結果が表示されます。
ステップ2: 該当するボックスをクリックして、バックアップするファイルを選択します。
ステップ3: [ブラウズ] ボタンをクリックし、
ファイルの保存先を設定します。
ステップ4: [バックアップ] をクリックしてダウンロードを開始します。
34
サブメニュー
図2-36
使用可能な機能とそのオプションのリストは、DVRと同じです。詳細については、ユーザーマニ
ュアルの4章「メインメニュー設定ガイド」を参照してください。
ウィンドウを閉じる前に、必ず [適用] をクリックして設定を保存してください。[デフォルト] をク
リックすると、元の設定に戻ります。
35
電子メール通知の設定
モバイル監視
[ネットワーク] メニューの [電子メール] タブでは、DVRから電子メールアラートを送信する方法
を設定できます。3つのアドレスにメール通知を送信することができます。
注意! 設定によっては、電子メール通知が多数生成される可能性があります。
このため、
システムからのアラート通知送信専用のメールアドレスを設定する
ことをお勧めします。独自のメールシステム(会社メールサーバーなど)をお持
ちでない場合、無料メールプロバイダーの使用を検討する必要があります。た
だし、多くの無料メールサービスにはメールトラフィックの量に制限があるた
め、大容量のGoogle Gmailサービスの使用をお勧めします。同様に、通知メー
ルを複数のアカウントに送信したい場合も、 アラートの管理が容易になり、
メールボックス
がいっぱいになることを防止しやすくなります。
貴社独自のメールシステムがない場合は、続行する前にDVRが通知の送信に使用できる無料
アカウントを作成してください。
以下の例ではGmailを使用します。設定はGmailアカウントへログインした際、[オプション]の下
に表示されます。
DVRでサポートされているのは、Android、Blackberry、Symbian、Windows 7 Mobile、Windows
Mobile Proオペレーティングシステムで動作するスマートフォンおよびその他デバイス、
また3G
および4Gネットワークを使用するiPadおよびiPhoneです。これらのデバイスからDVRにアクセ
スするには、本ガイドの2章または取扱説明書の4.5項に従い、
まずDVRで [ネットワーク設定] を
設定する必要があります。
モバイルデバイスにはそれぞれ専用のビューアアプリケーションがあり、
リモートでシステム
をモニタリングおよび制御できます。このソフトウェアは完全に無料です。Windows Mobile
Phone、BlackBerry、Symbianで動作するデバイスでは、DVRにログインして必要なソフトウェア
をダウンロードしてください。Android、Apple、Windows Phone 7で動作するデバイスでは、それ
ぞれのオンラインマーケット
(iTunes、Android Marketなど)
で「Q-See」を検索し、QT Viewアプリ
をダウンロードしてください。
この後の各ページでは、各プログラムと個々のプラットフォームでの動作について個別に説明
します。
任意のフィールドをクリックすると仮想キーボードが表示され、データを入力することができま
す。仮想キーボードは大文字と小文字、数字や記号の入力に対応しています。[ENTER] ボタン
をクリックすると入力を確定し、[ESC] を押すと変更内容を適用せずにフィールドを終了します。
[SMTPサーバー]: smtp.gmail.com
[ポート]: 465(Gmailの標準ポート。その他では
異なることがあります)
[SSLチェック]: Gmailの場合、
これを選択する
必要があります。他のISPでは異なる
場合があります。
[送信アドレス]: 新しいアドレスを入力します。
このアドレスはDVRからの通知メール
に表示されます。
[パスワード]: このアカウントのパスワードを入
力します。大文字と小文字を区別しま
すので注意してください。
[受信アドレス]: アラートを受信する電子メー
ルアドレスを3つまで設定できます。
DVRが通知の送信に使用しているアド
レスとは異なるアドレスを使用するこ
とを強くお勧めします。
[詳細設定]
NETWORK
Network Substream Email Other Settings
SMTP Server
Port
465
SSL Check
Send Address
Password
Receive Address1
Receive Address2
Receive Address3
Test
Advanced
Attach Image
Default
Apply
Exit
図3-1
[添付画素数]: 電子メールアラートには最大3つの画像を含めることができます。
36
37
4.1 APPLE IPADおよびIPHONE向けのQT VIEW
QT Viewソフトウェアでは、モバイルデバイスとワイヤレスネットワークまたは3G/4Gネットワー
クを使用して、QTシリーズのDVR(以下のリストを参照)をリモートモニタリングできます。シス
テムの制御に加え、設定の変更やハードディスクドライブに保存されているビデオ録画の確認
もできます。
iPhoneまたはiPadを使用してシステムをモニタリングするには、
スマートフォン向けのQ-See
QT Viewアプリ、
またはタブレット向けのQ-See QT View HDアプリをインストールする必要があ
ります。これらのアプリは、iTunesで「Q-See」を検索すれば無料で入手できます。他のアプリケ
ーションと同じようにデバイスにインストールしてください。
いずれのバージョンも動作はほぼ同じですが、大きな違いはiPad向けのHDバージョンでは4つ
ではなく最大9つのカメラを同時に表示できることです。また、
タブレットの高解像度画面を活
かせるよう、表示の解像度が高くなっています。バージョンによって違いがある場合はスクリー
ンショットを示しますが、ほとんどの画像はiPad向けのバージョンのものです。
DVRに接続する
QT Viewプログラムを起動すると、ログインが求められます。はじめてログインするときに
