海外渡航構造調査2010

エイビーロード 海外旅行 MARKET WATCH
2010年5月12日
株式会社リクルート
『海外渡航構造調査2010』
2009年の海外渡航は、ビジネス大幅減もレジャーは前年超え。
特に女性のレジャー渡航数増加が顕著。20代では男女差が拡大。
休暇分散化は旅行喚起に有効。羽田空港国際化は京浜在住者の期待大。
エイビーロード・リサーチ・センター(株式会社リクルート・旅行カンパニー内、センター長・稲垣昌宏)
は、「成田・羽田空港の拡張」「航空行政の見直し」「観光立国政策」など旅行需給の転換点ともいえる2010
年の1月~2月に、全国20~60代の男女を対象に「海外渡航構造調査2010」を実施しました。 この調査は海外
渡航市場の構造を把握し、ヘビー、ライト、海外旅行未経験者などの特徴を整理し、今後の社会情勢の変化や
各種施策・政策の効果を予測することを目的としています。ここに結果をご報告いたします。
- 結果の要約 –
■海外渡航市場の構造(2007~2009年)
・・・P3~5
<海外渡航のビジネス・レジャー比率推計>
◆2008~2009年は景気後退などの影響か、ビジネス渡航が減少。一方でレジャー渡航は前
年比では増加。特に女性のレジャー渡航は円高・燃油サーチャージ値下げなどの影響か、
全世代で回復基調。
◆20代のレジャー渡航は、男女差が拡大。20代女性の2009年旅行回数は2007年比でも増加。
<海外旅行アクティブ度>
◆海外旅行のアクティブ度が上がるタイミングは20代男女、 60代男性、 50・60代女性で多い。
逆にアクティブ度が下がるタイミングは30代女性と60代女性が目立つ。
■今後の社会情勢や政策と旅行喚起度
・・・P6~7
<社会情勢、政策による海外旅行意向の変化>
◆ライト・休眠・海外未経験者に最も効果がありそうなのは、「海外旅行が高くない時期に休み
が取れること」。休暇の分散や有給休暇取得促進は需要喚起につながりそう。
◆「羽田空港の国際化」なら首都圏、特に京浜方面では3割以上が“旅行回数を増やしたい”
◆出国ハブ空港から比較的遠い北海道、中四国・九州では「最寄りの空港から行ける路線が
増える」ニーズが高い。
(参考)海外旅行ヘビー・ライト・休眠・未経験者の違い
・・・P8
<これまでの海外旅行経験>
◆ライト・休眠はヘビーに比べ、最初の海外旅行が「新婚旅行」の割合が高い。
◆ヘビーは「旅行先で感動した経験あり」「人が休む時期をはずして旅行できる」「家族や周囲
の人がよく海外旅行に行っている」など、動機付けと物理的条件と周囲のムードの3要素が
揃うことでヘビー化していると考えられそう。
【本件に関するお問い合わせ先】
https://www.recruit.jp/support/inquiry_press.html
PRESS INFORMATION
--1--
調査概要と回答者プロフィール
≪調査概要≫
●調査名
: 海外渡航構造調査2010
●調査目的
: 海外渡航市場の構造を把握し、今後の社会情勢の変化や各種施策・政策の効果を
予測することを目的とする。
●調査対象
: (株)インテージのインテージ・ネットモニター
●調査方法
: インターネット調査
≪STEP1≫
●調査期間
●対象数
: 2010年 1月13日(水) ~ 1月19日(火)
: 280,887人、 調査回収数 : 96,557人(回収率 34.4%)、 調査集計数 : 95,099 人
今回の調査結果を人口推計(総務省統計局・2009年1月推計人口)にあわせて集計(ウエイトバック集計)を行いました。
ウエイトバック値
20代
0.92974
30代
0.97136
男 性
40代
0.93139
50代
0.97247
60代
0.89321
■性別
20代
0.91089
30代
0.96018
■年齢
(全体/単一回答)
女 性
40代
0.93340
50代
0.97379
20~24歳
7.9%
65~69歳
6.6%
(全体/単一回答)
60~64歳
13.8%
女性
50.0%
男性
50.0%
60代
2.06461
25~29歳
9.5%
30~34歳
9.9%
55~59歳
11.0%
35~39歳
12.1%
50~54歳
9.8%
45~49歳
40~44歳
9.6%
(n=95,099)
9.7%
(n=95,099)
≪STEP2≫
●調査期間
●対象数
: 2010年 2月 9日(火) ~ 2月12日(金)
: 1,848人、 調査回収数 : 1,417人(回収率 76.7%)、 調査集計数 : 1,392 人
