2013 年 7 月 31 日（水） ＪＵ中販連、中古車の保証基準統一 日本中古自動車販売協会連合会（ＪＵ中販連）は、中古車の保証基準統一に乗り 出す。これまでは会員各社が独自の保証基準を設定していたが、統一保証の導入を 通じてＪＵショップ（ＪＵに加盟している小売店）に対する信頼感、安心感を高め、拡販 につなげていく。すでに、中販連関東甲信越連絡協議会（ＪＵ関連協）の一部加盟店 で試験導入を開始しており、その成果を見ながら展開を広げていく。来春までに、全 国展開のめどをつける計画だ。 ＪＵ中販連は、約９８００社の会員業者すべてで中古車保証の統一を目指す。来春 に予定される消費増税を機に、一部ユーザーが個人間売買に流れる可能性が指摘 されている。こうした中でＪＵ中販連は、保証統一を通じてすべてのＪＵショップで個人 間売買にはない安心感を提供できることを打ち出し、イメージアップを図る考え。 澤田稔会長は「保証統一によって、中古車に安心、信頼感を求めるニーズに応えれ ばさらなるビジネスチャンスが期待できる。ユーザーに選ばれる店づくりにもつながる」 とし、導入促進に意欲を示している。 ＪＵ中販連は、中古車売買に関するルール、法律や車両知識に詳しい販売店スタッ フの認定制度「中古自動車販売士」の取得者拡大に力を入れている。さらに統一保 証を具体化するとともに、統一基準を導入した販売士の在籍するＪＵショップを「認定 店」として打ち出すことによって、安心して中古車を選べる店舗であることをアピール していく。これらを通じて一部の悪質業者によって作られた中古車業界の“グレー”な 印象を打ち消し、ユーザー吸収につなげていく。
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