は、DVRのアドレスを入力してください。
DVRにアクセスするには、少なくとも2つの接続を作成する必要があります。[ログイン] 画面で、
これらの接続を選択します。接続の作成はこの画面で行うことができます。また、後で説明する [
サーバー] リストでも作成できます。
一つの接続はDVRと同じネットワークに接続されているワイヤレスネットワークにアクセスする
ときに使用し、
もう一つの接続は外部から接続するときに使用します。データ使用はビデオスト
リーミングに相当するので、データに対して課金されないよう、データプラン(および3G/4G接
続の可否)によっては、携帯電話ではなくワイヤレスネットワークで接続していることを確認する
必要があります。
Q-See QT View
スマートフォンの場合:
Utilities
Released Apr 18, 2012
FREE
Q-See QT View HD
タブレットの場合:
Utilities
Released May 10, 2012
FREE
図4-1
QT Viewを起動するには、デバイスのアプリメニューでアイコンをタップします。
図4-2
リモートモニタリングするQTシリーズのDVRが複数ある場合も、サーバー接続を複数作成する
必要があります。これらのアドレスの取得に関する詳細はリモートモニタリングガイドに記載さ
れていますが、
アドレスの使用方法はこの後で説明します。
注意! DVRにアクセスするために必要なソフトウェアは無料ですが、作業を進
めるにはiTunesまたはApp Storeのアカウントが必要です。
サポート対象モデル
本ガイドの作成時点では、QT ViewアプリでサポートされているDVRのモデルは、QT2124、
QT426、QT428、QT454、QT474、QT446、QT4332、QT4516、QT4532、QT504、QT518、QT526、
QT528、QT536、QT5116です。これら以外のモデルでも、2012年5月より後に購入したものであ
れば、互換性があります。
38
39
たとえば、同じ建物内から同じネットワーク上のDVRにアクセスする場合、ローカルIPアドレス
を入力します。
これをローカル接続と呼びます。2つ目の接続は、そのネットワークの外部から
別のネットワークに接続したり、デバイスの3G/4G機能を使用して接続したりする場合に使用し
ます。
ローカル接続
DVRと同じルーターに接続されているワイヤレスネットワーク
(WiFiおよびEthernet接続のホー
ムネットワークなど)を使用してDVRに接続するには、DVRのLANまたはローカルIPアドレスを
使用する必要があります。これはDVRの[Network]ウィンドウで確認できます。
ステップ1: [ネットワーク] ウ
ィンドウを開き、IPアド
レスをメモします
(図4-3の黄色の枠)。
[IPアドレスを自動で取
得する] ボックスにチェ
ックマークが付いてい
ることを確認します。付
いていない場合はチェ
ックマークを付けて [適
用] をクリックし、
ウィン
ドウを閉じた後、もう
一度開き直して適切な
IPアドレスを確認しま
す。
NETWORK
80
Server Port
このアドレスは、
インターネット経由でDVRにログインするために使用する一連の数字、
またはリ
モートアクセスのためにDVRを設定したとき作成したDynamic Domain Name Service
(MyQ-See)
アドレスです。リモートモニタリングガイドの1.2項または1.6項で、
それぞれの詳細を確認してくだ
さい。
DVRのインターネットIPアドレスは、DVRと同じルーターに接続されているコンピュータで
www.canyouseeme.orgにアクセスすればすぐに取得できます。
下部の数字(以下の例では81.919.622.24)が
パブリックIPアドレスで、
これを [アドレス] フィ
ールドに入力します。この後の手順は、ローカ
ル接続の場合と同じです。
Network Substream Email Other Settings
HTTP Port
リモート接続
外部からDVRをリモートモニタリングするには、前述のローカルIPアドレスではなく、
システム
のパブリックまたはインターネットアドレスを使用します。
6036
Obtain an IP address automatically
IP Address
192 . 168 . 001 . 100
Subnet Mask
255 . 255 . 255 . 000
Gateway
192 . 168 . 001 . 001
Preferred DNS Server
000 . 000 . 000 . 000
Alternate DNS Server
000 . 000 . 000 . 000
Browser - Windows Internet Explorer
http://canyouseeme.org/
Open Port Check Tool
CanYouSeeMe.org - Open Port Check Tool
This page will serve as a free utility for remotely verifying a port is open or closed. It will
be useful for users who wish to check to see if a server or ISP is blocking certain ports.
Your IP: 81.919.622.24
What Port?
Check
Success: I can see your service on
81.919.622.24 on port (80)
Your ISP is not blocking port 80
PPPoE
User Name
図4-5
Password
Test
Default
Apply
Exit
図4-3
何らかの変更を加えた場合は前の設定に戻し、他のデバイスやDVRで問題が発生しないように
します。
ステップ2: [ログイン] 画面
の白いフィールドをタッ
プし、必要な情報を入
力します。