STEP1調査結果をもとに、海外旅行(レジャーのみ)経験有無、および頻度から「海外旅行アクティブ度」を下記のよ
うに定義
ヘビー ・・・該当の3年間に毎年海外旅行に行った
ライト ・・・該当の3年間に毎年ではないが海外旅行に行った
休眠 ・・・該当の3年間は海外旅行に行っていないが、それ以前には海外旅行に行ったことがある
未経験 ・・・今までに海外旅行に行ったことがない
※2004年~2006年の「海外旅行アクティブ度」と、2007年~
2009年の「海外旅行アクティブ度」の移動状況を確認し、STEP2
調査は下記12セルで割付を行った。( )内は有効サンプル数。
■性別
(STEP2全体
/単一回答)
女性
49.9%
2007年~2009年
ヘビー
2004年
ライト
~
2006年
休眠
未経験
ヘビー
ライト
休眠
ヘビー
→ヘビー
154(114)
ライト
→ヘビー
154(113)
休眠
→ヘビー
154(115)
未経験
→ヘビー
154(114)
ヘビー
→ライト
154(126)
ライト
→ライト
154(112)
休眠
→ライト
154(115)
未経験
→ライト
154(108)
ヘビー
→休眠
154(124)
ライト
→休眠
154(116)
休眠
→休眠
154(117)
男性
50.1%
未経験
(n=1,392)
■年齢
(STEP2全体
/単一回答)
未経験
→未経験
154(118)
--2--
65~69歳
7.8%
60~64歳
13.2%
55~59歳
12.2%
20~24歳
8.5%
25~29歳
10.3%
30~34歳
11.8%
35~39歳
50~54歳
10.5%
9.0%
45~49歳 40~44歳
(n=1,392)
8.2%
8.5%
PRESS INFORMATION
海外渡航市場の構造 2007年~2009年(1)
STEP1
■ビジネス渡航・レジャー渡航シェア(男女20~60代・回数ベース)
◎ 男性20代では、2年連続してレジャー渡航シェアがダウン(①)、女性20代・50代では2年連続してレジャー渡
航シェアがアップ(②)。
■ビジネス渡航数・レジャー渡航数(男女20~60代・回数ベース・推計)
◎ 2009年の海外渡航は、ビジネス渡航は大幅減(③)、レジャー渡航は前年を上回る(④)。
・2008年~2009年は男性30~50代のビジネス渡航が前年比で2割以上減っている(⑤)ものの、女性のレ
ジャー渡航は全世代で回復(⑥)。
・20代のレジャー渡航は、男女差が拡大傾向(⑦⑧)にあるが、女性20代の2009年渡航数は2007年比でも
増加しており(⑧)、復調の兆し。
■ビジネス・レジャー渡航のシェア推移(2007年~2009年)
STEP1調査で回答された各年の海外渡航におけるビジネス・レジャーのシェアを算出 (回数ベース)
ビジネス渡航
2007年
①
男性20代 (n=2254)
18.3
49.4
46.8
男性50代 (n=4851)
53.2
32.4
男性60代 (n=5725)
(%)
ビジネス渡航
2008年
20.5
(n=2453)
57.6
50.6
男性40代 (n=4121)
67.6
レジャー渡航
79.5
46.4
(n=3928)
49.0
45.9
(n=4338)
54.1
29.1
(n=5026)
ビジネス渡航
2009年
70.9
レジャー渡航
22.9
(n=2746)
53.6
51.0
(n=3734)
(%)
56.7
46.7
(n=3204)
53.3
39.5
(n=3772)
60.5
23.1
(n=4465)
76.9
12.9
87.1
(n=3139)
12.7
87.3
(n=3628)
10.6
89.4
女性30代 (n=3168)
10.1
89.9
(n=2839)
10.6
89.4
(n=2680)
8.7
91.3
(n=2232)
13.3
86.7
(n=2292)
13.4
13.4
86.6
女性50代 (n=3659)
6.7
93.3
(n=3385)
6.2
93.8
(n=3667)
女性60代 (n=2659)
6.1
93.9
(n=2416)
4.0
96.0
(n=2384)
(%)
77.1
43.3
(n=3675)
女性20代 (n=2997)
女性40代 (n=2449)
②
81.7
42.4
男性30代 (n=4229)
②
レジャー渡航
5.1
4.1
86.6
94.9
95.9
■ビジネス渡航数・レジャー渡航数の推計
法務省発表の各年の性・年代別日本人出国者延べ人数(※1)をSTEP1調査で回答された、各年の性・年代別のビジ