サーバーリスト
[Server List]には、DVRの正常な接続がすべて表示されます。ここで接続を追加、編集、削除でき
ます。サーバーリストには、画面上部の [サーバーリスト] をタップしてアクセスします。
この領域の [[タイトル] フィールドには、適切な接続を判断しやすいように、
「ホームのDVR、ロ
ーカル」、
「ホームのDVR、
リモート」のようにわかりやすい名前を入力することをお勧めします。
Fine
[サーバー]: IPアドレスを入
力します。
[アカウント] および [パスワ
ード] には、DVRにログ
インするためのアカウ
ントとパスワードを入
力します。
ステップ3: [記憶サーバー]
ボックスにチェックマ
ークを付け、
リストに
新規アカウントを追加
します。
40
図4-4
図4-6
41
サーバーを追加する
サーバーの接続方法は、[ログイン] 画面での手順と同じです。白いアイコンをタップしてウィン
ドウを開き、
この接続に使用する名前、IPアドレス(ローカルまたはインターネット)、ユーザー
名、パスワードなど、新規接続の情報を入力します。
操作
ライブビュー
ログインすると、QT Viewでライブビューウィンドウが開き、DVRからのシングルチャネルフィード
が表示されます。以下に、QT View HD(左)
とQT View(右)の例を示します。デフォルト表示モー
ドの設定には、
この後で説明する [設定] メニューを使用します。
図4-7
サーバーを編集または削除する
サーバー接続にはそれぞれ右上隅に2つのア
イコンがあります。左のアイコンでは、接続の
名前、
アドレス、ユーザー名、パスワードを編
集できます。右のアイコンでは、
リストからサ
ーバーを削除できます。
図4-10
図4-9
図4-8
色
ライブビューのビデオフィードの下に、各種イ
ンジケータおよびアイコンが表示されます。
スマートフォンを横方向(ワイド)ビューにする
と、
これらのアイコンは非表示になり、画面を
大きく表示できます。色付きのインジケータ
は、各カメラのステータスを表しています。
意味
録画中
録画停止中
モーション録画
アラーム録画
カメラなし
アイコンを使用して、表示するカメラの選択、4チャネル表示のための画面分割、PTZモードの有
効化などの表示制御を行うことができます。
ボタン
機能
ボタン
機能
シングルチャネルビュー
4チャネル表示モード
6、8、9チャネル表示(iPadのみ)
スナップショット
iPhoneまたはiPadに録画
音声オン/オフ
双方向通話
画像調整(明るさ、色彩、飽和、
コ
ントラスト)
PTZインタフェースに切り替える
アイコンを非表示にする
(画面
をタップして再表示)
双方向通話と音声オン/オフを使用するには、音声対応のカメラまたはマイクが設置されている
必要があります。また、双方向通話を行うには、使用するカメラにスピーカーが設置されている
必要があります。
42
43
マルチチャネルビューに切り替えると、ポップアップウィンドウで表示するカメラを選択できます。
PTZ
[PTZ] アイコンをタップすると、[PTZコントロール] ウィンドウが表示され、方向矢印にタッチして
DVRに接続されているPTZ(Pan-Tilt-Zoom: 視野制御)
カメラを制御できます。[+][-]ボタンでカ
メラのフォーカス、
ズーム、
アイリス(光レベル)を調整します。
3つのスライダーでもカメラを制
御できます。iPhoneでは、PTZコ
ントロールの右側の矢印をタッ
プすると表示されます。
1つ目のスライダーでは、
カメラ
の動作速度を1(最小)~8(最
大)の範囲で制御できます。
図4-11
2つ目のスライダーでは、
カメラ
の目標とするプリセットポイント
を選択できます。ポイントは128
個あり、通常はPTZを初めて設
定するときにDVRで設定します。
ただし、
プログラム内で設定する
ことも可能です。
図4-12
iPhone向けバージョンでは、1つのカメラまたは4つのチャネルのビデオを同時に表示すること
ができます。また、iPad向けのQT View HDでは、6つ、8つ、
または9つのカメラのフィードを同時
に表示することもできます。
図4-14
一番下のスライダーでは、PTZ
カメラで実行する巡回(経路)を
選択できます。プリセットと同様
に、
この設定はPTZカメラを初め
て接続するときに行いますが、
こ
のアプリケーションの [設定] メ
ニューの [PTZ設定] で新しく作
成することもできます。
マルチチャネル表示モードのチ
ャネルフィードの位置を変更す
るには、画面を目的の位置にド
ラッグします。これは、非対称の
6チャネルまたは8チャネルを1
つの大画面で小さく表示してい
るときに特に便利です。
図4-13
図4-15
図4-16
複数のチャネルを表示していると、赤枠で囲まれている画面がスナップショットや録画などのア
クションの影響を受けます。
マルチチャネルモードの画面をダブルタップすると、全画面表示になります。カメラをダブルタ
ップすると、分割画面モードに戻ります。
44
45
スナップショット
[スナップショット] アイコンをタップすると、現在表示されているビデオフィードの静止画像が取
得され、デバイスに保存されます。現在表示されている任意またはすべてのビデオフィードの
フルサイズ画像を取得できます。これらの画像はデバイスのPhotosフォルダには保存されず、
アプリケーション画面の左上にある [画像] メニューから選択して表示できるようになっています
(以下の円で囲まれている部分)。
録画
[録画] アイコンをタップすると、選択したチャネルのビデオがデバイスの内蔵メモリに録画され
ます。このアイコンをもう一度タップすると、録画が終了します。これらのファイルには、DVRそ
のもののハードディスクドライブに記録されているビデオとともに、画面上部の [画像] メニュー
の隣にある [再生] メニューからアクセスできます。
再生
[再生] アイコンをタップすると、録画ファイルの検索対象としてデバイス(ローカル)かDVRを選
択できます。オプションで、特定の時間帯、録画イベント別にも検索できます。DVRを常時録画に
設定した場合は、[リモートファイル検索] オプションを使用してください。
図4-17
4つの検索モードの使用方法は
ほとんど同じです。日付と開始
時刻、検索するチャネルを選択
します。[検索] をタップすると、
検索結果が表示されます。一
度に再生できるビデオは1つの
みです。
ローカルファイル検索
検索結果から、目的のファイル
をタップして選択します。
ビデオの再生、
コピー、削除を
行うことができます。[コピー]
を選択すると、デバイスの写真
フォルダにビデオがコピーさ
れます。
図4-18
[画像] メニューで画像をタップして選択すると、その画像が拡大表示されます。画像を削除する
か、デバイスの [写真] メニューにコピーできます。さらに編集、
ダウンロード、他の画像とともに
電子メールで送信することもできます。
図4-19
[再生] を選択すると、ビデオが
開き、再生が開始されます。ロ
ーカルファイルには再生コント
ロールがありません。
[閉じる] をタップすると、再生が
終了します。
図4-20
46
47
時間検索
この検索モードの特徴は、各チャネルの24時間の時系列が表示されることです。ビデオ録画の
部分はブロックで表示されます。
再生を開始するには、チャネ
ルを選択して [再生] をタップ
します。
結果リストと再生は前に説明し
たイベント検索と同様ですが、
イベントタイプは表示されず、
開始時刻と終了時刻、チャネル
が表示されます。
ビデオの下に進行状況バーが
表示され、ビデオクリップの開
始時刻と終了時刻が示されま
す。再生ポイントをビデオの目
的の部分にドラッグします。左
側の時間が変化し、ビデオの特
定の部分が録画された時刻が
わかります。
DVRおよびモバイルデバイス
のインターネット接続の速度
によっては、ポイントをドラッグ
してからビデオ再生が始まる
までに時間がかかることがあ
ります。
リモートファイル検索
この最後の検索モードは、チャ
ネルを常時録画に設定してい
る場合に使用します。
また、イベ
ントがいつ発生したのかがわか
っている場合も有用です。
図4-24
図4-21
設定
画面上部には [設定] メニューもあります。このメニューでは、モバイルデバイスのQT Viewを設
定したり、DVRそのものの設定や変更を行ったりすることができます。本ガイドでは、ローカル
設定のほか、DVRでのスケジュールおよびPTZの設定について説明します。DVRでの残りの設
定にはDVRそのもので行った設定が反映されるため、
ユーザーマニュアルで説明します。
[閉じる] をタップすると、再生が
終了し、検索結果に戻ります。
イベント検索
使用方法はローカルファイル
検索と同様ですが、検索対象は
DVRのハードディスクドライブ
に保存されているビデオです。
また、モーション検出やアラー
ムなど、
イベントタイプも表示
されます。
図4-22
図4-25
ローカル設定
[ストレージ] オプションで、ビデオ録画用にデバイスで確保する最大容量を設定できます。
タップすると再生が始まります。
時間検索の場合と同じ進行状
況バーが表示され、ビデオの中
で前後に移動できます。
[表示] 設定では、
アプリケーションの表示モード(シングルビュー、マルチチャネル表示)を設定
できます。
[アラーム] では、DVRでモーションなどのアラーム入力が検出された場合の音声または振動に
よるアラートを有効化できます。
[自動再接続] を有効にすると、DVRへの接続が失われた場合に接続の再確立が試みられます。
図4-23
48
49
スケジュール設定
通常、DVRを初めて設定するときに指定します。DVRの録画スケジュールを外部から変更する必
要があるときに役立ちます。
情報
[情報] メニューには3つのウィンドウがあり、DVRやネットワーク、
システムに現在ログインして
いるユーザーに関する情報を確認できます。
3つのウィンドウに表示されて
いる情報は変更できません。
[システム] には、DVRの名前、
ソ
フトウェアおよびハードウェア
構成が表示されます。
[ネットワーク] には、IPおよびル
ーターアドレス、使用中のポー
ト、接続ステータス、その他の
情報が表示されます。これらの
項目の詳細説明と設定につい
ては、
リモート・モニタリング用ガ
イドを参照してください。
図4-26
各カメラの一般的な録画、モーション検出録画、
アラームベースの録画のスケジュールも変更で
きます。どのモードでも、
スケジュールの調整方法は同じです。目的の時間ブロックでタッチし
てドラッグします。その時間に対してアクティブになると、青色で表示されます。青色の領域をタ
ッチしてドラッグすると、非アクティブのグレーに戻ります。
これらの設定をコピーし、他のカメラに貼り付けることができます。[保存] をタップして設定を
保存するのを忘れないようにしてください。
図4-28
[オンライン ユーザー]では、DVRにリモート接続しているユーザーが表示されます。
ログオフ
QT Viewを終了するには、他のプログラムと同じように、デバイスの大きいボタンを押します。ま
たは、[ログオフ] ボタンをタップして [ログイン] 画面に戻ります。
PTZ 設定
PTZカメラの設定はDVRそのもので行うのが最善ですが、必要に応じて、[PTZ設定] メニューの
[高度な設定] で、
プリセットポイント、巡回、追跡を更新することもできます。
[PTZ設定] メニュー下部にある
[高度な設定] ボタンをタップす
ると、PTZカメラの設定にアクセ
スできます。当該チャネルの目
的の機能に対応する [設定] ボ
タンをタップし、PTZコントロー
ルを使用するか個々に有効化/
無効化を行って調整します。
[保存] をタップして設定を保存
します。
図4-27
50
51
4.2 ANDROIDスマートフォン向けQT VIEW
QT Viewソフトウェアでは、モバイルデバイスとワイヤレスネットワークまたは3G/4Gネットワー
クを使用して、
システムをリモートモニタリングできます。このアプリケーションでは、DVRの設
定は変更できません。設定の変更は、DVRそのもので行うか、
コンピュータを使用してリモート