ネス・レジャー渡航シェアで按分して各年のビジネス渡航数、レジャー渡航数を推計した。(回数ベース)
全体
男性計
男性20代
男性30代
男性40代
男性50代
男性60代
女性計
女性20代
女性30代
女性40代
女性50代
女性60代
■参考1
③
全体
男性計
男性20代
男性30代
男性40代
男性50代
男性60代
女性計
女性20代
女性30代
女性40代
女性50代
女性60代
⑤
矢印は±5%以上の増減を示す (延べ:万人)
レジャー渡航数
2008年
2009年
2007年
1,090.9 
1,007.9
1,023.9
515.5 
475.2
452.0
89.9 
81.0 
73.0
121.5 
103.6 
92.1
110.8 
104.1 
95.1
106.6 
98.4 
93.3
86.7
88.1 
98.5
575.4 
532.7 
571.9
150.0 
139.6 
155.0
140.2 
129.1
134.7
84.3
80.9
84.3
109.4 
96.6
100.4
91.4 
86.5 
97.4
④
⑦
⑧
⑥
法務省発表の各年の性・年代別日本人出国者延べ人数
全体
男性計
男性20代
男性30代
男性40代
男性50代
男性60代
女性計
女性20代
女性30代
女性40代
女性50代
女性60代
■参考2
矢印は±5%以上の増減を示す (延べ:万人)
ビジネス渡航数
2008年
2009年
2007年
423.2 
396.3 
319.9
358.2 
338.1 
266.0
20.1
20.8
21.7
89.5
89.5 
70.4
113.4
108.2 
83.3
93.6 
83.3 
61.0
41.6 
36.2 
29.6
65.0 
58.2 
53.8
22.3 
20.4 
18.3
15.8
15.4 
12.9
13.1 
12.4 
13.1
7.9 
6.4 
5.4
6.0 
3.6 
4.1
矢印は±5%以上の増減を示す (延べ:人)
2008年
2009年
2007年
15,140,790 
14,041,658
13,437,851
8,737,480 
8,132,458 
7,180,320
1,100,479 
1,018,098 
947,499
2,109,582 
1,931,020 
1,624,906
2,241,989 
2,123,522 
1,784,106
2,002,178 
1,817,242 
1,542,489
1,283,252
1,242,576
1,281,320
6,403,310 
5,909,200 
6,257,531
1,723,300 
1,600,166 
1,733,493
1,559,916 
1,445,090
1,476,168
973,641
932,830
974,015
1,172,737 
1,030,295
1,058,042
973,716 
900,819 
1,015,813
※1:2009年は、1月~10月までの出国者数より推計
2007年~2009年のビジネス・レジャー海外渡航に影響を与えたと思われる主な環境要因
2008年・・・原油高騰による燃油サーチャージの高額化(マイナス要因)
2009年・・・円高、燃油サーチャージ下落、 シルバーウィーク(プラス要因)、
リーマンショック、新型インフルエンザ流行(マイナス要因)
--3--
PRESS INFORMATION
海外渡航市場の構造 2007年~2009年(2)
STEP1
■海外旅行(レジャー目的)のアクティブ度と移動状況
・ ヘビー(2007年~2009年の3年間に毎年海外旅行に行った)は全体の9.0%(①)。
・ アクティブ度の変化をマーケットに影響力のあるセグメントで見ると、未経験→ライトになるタイミン
グは男女20代が多く(②)、ライト→ヘビーになるタイミングは男性60代、女性50・60代が多い(③)。
就職、定年や子育ての終了などのライフイベントのタイミングと密接なかかわりがありそう。
・ ヘビー→ライトへの離脱は女性30代と女性60代(④)が、ライト→休眠では女性30代(⑤)が目立つ。
※ヘビー ・・・該当の3年間に毎年海外旅行に行った
ライト ・・・該当の3年間に毎年ではないが海外旅行に行った
休眠 ・・・該当の3年間は海外旅行に行っていないが、
それ以前には海外旅行に行ったことがある
未経験 ・・・今までに海外旅行に行ったことがない
■海外旅行(レジャー目的)アクティブ度の変化
(2004年~2006年の3ヵ年と2007年~2009年の3ヵ年
を比較、全体)
2004年~2006年
アクティブ度
2007年~2009年
アクティブ度
5.7%
ヘビー
9.4%
3.0%
0.8%
ヘビー
9.0%
2.5%
8.3%
ライト
20.9%
ライト
20.2%
10.1%
0.4%
①
5.1%
休眠
37.8%
休眠
43.1%
32.3%
3.8%
0.4%
未経験
31.9%
27.7%
未経験
27.7%
(n=95099)
■アクティブ度パターン別の性・年代構成比
( 2004年~2006年の3ヵ年と2007年~2009年の3ヵ年を比較、全体)
男性20代
男性30代
ヘビー→ヘビー
(n=5423)
ライト→ヘビー
(n=2418)
7.7
休眠→へビー
(n=387)
7.0
未経験→ヘビー
(n=374)
ヘビー→ライト
(n=2824)
ライト→ライト
(n=7886)
7.1
9.3
休眠→ライト
(n=4848)
6.7
10.6
未経験→ライト
(n=3655)
ヘビー→休眠
(n=716)
ライト→休眠
(n=9588)
休眠→休眠
(n=30673)
未経験→未経験
(n=26306)
3.7
7.8
男性40代
7.2
7.6
9.9
4.9
6.8
6.6
7.0
8.3
②
2.7
7.1
3.7
6.3
15.7
③
2.7
7.7
8.6
13.2
4.3
8.1
14.3
13.5
④
5.4
9.5
8.4
10.5
8.6
--4--
9.8
2.9
8.0
12.0
7.0
15.2
11.7
14.6
8.5
④
11.9
3.4
6.9
9.9
7.3
11.7
6.1
15.4
14.7
7.3
⑤
7.8
19.7
22.5
16.8
3.5
10.5
9.7
②
7.5
15.0
5.4
7.4
11.0
(%)
③
18.3
14.4
8.5
12.0
8.0
14.4
13.9
7.2
14.8
女性60代
22.3
26.1
8.5
10.3
8.8
6.3
8.8
女性50代
12.6
9.4
12.2
10.7
女性40代
8.2
9.4
6.7
8.5
女性30代
9.2
8.5
10.5
9.5
女性20代
13.1
7.3
12.4
7.8
12.9
10.1
5.4
15.5
8.5
22.9
9.0
13.6
12.4
11.2
10.7
男性60代
9.3
21.1
3.5
男性50代
16.1
8.7
10.8
10.8
7.1
7.0
9.3
7.0
9.1
PRESS INFORMATION
STEP1
海外渡航市場の構造 2007年~2009年(3)
■レジャー渡航の内訳(男女20~60代・レジャー渡航のみ・回数ベース・推計)
◎ レジャーをさらに「頻度の高低×旅行のいきさつ」で4分類すると毎年ほぼ一定のシェアであった。
・ 2007年から2009年のヘビー・ライト×特別な動機・目的の有・無の4分類のシェア(①)は、景気動向などに
かかわらず、毎年ほぼ一定割合であった。
・ 「特別な動機・目的」でライトではヘビーに比べ「新婚旅行または海外挙式」のシェアが高く(②)、ヘビーでは
ライトに比べ「現地の家族・親族・友人・知人・恋人などを訪問」が高い(③)。
■レジャー渡航の内訳 ①
(海外旅行経験者/回数ベース・推計)
ヘビー ※1
特別な動機・
目的なし
2009年(n=25,375)
37.3
2008年(n=25,018)
38.5
2007年(n=26,791)
37.5
ライト ※2
特別な動機・
目的あり
特別な動機・
目的なし
24.6
特別な動機・
目的あり
19.6
25.3
18.5
17.9
24.2
(%)
18.4
19.0
19.3
※1:ヘビー:その年以前の3年間に毎年海外旅行に行っている
※2:ライト:その年は海外旅行に行ったが、ヘビーユーザーの定義にはあてはまらない
※各年とも、回答者のレジャー渡航最大5回分(各年の最初の5回分)までの回答から算出
■レジャー渡航の詳細内訳
(海外旅行経験者/回数ベース・推計)
ヘビー
③
特別な動機・目的あり
新婚旅行
特別な
学校行事
留学・語学
動機・目的 業務関連 会社の福 (修学旅 卒業旅行 研修・ワー または海
行事(社員
(学校行事
外挙式(自
なし
利厚生
行、ゼミ旅
キングホリ
旅行など)
以外)
分、他人
行など)
デイなど
問わず)
2009年
2008年
2007年
60.3
60.3
60.7
2.5
3.1
3.3
0.6
0.4
0.3
0.4
0.3
0.4
0.8
0.7
0.7
1.7
1.7
1.4
現地の家
結婚以外
族・親族・
の家族や
友人・知
知人のお
人・恋人な
祝い事
どを訪問