モニタリングを行っているときに行う必要があります。
Androidスマートフォンを使用してシステムをモニタリングするには、
スマートフォン向けの
Q-See QT Viewアプリをインストールする必要があります。これらのアプリは、Android Marketで
「Q-See」を検索すれば無料で入手できます。他のAndroidアプリと同様にインストールしてく
ださい。
タブレットを使用している場合、Q-See QT View HDアプリをダウンロードする必要があります。
プログラムは2種類あり、HDバージョンはスマートフォンでは動作しません。タブレットでの
Q-See QT View HDのインストールおよび使用方法については、次の4.3項を参照してください。
Q-See QT View
スマートフォンの場合:
DPSI
DVRに接続する
QT Viewプログラムを起動すると、ログインが
求められます。はじめてログインするときに
は、DVRのアドレスを入力してください。
(同じ
建物にある)同じネットワーク上のDVRに接続
する場合は、ローカルIPアドレスを入力してく
ださい。これとは別に、DVRが設置されている
建物の外部から使用する接続を作成すること
もできます。その場合、MyQ-Seeアドレスまた
はインターネットIPアドレスを入力します。こ
れらのアドレスの詳細については、
リモートモ
ニタリングガイドを参照してください。
[記憶サーバー] ボックスをクリックすると、
こ
の接続が [お気に入り] リストに追加され、次か
らはログインしなくても目的の接続とDVRを
選択できます。
Free
図4-30
Q-See QT View HD
タブレットの場合:
DPSI
図4-29
Free
QT Viewを起動するには、デバイスのアプリメニューでアイコンをタップします。
DVRをQT Viewに追加すると、[ログイン] 画面で [サーバー] をタップするだけで目的の接続にア
クセスできます。
この画面を使用して別の接続を追加することもできます。接続の追加は、
この後で説明する
[サーバー] メニューでも可能です。
DVRにログインすると、
メインメニューが表示
され、QT ViewおよびDVRの各種機能にアクセ
スできます。
注意! DVRにアクセスするために必要なソフトウェアは無料ですが、作業を進
めるにはAndroid Marketのアカウントが必要です。
図4-31
52
53
操作
ライブビュー
メインメニューで [ライブ] を選択すると、
ライブビューウィンドウにDVRからのシングルチャネル
フィードが表示されます。
スマートフォンを縦向きにすると、ビデオの下
に各種インジケータおよびアイコンが表示さ
れます。色付きのインジケータは、各カメラの
ステータスを表しています。
4チャネルビューに切り替えると、[チャンネル
設定] ウィンドウで表示するカメラを選択で
きます。
複数のチャネルを表示していると、赤枠で囲ま
れている画面がスナップショットや録画などの
アクションの影響を受けます。
4チャネルモードの画面をダブルタップする
と、全画面表示になります。カメラをダブルタ
ップすると、分割画面モードに戻ります。
スマートフォンを横向きにすると、いずれのア
イコンも画面に表示されなくなります。
色
意味
録画中
録画停止中
モーション録画
図4-33
アラーム録画
未接続
図4-32
アイコンを使用して、表示するカメラの選択、4チャネル表示のための画面分割、PTZモードの有
効化などの表示制御を行うことができます。
ボタン
機能
ボタン
機能
シングルチャネルビュー
4チャネル表示モード
チャネルを切り替える
PTZインタフェースに切り替える
スナップショット
録画
双方向通話
音声オン/オフ
PTZ
[PTZ] アイコンをタップすると、[PTZコントロ
ール] ウィンドウが表示され、方向矢印にタッ
チしてDVRに接続されているPTZ(Pan-TiltZoom: 視野制御)
カメラを制御できます。[+]
[-]ボタンでカメラのフォーカス、
ズーム、
アイリ
ス(光レベル)を調整します。下部のスライダ
ーで、
カメラの動作速度を調整します。
コントロールの右側の矢印をクリックする
と、DVRで設定済みの16のプリセットまたは
巡回のいずれかをアクティブ化できます。
プログラムを最小化
双方向通話と音声オン/オフを使用するには、音声対応のカメラまたはマイクが設置されている
必要があります。また、双方向通話を行うには、使用するカメラにスピーカーが設置されている
必要があります。
54
図4-34
55
スナップショットと録画
[スナップショット] アイコンをタップすると、現
在表示されているビデオフィードの静止画像
が取得されます。マルチスクリーンモードで
は、赤枠で囲まれているチャネルがキャプチ
ャされます。
図4-35
[録画] アイコンをタップすると、選択したチャ
ネルのビデオがスマートフォンの内蔵メモリ
に録画されます。
再生
[再生] アイコンをタップすると、録画のある
チャネルのリストが表示されます。目的のチ
ャネルを選択した後、
日時でビデオを選択し
ます。
ビデオを選択すると、再生が開始されます。一
時停止、終了、再生速度の調整には、下部のコ
ントロールを使用します。
表示できるのはスマートフォンに保存されて
いるファイルのみで、DVRのハードディスクド
ライブに保存されている録画や静止画像は表
示できません。画像やビデオにアクセスする
には、
メインメニューでそれぞれ [画像] または
[再生] を使用します。
図4-38
図4-36
設定
[設定] メニューで、ビデオ録画用にスマートフ
ォンで確保する最大容量を設定できます。ま
た、録画リサイクルを有効化し、割り当てられ
ている容量がいっぱいになった時点で録画を
終了するのではなく古いビデオを上書きする
ようにすることもできます。
さらに、表示モード、
アラート機能がトリガさ
れた場合の通知方法(音声、振動、
または両
方)
も設定できます。
イメージビュー
[画像] ウィンドウで、
スナップショットを表示で
きます。下部のアイコンで順番に表示できま
す。ズームインまたはズームアウトして詳細を