1.6
1.8
2.0
1.2
1.2
1.2
12.0
12.8
12.5
海外でどう 無料の航
思い出や
してもやっ 空券、旅 その他の
ゆかりの
てみたい 行券、懸 特別な理
ある地へ
ことがあっ 賞当選な 由・事情
の訪問
た
ど
4.1
3.6
3.7
5.2
4.8
5.2
4.7
4.1
3.3
(%)
4.9
5.2
5.1
ライト
②
特別な動機・目的あり
新婚旅行
現地の家
特別な
学校行事
留学・語学
結婚以外
思い出や
動機・目的 業務関連 会社の福 (修学旅 卒業旅行 研修・ワー または海 の家族や 族・親族・ ゆかりの
行事(社員
(学校行事
外挙式(自
友人・知
なし
利厚生
行、ゼミ旅
キングホリ
知人のお
ある地へ
旅行など)
以外)
分、他人
人・恋人な
行など)
デイなど
祝い事
の訪問
問わず)
どを訪問
2009年
2008年
2007年
51.5
49.3
49.6
4.5
6.2
7.3
0.6
0.7
0.7
1.4
1.5
1.7
2.9
2.7
2.4
1.8
2.7
2.5
7.4
9.0
8.3
3.2
2.7
2.6
9.6
9.3
9.6
2.8
2.7
2.6
海外でどう
してもやっ
てみたい
ことがあっ
た
4.2
4.2
3.9
無料の航
空券、旅 その他の
行券、懸 特別な理
賞当選な 由・事情
ど
3.0
2.7
2.1
(%)
7.2
6.5
6.7
※1:ヘビー:その年以前の3年間に毎年海外旅行に行っている
※2:ライト:その年は海外旅行に行ったが、ヘビーユーザーの定義にはあてはまらない
※各年とも、回答者のレジャー渡航最大5回分(各年の最初の5回分)までの回答から算出
--5--
PRESS INFORMATION
今後の社会情勢や政策と旅行喚起度(1)
STEP2
■いずれの施策や情勢の変化も、他層と比べ、ヘビーで海外旅行回数への反応が高い。
■ライト・休眠・未経験者にも比較的有効と思われるのは、「高くない時期に休みが取れること
(①)」「景気が回復すること(②)」など。
・ヘビーでは38%が1か月前かそれを切って休みが決まっても、海外旅行の計画を検討するが(③)、
ライト、休眠、未経験者では、70%以上が2か月より以前に休みが決まらないと海外旅行を検討しな
い(④)と回答。休みが取れることに加え、早く休みが確定することで、旅行需要を刺激することが
できる構造にあると考えられる。
■ アクティブ度別の社会情勢、政策による海外旅行意向の変化
(STEP2全体/それぞれの項目ごとに単一回答 「今よりも確実に海外旅行に行く回数が増える」の割合)
(%)
60.0
ヘビー
50.0
ライト
休眠
未経験
40.0
30.0
20.0
10.0
0.0
①
n
ヘビー
ライト
休眠
未経験
456
461
357
118
よ い海
う 時外
に 期旅
なに行
る 休代
み金
がが
取高
れく
るな
が席空
下数港
がが拡
る 増充
えな
てど
旅で
行航
価空
格座
52.9
38.6
24.1
11.9
39.0
28.9
14.3
6.8
景
気
が
回
復
す
る
に格
も安
参の
入航
し空
て会
く社
るが
日
本
②
23.9
25.6
20.2
10.2
下燃
が油
りサ
すー
るチ
ャ
ー
ジ
が
値
33.8
21.3
14.8
2.5
円
高
が
進
行
す
る
34.2
21.9
11.2
7.6
が港地
増か元
えらの
る 海(
外最
へ寄
のり
直の
行)
便空
29.4
24.1
14.8
4.2
セ自
ス宅
がか
改ら
善空
さ港
れへ
るの
ア
ク
29.6
22.3
11.5
5.1
外羽
旅田
行空
が港
増か
えら
る行
け
る
海
25.0
16.9
8.1
3.4
にネ日
広ッ 本
がトの
る ワ航
ー空
ク会
が社
今の
以国
上際
20.8
13.0
7.6
2.5
が数空
取が港
れ増拡
る え充
繁等
忙で
期航
で空
も座
席席
17.5
10.2
5.6
2.5
16.9 (%)
9.8
3.6
1.7
※20%を超えるセルにピンク色
の網掛け
※ヘビー ・・・該当の3年間に毎年海外旅行に行った
ライト ・・・該当の3年間に毎年ではないが海外旅行に行った
休眠 ・・・該当の3年間は海外旅行に行っていないが、それ以前には海外旅行に行ったことがある
未経験 ・・・今までに海外旅行に行ったことがない
※選択肢は「今よりも確実に海外旅行に行く回数が増える」「他の条件も整えば、今よりも海外旅行に行くかもしれない」
「変わらない」の3つ
■どのくらい前に休暇が決まれば、海外旅行を計画するか?
(STEP2・「自分では計画しない・当分海外旅行には行かないと思う」を除く/単一回答)
3か月より前に
3か月前に
決まれば計画 決まれば計画
すると思う
すると思う
2か月前に
決まれば計画
すると思う
1か月前に
3~4週間前に 2~3週間前に 2週間を切って
決まれば計画 決まれば計画 決まれば計画 決まっても計画
すると思う
すると思う
すると思う
すると思う
(%)
ヘビー(n=442)
ライト(n=386)
休眠(n=232)
未経験(n=51)
27.8
14.0
30.8
20.1
19.7
40.9
16.1
20.5
20.3
47.1
2.7
16.6
15.5
23.5
4.1
5.9
③
15.2
1.8 2.8
7.8
14.7
2.2 2.2 4.3
15.7
3.9 0.03.9
④
--6--
PRESS INFORMATION
STEP2
今後の社会情勢や政策と旅行喚起度(2)
■羽田空港国際化は首都圏、特に京浜方面(①)で需要喚起につながりそう。「今よりも確実
に海外旅行回数を増やす」が東京都・神奈川県では30%以上。
■「地元の(最寄りの)空港から海外への直行便が増える」は出国ハブ空港(成田・関空など)
から比較的遠い北海道、中四国・九州で高い(②③)が、近年空港がオープンした静岡や茨
城を含む首都圏から近いエリア(④⑤)では相対的には高くない。
■ 居住エリア別・羽田空港から行ける海外旅行が増えた場合の海外旅行意向の変化
(STEP2全体/単一回答 「今よりも確実に海外旅行に行く回数が増える」の割合)
0.0
10.0
20.0
30.0
40.0
(%)
北海道(n=55)
14.5%
東北(n=69)
14.5%
関東(n=553)
25.3%
26.0%
埼玉県(n=96)
8.0%
千葉県(n=87)
東京都(n=193)
32.6%
神奈川県(n=109)
33.0%
①
5.4%
北陸(n=74)
4.4%
東海(n=160)
1.9%
京阪神(n=257)
2.5%
中国(n=80)
今よりも確実に海外旅行に
行く回数が増える
※選択肢は「今よりも確実に
海外旅行に行く回数が増える」
「他の条件も整えば、今よりも
海外旅行に行くかもしれない」
「変わらない」の3つ
5.4%
四国(n=37)
6.5%
九州(n=107)
■居住エリア別・ 地元の(最寄りの)空港から海外への直行便が増えた場合の
海外旅行意向の変化
(STEP2全体/単一回答 「今よりも確実に海外旅行に行く回数が増える」の割合)
0.0
②
10.0
20.0
北海道(n=55)
関東(n=553)
26.1%
13.7%
今よりも確実に海外旅行に
行く回数が増える
④
茨城県(n=26)
40.0
(%)
32.7%
東北(n=69)
11.5%
25.7%
北陸(n=74)
23.1%
東海(n=160)
⑤
30.0
18.2%
静岡県(n=33)
17.1%
京阪神(n=257)
35.0%
中国(n=80)
③
29.7%
四国(n=37)
31.8%
九州(n=107)
--7--
PRESS INFORMATION
アクティブ度別の旅行経験・環境の違い
(参考)STEP2
■これまでの海外渡航経験・初めての海外渡航
・ ライト、休眠は「自分で企画して海外旅行した」の経験率がヘビーに比べて相対的に低く(①)、初め
ての海外旅行が「新婚旅行」だった比率が高めである(②)。
■海外旅行(レジャー目的)や休日についてあてはまること
・ 未経験者はいずれの項目でも他のセグメントと差が大きいが、「海外旅行は人が休む時をはずす