確認することも可能です。ごみ箱アイコンを使
用して不要なファイルを削除できます。
図4-39
図4-37
56
ログ
[ログ] メニューには、QT Viewに記録されてい
るすべてのイベントのリストがあります。ユー
ザー操作、
またはモーション検出によってトリ
ガされたアラームを選択して表示できます。
図4-40
57
4.3 ANDROIDタブレット向けQT VIEW
情報
[情報] ウィンドウには、DVRとQT Viewアプリを
実行しているスマートフォンに関する情報が
表示されます。
QT Viewソフトウェアでは、モバイルデバイスとワイヤレスネットワークまたは3G/4Gネットワー
クを使用して、
システムをリモートモニタリングできます。このアプリケーションでは、DVRの設
定は変更できません。設定の変更は、DVRそのもので行うか、
コンピュータを使用してリモート
モニタリングを行っているときに行う必要があります。
[ディバイス名] および [ディバイスID]: いずれ
もDVRで設定され、QT Viewで複数のDVRを
モニタリングする場合に役立ちます。
Androidタブレットを使用してシステムをモニタリングするには、Q-See QT Viewアプリをインス
トールする必要があります。これらのアプリは、Android Marketで「Q-See」を検索すれば無料で
入手できます。他のAndroidアプリと同様にインストールしてください。
[ソフトウェア バージョン]: DVRに現在インス
トールされているファームウェアのバージョ
ンです。
Q-See QT ViewのHDバージョンでは、表示できるカメラが4つに制限されているスマートフォン
向けバージョンとは違い、9つのカメラを同時に表示できます。また、
タブレットの高解像度画面
を活かせるよう、表示の解像度が高くなっています。
[ビルド日付]: DVRのファームウェアのリリー
ス日です。
スマートフォンを使用している場合、Q-See QT Viewアプリをダウンロードする必要があります。
プログラムは2種類あり、HDバージョンはスマートフォンでは動作しません。スマートフォンで
のQ-See QT Viewのインストールおよび使用方法については、前の4.2項を参照してください。
[フォン ソフトウェア バージョン]: 使用している
QT Viewのバージョンです。
[ビルド日付]: 使用しているQT Viewのバージョ
ンのリリース日です。
図4-41
ヘルプ
QT Viewには、ユーザーの疑問解決に役立つさまざまな電子マニュアルが付属しています。
ログオフ
QT Viewからログアウトし、[ログイン] 画面に戻ります。
Q-See QT View
スマートフォンの場合:
DPSI
Free
Q-See QT View HD
タブレットの場合:
DPSI
図4-42
Free
QT Viewを起動するには、デバイスのアプリメニューでアイコンをタップします。
注意! DVRにアクセスするために必要なソフトウェアは無料ですが、作業を進
めるにはAndroid Marketのアカウントが必要です。
58
59
DVRに接続する
QT Viewプログラムを起動すると、ログインが求められます。はじめてログインするときに
は、DVRのアドレスを入力してください。
(同じ建物にある)同じネットワーク上のDVRに接続す
る場合は、ローカルIPアドレスを入力してください。これとは別に、DVRが設置されている建物
の外部から使用する接続を作成することもできます。その場合、MyQ-Seeアドレスまたはイン
ターネットIPアドレスを入力します。これらのアドレスの詳細については、
リモートモニタリング
ガイドを参照してください。
[記憶サーバー] ボックスをクリックすると、
この接続が [サーバーリスト] に追加され、次からはロ
グインしなくても目的の接続とDVRを選択できます。
操作
ライブビュー
DVRにログインすると、
システムの1つ目のカメラからのライブビューが表示されます。現時点
では、QT View HDは横向きでのみ動作します。
図4-45
表示するチャネルを選択するには、
シングルチャネルビューアイコンをタップして目的のチャネ
ルを選択し、[OK] をタップします。または、他のチャネル設定をタップして表示するカメラを選
択し、マルチチャネル表示モードにすることもできます。
1つの大画面の周りに小画面を並べる表示モードでは、選択した1つ目のカメラが大画面表示
図4-43
DVRをQT Viewに追加すると、[ログイン] 画面で [サーバー] をタップするだけで目的の接続にア
クセスできます。
また、ログイン後に画面上部の [サーバーリスト] をクリックして白いアイコンをクリックして、接
続を追加することもできます。
図4-46
図4-44
60
61
されます。画面をダブルタップすると、全画面表示になります。もう一度ダブルアップすると、マ
ルチ画面表示モードに戻ります。
録画とスナップショット
ビデオストリームのビデオや静止画像をタブレットに録画し、後で表示できます。ビデオはDVR
のハードディスクドライブに録画されたものとは別で、
タブレットに録画してもDVRの録画スケ
ジュールには影響しません。
一度録画できるチャネルは1つ、
またキャプチャできる静止画像は1つのみです。前に説明した
ように、現在赤枠で囲まれているチャネルが操作の対象となります。
[録画] アイコンにタッチすると、録画が開始されます。録画中に他の操作を実行することもでき
ます。もう一度 [録画] アイコンにタッチすると、録画が終了します。また、
ファイルクリップの最
大サイズに達したり、使用可能なメモリ容量を使い果たしたりした場合も、録画は終了します。
これらはいずれも画面上部の [設定] メニューで設定可能です。
[スナップショット] アイコンにタッチすると、選択したチャネルが一瞬白く光り、静止画像がキャプ
チャされタブレットのメモリに保存されます。
再生
タブレットに保存されたビデオ録画にアクセスするには、画面上部の [再生] を選択すると表示
される [再生] メニューを使用します。
図4-47
表示モードにかかわらず、
ライブビューの下に
各種インジケータおよびアイコンが表示され
ます。色付きのインジケータは、各カメラのス
テータスを表しています。
色
意味
[再生] ウィンドウでは、
日時で録画を検索できます。チャネルなどの目的の検索パラメータを入
力し、[検索] をタッチします。ウィンドウ右側に、条件に一致する録画のリストが表示されます。
目的のビデオをタップすると、再生が開始されます。
録画中
録画停止中
モーション録画
アラーム録画
未接続
アイコンを使用して、表示するカメラの選択、4チャネル表示のための画面分割、PTZモードの有
効化などの表示制御を行うことができます。
双方向通話と音声オン/オフを使用するには、音声対応のカメラまたはマイクが設置されている
必要があります。また、双方向通話を行うには、使用するカメラにスピーカーが設置されている
必要があります。
ボタン
機能
シングルチャネルビュー
ボタン
など
機能
図4-48
マルチチャネル表示モード
録画
スナップショット
音声オン/オフ
双方向通話
PTZインタフェースに切り替
える
マルチ画面表示モードでは、[録画]、[スナップショット] などのコマンドの影響を受けるのは赤
枠で囲まれているチャネルのみです。チャネルをタッチして選択できます。
62
63
設定
このウィンドウでは、QT Viewでのビデオの録画方法と表示方法、イベントの通知方法を設定し
ます。
図4-49
ビデオ再生の下のコントロールで、ビデオを開始、終了、一時停止できます。2つの矢印を使用
して、前後のビデオクリップに移動できます。[閉じる] をタップすると検索ウィンドウに戻ります。
イメージビュー
画面上部のオプションから [画像] を選択すると、保存した画像を確認できます。保存されてい
る各画像のプレビューが小さく表示されます。目的の画像をクリックすると全画面表示にでき
ます。
図4-51
録画用に確保するメモリ容量や、録画の最大ファイルサイズも設定できます。
また、QT Viewでのチャネル表示数をデフォルトで1、4、6、8、9のいずれかに設定したり、表示す
るチャネルを記憶させたりすることも可能です。
さらに、DVRでモーションが検出された場合に音声アラームが発生するように設定することも
できます。
情報
このウィンドウにはDVRの情報が表示されます。
[ディバイス名] および [ディバイスID]: いずれもDVRで設定され、QT View HDで複数のDVRをモ
ニタリングする場合に役立ちます。
[ハードウェア] および [MCUバージョン]: DVRの物理構成に関する情報が表示されます。
[カーネル] および [ファームウェア バージョン]: DVRのオペレーティングシステムに関する情報が
表示されます。
ファームウェアが最新のものかどうかを確認するのに役立ちます。
[リリース日]: DVRのファームウェアのリリース日です。
図4-50
画像の右下にあるボタンを使用して、保存されている前後の画像に移動したり、
メモリから画像
を削除したりすることができます。[閉じる] にタッチすると、画像リストに戻ります。
図4-52
64
65
4.4 WINDOWS MOBILE PRO
ステップ6: インストール処理が完了する
と、PCamが自動的に開きます。
Windows Mobile Pro 6.1および6.5
ステップ1: 携帯電話でモバイルネットワークアク
セスをアクティブ化します。
ステップ2: Internet Explorerを実行します。
ステップ3: DVRのIPアドレスまたはDDNSドメイ
ンを入力します。
ステップ7: [サーバー]、[ユーザー]、[パスワ
ード] の各フィールドに、DVRのアドレ
ス、ID、パスワードを入力します。ユー
ザー名とパスワードはDVRで使用し
ているものです。デフォルトでは「管
理者」
と
「123456」になっています。
[Go]をクリックしてDVRにログオンし
ます。正常にアクセスできると、
カメラ
ビューが表示されます。
ステップ4: PCamソフトウェアをダウンロードす
るよう求められます。ソフトウェア名をクリ
ックして、
ダウンロード用のダイアログを開
きます。
図4-55
図4-53
ステップ5: [Yes]をクリックするとダウンロードと
インストールが開始されます。
図4-56
図4-54
ステップ8: ログイン後のデフォルトのチャ
ネルはカメラ1です。チャネルを変更
するには、[チャンネル] ドロップダウン
メニューを使用します。
図4-57
66
67
4.5 WINDOWS PHONE 7
Windows Phoneデバイスからカメラを表示するには、Windows Phone Marketplaceから無料の
SuperCamアプリをダウンロードする必要があります。このプログラムにはWindows Phone 7.5
以上が必要です。
[Main]ウィンドウでは、
このプログラムのすべ
ての機能にアクセスできます。スクリーンショ
ットには含まれていませんが、実際にはさらに
下に機能があります。
ステップ1: モバイルデバイスから
Windows Phone Marketplaceにアクセ
スし、SuperCamを検索します。
ステップ3: [ライブ] を選択してカメラ表示
を開始します。
この無料アプリケーションをダウンロ
ードし、通常どおりインストールします。
図4-58
図4-60
ステップ2: SuperCamを起動し、DVRのア
ドレスと、DVRにアクセスするために
使用するユーザー名およびパスワー
ドを入力します。これらのデフォルト
値はそれぞれ「管理者」
と
「123456
」
です。
重要!2つの別のログインを設定
する必要があります。 一つはDVR
と同じネットワーク上にいるとき
に、もう一つは別のネットワーク
上にいるときに使用します。ネットワークの
切り替えには、[ログイン] 画面の [サーバー]
プルダウンメニュー、
または [メイン] メニュ
ーの [サーバー] リストを使用します。
ボタン
図4-59
ライブ
機能
ライブビュー
ボタン
機能
設定
ソフトウェア設定
画像
イメージビュー
サーバーリ
スト
デバイスリスト
ログ
ログ記録
情報
デバイス情報ビュー
?