(③)」「家族、友人がよく海外旅行に行っている(④)」では、ライト、休眠とヘビーとの差も大きい。
・「旅行先で感動した体験(⑤)」があることと、海外旅行が高くない時期に休める“物理的状況”と、海
外の“身近さ”などを併せ持った結果、ヘビー化すると考えられそうだ。
■これまでの
海外渡航の
きっかけ・目的
(海外旅行経験
者/複数回答)
80.0
(%)
ヘビー
60.0
ライト
休眠
40.0
20.0
0.0
ヘビー
ライト
休眠
上記の項目
勤め先の研 勤め先の社
家族に連れ 学校の修学 語学研修や その他の学 卒業旅行で
新婚旅行で 以外で自分
修、出張で 員旅行や福
ひとつもな
られて海外 旅行で海外 留学で海外 校行事で海 海外に行っ
海外に行っ で企画して
海外に行っ 利厚生で海
い
旅行をした に行った
に行った 外に行った
た
た
海外旅行を
た
外に行った
した
n
456
24.3
4.8
16.0
2.4
16.7
26.1
15.4
28.3
59.6
5.7 (%)
461
24.3
3.9
14.1
3.0
15.4
23.4
18.7
37.7
51.4
4.3
357
18.5
5.6
12.9
2.2
12.0
24.9
19.6
44.3
44.5
3.9
①
■初めての
海外渡航
のきっかけ
や目的
(海外旅行経
験者/単一
回答)
ヘビー
ライト
休眠
(%)
40.0
30.0
ヘビー
ライト
休眠
20.0
10.0
0.0
上記の項目
勤め先の研 勤め先の社
家族に連れ 学校の修学 語学研修や その他の学 卒業旅行で
新婚旅行で 以外で自分
修、出張で 員旅行や福
ひとつもな
られて海外 旅行で海外 留学で海外 校行事で海 海外に行っ
海外に行っ で企画して
海外に行っ 利厚生で海
い
旅行をした に行った
に行った 外に行った
た
た
海外旅行を
た
外に行った
した
n
456
18.0
3.3
8.6
1.5
6.6
11.6
4.8
11.6
28.3
5.7 (%)
461
18.2
1.3
8.2
2.2
6.7
9.3
7.4
16.3
26.0
4.3
357
14.3
3.4
7.6
1.1
5.0
12.3
8.1
18.8
25.5
3.9
②
■海外旅行(レジャー目的)や休日についてあてはまること
(STEP2全体/複数回答)
100.0
(%)
80.0
ヘビー
ライト
休眠
未経験
60.0
40.0
20.0
0.0
国内外問わ
ず、今まで
に旅行先で
発見や感動
を味わった
旅行に行く
ときは積極
的に旅行の
計画を立て
て手配する
海外旅行は
普段の休
日、夏休み
等、人が休
む時をはず
す
79.2
76.8
72.0
41.5
66.2
61.6
58.8
44.1
52.6
37.7
27.5
7.6
n
ヘビー
ライト
休眠
未経験
456
461
357
118
⑤
③
行ったこと
家族、友人
子供の頃か 決められた
日本語以外
のない場所
家族、友人
がよく海外
ら海外にあ 休日以外で
の外国語が
を旅行する
と休みをあ
旅行に行っ
こがれが
も休みを取
話せる・理
ことに不安
わせやすい
ている
あった
りやすい
解できる
を感じない
52.2
35.1
24.4
10.2
40.8
32.3
32.8
23.7
39.5
35.8
31.4
10.2
39.0
37.1
31.7
24.6
38.6
34.7
31.9
26.3
27.0
22.8
21.6
1.7
できれば旅
行先でも日
本語で済ま
せたい
18.9 (%)
24.1
30.3
50.8
④
--8--
PRESS INFORMATION