ソフトウェアヘルプセンター
ライブビューのメイン画像の下で目的のチャ
ネルを選択し、
カメラ間を切り替えることがで
きます。このウィンドウのデフォルトビューは
カメラ1になっています。携帯電話の向きを変
えると横向きになり、
コントロールが一時的に
非表示になります。
図4-61
68
69
画面下部の [PTZ] アイコンを押すと、PTZコン
トロールに切り替わります。事前にPTZカメ
ラがDVRに接続されている必要があります。
PTZカメラの操作方法は、DVRそのもの、
また
はコンピュータでWebClientプラグインを使用
している場合と同じです。
4.6 BLACKBERRY
携帯電話からシステムをモニタリングするために使用するSuperCamソフトウェア
は、BlackBerry OS 5以降に対応しています。
ソフトウェアのインストール
ステップ1: BlackBerry端末でブラウザを
開き、ルーターのパブリックIPアドレ
スまたはDDNSドメイン名を入力して
DVRにアクセスします。
画面下部の [カメラ] アイコンをクリックすると
スナップショットが取得され、[メイン] メニュー
の [画像] ボタンを使用して表示できます。
図4-64
ステップ2: SuperCamソフトウェアをダウ
ンロードするよう求められます。リン
クをクリックすると、
ダウンロードウィ
ンドウが表示されます。
図4-62
ボタン
機能
PTZインタフェースに切り替える
ドームを水平または垂直に移動
します。中央の四角で移動を停
止します。
ボタン
図4-65
機能
画像を取得
ズームイン/フォーカスイン/アイ
リスを開く
ズームアウト/フォーカスアウト/
アイリスを閉じる
ステップ3: [ダウンロード] ボタンをクリッ
クしてダウンロードを開始します。ダ
ウンロードの進行状況が表示され
ます。
[設定] メニューでは、イベントの通知方法やア
ラームが発生するイベントを調整できます。
図4-66
[ログ] メニューには、ユーザー操作、モーショ
ンアラーム、ビデオ喪失アラームの記録が表
示されます。
ステップ4: ソフトウェアが自動的にインス
トールされます。
[情報] ウィンドウには、モバイルデバイス、
ソフ
トウェア、DVRのファームウェアに関する情報
が表示されます。
図4-67
[デバイスID]: 接続先のDVRのIDです。ユーザ
ーマニュアルの4.1項で説明している、DVRの
[システム] タブで設定できます。
図4-63
[ソフトウェア バージョン]: DVRに現在インストールされているファームウェアのバージョンです。
[ビルド日付]: ファームウェアのリリース日です。
[ソフトウェア バージョン]: 携帯電話で現在使用しているSuperCamソフトウェアのバージョンです。
[ソフトウェア ビルド日付]: SuperCamのバージョンのリリース日です。
70
図4-68
71
ソフトウェアのダウンロードに失敗した場合、以下の手順に従ってください。
• 携帯ネットワークへの接続状態が良好かどうかを確認する
• リモートコンピュータからDVRにアクセスできるかどうかを確認する
• BlackBerryのブラウザ設定を変更する
ステップ1: [メニュー] から [オプション] メ
ニューを開きます。
ステップ2: [ブラウザーの設定] を開
き、JavaScriptサポートおよび
JavaScriptポップアップを許可するボ
ックスにチェックマークを付けるとと
もに、実行に時間がかかるスクリプト
の終了、バックグラウンドイメージの
使用、組み込みメディアのサポートを
ブラウザで有効にします。
図4-69
ステップ3: オプション] メニューで [キャッ
シュ オプション] を選択し、[履歴のクリ
ア] をクリックしてブラウザのキャッシ
ュを空にします。
SUPERCAMの操作
ログイン
ステップ1: SuperCamを起動します。[ログ
イン] インタフェースが表示されます。
ステップ2: DVRのIPアドレスまたはDDNS
ドメイン名、ユーザー名、パスワードを
入力します。[Remember Server]ボッ
クスにチェックマークを付け、
この設定
を保存します。ユーザー名とパスワー
ドはDVRで使用しているものです。デ
フォルトでは「管理者」
と
「123456」
になっています。複数のデバイスをモ
ニタリングしている場合、右側の ボ
タンを使用して、それらのデバイスで
以前に保存したログインデータにアク
セスできます。
図4-71
メインメニュー
[メインメニュー] ウィンドウには、
システムへのアクセスと制御に必要な機能ボタンがあります。
図4-70
タッチスクリーン式の携帯電話で動作するSuperCamソフトウェアには、互換性の問題がある場
合があります。この問題を解決するには、以下の手順に従ってください。
ステップ1: [オプション メニュー] を開きます。
ステップ2: [高度なオプション] を選択します。
ステップ3: [アプリケーション] を選択します。
ステップ4: [SuperCam] を選択します。
ステップ5: [互換性の無効] をクリックします。
72
図4-72
ボタン
画像
機能
イメージビュー
ボタン
機能
ログ
ログを記録
サーバーリ
スト
デバイスリスト
設定
ソフトウェア設定
ライブ
ライブビュー
情報
デバイス情報ビュー
ヘルプ
ソフトウェアヘルプセンター
ログオフ
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ライブビュー
ライブビューでは、DVRそのもののコントロールと同じように、DVRのさまざまな表示機能にア
クセスできます。
サーバーリスト
複数のシステムをリモートモニタリングしている場合に、DVR接続を追加、削除、変更できます。
[追加]: DVRのIPアドレスまたはDDNSドメイ
ン名を追加します。
[修正]: DVRのIPアドレスまたはDDNSドメイ
ン名を変更します。
[削除]: DVRのIPアドレスまたはDDNSドメイ
ン名を削除します。
図4-77
図4-73
図4-74
設定
アクティブ化するアラームとそのトリガを設定します。
[アラーム タイプ]: 通知を受け取るアラームの
タイプを選択します。
[アラーム出力タイプ]: アラームの通知方法(音
声、振動、
またはその両方)を選択します。
図4-75
ボタン
機能
ボタン
機能
チャネルを切り替える
PTZインタフェースに切り替える
画像を取得
全画面
バックグラウンドアラーム
ズームイン/フォーカスイン/アイ
リスを開く
ドームを水平または垂直に移
動します。中央の四角で移動を
停止します。
プリセット
プリセットポイントを選択
図4-78
図4-76
ズームアウト/フォーカスアウト/
アイリスを閉じる
グループ
巡回ラインを設定
情報ビュー
SuperCamソフトウェアそのものと、
このソフトウェアを使用している携帯電話に関する情報が
表示されます。
[デバイスID]: 接続先のDVRのIDです。ユーザ
ーマニュアルの4.1項で説明している、DVRの
[システム] タブで設定できます。
[ソフトウェア バージョン]: DVRに現在インス
トールされているファームウェアのバージョ
ンです。
[ビルド日付]: ファームウェアのリリース日です。
[ソフトウェア バージョン]: 携帯電話で現在使
用しているSuperCamソフトウェアのバージョ
ンです。
図4-79
[ソフトウェア ビルド日付]: SuperCamのバージ
ョンのリリース日です。
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Digital Peripheral Solutions, Inc.
8015 E. Crystal Drive
Anaheim, CA 92807
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